JP2003106623A - 通信機能付き制御システム及び設備制御システム - Google Patents

通信機能付き制御システム及び設備制御システム

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JP2003106623A
JP2003106623A JP2001229949A JP2001229949A JP2003106623A JP 2003106623 A JP2003106623 A JP 2003106623A JP 2001229949 A JP2001229949 A JP 2001229949A JP 2001229949 A JP2001229949 A JP 2001229949A JP 2003106623 A JP2003106623 A JP 2003106623A
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Masaru Takusagawa
勝 田草川
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Kitz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、各装置の通信アドレスと位置情報
との関連付けの確認が困難で、既存の集中処理型の設備
制御システムと標準規格化された分散型制御システムの
双方に対応できないという課題を解決しようとするもの
である。 【解決手段】この発明は、中央装置30が複数の装置1
1、12・・・と通信を行って該装置の監視及び/又は
管理を行う通信機能付き制御システムにおいて、装置1
1、12・・・は所在を示す位置情報を入力する手段を
有し、中央装置30は装置11、12・・・から位置情
報と装置識別情報とを取得して各装置11、12・・・
の識別情報と位置情報とを関連付ける手段を有するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中央装置が複数の装
置と通信を行って該複数の装置の監視及び/又は管理を
行う通信機能付き制御システム及び、空調設備などの制
御を行う設備制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】設備制御システムなどの通信機能付き制
御システムは、中央監視装置及び/又は中央管理装置か
らなる中央装置が複数の装置と通信を行って複数の装置
の監視及び/又は管理を行っている。このような通信機
能付き制御システムにおいては、各装置は中央装置と通
信するために固有の通信アドレスなどの識別情報を持っ
ている。一方、中央装置は装置が設置された位置の位置
情報(例えば室番号)を基に通信相手を特定する。従っ
て、各装置毎に識別情報と位置情報を関連付ける必要が
あり、従来は仕様書などを基に中央装置に装置毎に識別
情報と位置情報を関連付けて入力していた。また、特開
平11−311463号公報に記載されている集中管理
装置では、各装置から中央装置に送るデータは、アドレ
ス番号、運転情報及び機種情報の3つにセットしてい
る。
【0003】また、設備制御システムは、ビル全体等の
設備を監視する中央監視装置と、各室単位で空調機器や
照明設備、防災設備等の設備を制御する複数の設備制御
装置と、各種指示を行う操作部等で構成され、中央監視
装置が各設備制御装置との間で予め決められた通信プロ
トコルにて通信を行って設備を監視している。
【0004】例えば、特開平11−281132号公報
には、設備制御装置内に想定される複数種類の通信制御
プログラムを選択可能に記憶させるようにして、異なる
メーカによって作られた様々な機種であってもシステム
構築しやすいようにした集中処理型の設備制御システム
が記載されている。
【0005】また、特開平11−312194号公報に
は、ビル内にLANで運用される既設のパソコンの汎用
ブラウザプログラムを介してビル管理状態を認識させる
ようにして、ビル管理システムを構築した後で生じる設
備管理装置の設置場所の変更や機能追加を簡単に行う集
中処理型の設備制御システムが記載されている。
【0006】さらに、最近では、上述した集中処理型の
設備制御システムに代えて、様々な種類の装置やソフト
ウエアの相互運用を目的として標準規格化されたネット
ワーク・プロトコルを使用した分散型制御システムを採
用して設備のマルチベンダー化を促し、システムのコス
ト低減を図る技術も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記通信機能付き制御
システムでは、中央装置は通常、各装置とは離れた位置
にあり、入力された各装置の識別情報と位置情報との関
連付けが正確であるかどうかを確認することが困難であ
る。また、装置の追加、削除、変更を行った場合には、
各装置の識別情報と位置情報との関連付けを更新するこ
とが困難である。また、特開平11−311463号公
報記載の集中管理装置では、各装置から中央装置に送る
データはアドレス番号、運転情報及び機種情報の3つに
セットしているので、中央装置が各装置から運転情報を
得る際には常に運転情報に機種情報も付加されるので、
通信情報量が大きくなり、通信ネットワークへの負担が
大きくなる。
【0008】また、上記集中処理型の設備制御システム
では、各システム固有の通信制御のもとで設備の制御を
行うので、各システムで使用される装置を自由に選択で
きる汎用性が無いほか、システム構築やリニューアルに
要するコストが高かった。また、LonWorks等の分散型制
御システムでは、施工の簡略化、コストに対する利点が
あるにも拘わらず、従来その多くは工場の自動搬送シス
テムなどの産業向けであってビル等の設備制御システム
に適用されておらず、設備制御システムの具体的施工方
法やその運用については利便性のある技術が提供されて
いなかった。
【0009】請求項1に係る発明は、装置毎の識別情報
と位置情報との関連付けを自動的に正確に行うことがで
き、かつ、装置の追加、削除、変更を行った場合にも装
置で位置情報を入力するだけで自動的に装置毎の識別情
報と位置情報との関連付けを自動的に正確に行うことが
できる通信機能付き制御システムを提供することを目的
とする。
【0010】請求項2に係る発明は、装置毎の識別情報
と位置情報との関連付けを自動的に正確に行うことがで
き、かつ、装置の追加、削除、変更を行った場合にも装
置で位置情報を入力するだけで自動的に装置毎の識別情
報と位置情報との関連付けを自動的に正確に行うことが
でき、更に中央装置でアプリケーションが装置を位置情
報だけでアクセスすることが可能となる通信機能付き制
御システムを提供することを目的とする。
【0011】請求項3に係る発明は、標準規格化された
ネットワーク・プロトコルを使用した中央装置による制
御システムと、中央装置と切り離した個別制御型の設備
制御システムの双方に対応できる設備制御システムを提
供することを目的とする。請求項4に係る発明は、標準
規格化されたネットワーク・プロトコルを使用した中央
装置による制御システムと、中央装置と切り離した個別
制御型の設備制御システムの双方に対応でき、在室時に
自動的に空調を行ったり自動的に省エネルギー運転を行
って省エネルギー化を図ったりすることができる設備制
御システムを提供することを目的とする。
【0012】請求項5に係る発明は、標準規格化された
ネットワーク・プロトコルを使用した中央装置による制
御システムと、中央装置と切り離した個別制御型の設備
制御システムの双方に対応でき、送風時に殺菌された風
を送出することができる設備制御システムを提供するこ
とを目的とする。請求項6に係る発明は、標準規格化さ
れたネットワーク・プロトコルを使用した中央装置によ
る制御システムと、中央装置と切り離した個別制御型の
設備制御システムの双方に対応でき、室の換気を自動的
に行うことができる設備制御システムを提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、中央装置が複数の装置と通
信を行って該複数の装置の監視及び/又は管理を行う通
信機能付き制御システムにおいて、前記装置は所在を示
す位置情報を入力する入力手段を有し、前記中央装置は
前記装置から前記位置情報と前記装置の識別情報とを取
得して前記各装置の識別情報と前記位置情報とを各装置
毎に関連付ける手段を有するものである。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1記載の通
信機能付き制御システムにおいて、前記中央装置は、前
記装置の識別情報と位置情報との関連付けにより前記位
置情報を前記装置の識別情報に変換する変換手段を備
え、前記位置情報を前記変換手段で前記装置の識別情報
に変換して前記装置にアクセスするものである。
【0015】請求項3に係る発明は、各々設備を制御す
る複数の設備制御装置と、この複数の設備制御装置に対
応して着脱自在に設けられる複数の通信部と、前記複数
の設備制御装置に前記複数の通信部をそれぞれ介して前
記設備の制御を行わせる中央装置とを備え、前記設備制
御装置は、対応する前記通信部が装着されていない場合
には前記設備に対して独自の制御を行い、前記対応する
前記通信部が装着されている場合には前記対応する前記
通信部を介して前記中央装置の制御のもとに前記設備を
制御するものである。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項3記載の設
備制御システムにおいて、前記設備制御装置は、室毎に
それぞれ空調機器を含む設備を制御する設備制御装置で
あって、在室を検知する在室検知手段からの検知信号に
応じて自動的に空調機器の運転制御を行うものである。
【0017】請求項5に係る発明は、請求項3記載の設
備制御システムにおいて、前記設備制御装置は、室毎に
それぞれ空調機器を含む設備を制御する設備制御装置で
あって、空気を殺菌する殺菌灯を送風時に動作させるも
のである。
【0018】請求項6に係る発明は、請求項3記載の設
備制御システムにおいて、前記設備制御装置は、室毎に
それぞれ空調機器を含む設備を制御する設備制御装置で
あって、室温を検知する室温検知手段からの検知信号に
より室温が所定の温度以上になった時に、室の換気を行
う換気扇を動作させるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の概略を
示す。この実施例の通信機能付き制御システは、設備制
御システムとしてのビル管理システムの例であり、ビル
等の各室1、2・・・には、設備制御装置としてのファ
ンコイルユニット(以下FCUという)コントローラ1
1、12・・・及び温度設定器21、22・・・が設け
られる。温度設定器21、22・・・は室温を設定する
設定器であり、FCUコントローラ11、12・・・は
室単位で温度設定器21、22・・・の設定温度値を用
いて空調機器を制御して各室1、2・・・の冷房、暖
房、送風などを行う。
【0020】中央装置としての監視管理装置30は、ネ
ットワーク31を介してFCUコントローラ11、12
・・・に接続され、ネットワーク31を介してFCUコ
ントローラ11、12・・・と通信を行ってFCUコン
トローラ11、12・・・を制御することによって各室
1、2・・・単位で空調機器などの監視及び管理を行
う。
【0021】温度設定器21、22・・・は各FCUコ
ントローラ11、12・・・固有の位置情報として室番
号を入力する入力手段を兼ね、FCUコントローラ1
1、12・・・は温度設定器21、22・・・により入
力された室番号を特定の記憶領域に記憶する。監視管理
装置30は、本システムで使用している通信プロトコル
に依存する通信手段(LonTalk等の通信プロトコルを用
いるネットワーク31等)を用いて物理的に接続されて
いるFCUコントローラ11、12・・・の装置識別情
報、例えば通信アドレスと室番号を取得し、この通信ア
ドレスと室番号を各FCUコントローラ11、12・・
・毎に図2に示すように関連付けて記憶領域に保存する
ことによりファイル化する。なお、通信アドレスは通信
制御CPUにあらかじめ割り付けられている。
【0022】この実施例の通信機能付き制御システムの
初期設定時には、図3に示すように、監視管理装置30
は全てのFCUコントローラ11、12・・・に対して
通信アドレスを出力するように指示し、ネットワークに
接続されている全てのFCUコントローラ11、12・
・・は自身の通信アドレスを出力する。次に、監視管理
装置30は、個々の通信アドレスに対して室番号を出力
するように指示して各通信アドレスからの室番号を受け
取ることにより、通信アドレスと室番号とを関連付けて
記憶領域に保存することによりファイル化する。
【0023】監視管理装置30内のアプリケーション
は、そのファイルを参照して室番号を使って各FCUコ
ントローラ11、12・・・にアクセスする。監視管理
装置30は、例えば室番号102の現在温度を知る場合
には、図4に示すように室番号を通信アドレスに変換す
るインターフェース(関数でもサブプログラムでも良
い)と、保存している通信アドレスと位置情報との関連
付けを利用することで、室番号102を通信アドレスに
変換し、得られた通信アドレスに対して位置情報を付加
することなく現在温度の問い合わせを行い、その通信ア
ドレスからの解答より室番号102の現在温度、例えば
25℃を知る。
【0024】図5は上記FCUコントローラ及び温度設
定器の構成を示す。FCUコントローラ32には、1つ
若しくは複数の温度設定器33が接続される。コントロ
ーラ32は、制御手段としてのMPU35、温度設定器
33との通信インターフェース(以下I/Fという)3
6、不揮発性メモリとしてのEEPROM37,制御プ
ログラムを格納するROM38、サーミスタI/F3
9、バルブI/F40、ファンI/F41、汎用入力部
42、汎用出力部43、着脱自在に装着される監視管理
装置30との通信インターフェイス部44及び電源装置
45を有する。通信インターフェイス部44は着脱可能
なモジュール構造である。
【0025】通信インターフェイス部44は、通信制御
CPU46、通信I/F47、制御プログラムを格納す
るROM48からなる。コイル及びファンを有するFC
U50、冷温水制御用バルブ51,52はビルの設備と
しての空調機器を構成する。
【0026】配管方式が4管切換方式の場合には、図6
に示すようにバルブ51,52は冷温水制御用バルブと
しての2つの3方弁が用いられ、FCU50のコイルの
両端はそれぞれバルブ51,52を介して冷水用配管5
3及び温水用配管54に接続されて冷水用配管53及び
温水用配管54が図示しない冷熱源機器に接続される。
バルブ51,52はMPU35によりバルブI/F40
を介して制御されてFCU50のコイルを冷水用配管5
3と温水用配管54とに切り替え接続する。
【0027】冷房モードで冷房を行う冷房運転時には、
冷熱源機器で発生した冷媒としての冷水が冷水用配管5
3、バルブ51,52を介してFCU50のコイルに通
され、FCU50のコイルが冷水と空気との熱交換を行
ってその冷風がFCU50のファンにより室内を循環す
ることで、室内の冷房が行われる。暖房モードで暖房を
行う暖房運転時には、冷熱源機器で発生した熱媒として
の温水が温水用配管54、バルブ51,52を介してF
CU50のコイルに通され、FCU50のコイルが温水
と空気との熱交換を行ってその温風がFCU50のファ
ンにより室内を循環することで、室内の暖房が行われ
る。
【0028】2パイプ1コイル方式の場合には、図7に
示すようにバルブ51は冷温水制御用バルブとしての2
方弁が用いられ、FCU50のコイルの両端はバルブ5
1を介して冷温水用配管55に接続されて冷温水用配管
55が図示しない冷熱源機器に接続される。バルブ51
はMPU35によりバルブI/F40を介して制御され
る。
【0029】冷房運転時には、冷熱源機器で発生した冷
水が冷温水用配管55、バルブ51を介してFCU50
のコイルに通され、FCU50のコイルが冷水と空気と
の熱交換を行ってその冷風がFCU50のファンにより
室内を循環することで、室内の冷房が行われる。暖房運
転時には、冷熱源機器で発生した温水が冷温水用配管5
5、バルブ51を介してFCU50のコイルに通され、
FCU50のコイルが温水と空気との熱交換を行ってそ
の温風がFCU50のファンにより室内を循環すること
で、室内の暖房が行われる。
【0030】4管方式の場合には、図8に示すようにバ
ルブ51,52は冷温水制御用バルブとしての2つの2
方弁が用いられ、FCU50のコイルの両端はバルブ5
1を介して冷水用配管53に接続されるとともにバルブ
52を介して温水用配管54に接続され、冷水用配管5
3及び温水用配管54が図示しない冷熱源機器に接続さ
れる。バルブ51,52はMPU35によりバルブI/
F40を介して制御される。
【0031】冷房運転時には、冷熱源機器で発生した冷
水が冷水用配管53、バルブ51を介してFCU50の
コイルに通され、FCU50のコイルが冷水と空気との
熱交換を行ってその冷風がFCU50のファンにより室
内を循環することで、室内の冷房が行われる。暖房運転
時には、冷熱源機器で発生した温水が温水用配管54、
バルブ52を介してFCU50のコイルに通され、FC
U50のコイルが温水と空気との熱交換を行ってその温
風がFCU50のファンにより室内を循環することで、
室内の暖房が行われる。
【0032】配管センサ56は、上記配管に取りつけら
れたサーミスタからなり、上記配管の温度を検知するこ
とで水温を検知する。送風センサ57は、サーミスタが
用いられ、FCU50の送風温度を検知する。配管セン
サ56、送風センサ57の検知信号はサーミスタI/F
39を介してMPU35に入力される。汎用入力部42
は、FCU50のファンの故障を検知して接点がオンと
なるファン故障センサや、室内の人間を検知して接点が
閉じる人感センサからなる在室センサ等が接続される。
ファン故障センサ及び在室センサの検知信号は汎用入力
部42を介してMPU35に入力される。汎用出力部4
3は、FCU50の排気の殺菌を行う殺菌灯や、室の換
気を行う換気扇等が接続される。
【0033】電源装置45は商用交流電源58からの交
流入力電圧から所定の直流電圧を生成してこれを各部へ
印加する。通信制御CPU46は、通信I/F47及び
ネットワーク31を介して監視管理装置30と信号の送
受信を行うとともに、MPU35と信号の送受信を行
う。
【0034】各温度設定器33は、制御手段としてのM
PU59、通信I/F60、表示部61、入力部62、
装置設定手段としてのディップスイッチ63、サーミス
タI/F64、室内の温度を検知する室温センサ65を
有する。ディップスイッチ63はこれをオンにすること
により、初期設定値を設定することが可能となり、当該
FCUコントローラ固有の各種情報、FCUコントロー
ラとの通信に用いるアドレス、制御定数、汎用入出力制
御パターン等を設定することができる。図9は温度設定
器33の表面を示す。表示部61は液晶表示器66及び
LED表示器67,68を有する。入力部62は、運転
/停止キー69、送風切換キー70、アップキー71及
びダウンキー72からなるキースイッチを有する。
【0035】MPU59は、通常モードにおいて、次の
ような処理を行う。すなわち、MPU59は、運転/停
止キー69からの入力信号により、運転/停止キー69
が押下される毎に運転モードと停止モードとを交互に切
換え、運転表示部としてのLED表示器67を運転モー
ド時に点灯させて停止モード時に消灯させる。
【0036】また、MPU59は、送風切換キー70か
らの入力信号に基づいて送風切換キー70の押下毎に自
動送風モード(AUTO)、送風弱モード、送風中モー
ド、送風強モードをサイクリックに切換える。但し、M
PU59は、初期設定でファン制御の設定がなされてい
るときのみ送風切換キー70を有効とする。MPU59
は、空調機器による空調を行う運転モードにおいて、ア
ップキー71及びダウンキー72からの入力信号によ
り、アップキー71の押下毎に室温設定値を0.5℃単
位で上げ、ダウンキー72の押下毎に室温設定値を0.
5℃単位で下げる。
【0037】MPU59は、監視管理装置30によりス
イッチロックが設定されている場合には、スイッチロッ
ク表示部としてのLED表示器68を点灯させ、運転モ
ード及び停止モードに拘わらず入力部62のキースイッ
チ操作を無効とする。一方、監視管理装置30によりス
イッチロックが解除されている場合には、スイッチロッ
ク表示部としてのLED表示器68を消灯させ、入力部
からのキースイッチ操作も有効とする。いずれの場合で
も監視管理装置30はスイッチロックの設定・解除信号
をネットワーク31、通信部44を介してMPU35に
転送し、MPU35はそのスイッチロックの設定信号を
通信I/F36,60を介してMPU59に転送する。
【0038】MPU59は、初期設定で室温表示を有効
とした場合には、初期設定で設定された温度設定器に付
いている室温センサ65からサーミスタI/F64を介
して入力される検知信号により、その室温センサの検知
温度を液晶表示器66に表示させる。
【0039】MPU59は、暖房運転モード、冷房運転
モード、送風運転モードで現在の運転状態を液晶表示器
66に表示させ、設定温度を液晶表示器66に表示させ
る。MPU59は、液晶表示器66にファンマークにて
送風弱、送風中、送風強のいずれの状態であるかを表示
させ、自動運転モードで液晶表示器66にAUTOを表
示させる。MPU59は入力部62の運転/停止キー6
9、送風切換キー70、アップキー71及びダウンキー
72、スライドスイッチにより指定された各モード、現
在の室温設定値などを通信I/F60、36を介してM
PU35に転送し、MPU35はそのモード、現在の室
温設定値などをFCU50の制御などに用いる。
【0040】MPU59は、FCU50、殺菌灯、換気
扇が停止している運転停止状態で初期設定キーであるデ
ィップスイッチ63がオンされて運転/停止キー69が
押下されると、初期設定キー及び運転/停止キー69か
らの入力信号により、初期設定モードとし、図10に示
すように液晶表示器66に初期設定の項目と現在の設定
内容を表示する。MPU59は、初期設定モードで液晶
表示器66に表示されている項目の設定内容に変更が無
くてアップキー71、ダウンキー72が押下されると、
アップキー71、ダウンキー72からの入力信号に応じ
て液晶表示器66の表示項目を順方向又は逆方向に順次
に変更することで項目を選択する。
【0041】MPU59は、初期設定モードで液晶表示
器66に表示されている項目の設定内容を変更するため
に送風切換キー70が押下されると、送風切換キー70
からの入力信号により、液晶表示器66に表示されてい
る項目の設定内容をフリッカー状態とする。MPU59
は、このフリッカー状態でアップキー71、ダウンキー
72が押下されると、アップキー71、ダウンキー72
からの入力信号により、液晶表示器66に表示されてい
る項目の設定内容を変更し、送風切換キー70が押下さ
れると、送風切換キー70からの入力信号により、液晶
表示器66に表示されている項目の設定内容を設定して
フリッカーを停止させる。
【0042】初期設定の各項目の設定は、室温センサの
選択、図6〜図8に示すような配管方式のいずれかの選
択、FCU50及びバルブ51、52に関する設定、室
番号の設定などである。MPU59は、初期設定を終了
させるために運転/停止キー69が押下されると、運転
/停止キー69からの入力信号により、初期設定モード
を運転停止状態に切換え、初期設定の内容を通信I/F
60、36を介してMPU35に転送してEEPROM
37に格納させる。
【0043】通信インターフェイス部44が装着されて
いない場合には本実施例は監視管理装置30と切り離さ
れた個別処理型の設備制御システムとなり、MPU35
は、EEPROM37に格納されている初期設定の設定
内容や、MPU59から通信I/F60、36を介して
転送される各モード、現在の温度設定値、室温センサの
検知温度などのデータ、サーミスタI/F39からの入
力信号、入力部42からの入力信号(ファン故障セン
サ、在室センサの検知信号)、EEPROM37内のデ
ータを用いて、バルブI/F40、ファンI/F41、
出力部43を介してバルブ51,52、ファンコイル5
0のコイル及びファン、殺菌灯、換気ファンを後述のよ
うに制御する。
【0044】MPU35は、FCU50のファン制御を
次のように行う。MPU35は、EEPROM37に格
納されている初期設定のファン制御情報に従ってFCU
50のファンの1段制御又は3段制御を行う。MPU3
5は、1段制御の場合には、ファンI/F41を介して
FCU50のファンを風量が風量弱モード、風量中モー
ド、風量強モードのうち初期設定で設定されたモードの
風量(風量弱モード、風量中モード、風量強モードにそ
れぞれ対応する風量弱、風量中、風量強のいずれか)に
なるように制御する。
【0045】また、MPU35は、3段制御の場合には、
ファンI/F41を介してFCU50のファンをその風
量が風量弱モード、風量中モード、風量強モード、AU
TOのうちの送風切換キー70により指定されたモード
の風量になるように制御する。AUTOの場合には、M
PU35は、図11に示すように温度設定値に対して室
温センサの検知温度が冷房ヒステリシス値±H又は暖房
ヒステリシス値±Hに達したときにファンI/F41を
介してFCU50のファンをその風量が風量中になるよ
うに制御し、温度設定値に対して室温センサの検知温度
が冷房ヒステリシス値±2H又は暖房ヒステリシス値±2
Hに達したときにファンI/F41を介してFCU50
のファンをその風量が風量強になるように制御する。
【0046】MPU35は、逆に、ファンの風量が風量
強である場合に温度設定値に対して室温センサの検知温
度が冷房ヒステリシス値±H又は暖房ヒステリシス値±
H以内に入ると、ファンI/F41を介してFCU50
のファンをその風量が風量中になるように制御し、ファ
ンの風量が風量中である場合に室温センサの検知温度が
温度設定値になったときにファンI/F41を介してF
CU50のファンをその風量が風量弱になるように制御
する。
【0047】次に、配管方式が図7に示すような2パイ
プ1コイル方式である場合のバルブ制御について説明す
る。バルブ51の制御が初期設定でオン/オフ制御に設
定されている場合には、MPU35は、図12に示すよ
うに、バルブ51が閉じている時に温度設定値に対して
室温センサの検知温度がヒステリシス値±Hに達する
と、バルブI/F40を介してバルブ51を開き、バル
ブ51が開いている時に室温センサの検知温度が温度設
定値に達すると、バルブI/F40を介してバルブ51
を閉じる。図13はAUTO時のバルブ制御を示す。
【0048】MPU35は、バルブ51の制御が初期設
定でフローティング制御(比例制御)に設定されている
場合には、設定温度(設定室温)Sに対する現在の温度
(室温)Pの関係からバルブI/F40を介してバルブ
51の開度を段階的に制御する。次に、配管方式が図6
及び図8に示すような4パイプ方式である場合のバルブ
制御について説明する。MPU35は、初期設定で冷房
の設定が行われた場合にはバルブI/F40を介してバ
ルブ51、52を冷房のみが行われるように制御し、初
期設定で暖房の設定が行われた場合にはバルブI/F4
0を介してバルブ51、52を暖房のみが行われるよう
に制御する。
【0049】MPU35は、初期設定で冷房・暖房の自
動切換が設定された場合には、室温と設定温度との差に
応じてバルブI/F40を介してバルブ51、52を制
御することにより、冷房と暖房を室温と設定温度との差
に応じて行う。MPU35は、室温が設定温度+冷房ヒ
ステリシス値以上の場合には、室温と設定温度との差に
応じてバルブI/F40を介してバルブ51、52を制
御することにより冷房を行い、室温が設定温度−冷房ヒ
ステリシス値以下の場合には、室温と設定温度との差に
応じてバルブI/F40を介してバルブ51、52を制
御することにより暖房を行い、それ以外の場合には送風
モードとする。
【0050】MPU35は、初期設定でバルブのオン/
オフ制御が設定された場合には、図14に示すように、
通常運転中においてバルブ51、52が閉状態で設定温
度に対して室温が設定ヒステリシス値で設定される範囲
に達したときにバルブI/F40を介してバルブ51、
52を開き、バルブ51、52が開状態で室温が設定温
度に達したときにバルブI/F40を介してバルブ5
1、52を閉じる。
【0051】MPU35は、初期設定でバルブのフロー
ティング制御(比例制御)が設定された場合には、配管
方式が2パイプ1コイル方式の場合と同様に冷房モード
及び暖房モードでのバルブの開度制御を行い、設定温度
と現在の室温との関係からバルブI/F40を介してバ
ルブ51、52の開度を制御する。
【0052】また、MPU35は、在室センサからの検
知信号により、在室センサが人間を検知すれば自動的に
運転を開始して上述のようなバルブ51,52、FCU
50のコイル及びファンの制御を開始することにより空
調を開始させる。また、MPU35は、在室センサが人
間を検知しなければバルブ51,52、FCU50のコ
イル及びファンを停止させ、若しくは省エネルギーモー
ド(例えば暖房モードで室温が高くて冷房モードで室温
が低くなり、送風モードで風量が少なくなるように室
温、風量を設定した運転モード)で空室運転を行う。
【0053】MPU35は、ファン故障センサからの入
力信号により、FCU50のファンが故障した時に運転
を停止し、通信I/F36、60を介してMPU59へ
ファン故障信号を送って液晶表示器66に異常を表示さ
せる。また、MPU35は、出力部43を介して殺菌灯
をFCU50のファンによる送風時に動作させてFCU
50からの送風の殺菌を行う。さらに、MPU35は、
暖房モードで室温センサの検知温度が一定の温度以上に
なった時及び、冷房モードで室温センサの検知温度が一
定温度以下になった時に出力部43を介して換気扇を動
作させることで、室に外気を導入させて換気を行わせ
る。
【0054】また、通信部44が装着されている場合に
は標準規格化された通信プロトコルを利用した監視管理
装置30による制御システムとなる。監視管理装置30
は、ネットワーク31及び通信部44を介してMPU3
5と通信を行ってファンコイル50のコイル、ファン、
及び殺菌灯、換気ファン等の汎用入出力等の監視及び管
理を行う。
【0055】コントローラ32において通信インターフ
ェイス部44を除く部分については、MPU35は監視
管理装置30の制御のもとに、EEPROM37に格納
されている初期設定の設定内容や、MPU59から通信
I/F60、36を介して転送される室温センサの検知
温度などのデータ、サーミスタI/F39からの入力信
号、入力部42からの入力信号(ファン故障センサ、在
室センサの検知信号等)、EEPROM37内のデータ
を用いて、バルブI/F40、ファンI/F41、出力
部43を介してバルブ51,52、ファンコイル50の
コイル及びファン、殺菌灯、換気ファンを上述のように
制御する。
【0056】監視管理装置30は、ネットワーク31及
び通信インターフェイス部44を介してMPU35から
室温センサの検知温度、温度設定値、ファンコイル50
のファン速度、運転モード、初期設定の設定内容、配管
センサ56の検知温度、送風センサ57の検知温度、暖
房制御出力(暖房モードでのファンコイル50及びバル
ブ51、52の制御状態を示す信号)、冷房制御出力
(冷房モードでのファンコイル50及びバルブ51、5
2の制御状態を示す信号)、ファンコイル50の状態信
号などを取得し、これらによりコントローラ32、ファ
ンコイル50、バルブ51、52などを監視すると共
に、ネットワーク31及び通信インターフェイス部44
を介してMPU35に制御信号を送信してファンコイル
50のコイル及びファン、バルブ51、52の制御、設
定温度の変更、ファンコイル50のファン速度の変更、
各種運転状態の変更などを行う。MPU35と通信イン
ターフェイス部44のデータの送受は、MPU35がマ
スター、通信インターフェイス部44がスレーブとな
り、MPU35がデータ送受の主導権を持つ構成で実現
している。MPU35と通信インターフェイス部44の
データ送受はトークンと呼ばれる送受切符を持って実行
される。送信を行う為にはトークンを所有していなけれ
ばならず、該トークンは通信初期化時、データ送受のマ
スターとなるMPU35に生成され、常時はMPU35
が所有している。従って、データ送受のスレーブとなる
通信インターフェイス部44はマスターとなるMPU3
5からトークンを渡してもらった時初めて送信可能とな
る。
【0057】図15はマスター側データ送受初期化処理
を示す。MPU35は、通信インターフェイス部44に
対し再同期化データを送信し、通信インターフェイス部
44から再同期化のアクノウレッジを受信すれば、その
再同期化のアクノウレッジを受信した通信インターフェ
イス部44との通信を確立して通信可フラグを不揮発性
メモリへ格納する。また、MPU35は、通信インター
フェイス部44から所定の受信タイム内に再同期化のア
クノウレッジを受信しなければその再同期化のアクノウ
レッジを受信しない通信インターフェイス部44とのデ
ータ送受を不可能として通信不可フラグを不揮発性メモ
リへ格納する。
【0058】図16はスレーブ側初期化処理を示す。通
信インターフェイス部44は、MPU35から再同期化
データを受信すると、再同期化のアクノウレッジをMP
U35へ送信し、再同期化データを受信しなければその
他の処理を行う。このように、MPU35は、データ送
受初期化時に通信インターフェイス部44とデータ送受
可能であるかどうかを判断し、その結果を不揮発性メモ
リに格納する。
【0059】図17はMPU35と通信インターフェイ
ス部44のデータ送受に関する処理を示す。MPU35
は、不揮発性メモリ内の通信可フラグ、通信不可フラグ
により通信インターフェイス部44とのデータ送受が可
能であるか否かを判断し、通信インターフェイス部44
がデータ送受可能であれば、その通信インターフェイス
部44へ(データ+)トークンを送信して該通信インタ
ーフェイス部44から(データ+)トークンを受信す
る。また、通信インターフェイス部44は、MPU35
から(データ+)トークンを受信すると、MPU35へ
(データ+)トークンを送信する。
【0060】このように、マスター側が通信主導権を持
っているので、通信初期化時にFCUコントローラ毎に
設定された通信可フラグ、通信不可フラグを判定して通
信インターフェイス部44とデータ送受を行うので、通
信インターフェイス部44が無い場合の処理オーバヘッ
ドを最小限に押さえることができる。
【0061】図18は各温度設定器33・・・の位置情
報としての室番号の初期設定を示す。温度設定器33内
のMPU59は、初期設定モードで入力部62により指
定された室番号などの設定内容を通信I/F60を介し
てコントローラ32へ送信する。コントローラ32内の
MPU35は、温度設定器33から送信された初期設定
の内容を通信I/F36を介して受信し、この初期設定
の内容をEEPROM37に格納する。
【0062】図19は監視管理装置30の変換データベ
ース作成処理を示す。監視管理装置30は、ネットワー
ク31に接続されている各装置(FCUコントローラ1
1、12・・・)へネットワーク31を介して問い合わ
せを行い、各装置(FCUコントローラ11、12・・
・)が図18で示される初期設定法で設定された装置識
別情報をもって解答をネットワーク31を介して監視管
理装置30へ送信する。
【0063】監視管理装置30は、各装置(FCUコン
トローラ11、12・・・)からネットワーク31を介
して受信した装置識別情報をテーブルで管理し、応答を
返してきた装置群の中の1つに対して位置情報としての
室番号をネットワーク31を介して要求する。その1つ
の装置は、EEPROM37内の位置情報として室番号
を読み出してネットワーク31を介して監視管理装置3
0へ返答する。監視管理装置30は、その返答した装置
の識別情報と位置情報とを関連付けて変換テーブルに追
加する。監視管理装置30は、このような処理を全ての
装置に対して行う。ここで、装置識別情報とは、例えば
通信アドレスであり、ネットワーク31を介して装置と
の通信を行う時に使用して、通信する相手局と自局を明
確に示す情報である。なお、一般には、装置の識別情報
は、この装置が物理的にどこにあるかなどの位置情報を
示すものではない。
【0064】図20は上記変換テーブル(データベー
ス)を使用する処理の例を示す。監視管理装置30は、
位置情報としての室(部屋)番号(102)をサブプロ
グラムで装置識別情報に変換する。この場合、監視管
理装置30は、室(部屋)番号(102)を取得して上
記変換テーブルを参照し、室(部屋)番号(102)に
関連付けられた装置識別情報を取得して解答する。
【0065】次に、監視管理装置30は、サブプログラ
ムで得られた装置識別情報に対して位置情報としての
室(部屋)番号を付加することなく装置識別情報のみを
キーに現在の温度を問い合わせる。これに対して、室
(部屋)番号(102)の装置は、MPU35がネット
ワーク31及び通信部44を介して現在の温度の問い合
わせを受信し、現在の温度を通信部44及びネットワー
ク31を介し、位置情報としての室(部屋)番号ではな
く装置識別情報を付加して監視管理装置30に返答す
る。
【0066】監視管理装置30は、MPU35から通信
部44及びネットワーク31を介して装置識別情報に対
応した現在の温度を取得する。次に、監視管理装置30
は、装置識別情報をサブプログラムで位置情報として
の室(部屋)番号(102)に変換する。この場合、監
視管理装置30は、装置識別情報を取得して上記変換テ
ーブルを参照し、装置識別情報に関連付けられた室(部
屋)番号(102)を取得して解答する。そして、監視
管理装置30は、室(部屋)番号(102)の現在の温
度の取得を完了する。なお、ここで、室(部屋)番号
(102)の装置が故障し、別の識別情報を持つ装置を
代替装置としても、変換テーブルを変更するだけでよ
く、監視管理装置30のソフトウエアを変更する必要は
ない。また、変換テーブルの変更もプログラムを実行す
るだけであり、簡単である。
【0067】以上のように、この実施例によれば、中央
装置としての監視管理装置30が複数の装置としてのF
CUコントローラ11、12・・・と通信を行って該複
数の装置11、12・・・の監視及び/又は管理を行う
通信機能付き制御システムにおいて、前記装置11、1
2・・・は所在を示す位置情報を入力する入力手段とし
ての入力部62を有し、前記中央装置30は前記装置1
1、12・・・から前記位置情報と前記装置11、12
・・・の識別情報とを取得して前記各装置11、12・
・・の識別情報と前記位置情報とを各装置11、12・
・・毎に関連付ける手段(機能)を有するので、装置毎
の識別情報と位置情報との関連付けを自動的に正確に行
うことができ、かつ、装置の追加、削除、変更を行った
場合にも装置で位置情報を入力するだけで自動的に装置
毎の識別情報と位置情報との関連付けを短時間で正確に
行うことができる。特に、初期設定時、各装置の識別情
報を中央装置で一斉に取得することにより、装置の増減
があっても短時間で正確に装置識別情報と位置情報との
関連付けを行うことができる。
【0068】また、この実施例によれば、中央装置30
は、各装置11、12・・・の識別情報と位置情報との
関連付けにより各装置11、12・・・の位置情報を識
別情報に変換する変換手段を備え、前記装置11、12
・・・の位置情報を前記変換手段で前記装置11、12
・・・の識別情報に変換して前記装置11、12・・・
にアクセスするので、システムの初期設定後における中
央装置30と各部屋の装置とのデータ送受は、データに
位置情報としての部屋番号を付加する必要がなく、デー
タ容量をコンパクトにすることができ、通信ネットワー
クへの負荷を軽減することができる。
【0069】また、この実施例によれば、各々設備とし
ての空調機器50〜52を制御する複数の設備制御装置
としてのコントローラ32及び温度設定器33と、この
複数の設備制御装置32、33に対応して着脱自在に設
けられる複数の通信インターフェイス部44と、前記複
数の設備制御装置32、33に前記複数の通信インター
フェイス部44をそれぞれ介して前記設備の制御を行わ
せる中央装置30とを備え、前記設備制御装置32、3
3は、対応する前記通信インターフェイス部44が装着
されていない場合には前記設備に対して独自の制御を行
い、前記対応する前記通信インターフェイス部44が装
着されている場合には前記対応する前記通信インターフ
ェイス部44を介して前記中央装置30の制御のもとに
前記設備を制御するので、既存の集中処理型の設備制御
システムと標準規格化されたネットワーク・プロトコル
を使用した分散型制御システムの双方に対応できる。
【0070】また、この実施例によれば、前記設備制御
装置32、33は、室毎にそれぞれ空調機器を含む設備
を制御する設備制御装置であって、在室を検知する在室
検知手段としての在室センサからの検知信号に応じて自
動的に空調機器の運転制御を行うので、在室時に自動的
に空調を行ったり自動的に省エネルギー運転を行って省
エネルギー化を図ったりすることができる。
【0071】また、この実施例によれば、前記設備制御
装置32、33は、室毎にそれぞれ空調機器を含む設備
を制御する設備制御装置であって、空気を殺菌する殺菌
灯を送風時に動作させるので、送風時に殺菌された風を
送出することができる。
【0072】また、この実施例によれば、前記設備制御
装置32、33は、室毎にそれぞれ空調機器を含む設備
を制御する設備制御装置であって、室温を検知する室温
検知手段としての室温センサからの検知信号により室温
が所定の温度以上になった時に、室の換気を行う換気扇
を動作させるので、室の換気を自動的に行うことができ
る。
【0073】なお、上記実施例は主に空調機器を制御す
るビル管理方式であるが、本発明は空調機器以外の設備
を管理するビル管理システムや、ビル管理方式以外の設
備制御システムなどにも適用することができる。また、
本発明は、中央装置が装置の監視だけ若しくは管理だけ
行う場合にも適用でき、エアハンドリングユニット(所
謂AHU)コントローラや入退出管理装置などの装置を
中央装置で監視及び/又は管理する場合などにも適用す
ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、装置毎の識別情報と位置情報との関連付けを自動的
に正確に行うことができ、かつ、装置の追加、削除、変
更を行った場合にも装置で位置情報を入力するだけで自
動的に装置毎の識別情報と位置情報との関連付けを自動
的に正確に行うことができる。
【0075】請求項2に係る発明によれば、装置毎の識
別情報と位置情報との関連付けを自動的に正確に行うこ
とができ、かつ、装置の追加、削除、変更を行った場合
にも装置で位置情報を入力するだけで自動的に装置毎の
識別情報と位置情報との関連付けを自動的に正確に行う
ことができ、更に中央装置でアプリケーションが装置を
位置情報だけでアクセスすることが可能となる。
【0076】請求項3に係る発明によれば、標準規格化
されたネットワーク・プロトコルを使用した中央装置に
よる制御システムと、中央装置と切り離した個別制御型
の設備制御システムの双方に対応できる。
【0077】請求項4に係る発明によれば、標準規格化
されたネットワーク・プロトコルを使用した中央装置に
よる制御システムと、中央装置と切り離した個別制御型
の設備制御システムの双方に対応でき、在室時に自動的
に空調を行ったり自動的に省エネルギー運転を行って省
エネルギー化を図ったりすることができる。
【0078】請求項5に係る発明によれば、標準規格化
されたネットワーク・プロトコルを使用した中央装置に
よる制御システムと、中央装置と切り離した個別制御型
の設備制御システムの双方に対応でき、送風時に殺菌さ
れた風を送出することができる。
【0079】請求項6に係る発明によれば、標準規格化
されたネットワーク・プロトコルを使用した中央装置に
よる制御システムと、中央装置と切り離した個別制御型
の設備制御システムの双方に対応でき、室の換気を自動
的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略を示すブロック図であ
る。
【図2】同実施例の通信アドレスと室番号との関連付け
を示す図である。
【図3】同実施例の処理例を示す図である。
【図4】同実施例の処理例を示すフローチャートであ
る。
【図5】同実施例におけるFCUコントローラの構成を
示すブロック図である。
【図6】同実施例の配管方式を示す配管図である。
【図7】同実施例の他の配管方式を示す配管図である。
【図8】同実施例の別の配管方式を示す配管図である。
【図9】同実施例におけるコントローラの表面を示す平
面図である。
【図10】同実施例の初期設定時の表示を示す図であ
る。
【図11】同実施例のAUTOの場合の室温とファン出
力との関係を示す図である。
【図12】同実施例の2パイプ1コイル方式での室温と
バルブ開閉との関係を示す図である。
【図13】同実施例の2パイプ1コイル方式でのAUT
O時のバルブ制御を示す図である。
【図14】同実施例の4パイプ方式でのバルブ制御を示
す図である。
【図15】同実施例のマスター側通信初期化処理を示す
フローチャートである。
【図16】同実施例のスレーブ側初期化処理を示すフロ
ーチャートである。
【図17】同実施例のマスター側通信処理を示すフロー
チャートである。
【図18】同実施例の各コントローラの室番号初期設定
を示すフローチャートである。
【図19】同実施例の監視管理装置の変換データベース
作成処理を示すフローチャートである。
【図20】同実施例の変換テーブルを使用する処理の例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11、12 FCUコントローラ 30 監視管理装置 32 コントローラ 33 温度設定器 44 通信部 50 FCU 51、52 バルブ 62 入力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央装置が複数の装置と通信を行って該複
    数の装置の監視及び/又は管理を行う通信機能付き制御
    システムにおいて、前記装置は所在を示す位置情報を入
    力する入力手段を有し、前記中央装置は前記装置から前
    記位置情報と前記装置の識別情報とを取得して前記各装
    置の識別情報と前記位置情報とを各装置毎に関連付ける
    手段を有することを特徴とする通信機能付き制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信機能付き制御システム
    において、前記中央装置は、前記装置の識別情報と位置
    情報との関連付けにより前記位置情報を前記装置の識別
    情報に変換する変換手段を備え、前記位置情報を前記変
    換手段で前記装置の識別情報に変換して前記装置にアク
    セスすることを特徴とする通信機能付き制御システム。
  3. 【請求項3】各々設備を制御する複数の設備制御装置
    と、この複数の設備制御装置に対応して着脱自在に設け
    られる複数の通信部と、前記複数の設備制御装置に前記
    複数の通信部をそれぞれ介して前記設備の制御を行わせ
    る中央装置とを備え、前記設備制御装置は、対応する前
    記通信部が装着されていない場合には前記設備に対して
    独自の制御を行い、前記対応する前記通信部が装着され
    ている場合には前記対応する前記通信部を介して前記中
    央装置の制御のもとに前記設備を制御することを特徴と
    する設備制御システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の設備制御システムにおい
    て、前記設備制御装置は、室毎にそれぞれ空調機器を含
    む設備を制御する設備制御装置であって、在室を検知す
    る在室検知手段からの検知信号に応じて自動的に空調機
    器の運転制御を行うことを特徴とする設備制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項3記載の設備制御システムにおい
    て、前記設備制御装置は、室毎にそれぞれ空調機器を含
    む設備を制御する設備制御装置であって、空気を殺菌す
    る殺菌灯を送風時に動作させることを特徴とする設備制
    御システム。
  6. 【請求項6】請求項3記載の設備制御システムにおい
    て、前記設備制御装置は、室毎にそれぞれ空調機器を含
    む設備を制御する設備制御装置であって、室温を検知す
    る室温検知手段からの検知信号により室温が所定の温度
    以上になった時に、室の換気を行う換気扇を動作させる
    ことを特徴とする設備制御システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322086A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Hitachi Appliances Inc 空気調和機及び空気調和機の室内機
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JP2011242030A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Daikin Industries Ltd 空調制御装置
WO2016038653A1 (ja) * 2014-09-08 2016-03-17 三菱電機株式会社 集中コントローラ及びそれを備えた冷凍サイクル装置制御システム

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