JPH0553371U - 電子スチルカメラ - Google Patents
電子スチルカメラInfo
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- JPH0553371U JPH0553371U JP109314U JP10931491U JPH0553371U JP H0553371 U JPH0553371 U JP H0553371U JP 109314 U JP109314 U JP 109314U JP 10931491 U JP10931491 U JP 10931491U JP H0553371 U JPH0553371 U JP H0553371U
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Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子スチルカメラにおいて、シャッタ機構に
絞り機能をもたせることにより、モータの個数を削減し
てコストを低減する。 【構成】 シャッタ機構6のシャッタ羽根30を開成さ
せた状態で撮像素子を駆動し、この駆動開始時点からシ
ャッタ羽根30が閉成する時点までの時間で撮影をする
電子スチルカメラにおいて、シャッタ羽根30を開閉す
る駆動レバー4と、この駆動レバー4を駆動してシャッ
タ羽根30を開成する駆動源3と、駆動レバー30に連
結されてシャッタ羽根30をその開口度が適正露出に調
整された状態に保持する保持機構5と、この保持機構5
による保持が解除されたときに駆動レバー4を作動させ
てシャッタ羽根30を閉成する復帰バネ7とを備えた。
絞り機能をもたせることにより、モータの個数を削減し
てコストを低減する。 【構成】 シャッタ機構6のシャッタ羽根30を開成さ
せた状態で撮像素子を駆動し、この駆動開始時点からシ
ャッタ羽根30が閉成する時点までの時間で撮影をする
電子スチルカメラにおいて、シャッタ羽根30を開閉す
る駆動レバー4と、この駆動レバー4を駆動してシャッ
タ羽根30を開成する駆動源3と、駆動レバー30に連
結されてシャッタ羽根30をその開口度が適正露出に調
整された状態に保持する保持機構5と、この保持機構5
による保持が解除されたときに駆動レバー4を作動させ
てシャッタ羽根30を閉成する復帰バネ7とを備えた。
Description
【0001】
この考案は電子スチルカメラに関する。
【0002】
CCDなどの撮像素子を備えた電子スチルカメラでは、絞り機構の絞り羽根に よる開口度を調整することにより光量を制限するとともに、シャッタ機構のシャ ッタ羽根を開成させてロック部材でロックし、この状態で撮像素子を駆動し、こ の駆動開始時点からロック部材によるロックが解除されてシャッタ羽根が閉成す る時点までの時間で撮影をしている。 この電子スチルカメラでは、従来、絞り機構およびシャッタ機構がステップモ ータなどの特殊なモータによりそれぞれ別々に駆動されているとともに、各モー タの動作がそれぞれ別々の制御回路により制御されている。例えば、絞り機構を 駆動するモータは、正方向への回転により絞り羽根の開口度を調整し、逆方向へ の回転で絞り羽根を元の初期位置に戻すように、制御回路により制御されている 。また、シャッタ機構を駆動するモータは、正方向への回転でシャッタ羽根を開 成してロック部材でロックし、逆方向への回転でロックを解除してシャッタ羽根 を閉成するように、制御回路により制御されている。
【0003】
しかしながら、このような電子スチルカメラでは、絞り機構およびシャッタ機 構をそれぞれ別々のモータで駆動しているため、モータの個数が多くなり、製造 コストが高くなるという問題がある。特に、モータは正逆方向への回転を制御す るための制御回路が必要であり、しかも絞り機構を駆動するモータとシャッタ機 構を駆動するモータとで制御回路が異なり、それぞれ別の制御回路が必要である ため、より一層、コストが高くなるという問題がある。 この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、シャ ッタ機構に絞り機能をもたせることにより、モータの個数を削減してコストを低 減することのできる電子スチルカメラを提供することである。
【0004】
この考案は、上記目的を達成するため、シャッタ機構のシャッタ羽根を開成さ せた状態で撮像素子を駆動し、この駆動開始時点からシャッタ羽根が閉成する時 点までの時間で撮影をする電子スチルカメラにおいて、シャッタ羽根を開閉する 駆動機構と、この駆動機構を駆動してシャッタ羽根を開成する駆動源と、駆動機 構に連結されてシャッタ羽根をその開口度が適正露出に調整された状態に保持す る保持機構と、この保持機構による保持が解除されたときに駆動機構を作動させ てシャッタ羽根を閉成する復帰部材とを備えたことを特徴とする。
【0005】
この考案の手段の作用は次の通りである。 駆動源により駆動機構が駆動されると、この駆動機構によりシャッタ機構のシ ャッタ羽根が開成され、シャッタ羽根による開口度が適正露出に調整されると、 保持機構が作動し、駆動機構をロックしてシャッタ羽根を適正露出状態に保持す る。この状態で、駆動源が初期状態に戻り、撮像素子が駆動されると、所定時間 後に保持機構による駆動機構のロックが解除される。すると、復帰部材により駆 動機構が初期位置に戻るとともに、この駆動機構によりシャッタ羽根が閉成する ことになる。このため、撮像素子の駆動開始時点からシャッタ羽根が閉成する時 点までの時間で撮像素子が撮影をする。
【0006】
以下、図1〜図3を参照して、この考案の一実施例を説明する。
【0007】 図1および図2において、1は電子スチルカメラ内に組み込まれる台板である 。この台板1は四角形状に形成され、そのほぼ中央には円形孔2が形成されてい る。台板1には、図1および図2に示すように、駆動源3、駆動レバー(駆動機 構)4、保持機構5、シャッタ機構6、および復帰バネ(復帰部材)7が設けら れている。
【0008】 駆動源3は正転および逆転可能なモータ(図示せず)によって回転するカム板 10を備えている。このカム板10は台板1の右上側に設けられた軸11に回転 可能に取り付けられている。カム板10の外周面は軸11を中心とする渦巻状に 形成され、その一端部と他端部が到達する個所に段差部12が形成されている。 なお、モータは図示しない駆動制御回路によって動作が制御される構造となって いる。
【0009】 駆動レバー4は帯板状の一端部をL字状に折り曲げた形状の板部材であり、そ の角部が台板1に設けられた軸13に回動自在に取り付けられている。駆動レバ ー4の一端部にはカム板10の外周面に当接する当接ピン14が設けられている 。また、駆動レバー4の他端部は左上側に延びており、その先端部には連結ピン 15が設けられている。この他端部側には駆動レバー4を常に反時計方向に回動 させるように付勢する復帰バネ7が設けられている。さらに、駆動レバー4の他 端部側における中間部には操作ピン16が設けられている。
【0010】 保持機構5は、電磁石20および磁性板21によって構成されている。電磁石 20は、駆動レバー4の他端部側近傍における台板1にヨーク22が固定され、 このヨーク22にコイルボビン23が取り付けられ、このコイルボビン23が通 電されると磁性板21を吸着し、通電が断たれると磁性板21の吸着を解除する 構造となっている。磁性板21は電磁石20の吸着面を摺動するように台板1に 上下方向に移動可能に設けられている。この磁性板21には駆動レバー4の他端 部に向けて突出した連結突起24が形成されており、この連結突起24には駆動 レバー4の連結ピン15が移動可能に挿入する長孔25が形成されている。した がって、磁性板21は、駆動レバー4の回動動作により復帰バネ7のバネ力に抗 して上方に向けて移動し、電磁石20により吸着されて固定される。なお、保持 機構5は、電磁石20のコイルボビン23が通電されたときにオン信号を出力す る。
【0011】 シャッタ機構6は、2枚のシャッタ羽根30を備えている。シャッタ羽根30 は、それぞれ、ほぼ三日月形状に形成された平板であり、各凹部側を対向させ、 中間部が台板1の円形孔2を開閉可能に対応して各上端部が重なり合った状態で 配置され、この重なり合った上端部が台板1に設けられた1本の軸31に回動可 能に取り付けられている。また、各シャッタ羽根30の上端部の両側には駆動レ バー4に設けられた連結ピン15および操作ピン16が移動可能に挿入する長孔 32がそれぞれ設けられている。
【0012】 なお、この電子スチルカメラでは、上述した各機構のほかに、台板1の円形孔 1aを通る光軸の延長上に配置されたCCDなどの撮像素子(図示せず)、電磁 石20からオン信号が出力された時点から所定時間経過した後に撮像素子を駆動 した上、所定時間(遅延時間)t1後に電磁石20への通電を断つオフ信号を出 力してシャッタ羽根30を閉成するためのシャッタ制御回路、および絞り羽根2 0による開口度とシャッタ制御回路の遅延時間を決定する測光手段などを備えて いる。
【0013】 つぎに、上記のような電子スチルカメラの撮影動作について、図1〜図3を参 照して説明する。
【0014】 初期状態では、図2に示すように、シャッタ機構6のシャッタ羽根30が閉成 され、駆動レバー4の当接ピン14がカム板10の段差部12の低い個所に当接 している。この状態で、測光手段のデータに基づいてモータが正回転して、カム 板10が時計方向に回転すると、カム板10の回転に伴って駆動レバー4の当接 ピン14が押圧されて左方向へ移動するので、駆動レバー4が復帰バネ7のバネ 力に抗して軸13を中心に時計方向へ回動する。すると、駆動レバー4の他端部 に設けられた連結ピン15により保持機構5の磁性板21が上方に向けて移動さ れるとともに、駆動レバー4の連結ピン15と操作ピン16とにより2枚のシャ ッタ羽根30がそれぞれ軸31を中心に台板1の円形孔2を開く方向へ回動する 。
【0015】 このように2枚のシャッタ羽根30が回動して、図1に示すように、シャッタ 羽根30による開口度(口径)が適正な露出状態(図1では全開状態を示してい るが、必ずしも全開状態である必要はない)になると、電磁石20のコイルボビ ン23が通電されて磁性板21を吸着する。これにより、駆動レバー4が固定さ れ、2枚のシャッタ羽根30が適正な露出状態に保持される。このようにシャッ タ羽根30が保持機構5により保持された後は、モータが逆回転してカム板10 を元の初期位置に戻す。このときには、駆動レバー4の当接ピン14はカム板1 0の段差部12と対応する個所から左側に離間している。また、このときには、 保持機構5からオン信号が出力され、このオン信号が出力された時点から所定時 間経過した後に撮像素子がシャッタ制御回路により駆動されて撮影を開始する。
【0016】 このように撮影を開始した時点から所定時間t1後にシャッタ制御回路により 電磁石20への通電が断たれ、電磁石20による磁性板21の吸着が解除される と、図2に示すように、復帰バネ7により駆動レバー4が軸13を中心に反時計 方向に回動する。これにより、保持部材5の磁性板21が下方に移動するととも に、2枚のシャッタ羽根30がそれぞれ軸31を中心に台板1の円形孔2を閉じ る方向に回動して閉成する。
【0017】 このように、撮像素子が駆動されてからシャッタ羽根30が閉成するまでの時 間で撮影が行われる。このときには、シャッタ羽根30による開口度が調整され ているとともに、制御回路により撮像素子が撮影を開始した時点から所定時間t 1後に電磁石20への通電を断ちシャッタ羽根30を閉成させるので、有効露出 量は図3に斜線で示す部分となり、希望する露出量で良好に撮影を行うことがで きる。
【0018】
以上説明したように、この考案によれば、シャッタ機構のシャッタ羽根を適正 露出状態に開成して保持機構により保持することにより、シャッタ機構に絞り機 能をもたせて別構造の絞り機構を不要としたので、従来のようにシャッタ機構と 絞り機構とを別々に駆動する必要がなく、一つのモータで簡単に駆動することが でき、モータの個数を削減して大幅にコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタ羽根を開いた状態における電子スチル
カメラの要部を示す正面図。
カメラの要部を示す正面図。
【図2】シャッタ羽根を閉じた状態における電子スチル
カメラの要部を示す正面図。
カメラの要部を示す正面図。
【図3】電子スチルカメラの撮影時におけるタイミング
を示す図。
を示す図。
3 駆動源 4 駆動レバー 5 保持機構 6 シャッタ機構 30 シャッタ羽根
Claims (1)
- 【請求項1】 シャッタ機構のシャッタ羽根を開成させ
た状態で撮像素子を駆動し、この駆動開始時点から前記
シャッタ羽根が閉成する時点までの時間で撮影をする電
子スチルカメラにおいて、 前記シャッタ羽根を開閉する駆動機構と、この駆動機構
を駆動して前記シャッタ羽根を開成する駆動源と、前記
駆動機構に連結されて前記シャッタ羽根をその開口度が
適正露出に調整された状態に保持する保持機構と、この
保持機構による保持が解除されたときに前記駆動機構を
作動させて前記シャッタ羽根を閉成する復帰部材とを備
えたことを特徴とする電子スチルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP109314U JPH0553371U (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 電子スチルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP109314U JPH0553371U (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 電子スチルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553371U true JPH0553371U (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=14507073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP109314U Pending JPH0553371U (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 電子スチルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0553371U (ja) |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP109314U patent/JPH0553371U/ja active Pending
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