JPH0740914Y2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0740914Y2
JPH0740914Y2 JP1989038831U JP3883189U JPH0740914Y2 JP H0740914 Y2 JPH0740914 Y2 JP H0740914Y2 JP 1989038831 U JP1989038831 U JP 1989038831U JP 3883189 U JP3883189 U JP 3883189U JP H0740914 Y2 JPH0740914 Y2 JP H0740914Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、空気調和装置に関し、さらに詳しくは、複数
の室内機に接続される操作装置を有するとともに室内機
は集中制御装置にて集中制御される空気調和装置に関す
る。
従来の技術 たとえばビルデイングなどに空気調和装置を設置する場
合、たとえば各階毎に室内機をグループ化し、各グルー
プ毎に1台の親機と残余の子機とを設定するようにして
いる。上記親機にはそれぞれ操作装置が接続され、かつ
各親機は集中制御装置に共通に接続されて集中的に制御
される。このような従来例として、特開昭60-253750が
挙げられる。この従来例では、端末制御装置を併有する
複数の空気調和機を中央制御装置により集中的に制御す
る。中央制御装置には、各端末制御装置を介して個々の
空気調和機(室内機)の運転/停止を独立に制御し得る
運転スイツチと、外部制御のためのマイクロコンピユー
タシステムなどと接続される標準インタフエース回路と
が設けられている。
前記マイクロコンピユータシステムなどによつて中央制
御装置を外部制御して、各端末制御装置を制御しようと
する場合、当該マイクロコンピユータシステムからの外
部制御は前記運転スイツチによつて選択可能とされる。
すなわち特定の、または全ての端末制御装置を前記マイ
クロコンピユータシステムから切離して、各空気調和機
に設定される親機および親機に従属する子機から成るグ
ループ内で、親機による制御に従属するように切換える
ことが可能となつている。
考案が解決しようとする課題 上述したように複数の空気調和機を一斉に同一動作状態
に制御するグループ制御を行おうとする場合、親機には
操作装置が接続され、その操作によるグループ制御が行
われる。またこのようなグループが多数ある場合には、
前記マイクロコンピユータシステムはたとえばビルデイ
ングの空気調和動作を集中的に監視する集中制御装置な
どであり、集中制御装置による一斉起動/停止は従来か
ら行われている。一方、操作装置による操作を集中制御
装置から許可または禁止するには、一斉起動/停止を行
う信号を前記許可/禁止に読替えるスイツチ手段および
インタフエース回路を、室内機内の配線基板上に設けて
おり、必要に応じてこのスイツチ手段の切換え状態を確
認し、またスイツチ手段を切換えている。
このような従来例では、前記スイツチ手段の切換状態の
確認および変更等の必要が生じた場合、前述したように
室内機内においてスイツチ手段を確認、または操作する
必要があり、操作が繁雑であるという課題がある。また
各室内機にスイツチ手段を設ける必要があり、部品点数
も増大してしまうという課題がある。
本考案の目的は、上述の技術的課題を解消し、操作性が
向上され、部品点数を削減し、信頼性を向上した空気調
和装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、複数のグループ13に区別される室内機12と、 各グループ内の1つの室内機12に接続され、接続されて
いるグループ13の共通的な空気調和動作または個別的な
空気調和動作に関する設定を行つて、室内機12の空気調
和動作を操作する操作設定手段130,131を有する操作装
置14と、 各グループ毎の室内機12の空気調和動作の制御を行う集
中制御装置17とを含む空気調和装置11において、 集中制御装置17は、各グループ毎の室内機12の空気調和
動作の設定を行う第1設定手段37と、操作装置14による
室内機12の空気調和動作に関する複数種類の操作の選択
的な許可または禁止の設定をグループ毎に行う第2設定
手段26と、前記第2設定手段26による設定を行うグルー
プ13を指定するためのグループ指定手段24と、設定を行
う操作の種類を選定し表示する操作状態データ表示手段
33aとを有し、 各グループ内の室内機12は集中制御装置17からの前記第
2設定手段26による設定データを、室内機12に接続され
た操作装置14へ伝送する伝送用制御手段59を有し、 操作装置14は、操作設定手段130,131による設定データ
を室内機12へ伝送し、室内機12から伝送される前記第2
設定手段26による設定データに応答し、操作設定手段13
0,131によつて設定される空気調和動作に関する設定デ
ータを選択的に伝送する伝送用制御部129を有すること
を特徴とする空気調和装置である。
作用 本考案に従えば、複数の室内機12は集中制御装置17の第
1設定手段37の設定によつて空気調和動作を行う。また
操作装置14の操作設定手段130,131の設定によつても空
気調和動作を行う。この操作装置14による室内機12の空
気調和動作の複数種類の操作は、集中制御装置17の第2
の設定手段26の設定によつて、選択的に許可/禁止がな
される。これにより、同一の室内機12に対し集中制御装
置17と操作装置14とに優先順位が与えられる。このよう
な設定を集中制御装置17において行えるので操作性が向
上され、従来の技術の項で説明した信号読替え用のスイ
ツチ手段を各室内機12に設ける必要がなく、部品点数が
削減され、信頼性が向上される。
また第2設定手段26による操作装置14の前記操作の許可
または禁止の設定は、グループ指定手段24による各グル
ープ毎の室内機12に行われる。これによつてグループ毎
にきめ細かい制御が可能となり、操作性がさらに向上さ
れる。
さらに集中制御装置17は、操作装置14の室内機12の空気
調和動作に関して許可または禁止される設定内容の種類
に対応して予め定める複数種類のデータの1つを選択し
て設定する。そして予め定める複数種類データの1つを
選択すれば、このデータは操作状態データ表示手段33a
に表示される。これによつて各室内機12に関する操作装
置14の操作の内容が集中制御装置17にて把握でき、操作
性が向上される。
実施例 第1図は本考案の一実施例に従う空気調和装置11の構成
例を示す系統図である。第1図を参照して、空気調和装
置11は複数(本実施例では10台)の室内機12を有してお
り、これらの室内機12はたとえば6台、3台、1台の3
つのグループ13a,13b,13c(総称する場合は符号13で示
す)にそれぞれ区分される。各グループ13内でそれぞれ
単一の室内機12に、遠隔から操作するための操作装置14
a,14b,14c(総称する場合は符号14で示す)にそれぞれ
接続される。このように操作装置14が接続された室内機
12を以下、親機15と称する。各グループ13内で親機15と
異なる室内機12を子機16と称する。
各室内機12には、各グループ13毎に異なる一連の番号G
0,G1,G2が割り付けられる。この割り付け作業は、各室
内機12に設けられたたとえばDIPスイツチなどを用いて
行われ、以下この番号をグループ番号と称する。一方、
グループ13a〜13cに区分された室内機12には、各グルー
プ内において一連の番号U0,U1,…が与えられる。このよ
うな番号を以下、ユニツト番号と称する。本実施例で
は、親機15にはユニツト番号U0を与える。残余の子機16
へのユニツト番号の与え方は任意である。
第1図に示されるように、同一グループ内の室内機12は
相互に接続され、各グループ13の親機15は集中制御装置
17と個別的に接続される。本実施例は、第1図示のよう
な複数の室内機12に対して、操作装置14を用いてグルー
プ13内の室内機12に各グループ13毎に共通な動作を行う
グループ制御を行うとともに、集中制御装置17によるグ
ループ13毎の個別的な集中制御も併せて行おうとするも
のである。
第2図は集中制御装置17の正面図である。集中制御装置
17は、たとえば1週間にわたつて起動時刻と終了時刻と
をそれぞれ設定できる機能(以下、ウイークリタイマ機
能と称する)を有しており、この機能の下で設定された
時刻データなどを表示するウイークリタイマ表示部22を
備える。また集中制御装置17に接続される上記グループ
に付される連番号を表示するグループ番号表示部23と、
押圧操作によつて該表示されたグループ番号が更新され
ていくグループ番号選択釦24とを備える。
上記ウイークリタイマ機能の設定はグループ毎に可能で
あり、このような設定操作を行うためのウイークリタイ
マ操作部25と、各グループ内の室内機12を予め定める動
作態様で稼働させるための運転操作コードを入力するた
めの第2設定手段である運転操作コードキー26と、点検
キー27と、異常コードメモリクリアキー28とが備えられ
る。
運転操作コードキー26には、後述する運転操作コードを
選択するコードキー26aと、コードキー26aで選択された
運転操作コードを確定して集中制御装置17に登録するセ
ツトキー26bとが含まれる。運転操作コードは、たとえ
ば0〜9の整数であり、各運転操作コード毎に後述する
集中制御装置17で設定されたグループ番号Gi(本実施例
ではi=0,1,2)の室内機12の運転/停止に関する制御
状態の設定と、操作装置14による運転操作、停止操作お
よび設定室温の変更操作の受付けの禁止および許可の設
定が、たとえば第1表のように行われる。
上記第1表において、「入タイマ」、「切タイマ」と
は、集中制御装置17のウイークリタイマ表示部22および
ウイークリタイマ操作部25で設定される各グループ13毎
の室内機12の運転開始時間および運転停止時間の意味で
ある。これによつて室内機12の運転停止状態および操作
装置14による操作の可否を説明すると、コード番号0,1
では、室内機12が運転時間では運転され、停止時間では
停止している。そして操作装置14では運転操作も停止操
作もできない。コード番号2,3では操作装置14によつて
運転中の室内機12を停止できる以外は、コード番号0,1
と同じである。コード番号4,5では集中制御装置14から
許可を受けたときのみ、操作装置14で室内機12の運転が
できる。コード番号6,7では、集中制御装置14に設置さ
れる強制停止入力スイツチ(図示しない)が入力された
とき、全室内機12が運転を停止し、その時のみ操作装置
14による室内機12の運転操作が受付けられず、その他の
ときは、停止している室内機12を操作装置14によつて運
転できる。コード番号8,9では、室内機12は入タイマON
によつて運転せず、入力タイマON時に操作装置14によつ
て運転できる。また操作装置14による設定室温変更受付
けは、コード番号が偶数(0を含む)のとき禁止され、
奇数のとき許可される。
また各グループ13毎の室内機12の動作温度を設定するた
めの温度設定キー29と、試運転キー30と、また空気調和
動作と送風動作との間で動作態様を切換える動作キー31
と、フイルタサインリセツトキー32とが配置される。ま
たこのような各種キーによつてたとえばグループ13毎に
設定された運転操作コードや設定温度などの動作状態を
表示する動作状態表示部33と、フイルタサイン表示部34
とが設けられる。
またこの集中制御装置17に接続されるたとえば最大16グ
ループ13に個別に対応する16個の個別運転キー35と、各
グループ13の個別の運転/停止状態を点灯/消灯状態に
て表示する運転/停止状態表示灯である状態表示灯36が
設けられる。このような各グループ13毎の室内機12の個
別運転において運転動作を設定するための第1設定手段
である個別設定部37と、集中制御装置17に接続されたす
べてのグループ13の室内機12を一括して起動/停止する
ための一括運転キー38と、一括停止キー39とが設けられ
る。
上記個別設定部37には操作するたびに個別設定モードが
開始または解除される個別設定モードキー103と、個別
設定モード時において後述するように選択された室内機
12の空気調和動作を冷房または暖房状態に選択する冷暖
切換キー104と、後述するような個別設定における条件
設定操作終了毎に入力条件を固定するための設定キー10
5とを含む。上記各キー103〜105の近傍に個別設定モー
ドでは点灯され、その解除状態では消灯される設定モー
ドランプ106と、冷房時および暖房時にそれぞれ点灯す
る冷房ランプ107と、暖房ランプ108と、前記設定キー10
5の操作時に点灯する設定完了ランプ109とが配置され
る。
またそれぞれ複数ビツトのDIP(デユアルインラインパ
ツケージ)スイツチなどから構成される個別設定スイツ
チSW1,SW2,SW3,SW4がそれぞれ設けられる。ここでたと
えば個別設定スイツチSW1はたとえば9ビツトであり、
各ビツト毎の設定スイツチSW1-1〜SW1-9を含んで構成さ
れる。
第3図は集中制御装置17の電気的構成を示すブロツク図
である。集中制御装置17は室内機12にデータを送受信す
るための伝送用制御部40を備えており、送受信部41を介
してデータを伝送/受信する。このような伝送用制御部
40は、たとえばマイクロプロセツサなどを含んで構成さ
れる中央制御部42によつて制御され、この中央制御部42
には、第2図に示した各種操作キーなどのキー入力部43
と、個別設定部37などに設けられているDIPスイツチ入
力部44とが接続される。
またこの中央制御部42はフイルタサイン表示部34や状態
表示灯36などのたとえばLED(発光ダイオード)などを
点灯/消灯制御するLED制御部45や、グループ番号表示
部23および動作状態表示部33などの液晶表示装置を表示
制御する液晶表示制御部46,47が接続される。またキー
入力部43などから入力された前述のウイークリタイマに
関する時刻データなどを記憶するためにEEPROM(読出し
書込み自在なリードオンメモリ)などから構成される記
憶部48が接続される。
一方、集中制御装置17には、前記ウイークリタイマ用に
別途のタイマ用制御部49が設けられており、このタイマ
用制御部49にも前記ウイークリタイマ操作部25などの各
種操作キーなどから成るキー入力部50と、前記タイマデ
ータなどを記憶する記憶部48とたとえば同一構成の記憶
部51とが接続される。また液晶表示装置などによつて実
現されるウイークリタイマ表示部22を表示制御する液晶
表示制御部52が接続される。またこのようなタイマ用制
御部49などの動作を規定するクロツク信号を発生するク
ロツク信号発生部53と、このクロツク信号発生部53に停
電時のバツクアツプ電力を供給する内部電源54とが接続
される。
第1図示のような構成の空気調和機11がたとえばビルデ
イングなどに設置された場合、各室内機12にはグループ
13毎に、前述したようにたとえばDIPスイツチなどを用
いて前記グループ番号Giが設定され、またグループ13内
で同様にしてユニツト番号Ujが設定される。
集中制御装置17からポーリングにて各室内機12を指定す
ると、室内機12が子機16であれば、当該子機16の動作状
態を表すデータを返信する。対象となつた室内機12が親
機15であれば親機15したがつて当該親機15に接続された
子機16を含むグループ全体の運転/停止状態、また設定
温度データや冷房/暖房/除湿などの各種動作モード表
すデータ、および当該室内機12における各種異常状態の
有無を表すデータなどが返信される。
前記集中制御装置17は、上述のように室内機12に対する
ポーリングによる走査を常時行つており、したがつて集
中制御装置17が以前に設定したデータと異なつたデータ
が返信データに含まれている場合、これは当該室内機12
が含まれるたとえばグループ13が操作装置14によつて異
なる態様に制御されていることになる。すなわちこの返
信データは、集中制御装置17からのポーリングに基づく
親機15からの運転状態のモニタデータであるとともに、
親機15から集中制御装置17への命令となる場合も含んで
いることになる。
第4図は室内機12の電気的構成を示すブロツク図であ
る。第4図を参照して、室内機12はたとえばマイクロプ
ロセツサなどを含んで構成される中央制御装置(以下、
CPUと略す)57を備えており、これにはバスライン58を
介して伝送用制御装置59が接続される。この伝送用制御
装置59には前述したユニツト番号Ujを設定するユニツト
番号設定部60と、グループ番号Giを設定するグループ番
号設定部61と、室内機12の端子台62を介して接続される
室外機63に関するアドレスを設定する室外機用アドレス
設定部64とが接続される。また前記端子台62には前述し
た集中制御装置17および操作装置14が接続される。
前記端子台62と伝送用制御装置59との間には、室外機63
に関して端子台62側から整流部65と、整流部65と伝送用
制御部59との間に配置され、相互に並列な受信部66と送
信部67とが接続される。また集中制御装置17および操作
装置14に関しても、たとえばトランスなどを含む結合部
68,69と、これらの伝送用制御装置59との間に介在され
る相互に並列な受信部70,71および送信部72,73とが接続
される。
またCPU57には操作装置14、伝送用制御装置59および、C
PU57からの電源の起動/停止信号を受信して短絡検出部
74を介して電源制御信号を導出する電源制御部75が接続
される。この電源制御部75および短絡検出部74からの電
源に関する起動/停止信号に関して点灯/消灯制御され
る運転表示灯76が接続される。
このCPU57はアナログ/デジタル(以下、A/Dと略す)変
換部77を含んでおり、このA/D変換部77には端子台78,7
9,80を介して入力されるサーミスタ81,82,83の温度信号
を電圧信号に変換する信号発生部84,85,86がそれぞれ接
続される。ここで前記サーミスタ81〜83は、吸込み空気
温度、冷媒に関する液管温度およびガス管温度をそれぞ
れ検出する。また信号発生部84と基準電圧発生部87とに
接続される差動増幅器88もA/D変換部77に接続される。
室内機12は電源端子89を備えており、強、弱、微風の風
量スイツチ90,91,92および端子台93を経てフアンモータ
94に電力が供給される。このうち、使用者が設定できる
のは強、弱2つの風量スイツチ90,91である。またこれ
らの風量スイツチ90〜92はたとえばリレーであり、CPU5
7に接続されたリレー駆動回路95によつて制御されるリ
レーコイル96,97,98によつてそれぞれ個別的に駆動され
る。
CPU57は駆動回路99を制御し、その出力信号で端子台100
を介して電子膨張弁101の開弁状態が制御される。またC
PU57にはたとえば設定温度、風量およびフイルタサイン
の積算時間など各種のデータが、書込み/読出し自在に
記憶され、また停電時などにおけるこれらのデータの保
護を図るためにたとえばEEPROM(読出し/書込み自在な
リードオンリメモリ)などによつて形成される記憶部10
2が接続される。
第5図は、室内機12と操作装置14との構成例を説明する
ブロツク図である。第5図を参照して、室内機12は後述
するように操作装置14から送出される制御データを受信
して、そのデータ形式を識別するデータ形式識別手段12
1と、データ形式識別手段121からの出力すなわち制御デ
ータに対応した動作を行う動作制御手段122とを含む。
動作制御手段122は、後述するように受信された制御デ
ータを記憶するEEPROM(読出し書込み自在な不揮発性記
憶素子)などによつて構成される第1記憶手段123が接
続される。第1記憶手段123には個別設定テーブル151が
設定され、同一グループ内の室内機12毎に、個別設定が
行われたか否かをフラグ「1」またはフラグ「0」で記
憶する。
また第1記憶手段123に記憶された制御データに基づい
て、動作制御手段122に動作状態を制御される室内機12
の熱交換器(図示せず)に設けられるフアン125、室内
機12からの吹出し流の風向を変化する風向調整羽根126
および電子膨張弁127などが接続される。
室内機12に接続された操作装置14には、室内機12に後述
するような制御データを送出する制御データ送出手段12
8と、制御データ送出手段128の動作状態を制御する制御
手段129とが含まれる。制御手段129には、後述するよう
に操作装置14に複数接続された室内機12に対して、これ
らを共通に制御する共通制御データを設定する共通設定
手段130と、室内機12に個別的な動作状態を設定する個
別設定手段131と、これらの共通設定手段130および個別
設定手段131によつて設定された制御データなどを記憶
するたとえばEEPROMなどによつて実現される第2記憶手
段132とが接続される。
また操作装置14に接続された複数の室内機12のうち、個
別設定を行う室内機12の番号を設定する室内機設定手段
133と、このように個別設定が行われた室内機12を起動
する個別室内機起動手段134と、後述するようにこれら
の制御データを表示する液晶表示装置などによつて実現
される表示手段135とが接続される。
第6図は、操作装置14の正面図である。第6図を参照し
て、操作装置14には操作装置14に接続された各グループ
13の室内機12を共通にまたは個別的に運転/停止する運
転/停止ボタン136と、上記運転状態/停止状態に対応
して点灯/消灯される表示灯137と、後述するような表
示内容を有し、前記表示手段135を構成する表示部135a,
135b(必要な場合には参照符135で総称する)とが設け
られる。
またこの操作装置14には、接続された室内機12を冷房/
暖房などの温調動作と送風動作との間で切換える温調/
送風ボタン138と、風向を変更する風向ボタン139と、除
湿を行う除湿ボタン140と、風量を調節する風量調節ボ
タン141と、前記風向調整羽根126を周期的に角変位させ
て、室内機12からの吹出し流を、空気調和動作される室
内の天井近くから床面近くにわたつて均一に吹出すよう
な動作を起動するスイングルーバボタン142などが設け
られ、これらの操作結果が、接続された室内機12のユニ
ツト番号とともに表示部135aまたは135bに表示される。
表示切換えボタン143は接続される室内機12を順次切換
える。
また前記温調動作のときにそれぞれ設定温度を上昇/低
下させる機能を実現する温度変更ボタン144U,144Dと、
室内機12に関して起動時刻および停止時刻の設定動作の
開始および設定動作の終了を設定する予約/解除ボタン
145と、予約動作状態のときに起動時刻または停止時刻
のいずれを選択するかを切換える入/切タイマボタン14
6と、設定される時間を進めまたは戻して所望の時間を
入力するための時刻設定ボタン147A,147B(必要な場合
には参照符147で総称する)と、室内機12からフイルタ
交換時期の信号が導出された場合にこれをリセツトする
フイルタサインリセツトボタン148と、個別設定手段131
である個別設定ボタン149と、後述するような動作を実
現する点検/試運転ボタン150とが配置される。
第7図は、本実施例の個別設定操作を説明するフローチ
ヤートである。第7図を参照して個別設定操作について
説明する。本実施例の集中制御装置17には、接続された
全グループの室内機12すべてを起動または停止される一
括運転キー38および一括停止キー39が設けられ、また各
グループ毎に起動と停止とを切換えられる個別運転キー
35が配置される。本実施例では、このような機能に加
え、前述した運転操作コードの設定により、操作装置14
による各室内機12への制御を許可または禁止する機能な
どを与えるものである。
第7図ステツプa1では、個別設定モードキー103が操作
されたか否かを判断する。操作されていなければキー入
力を待つて後述するデータフオーマツトでの室内機12と
のデータ伝送など、他の処理を行い、操作されていれば
ステツプa2に移る。ステツプa2では、現時点が個別設定
モードであるか否かを判断する。個別設定モードであれ
ばステツプa3に移つて個別設定モードを解除し他の任意
の処理を行う。ステツプa2の判断が否定であれば、ステ
ツプa4で個別設定モードが開始される。
ステツプa5では、グループ番号選択釦24を用いて所望の
グループ番号Giをグループ番号表示部23に表示させて、
個別設定するグループ番号を選択する。ステツプa6では
第1表のコード番号を選定する。すなわち運転操作コー
ドキー26を押すたびに第1表のコード番号が点滅しなが
ら0→1→…→9→0とサイクリツクに変化する。ステ
ツプa7ではステツプa6で選定したコード番号を設定す
る。すなわち運転操作コードキー26を押さなくなつてか
ら30秒内に設定キー105を押す。これによつてグループ
番号表示部23に表示されるグループ13にステツプa6で選
定した運転操作コードが設定され、同コード表示部33a
に表示される。運転操作コードキー26を押してから30秒
以上設定キー105が押されなければ、設定前のコードに
自動的に戻る。
ステツプa8では、設定完了ランプ109が点灯しているか
否かを判断する。点灯しているならば、設定が正常に行
われていることになり、処理はステツプa1に戻り、第1
データ形式である第1フオーマツトでの室内機12とのデ
ータ伝送などを行う。ステツプa8の判断が否定となり、
設定完了ランプ109が点滅する場合、異常状態が判定さ
れる。この内容としては、当該グループ13で操作装置14
が操作されている場合や空気調和機11の電力投入後、予
め定められる時間(たとえば5分など)以内である場合
や、対応するグループ13における電力が遮断されている
場合などが挙げられる。このような異常判定時には上記
各場合に対応する処理を行つた後、再びステツプa1から
処理を繰返すことになる。
第8図は、集中制御装置17と室内機12とのデータ伝送の
フオーマツトを示す図である。上述したように個別設定
操作が行われた後、第7図におけるステツプa7における
設定キー105の操作が行われると、集中制御装置17は室
内機12に対して第8図で示されるようなフオーマツトで
データを伝送する。
このフオーマツトでは、たとえばグループ番号Giなどが
設定されるアドレス部110と、伝送されるデータがどの
ような形式のデータであるかを表すオペレーシヨンコー
ド部111と、前記ステツプa6で設定された運転操作コー
ドにより、上記第1表に示される制御内容において操作
装置14による室内機12への運転操作を禁止または許可す
るデータが設定される運転操作データ部D1と、操作装置
14の室内機12に対する停止操作を禁止または許可するデ
ータが設定される停止操作データ部D2と、操作装置14に
よる室内機12への温度設定操作を禁止または許可するデ
ータが設定される温度設定操作データ部D3と、集中制御
装置17によつて設定された温度に関するデータが設定さ
れる設定温度データ部D4とを含む設定データ部112とを
含んで構成される。室内機12および操作装置14はこのよ
うなフオーマツトのデータを受信した後、対応する動作
を行う。
第9図は操作装置14の動作の一例として、ユニツト番号
U0の室内機12の運転/停止動作を説明するフローチヤー
トである。第9図を併せて参照して本実施例の動作につ
いて説明する。第9図ステツプb1では、操作装置14は接
続されたグループ13内のユニツト番号U0の室内機12が運
転されているか否かを判断する。停止状態であればステ
ツプb2に移り、運転/停止ボタン136が操作されている
か、または入タイマONになつたか、またはプログラムタ
イマで起動時刻になつたかのいずれか少なくとも一つが
成立しているか否かを判断する。
ステツプb2の判断が肯定なら、ステツプb3に移り、集中
制御装置17から親機15を介して、前記運転操作コードの
第1表に示す設定内容において、操作装置14による室内
機12の起動を許可したか否かを判断する。この判断が否
定であれば処理はステツプb2に戻る。判断が肯定であれ
ばステツプb4に移り、当該室内機12が点検中であるか否
かを判断する。この判断が肯定なら処理はステツプb2へ
戻り、否定ならばステツプb5で前記指定された室内機12
に“運転”指示を伝送する。
ステツプb1の判断が肯定ならば対応する室内機12を含む
グループ13は運転状態であり、ステツプb6に移る。ステ
ツプb6では、運転/停止ボタン136が操作されている
か、または切タイマONになつたか、またはプログラムタ
イマの停止時刻になつたかの少なくとも一つが成立する
か否かを判断する。判断が否定ならばこれらの入力待ち
となり、肯定ならばステツプb7に移る。ステツプb7で
は、前記ステツプb3とは逆に上記室内機12への停止操作
が許可されているかどうか判断される。否定ならばステ
ツプb6に戻り、肯定ならば対応する室内機12を含むグル
ープ13に“停止”指示を伝送する。
以上のように本実施例では、集中制御装置17を用いて操
作装置14の室内機12への制御の許可または禁止を設定で
きるようにした。これにより室内機12に対する操作装置
14の制御の許可状態または禁止状態を変更する必要が生
じた場合、従来技術の項で述べたように、たとえば室内
機12のスイツチボタンをあけ、配線基板上の信号読替え
スイツチ手段の状態を確認し、また切換え操作を行うな
どの繁雑な手間を省くことができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、グループ13に区分された
室内機12に対し、そのグループ13の操作装置14で制御す
ることの可否を集中制御装置で設定できるので、このよ
うな設定に要する従来技術の項で説明した工数と時間と
を削減でき、空気調和装置の使用性を向上することがで
きる。
また集中制御装置17における前記設定をグループ13毎に
行えるので、グループ13毎のきめ細かい制御が可能とな
り、操作性がさらに向上される。
さらに前記設定を予め定める複数種類データの1つを選
択することにより行え、これが操作状態データ表示手段
33aに表示される。これにより設定の内容が集中制御装
置にて把握でき操作性が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の空気調和装置11の一実施例に従う構成
を示す系統図、第2図は本実施例に従う集中制御装置17
の正面図、第3図は集中制御装置17の構成を示すブロツ
ク図、第4図は室内機12の構成を示すブロツク図、第5
図は操作装置14と室内機12との構成を示すブロツク図、
第6図は操作装置14の正面図、第7図は集中制御装置17
における個別設定操作を説明するフローチヤート、第8
図は伝送されるデータのフオーマツトを説明する図、第
9図は操作装置14の動作を説明するフローチヤートであ
る。 11……空気調和装置、12……室内機、13……グループ、
14……操作装置、17……集中制御装置、26……第2設定
手段、37……第1設定手段、40,59……伝送用制御手
段、130……共通設定手段、131……個別設定手段、133
……室内機設定手段、SW1〜SW4……個別設定スイツチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−102051(JP,A) 特開 昭62−190350(JP,A) 特開 平2−197748(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のグループ13に区別される室内機12
    と、 各グループ内の1つの室内機12に接続され、接続されて
    いるグループ13の共通的な空気調和動作または個別的な
    空気調和動作に関する設定を行つて、室内機12の空気調
    和動作を操作する操作設定手段130,131を有する操作装
    置14と、 各グループ毎の室内機12の空気調和動作の制御を行う集
    中制御装置17とを含む空気調和装置11において、 集中制御装置17は、各グループ毎の室内機12の空気調和
    動作の設定を行う第1設定手段37と、操作装置14による
    室内機12の空気調和動作に関する複数種類の操作の選択
    的な許可または禁止の設定をグループ毎に行う第2設定
    手段26と、前記第2設定手段26による設定を行うグルー
    プ13を指定するためのグループ指定手段24と、設定を行
    う操作の種類を選定し表示する操作状態データ表示手段
    33aとを有し、 各グループ内の室内機12は集中制御装置17からの前記第
    2設定手段26による設定データを、室内機12に接続され
    た操作装置14へ伝送する伝送用制御手段59を有し、 操作装置14は、操作設定手段130,131による設定データ
    を室内機12へ伝送し、室内機12から伝送される前記第2
    設定手段26による設定データに応答し、操作設定手段13
    0,131によつて設定される空気調和動作に関する設定デ
    ータを選択的に伝送する伝送用制御部129を有すること
    を特徴とする空気調和装置。
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