JPS6346999Y2 - - Google Patents

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JPS6346999Y2
JPS6346999Y2 JP11659882U JP11659882U JPS6346999Y2 JP S6346999 Y2 JPS6346999 Y2 JP S6346999Y2 JP 11659882 U JP11659882 U JP 11659882U JP 11659882 U JP11659882 U JP 11659882U JP S6346999 Y2 JPS6346999 Y2 JP S6346999Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は電磁スイツチの改良に関する。
従来、この種スイツチとして第1図に示すもの
が知られている。即ち、ヨーク21に固着した固
定鉄心23を備えた電磁石22の励磁、非励磁に
もとづいて往復作動される可動鉄心26は、該電
磁石22の一部を構成する電磁コイル24を巻装
したコイルボビン25の内周に摺動自在に装着さ
れており、前記可動鉄心26は軸方向に長い形状
とし、その段部に固着した絶縁ブツシユ24aと
該可動鉄心26の軸方向に摺動自在とした絶縁ブ
ツシユ27b間に可動接点28を装着し、該可動
接点28を可動鉄心26から絶縁している。また
前記可動鉄心26の反固定鉄心23側先端部近傍
に周溝26aを形成し、該周溝26aにストツプ
リング29を係合して前記絶縁ブツシユ27bと
ストツプリング29間にコンタクトスプリング3
0と平ワツシヤ31を装着して、該コンタクトス
プリング30のスプリング力により絶縁ブツシユ
27bを第1図の左方向に付勢して可動接点28
を絶縁ブツシユ27a、27b間で挾持し、該可
動接点28は可動鉄心26と一体となつて往復動
するような構造としている。
しかしながら、このような従来の構造では、可
動鉄心26、絶縁ブツシユ27a、27b及び可
動接点28等を含む可動部材の総重量が大となる
ので、例えば振動のはげしい自動車等にこの電磁
スイツチを使用する場合には特に大きな吸引力が
必要となり、電磁石22が大型化し高価なものに
なる欠点があつた。また可動鉄心26は、その軸
方向に長くなる形状であり且つこの電磁スイツチ
の構造上、可動鉄心26は固定鉄心23側の一部
分のみがコイルボビン25の内周に支承されてい
るので、反固定鉄心23側に装着した可動接点2
8の半径方向の振れが大となり安定した接点間の
接触状態が得られない欠点があつた。一方前記可
動接点28の半径方向の振れを小さくするために
は、コイルボビン25の内周と可動鉄心26との
隙間を極力小さくする必要があり、コイルボビン
25の内径寸法及び可動鉄心26の外径寸法の厳
密な寸法管理が要求され量産性に適さず高価なも
のになる欠点があつた。
本考案は、可動接点を可動接点保持部材に固着
し、且つ該可動接点保持部材と可動鉄心を分離す
る一方、スイツチハウジングに環状溝を穿設して
形成したボス部の内周で前記可動接点保持部材を
摺動自在に支承させるとともに、該環状溝内に前
記可動接点のコンタクトスプリングを配置して前
記可動接点保持部材を可動鉄心側に付勢し、電磁
石の非励磁時に可動鉄心と可動接点保持部材とを
突合状態とすることにより、従来の欠点を解消
し、大きな吸引力を必要とせず電磁石の小型化が
可能となり安価なものになるとともに、安定した
接点間の接触状態が得られる電磁スイツチを提供
することを目的とする。
以下本考案を第2図及び第3図に示す一実施例
に基づいて説明する。
1はヨークであり、2は固定鉄心3を備えた電
磁石である。前記ヨーク1内には電磁石2の一部
を構成する電磁コイル4を巻装したコイルボビン
5が装着されている。6はヨーク1に圧入固着し
た磁路板である。7は前記固定鉄心3に対向して
配設されコイルボビン5の内周に摺動自在に装着
した可動鉄心であり、固定鉄心3と該可動鉄心7
は同一形状としている。この固定鉄心3と可動鉄
心7に夫々段部3a、7aを形成し、この段部3
a、7a間に前記可動鉄心7を固定鉄心3から離
反する方向つまり第2図の右方向に付勢するリタ
ーンスプリング8を装着する。前記固定鉄心3と
可動鉄心7の対向面と反対側の夫々の端面にはフ
ランジ3b、7bが形成してあり、固定鉄心3は
そのフランジ3bがヨーク1の底面とコイルボビ
ン5により挾持され該固定鉄心3は強固に固定さ
れる。
9は可動接点10を固着した可動接点保持部材
であり、前記可動鉄心7とは分離させてある。図
の実施例においては該可動接点保持部材9を絶縁
材とし、頭部9aと該頭部9aに連らなる軸部9
bとで構成し頭部9aに段部を形成して前記可動
接点10を圧入固着した。前記可動接点保持部材
9の軸部9bは、前記ヨーク1に固定した絶縁材
からなるスイツチハウジング11に環状溝11a
を穿設して形成したボス部11bの内周に摺動自
在に支承されるとともに、前記環状溝11a内に
前記リターンスプリング8よりスプリング力の小
さい可動接点10のコンタクトスプリング12を
配置して可動接点10に当接させることにより、
前記可動接点保持部材9を可動鉄心7側に付勢
し、前記電磁石2の非励磁時に可動鉄心7と可動
接点保持部材9の頭部9aとを第2図に示す如く
突合状態としている。尚前記スイツチハウジング
11に可動接点10が当接する段差面11cを形
成し、可動鉄心7及び可動接点保持部材9の右方
への移動量を規制している。
13及び14は夫々前記可動接点10に対向し
て設けた一対の固定接点であり、スイツチハウジ
ング11に固定している。
ここで、環状溝11a内に配置したコンタクト
スプリング12の終端12aはエツヂ状になつて
いるので、スイツチハウジング11を例えば合成
樹脂等で形成した場合には該環状溝11aの内周
面或いは外周面を削り、その削り紛が固定接点1
3、14の接触面及び可動接点10の接触面に付
着し接点間の接触不良をおこす恐れがある。この
ため該コンタクトスプリング12が環状溝11a
の内周即ち、ボス部11bの外周に接する場合に
は、第3図に示す如くボス部11bの外周に複数
の突条11dを該環状溝11aの深さ方向に突設
してコンタクトスプリング12の終端12aをボ
ス部11bの外周に当接させないようにして削り
紛が出ないようにしている。またコンタクトスプ
リング12が環状溝11aの外周に接する場合に
は、該環状溝11aの外周に前記複数の突条11
dを設ければ良い。
前記構成において、電磁スイツチ4を通電する
と電磁石2が励磁され可動鉄心7は第2図の状態
から固定鉄心3側に吸引され左方に移動する。こ
のため可動接点保持部材9はコンタクトスプリン
グ12のスプリング力により、同様に左方に移動
し可動接点10は一対の固定接点13,14に所
定の接触圧で当接し両固定接点13,14間を導
通させる。このとき可動鉄心7のフランジ7bと
可動接点保持部材9の頭部9aは当接しておらず
所定の間隙が生ずるように構成してある。次に電
磁コイル4への通電を遮断すると電磁石2は非励
磁となり、リターンスプリング8のスプリング力
で可動鉄心7は右方に移動され可動接点保持部材
9の頭部9aに衝突する。ここでコンタクトスプ
リング12はリターンスプリング8よりも小さな
スプリング力としてあるので可動接点保持部材9
は右方に押され可動接点10は一対の固定接点1
3,14から離反し、該固定接点13,14間の
導通を断ち、そののち前記可動鉄心7及び可動接
点保持部材9は第2図に示す元の位置まで戻され
る。このようにして電磁スイツチの開閉作動が得
られる。
しかして本実施例においては、可動接点10を
固着した可動接点保持部材9を可動鉄心7と分離
し、該可動接点保持部材9をボス部11b内周で
支承するとともに可動鉄心7をコイルボビン5の
内周で支承したので、可動鉄心7の軸方向の長さ
が短かくなり且つ重量も減少し、大きな吸引力は
不必要となつて電磁石2の小型化が計れ安価なも
のになるとともに、可動鉄心7の外径寸法及びコ
イルボビン5の内径寸法の厳密な寸法管理が不必
要となり多量生産に適したものになる。また固定
鉄心3に吸引される可動鉄心7の応答速度が速く
なり高感度の電磁スイツチとなる。更に、電磁石
2が励磁された際、可動鉄心7と可動接点保持部
材9は所定の間隙をもつて非接触状態となるので
可動接点10は一対の固定接点13,14と安定
した接触状態を保つことができるとともに、仮に
可動接点10と固定接点13或は固定接点14と
の間に溶着が生じても電磁石2を非励磁とするこ
とによりリターンスプリング8のスプリング力に
よつて可動鉄心7が可動接点保持部材9の頭部9
aに衝突するので、その衝撃力により溶着を剥が
すことができる。
尚、可動鉄心7にフランジ7bを形成したので
磁路板6との対向有効磁路を増大させることがで
きて、より一層電磁石2を小型にすることが可能
になるとともに、固定鉄心3にフランジ3bを形
成し該フランジ3bをヨーク1の底面とコイルボ
ビン5により挾持するだけで固定鉄心を強固に固
定することができるので、固定に際して加締或い
は溶接等が不用になり製作が容易になる。
以上の如く本考案によれば、可動鉄心の軸方向
の長さが短かくなり且つ重量も減少するので、大
きた吸引力は不必要となり電磁石の小型化が計れ
安価なものになるとともに、可動鉄心の外径寸法
及びコイルボビンの内径寸法の厳密な管理が不用
となつて多量生産に適したものになる。
また電磁石が励磁された際、可動鉄心と可動接
点保持部材は所定の間隙をもつて非接触状態とな
るので安定した接点間の接触状態が得られるとと
もに、仮に接点間に溶着が生じても電磁石を非励
磁とすることにより可動鉄心が可動接点保持部材
に衝突するので、その衝撃力により溶着を剥がす
ことができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁スイツチの一例を示す縦断
面図、第2図は本考案に係る電磁スイツチの一実
施例を示す縦断面図、第3図は第2図のA−A断
面図である。 2……電磁石、3……固定鉄心、7……可動鉄
心、9……可動接点保持部材、10……可動接
点、11……スイツチハウジング、11a……環
状溝、11b……ボス部、12……コンタクトス
プリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定鉄心を備えた電磁石の励磁、非励磁にもと
    づく可動鉄心の往復動により接点機構を開閉させ
    た電磁スイツチにおいて、可動接点を可動接点保
    持部材に固着し、且つ該可動接点保持部材と前記
    可動鉄心を分離する一方、スイツチハウジングに
    環状溝を穿設して形成したボス部の内周で前記可
    動接点保持部材を摺動自在に支承させるととも
    に、該環状溝内に前記可動接点のコンタクトスプ
    リングを配置して前記可動接点保持部材を可動鉄
    心側に付勢し、前記電磁石の非励磁時に可動鉄心
    と可動接点保持部材とを突合状態としたことを特
    徴とする電磁スイツチ。
JP11659882U 1982-07-30 1982-07-30 電磁スイツチ Granted JPS5921548U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11659882U JPS5921548U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 電磁スイツチ

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JP11659882U JPS5921548U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 電磁スイツチ

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JPS5921548U JPS5921548U (ja) 1984-02-09
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JP11659882U Granted JPS5921548U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 電磁スイツチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4673761B2 (ja) * 2006-02-02 2011-04-20 株式会社ホンダロック 電磁スイッチ
JP5218036B2 (ja) * 2008-12-26 2013-06-26 株式会社デンソー 電磁継電器

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JPS5921548U (ja) 1984-02-09

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