JP5116317B2 - 円筒型リニアモータ - Google Patents

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本発明は、複数の永久磁石を直線状に組み付けたシャフト状の固定子の外側に、複数のコイルを内蔵した可動子を該固定子と同心状に配置した円筒型リニアモータに関する発明である。
近年、直線往復駆動用のアクチュエータとして円筒型リニアモータが注目されている。この円筒型リニアモータは、「シャフトモータ」とも呼ばれ、例えば、特許文献1(特開2000−139069号公報)、特許文献2(特開平10−313566号公報)、特許文献3(特許第3481759号公報)等に記載されているように、N極とS極の磁束を交互に発生するシャフト状の固定子の外側に、複数のコイルを内蔵した可動子を該シャフト状の固定子と同心状に配置し、該可動子に設けた磁気センサ(ホール素子)で固定子の磁極の位置を検出してコイルへの通電を切り換えることで可動子を固定子に沿って直線駆動するように構成したものが多い。
この円筒型リニアモータの固定子は、特許文献1に記載されているように、1本の棒状磁性材料に着磁装置でN極とS極を交互に着磁して形成したものがあるが、1本の棒状磁性材料にN極とS極を等ピッチで強力に着磁することが難しく、磁石の高磁力化や磁極間の境界位置の高精度化が困難であり、リニアモータの高推力化や位置決め精度向上の要求を十分に満たすことができない。
この課題を解決するために、円筒状のシャフト内に、予め着磁された多数の永久磁石を直線状に並べて収納することでシャフト状の固定子を構成するようにしたものが多い。例えば、特許文献2に記載されているように、円筒状のシャフト内に収納した各永久磁石の同極どうしを密着させた状態でシャフトに締め付けたナットで固定したり、或は、特許文献3に記載されているように、推力発生に寄与する磁束を増加させるために、各永久磁石間にヨーク(磁性体)を挟み込んだ構成のものもある。
特開2000−139069号公報 特開平10−313566号公報 特許第3481759号公報
しかし、上記実施例2,3に記載された構成では、隣接する永久磁石の同極どうしが対向する構成であるため、固定子を組み立てる際に円筒状のシャフト内に収納した各永久磁石間に磁気反発力が作用する。各永久磁石は、強力な磁力を発生するように着磁されているため、固定子の組立時には各永久磁石間に発生する大きな磁気反発力に抗して永久磁石を大きな力で押さえ付けながら組み立てる必要がある。このため、固定子の組立中に永久磁石が磁気反発力により飛び出してしまったり、或は、永久磁石の飛び出しを阻止するための特殊な治具を使用する必要があり、固定子の組立作業に多大の手間がかかり、製造コストが高くなってしまうという問題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、固定子の組立作業性を向上することができる円筒型リニアモータを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、シャフト状の固定子を構成する複数の永久磁石を直線状に配列すると共に、隣接する永久磁石の同極どうしを磁性体スペーサを挟んで対向させた構成の円筒型リニアモータにおいて、磁性体スペーサの厚み寸法を、永久磁石と磁性体スペーサとの間に発生する磁気反発力が、当該磁性体スペーサを挟まずに隣接する永久磁石の同極どうしを密着させた場合の永久磁石間の磁気反発力(以下「最大磁気反発力」という)の1/10以下からマイナス値(吸引力)となる範囲で当該磁性体スペーサを挟まずに隣接する永久磁石の同極どうしを密着させた場合の推力(以下「最大推力」という)の90%以上の推力が得られるように設定したものである。
各永久磁石の間に磁性体スペーサを挟み込んだ構成の円筒型リニアモータについて、磁性体スペーサの厚み寸法と磁気反発力との関係を調べて見ると、磁性体スペーサの厚み寸法が0の場合(つまり隣接する永久磁石の同極どうしを密着させた場合)に磁気反発力が最大となり、この状態から磁性体スペーサの厚み寸法が厚くなるに従って磁気反発力が小さくなり、磁性体スペーサの厚み寸法が永久磁石の厚みの1/4〜1/6程度になると磁気反発力がほぼ0になり、これよりも厚くなると、永久磁石と磁性体スペーサとの間に作用する磁気力が反発力から吸引力に反転することが判明した。また、磁性体スペーサの厚み寸法とリニアモータの推力との関係を調べて見ると、磁性体スペーサの厚み寸法が磁気反発力がほぼ0となる点付近であれば、推力の低下が僅かであることが判明した。
このような特性を考慮して、本発明は、磁性体スペーサの厚み寸法を、永久磁石と磁性体スペーサとの間に発生する磁気反発力が最大磁気反発力の1/10以下(より好ましくは1/20以下、更に好ましくは1/50以下)からマイナス値(吸引力)となる範囲で最大推力の90%以上(より好ましくは95%以上、更に好ましくは97%以上)の推力が得られるように設定したものである。この構成では、永久磁石と磁性体スペーサとの間に発生する磁気反発力が非常に小さいか又は吸引力となるため、固定子の組立中に永久磁石が磁気反発力により飛び出してしまうことを防止できると共に、永久磁石の飛び出しを阻止するための特殊な治具を使用せずに固定子を組み立てることが可能となり、固定子の組立作業を能率良く行うことができて、生産性向上・コスト削減の要求を満たすことができる。しかも、推力の低下も少ないため、円筒型リニアモータの動力性能をほとんど損なわずに生産性向上・コスト削減を実現することができる。
更に、請求項2のように、磁性体スペーサの厚み寸法は、永久磁石と磁性体スペーサとの間に発生する磁気反発力(吸引力)がほぼ0となるように設定しても良い。このようにすれば、固定子の組立時に永久磁石と磁性体スペーサとの間に磁気反発力や吸引力がほとんど作用しなくなるため、固定子の組立性をより一層向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した一実施例を説明する。
図1及び図2に示すように、円筒型リニアモータ11は、円筒状のシャフト12内に多数の永久磁石13を直線状に並べて配置してシャフト状の固定子10を構成すると共に、シャフト12の外側に、複数のコイル14を内蔵した可動子15を該シャフト12と同心状に配置し、可動子15の移動位置に応じて複数のコイル14への通電を切り換えることで可動子15をシャフト12に沿って直線駆動するように構成されている。シャフト12内の各永久磁石13は、隣接する永久磁石13のS極どうし、N極どうしが後述する磁性体スペーサ18を挟んで対向するように配置されている。
また、シャフト12は、各永久磁石13の磁束を透過させる非磁性材料(例えばステンレス鋼)のパイプにより形成されている。可動子15のコイル14は、シャフト12(永久磁石13)の外周囲を取り巻くように該シャフト12と同心状に配置されている。そして、このシャフト12の両端部が、ベースフレーム16上に立設された支持ブラケット17に水平に固定されている。
次に、図3に基づいて固定子10の組立構造を説明する。
固定子10の外殻を構成する円筒状のシャフト12内には、多数の永久磁石13が、隣接する永久磁石13のS極どうし、N極どうしが磁性体スペーサ18を挟んで対向するように収納されている。各磁性体スペーサ18は、ヨークを兼ねるように鉄等の磁性材料により円盤状若しくは短円柱状に形成され、各永久磁石13も短円柱状に形成されている。固定子10を組み立てる場合は、円筒状のシャフト12の一端部内周に形成された雌ねじ部23にナット21を締め付けた後、該シャフト12内に磁性体スペーサ18と永久磁石13とを交互に収納して、該シャフト12の他端部内周に形成された雌ねじ部24にナット22を締め付ける。これにより、該シャフト12内の永久磁石13と磁性体スペーサ18とが両ナット21,22で挟み付けられて固定された状態となる。
この構成では、隣接する永久磁石13の同極どうしが磁性体スペーサ18を挟んで対向する構成であるため、磁性体スペーサ18の厚みが薄いと、固定子10を組み立てる際に円筒状のシャフト12内に収納した各永久磁石13間に磁気反発力が作用する。各永久磁石13は、強力な磁力を発生するように着磁されているため、固定子10の組立時には永久磁石13と磁性体スペーサ18との間に発生する大きな磁気反発力に抗して永久磁石13を大きな力で押さえ付けながら組み立てる必要がある。このため、従来構成のものは、固定子10の組立中に永久磁石13が磁気反発力により飛び出してしまったり、或は、永久磁石13の飛び出しを阻止するための特殊な治具を使用する必要があり、固定子10の組立作業に多大の手間がかかり、製造コストが高くなってしまうという問題があった。
この対策として、本実施例では、磁性体スペーサ18の厚み寸法を、永久磁石13と磁性体スペーサ18との密着時に両者間に発生する磁気反発力が最大磁気反発力の1/10以下(より好ましくは1/20以下、更に好ましくは1/50以下)からマイナス値(吸引力)となる範囲で最大推力の90%以上(より好ましくは95%以上、更に好ましくは97%以上)の推力が得られるように設定している。ここで、最大磁気反発力と最大推力は、磁性体スペーサ18の厚み寸法が0の場合(つまり隣接する永久磁石13の同極どうしを密着させた場合)に発生する磁気反発力と推力のことである。
本発明者は、各永久磁石13間に挟み込むスペーサ(磁性体スペーサ18)と磁気反発力と推力との関係を調べるために、次の4種類の試験1〜4を行ったので、その試験結果を説明する。
[試験1]
まず、スペーサの材質の違いによる特性変化を考察するために、磁性体(鉄SS400)のスペーサと非磁性体(プラスチック)のスペーサを用いて、スペーサの厚み比率と磁気反発力と推力定数との関係を調べてみた。ここで、推力定数とは、リニアモータに1Aの電流を流したときに得られる推力のことである。
この試験1では、図4に示すように、永久磁石とスペーサの合計厚みを45mmとし、スペーサの厚み比率を0%から100%まで段階的に変化させて、磁気反発力と推力定数を算出したところ、次の表1及び図5に示す結果が得られた。
Figure 0005116317
この試験1に用いた永久磁石は、最大エネルギ積が40MGOe、外径φが25mmの磁石を用いた。可動子は、12個のUVW相のコイル(1コイルは100ターン)で構成した。
非磁性体スペーサでは、厚み比率が大きくなっても、永久磁石間に作用する磁気反発力が0以下(吸引力)にはならないが、磁性体スペーサでは、厚み比率が20%付近になると、磁気反発力がほぼ0になり、これよりも厚くなると、永久磁石と磁性体スペーサとの間に作用する磁気力が反発力から吸引力に反転する。これは、磁性体スペーサの両端部分が異なる極性に磁化されるためである。
また、推力定数は、磁性体スペーサの方が非磁性体スペーサよりも全般的に大きくなる。更に、磁性体スペーサでは、厚み比率が20%前後でも、推力定数の低下は僅かである。
[試験2]
この試験2では、永久磁石の特性(最大エネルギ積)の違いによる特性変化を調べてみた。この試験2でも、上記試験1と同様に、永久磁石とスペーサの合計厚みを45mmとし、外径φが25mmの永久磁石を用いると共に、磁性体(鉄SS400)のスペーサを用いた。可動子は12個のUVW相のコイル(1コイルは100ターン)で構成した。
この試験2では、永久磁石の最大エネルギ積を30MGOe、40MGOe、50MGOeの3段階に変化させ、磁性体スペーサの厚み比率を0%から100%まで段階的に変化させて、磁気反発力と推力定数を算出したところ、次の表2及び図6に示す結果が得られた。
Figure 0005116317
この試験2の結果を見ると、永久磁石の最大エネルギ積が相違しても、磁性体スペーサの厚み比率が20%付近になると、磁気反発力がほぼ0になり、これよりも厚くなると、永久磁石と磁性体スペーサとの間に作用する磁気力が反発力から吸引力に反転する。この試験2の結果から、永久磁石の最大エネルギ積が変化しても、磁性体スペーサの厚み比率に対する磁気反発力と推力定数の変化特性がほぼ同じ傾向を示すことが確認された。
また、永久磁石の最大エネルギ積が変化しても、磁性体スペーサの厚み比率が、磁気反発力がほぼ0になる20%付近における推力定数の低下は僅かである。
[試験3]
この試験3では、永久磁石の外径φの違いによる特性変化を調べてみた。この試験3でも、前記試験1と同様に、永久磁石とスペーサの合計厚みを45mmとし、磁性体(鉄SS400)のスペーサを用いた。可動子は12個のUVW相のコイル(1コイルは100ターン)で構成した。
この試験3では、永久磁石の最大エネルギ積を40MGOeとし、永久磁石の外径φを15mm、25mm、35mmの3段階に変化させ、磁性体スペーサの厚み比率を0%から100%まで段階的に変化させて、磁気反発力と推力定数を算出したところ、次の表3及び図7に示す結果が得られた。
Figure 0005116317
この試験3の結果を見ると、永久磁石の外径φが相違しても、磁性体スペーサの厚み比率が20%前後になると、磁気反発力がほぼ0になり、これよりも厚くなると、永久磁石と磁性体スペーサとの間に作用する磁気力が反発力から吸引力に反転する。この試験3の結果から、永久磁石の外径φが変化しても、磁性体スペーサの厚み比率に対する磁気反発力と推力定数の変化特性がほぼ同じ傾向を示すことが確認された。
また、永久磁石の外径φが相違しても、磁性体スペーサの厚み比率が、磁気反発力がほぼ0になる20%付近における推力定数の低下は僅かである。
[試験4]
この試験4では、図8に示すように、固定子の組立時に永久磁石を磁性体スペーサに近付けて密着させるまでの過程で、永久磁石と磁性体スペーサとの間に発生する磁気力の変化を調べてみた。この試験4でも、磁性体(鉄SS400)のスペーサを用い、可動子は12個のUVW相のコイル(1コイルは100ターン)で構成した。
この試験4では、永久磁石の最大エネルギ積を40MGOe、永久磁石の外径φを25mm、永久磁石の厚み寸法を30mmとし、磁性体スペーサの厚み寸法を15mmとした(磁性体スペーサの厚み比率を33.3%とした)。
この試験4では、永久磁石と磁性体スペーサとの間の距離X[mm]を変化させて、磁気反発力を算出したところ、次の表4及び図9に示す結果が得られた。
Figure 0005116317
この試験4の条件では、永久磁石と磁性体スペーサとを密着させた状態(距離X=0mm)では、53.6[N]の吸引力が発生するが、距離Xが3mm以上では、吸引力とはならず、反発力となるため、実際に吸引力が発生する距離Xは3mmよりも小さくなる。このように、永久磁石が磁性体スペーサにかなり接近するまで吸引力が発生しないため、固定子の組立時の作業性はほとんど悪くならない(距離Xが離れた状態で大きな吸引力が発生すると、永久磁石が磁性体スペーサに勢い良く吸着されて永久磁石が損傷する可能性がある)。
以上説明した各試験1〜4の結果から明らかなように、各永久磁石13の間に磁性体スペーサ18を挟み込んだ構成の円筒型リニアモータについて、磁性体スペーサ18の厚み寸法と磁気反発力との関係を調べて見ると、磁性体スペーサ18の厚み寸法が0の場合(つまり隣接する永久磁石13の同極どうしを密着させた場合)に磁気反発力が最大となり、この状態から磁性体スペーサ18の厚み寸法が厚くなるに従って磁気反発力が小さくなり、磁性体スペーサ18の厚み寸法が永久磁石13の厚みの1/4〜1/6程度になると磁気反発力がほぼ0になり、これよりも厚くなると、永久磁石13と磁性体スペーサ18との間に作用する磁気力が反発力から吸引力に反転することが判明した。また、磁性体スペーサ18の厚み寸法とリニアモータの推力定数との関係を調べて見ると、磁性体スペーサ18の厚み寸法が磁気反発力がほぼ0となる点付近であれば、推力の低下が僅かであることが判明した。
このような特性を考慮して、本実施例では、磁性体スペーサ18の厚み寸法を、永久磁石13と磁性体スペーサ18との間に発生する磁気反発力が最大磁気反発力の1/10以下(より好ましくは1/20以下、更に好ましくは1/50以下)からマイナス値(吸引力)となる範囲で最大推力の90%以上(より好ましくは95%以上、更に好ましくは97%以上)の推力が得られるように設定したものである。この構成では、永久磁石13と磁性体スペーサ18との間に発生する磁気反発力が非常に小さいか又は吸引力となるため、固定子10の組立中に永久磁石13が磁気反発力により飛び出してしまうことを防止できると共に、永久磁石13の飛び出しを阻止するための特殊な治具を使用せずに固定子10を組み立てることが可能となり、固定子10の組立作業を能率良く行うことができて、生産性向上・コスト削減の要求を満たすことができる。しかも、推力の低下も少ないため、円筒型リニアモータの動力性能をほとんど損なわずに生産性向上・コスト削減を実現することができる。
この場合、磁性体スペーサ18の厚み寸法は、永久磁石13と磁性体スペーサ18との間に発生する磁気反発力(吸引力)がほぼ0となるように設定すると良い。このようにすれば、固定子10の組立時に永久磁石13と磁性体スペーサ18との間に磁気反発力や吸引力がほとんど作用しなくなるため、固定子10の組立性をより一層向上させることができる。
本発明の一実施例の円筒型リニアモータを搭載した装置を概略的に示す図である。 円筒型リニアモータの主要部の斜視図である。 円筒型リニアモータの主要部の断面図である。 永久磁石とスペーサ(磁性体スペーサ)と固定子のコイルの寸法関係を説明する図である。 磁性体(鉄SS400)のスペーサと非磁性体(プラスチック)のスペーサについて、スペーサの厚み比率と磁気反発力と推力定数との関係を説明する図である。 永久磁石の特性(最大エネルギ積)の違いによる特性変化を説明する図である。 永久磁石の外径φの違いによる特性変化を説明する図である。 試験4の試験条件を説明する図である。 永久磁石と磁性体スペーサとの間の距離Xの違いによる磁気力の変化を説明する図である。
符号の説明
10…固定子、11…円筒型リニアモータ、12…円筒状のシャフト、13…永久磁石、14…コイル、15…可動子、16…ベースフレーム、17…支持ブラケット、18…磁性体スペーサ

Claims (2)

  1. 複数の永久磁石を直線状に組み付けたシャフト状の固定子の外側に、複数のコイルを内蔵した可動子を該固定子と同心状に配置し、前記可動子の移動位置に応じて前記複数のコイルへの通電を切り換えることで前記可動子を前記固定子に沿って直線駆動する円筒型リニアモータにおいて、
    前記シャフト状の固定子は、前記各永久磁石の間にそれぞれ磁性体スペーサが挟み込まれ、且つ、隣接する永久磁石の同極どうしが前記磁性体スペーサを挟んで対向するように構成され、
    前記磁性体スペーサの厚み寸法は、前記永久磁石と前記磁性体スペーサとの間に発生する磁気反発力が、当該磁性体スペーサを挟まずに隣接する永久磁石の同極どうしを密着させた場合の永久磁石間の磁気反発力の1/10以下からマイナス値(吸引力)となる範囲で当該磁性体スペーサを挟まずに隣接する永久磁石の同極どうしを密着させた場合の推力の90%以上の推力が得られるように設定されていることを特徴とする円筒型リニアモータ。
  2. 前記磁性体スペーサの厚み寸法は、前記永久磁石と前記磁性体スペーサとの間に発生する磁気反発力がほぼ0となるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の円筒型リニアモータ。
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