JP4673761B2 - 電磁スイッチ - Google Patents

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本発明は、中心孔を有するボビンにコイルが巻装されて成るとともに通電時に一対の固定接点に可動接点を導通させる電磁力を発揮する電磁ソレノイドと、該電磁ソレノイドの非通電時に前記固定接点から前記可動接点を離反させるばね力を発揮する戻しばねとを備える電磁スイッチに関する。
電磁ソレノイドが備える中心孔内にその軸方向略全長にわたるプランジャが挿入され、電磁ソレノイドの通電によってプランジャを戻しばねのばね力に抗して電磁ソレノイド内に引き込むことで、可動接点を固定接点に導通させるようにした電磁スイッチが、特許文献1によって知られている。
実公平1−27550号公報
ところが上記特許文献1で開示されたものでは、電磁スイッチの取付け位置によっては戻しばねのばね力に加えてプランジャ自身の重量を超える強い電磁力でプランジャを引き込む必要があり、それだけ電磁ソレノイドの消費電力が大きくなるとともに電磁スイッチ全体の大型化につながる。
そこで固定接点に対向する可動コアに可動接点を連接せしめ、可動コアを小型化することで電磁ソレノイドが発揮すべき電磁力を小さく設定することが考えられるが、その場合、可動コアおよび固定コア間の寸法管理が重要となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、可動接点に連接されて固定コアに対向する可動コアを小型化して、電磁ソレノイドが発揮すべき電磁力を小さく設定し得るようにした上で、固定コアおよび可動コア間の寸法管理を容易とした電磁スイッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、中心孔を有するボビンにコイルが巻装されて成るとともに通電時に一対の固定接点に可動接点を導通させる電磁力を発揮する電磁ソレノイドと、該電磁ソレノイドの非通電時に前記固定接点から前記可動接点を離反させるばね力を発揮する戻しばねとを備える電磁スイッチであって、前記ボビンの一端部に対向する端壁を一端に有して前記電磁ソレノイドに嵌装される磁性材料製のヨーク主体に、前記ボビンの他端部に対向する磁性材料製の端板が前記ヨーク主体とともにヨークを構成するようにして磁気的に結合され、前記コイルの両端に連なる一対のコイル用接続端子ならびに前記固定接点をそれぞれ一体に有する一対の接点用接続端子を貫通せしめるとともに前記端板を前記ボビンの他端部との間に挟む非磁性材料製のターミナルホルダに、前記ヨーク主体の他端側がかしめ固定され、前記両固定接点に接離可能な前記可動接点に可動コアが連接されるものにおいて、
少なくとも一部が前記中心孔内に挿入されるとともに前記中心孔の軸方向中間部で前記可動コアに対向する固定コアが前記ヨーク主体の端壁に当接して位置決め固定され、前記戻しばねが、前記電磁ソレノイドの非通電時に前記可動コアを前記ターミナルホルダ側に押しつけて位置決めするばね力を発揮するようにして前記固定コアおよび前記可動コア間に介装され、前記電磁ソレノイド、前記ヨーク、前記固定コア、前記可動コアおよび前記戻しばねが有底筒状のケースに収容され、前記ターミナルホルダは、前記ケースの開口端を閉じるようその開口端部の内周面に嵌合されると共に内端面に前記ヨーク主体の他端を当接させるホルダ主部と、そのホルダ主部の外周よりも径方向内方側で該ホルダ主部の内端面に一体に突設される連結突部とを一体に有していて、該連結突部に前記ヨーク主体の他端部がかしめ固定され、前記ヨーク主体の端壁側に押圧する力を前記ターミナルホルダから前記端板および前記ボビンに及ぼし得るように、前記連結突部の前記端板との対向面に一体に設けた突部が、前記かしめ固定によって、該突部の一部を潰すように該端板に押し当てられ、前記ターミナルホルダの外面と前記ケースの開口端部とにより形成されて外方に臨む凹部にはポッティング剤が、前記ターミナルホルダの外周と前記ケースとの間の間隙ならびに前記ターミナルホルダと前記両コイル用接続端子および前記両接点用接続端子との各間の間隙を埋めるようにして充填されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記固定コアが、前記中心孔内に挿入されて前記可動コアに対向する棒状部と、該棒状部の一端から半径方向外方に張り出すとともに前記ヨーク主体の端壁および前記ボビンの一端部間に挟まれるフランジ部とを一体に有することを特徴とする。
また請求項記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の構成に加えて、前記可動コアおよび前記固定コアの対向面には有底の収容穴が同軸にそれぞれ設けられ、それらの収容穴に一部を収容せしめるコイル状の前記戻しばねの両端が両収容穴の閉塞端に当接されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、固定コアおよび可動コアは、電磁ソレノイドのボビンが備える中心孔の軸方向中間部で対向するものであり、可動コアを小型化することができる。したがって電磁ソレノイドが発揮すべき電磁力を小さく設定し、電磁ソレノイドの消費電力を小さくするとともに電磁スイッチ全体を小型化することができる。しかも固定コアは、ヨーク主体の端壁に当接して位置決め固定され、固定コアとの間に戻しばねが介装される可動コアは、ヨーク主体とともにヨークを構成する端板および電磁ソレノイドを前記端壁との間に挟むターミナルホルダ側に、前記電磁ソレノイドの非通電状態で前記戻しばねによって押しつけられるので、ヨーク主体の端壁およびターミナルホルダ間の寸法管理を行うことで、固定コアおよび可動コア間の寸法管理を容易に行うことができる。またヨーク主体の端壁側に押圧する力をターミナルホルダから前記端板およびボビンに及ぼすようにしてヨーク主体がターミナルホルダにかしめ固定されるので、ボビンすなわちコイルの位置精度が向上する。さらに電磁ソレノイド、ヨーク、固定コア、可動コアおよび戻しばねをケースに収容しつつ、ケース内の防水性を高めることができる。
また請求項2記載の発明によれば、固定コアが備えるフランジ部をヨーク主体の端壁およびボビンの一端部間に挟むことにより、固定コアを安定的に位置決め、固定することができるとともに、ヨーク主体および固定コアの接触面積を大きくすることで磁気回路上有利となる。
さらに請求項記載の発明によれば、可動コアおよび固定コアにそれぞれ設けられた有底の収容穴に一部をそれぞれ収容せしめたコイル状の戻しばねの両端が両収容穴の閉塞端に当接されるので、戻しばねを固定コアおよび可動コアの外周部間に介装せしめるものに比べると、充分なばね荷重を戻しばねが発揮し得るようにしつつ、可動コアを吸着するための固定コアの吸着面積を大きく設定することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1は電磁スイッチの縦断面図、図2は図1の2−2線断面図、図3はコイルを省略した状態での電磁スイッチの分解斜視図、図4は図1の4−4線断面図、図5は電磁スイッチの全体斜視図である。
先ず図1および図2において、この電磁スイッチは、通電時に一対の固定接点26a,26aに可動接点12を導通させる電磁力を発揮する電磁ソレノイド13と、該電磁ソレノイド13の非通電時に前記固定接点26a…から前記可動接点12を離反させるばね力を発揮する戻しばね14とを備えており、たとえば車両の始動回路に用いられる。
図3を併せて参照して、電磁ソレノイド13は、中心孔15を有する合成樹脂製のボビン16にコイル17が巻装されて成るものであり、ボビン16は、中心孔15を形成する筒部16aと、該筒部16aの一端から半径方向外方に張り出す円形の第1鍔部16bと、前記筒部16aの他端をわずかに突出させるようにして前記筒部16aの他端寄りから半径方向外方に張り出す正方形状の第2鍔部16cとを一体に有しており、第1および第2鍔部16b,16c間で前記筒部16aにコイル17が巻装される。
電磁ソレノイド13はヨーク18で囲まれるものであり、このヨーク18は、電磁ソレノイド13に嵌装される磁性材料製のヨーク主体19と、該ヨーク主体19に磁気的に結合される磁性材料製の端板20とから成る。前記ヨーク主体19は、前記ボビン16を両側から挟む第1および第2側壁19a,19bと、第1および第2側壁19a,19bの一端間を連結して前記ボビン16の一端部すなわち第1鍔部16bに対向する端壁19cとを一体に有して略U字状に形成される。しかも第1側壁19aの他端には両側に突出するかしめ腕部19d,19dが折り曲げ可能として一体に突設されており、第2側壁19bの他端中央部には、内方に折り曲げることを可能としたかしめ部19eが第2側壁19bの他端との間に矩形の開口部21を形成するようにして一体に突設される。
また端板20は、前記ボビン16を前記端壁19cとの間に挟むように配置されるものであり、前記ボビン16における筒部16aの第2鍔部16cからの突出部を挿通せしめる挿通孔22を有して平板状に形成され、ボビン16の第2鍔部16cに当接される。しかも端板20には、ボビン16の第2鍔部16cに突設された一対の第1位置決めピン16d,16dをそれぞれ嵌合せしめる一対の第1位置決め孔23,23と、第1位置決めピン16d…よりも小径にしてボビン16の第2鍔部16cに突設された一対の第2位置決めピン16e,16eをそれぞれ嵌合せしめる一対の第2位置決め孔24,24とが設けられており、第1位置決め孔23…に第1位置決めピン16d…を嵌合し、第2位置決め孔24…に第2位置決めピン16e…を嵌合することでヨーク主体19に対して端板20を位置決めした状態では、電磁ソレノイド13に嵌装されているヨーク主体19が備える両側壁19a,19bの他端側内面に端板20が接触し、それによりヨーク主体19および端板20が磁気的に結合されることになる。
またボビン16の第2鍔部16cには、ボビン16に巻装されたコイル17の両端にそれぞれ接続される一対のコイル用接続端子27,27に一体に設けられる嵌合突起27a,27aをそれぞれ嵌合、保持するための一対の嵌合保持部16f,16fが突設されており、第2位置決め孔24…の両側で前記端板20には、それらの嵌合保持部16f…を配置するための切欠き28,28が設けられる。
図4を併せて参照して、前記ヨーク主体19の他端側すなわち両側壁19a,19bの他端部は、前記端板20を前記ボビン16の他端部との間に挟む非磁性材料たとえば合成樹脂から成るターミナルホルダ29にかしめ固定される。このターミナルホルダ29は、前記ヨーク主体19における両側壁19a,19bの配列方向を長手方向とした矩形状に形成されるホルダ主部29aと、前記ヨーク主体19における両側壁19a,19bの他端部内面にそれぞれ当接する第1および第2当接面30,31を有する連結突部29bとを一体に有する。
前記第1当接面30の両側で連結突部29bにはヨーク主体19における第1側壁19aの他端両側に突設されたかしめ腕部19d…を直角に折り曲げるようにそれぞれかしめて係合するための係合凹部32,32がそれぞれ設けられ、また第2側壁19bの他端中央部に突設されたかしめ部19eを内方側に折り曲げて係合するための係合凹部33が、第2当接面31の中央部に開口するようにして連結突部29bに設けられる。しかも連結突部29bには、複数たとえば3つの突部34…が前記ヨーク18の端板20に当接するようにして突設される。
而してかしめ腕部19d…をかしめて係合凹部32…に係合するとともにかしめ部19eをかしめて係合凹部33に係合することでターミナルホルダ29がヨーク主体19の他端側にかしめ固定されるのであるが、このかしめ固定によって、前記突部34…はそれらの一部を潰すようにして端板20に押し当てられる。すなわちヨーク主体19は、該ヨーク主体19の端壁19c側に押圧する力をターミナルホルダ29から前記端板20および前記ボビン16に及ぼすようにして前記ターミナルホルダ29にかしめ固定されることになる。
前記ターミナルホルダ29の連結突部29bには、端板20とは反対側に隆起した円弧状の接続部26b…を有して平行に並ぶ一対の固定接点26a,26aが相互間に間隔をあけて位置決め配置されるものであり、それらの固定接点26a,26aは、ターミナルホルダ29を貫通する接点用接続端子26,26に一体に設けられる。しかもターミナルホルダ29がヨーク主体19の他端側にかしめ固定された状態で、前記ボビン16の第2鍔部16cから突設された一対ずつの第1および第2位置決めピン16d…,16e…の先端が両固定接点26a,26aに当接し、これにより両固定接点26a,26aが前記連結突部29bに位置決め固定される。
またターミナルホルダ29を貫通する一対のコイル用接続端子27,27は、前記連結突部29bに当接、位置決めされる位置決め部27b,27bを一体に備えるものであり、前記ボビン16の第2鍔部16cが備える嵌合保持部16f…に嵌合、保持される嵌合突起27a…は、前記位置決め部27b…から突設される。
前記ホルダ主部29aおよび連結突部29bには、前記端板20側に開放した収容凹部35が、その開口端の一部を前記両固定接点26a,26aで塞ぐようにして設けられており、前記両固定接点26a,26aの接続部26b,26bに接離可能な可動接点12が、その一部を両固定接点26a,26a間から電磁ソレノイド13側に突出させるようにして前記収容凹部35に収容される。
而して可動接点12は、両固定接点26a,26aの接続部26b,26b間から電磁ソレノイド13側に突出する有底円筒部12aと、該有底円筒部12aの開口端から半径方向外方に張り出す鍔部12bとを一体に有するものであり、鍔部12bが両固定接点26a,26aの接続部26b,26bに接触することで両固定接点26a,26aが可動接点12を介して導通し、前記鍔部12bが両固定接点26a,26aの接続部26b,26bから離反することで両固定接点26a,26a間が遮断されることになる。
前記ホルダ主部29aには、前記収容凹部35の閉塞端中央部から突出するガイド突部36が一体に設けられており、このガイド突部36は、前記可動接点12の有底円筒部12a内に挿入される。また有底円筒部12aの閉塞端および収容凹部35の閉塞端間にはガイド突部36を囲繞するコイル状のばね37が縮設されており、可動接点12は、その鍔部12bを両固定接点26a,26aの接続部26b,26bに接触させる側に向けて前記ばね37により付勢される。しかも前記ばね37のばね荷重は、戻しばね14のばね荷重に比べて小さく設定されている。
前記可動接点12には、可動コア38が連接されるものであり、該可動コア38は、前記電磁ソレノイド13における中心孔15内に一端側を挿入せしめる棒状の可動コア主部38aの他端に半径方向外方に張り出す鍔部38bが一体に設けられてなり、可動コア主部38aの他端中央部が、前記可動接点12が備える有底円筒部12aの閉塞端外面に同軸に当接し、それにより可動コア38が可動接点12に連接されることになる。
前記中心孔15内の軸方向中間部で前記可動コア38には、少なくとも一部が前記中心孔15内に挿入される固定コア39が対向するものであり、この固定コア39は、前記ヨーク主体19の端壁19cに当接して位置決め固定される。すなわち固定コア39は、前記中心孔15内に挿入されて前記可動コア38に対向する棒状部39aと、該棒状部39aの一端から半径方向外方に張り出すフランジ部39bとを一体に有しており、フランジ部39bが前記ヨーク主体19の端壁19cおよび前記ボビン16の一端部間に挟まれる。
しかも前記可動コア38および前記固定コア39の対向面には有底の収容穴40,41が同軸にそれぞれ設けられ、コイル状であるとともに前記両収容穴40,41に一部を収容せしめる前記戻しばね14の両端が両収容穴40,41の閉塞端に当接される。
而して電磁ソレノイド13の通電時には、可動コア38は固定コア39側に吸引され、ばね37で付勢された可動接点12は可動コア38の移動に追随して両固定接点26a,26aの接続部26b,26bに接触する位置まで移動することなる。また電磁ソレノイド13の非通電時には、前記戻しばね14のばね力によって前記可動コア38は、前記ばね37のばね力に抗して前記可動接点12を両固定接点26a,26aから離反させる側に押圧するように移動するのであるが、この際、可動接点12の鍔部12bに当接して可動接点12の移動を規制する複数の規制突部42…がガイド突部36の周囲に配置されるようにして収容凹部35の閉塞端から突設されており、電磁ソレノイド13の非通電時に、前記可動コア38は前記戻しばね14のばね力により可動接点12を介してターミナルホルダ29の規制突部42…に押しつけられることで位置決めされることになる。
図5を併せて参照して、前記電磁ソレノイド13、前記ヨーク18、前記固定コア39、前記可動コア38および前記戻しばね14は、横断面形状を略矩形として非磁性材料たとえば合成樹脂から成る有底筒状のケース44に収容される。
このケース44の開口端寄りの部分は、外方に臨む無端状の段部44bを内面に形成する大径筒部44aとして形成されており、前記ターミナルホルダ29のホルダ主部29aが、前記段部44bに当接するようにして大径筒部44aに嵌合される。しかも大径筒部44aの内面の2箇所に設けられる係合凹部45,45に、前記ホルダ主部29aの外側面に一体に突設される係合爪部46,46が弾発係合されるものであり、ケース44の開口端を閉じるターミナルホルダ29は該ケース44に嵌合、固定される。
しかもターミナルホルダ29のケース44への嵌合状態で、ターミナルホルダ29におけるホルダ主部29aの外面はケース44の開口端よりも内方に位置しており、ターミナルホルダ29は外方に臨む凹部47を前記ケース44と協働して形成することになる。
また一対のコイル用接続端子27…および一対の接点用接続端子26…は、ターミナルホルダ29のホルダ主部29aから外方に突出されるものであり、相互に平行な一対の固定壁部29c,29cと、両固定壁部29c…の両端間に配置される一対の可撓壁部29d,29dとが、前記両コイル用接続端子27…および前記両接点用接続端子26…を囲むようにしてホルダ主部29aに一体に突設される。しかも両可撓壁部29d…を弾発的に撓ませるために、それらの可撓壁部29d…には矩形状の開口部48…が設けられる。而して両固定壁部29c…および両可撓壁部29d…は、図示しない外部コネクタに嵌合して弾発係合することが可能であり、外部コネクタへの接続状態で前記両コイル用接続端子27…および両接点用接続端子26…は、外部コネクタ内の対応する雌型端子にそれぞれ接続される。
而して前記外部コネクタの雌型端子との接続時に、前記両接点用接続端子26…には、それらの接点用接続端子26…が一体に有する固定接点26a…をターミナルホルダ29の連結突部29bから離反させる側の力が作用するが、固定接点26a…には、ボビン16の第2鍔部16cに突設された一対の第1位置決めピン16d…および一対の第2位置決めピン16e…の先端がターミナルホルダ29と反対側から当接しており、固定接点26a…が連結突部29bから抜け出てしまうことを確実に防止することができる。
さらに前記ターミナルホルダ29および前記ケース44によって形成される凹部47には、ターミナルホルダ29におけるホルダ主部29aの外周と前記ケース44との間の間隙、ならびに前記ターミナルホルダ29と前記両コイル用接続端子27…および前記両接点用接続端子26…との間の間隙を埋めるようにして、エポキシ樹脂等のポッティング剤49が充填される。
なおホルダ主部29aにおいて、ケース44とは反対側に臨む面の中央部には、前記収容凹部35が設けられることによる強度低下を回避すべく隆起部29eが形成されるのであるが、前記ポッティング剤49は前記隆起部29eを除いて凹部47に充填される。しかも前記隆起部29eの外周面はテーパ状に形成されており、隆起部29eを上方に向けた姿勢で該隆起部29eの中央部にポッティング剤49を滴下すると、ポッティング剤49は隆起部29eの外周面を流下するようにして広がることになり、それにより、凹部47のうち隆起部29eを除く部分にポッティング剤49が充填されることになる。
次にこの実施例の作用について説明すると、一対の固定接点26a,26aに接離可能な可動接点12に可動コア38が連接され、少なくとも一部がボビン16の中心孔15内に挿入される固定コア39が中心孔15の軸方向中間部で可動コア38に対向するので、可動コア38を小型化することができる。これにより電磁ソレノイド13が発揮すべき電磁力を小さく設定し、電磁ソレノイド13の消費電力を小さくするとともに電磁スイッチ全体を小型化することができる。
またボビン16の一端部に対向する端壁19cを一端に有して電磁ソレノイド13に嵌装されるヨーク主体19に、ボビン16の他端部に対向する端板20がヨーク主体19とともにヨーク18を構成するようにして磁気的に結合され、コイル17の両端に連なる一対のコイル用接続端子27,27ならびに固定接点26a…をそれぞれ一体に有する一対の接点用接続端子26,26を貫通せしめるとともに端板20をボビン16の他端部との間に挟むターミナルホルダ29に、ヨーク主体19の他端側がかしめ固定され、固定コア39がヨーク主体19の端壁19cに当接して位置決め固定され、戻しばね14が、電磁ソレノイド13の非通電時に可動接点12を介して可動コア38をターミナルホルダ29に押しつけて位置決めするばね力を発揮するようにして固定コア39および可動コア38間に介装されているので、ヨーク主体19の端壁19cおよびターミナルホルダ29間の寸法管理を行うことで、固定コア39および可動コア38間の寸法管理を容易に行うことができる。
また固定コア39は、中心孔15内に挿入されて可動コア38に対向する棒状部39aと、該棒状部39aの一端から半径方向外方に張り出すとともにヨーク主体19の端壁19cおよびボビン16の一端部間に挟まれるフランジ部39bとを一体に有するものであり、フランジ部39bをヨーク主体19の端壁19cおよびボビン16の一端部間に挟むことにより、固定コア39を安定的に位置決め、固定することができるとともに、ヨーク主体19および固定コア39の接触面積を大きくすることで磁気回路上有利となる。
またヨーク主体19は、ヨーク主体19の端壁19c側に押圧する力をターミナルホルダ29から端板20およびボビン16に及ぼすようにしてターミナルホルダ29にかしめ固定されるので、ボビン16すなわちコイル17の位置精度が向上する。
また可動コア38および固定コア39の対向面には有底の収容穴40,41が同軸にそれぞれ設けられ、それらの収容穴40,41に一部を収容せしめるコイル状の戻しばね14の両端が両収容穴40,41の閉塞端に当接されるので、戻しばね14を固定コア39および可動コア38の外周部間に介装せしめるものに比べると、充分なばね荷重を戻しばね14が発揮し得るようにしつつ、可動コア38を吸着するための固定コア39の吸着面積を大きく設定することができる。
さらに電磁ソレノイド13、ヨーク18、固定コア39、可動コア38および戻しばね14が有底筒状のケース44に収容され、該ケース44の開口端を閉じるターミナルホルダ29が外方に臨む凹部47を前記ケース44と協働して形成するようにしてケース44に嵌合、固定され、少なくともターミナルホルダ29の外周とケース44との間の間隙ならびにターミナルホルダ29と両コイル用接続端子27…および両接点用接続端子26…との間の間隙を埋めるようにして、凹部47にポッティング剤49が充填されるので、電磁ソレノイド13、ヨーク18、固定コア39、可動コア38および戻しばね14をケース44に収容しつつ、ケース44内の防水性を高めることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
電磁スイッチの縦断面図である。 図1の2−2線断面図である。 コイルを省略した状態での電磁スイッチの分解斜視図である。 図1の4−4線断面図である。 電磁スイッチの全体斜視図である。
12・・・可動接点
13・・・電磁ソレノイド
14・・・戻しばね
15・・・中心孔
16・・・ボビン
17・・・コイル
18・・・ヨーク
19・・・ヨーク主体
19c・・端壁
20・・・端板
26・・・接点用接続端子
26a・・固定接点
27・・・コイル用接続端子
29・・・ターミナルホルダ
29a・・ホルダ主部
29b・・連結突部
34・・・突部
38・・・可動コア
39・・・固定コア
39a・・棒状部
39b・・フランジ部
40,41・・収容穴
44・・・ケース
47・・・凹部
49・・・ポッティング剤

Claims (3)

  1. 中心孔(15)を有するボビン(16)にコイル(17)が巻装されて成るとともに通電時に一対の固定接点(26a)に可動接点(12)を導通させる電磁力を発揮する電磁ソレノイド(13)と、該電磁ソレノイド(13)の非通電時に前記固定接点(26a)から前記可動接点(12)を離反させるばね力を発揮する戻しばね(14)とを備える電磁スイッチであって、
    前記ボビン(16)の一端部に対向する端壁(19c)を一端に有して前記電磁ソレノイド(13)に嵌装される磁性材料製のヨーク主体(19)に、前記ボビン(16)の他端部に対向する磁性材料製の端板(20)が前記ヨーク主体(19)とともにヨーク(18)を構成するようにして磁気的に結合され、前記コイル(17)の両端に連なる一対のコイル用接続端子(27)ならびに前記固定接点(26a)をそれぞれ一体に有する一対の接点用接続端子(26)を貫通せしめるとともに前記端板(20)を前記ボビン(16)の他端部との間に挟む非磁性材料製のターミナルホルダ(29)に、前記ヨーク主体(19)の他端側がかしめ固定され、前記両固定接点(26a)に接離可能な前記可動接点(12)に可動コア(38)が連接されるものにおいて、
    少なくとも一部が前記中心孔(15)内に挿入されるとともに前記中心孔(15)の軸方向中間部で前記可動コア(38)に対向する固定コア(39)が前記ヨーク主体(19)の端壁(19c)に当接して位置決め固定され、
    前記戻しばね(14)が、前記電磁ソレノイド(13)の非通電時に前記可動コア(38)を前記ターミナルホルダ(29)側に押しつけて位置決めするばね力を発揮するようにして前記固定コア(39)および前記可動コア(38)間に介装され
    前記電磁ソレノイド(13)、前記ヨーク(18)、前記固定コア(39)、前記可動コア(38)および前記戻しばね(14)が有底筒状のケース(44)に収容され、
    前記ターミナルホルダ(29)は、前記ケース(44)の開口端を閉じるようその開口端部の内周面に嵌合されると共に内端面に前記ヨーク主体(19)の他端を当接させるホルダ主部(29a)と、そのホルダ主部(29a)の外周よりも径方向内方側で該ホルダ主部(29a)の内端面に一体に突設される連結突部(29b)とを一体に有していて、該連結突部(29b)に前記ヨーク主体(19)の他端部がかしめ固定され、
    前記ヨーク主体(19)の端壁(19c)側に押圧する力を前記ターミナルホルダ(29)から前記端板(20)および前記ボビン(16)に及ぼし得るように、前記連結突部(29b)の前記端板(20)との対向面に一体に設けた突部(34)が、前記かしめ固定によって、該突部(34)の一部を潰すように該端板(20)に押し当てられ、
    前記ターミナルホルダ(29)の外面と前記ケース(44)の開口端部とにより形成されて外方に臨む凹部(47)にはポッティング剤(49)が、前記ターミナルホルダ(29)の外周と前記ケース(44)との間の間隙ならびに前記ターミナルホルダ(29)と前記両コイル用接続端子(27)および前記両接点用接続端子(26)との各間の間隙を埋めるようにして充填されることを特徴とする電磁スイッチ。
  2. 前記固定コア(39)が、前記中心孔(15)内に挿入されて前記可動コア(38)に対向する棒状部(39a)と、該棒状部(39a)の一端から半径方向外方に張り出すとともに前記ヨーク主体(19)の端壁(19c)および前記ボビン(16)の一端部間に挟まれるフランジ部(39b)とを一体に有することを特徴とする請求項1記載の電磁スイッチ。
  3. 前記可動コア(38)および前記固定コア(39)の対向面には有底の収容穴(40,41)が同軸にそれぞれ設けられ、それらの収容穴(40,41)に一部を収容せしめるコイル状の前記戻しばね(14)の両端が両収容穴(40,41)の閉塞端に当接されることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁スイッチ。
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