JP2562345Y2 - 電磁アクチュエータ - Google Patents

電磁アクチュエータ

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JP2562345Y2
JP2562345Y2 JP7225792U JP7225792U JP2562345Y2 JP 2562345 Y2 JP2562345 Y2 JP 2562345Y2 JP 7225792 U JP7225792 U JP 7225792U JP 7225792 U JP7225792 U JP 7225792U JP 2562345 Y2 JP2562345 Y2 JP 2562345Y2
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JP
Japan
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yoke
coil
shaped
electromagnetic actuator
movable
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JP7225792U
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JPH0631108U (ja
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信一 大友
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カメラのシャッタ駆動
用、携帯用家電製品の小型モータの接点切換駆動用等に
用いる、小型で精密な機器類の内部に組み込まれる電磁
アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電磁アクチュエータは図3
に示すように、図3の(a)に示す永久磁石4が組み込
まれた自己保持型の電磁アクチュエータと、図3の
(b)に示す電流駆動保持型の電磁アクチュエータがあ
り、之等の電磁アクチュエータは2本足の略U字型の固
定ヨーク21と固定ヨーク21の先端に配置した可動ヨ
ーク22と、固定ヨーク21の両脚に巻回したコイル
と、自己保持型の電磁アクチュエータでは、固定ヨーク
の両脚に可動ヨークを磁気的に保持するための永久磁石
4が配置されて構成されており、構造上コイル23が電
磁アクチュエータの外側に面しているため電磁アクチュ
エータの近傍の電磁干渉をきらう装置に悪影響を与えた
り、他の可動パーツが何らかの衝撃により電磁アクチュ
エータに接触したりするとコイルが断線したりするとい
う問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこれらの欠点
を除去するため磁気回路を3本足を持つヨークとし、中
足に駆動電流を供給するコイルを挿入し配置した構造と
することにより、大きさも同じで駆動力も従来品と変わ
らず、しかもコイル外側部が従来品に比べて内側にな
り、従ってコイルは電磁アクチュエータの外側面に露出
していない故、コイルクラッシュの可能性が少なく電磁
アクチュエータの近傍の電磁干渉をきらう装置に悪影響
を及ぼしにくい電磁アクチュエータを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はコイルが巻回さ
れる中足と中足の両側に配置した2つの足からなる磁気
回路の形状が略W字型またはT字型の固定ヨークと略T
字型または略W字型の可動ヨークと、可動ヨークを駆動
するコイル、及びコイルと永久磁石により構成された電
磁アクチュエータであり、大きさ、及び駆動力も従来と
変わりのないしかもコイルクラッシュの危険性が少な
く、近傍の電磁干渉をきらう装置に悪影響を及ぼしにく
い構造とした電磁アクチュエータとする。
【0005】即ち本考案は、1.中足方向に着磁した永
久磁石を装着した軟磁性高飽和磁束密度を有する軟磁性
材からなる3本の足を有する略W字型の固定ヨークと、
前記3本の足に吸着、離反する様に配置された略T字型
の可動ヨークと、前記固定ヨークと可動コイルの中足に
コイルを巻回し形成した事を特徴とする自己保持型の電
磁アクチュエータである。
【0006】2.略T字型の中足方向に着磁した永久磁
石を装着した固定ヨークと、略W字型の可動ヨークと、
前記固定ヨークと可動コイルの中足にコイルを巻回し形
成したことを特徴とする自己保持型電磁アクチュエータ
である。
【0007】3.永久磁石が装着されない略T字型の固
定ヨークと、3本の足及び足元部に吸着離反できる様に
配置された略W字型の可動ヨーク、又は略W字型の固定
ヨークと略T字型の可動ヨークと、前記固定ヨークと可
動コイルの中足にコイルを巻回してなる電流駆動保持型
の電磁アクチュエータである。
【0008】
【作用】電磁回路を形成するのに、略W字型の固定ヨー
クと略T字型の可動ヨークを組合わせ、又は略T字型の
固定ヨークと略W字型の可動ヨークを形成して、夫々の
ヨークの中足に1個のコイルを組み込む構造とした電磁
アクチュエータであり、コイルの両側の足の断面は従来
のヨークの1/2の断面積となるのでコイルに近接する
電磁装置に対する電磁干渉を1/2以下にすることが出
来、形状も同じ大きさで、従来とほぼ同一の駆動力を持
つ電磁アクチュエータとすることが出来る。
【0009】
【実施例】図1は本考案による自己保持型の電磁アクチ
ュエータの一実施例であり、図1の(a)は平面図、図
1の(b)は側面図である。高飽和磁束密度を有する軟
磁性材からなる固定ヨーク1の中足1aの根元付近に、
中足方向に着磁された永久磁石4を配置してあり、更に
ボビン9に巻線されたコイル3を前記固定ヨーク1及び
可動ヨーク2の中足1a、2aに取り付ける。前記ボビ
ン9内を摺動し移動する中足2aをもつ可動ヨーク2を
前記固定ヨーク1に取り付けることにより本考案の電磁
アクチュエータを形成する。図1において、固定ヨーク
1の係止凹部10にはコイル3を巻回したボビン9と一
体で成形された互いに横方向内側を向く係止凸部11が
係止され固定ヨーク1にコイル3を係止固定する。
【0010】図2は固定ヨーク1側の磁気回路が略T字
型で可動ヨーク2側の磁気回路が略W字型をした自己保
持型の電磁アクチュエータの例を示し、又固定ヨーク1
にコイル3を巻回したボビン9はボビンと一体で成形さ
れた下方向を向く係止凸部13が固定ヨーク1の下面に
設けた係止凹部12に係止嵌合する構造としてある。
又、図1、図2の例は固定ヨーク1に永久磁石4を組み
込んだ、コイル3に常時電流を流さなくても固定ヨーク
1に可動ヨーク2を吸着する自己保持型の電磁アクチュ
エータであるが、永久磁石を固定ヨーク1から取り外す
ことにより、従来の電流駆動保持型の電流アクチュエー
タを構成し得ることは当然である。固定ヨーク1の2つ
の穴は固定ヨーク取付穴であり固定台に固定され、可動
ヨーク取付穴6には可動ヨーク取付穴を支点にし、一方
を固定点、他方を可動片とするアームが支持される。一
方一端を固定したばね7の他端は可動ヨーク取付穴6に
接続される。
【0011】本考案による電磁アクチュエータの動作を
簡単に説明する。電磁アクチュエータは固定ヨーク1の
固定ヨーク取付穴5を用いて機器に固定される。一方可
動ヨーク2への可動ヨーク取付穴6には可動ヨーク2の
動きを外部に伝えるレバーや、接点、バネ等が取り付け
られる。図1は、ばねが取り付けられた例である。通常
コイルに電流が印可されていない無通電時には、永久磁
石4の磁束により可動ヨーク2はばね7の引張力に打ち
勝って固定ヨーク1に吸着している。可動ヨークを作動
する時はコイルの端子8に電流を印可することにより固
定ヨーク1に作用している磁力を打ち消す電磁力をコイ
ル3から発生させて、固定ヨーク1の永久磁石による保
持力をばねの引張力により弱める事により、可動ヨーク
2は固定ヨーク1から離反する。再度電流を遮断状態に
すると、永久磁石4からの磁束がばね7の引張力に打ち
勝って可動ヨーク2を固定ヨーク1に吸着する動作を持
続する。
【0012】
【考案の効果】コイルが装置外側に露出しないため、コ
イルクラッシュの恐れが従来品より少なくできる。又磁
気回路を3本足型としたことにより、両側2本の足を従
来品の磁気回路の足の2分の1の断面積にできる。即ち
外側足を通る磁束・電磁力も従来の2分の1となるた
め、電磁アクチュエータの近傍に与える電磁干渉の影響
が少なくできる。更には従来品は2つのコイルを用いて
いたが、本考案による電磁アクチュエータは1個のコイ
ルでも従来品と同じ寸法で従来品と同等の駆動特性が得
られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電磁アクチュエータの構成を示す
図で、図1の(a)は平面図、図1の(b)は側面図。
【図2】本考案による電磁アクチュエータの他の構成を
示す図で、図2の(a)は平面図、図2の(b)は側面
図。
【図3】従来の電磁アクチュエータを示す平面図で、図
3の(a)は自己保持型を示す平面図、図3の(b)は
電磁駆動保持型を示す平面図。
【符号の説明】
1、21 固定ヨーク 1a 中足 2、22 可動ヨーク 2a 中足 3、23 コイル 4 永久磁石 5 固定ヨーク取付穴 6 可動ヨーク取付穴 7 ばね 8 端子 9、29 ボビン 10、12 係止凹部 11、13 係止凸部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中足方向に着磁した永久磁石を装着した
    高飽和磁束密度を有する軟磁性材からなる3本の足を有
    する略W字型の固定ヨークと、前記3本の足に吸着、離
    反する様に配置された略T字型の可動ヨークと、前記固
    定ヨークと可動ヨークの中足にコイルを巻回し形成した
    事を特徴とする自己保持型の電磁アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 略T字型の中足の方向に着磁した永久磁
    石を装着した固定ヨークと、略W字型の可動ヨークと、
    前記固定ヨークと可動コイルの中足にコイルを巻回し形
    成したことを特徴とする自己保持型の電磁アクチュエー
    タ。
  3. 【請求項3】 永久磁石が装着されない略T字型の固定
    ヨークと3本の足及び足元部に吸着離反できる様に配置
    された略W字型の可動ヨーク、又は略W字型の固定ヨー
    クと略T字型の可動ヨークと、前記固定ヨークと可動ヨ
    ークの中足にコイルを巻回してなる電流駆動保持型の電
    磁アクチュエータ。
JP7225792U 1992-09-21 1992-09-21 電磁アクチュエータ Expired - Lifetime JP2562345Y2 (ja)

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JPH0631108U JPH0631108U (ja) 1994-04-22
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JP2011204703A (ja) * 2008-06-25 2011-10-13 Nikkoshi Co Ltd 小型自己保持型ソレノイド

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