JPH0215289Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0215289Y2
JPH0215289Y2 JP2349384U JP2349384U JPH0215289Y2 JP H0215289 Y2 JPH0215289 Y2 JP H0215289Y2 JP 2349384 U JP2349384 U JP 2349384U JP 2349384 U JP2349384 U JP 2349384U JP H0215289 Y2 JPH0215289 Y2 JP H0215289Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
contact
plunger
coil
solenoid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2349384U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60136112U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2349384U priority Critical patent/JPS60136112U/ja
Publication of JPS60136112U publication Critical patent/JPS60136112U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0215289Y2 publication Critical patent/JPH0215289Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はソレノイドに関する。
一般に直流ソレノイドにおいては、吸引コイル
と保持コイルをボビンに巻装し、プランジヤ吸引
ストロークの途中で動作する切換用接点により各
コイルの電源への接続を切換えてプランジヤ保持
状態におけるコイル電流を減少させ、消費電力の
低減化、コイル温度上昇の抑制等をはかるコイル
切換式のソレノイドがしばしば用いられる。とこ
ろが従来はこの切換用接点としてソレノイドの継
鉄の外部に別個の切換スイツチを付設して、継鉄
および該継鉄に固設した固定鉄心を貫通するロツ
ドをプランジヤで押す等して上記切換スイツチを
動作させていたので、外形寸法が大形化してソレ
ノイドの設置スペースが大きくなるという欠点が
あつた。また上記切換スイツチにおいては、空気
中の紛じんやほこりなどが接点間にはさまつて接
触不良事故をおこしやすく、これによつてコイル
の異常温度上昇などをひきおこすことがあつた。
この考案は上記従来の欠点を解消するもので、
小型コンパクトで接触不良をおこしにくいコイル
切換式のソレノイドを提供することを目的とす
る。
以下第1図乃至第5図によりこの考案の一実施
例を説明する。
図中、1は貫通穴2を有するボビンで、吸引コ
イル3aとこれに直列に接続した保持コイル3b
から成るコイル3が巻装されている。5はボビン
1を囲繞する継鉄で、磁性材料板をコ字状に折曲
成形したフレーム6と、このフレームにかしめ接
合した磁性材料板製の蓋7とから成る。継鉄5と
コイル3を巻装したボビン1の外周部との間に
は、モールド用樹脂が注入され固化して樹脂層8
を形成している。9は貫通穴2の一端部に挿入さ
れる形でフレーム6に突設固着した固定鉄心であ
る。また11は貫通穴2内に一部が挿入され、挿
入側端部12が固定鉄心9に接離自在であるプラ
ンジヤで、このプランジヤの突出側端部13には
段部14を介して小径部15が形成され、この小
径部には磁性材料製のリング16が摺動自在に嵌
挿されている。17はプランジヤ11に植設した
リング抜止め用のピン、18はこのピンとリング
16の間に挿入されたスポンジ等の弾性体で、プ
ランジヤ運動時等のリング16の振動を抑制し、
該振動に伴う各部との接触による摩擦や騒音の発
生を防止するためのものである。プランジヤの突
出側端部13は図示しない被制御体に連結され、
19はこの連結用の穴である。
一方、ボビン1のプランジヤ挿入側のつば21
は、厚肉異形状を呈し、外方への突出部22には
固定接点23を2個並設固着した保持板24が固
着されている。またつば21には外部に開口する
細長い空洞部25が形成され、該空洞部の底に基
部を固着した磁性材料製の支持片26は自由端部
26aが二股状を呈し、この自由端部26aの各
先端部には、上記固定接点23に対向する可動接
点27が固着してある。第4図に示すように固定
接点23は小円板状を呈し、その表面23aは平
面状を呈している。また可動接点27の表面27
aは球面状などの凸面状を呈しており、この表面
27aの頂部には縁部28aが円形(楕円形を含
む)を呈する凹所28をプレス成形などにより凹
設してある。これら2組の接点23,27により
切換用接点29が形成されており、この切換用接
点29は第5図示のように保持コイル3bに並列
に接続されている。30および31は各コイルの
端部に接続した端子で、ボビン1の他方のつば3
2に固着してある。両接点の保持板24および支
持片26の結線接続端部33および34は、つば
21の外方に突出し、これらと各コイルあるいは
各端子30,31とを接続するリード線ととも
に、樹脂層8内に埋没した形で固定保持されてい
る。36は、一端がリング16の段部14側の側
面に、他端が支持片26の中間部に、それぞれ対
向する段付短軸状の絶縁材料製の押棒で、蓋7と
つば21の空洞部25の側壁部に穿設した段付穴
状の貫通穴37に摺動自在に嵌挿されている。押
棒36の大径部先端には細径の突起38が突設さ
れ、この突起は支持片26に穿設した小穴に嵌挿
されている。
上記構成のソレノイド40において、コイル断
電時にプランジヤ11は図示の位置にあり、リン
グ16はプランジヤ11とともに蓋7から離間し
た位置にあるので切換用接点29は閉成してい
る。端子30,31に給電すれば、保持コイル3
bは切換用接点29で短絡されているので吸引コ
イル3aに大電流が流れて、プランジヤ11が矢
印X方向に吸引され、これとともにリング16も
矢印X方向に移動して吸引ストロークの終期にお
いて押棒36を押圧し、これによつて切換用接点
29が開放して、吸引コイル3aとこれに直列接
続した保持コイル3bを小電流が流れる保持状態
に切換えられる。リング16は吸引ストロークの
終期において蓋7に吸引されるのでプランジヤ1
1の吸引力は増し、リング16が蓋7に吸着され
た状態で固定接点23と可動接点27の間には所
定の接点距離が確実に形成される。このときプラ
ンジヤの段部14は蓋7の表面より少量内側に入
つた位置にあり、リング16は蓋7の表面に吸着
されている。コイルの断電によるプランジヤ11
の突出動作時には、上記動作と逆の作用で支持片
26の弾性力により切換用接点29は閉成状態に
復帰する。この閉成動作時においては、両接点2
3,27は凹所28の縁部28aにおいて円周状
の線接触をすることになる。従つてこの接触線上
の或る位置に紛じん等がはさまつても、可動接点
27は支持片26の弾性変形により微少量傾いて
他の位置において固定接点23に接触することに
なり、接触線上の大部分の位置に粉じん等がはさ
みこまれない限り接触不良をおこすことがないの
である。またはさみ込まれた粉じん等は、固定接
点23の表面23aと凹所28のエツジ状の縁部
28aとによつてはさまれ、接点開閉動作時にワ
イピングによつて排除されやすいという効果も有
する。さらに固定接点23および可動接点27は
2組設けてあるので、一組の固定接点23と可動
接点27の間にはさみ込まれた粉じん等によつて
これらの接点が接触不良をおこしても、支持片2
6の二股状の先端部26aが弾性変形により、他
方の組の可動接点27が対向する固定接点23に
確実に圧接されて閉成状態となるため、切換用接
点29全体として接触不良となる確率は大巾に減
少するのである。
この考案は上記実施例に限定されるものではな
く、たとえば保持コイル3bと吸引コイル3aを
並列に接続し、この吸引コイルに切換用接点29
を直列に接続して、保持状態では保持コイル3b
のみでプランジヤの保持をおこなうなど、上記以
外の切換方式のコイルを用いてもよい。また支持
片26は第6図に示すように自由端部26aが二
股状でないものでもよく、この場合は1組の接点
が接触不良となつても他の組の接点が主として自
由端部26a全体のねじれ弾性変形により閉成状
態となる。さらに可動接点の表面を平面状とし、
固定接点の表面を前記可動接点27と同様な形状
としてもよい。なお可動接点または固定接点の表
面の「平面状」とは、平滑な平面のほかに、曲率
半径が大きく平面に近い凸面や凹面、ナーリング
状のこまかい凹凸を有する面なども含むものとす
る。
以上はこの考案をモールドによる一体成形式の
ソレノイドに適用した場合について説明したが、
この考案は一体成形式でないソレノイドにも適用
できるものである。
以上説明したようにこの考案によれば、ボビン
のプランジヤ挿入側のつばに2組の固定接点と可
動接点を設け、プランジヤの突出側端部に摺動自
在に嵌挿した磁性材料製のリングにより押棒を介
して上記可動接点を駆動するようにしたので、小
形コンパクトで接触不良をおこしにくいコイル切
換式ソレノイドが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すソレノイド
の一部切欠平面図、第2図は第1図のA−A線断
面図、第3図は第2図のB−B線断面図、第4図
は第3図のC−C線拡大断面図、第5図は結線
図、第6図は第3図における支持片26の他の態
様を示す正面図である。 1……ボビン、3a……吸引コイル、3b……
保持コイル、11……プランジヤ、13……突出
側端部、14……段部、15……小径部、16…
…リング、21……つば、23……固定接点、2
3a……表面、24……保持板、26……支持
片、27……可動接点、27a……表面、28…
…凹所、28a……縁部、29……切換用接点、
36……押棒、37……貫通穴、40……ソレノ
イド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 吸引コイルと保持コイルを巻装し貫通穴を有
    するボビンと、上記ボビンを囲繞する継鉄と、
    上記貫通穴に一部が挿入されたプランジヤと、
    上記プランジヤの吸引ストロークの途中で動作
    して上記吸引コイルと上記保持コイルの電源へ
    の接続状態を切換える切換用接点とをそなえた
    ソレノイドにおいて、上記ボビンの上記プラン
    ジヤ挿入側のつばに固着した保持板に固定接点
    を2個並設固着するとともに、該つばに基部を
    固着した支持片に上記各固定接点に対向する可
    動接点を2個固着して上記切換用接点を形成さ
    せ、上記プランジヤの突出側端部に段部を介し
    て小径部を設け、該小径部に磁性材料製のリン
    グをプランジヤの軸線方向に摺動自在に嵌挿
    し、一端が上記リングの上記段部側の側面に、
    他端が上記支持片にそれぞれ対向する押棒を上
    記継鉄と上記つばに穿設した穴に摺動自在に嵌
    挿したことを特徴とするソレノイド。 2 支持片の自由端部が二股状を呈し、上記自由
    端部に接点を固着した実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のソレノイド。 3 可動接点と固定接点のうち、いずれか一方の
    接点の表面を平面状とし、他方の接点の表面を
    凸面状とし、かつこの凸面状の表面の頂部に縁
    部が円形を呈する凹所を設けた実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項記載のソレノイ
    ド。
JP2349384U 1984-02-21 1984-02-21 ソレノイド Granted JPS60136112U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2349384U JPS60136112U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2349384U JPS60136112U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 ソレノイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60136112U JPS60136112U (ja) 1985-09-10
JPH0215289Y2 true JPH0215289Y2 (ja) 1990-04-25

Family

ID=30516779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2349384U Granted JPS60136112U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 ソレノイド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60136112U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60136112U (ja) 1985-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3324145B2 (ja) マグネットスイッチ
JPH0215289Y2 (ja)
JPH0140167Y2 (ja)
JPS5922690Y2 (ja) 有極電磁継電器
US4736178A (en) Lead-out arrangement for an electromagnetic switch
JPH0246017Y2 (ja)
JPS5922694Y2 (ja) 有極電磁継電器
JPS6346999Y2 (ja)
JP3354189B2 (ja) 電磁継電器
JPH0129707Y2 (ja)
JPH0754909Y2 (ja) 電磁継電器
JPH0231770Y2 (ja)
JP3722847B2 (ja) 電磁継電器
JP3008240B2 (ja) 電磁作動装置
JPS5922693Y2 (ja) 有極電磁継電器
JPS5922691Y2 (ja) 有極電磁継電器
JPH07141973A (ja) マグネットスイッチ
JPS5852979Y2 (ja) 無接点マイクロスイツチ
JPH0112369Y2 (ja)
JPS6018811Y2 (ja) プランジヤ
JPS6337718Y2 (ja)
JPS6015291Y2 (ja) プランジヤ−型電磁石
JPH0643978Y2 (ja) 電磁継電器
JPS5816114Y2 (ja) 過電流素子用のソレノイド
JPH076599Y2 (ja) リレー