JPH028646A - 空気調和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、共通する一台の室外ユニットに対して複数台
の空調ユニットを並列に接続した。いわゆるマルチ形式
の空気調和装置に関し、特に、冷房運転及び暖房運転可
能としたものの改良に関する。

（従来の技術） 従来より、この種の空気調和機として、例えば特開昭６
３−６３５０号公報に開示されるように、複数台の室内
ユニットを各々異なる室内に配置し、該各室内ユニット
を一台の室外ユニットに並列に接続して冷媒循環系統を
形成することにより、−台の室外ユニットを共通して使
用しながら、各室内を良好に空調するようにしたものが
しられている。

ところで、各室内では、その室内温度の状況が異なるこ
とから、各室内ユニットに対して各々リモートコントロ
ール装置（以下、リモコン装置という）を別途に設け、
必要時にのみ対応するリモコン装置を操作して、所定の
室内ユニットのみを空調運転して、空調を要する室内の
みを良好に空調することが、通常行われる。

（発明が解決しようとする課８） しかるに、その場合、冷媒循環系統が冷房運転と暖房運
転とに選択可能なときには、リモコン装置が複数個備え
られる関係から、その各運転指令信号が相違して、一方
では暖房運転指令が、他では冷房運転指令が各々出力さ
れる状況がある。この場合、その状況でも空調運転を良
好に行うべく、先に操作されたリモコン装置の運転指令
を優先し、後に操作されたリモコン装置の運転指令は無
視し、これに対応する室内ユニットの運転は行わないこ
ととすることが考えられる。

そこで、例えば、リモコン装置の運転指令に基づく室外
ユニットの運転中において、他のリモコン装置から運転
モードの異なる運転指令が室外ユニットに入力されると
、該室外ユニットで運転モードの不一致を判断して、後
に運転指令された側の室内ユニットの運転制御を停止す
ることが考えられる。

しかしながら、リモコン装置には通常、運転中を点灯表
示する発光ダイオード等が設けられていて、上記の考え
の如く室外ユニットで運転モードの不一致を判断する場
合には、後のリモコン装置の運転指令が対応する室内ユ
ニットに入力されて該室内ユニットが運転を開始し初め
だ後、運転の不一致が室外ユニットで判断されて、その
不一致信号がリモコン装置に入力されると、その運転を
開始した室内ユニットを停止制御する関係上、リモコン
装置の上記発光ダイオード等は一時期点灯し、在室者は
故障等の原因で異常停止したと誤判断してしまう欠点が
ある。

本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、運転モードの不一致による停止を在室者に正確に
表示することにより、在室者による異常停止との誤判断
を防止して、機器のサービス性の向上を図ることにある
。

（課題を解決するための手段） 以上の目的を達成するため、本発明では、運転モードの
不一致をリモコン装置側で判断することにより、この判
断を速やかに行って、運転モードの異なる運転指令信号
による室内ユニットの一時的な動作を防止すると共に、
この運転モードの不一致をリモコン装置の表示部に表示
する構成としたものである。

その具体的な解決手段は、請求項（１）に係る発明では
、第１図に示すように、複数台の室内ユニット（Ａ１）
〜（Ａ３）と、該各室内ユニット（Ａ１）〜（Ａ３）が
並列に接続された共通の室外ユニット（Ｂ）とにより冷
房運転及び暖房運転可能な冷媒循環系統を形成したマル
チ形式の空気調和装置を前提とする。

そして、上記各室内ユニット（Ａ１）〜（Ａ３）は各々
、操作者により冷房又は暖房の運転指令が指定されるリ
モコン装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）を備える基本構成に対し
て、該リモコン装置（ｃｇ〜（Ｃ３）に対し、各々冷房
又は暖房の運転指令信号を、対応する室内ユニット（Ａ
１）〜（Ａ３）及び室外ユニット（Ｂ）に出力する運転
指令信号出力手段（３５）を設ける一方、室外ユニット
（Ｂ）に対して、上記各運転指令信号出力手段（３５）
の冷房又は暖房の運転指令信号を受けて、室外ユニット
（Ｂ）の停止時には該室外ユニット（Ｂ）を冷房又は暖
房の指令運転モードに運転させると共に、この運転モー
ド信号を上記各リモコン装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）に返信
する運転モード信号返信手段（３６）を設ける。さらに
上記各リモコン装置（Ｃｔ）〜（Ｃ３）に対し、上記運
転モード信号返信手段（３Ｂ）の運転モード信号の受信
時に、操作者により冷房運転又は暖房運転が指令された
場合には、この運転指令信号の運転モードと受信した運
転モードとが不一致のときに、対応する運転指令信号出
力手段（３５）の運転指令信号の出力を強制停止させる
と共に表示部（２）に運転モードの不一致を表示する不
一致表示手段（３７）を設ける構成としている。

また、請求項（′２Ｊに係る発明では、不一致表示手段
（３７）による運転モードの不一致の表示を、暖房運転
中は「他室暖房中」と、冷房運転中は「他室冷房中」と
文字表示する構成に特定したものである。

（作用） 以上の構成により、請求項（１）及び請求項（２）に係
る発明では、室外ユニット（Ｂ）の停止状態において、
所定の一台のリモコン装置（例えば（ＣＩ））が操作さ
れると、その運転指令信号出力手段（３５）から例えば
暖房運転指令信号が室外ユニツ）　（Ｂ）及び対応する
室内ユニット（Ａ１）に出力される。その結果、該室内
ユニッ）　（Ａｌ）が作動すると共に、室外ユニット（
Ｂ）では、上記暖房運転指令信号が運転モード信号返信
手段（３Ｂ）で受信されて、室外ユニット（Ｂ）を暖房
の指令運転モードに運転させるので、室内に温風を吹出
す暖房運転が開始される。

而して、このように室外ユニット（Ｂ）が運転を開始し
た後は、上記運転モード信号返信手段（３６）からは運
転モード信号（暖房モード信号）が出力されて各リモコ
ン装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）に返信される。

今、この状態で、他のリモコン装置（例えば（Ａ２））
から暖房モードとは異なる運転モード（冷房モード）の
運転指令が指令されると、対応する不一致表示手段（３
７）が作動して、この運転指令の運転モード（冷房モー
ド）と、リモコン装置（Ａ２）が受信している運転モー
ド（暖房モード）とが不一致のときには、対応する運転
指令信号出力手段（３５）からの冷房の運転指令信号の
出力が強制的に停止制御されるので、対応する室内ユニ
ット（Ａ２）は運転を開始することがない。また、この
時には、同時に対応するリモコン装置（Ｃ２）の表示部
（２）に運転モードの不一致が表示されるので、在室者
は他室の運転モードと異なる運転モードの運転指令によ
って運転が開始されないことを知る。

特に、請求項（′２Ｊに係る発明では、室外ユニット（
Ｂ）の暖房運転中に冷房運転が指令された時には、リモ
コン装置（Ｃ２）の表示部（２）には「他室暖房中」の
文字が表示され、逆に冷房運転中に暖房運転が指令され
た時には、リモコン装置（Ａ２）の表示部（２）には「
他室冷房中」の文字が表示される。

（発明の効果） 以上説明したように、請求項（１）に係る発明の空気調
和装置によれば、複数台の室内ユニット及びこれに対応
する数のリモコン装置を備えた場合、−台のリモコン装
置の運転指令に基づく室外ユニットの冷房又は暖房運転
時には、その運転モード信号を各リモコン装置に入力し
ておき、この状態で他のリモコン装置が操作されて運転
が指令された場合には、各リモコン装置自体でこの運転
指令の運転モードと運転中の運転モードとの不一致を判
断して、対応する室内ユニットの運転の開始を防止する
と共に、この運転モードの不一致を上記運転指令された
リモコン装置の表示部に表示したので、在室者は運転モ
ードの不一致によって運転が停止していると容易に判断
でき、サービス性の向上を図ることができる。

特に、請求項（２）に係る発明によれば、運転モードの
不一致を、暖房運転中は「他室暖房中」と表示し、冷房
運転中は「他室冷房中」と表示するので、在室者は運転
可能な運転モードを判断できて、次のリモコン装置の操
作に対処することができるものである。

（実施例） 以下、本発明の実施例を第２図以下の図面に基いて説明
する。

第２図において、（Ａｔ）〜（八３）は内部に室内熱交
換器及び膨張機構を有する複数台（図では３台）の空調
ユニットを構成する室内機、（Ｂ）は内部に圧縮機、冷
房／暖房切換用の四路切換弁及び室外熱交換器を有する
室外ユニットを構成する室外機であって、上記各室内機
（Ａ１）〜（Ａ３）は、室外機（Ｂ）に対して一対の冷
媒配管（Ｘ）により互いに並列に且つ冷媒の循環可能に
接続されていて、単一の冷媒循環系統（Ｙ）が形成され
ている。

また、（Ｃ１）〜（Ｃ３）は、上記室内機（Ａ１）〜（
Ａ３）に対応して同数（３台）設けられたリモコン装置
であって、対応する室内機（Ａ１）〜（Ａ３）に対して
各々信号線（Ｚ）・・・により信号の送受信可能に接続
されていて、該リモコン装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）の在室
者による操作に基いて上記対応する室内機（Ａ１）〜（
八３）及び室外機（Ｂ）を運転制御する。

上記各リモコン装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）は同一内部構成
であり、その構成を第３図に示す。

同図において、リモコン装置（例えばＣＩ）は、表面側
が上下に仕切られて、下部に運転制御用の操作部（１）
と、上部に該操作部（１）での操作に基づく運転状態を
表示する表示部（２）とからなる。

上記操作部（１）は、表面上に、送風スイッチ（３）、
自動除湿運転用のマイコンドライスイッチ（４）、自動
運転スイッチ（５）、冷房スイッチ（６）、暖房スイッ
チ（７）、運転ｌ停止スイッチ（８）、タイマによる予
約運転（設定時間後に運転を停止制御、又は運転を開始
制御）用のセットｌ解除スイッチ（９）、上記予約運転
での設定時間セット用及び空調運転での目標温度設定用
の時間／温度設定スイッチ（１０）、吹出す風の風向調
節スイッチ（１１）、風向の自動変化調節用のスイング
フラップ入／切スイッチ（１２）、後述する時間又は設
定温度表示での温度表示及びタイマ表示の表示切換用ス
イッチ（１３）、吹出す風の風量調節スイッチ（１４）
を備えている。

また、上記操作部（１）には、運転パワーの節約の要求
時に押操作されるパワーセーブスイッチ（１５）と、フ
ィルタ交換直後に押操作されるフィルタのリセットスイ
ッチ（１６）と、点検時に押操作される運転のチエツク
スイッチ（１７）とが備えられている。

一方、表示部（２）には、その表面下部に長手方向に延
びる開口部（２ａ）が穿設され、該表面開口部（２ａ）
には、この開口面積にほぼ等しい表示面積を有する液晶
パネル（２０）が配置されている。該液晶パネル（２０
）は、その表面が、上側に小さく上下に区画されている
と共に、下側の区画部はさらに左右にほぼ４等分されて
いる。

上記液晶パネル（２０）の上側の区画部には、左から順
に、「送風」、「マイコンドライ」、「自動」「冷房」
、「暖房」、「除霜中」、「他室冷房中」、「他室暖房
中」、「集中管理中」の各文字が「除霜中」の文字を除
いてその運転時に括弧口で囲まれて表示される。また、
下側の区画部は、最も左側部では、運転パワーの状態が
１０段階で「パワーモニタ」の文字と共に数字表示され
ると共に、その下側でパワーセーブの状態が棒グラフ状
に「パワーセーブ」の文字と共に表示され、その下側で
は「点検」及び「試運転」の文字が表示される。また、
その右側の区画部では、室内温度や空調運転の目標温度
、タイマの設定時間が「℃」の記号、ｒ時間ｊ１　「設
定温度コの文字と共に表示されると共に、その下側で予
約運転が「入」。

「切」の文字や「時計」の画像と共に表示される。

さらに、その右側の区画部では風向が「風向」、「スイ
ングフラップ」の文字と共に図示表示される。加えて、
その右側の区画部では、風量が「風量調節」の文字と共
に、「急」、「強」、「自動」「弱風速ＵＰＪの文字で
表示されると共に、その下側でフィルタの洗浄の要求時
には、これが文字及び図示表示される。

また、上記液晶パネル（２０）は、表示部（２）の上方
に運転／停止スイッチ（２２）が配置され、該運転／停
止スイッチ（２２）の図中左側部には、「運転中」を点
灯表示する発光ダイオード（２３）が設けられている。

上記リモコン装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）の内部には、第４
図に示す如く（図では（Ｃ１）のみを図示）、上記の如
き冷房スイッチ（６）等を有する操作部（１）に加えて
、該操作部（１）でのスイッチ類の操作に応じて対応す
る室内機（Ａ１）及び室外機（Ｂ）を制御するよう該各
機器（ＡＩ）、　（Ｂ）に対しての制御信号を作成する
本体マイコン（２５）と、該本体マイコン（２５）によ
り作成された制御信号を対応する室内機（Ａｌ）及び室
外機（Ｂ）に対して送信する伝送回路部（２６）とが備
えられている。

一方、上記各室内機（Ａ１）〜（Ａ３）（（Ａｌ）のみ
図示）は、その内部に、上記リモコン装置（Ｃ１）から
伝送される制御信号を受信する伝送回路部（２７）と、
該伝送回路部（２７）で受信した制御信号を入力すると
共に、その正常な受信を検出する機能等を有する伝送用
マイコン（２８）と、内蔵する室内熱交換器の室内送風
ファン用のモータ（ＰＭ）等を作動制御する本体制御用
マイコン（２９）と、受信した制御信号を室外機（Ｂ）
に送信するための伝送回路部（３０）とを有する。さら
に、室外機（Ｂ）の内部には、各室内機（Ａ１）〜（Ａ
３）の伝送回路部（３０）から送信される制御信号を受
信する伝送回路部（３１）と、該伝送回路部（３１）で
受信した制御信号を入力して、内蔵する圧縮機の運転用
のモータ（ＭＣ）、室外熱交換器の室外送風ファン用の
モータ（ＭＰ）及び電動膨張弁（ＥＶ）、及び四路切換
弁（２Ｏ８）を作動制御するための本体制御用マイコン
（３２）とを備えている。

次に、リモコン装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）及び室外機（Ｂ
）の本体制御用マイコン（３２）との制御を第５図の制
御フローに基いて説明する。

電源がＯＮするとスタートして、ステップＳ１で各リモ
コン装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）で運転ｌ停止スイッチ（２
２）の状態を判別し、その全ての停止側操作時の場合に
は通常停止モードとする一方、所定のリモコン装置（例
えば（Ｃ１））の運転側操作時には、冷房スイッチ（６
）及び暖房スイッチ（７）の状態に応じた運転モード（
例えば「冷房」モード）の運転指令信号を対応する室内
機（Ａ１）〜（Ａ３）及び、該各室内機（Ａｔ）〜（八
３）を介して室外機（Ｂ）に出力する。

そして、各室内機（Ａ１）〜（八３）では、後述する運
転モード信号の受信が無いことを確認して内蔵する室内
送風ファン（ＦＭ）を作動させると共に、室外機（Ｂ）
では、ステップＳ２で受信した「冷房」モードの運転指
令信号に基いて四路切換弁（２Ｏ８）を冷房側に切換え
ると共に、圧縮機（ＭＣ）、室外送風ファン（ＭＰ）及
び電動膨張弁（ＥＶ）を作動制御する。そして、ステッ
プＳ３で上記「冷房」モードの運転モード信号を各リモ
コン装置（Ｃｔ）〜（Ｃ３）に送信する。

而して、その後は、ステップＳ４で他のリモコン装置（
Ａ２）　、　（Ａ３）では、所定運転モードの運転指令
が有るか否かを判別し、共に運転指令の無い場合には通
常停止モードとする一方、例えばリモコン装置（Ａ２）
で運転指令の有る場合には、ステップＳ５でこの運転指
令の運転モードが上記受信した運転モード信号（「冷房
」モード）と一致するか否かを判別する。そして、運転
モードが一致する場合（「冷房」モードの場合）には、
この運転指令信号を対応する室内機（Ａ２）及び室外機
（Ｂ）に出力して、ステップＳ６で対応する室内機（Ａ
２）の室内送風ファン（ＰＭ）の作動させて運転し、両
室内機（ＡＩ＞、　（Ａ２）双方の運転状態とする。

その後、ステップＳ７で上記の如く作動中の室内機（Ａ
ｌ）、（Ａ２）側のリモコン装置（ＣＩ）　、　（Ｃ２
）の運転モードが「暖房」モードに変更されたか否かを
判別し、変更されない場合には両室内機（ＡＩ）、　（
Ａ２）の運転状態を維持する一方、運転モードが変更さ
れた場合には、ステップＳ８でその変更された側の室内
機（例えば（Ａ２））の表示部（２）に対して、「他室
冷房中」と文字表示して、リターンすることとする。

一方、上記ステップＳ５で後に操作されたリモコン装置
（Ｃ２）の運転モードが上記受信した運転モード（「冷
房」モード）と不一致の場合（暖房」モードの場合）に
は、ステップＳ９でその運転指令信号の出力を強制停止
すると共に、ステップＳ１０で自己の表示部（２）に「
他室冷房中」と文字表示して、停止モードを維持する。

よって、上記第５図の制御フローにおいて、ステップＳ
２により、「暖房」又は「冷房」モードの運転指令信号
を、対応する室内機（Ａ１）〜（Ａ３）及び室外機（Ｂ
）に出力するようにした運転指令信号出力手段（３５）
を構成している。また、ステップＳ２及びＳ３により、
上記各運転指令信号出力手段（３５）の「暖房」又は「
冷房」モードの運転指令信号を受け、室外機（Ｂ）の停
止時には四路切換弁（２０Ｓ）をその「暖房」又は「冷
房」モードの指令運転モードに切換えて該室外機（Ｂ）
を運転させると共に、この「暖房」又は「冷房」の運転
モード信号を各々のリモコン装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）に
返信するようにした運転モード信号返信手段（３６）を
構成している。

また、同制御フローのステップＳ４・Ｓ５・Ｓ７〜ＳＩ
Ｏにより、上記運転モード信号返信手段（３６）の運転
モード信号の受信時に、操作者によりリモコン装置（Ｃ
１）〜（Ｃ３）が操作されて「暖房」又は「冷房」の運
転が指令された場合に、この運転指令信号の運転モード
（「暖房」モード）と受信した運転モード（「冷房」モ
ード）とが不一致のとき、対応する運転指令信号出力手
段（３５）の運転指令信号の出力を強制停止させると共
に表示部（２）に運転モードの不一致を、その時の運転
モードとして「他室冷房中」と表示するようにした不一
致表示手段（３７）を構成している。

したがって、上記実施例では、室外機（Ｂ）の停止時に
おいて、所定の一台のリモコン装置（例えば（Ａｔ））
が操作されると、例えば「冷房」モード運転指令信号が
出力されて、対応する室内機（Ａｔ）及び室外機（Ｂ）
が運転を開始すると共に、四路切換弁（２Ｏ８）の切換
により冷媒循環系統（Ｙ）が冷房側の切換って、対応す
る室内の冷房空調が行われる。この際、室外機（Ｂ）か
らは、「冷房」モードの運転モード信号が各リモコン装
置（Ｃ１）〜（Ｃ３）に返信されていて、各リモコン装
置（Ｃ１）〜（Ｃ３）は各々現在の運転モードを把握し
ていると共に、運転中の室内機（ＡＩ）のリモコン装置
（ＣＩ）の運転表示用の発光ダイオード（２３）が点灯
制御される。

今、この状態で、例えば他のリモコン装置（Ｃ２）が操
作されて「暖房」モードの運転指令があると、その内部
で「暖房」モードと現在の運転モード（「冷房」モード
）とが対照されて、その不一致時には運転指令信号の出
力が強制停止されるので、対応する室内機（Ａ２）は作
動せず、そのリモコン装置（Ｃ２）の発光ダイオード（
２３）は点灯することがない。しかも、この場合には、
そのリモコン装置（Ｃ２）の表示部（２）には、その運
転モードの不一致が「他室冷房中」と文字表示されるの
で、在室者は運転モードの不一致で運転を停止している
と判断でき、サービス性の向上を図ることができる。し
かも、上記の「他室冷房中」の文字表示により、空調運
転可能な運転モードが「冷房」モードであることを容品
に知ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示すブロック図である。 第２図ないし第５図は本発明の実施例を示し、第２図は
全体概略構成を示す図、第３図はリモコン装置の正面図
、第４図はリモコン装置、室内機及び室内機の内部電気
回路の構成を示すブロック図、第５図は作動制御を示す
フローチャート図である。 （Ａｌ）〜Ａ３）・・・室内機、（Ｉ３）・・・室外機
、（Ｃ１）〜（Ｃ３）・・・リモコン装置、（２）・・
・表示部、（６）・・・冷房スイッチ、（７）・・・暖
房スイッチ、（２２）・・・運転／停止スイッチ、（２
３）・・・発光ダイオード、（３５）・・・運転指令信
号出力手段、（３６）・・・運転モード信号返信手段（
３７）・・・不一致表示手段。 第　３　図　　Ｃ１ 第 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数台の室内ユニット（Ａ１）〜（Ａ３）と、該
   各室内ユニット（Ａ１）〜（Ａ３）が並列に接続された
   共通の室外ユニット（Ｂ）とにより冷房運転及び暖房運
   転可能な冷媒循環系統を形成したマルチ形式の空気調和
   装置であって、上記各室内ユニット（Ａ１）〜（Ａ３）
   は各々、操作者により冷房運転又は暖房運転が指令され
   るリモートコントロール装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）を備え
   、該リモートコントロール装置（Ｃ１）〜（Ｃ３）は、
   各々冷房又は暖房の運転指令信号を、対応する室内ユニ
   ット（Ａ１）〜（Ａ３）及び室外ユニット（Ｂ）に出力
   する運転指令信号出力手段（３５）を備え、一方、室外
   ユニット（Ｂ）は、上記各運転指令信号出力手段（３５
   ）の冷房又は暖房の運転指令信号を受け、室外ユニット
   （Ｂ）の停止時には該室外ユニット（Ｂ）を冷房又は暖
   房の指令運転モードに運転させると共に、この運転モー
   ド信号を上記各リモートコントロール装置（Ｃ１）〜（
   Ｃ３）に返信する運転モード信号返信手段（３６）を有
   し、さらに上記各リモートコントロール装置（Ｃ１）〜
   （Ｃ３）は、上記運転モード信号返信手段（３６）の運
   転モード信号の受信時に、操作者により冷房運転又は暖
   房運転が指令された場合、この運転指令信号の運転モー
   ドと受信した運転モードとが不一致のとき、対応する運
   転指令信号出力手段（３５）の運転指令信号の出力を強
   制停止させると共に表示部（２）に運転モードの不一致
   を表示する不一致表示手段（３７）を備えていることを
   特徴とする空気調和装置。
2. （２）各不一致表示手段（３７）は、運転モードの不一
   致を、暖房運転中は「他室暖房中」と、冷房運転中は「
   他室冷房中」と文字表示するものである請求項（１）記
   載の空気調和装置。