JP6673959B2 - 磁気式位置検出装置における磁石ユニットおよびそれを用いた磁気式位置検出装置 - Google Patents

磁気式位置検出装置における磁石ユニットおよびそれを用いた磁気式位置検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の磁気センサを所定間隔で直列に配置したセンサユニットと、移動体に取り付けられて前記センサユニットに対して相対移動する磁石ユニットとを備え、前記センサユニットおよび前記磁石ユニットの位置関係に基づいて前記移動体の位置検出を行う磁気式位置検出装置における磁石ユニット、およびそれを用いた磁気式位置検出装置に関する。
図7には、本件出願人等が特願2018−028096号で提案した磁気式位置検出装置の概略構造が示される。
複数の磁気センサ01…が所定間隔で直列に配置されたセンサユニット02と、所定距離Lで離間する2個の磁石03,04を有する磁石ユニット05とが相互に平行に配置されており、磁石ユニット05がセンサユニット02に対して相対移動すると、センサユニット02の磁気センサ01…に対する2個の磁石03,04の位置関係が変化することで、センサユニット02に対する磁石ユニット05の位置が検出される。
すなわち、磁石ユニット05が矢印方向に移動してA位置からB位置に達するまでの間は、センサユニット02の磁気センサ01…と磁石ユニット05の一方の磁石03との位置関係に基づいて該一方の磁石03の位置が検出され、その位置が磁石ユニット05の位置とされる。B位置で一方の磁石03がセンサユニット02の端部に達すると、センサユニット02が更に矢印方向に移動してB位置からC位置に達するまでの間は、今度はセンサユニット02の磁気センサ01…と磁石ユニット05の他方の磁石04との位置関係に基づいてと他方の磁石04の位置が検出され、その検出位置に一方および他方の磁石03,04間の距離Lを加算した位置が磁石ユニット05の位置とされる。
これにより、センサユニット02の磁気センサ01…の数(つまりセンサユニット02の長さL)を拡大することなく、位置検出可能な距離(つまり磁石ユニット05のストローク)を2倍の2Lに拡大することができる。
ところで、このような構造の磁気式位置検出装置では、磁石ユニット05の2個の磁石03,04間の距離Lが検出精度に直接影響を及ぼすため、2個の磁石03,04の取り付け位置を精度良く管理することが必要となる。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、磁気式位置検出装置の磁石ユニットの複数の磁石の取り付け位置を精度良く管理することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、複数の磁気センサを所定間隔で直列に配置したセンサユニットと、移動体に取り付けられて前記センサユニットに対して相対移動する磁石ユニットとを備え、前記センサユニットおよび前記磁石ユニットの位置関係に基づいて前記移動体の位置検出を行う磁気式位置検出装置における磁石ユニットであって、前記磁石ユニットは、有底筒状のケーシングと、前記ケーシングの内周面に圧入される複数個の磁石と、隣接する前記磁石間に挟まれるように前記ケーシングの内周面に圧入されるスペーサロッドとを備え、前記磁石、前記スペーサロッドおよび前記ケーシングの内周面は相互に接着され、前記スペーサロッドの前記磁石に対向する端面には接着剤逃がし通路が開口することを特徴とする磁気式位置検出装置における磁石ユニットが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記接着剤逃がし通路は前記スペーサロッドを軸方向に貫通する軸方向貫通孔で構成され、前記軸方向貫通孔は、前記スペーサロッドを径方向に貫通する径方向貫通孔に連通することを特徴とする磁気式位置検出装置における磁石ユニットが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記スペーサロッドの外周面には前記径方向貫通孔に連通する環状溝が形成されることを特徴とする磁気式位置検出装置における磁石ユニットが提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項2または請求項3の構成に加えて、前記ケーシングは軸方向に分割された複数のケース分割体からなり、前記ケース分割体の分割部は前記径方向貫通孔の位置に対応することを特徴とする磁気式位置検出装置における磁石ユニットが提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記磁石および前記スペーサロッドの間には弾性部材が圧入され、前記弾性部材には前記スペーサロッドの軸方向貫通孔に連通する軸方向貫通孔が形成されることを特徴とする磁気式位置検出装置における磁石ユニットが提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の磁気式位置検出装置における磁石ユニットを用いた磁気式位置検出装置であって、前記磁石ユニットは接続部材を介して前記移動体に取り付けられ、前記接続部材は前記磁石ユニットに対して前記移動体の移動方向に締結され、前記接続部材は前記移動体に対して該移動体の移動方向と直交する方向に締結されることを特徴とする磁気式位置検出装置が提案される。
なお、実施の形態の第1ケース分割体13および第2ケース分割体14は本発明のケース分割体に対応し、実施の形態の第1磁石17および第2磁石18は本発明の磁石に対応し、実施の形態の軸方向貫通孔20aおよび径方向貫通溝20bは本発明の接着剤逃がし通路に対応し、実施の形態の第1環状溝20dは本発明の環状溝に対応する。
請求項1の構成によれば、磁気式位置検出装置は、複数の磁気センサを所定間隔で直列に配置したセンサユニットと、移動体に取り付けられてセンサユニットに対して相対移動する磁石ユニットとを備え、センサユニットおよび磁石ユニットの位置関係に基づいて移動体の位置検出を行う。
磁石ユニットは、有底筒状のケーシングと、ケーシングの内周面に圧入される複数個の磁石と、隣接する磁石間に挟まれるようにケーシングの内周面に圧入されるスペーサロッドとを備え、磁石、スペーサロッドおよびケーシングの内周面は相互に接着され、スペーサロッドの磁石に対向する端面には接着剤逃がし通路が開口するので、磁石、スペーサロッドおよびケーシングの内周面間で圧縮された余剰の接着剤を接着剤逃がし通路に逃がすことで、ケーシングに対する磁石およびスペーサロッドの軸方向位置の位置精度を高め、複数個の磁石の間隔を精度良く管理して磁気式位置検出装置の検出精度を高めることができる。
また請求項2の構成によれば、接着剤逃がし通路はスペーサロッドを軸方向に貫通する軸方向貫通孔で構成され、軸方向貫通孔は、スペーサロッドを径方向に貫通する径方向貫通孔に連通するので、接着面から押し出された余剰の接着剤を軸方向貫通孔および径方向貫通孔を介してケーシングの内周面に逃がすことで、磁石およびスペーサロッドの軸方向の位置精度を高めることができる。
また請求項3の構成によれば、スペーサロッドの外周面には径方向貫通孔に連通する環状溝が形成されるので、径方向貫通孔から溢れた余剰の接着剤を環状溝に逃がすことで、磁石およびスペーサロッドの軸方向の位置精度を更に高めることができる。
また請求項4の構成によれば、ケーシングは軸方向に分割された複数のケース分割体からなり、ケース分割体の分割部は径方向貫通孔の位置に対応するので、磁石やスペーサロッドの圧入時に押し出された空気をケース分割体の分割部から外部に排出することで、磁石およびスペーサロッドの軸方向の位置精度を更に高めることができる。
また請求項5の構成によれば、磁石およびスペーサロッドの間には弾性部材が圧入され、弾性部材にはスペーサロッドの軸方向貫通孔に連通する軸方向貫通孔が形成されるので、圧入時に圧縮された弾性部材の弾発力で磁石およびスペーサロッドを軸方向に付勢することで、それらの軸方向の位置精度を更に高めることができる。しかも磁石および弾性部材の接着面から押し出された余剰の接着剤を、弾性部材の軸方向貫通孔からスペーサロッドの軸方向貫通孔に逃がすことができる。
また請求項6の構成によれば、磁石ユニットは接続部材を介して移動体に取り付けられ、接続部材は磁石ユニットに対して移動体の移動方向に締結され、接続部材は移動体に対して該移動体の移動方向と直交する方向に締結されるので、磁石ユニットを移動体に取り付けたときに、磁石ユニットが移動体の移動方向に対して非平行になるのを防止し、磁気式位置検出装置による移動体の位置検出精度を高めることができる。
磁石ユニットの斜視図および縦断面図である。 磁石ユニットの分解斜視図である。 磁石ユニットの組み立て手順の説明図の第1分図である。 磁石ユニットの組み立て手順の説明図の第2分図である。 磁石ユニットの組み立て手順の説明図の第2分図である。 磁気式位置検出装置の使用状態を示す図である。 既存の磁気式位置検出装置の位置検出原理を説明する図である。
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1および図2に示すように、磁石ユニット11は、一定直径の円筒状内周面を有して軸方向両端が閉塞されたケーシング12を備えており、ケーシング12は第1ケース分割体13および第2ケース分割体14に分割される。第1ケース分割体13は図中左端が底壁13aで閉塞された有底円筒状の部材であり、開放している図中右端側に結合フランジ13bが突設される。第2ケース分割体14は図中右端が底壁14aで閉塞された有底円筒状の部材であり、開放している図中左端側に結合フランジ14bが突設される。第1ケース分割体13の底壁13aの中心および第2ケース分割体14の底壁14aの中心には、それらを貫通する貫通孔13c,14cがそれぞれ形成される。
ケーシング12は、第1ケース分割体13の結合フランジ13bおよび第2ケース分割体14の結合フランジ14bをボルト15およびナット16で締結することで組み立てられる。組み立てられたケーシング12の内部には、その左端側から右端側に向かって第1磁石17、弾性部材19、スペーサロッド20および第2磁石18が軸方向に重ね合わされるように収納される。
第1磁石17および第2磁石18は短い円柱状の部材であり、第1磁石17は第1ケース分割体13の底壁13aに当接するように圧入され、第2磁石18は第2ケース分割体14の底壁14aに当接するように圧入される。第1磁石17および第2磁石18は互換可能な同一部材であるが、第1磁石17はN極面が左向きでS曲面が右向きとなるように配置され、第2磁石18はN極面が右向きでS曲面が左向きとなるように配置される。
ラバー等で短い円柱状に構成された弾性部材19は中心を貫通する軸方向貫通孔19aを有しており、その左端面が第1磁石17の右端面に当接するように、第1ケース分割体13の内周面に圧入される。
概略円柱状のスペーサロッド20は、その中心を軸方向に貫通する軸方向貫通孔20aと、その軸方向両端面を径方向に横断する一対の径方向貫通溝20b,20bと、その軸方向中間部の二カ所を径方向に貫通する一対の径方向貫通孔20c,20cとを備える。更にスペーサロッド20の外周面には、一対の径方向貫通孔20c,20cの径方向外端にそれぞれ連通する一対の第1環状溝20d,20dと、一対の第1環状溝20d,20d間に挟まれた第2環状溝20eとが形成される。
このような形状のスペーサロッド20を第1ケース分割体13および第2ケース分割体14の内部に圧入すると、その左端面は弾性部材19の右端面に当接し、その右端面は第2磁石18の左端面に当接する。そして第1環状溝20d,20dとケーシング12の内周面との間には環状の空間α,αが形成され、第2環状溝20eとケーシング12の内周面との間には環状の空間βが形成される。空間α,αは余剰の接着剤を逃がすための空間であり、空間βは単なる軽量化のための肉抜き空間である。磁石ユニット11を組み立てた状態において、左側の第1環状溝20dの位置は、第1ケース分割体13および第2ケース分割体14の分割部である一対の結合フランジ13b,14bの位置に対応する。
次に、図3〜図5に基づいて磁石ユニット11の組み立て手順について説明する。
先ず、図3(A)に示すように、第2ケース分割体14の底部の太線部分に接着剤を塗布した状態で第2磁石18を圧入する。このとき、余剰の接着剤が第2ケース分割体14の底壁14aの貫通孔14cから溢れた場合には、溢れた接着剤を拭き取っておく。次に、図3(B)に示すように、第2磁石18の左端面および第2ケース分割体14の内周面の太線部分に接着剤を塗布した状態で、スペーサロッド20を圧入する。このとき、余剰となった接着剤は、スペーサロッド20の右端面の径方向貫通溝20bから軸方向貫通孔20aおよび径方向貫通孔20cを経て右側の第1環状溝20dの空間αに向けて逃がされる。
そして、図4(C)に示すように、第2ケース分割体14の左端からのスペーサロッド20の突出量L1が所定長さになるように、第2ケース分割体14の右端およびスペーサロッド20の左端を万力等でプレスしながら接着剤を硬化させた後、スペーサロッド20の左端の太線部分に接着剤を塗布した状態で弾性部材19の右端を接着する。更に、図4(D)に示すように、弾性部材19の左端の太線部分に接着剤を塗布した状態で第1磁石17の右端を接着する。
次に、図4(E)に示すように、第1ケース分割体13の底部の太線部分に接着剤を塗布した状態で、その第1ケース分割体13を第1磁石17、弾性部材19およびスペーサロッド20の外周面に圧入する。このとき、余剰となった接着剤は弾性部材19の軸方向貫通孔19a、スペーサロッド20の左端面の径方向貫通溝20b、スペーサロッド20の軸方向貫通孔20a、スペーサロッド20の径方向貫通孔20cを経て左側の第1環状溝20dの空間αに逃がされる。また他の余剰となった接着剤が第1ケース分割体13の底壁13aの貫通孔13cから溢れた場合には、溢れた接着剤を拭き取っておく。
次に、図5(F)に示すように、第1ケース分割体13の結合フランジ13bおよび第2ケース分割体14の結合フランジ14bをボルト15およびナット16で締結する。そして、図5(G)に示すように、第1ケース分割体13の左端面および第2ケース分割体14の右端面間の距離が所定距離L2になるように万力等でプレスしながら接着剤を硬化させることで、磁石ユニット11が完成する。
図6には、上記構造の磁石ユニット11を備える磁気式位置検出装置が示される。
ハウジング21の内部に収納されて矢印方向A1に移動する移動体25には、前記磁石ユニット11が接続部材22を介して取り付けられる。移動体25に取り付けられた状態で、磁石ユニット11の軸線の方向(矢印A2方向)は移動体25の移動方向(矢印A1方向)と平行である。接続部材22は、磁石ユニット11の軸線の方向である矢印A2方向と平行に配置されたボルト23で移動体25に締結される。また磁石ユニット11は、その軸線の方向である矢印A2方向と直交する方向に配置されたボルト24,24で接続部材22に締結される。
ケーシング12内に複数の磁気センサ26…を所定間隔で直列に配置したセンサユニット27が、ハウジング21の外部に設けたブラケット21aにボルト28を介して取り付けられる。センサユニット27の配置方向は、移動体25の移動方向A1および磁石ユニット11の軸線方向A2と平行であり、磁石ユニット11はセンサユニット27に所定距離を介して対向する。
上記構成を備えた本実施の形態の磁気式位置検出装置における磁石ユニットによれば、ケーシング12の内部に第1磁石17、弾性部材19、スペーサロッド20および第2磁石18を圧入して接着剤で固定するので、ケーシング12に対して第1磁石17および第2磁石18を強固に固定し、第1磁石17および第2磁石18の位置ずれを防止することができる。
第1磁石17および弾性部材19の接着面は、弾性部材19の軸方向貫通孔19aを介して弾性部材19およびスペーサロッド20の左端面の径方向貫通溝20bに連通し、弾性部材19およびスペーサロッド20の接着面は、スペーサロッド20の軸方向貫通孔20aおよび径方向貫通孔20c,20cを介して第1環状溝20d,20dの空間α,αに連通する。また第2磁石18およびスペーサロッド20の接着面は、スペーサロッド20の軸方向貫通孔20aおよび径方向貫通孔20c,20cを介して第1環状溝20d,20dの空間α,αに連通する。
これにより、第1磁石17、第2磁石18、弾性部材19およびケーシング12の内周面間で圧縮された余剰の接着剤を空間α,αに向けて逃がすことで、ケーシング12に対する第1磁石17および第2磁石18の軸方向位置の位置精度を高め、第1磁石17および第2磁石18の間隔を精度良く管理して磁気式位置検出装置の検出精度を高めることができる。このとき、第1磁石17およびスペーサロッド20の間に配置されて圧縮された弾性部材20の弾発力で第1磁石17およびスペーサロッド20を軸方向両側に付勢することで、第1磁石17および第2磁石18を第1ケース分割体13の底壁13aおよび第2ケース分割体14の底壁14aにそれぞれ押し付け、第1磁石17および第2磁石18の軸方向の位置精度を更に高めることができる。
しかも第1ケース分割体13および第2ケース分割体14の分割部である結合フランジ13b,14bはスペーサロッド20の左側の径方向貫通孔20cの位置に対応するので、第1磁石17、第2磁石18、弾性部材19およびスペーサロッド20の圧入時に押し出された空気を第1ケース分割体13および第2ケース分割体14の分割部から外部に排出することで、第1磁石17および第2磁石18の軸方向の位置精度を更に高めることができる。
さらに磁石ユニット11を移動体25に取り付ける接続部材22は、磁石ユニット11に対して移動体25の移動方向にボルト23で締結され、かつ接続部材22は移動体25に対して移動体25の移動方向と直交する方向にボルト24で締結されるので、磁石ユニット11を移動体25に取り付けたときに、磁石ユニット11を移動体25の移動方向に対して平行にすることができる。これにより、磁石ユニット11がセンサユニット27に対して平行状態を維持しながら平行移動することを保証し、磁気式位置検出装置による移動体25の位置検出精度を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態の磁石ユニット11は第1磁石17および第2磁石18を備えているが、磁石の数は3個以上であっても良い。
また実施の形態のケーシング12は第1ケース分割体13および第2ケース分割体14に2分割されているが、それを3分割以上に分割しても良い。
11 磁石ユニット
12 ケーシング
13 第1ケース分割体(ケース分割体)
14 第2ケース分割体(ケース分割体)
17 第1磁石(磁石)
18 第2磁石(磁石)
19 弾性部材
19a 軸方向貫通孔
20 スペーサロッド
20a 軸方向貫通孔(接着剤逃がし通路)
20b 径方向貫通溝(接着剤逃がし通路)
20c 径方向貫通孔
20d 第1環状溝(環状溝)
22 接続部材
25 移動体
26 磁気センサ
27 センサユニット

Claims (6)

  1. 複数の磁気センサ(26)を所定間隔で直列に配置したセンサユニット(27)と、移動体(25)に取り付けられて前記センサユニット(27)に対して相対移動する磁石ユニット(11)とを備え、前記センサユニット(27)および前記磁石ユニット(11)の位置関係に基づいて前記移動体(25)の位置検出を行う磁気式位置検出装置における磁石ユニットであって、
    前記磁石ユニット(11)は、有底筒状のケーシング(12)と、前記ケーシング(12)の内周面に圧入される複数個の磁石(17,18)と、隣接する前記磁石(17,18)間に挟まれるように前記ケーシング(12)の内周面に圧入されるスペーサロッド(20)とを備え、前記磁石(17,18)、前記スペーサロッド(20)および前記ケーシング(12)の内周面は相互に接着され、前記スペーサロッド(20)の前記磁石(17,18)に対向する端面には接着剤逃がし通路(20a,20b)が開口することを特徴とする磁気式位置検出装置における磁石ユニット。
  2. 前記接着剤逃がし通路は前記スペーサロッド(20)を軸方向に貫通する軸方向貫通孔(20a)で構成され、前記軸方向貫通孔(20a)は、前記スペーサロッド(20)を径方向に貫通する径方向貫通孔(20c)に連通することを特徴とする、請求項1に記載の磁気式位置検出装置における磁石ユニット。
  3. 前記スペーサロッド(20)の外周面には前記径方向貫通孔(20c)に連通する環状溝(20d)が形成されることを特徴とする、請求項2に記載の磁気式位置検出装置における磁石ユニット。
  4. 前記ケーシング(12)は軸方向に分割された複数のケース分割体(13,14)からなり、前記ケース分割体(13,14)の分割部は前記径方向貫通孔(20c)の位置に対応することを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の磁気式位置検出装置における磁石ユニット。
  5. 前記磁石(17,18)および前記スペーサロッド(20)の間には弾性部材(19)が圧入され、前記弾性部材(19)には前記スペーサロッド(20)の軸方向貫通孔(20a)に連通する軸方向貫通孔(19a)が形成されることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の磁気式位置検出装置における磁石ユニット。
  6. 前記磁石ユニット(11)は接続部材(22)を介して前記移動体(25)に取り付けられ、前記接続部材(22)は前記磁石ユニット(11)に対して前記移動体(25)の移動方向に締結され、前記接続部材(22)は前記移動体(25)に対して該移動体(25)の移動方向と直交する方向に締結されることを特徴とする、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の磁気式位置検出装置における磁石ユニットを用いた磁気式位置検出装置
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