JP4698292B2 - 空気調和装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
一方、ホテルの客室に配置される業務用空気調和装置の場合、上記のような設定温度を一定時間経過後に基準値に戻す構成は採用し難く、従来は、宿泊客がチェックアウトした後に、従業員が客室の設定温度を基準値に戻す作業を手動で行う必要があった。
さらに、従来の構成は、設定温度を基準値に戻すための専用のリモコン(管理リモコン)を接続する必要があった。
この構成によれば、室内機は、記憶手段に情報が記憶されている場合に、その情報に従って当該空気調和装置が監視条件を満足するか否かを監視し、監視条件を満足した際に、現在の設定内容を基準設定内容に変更する設定内容変更手段を備えるので、客先の要望や設置環境に合わせた最適な条件で、現在の設定内容を基準設定内容に変更することができる。
上記構成において、前記室内制御部は、前記記憶手段に記憶された情報に従って、被調和室温度と基準温度との差温、運転の停止、及び、運転モードの変更の少なくともいずれかを監視することが好ましい。また、前記基準温度は、現在の設定温度、又は、前記基準設定内容に含まれる基準設定温度であることが好ましい。さらに、前記情報は、設定内容を前記基準設定内容に変更する処理を実行するか否かを示す識別情報を含み、前記室内制御部は、前記識別情報に従って前記処理を選択的に実行することが好ましい。
図1は、本実施形態に係る空気調和装置の一実施例を示す図である。この空気調和装置1は、事務所、コンビニエンスストア等の店舗又はホテルの客室等に設置される業務用空気調和装置であり、被調和室に設置される室内機2a、2bと、建屋の外や屋上等に設置される室外機3a、3bと、各室内機2a、2bに接続されるリモコン(操作装置)4a、4bと、集中機器5とから概略構成されている。なお、図示の例では、空気調和装置1が、室外機と室内機とを各々2台ずつ備える構成例を示したが、室外機と室内機の数は、1台又は3台以上でもよい。以下、室内機2a、2b、室外機3a、3b及びリモコン4a、4bを特に区別する必要がない場合は、室内機2、室外機3及びリモコン4と表記する。
室内制御部10は、CPU等から構成され、室内機2の各部を制御するコンピュータとして機能するものであり、EEPROM11等のメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、室内機11の各部の制御、例えば、室内ファンの回転数を制御して被調和室に吹き出す吹出風量を制御する。
この室内制御部10は、通信線L1を介して室外機3内の室外制御部(図示せず)と接続され、また、リモコン通信線L2を介してリモコン4と接続されている。さらに、この室内制御部10には、メインバス通信線L3が接続され、このメインバス通信線L3を介して集中機器5と接続されている。なお、これら通信線L1〜L3は有線でも無線でもよい。
また、集中機器5は、この空気調和装置1内の室内機2及び室外機3を集中制御するものであり、各室内機2及び室外機3の遠隔監視等を行い、室内機2及び室外機3の異常や運転状態に関する情報を取得する。
一方、本実施形態では、EEPROM11に後述する情報を予め記憶させることによって、リモコン4を介して設定温度T1の変更指示があった場合に、室内制御部10に、予め定めた適用条件を満足するか否かを監視させ、その条件を満足した際に、設定温度T1を基準設定温度T0に変更する設定内容変更処理を実行可能に構成されている。
上記EEPROM11には、客先の要望等に応じて、変更後の基準設定内容を示す基準設定温度T0と、基準時間TM0及び又は基準差温TP0と、適用条件を特定する適用対象特定情報DAと、設定内容変更処理を実行するか否かを示す識別情報DBとが予め記憶される。
ここで、検出対象特定情報DAは、上記第1条件〜第4条件のうちの1つの条件を適用対象に設定する情報に限らず、複数の条件を適用対象に設定する情報であってもよい。複数の条件を設定する場合は、優先順位を設定することが好ましく、例えば、優先順位が、(第1条件)>(第2条件)>(第3条件)・(第4条件)であることを示す情報が記述される。
以下、「差温による復帰処理」と「時間による復帰処理」を例に挙げて、室内制御部10の動作を説明する。ここで、図2は「差温による復帰処理」を示すフローチャートであり、図3は「時間による復帰処理」を示すフローチャートである。
一方、室内制御部10は、差温時間制御が許可されている場合(ステップS1A:YES)、現在の設定温度T1が基準設定温度T0と異なるか否かを判定し(ステップS2B)、同一の場合(ステップS2A:NO)、つまり、既に基準設定温度T0に設定されている場合は、差温による復帰処理を終了し、異なる場合(ステップS2A:YES)、差温(被調和室温度(室温)と現在の設定温度T1との差(絶対値))が、基準差温TP0以下か否かを監視する(ステップS3A)。なお、差温は、被調和室温度(室温)と基準設定温度T0との差を適用してもよい。
一方、室内制御部10は、差温時間制御が許可されている場合(ステップS1B:YES)、現在の設定温度T1が基準設定温度T0と異なるか否かを判定し(ステップS2B)、同一の場合(ステップS2B:NO)、時間による復帰処理を終了し、異なる場合(ステップS2B:YES)、リセット時間をカウントするタイマー(室内制御部10が備えるタイマー)をスタートさせる(ステップS3B)。
また、本実施形態では、室内機2内の室内制御部10が上記設定内容変更処理を実行するので、室外機3、リモコン4及び集中機器5に従来機器を利用することができ、設定温度を基準値に戻すための専用のリモコンを接続する必要もない。例えば、本構成は、従来の室内機のEEPROM等に上記情報や上記処理のプログラムを書き込むことによって実現することも可能であり、従来の空気調和装置を本発明の機能を具備する空気調和装置に容易に機能アップすることが可能である。
また、上記実施形態では、リモコン4により設定温度等の設定内容を変更する構成例を示したが、集中機器5により設定温度等の設定内容を変更する空気調和装置(例えば、リモコン4を持たない空気調和装置(いわゆるリモコンレスシステム))にも適用が可能である。この場合、室内制御部10は、設定温度T1を基準設定温度T0に設定する処理(ステップS5A)の際に、集中機器5で変更された設定温度を、通信により基準設定温度T0に戻す処理を実行すればよい。これにより、例えば、集中機器5側で一時的に温度変更をしたい場合の戻し忘れを回避できる。
また、上記実施形態では、設定内容変更処理を実行するための制御プログラムを室内機2内のメモリ(EEPROM11を含む)に予め格納しておく場合を説明したが、この制御プログラムを、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納し、コンピュータが記録媒体からこの制御プログラムを読み取って実行するようにしてもよい。また、この制御プログラムを通信ネットワーク上の配信サーバなどからダウンロードできるようにしてもよい。
2、2a、2b 室内機
3、3a、3b 室外機
4、4a、4b リモコン
5 集中機器
6 操作部
7 表示部
10 室内制御部
11 EEPROM
L1、L2、L3 通信線
Claims (7)
- 被調和室に配置される室内機を備え、ユーザが設定した設定内容に従って空調運転を実行可能な空気調和装置において、
前記室内機内の室内制御部と通信回線を介して接続され、当該空気調和装置を集中制御すると共に、前記室内機の運転状態に関する情報を取得する集中機器を有し、
前記室内機は、監視条件と基準設定内容とを示す情報が選択的に記憶される記憶手段を備え、
前記室内制御部は、前記記憶手段に前記情報が記憶されている場合に、前記情報に従って当該空気調和装置が前記監視条件を満足するか否かを監視し、前記監視条件を満足した際に、現在の設定内容を前記基準設定内容に変更し、変更後の設定内容に応じた運転に制御すると共に、前記集中機器に通信して前記集中機器に対して前記変更に応じた前記室内機に関する設定をさせることを特徴とする空気調和装置。 - 前記室内制御部に通信接続されるリモコンを有し、
前記室内制御部は、前記リモコンを介して現在の設定内容の変更指示があった場合に、前記情報に従って当該空気調和装置が前記監視条件を満足するか否かを監視することを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。 - 前記室内制御部は、前記記憶手段に記憶された情報に従って、被調和室温度と基準温度との差温、運転の停止、及び、運転モードの変更の少なくともいずれかを監視することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
- 前記基準温度は、現在の設定温度、又は、前記基準設定内容に含まれる基準設定温度であることを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
- 前記情報は、設定内容を前記基準設定内容に変更する処理を実行するか否かを示す識別情報を含み、前記室内制御部は、前記識別情報に従って前記処理を選択的に実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の空気調和装置。
- 前記基準設定内容は、被調和室の目標温度となる基準設定温度、前記室内機の吹出風量となる基準風量の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の空気調和装置。
- 被調和室に配置される室内機と、前記室内機内の室内制御部と通信回線を介して接続され、当該空気調和装置を集中制御すると共に、前記室内機の運転状態に関する情報を取得する集中機器とを備え、ユーザが設定した設定温度を含む設定内容に従って空調運転を実行可能な空気調和装置の制御方法であって、
前記室内機の記憶手段に、監視条件と基準設定内容とを示す情報が記憶されている場合に、前記室内制御部は、前記情報に従って当該空気調和装置が前記監視条件を満足するか否かを監視し、前記監視条件を満足した際に、現在の設定内容を前記基準設定内容に変更し、変更後の設定内容に応じた運転に制御すると共に、前記集中機器に通信して前記集中機器に対して前記変更に応じた前記室内機に関する設定をさせることを特徴とする空気調和装置の制御方法。
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