JPH0246017Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0246017Y2
JPH0246017Y2 JP4586685U JP4586685U JPH0246017Y2 JP H0246017 Y2 JPH0246017 Y2 JP H0246017Y2 JP 4586685 U JP4586685 U JP 4586685U JP 4586685 U JP4586685 U JP 4586685U JP H0246017 Y2 JPH0246017 Y2 JP H0246017Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
ring
coil
solenoid
switching contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4586685U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61162015U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4586685U priority Critical patent/JPH0246017Y2/ja
Publication of JPS61162015U publication Critical patent/JPS61162015U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0246017Y2 publication Critical patent/JPH0246017Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はソレノイドに関する。
(従来の技術) 一般に直流ソレノイドにおいては、吸引コイル
と保持コイルをボビンに巻装し、プランジヤ吸引
ストロークの途中で動作する切換用接点により各
コイルの電源への接続を切換えてプランジヤ保持
状態におけるコイル電流を減少させ、消費電力の
低減化、コイル温度上昇の抑制等をはかるコイル
切換式のソレノイドがしばしば用いられる。そし
てこのコイル切換式のソレノイドの小型コンパク
ト化を達成するものとして、考案者は実開昭59−
138215号のソレノイドを提案した。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記のソレノイドは、第6図に示すよ
うに、プランジヤ11の小径部15に摺動自在に
嵌挿した磁性材料製のリング16を蓋7に吸着
し、このリング16によつて押棒36を押して切
換用接点28を開くものであるが、リング16は
弾性体Sによつてプランジヤ11の段部14に向
う方向に付勢されている。この弾性体Sはプラン
ジヤ運動時などのリング16の振動を抑制するも
のであるが、この弾性体Sによるリング押付力を
弱くするとリング16が振動しやすく、プランジ
ヤ吸着時にリング16が第6図に鎖線45で示す
ように傾斜した状態で押棒36に衝突して切換用
接点28を早期に開いてしまうことがあり、逆に
弾性体Sによるリング押付力を強くするとプラン
ジヤ11が固定鉄心9に吸着する前に切換用接点
28を開いてしまう。このように切換用接点28
がプランジヤ吸着前に開くと、第7図に示すよう
に切換点Cにおいてプランジヤ吸引力が大巾に減
少するため、外部負荷Wに負けてプランジヤが吸
着されず引戻され、吸着不能事故をおこすという
問題がある。
この考案は上記問題点を解決するもので、プラ
ンジヤ吸引時における切換用接点の切換動作がプ
ランジヤ吸着後におこなわれ、プランジヤ吸着不
能事故を一掃できるソレノイドを提供しようとす
るものである。
(問題を解決するための手段) しかしてこの考案のソレノイドは、吸引コイル
と保持コイルを巻装し貫通穴を有するボビンと、
上記ボビンを囲繞する継鉄と、上記貫通穴に一部
が挿入されたプランジヤと、上記吸引コイルと上
記保持コイルの電源への接続状態を切換える切換
用接点とをそなえたソレノイドにおいて、上記プ
ランジヤの突出側端部に磁性材料製のリングをプ
ランジヤの軸線方向に摺動自在に嵌装し、上記プ
ランジヤに上記リング抜止用の抜止部材を設ける
とともに、上記リングと上記プランジヤの間に上
記リングを上記抜止部材に向つて付勢する弾性体
を介装させ、上記リングの上記継鉄への吸着動作
により上記切換用接点を切換えるようにしたこと
を特徴とするソレノイドである。
(作用) この考案のソレノイドにおいては、プランジヤ
に嵌装したリングは、弾性体により抜止部材に向
う方向に付勢され、プランジヤが固定鉄心に吸着
されたのちにリングが継鉄に吸着され、このリン
グにより切換用接点がプランジヤ保持状態に切換
えられる。
(実施例) 以下第1図乃至第5図によりこの考案の一実施
例を説明する。
図中、1は貫通穴2を有するボビンで、吸引コ
イル3aとこれに直列に接続した保持コイル3b
から成るコイル3が巻装されている。5はボビン
1を囲繞する継鉄で、磁性材料板をコ字状に折曲
成形したフレーム6と、このフレームにかしめ接
合した磁性材料板製の蓋7とから成る。継鉄5と
コイル3を巻装したボビン1の外周部との間に
は、モールド用樹脂が注入され固化して樹脂層8
を形成している。9は貫通穴2の一端部に挿入さ
れる形でフレーム6に突設固着した固定鉄心であ
る。また11は貫通穴2内に一部が挿入され、挿
入側端部12が固定鉄心9に接離自在であるプラ
ンジヤで、このプランジヤの突出側端部13には
段部14を介して小径部15が形成され、この小
径部には磁性材料製のリング16が摺動自在に嵌
装されている。17はプランジヤ11に嵌着した
リング抜止用の止め輪から成る抜止部材である。
また18はたとえばナイロン等の非磁性材料から
成る異形板状のホルダーで、プランジヤ11に設
けた切込状の溝19内に摺動自在に嵌挿され、そ
の肩部18aはリング16に係合している。20
は溝19の端部とホルダー18との間に装着され
た圧縮ばねから成る弾性体で、プランジヤ11を
抜止部材17に向つて付勢するためのものであ
る。プランジヤの突出側端部13は図示しない被
制御体に連結され、11aはこの連結用の穴であ
る。
一方、ボビン1のプランジヤ挿入側のつば21
は、厚肉異形状を呈し、外方への突出部22には
固定接点23を固着した保持板24が固着されて
いる。またつば21には外部に開口する細長い空
洞部25が形成され、該空洞部の底に基部を固着
した弾性材料製の支持片26には、上記固定接点
23に対向する可動接点27が固着してあり、こ
れら両接点23,27により切換用接点28が形
成されている。この切換用接点28は第4図示の
ように保持コイル3bに並列に接続されている。
30および31は各コイルの端部に接続した端子
で、ボビン1の他方のつば32に固着してある。
両接点の保持板24および支持片26の結線接続
端部33および34は、つば21の外方に突出
し、これらと各コイルあるいは各端子30,31
とを接続するリード線とともに、樹脂層8内に埋
没した形で固定保持されている。36は、一端が
リング16の段部14側の側面に、他端が支持片
26の中間部に、それぞれ対向する段付短軸状の
絶縁材料製の押棒で、蓋7とつば21の空洞部2
5の側壁部に穿設した段付穴状の貫通穴37に摺
動自在に嵌挿されている。押棒36の大径部先端
には細径の突起38が突設され、この突起は支持
片26に穿設した小穴に嵌挿されている。
上記構成のソレノイド40において、コイル断
電時にプランジヤ11は図示の位置にあり、リン
グ16はプランジヤ11とともに蓋7から離間し
た位置にあるので切換用接点28は閉成してい
る。端子30,31に給電すれば、保持コイル3
bは切換用接点28で短絡されているので吸引コ
イル3aに大電流が流れて、プランジヤ11が矢
印X方向に吸引され、これとともにリング16も
矢印X方向に移動する。このときリング16は弾
性体20により抜止部材17に圧接され、リング
の振動や傾斜が抑制される。そして先ず第5図に
示すようにプランジヤ11が固定鉄心9に吸着さ
れると、固定鉄心9から継鉄5のフレーム6、蓋
7、およびプランジヤ11を経て固定鉄心9に至
る磁路の磁気抵抗が減少して磁束密度が急増し、
押棒36に接触していない状態のリング16は、
急増した吸引力により弾性体20の付勢力に抗し
て蓋7に吸着される。このリング16の吸着動作
によつて押棒36が押圧され、切換用接点28が
開放して、吸引コイル3aとこれに直列接続した
保持コイル3bを小電流が流れる保持状態に切換
えられる。このようにプランジヤ11が固定鉄心
9に吸着した直後に切換用接点28が開くので、
第7図における切換点Cは吸着位置に移動したこ
とになり、外部負荷Wが作用していても吸着不能
事故をひきおこすことがないのである。なおプラ
ンジヤ吸着状態ではプランジヤの段部14は蓋7
の表面より少量内側に入つた位置にあり、リング
16は蓋7の表面に吸着され、この状態で固定接
点23と可動接点27の間には所定の接点距離が
確実に形成される。コイルの断電によるプランジ
ヤ11の突出動作時には、上記動作と逆の作用で
支持片26の弾性力により切換用接点28は閉成
状態に復帰する。
この考案は上記実施例に限定されるものではな
く、たとえば保持コイル3bと吸引コイル3aを
並列に接続し、この吸引コイルに切換用接点28
を直列に接続して、保持状態では保持コイル3b
のみでプランジヤの保持をおこなうなど、上記以
外の切換方式のコイルを用いてもよい。また上記
実施例ではプランジヤ11の小径部15にリング
16を嵌装したが、プランジヤ11は全体を同径
としてもよく、さらに突出側端部13の一部(端
部側)を大径としてこの大径部の段部をリング抜
止用の抜止部材として用いることもできる。また
リング16はホルダー18を用いずに直接弾性体
により押圧付勢するようにしてもよい。さらにプ
ランジヤ11の固定鉄心9への吸着状態において
は、切換用接点28が開かない程度であれば、リ
ング16は押棒36に接触していてもよい。
以上はこの考案をモールドによる一体成型式の
ソレノイドに適用した場合について説明したが、
この考案は一体成型式でないソレノイドにも適用
できるものである。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案によれば、切換用
接点を動作させるリングを弾性体により抜止部材
に向つて付勢する構成としたので、プランジヤ吸
着後に切換用接点を切換動作させることができ、
プランジヤ吸着不能事故を一掃することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すソレノイド
の一部切欠平面図、第2図は第1図のA−A線断
面図、第3図は第2図のB−B線断面図、第4図
は同じく結線図、第5図は同じく動作説明(断面
図)、第6図は従来のソレノイドの一例を示す要
部断面図、第7図は同じく特性図である。 1……ボビン、3a……吸引コイル、3b……
保持コイル、11……プランジヤ、13……突出
側端部、15……小径部、16……リング、17
……抜止部材、18……ホルダー、19……溝、
20……弾性体、21……つば、23……固定鉄
心、26……支持片、27……可動接点、28…
…切換用接点、36……押棒、37……貫通穴、
40……ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸引コイルと保持コイルを巻装し貫通穴を有す
    るボビンと、上記ボビンを囲繞する継鉄と、上記
    貫通穴に一部が挿入されたプランジヤと、上記吸
    引コイルと上記保持コイルの電源への接続状態を
    切換える切換用接点とをそなえたソレノイドにお
    いて、上記プランジヤの突出側端部に磁性材料製
    のリングをプランジヤの軸線方向に摺動自在に嵌
    装し、上記プランジヤに上記リング抜止用の抜止
    部材を設けるとともに、上記リングと上記プラン
    ジヤの間に上記リングを上記抜止部材に向つて付
    勢する弾性体を介装させ、上記リングの上記継鉄
    への吸着動作により上記切換用接点を切換えるよ
    うにしたことを特徴とするソレノイド。
JP4586685U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH0246017Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4586685U JPH0246017Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4586685U JPH0246017Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61162015U JPS61162015U (ja) 1986-10-07
JPH0246017Y2 true JPH0246017Y2 (ja) 1990-12-05

Family

ID=30559733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4586685U Expired JPH0246017Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0246017Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61162015U (ja) 1986-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002168166A (ja) スタータ用マグネットスイッチ
US5015980A (en) Solenoid switch apparatus
JPH0246017Y2 (ja)
JPH0140167Y2 (ja)
JPH073603Y2 (ja) プランジャソレノイド
JPH0215289Y2 (ja)
JPS6018810Y2 (ja) プランジヤ型電磁引外し装置
JPH0231770Y2 (ja)
JPH0112369Y2 (ja)
JP2710669B2 (ja) 電磁スイッチ
JPH01142128U (ja)
JPS6015291Y2 (ja) プランジヤ−型電磁石
JPH02883Y2 (ja)
JPH03131042U (ja)
JPS6017854Y2 (ja) 直進型ソレノイド
JP2540784Y2 (ja) 電 磁 弁
JPH0736408U (ja) ソレノイド
JPS5922694Y2 (ja) 有極電磁継電器
JPS5932086Y2 (ja) 有極電磁ソレノイド
JPS6018811Y2 (ja) プランジヤ
JPH0218566B2 (ja)
JPS6235243Y2 (ja)
JPS5934966Y2 (ja) ソレノイド
JPH0317928A (ja) スタータのマグネチツクスイツチ
JPH07118415B2 (ja) ソレノイド