JPH0550438U - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JPH0550438U
JPH0550438U JP10931391U JP10931391U JPH0550438U JP H0550438 U JPH0550438 U JP H0550438U JP 10931391 U JP10931391 U JP 10931391U JP 10931391 U JP10931391 U JP 10931391U JP H0550438 U JPH0550438 U JP H0550438U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子スチルカメラにおいて、モータの個数を
削減して低コスト化を図る。 【構成】 絞り機構4の絞り羽根20による開口度を調
整し、シャッタ機構6のシャッタ羽根40を開成させて
ロック部材42でロックし、この状態で撮像素子を駆動
し、この駆動開始時点からロック部材42のロック解除
によりシャッタ羽根40が閉成する時点までの時間で撮
影をする電子スチルカメラにおいて、正逆回転可能なモ
ータと、このモータの正転による動作で絞り羽根20の
開口度を調整し、モータの正転によって初期位置に戻る
動作でシャッタ羽根40を開成してロック部材42でロ
ックし、モータの逆転による動作でロック部材42のロ
ックを解除してシャッタ羽根40を閉成させる駆動機構
3と、絞り羽根20をその開口度が調整された状態に保
持し、シャッタ羽根40が閉成した後、絞り羽根20の
保持を解除して絞り羽根20を初期位置に戻す保持復帰
機構5とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
CCDなどの撮像素子を備えた電子スチルカメラでは、絞り機構の絞り羽根に よる開口度を調整することにより光量を制限するとともに、シャッタ機構のシャ ッタ羽根を開成させてロック部材でロックし、この状態で撮像素子を駆動し、こ の駆動開始時点からロック部材によるロックが解除されてシャッタ羽根が閉成す る時点までの時間で撮影をしている。 この電子スチルカメラでは、従来、絞り機構およびシャッタ機構がステップモ ータなどの特殊なモータによりそれぞれ別々に駆動されているとともに、各モー タの動作がそれぞれ別々の制御回路により制御されている。例えば、絞り機構を 駆動するモータは、正方向への回転により絞り羽根の開口度を調整し、逆方向へ の回転で絞り羽根を元の初期位置に戻すように、制御回路により制御されている 。また、シャッタ機構を駆動するモータは、正方向への回転でシャッタ羽根を開 成してロック部材でロックし、逆方向への回転でロックを解除してシャッタ羽根 を閉成するように、制御回路により制御されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電子スチルカメラでは、絞り機構およびシャッタ機 構をそれぞれ別々のモータで駆動しているため、モータの個数が多くなり、製造 コストが高くなるという問題がある。特に、モータは正逆方向への回転を制御す るための制御回路が必要であり、しかも絞り機構を駆動するモータとシャッタ機 構を駆動するモータとで制御回路が異なり、それぞれ別の制御回路が必要である ため、より一層、コストが高くなるという問題がある。 この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、モー タの個数を削減してコストを低減することのできる電子スチルカメラを提供する ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するため、絞り機構の絞り羽根による開口度を調 整して光量を制限するとともに、シャッタ機構のシャッタ羽根を開成させてロッ ク部材でロックし、この状態で撮像素子を駆動し、この駆動開始時点からロック 部材によるロックが解除されてシャッタ羽根が閉成する時点までの時間で撮影を する電子スチルカメラにおいて、正転および逆転可能なモータと、このモータの 正転による動作で絞り羽根の開口度を調整するとともに、モータの正転によって 初期位置に戻る動作でシャッタ羽根を開成してロック部材でロックし、モータの 逆転によって逆方向への動作でロック部材によるロックを解除してシャッタ羽根 を閉成させる駆動機構と、絞り羽根をその開口度が調整された状態に保持すると ともに、シャッタ羽根が閉成した後、絞り羽根の保持を解除して絞り羽根を初期 位置に戻す保持復帰機構とを備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
この考案の手段の作用は次の通りである。 シャッタ機構のシャッタ羽根が開成してロック部材によりロックされた状態で 、駆動機構がモータの正回転によって正方向へ動作すると、これに伴って絞り機 構が駆動されて絞り羽根の開口度が調整される。すると、絞り機構の絞り羽根は 保持復帰機構により開口度が調整された状態で保持される。この状態で、駆動機 構がモータの逆回転によって逆方向へ動作して初期位置を通過すると、ロック部 材によるシャッタ羽根のロックが解除されてシャッタ羽根が閉成する。このよう にシャッタ羽根のロックが解除されるときには、撮像素子が駆動され、この撮像 素子の駆動開始時点からシャッタ羽根が閉成する時点までの時間で撮像素子が撮 影をする。なお、シャッタ羽根が閉成した後は、保持復帰機構による絞り機構の 保持が解除されて絞り羽根が元の初期位置に戻るとともに、駆動機構がモータの 正転によって正方向へ動作すると、シャッタ羽根が元の初期位置に戻される。こ れにより、1回の撮影動作が終了する。
【0006】
【実施例】
以下、図1〜図3を参照して、この考案の一実施例を説明する。
【0007】 図1および図2において、1は電子スチルカメラ内に組み込まれる台板である 。この台板1は四角形状に形成され、その中央には円形孔1aが形成されている 。台板1の一面(被写体側の面)には、図1(A)および図2(A)に示すよう に、モータ2、駆動機構3、絞り機構4、および保持復帰機構5が設けられてい る。また、台板1の他面(撮像素子側の面)には、図1(B)および図2(B) に示すように、シャッタ機構6およびトリガースイッチ7が設けられている。
【0008】 モータ2は正転および逆転可能なステップモータなどであり、図示しない制御 回路によって動作が制御される構造となっている。このモータ2の出力軸には小 歯車10が設けられており、この小歯車10には中間歯車11が噛み合っている 。
【0009】 駆動機構3は駆動円板12を備えている。駆動円板12は、中央に台板1の円 形孔1aと対応する円形孔13が形成され、台板1に対して円形孔13を中心に 回転可能に取り付けられている。駆動円板12の外周部の一部には、中間歯車1 1が噛み合う歯車部14が形成されている。この歯車部14と対向する駆動円板 12の外周部にはカム突起15が形成されている。さらに、歯車部14の近傍に おける駆動円板12の外周部には突出部16が形成されており、この突出部16 には台板1の円弧状の長孔8内に移動可能に挿入された操作ピン17が設けられ ている。
【0010】 絞り機構4は、複数個(図では5枚)の絞り羽根20と、この5枚の絞り羽根 20を回動させる絞り円板21とを備え、これらが台板1と駆動円板12の間に 配置されている。絞り羽根20はそれぞれ台板1に環状に配列された5本の軸2 2に回動可能に取り付けられており、各絞り羽根20の所定個所にはそれぞれピ ン23が絞り円板21に向けて突出して設けられている。絞り円板21は、駆動 円板12よりも少し小さな円形状に形成され、その中央に台板1の円形孔1aと 対応する円形孔24が形成され、台板1に対して円形孔24を中心に回転可能に 取り付けられている。この絞り円板20の所定の5個所には、各絞り羽根20の ピン23が移動可能に挿入して絞り円板21の回転に応じて各絞り羽根20を軸 22を中心に回動させる絞り調整用の細長いガイド孔25が形成されている。ま た、絞り円板21の外周部には突出部26が形成されており、この突出部26に は駆動円板12のカム突起15が当接して駆動円板12とともに絞り円板21を 回転させるための当接ピン27が設けられている。
【0011】 保持復帰機構5は、電磁石30、磁性板31、および復帰バネ32で構成され ている。電磁石30は、絞り円板21の外周近傍における台板1にヨーク33が 固定され、このヨーク33にコイルボビン34が取り付けられ、このコイルボビ ン34が通電されると磁性板31を吸着し、通電が断たれると磁性板31の吸着 を解除する構造となっている。磁性板31は電磁石30の吸着面を摺動するよう に台板1に上下方向に移動可能に設けられている。この磁性板31には絞り円板 21に向けて突出した連結部35が形成されており、この連結部35には絞り円 板21の当接ピン27が移動可能に挿入する長孔36が形成されている。復帰バ ネ32は、一端が磁性板31に、他端が台板1に取り付けられ、常に磁性板31 を図1(A)に示す初期位置に向けて付勢するとともに、連結部35の長孔36 内に挿入された当接ピン27を介して絞り円板21を初期位置に戻するように構 成されている。なお、磁性板31は、電磁石30による吸着力が解除された際に 、コイルバネ32により図1(A)において下方に向けて移動され、連結部35 が台板1に設けられたストッパピン37に当接することにより初期位置に位置規 制されている。
【0012】 シャッタ機構6は、図1(B)および図2(B)に示すように、2枚のシャッ タ羽根40と、これらシャッタ羽根40を開閉する開閉レバー41と、この開閉 レバー41を係脱可能にロックするロック部材42とを備えている。 シャッタ羽根40は、それぞれ、ほぼ三日月形状に形成された平板であり、各 凹部側が対向し、中間部が台板1の円形孔1aに対して開閉可能に対応し、かつ 各上端部が重なり合った状態で配置され、重なり合った各上端部が台板1に所定 間隔隔てて設けられた2本の軸43にそれぞれ回動可能に取り付けられている。 開閉レバー41は、ほぼ「く」の字状に形成された平板であり、そのほぼ中間 部が2本の軸43の一方に回動可能に取り付けられ、その一端部(図では下側端 部)41aが重なり合ったシャッタ羽根40の下に配置され、他端部(図では上 側端部)41bが台板1の長孔8側に配置されている。開閉レバー41の一端部 41aには、重なり合ったシャッタ羽根40に対応して形成された長孔44内に 移動可能に挿入するピン45が設けられている。また、開閉レバー41の他端部 41bには、常に開閉レバー41を反時計方向に回動させるように付勢するコイ ルバネ46が取り付けられている。したがって、開閉レバー41は、自由状態で コイルバネ46のバネ力により、他端部41bの先端側が図2(B)に示すよう に台板1の長孔8に重なり合うように位置し、この他端部41bの先端側がコイ ルバネ46のバネ力に抗して駆動円板12の操作ピン17により押圧されると、 軸43を中心に回動して、図1(B)に示すように他端部41bの先端側が台板 1の長孔8と重なり合わない位置に配置されるようになっている。 ロック部材42は、台板1に設けられた軸47に回動可能に設けられ、一端部 (同図では下端部)42aが開閉レバー41の一端部41aの先端を係脱可能に ロックし、他端部(同図では上端部)42bが台板1の長孔8の一端部付近に配 置されている。このロック部材42は、一端部42aに設けられたコイルバネ4 8により常に時計方向に回動するように付勢されており、他端部42bが駆動円 板12の操作ピン17によりコイルバネ48のバネ力に抗して押圧されると、時 計方向に回動して開閉レバー41のロックを解除する構造となっている。
【0013】 トリガースイッチ7は、互いに接離可能に接触する一対の接触子50、51を 有し、台板1の長孔8を挾んで開閉レバー41と対向する台板1の個所に設けら れている。一対の接触子50、51のうち、一方の接触子50はその先端が台板 1の長孔8に到達せずに半円弧状に湾曲されており、他方の接触子51は駆動円 板12の操作ピン17により押圧されて一方の接触子50から離間するように、 その先端が長孔8を横切ってロック部材42の手前近傍に延設されている。この トリガースイッチ7は、一対の接触子50、51が互いに接触しているときにオ フ状態となり、一対の接触子50、51が互いに離間したときにオン状態となっ てトリガー信号を出力する。
【0014】 なお、この電子スチルカメラでは、上述した各機構のほかに、台板1の円形孔 1aを通る光軸の延長上に配置されたCCDなどの撮像素子(図示せず)、トリ ガースイッチ7がオンした時点から所定時間(遅延時間)t1遅れて撮像素子を 駆動するための駆動信号を出力する遅延回路、絞り羽根20による開口度と遅延 回路の遅延時間t1を決定する測光手段などを備えている。
【0015】 つぎに、上記のように構成された電子スチルカメラの撮影動作について、図1 〜図3を参照しながら説明する。
【0016】 初期状態では、図1(A)に示すように、保持復帰機構5の電磁石30が磁性 板31を吸着せず、磁性板31が復帰バネ32により下方に付勢されて、磁性板 31の連結部35が台板1のストッパピン37に当接しており、これに伴って絞 り機構4の絞り羽根20が全開状態に開成されている。また、シャッタ機構6は 図1(B)に示すようにシャッタ羽根40が開成されて、開閉レバー41がロッ ク部材42によりロックされている。
【0017】 この状態で、モータ2が測光手段のデータに基づいて駆動されると、その回転 が小歯車10および中間歯車11を介して駆動円板12の歯車部14に伝達され 、これにより駆動円板12が図1(A)において時計方向に回転し、駆動円板1 2のカム突起15が絞り円板21の当接ピン27に当接して、この当接ピン27 を同方向に移動させるとともに、絞り円板21を同方向に回動させる。すると、 絞り円板21の各ガイド孔25も同様に時計方向に移動し、これらのガイド孔2 5の移動に伴って絞り羽根20のピン23が移動するので、5枚の絞り羽根20 はそれぞれ軸22を中心に回動し、図2(A)に示すように各絞り羽根20によ る開口度(口径)が調整される。なお、図2(A)では開口度が最小の大きさに なっているが、実際には測光手段のデータに基づいて適正な開口度に調整される 。 このように絞り円板21が回転して絞り羽根20が回動するときには、保持復 帰機構5の磁性板31が復帰バネ32のバネ力に抗して絞り円板21の当接ピン 27により上方に移動される。そして、絞り羽根20による開口度が調整される と、電磁石30のコイルボビン34が通電され、電磁石30が磁性板31を吸着 して固定する。これにより、絞り機構4は絞り羽根20の開口度が調整された状 態に保持される。
【0018】 この後、モータ2が逆方向に回転して、駆動円板12を図1(A)において反 時計方向に回転させる。このときには、絞り円板21が保持復帰機構5により保 持されているので、駆動円板12のみが回転することになる。そして、駆動円板 12が反時計方向に回転して、図1(B)に示す初期位置に戻った後、さらに回 転を続けると、駆動円板12の操作ピン17は台板1の長孔8内を移動し、トリ ガースイッチ7の他方の接触子51に当接し、この接触子51を一方の接触子5 0から離間させる。すると、トリガースイッチ7がオン状態となり、トリガー信 号を遅延回路に出力し、この遅延回路から所定時間t1遅延された駆動信号が出 力され、この駆動信号により撮像素子が駆動されて撮影を開始する。この後、さ らに操作ピン17が同方向に移動し、シャッタ機構6のロック部材42に当接し て、このロック部材42をコイルバネ48に抗して押圧すると、ロック部材42 はトリガースイッチ7がオンしてから所定時間t2遅れて操作ピン17により押 圧されて図1(B)において時計方向に回動し、開閉レバー41のロックを解除 する。すると、開閉レバー41はコイルバネ46により付勢されて同図において 反時計方向に回動し、2枚のシャッタ羽根40を各軸43を中心に回動させて閉 成する。
【0019】 このように、撮像素子が駆動されてからシャッタ羽根40が閉成するまでの時 間で撮影が行われる。このため、トリガースイッチ7がオンしてからシャッタ羽 根40が閉じ始めるまでの時間t2が長くても、遅延回路によりトリガースイッ チ7がオンしてから所定時間t1遅れて撮像素子を駆動し、しかも絞り羽根20 による開口度が調整されているので、有効露出量は図3に斜線で示した部分とな り、希望する露出量を得ることができ、良好に撮影を行うことができる。
【0020】 このようにして撮影が行われた後は、電磁石30のコイルボビン34への通電 が断たれて電磁石30による磁性板31の固定が解除される。このため、磁性板 31は復帰バネ32により下方に向けて移動し、図1(A)に示すように台板1 のストッパピン37に当接して元の初期位置に戻り、このときに絞り円板21を 反時計方向に回転させ、5枚の絞り羽根20を元の全開状態に戻す。
【0021】 また、これと同時に、駆動機構3の駆動円板12がモータ2により駆動されて 図2(B)において反時計方向に回転される。このときには、駆動円板12の操 作ピン17がシャッタ機構6のロック部材42に当接した個所に位置しているた め、操作ピン17が長孔8に沿って反時計方向に移動すると、まず、ロック部材 42が回動して元の位置に戻り、次いでトリガースイッチ7の接触子51が元の 位置に復帰して一方の接触子50に接触してトリガースイッチ7がオフ状態とな り、撮像素子の駆動が停止される。さらに、操作ピン17が反時計方向に移動す ると、開閉レバー41の他端部41bが台板1の長孔8上に重なっているので、 この他端部41bに当接し、開閉レバー41をコイルバネ46のバネ力に抗して 反時計方向に回動させる。すると、2枚のシャッタ羽根40はそれぞれ軸43を 中心に回動して開成された後、開閉レバー41の一端部41aの先端がロック部 材42に係止されてロックされ、これにより2枚のシャッタ羽根40が開成状態 にロックされる。引き続き、駆動円板10は同方向に回転して図1(A)に示す ように、カム突起15が絞り円板20の当接ピン27に当接して、その回転が停 止されることにより元の初期位置に戻る。 これにより、1回の撮影動作が終了する。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、絞り羽根をその開口度が調整された 状態に保持するとともに、シャッタ羽根が閉成した後、絞り羽根の保持を解除し て絞り羽根を初期位置に戻す保持復帰機構を追加するだけで、絞り機構およびシ ャッタ機構を動作させる駆動機構を正転および逆転可能な一つのモータで駆動す ることができるので、従来のように絞り機構およびシャッタ機構をそれぞれ別の モータで駆動する必要がなく、モータの個数を削減することができるとともに、 モータの制御回路も一つですむため、大幅にコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は駆動機構、絞り機構、および保持復帰
機構の初期状態を示す被写体側より見た正面図、(B)
はシャッタ機構およびトリガースイッチの初期状態を示
す撮像素子側より見た背面図。
【図2】(A)は絞り機構の絞り羽根による開口度が調
整された状態での被写体側より見た正面図、(B)はシ
ャッタ機構のシャッタ羽根が閉成された状態での撮像素
子側より見た背面図。
【図3】電子スチルカメラの撮影時におけるタイミング
を示す図。
【符号の説明】
2 モータ 3 駆動機構 4 絞り機構 5 保持復帰機構 6 シャッタ機構 20 絞り羽根 40 シャッタ羽根 42 ロック部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞り機構の絞り羽根による開口度を調整
    して光量を制限するとともに、シャッタ機構のシャッタ
    羽根を開成させてロック部材でロックし、この状態で撮
    像素子を駆動し、この駆動開始時点から前記ロック部材
    によるロックが解除されて前記シャッタ羽根が閉成する
    時点までの時間で撮影をする電子スチルカメラにおい
    て、 正転および逆転可能なモータと、 前記モータの正転による動作で前記絞り羽根の開口度を
    調整するとともに、前記モータの正転によって初期位置
    に戻る動作で前記シャッタ羽根を開成して前記ロック部
    材でロックし、前記モータの逆転によって逆方向への動
    作で前記ロック部材によるロックを解除して前記シャッ
    タ羽根を閉成させる駆動機構と、 前記絞り羽根をその開口度が調整された状態に保持する
    とともに、前記シャッタ羽根が閉成した後、前記絞り羽
    根の保持を解除して前記絞り羽根を初期位置に戻す保持
    復帰機構と、 を備えたことを特徴とする電子スチルカメラ。
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