JP3575297B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置に関し、特に、制御信号の伝送対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空気調和装置には、特開平7−019579号公報に開示されているように、室外ユニットに複数台の室内ユニットが冷媒回路を介して接続されたマルチ型のものがある。上記室外ユニットと室内ユニットとは、制御信号を授受するように伝送ラインを介して接続される一方、上記各室内ユニットには、リモコンラインを介してリモコンが接続されている。
【0003】
そして、上記リモコンから運転や設定温度などの制御信号が入力されると、該リモコンは、制御信号を各室内ユニットに送信する一方、室内ユニットから出力される運転状態などの制御信号をリモコンが受信する。このリモコンと室内ユニットとの間の送受信によって空調運転が制御されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来、空気調和装置は、主として室内の温湿度を調節することを目的としているため、空気の処理手段が同じ室内ユニットのみを設けるように構成されていた。
【0005】
一方、近年の空気調和装置は、室内空気を浄化するための空気清浄器や、室内空気と室外空気とを熱交換して換気する全熱交換器などを設けることが多くなってきた。
【0006】
しかしながら、従来、室内ユニットを制御するリモコンと、全熱交換器などを制御するリモコンとは、個別に設けられていた。したがって、室内ユニットのリモコンと全熱交換器等のリモコンとをそれぞれ個別に配線する必要があり、配線工事が複雑になるという問題があった。
【0007】
特に、何れのリモコンも操作する上で、同一箇所に配置することが好ましいことから、2つの配線が重複する箇所が多く、配線施工に手間を要していた。
【0008】
本発明は、斯かる点に鑑みて成されたもので、室内ユニットと全熱交換器のように異なる複数の空調ユニットに対して複数のコントローラを1つの伝送ラインを介して接続するようにし、配線系統の簡素化を図ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
−発明の概要−
本発明は、第1コントローラが第2コントローラを介して空調ユニットと制御信号を授受するように、また、他の発明は、複数のコントローラが1つの伝送ラインを介して空調ユニットと制御信号を授受するようにしたものである。
【0010】
−解決手段−
具体的に、図1に示すように、第1の解決手段は、空気調和を行う第1空調ユニット(20)と、該第1空調ユニット(20)と異なる処理手段によって空気処理を行う第2空調ユニット(30)とが1つの伝送ライン(40)によって接続されている。そして、上記両空調ユニット(20,30)の何れか一方を制御するための第1コントローラ(50)が設けられている。加えて、該第1コントローラ(50)と空調ユニット(20)との間で送受信する制御信号を該第1コントローラ(50)との間で授受すると共に、該制御信号を第1コントローラ(50)が制御する空調ユニット(20)との間で伝送ライン(40)を介して授受する転送手段(6b)と、上記第1コントローラ(50)が制御する以外の空調ユニット(30)を少なくとも制御するように、制御信号を少なくとも該空調ユニット(30)との間で伝送ライン(40)を介して授受する運転制御手段(6a)とを有する第2コントローラ(60)が設けられている。
【0011】
また、第2の解決手段は、上記第1の解決手段において、第2コントローラ(60)の運転制御手段(6a)は、転送手段(6b)が転送する制御信号と異なるデータの制御信号を送受信するように構成されたものである。
【0012】
また、第3の解決手段は、上記第1又は2の解決手段において、第2空調ユニット(30)が、全熱交換器(30)であり、第1コントローラ(50)が、第1空調ユニット(20)を制御するエアコン用リモコン(50)であり、第2コントローラ(60)が、第2空調ユニット(30)を制御する全熱交換用リモコン(60)である構成としている。
【0013】
−作用−
本発明では、空調運転を開始すると、第1空調ユニット(20)が空気調和を行うと共に、第2空調ユニット(30)が他の処理手段によって空気処理を行うことになる。例えば、室内ユニット(20)が冷風又は温風を生成して室内を空調すると同時に、全熱交換器(30)が駆動し、室内空気と室外空気とを熱交換して換気する。
【0014】
そして、第1コントローラ(50)から運転信号や温度設定信号などの制御信号を入力すると、該第1コントローラ(50)が制御信号を出力する。この制御信号は、第2コントローラ(60)の転送手段(6b)が取り込み、該転送手段(6b)が伝送ライン(40)に送出する。そして、第1空調ユニット(20)が上記制御信号を取り込み、ファン等を制御する。
【0015】
一方、上記第1空調ユニット(20)がファンなどの状態の制御信号を出力すると、この制御信号は、第2コントローラ(60)の転送手段(6b)が取り込み、該転送手段(6b)が第2コントローラ(60)に送出し、該第2コントローラ(60)が制御信号を取り込むことになる。
【0016】
また、第2コントローラ(60)から、例えば、全熱交換器(30)の風量などの制御信号を入力すると、該第2コントローラ(60)の運転制御手段(6a)が制御信号を伝送ライン(40)に出力する。この制御信号は、全熱交換器(30)が取り込み、ブロア等を制御する。
【0017】
一方、上記全熱交換器(30)がブロアなどの状態の制御信号を出力すると、この制御信号は、第2コントローラ(60)の運転制御手段(6a)が取り込むことになる。
【0018】
【発明の効果】
したがって、本発明によれば、第1コントローラ(50)と第2コントローラ(60)等を1つの伝送ライン(40)を介して第1空調ユニット(20)と第2空調ユニット(30)等に接続するようにしたために、2つのコントローラ(50,60)を別個に配線する必要がなく、配線系統の簡略化を図ることができる。
【0019】
また、上記第2コントローラ(60)の転送手段(6b)が中継動作を行うので、1つの伝送ライン(40)を介して種類の異なる2つのコントローラ(50,60)を機能させることができるので、伝送系統の簡略化を図ることができる。
【0020】
また、上記第1コントローラ(50)は、第1空調ユニット(20)を制御するための専用のものでよいことから、機能の簡素化を図ることができる。
【0021】
また、上記第2コントローラ(60)は、第1コントローラ(50)の制御信号に関して中継機能を有するのみでよいことから、入力スイッチなどを第2空調ユニット(30)の専用品と同じにすることができ、操作性や表示機能の簡素化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0023】
図2に示すように、空気調和装置(10)は、複数台の室内ユニット(20,20,…)を備えている。該複数の室内ユニット(20,20,…)は、図示しないが、1台の室外ユニットに冷媒配管によって接続されてマルチ型空気調和装置に構成されている。
【0024】
該室外ユニットは、図示しないが、圧縮機と四路切換弁と室外ファンを有する室外熱交換器と膨張弁とを備えている。一方、上記室内ユニット(20,20,…)は、図示しないが、膨張弁と室内ファンを有する室内熱交換器とを備えて空気調和を行う第1空調ユニットを構成している。そして、上記空気調和装置(10)は、冷媒が可逆に循環して冷暖房運転を行うように構成されている。
【0025】
また、上記空気調和装置(10)は、全熱交換器(30)を備えている。該全熱交換器(30)は、室内空気を室外に排出すると同時に、室外空気(新鮮空気)を室内に導入すると共に、排出する室内空気と導入する室外空気とを熱交換させて換気するように構成されている。
【0026】
つまり、上記全熱交換器(30)は、図示しないが、熱交換器とブロアとダンパ等を備え、上記室内ユニット(20,20,…)とは異なる処理手段である熱交換器によって空気処理を行う第2空調ユニットを構成している。
【0027】
上記各室内ユニット(20,20,…)と全熱交換器(30)は、図3にも示すように、伝送ラインである1つのリモコンライン(40)に接続されている。該リモコンライン(40)には、エアコン用リモコン(50)と全熱交換用リモコン(60)とが接続されている。
【0028】
該エアコン用リモコン(50)は、第1空調ユニットである室内ユニット(20,20,…)を制御する第1コントローラを構成する一方、上記全熱交換用リモコン(60)は、主として第2空調ユニットである全熱交換器(30)を制御する第2コントローラを構成している。
【0029】
そこで、上記室内ユニット(20,20,…)などの制御系統について説明する。先ず、上記リモコンライン(40)は、無極性の2線回路で構成されている。
【0030】
上記室内ユニット(20,20,…)は、マイコン(21)を備え、該マイコン(21)は、送受信回路(22)を介してリモコンライン(40)に接続されている。上記マイコン(21)は、室内ファンや膨張弁などのアクチュエータ(23)に風量信号や開度信号などの制御信号を出力する一方、室内温度などを検出する各種のセンサ(24)から検知信号が入力する。
【0031】
上記全熱交換器(30)は、マイコン(31)を備え、該マイコン(31)は、送受信回路(32)を介してリモコンライン(40)に接続されている。上記マイコン(21)は、ブロアやダンパなどのアクチュエータ(33)に風量信号や開度信号などの制御信号を出力する一方、室内温度などを検出する各種のセンサ(34)から検知信号が入力する。
【0032】
上記エアコン用リモコン(50)は、マイコン(51)を備え、該マイコン(51)は、送受信回路(52)を介してリモコンライン(40)に接続されている。上記マイコン(51)は、温度設定スイッチや風量スイッチなど入力スイッチ(53)から操作信号が入力する一方、設定温度などを示す表示部(54)に表示信号を出力する。
【0033】
上記全熱交換用リモコン(60)は、マイコン(61)を備え、該マイコン(61)は、送受信回路(62)を介してリモコンライン(40)に接続されている。上記マイコン(61)は、運転スイッチやダンパの切換えスイッチなど入力スイッチ(63)から操作信号が入力する一方、ダンパ状態などを示す表示部(64)に表示信号を出力する。
【0034】
特に、上記全熱交換用リモコン(60)は、主リモコン(親リモコン)として機能し、上記エアコン用リモコン(50)は、従リモコン(子リモコン)として機能するように構成されている。
【0035】
つまり、上記全熱交換用リモコン(60)のマイコン(61)には、運転制御手段(6a)と転送手段(6b)とが構成され、ポーリング方式によって室内ユニット(20,20,…)及び全熱交換器(30)の他、エアコン用リモコン(50)と伝送するように構成されている。上記運転制御手段(6a)は、全熱交換用リモコン(60)が本来的に全熱交換器(30)を制御するリモコンであるので、この全熱交換器(30)を制御するように構成されている。具体的に、該運転制御手段(6a)は、主として、全熱交換器(30)を制御するために入力スイッチ(63)から入力された制御信号を全熱交換器(30)に送出する一方、全熱交換器(30)のブロアやダンパの状態の制御信号を受信し、該全熱交換器(30)を制御するように構成されている。
【0036】
また、上記転送手段(6b)は、エアコン用リモコン(50)と各室内ユニット(20,20,…)との間で授受する制御信号を中継する手段を構成している。具体的に、上記転送手段(6b)は、エアコン用リモコン(50)から送出される室内ユニット(20,20,…)の制御信号を受信し、該制御信号を室内ユニット(20,20,…)に送出する一方、室内ユニット(20,20,…)から送出される風量等の状態の制御信号を受信し、該制御信号をエアコン用リモコン(50)に送出するように構成されている。
【0037】
具体的に、上記各室内ユニット(20,20,…)や各リモコン(50,60)などは、データにヘッダを付加して信号を伝送する。そこで、例えば、ヘッダの“OPC10”は、エアコン用リモコン(50)から室内ユニット(20,20,…)への宛先コードとし、ヘッダの“OPC20”は、室内ユニット(20,20,…)からエアコン用リモコン(50)への宛先コードとする。
【0038】
また、ヘッダの“OPC30”は、全熱交換用リモコン(60)から全熱交換器(30)への宛先コードとし、ヘッダの“OPC40”は、全熱交換器(30)から全熱交換用リモコン(60)への宛先コードとする。
【0039】
上記エアコン用リモコン(50)は、室内ユニット(20,20,…)に制御信号を送出する際、ヘッダとして“OPC10”に対応する“OPC10′”をデータに付加してリモコンライン(40)に送出する。全熱交換用リモコン(60)の転送手段(6b)は、“OPC10′”が付加された信号をリモコンライン(40)から取り込み、“OPC10”をデータに付加してリモコンライン(40)に送出する。この結果、上記室内ユニット(20,20,…)は、“OPC10”のヘッダの信号を取り込むことになる。
【0040】
一方、上記室内ユニット(20,20,…)は、エアコン用リモコン(50)に制御信号を送出する際、ヘッダとして“OPC20”をデータに付加してリモコンライン(40)に送出する。全熱交換用リモコン(60)の転送手段(6b)は、“OPC20”が付加された信号をリモコンライン(40)から取り込み、“OPC20”に対応する“OPC20′”をデータに付加してリモコンライン(40)に送出する。この結果、上記エアコン用リモコン(50)は、“OPC20′”のヘッダの信号を取り込むことになる。
【0041】
また、上記全熱交換用リモコン(60)の運転制御手段(6a)は、全熱交換器(30)に制御信号を送出する際、ヘッダとして“OPC30”をデータに付加してリモコンライン(40)に送出する。全熱交換器(30)は、“OPC30”のヘッダの信号を取り込むことになる。
【0042】
また一方、上記全熱交換器(30)は、全熱交換用リモコン(60)に制御信号を送出する際、ヘッダとして“OPC40”をデータに付加してリモコンライン(40)に送出する。全熱交換用リモコン(60)の運転制御手段(6a)は、“OPC40”のヘッダの信号をリモコンライン(40)から取り込むことになる。
【0043】
尚、本実施形態において、全熱交換用リモコン(60)が主リモコンに構成しているので、室内ユニット(20,20,…)の冷房運転と暖房運転との設定は、全熱交換用リモコン(60)からのみ行えるようにしている。
【0044】
また、上記エアコン用リモコン(50)及び全熱交換用リモコン(60)には、温度センサが設けられ、該温度センサが検出した室内温度を室内ユニット(20,20,…)に送信する必要があるが、全熱交換用リモコン(60)のみが温度信号を室内ユニット(20,20,…)に送信するようにしている。
【0045】
また、上記室内ユニット(20,20,…)と全熱交換器(30)とは同時に運転を開始し、同時に運転を停止する必要があるので、全熱交換用リモコン(60)から全熱交換器(30)のみの運転及び停止は行えないようにしている。
【0046】
また尚、上記室内ユニット(20,20,…)及び全熱交換器(30)の他、室外ユニットなどは、集中制御するための伝送ラインを介して接続され、室内ユニット(20,20,…)と室外ユニットとが制御信号を授受するようにしている。
【0047】
−作用−
次に、上述した空気調和装置(10)の運転動作について説明する。
【0048】
空調運転を開始すると、室外ユニット(図示省略)と室内ユニット(20,20,…)との間で冷媒が循環し、室内ユニット(20,20,…)が冷風又は温風を生成して室内を空調する。この空調運転に伴って全熱交換器(30)が駆動し、室内空気と室外空気とを熱交換して換気する。
【0049】
そこで、上記室内ユニット(20,20,…)及び全熱交換器(30)とエアコン用リモコン(50)及び全熱交換用リモコン(60)との間の伝送動作について説明する。
【0050】
先ず、エアコン用リモコン(50)の入力スイッチ(53)から運転信号や温度設定信号などの制御信号を入力すると、該エアコン用リモコン(50)のマイコン(51)は制御信号を出力し、該制御信号は、送受信回路(52)を介してリモコンライン(40)を伝送する。
【0051】
この制御信号は、“OPC10′”のヘッダが付加されているので、全熱交換用リモコン(60)の転送手段(6b)が送受信回路(62)を介して取り込み、該転送手段(6b)は、“OPC10”のヘッダを付加して送受信回路(62)からリモコンライン(40)に送出する。
【0052】
そして、室内ユニット(20,20,…)は、“OPC10”のヘッダが付加されている制御信号を取り込み、マイコン(21)が室内ファン等を制御する。
【0053】
一方、上記室内ユニット(20,20,…)が室内ファンなどの状態の制御信号を出力すると、この制御信号は、“OPC20”のヘッダが付加されているので、該制御信号を全熱交換用リモコン(60)の転送手段(6b)が送受信回路(62)を介して取り込み、該転送手段(6b)は、“OPC20′”のヘッダを付加して送受信回路(62)からリモコンライン(40)に送出する。
【0054】
そして、上記エアコン用リモコン(50)は、“OPC20′”のヘッダが付加されている制御信号を取り込み、マイコン(51)が表示部(54)に表示信号を出力する。
【0055】
また、全熱交換用リモコン(60)の入力スイッチ(63)から全熱交換器(30)の風量などの制御信号を入力すると、該全熱交換用リモコン(60)の運転制御手段(6a)は制御信号を出力し、該制御信号は、送受信回路(62)を介してリモコンライン(40)を伝送する。
【0056】
この制御信号は、“OPC30”のヘッダが付加されているので、全熱交換器(30)が制御信号を取り込み、マイコン(21)がブロア等を制御する。
【0057】
一方、上記全熱交換器(30)がブロアなどの状態の制御信号を出力すると、この制御信号は、“OPC40”のヘッダが付加されているので、該制御信号を全熱交換用リモコン(60)の運転制御手段(6a)が送受信回路(62)を介して取り込み、表示部(64)に表示信号を出力する。
【0058】
−実施形態1の効果−
以上のように、本実施形態によれば、エアコン用リモコン(50)と全熱交換用リモコン(60)とを1つのリモコンライン(40)を介して室内ユニット(20,20,…)と全熱交換器(30)とに接続するようにしたために、エアコン用リモコン(50)と全熱交換用リモコン(60)とを別個に配線する必要がなく、配線系統の簡略化を図ることができる。
【0059】
また、上記全熱交換用リモコン(60)の転送手段(6b)が中継動作を行うので、1つのリモコンライン(40)を介して種類の異なる2つのリモコン(50,60)を機能させることができるので、伝送系統の簡略化を図ることができる。
【0060】
また、上記エアコン用リモコン(50)は、室内ユニット(20,20,…)を制御するための専用のリモコンでよいことから、操作機能などの簡素化を図ることができる。
【0061】
また、上記全熱交換用リモコン(60)は、エアコン用リモコン(50)の制御信号に関して中継機能を有するのみでよいことから、入力スイッチ(63)などを全熱交換器(30)の専用リモコンと同じにすることができ、操作性や表示機能の簡素化を図ることができる。
【0062】
【発明の他の実施の形態】
上記実施形態においては、全熱交換用リモコン(60)の運転制御手段(6a)は、エアコン用リモコン(50)が出力する制御信号と異なり、全熱交換用リモコン(60)に入力された制御信号のみを処理するようにしたが、エアコン用リモコン(50)の制御信号と同じ制御信号をも処理するようにしてもよい。
【0063】
つまり、エアコン用リモコン(50)から入力される制御信号と同じデータ、例えば、温度設定などを全熱交換用リモコン(60)の入力スイッチ(63)より入力できるようにし、運転制御手段(6a)が室内ユニット(20,20,…)を制御し得るようにしてもよい。
【0064】
また、2種類の空調ユニット(20,30)は、本実施形態では室内ユニット(20,20,…)と全熱交換器(30)としたが、全熱交換器(30)に代えて、空気清浄器やファンコイルユニット、ルームエアコン、エアハンドリングユニット又は暖房器などであってもよく、また、2つの空調ユニット(20,30)が空気清浄器とファンコイルユニットの組み合わせなどであってもよい。
【0065】
また、上記実施形態における複数の室内ユニット(20,20,…)と全熱交換器(30)とをリモコン(50,60)が制御する1つの制御グループとし、この制御グループを複数設ける一方、全室内ユニット(20,20,…)と全熱交換器(30)とをリモコンライン(40)とは別個の1つの集中伝送ラインで接続するようにしてもよい。そして、この集中伝送ラインには、集中リモコンなどを接続し、該集中リモコンによって全制御グループの室内ユニット(20,20,…)と全熱交換器(30)とを一括管理するようにしてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態を示す伝送系統図である。
【図3】本発明の実施形態を示す伝送系統の制御ブロック図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置
20 室内ユニット(第1空調ユニット)
30 全熱交換器(第2空調ユニット)
40 リモコンライン(伝送ライン)
50 エアコン用リモコン(第1コントローラ)
60 全熱交換用リモコン(第2コントローラ)
61 マイコン
6a 運転制御手段
6b 転送手段

Claims (3)

  1. 空気調和を行う第1空調ユニット(20)と、該第1空調ユニット(20)と異なる処理手段によって空気処理を行う第2空調ユニット(30)とが1つの伝送ライン(40)によって接続される一方、
    上記両空調ユニット(20,30)の何れか一方を制御するための第1コントローラ(50)が設けられ、
    該第1コントローラ(50)と空調ユニット(20)との間で送受信する制御信号を該第1コントローラ(50)との間で授受すると共に、該制御信号を第1コントローラ(50)が制御する空調ユニット(20)との間で伝送ライン(40)を介して授受する転送手段(6b)と、上記第1コントローラ(50)が制御する以外の空調ユニット(30)を少なくとも制御するように、制御信号を少なくとも該空調ユニット(30)との間で伝送ライン(40)を介して授受する運転制御手段(6a)とを有する第2コントローラ(60)が設けられている空気調和装置。
  2. 第2コントローラ(60)の運転制御手段(6a)は、転送手段(6b)が転送する制御信号と異なるデータの制御信号を送受信するように構成されている
    請求項1記載の空気調和装置。
  3. 第2空調ユニット(30)は、全熱交換器(30)であり、
    第1コントローラ(50)は、第1空調ユニット(20)を制御するエアコン用リモコン(50)であり、
    第2コントローラ(60)は、第2空調ユニット(30)を制御する全熱交換用リモコン(60)である
    請求項1又は2記載の空気調和装置。
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