JP2521625Y2 - ソレノイド - Google Patents
ソレノイドInfo
- Publication number
- JP2521625Y2 JP2521625Y2 JP6833791U JP6833791U JP2521625Y2 JP 2521625 Y2 JP2521625 Y2 JP 2521625Y2 JP 6833791 U JP6833791 U JP 6833791U JP 6833791 U JP6833791 U JP 6833791U JP 2521625 Y2 JP2521625 Y2 JP 2521625Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solenoid
- spring
- power
- assembly
- stator assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、1ケのソレノイドで、
3−ポジションがとれるソレノイドに関するものであ
る。
3−ポジションがとれるソレノイドに関するものであ
る。
【0002】
【従来技術の説明】1ケのソレノイドでは非励磁時およ
び励磁時の2−ポジションしか得られず、3−ポジショ
ン必要な場合には図1に一例として示す如く2ケのソレ
ノイドを機械的に組合わせて実現していた。この動作を
表1に示す。
び励磁時の2−ポジションしか得られず、3−ポジショ
ン必要な場合には図1に一例として示す如く2ケのソレ
ノイドを機械的に組合わせて実現していた。この動作を
表1に示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】1ケのソレノイドによ
って3−ポジションを実現し、あわせてソレノイドの小
型・軽量そして低コスト化をはかろうとするものであ
る。
って3−ポジションを実現し、あわせてソレノイドの小
型・軽量そして低コスト化をはかろうとするものであ
る。
【0004】
【考案の目的】本考案は以上説明したように1ケのソレ
ノイドで、3−ポジションを実現しようとするものであ
る。
ノイドで、3−ポジションを実現しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための本考案の手段】1ケのソレノイ
ドのなかに2ケの電気コイルと1ケのばねを挿入し、3
−ポジションを可能ならしめ、同時に小形・軽量そして
低コスト化をはかるものである。
ドのなかに2ケの電気コイルと1ケのばねを挿入し、3
−ポジションを可能ならしめ、同時に小形・軽量そして
低コスト化をはかるものである。
【0006】
【実施例】図2は本考案の一実施例構造を示す断面図
で、円筒形ケ−ス1の内側には、磁性体材料よりなるベ
−ス2、2′、電気コイル4、5そして電気コイル4と
5にはさまれた磁性体からなる中間板3で構成されるス
テ−タ・アッセンブリがある。また、ステ−タ・アッセ
ンブリ内には非磁性体の残留磁気防止板8を備えた磁性
体のアマチュア・アッセンブリ6が、シャフト7に固定
されている。一方、アマチュア・アッセンブリ6の他端
には突出部がありそのカバ−14はビス18によってベ
−ス2にとめられている。その突出部の内側には、ワッ
シャ11にはさまれてばね13がいずれにも固定される
ことなく配置されている。ワッシャ11の両端は、一端
はシャフト7に嵌合されたE−リング9によって、他端
はブッシュ12を介してナット15で固定され、ばね1
3の収縮に際して各々基点となっている。なお、ナット
15をゆるめたり、しめたりすることによりアマチュア
・アッセンブリの中立位置を変えることが可能であり、
またナットのゆるみを防止するためにダブルナットをか
けてある。ここで、残留磁気防止板8の挿入目的は、ベ
−ス2、2′とアマチュア・アッセンブリ6は共に磁性
体なので、電力の通電を止めても残留磁気が残り、アマ
チュア・アッセンブリ6が、ベ−ス2、2′から離れに
くい場合があり、ソレノイド動作速度に影響を与える。
ベ−ス2、2′とアマチュア・アッセンブリ6の間に非
磁性体からなる残留磁気防止板8を挿入することによ
り、残留磁気による影響は格段に軽減されソレノイド動
作の高速化に寄与している。
で、円筒形ケ−ス1の内側には、磁性体材料よりなるベ
−ス2、2′、電気コイル4、5そして電気コイル4と
5にはさまれた磁性体からなる中間板3で構成されるス
テ−タ・アッセンブリがある。また、ステ−タ・アッセ
ンブリ内には非磁性体の残留磁気防止板8を備えた磁性
体のアマチュア・アッセンブリ6が、シャフト7に固定
されている。一方、アマチュア・アッセンブリ6の他端
には突出部がありそのカバ−14はビス18によってベ
−ス2にとめられている。その突出部の内側には、ワッ
シャ11にはさまれてばね13がいずれにも固定される
ことなく配置されている。ワッシャ11の両端は、一端
はシャフト7に嵌合されたE−リング9によって、他端
はブッシュ12を介してナット15で固定され、ばね1
3の収縮に際して各々基点となっている。なお、ナット
15をゆるめたり、しめたりすることによりアマチュア
・アッセンブリの中立位置を変えることが可能であり、
またナットのゆるみを防止するためにダブルナットをか
けてある。ここで、残留磁気防止板8の挿入目的は、ベ
−ス2、2′とアマチュア・アッセンブリ6は共に磁性
体なので、電力の通電を止めても残留磁気が残り、アマ
チュア・アッセンブリ6が、ベ−ス2、2′から離れに
くい場合があり、ソレノイド動作速度に影響を与える。
ベ−ス2、2′とアマチュア・アッセンブリ6の間に非
磁性体からなる残留磁気防止板8を挿入することによ
り、残留磁気による影響は格段に軽減されソレノイド動
作の高速化に寄与している。
【0007】
【考案の作用】いま、電気コイル4に電力を加えるとア
マチュア・アッセンブリ6は、ベ−ス2に吸着される。
このためアマチュア・アッセンブリ6は、図3(a)に
示すように左方に移動し、E−リング9がワッシャ11
を介してばね13を収縮させる。次に、電気コイル5に
電力を加えると、アマチュア・アッセンブリ6はベ−ス
2′に吸着される。このためアマチュア・アッセンブリ
6は図3(C)に示すように右方に移動し、ブッシュ1
2がワッシャ11を介してばね13を収縮させる。ま
た、電気コイル4と電気コイル5に電力を加えない場合
には、図3に示すようにばね13によって中立状態に保
持される。なお、図3における符号は、図2の符号に一致
するものとする。
マチュア・アッセンブリ6は、ベ−ス2に吸着される。
このためアマチュア・アッセンブリ6は、図3(a)に
示すように左方に移動し、E−リング9がワッシャ11
を介してばね13を収縮させる。次に、電気コイル5に
電力を加えると、アマチュア・アッセンブリ6はベ−ス
2′に吸着される。このためアマチュア・アッセンブリ
6は図3(C)に示すように右方に移動し、ブッシュ1
2がワッシャ11を介してばね13を収縮させる。ま
た、電気コイル4と電気コイル5に電力を加えない場合
には、図3に示すようにばね13によって中立状態に保
持される。なお、図3における符号は、図2の符号に一致
するものとする。
【0008】図4と図5は本考案の他の実施例である。
図4は、ばねを本体ケ−スの内側に実装し、より小形化
している。図5は、ばねを2ケ本体ケースの内側に実装
したものである。この場合のメリットは、ばね1ケの場
合には比較的大きいばねの使用が必要であるが、ばねを
2ケに分割実装することにより、各々のばねは1ケの場
合に比較しより小さいばねですむので全体的にみればよ
り小形になり、小形化の要求があった場合に適してい
る。 なお、図4および図5における符号は、 図2の
符号に一致するものとする。
図4は、ばねを本体ケ−スの内側に実装し、より小形化
している。図5は、ばねを2ケ本体ケースの内側に実装
したものである。この場合のメリットは、ばね1ケの場
合には比較的大きいばねの使用が必要であるが、ばねを
2ケに分割実装することにより、各々のばねは1ケの場
合に比較しより小さいばねですむので全体的にみればよ
り小形になり、小形化の要求があった場合に適してい
る。 なお、図4および図5における符号は、 図2の
符号に一致するものとする。
【0009】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
よれば、1ケのソレノイドによって3−ポジションを保
持でき、小型、軽量且つコストダウンに充分寄与するも
のである。
よれば、1ケのソレノイドによって3−ポジションを保
持でき、小型、軽量且つコストダウンに充分寄与するも
のである。
図1 2ケのソレノイドによる3−ポジションの一例 図2 本考案の一実施例を示す構造断面図 図3 本考案によるソレノイドの動作説明図 図4 本考案の他の実施例(内装ばね 1ケ) 図5 本考案の他の実施例(内装ばね 2ケ)
1 ケ−ス 2 ベ−ス 2′ ベ−ス 3 中間板 4 電気コイル 5 電気コイル 6 アマチュア・アッセンブリ 7 シャフト 8 残留磁気防止板 9 E−リング 10 スペ−サ− 11 ワッシャ 12 ブッシュ 13 ばね 14 カバ− 15 ナット 16 ネジ 17 スプリング・ワッシャ 18 ビス
Claims (2)
- 【請求項1】 2つの独立した電気コイルとその2つの
電気コイルにはさまれた磁性体からなる中間板を持った
ステ−タ・アッセンブリと、当該ステ−タ・アッセンブ
リ内に設けられ、その電気コイルの1つに電力を加えた
時に左位置、他の1つの電気コイルに電力を加えた時に
右位置、そして電力を切った時に中立位置の3−ポジシ
ョンをとり、且つ非磁性体の残留磁気防止板を備えたア
マチュア・アッセンブリと、電力を切った時に中立位置
に戻し保持するためのばねを有し、これらを同軸上に配
置したソレノイド。 - 【請求項2】 請求項1のソレノイドで、アマチュア・
アッセンブリのシャフトをケ−スの外側にまで延ばした
ソレノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6833791U JP2521625Y2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6833791U JP2521625Y2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | ソレノイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515407U JPH0515407U (ja) | 1993-02-26 |
JP2521625Y2 true JP2521625Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=13370931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6833791U Expired - Lifetime JP2521625Y2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521625Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0822760D0 (en) * | 2008-12-13 | 2009-01-21 | Camcon Ltd | Bistable electromagnetic actuator |
JP6094012B2 (ja) * | 2012-05-24 | 2017-03-15 | 新電元メカトロニクス株式会社 | ソレノイド |
JP7393125B2 (ja) * | 2018-03-13 | 2023-12-06 | フスコ オートモーティブ ホールディングス エル・エル・シー | 中間状態を有する双安定ソレノイド |
-
1991
- 1991-08-01 JP JP6833791U patent/JP2521625Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0515407U (ja) | 1993-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4447793A (en) | Rotary actuators | |
AU759140B2 (en) | Motor utilizing basic factor and having generator function | |
US20130229245A1 (en) | Driving device and relay | |
JP2002325421A5 (ja) | ||
JP5116317B2 (ja) | 円筒型リニアモータ | |
JP2521625Y2 (ja) | ソレノイド | |
JPH07106051B2 (ja) | アクチュエータ | |
US6417583B1 (en) | Linear actuator with movable magnets | |
JPH01248410A (ja) | 磁気操作機構 | |
JP3641346B2 (ja) | 自己保持型ロータリソレノイド | |
JPS6138166Y2 (ja) | ||
JP3017850B2 (ja) | 双方向アクチュエータ | |
JP2754296B2 (ja) | ロータリアクチュエータ | |
US20200280251A1 (en) | Electromagnetic energy converter | |
JP2602370Y2 (ja) | ソレノイド | |
WO2009121444A1 (de) | Klauenpolmotor | |
JPS59739Y2 (ja) | 有極電磁装置 | |
ATE396486T1 (de) | Einphasige elektromagnetische drehbare betätigungsvorrichtung mit magnetfeder und elektrisches ventil mit einer solchen betätigungsvorrichtung | |
JP2008047648A (ja) | ロータリーソレノイド | |
JPH082968Y2 (ja) | 双安定形ソレノイド | |
US3094637A (en) | Manually operated generators for telephone service | |
JPS5987112U (ja) | 二方向自己保持型ソレノイド | |
JPS589504Y2 (ja) | 永久磁石電動機 | |
JPS6350819Y2 (ja) | ||
JPS6341824Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |