JP2005049062A - 空気調和装置、冷凍システム、空気調和装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

空気調和装置、冷凍システム、空気調和装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 被空調室内の快適性を損なうことなく、消費エネルギを低減することができる空気調和装置、冷凍システム、空気調和装置の制御方法、空気調和装置の制御プログラム、この制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】 被空調室内2の温度が目標温度となるように運転する空気調和装置6において、主コントローラ56の制御の下、目標温度の値を入力された温度設定値に変更し、目標温度の値が温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に目標温度の値を所定の基準温度設定値に再設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気調和装置、冷凍システム、空気調和装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体に関し、特に、被空調室内の温度が目標温度となるように運転する空気調和装置、冷凍システム、空気調和装置の制御方法、空気調和装置の制御プログラム及び制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関するものである。
従来、空気調和装置は、圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁及び利用側熱交換器を備え、利用側熱交換器により被空調室、例えば、コンビニエンスストア等の店舗の店内(室内)の冷暖房空調を行い、被空調室の温度がユーザにより設定された目標温度となるように、圧縮機等を制御するのが一般的である。
また、従来、冷却装置は、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器を備え、冷却貯蔵設備としての商品を陳列販売する冷蔵或いは冷凍用のオープンショーケースや扉付きのショーケース等の庫内の冷却を蒸発器により行うのが一般的である。
そして、圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁及び利用側熱交換器を有する第1の冷媒回路と、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器を有する第2の冷媒回路とを備え、空調と冷蔵の両方を行うように構成された冷凍システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−174470号公報
ところで、上記空気調和装置或いは上記冷凍システムにおいて、例えば、被空調室が冷房される冷房運転時に、ユーザが被空調室を急速に冷やすために目標温度を低めに設定したり、被空調室が暖房される暖房運転時に、ユーザが被空調室を急速に暖めるために目標温度を高めに設定することがある。例えば、コンビニエンスストアにおいては、品物の搬入時等に店内入口を開けっ放しにすることがあり、このような品物の搬入後は、急速に店内を冷やすか、或いは暖める必要が生じる。そして、冷房運転時に目標温度を低めに設定したり、暖房運転時に目標温度を高めに設定した状態で空調運転を長時間継続した場合、被空調室が冷えすぎたり暖まりすぎたりすることがある。このような状況下で、ユーザが目標温度の再設定を忘れてしまう等、ユーザが目標温度の再設定を行わない場合、被空調室内の快適性が損なわれ、更に、消費エネルギが多いものとなってしまうという問題があった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、被空調室内の快適性を損なうことなく、消費エネルギを低減することができる空気調和装置、冷凍システム、空気調和装置の制御方法、空気調和装置の制御プログラム、この制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明は、利用側熱交換器を有する室内機と、圧縮機及び熱源側熱交換器を有する室外機とを備え、被空調室内の温度が目標温度となるように運転する空気調和装置において、前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更する目標温度変更部と、前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を所定の基準温度設定値に再設定する温度再設定部とを備えたことを特徴とするものである。また、前記目標温度の値を予め所定の基準温度設定値に設定する基準温度設定部と、前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更する目標温度変更部と、前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を前記所定の基準温度設定値に再設定する温度再設定部とを備えてもよい。
この場合において、暖房運転或いは冷房運転の空調運転モードに対応付けて前記所定の基準温度設定値を記憶する記憶部を備え、前記温度再設定部は、前記目標温度の値を、前記空調運転モードに対応した所定の基準温度設定値に再設定するようにしてもよい。
また、前記温度再設定部は、前記空調運転モードが冷房運転であり、且つ、入力された前記温度設定値が前記所定の基準温度設定値よりも低い場合に、前記再設定を行うようにしてもよい。
更に、前記温度再設定部は、前記空調運転モードが暖房運転であり、且つ、入力された前記温度設定値が前記所定の基準温度設定値よりも高い場合に、前記再設定を行うようにしてもよい。
更にまた、前記所定時間を変更する時間変更部を備えてもよい。
また、前記所定の基準温度設定値を変更する温度変更部を備えてもよい。
また、本発明は、圧縮機、熱源側熱交換器及び利用側熱交換器を有し、この利用側熱交換器により被空調室内の空調を行う第1の冷媒回路と、圧縮機、凝縮器及び蒸発器を有し、この蒸発器により冷却貯蔵設備の庫内の冷却を行う第2の冷媒回路と、を備え、前記被空調室内の温度が目標温度となるように運転する冷凍システムにおいて、前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更する目標温度変更部と、前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を所定の基準温度設定値に再設定する温度再設定部とを備えたことを特徴とするものである。また、前記目標温度の値を予め所定の基準温度設定値に設定する基準温度設定部と、前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更する目標温度変更部と、前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を前記所定の基準温度設定値に再設定する温度再設定部とを備えてもよい。
また、本発明は、利用側熱交換器を有する室内機と、圧縮機及び熱源側熱交換器を有する室外機とを備え、被空調室内の温度が目標温度となるように運転する空気調和装置の制御方法において、前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更する目標温度変更過程と、前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を所定の基準温度設定値に再設定する温度再設定過程とを備えたことを特徴とするものである。また、前記目標温度の値を予め所定の基準温度設定値に設定する基準温度設定過程と、前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更する目標温度変更過程と、前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を前記所定の基準温度設定値に再設定する温度再設定過程とを備えてもよい。
この場合において、暖房運転或いは冷房運転の空調運転モードに対応付けて前記所定の基準温度設定値を記憶する記憶過程を備え、前記温度再設定過程は、前記目標温度の値を、前記空調運転モードに対応した所定の基準温度設定値に再設定するようにしてもよい。
また、前記温度再設定過程は、前記空調運転モードが冷房運転であり、且つ、入力された前記温度設定値が前記所定の基準温度設定値よりも低い場合に、前記再設定を行うようにしてもよい。
更に、前記温度再設定過程は、前記空調運転モードが暖房運転であり、且つ、入力された前記温度設定値が前記所定の基準温度設定値よりも高い場合に、前記再設定を行うようにしてもよい。
更にまた、前記所定時間を変更する時間変更過程を備えてもよい。
また、前記所定の基準温度設定値を変更する温度変更過程を備えてもよい。
また、本発明は、利用側熱交換器を有する室内機と、圧縮機及び熱源側熱交換器を有する室外機とを備え、被空調室内の温度が目標温度となるように運転する空気調和装置を、コンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更させ、前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を所定の基準温度設定値に再設定させることを特徴とするものである。また、前記目標温度の値を予め所定の基準温度設定値に設定させ、前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更させ、前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を前記所定の基準温度設定値に再設定させてもよい。
また、本発明は、コンピュータ読取可能な記録媒体に上記制御プログラムを記録したことを特徴とするものである。
本発明によれば、被空調室内の快適性を損なうことなく、消費エネルギを低減することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。図1乃至図3は、本発明による冷凍システムの実施の形態を示す冷媒回路を含むシステム構成を示す説明図である。
冷凍システム1は、例えば、コンビニエンスストア等に設置される。この冷凍システム1は、店内、つまり被空調室内(以下、室内という。)2の空調を行う空気調和装置(空調系統)6と、室内2に設置される冷却貯蔵設備としての冷蔵ケース3A,3Bや冷凍ケース4の庫内の冷却を実現する冷却装置(冷却貯蔵設備系統)8とを備えるものである。
なお、これら冷蔵ケース3A,3B、冷凍ケース4は前面や上面が開口するオープンショーケースの他、透明ガラス扉にて開口が開閉自在に閉塞されたショーケースであり、各冷蔵ケース3A,3Bの庫内は冷蔵温度(+3℃〜+10℃)に冷却され、飲料やサンドイッチなどの冷蔵食品が陳列されると共に、冷凍ケース4の庫内は冷凍温度(−10℃〜−30℃)に冷却され、冷凍食品やアイスクリームなどの冷菓が陳列されるものである。
空気調和装置6は空調用冷媒回路(第1の冷媒回路)7を備え、冷却装置8は前記冷蔵ケース3A,3Bや冷凍ケース4の庫内を冷却するための冷却貯蔵設備用冷媒回路(第2の冷媒回路)9を備えている。
空気調和装置6は、室内2の天井などに設置される室内機11A,11Bと、室外(店外)に設置される室外機12とから構成され、これらの間に渡って空調用冷媒回路7が配管構成されている。この空調用冷媒回路7は、室外機12の外装ケース内に設置された、二台の圧縮機13A,13B(第1の圧縮機)と、逆止弁5A,5Bと、オイルセパレータ10と、四方弁14と、熱源側熱交換器16と、膨張弁17,18,19と、カスケード熱交換器21と、逆止弁22と、アキュムレータ23と、各室内機11A,11Bのケース内に設置された利用側熱交換器27A,27Bとを備えて構成されている(空調系統)。
圧縮機13A及び13Bは相互に並列接続されており、各圧縮機13A,13Bの冷媒吐出側は逆止弁5A,5Bをそれぞれ介して合流接続され、オイルセパレータ10を介して四方弁14のポート14Aに接続されている。
また、四方弁14のポート14Bは、熱源側熱交換器16の一端に接続されている。そして、この熱源側熱交換器16の他端は、膨張弁17を介して膨張弁18の一端に接続される。この膨張弁18の他端は、各室内機11A,11Bの利用側熱交換器27A,27Bの一端に分流接続される。各利用側熱交換器27A,27Bの他端は合流接続され、室外機12の四方弁14のポート14Cに接続される。四方弁14のポート14Dは、逆止弁22及びアキュムレータ23を介して圧縮機13A,13Bの吸込側に接続される。また、膨張弁17,18の間の配管は、膨張弁19の一端に接続され、膨張弁19の他端はカスケード熱交換器21の空調側通路21Aの冷媒入口に接続されている。このカスケード熱交換器21の空調側通路21Aの冷媒出口は、アキュムレータ23を介して圧縮機13A,13Bの冷媒吸込側に接続されている。
室外機12の熱源側熱交換器16には、当該熱源側熱交換器16に外気を通風するための送風機24が、隣接して配置されている。また、各室内機11A,11Bの利用側熱交換器27A,27Bには、当該利用側熱交換器27A,27Bに室内2(店内)空気を通風するための送風機15A,15Bが隣接して配置されている。
一方、冷却装置8は、室外機12と室内2に設置された冷蔵ケース3A,3B及び冷凍ケース4とを備えて構成され、これらの間に渡って冷却貯蔵設備用冷媒回路9が配管構成されている。この冷却貯蔵設備用冷媒回路9は、室外機12の外装ケース内に設置された圧縮機37(第2の圧縮機)と、凝縮器38と、四方弁39,41と、逆止弁42と、オイルセパレータ31と、レシーバータンク36と、冷蔵ケース3Aに設置されて冷蔵ケース3Aの庫内を冷却する冷蔵用蒸発器43Aと、膨張弁44Aと、電磁弁46Aと、冷蔵ケース3Bに設置されて冷蔵ケース3Bの庫内を冷却する冷蔵用蒸発器43Bと、膨張弁44Bと、電磁弁46B,47Bと、逆止弁48Bと、冷凍ケース4に設置されて冷凍ケース4の庫内を冷却する冷凍用蒸発器49と、膨張弁51と、電磁弁52,53と、ブースタユニット70とを備えて構成される。ブースタユニット70は、圧縮機54(第3の圧縮機)、逆止弁30及びオイルセパレータ45を備えて構成される。
圧縮機37の冷媒吐出側は、オイルセパレータ31を介して四方弁39のポート39Aに接続され、この四方弁39のポート39Bが凝縮器38の冷媒入口に接続される。この凝縮器38の冷媒出口は、レシーバータンク36を介して四方弁41のポート41Aに接続される。
そして、四方弁41のポート41Bは、カスケード熱交換器21のケース側通路21Bの冷媒入口に接続される。ここで、カスケード熱交換器21は、内部に構成された空調側通路21Aとケース側通路21Bをそれぞれ通過する冷媒を相互に熱交換させるものであり、これによって空調用冷媒回路7の低圧側と冷却貯蔵設備用冷媒回路9の高圧側とは熱的に結合される。
カスケード熱交換器21のケース側通路21Bの冷媒出口は、四方弁39のポート39Cに接続されており、この四方弁39のポート39Dは、四方弁41のポート41Cに接続されている。そして、この四方弁41のポート41Dは、冷蔵ケース3Aの電磁弁46Aを介して膨張弁44Aの冷媒入口に、冷蔵ケース3Bの電磁弁47B,46Bを介して膨張弁44Bの冷媒入口に、冷凍ケース4の電磁弁52を介して膨張弁51の冷媒入口に、それぞれ分岐接続される。膨張弁44A,44Bの冷媒出口は、冷蔵ケース3A,3Bの冷蔵用蒸発器43A,43Bの冷媒入口に接続されている。膨張弁51の冷媒出口は、冷凍用蒸発器49の冷媒入口に接続されている。また、電磁弁52と膨張弁51の直列回路に電磁弁53が並列に接続されている。
冷凍用蒸発器49の冷媒出口は、逆止弁30を介して圧縮機54の冷媒吸込側に接続されている。この圧縮機54は圧縮機37よりも出力の小さい圧縮機であり、その冷媒吐出側はオイルセパレータ45を介して圧縮機37の冷媒吸込側に接続されている。冷蔵用蒸発器43A、43Bの冷媒出口は合流接続され、圧縮機54の冷媒吐出側のオイルセパレータ45の冷媒出口側に接続されている。また、逆止弁48Bが、冷凍用蒸発器49の冷媒出口側と電磁弁46B,47B間の冷媒配管とに接続されている。更に、逆止弁42が、圧縮機37の冷媒吸込側とオイルセパレータ31の冷媒出口配管に接続されている。
室外機12の凝縮器38には、当該凝縮器38に外気を通風するための送風機35が隣接して配置されている。また、冷蔵ケース3A,3B内の各冷蔵用蒸発器43A,43Bには、各冷蔵用蒸発器43A,43Bに各冷蔵ケース3A,3Bの庫内に冷気を通風するための送風機20A,20Bが隣接して配置されている。更に、冷凍ケース4内の冷凍用蒸発器49には、当該冷凍用蒸発器49に冷凍ケース4の庫内冷気を通風するための送風機25が隣接して配置されている。
空調用冷媒回路7内には、例えば、R410A等の冷媒が所定量封入される。冷却貯蔵設備用冷媒回路9内には、例えば、R404A等の冷媒が所定量封入される。つまり、空調用冷媒回路7内に封入される冷媒の種類と、冷却貯蔵設備用冷媒回路9内に封入される冷媒の種類とが異なる。より具体的に説明すると、空調用冷媒回路7内には、冷却貯蔵設備用冷媒回路9内に封入される冷媒よりも沸点の低い冷媒が封入される。
室外機12のケース内には、冷媒温度及び外気温度等の温度情報や冷媒圧力等の圧力情報に基づいて空気調和装置6の室外機12側の機器を制御するための室外機コントローラ26が設けられている。この室外機コントローラ26は、汎用のマイクロコンピュータで構成される。また、室内機11A,11Bのケース内には、冷媒温度及び室内の温度等の温度情報や冷媒圧力等の圧力情報に基づいて空気調和装置6の室内機11A,11B側の機器を制御するための室内機コントローラ28A,28Bがそれぞれ設けられている。この室内機コントローラ28A,28Bは、汎用のマイクロコンピュータで構成される。
また、室外機12のケース内には、冷媒温度及び外気温度等の温度情報や冷媒圧力等の圧力情報に基づいて冷却装置8の室外機12側の機器を制御する冷凍機コントローラ32が設けられている。この冷凍機コントローラ32は、汎用のマイクロコンピュータで構成される。冷蔵ケース3A,3B内には、冷媒温度及び庫内温度等の温度情報や冷媒圧力等の圧力情報に基づいて冷蔵ケース3A,3B側の機器を制御する冷蔵ケースコントローラ50A,50Bがそれぞれ設けられている。この冷蔵ケースコントローラ50A,50Bは、汎用のマイクロコンピュータで構成される。更に、冷凍ケース4内には、冷媒温度及び庫内温度等の温度情報や冷媒圧力等の圧力情報に基づいて冷凍ケース4側の機器を制御する冷凍ケースコントローラ55が設けられている。この冷凍ケースコントローラ55は、汎用のマイクロコンピュータで構成される。
本実施形態では、圧縮機13A及び圧縮機37は、インバータ装置(不図示)によりその運転周波数が制御され(容量制御)、圧縮機13B及び圧縮機54は定速で運転される。
また、本実施形態では、冷凍システム1全体の動作は、マイクロコンピュータで構成される主コントローラ56により制御される。主コントローラ56のマイクロコンピュータは、不図示のCPU、EEPROM、RAM等を備えている。CPUは、EEPROM内の制御プログラムに従って、マイクロコンピュータ全体、ひいては冷凍システム1全体の制御を行う。EEPROMは、制御プログラムや室内2の目標温度の値として設定するための温度設定値を示すデータ、冷蔵ケース3A,3B及び冷凍ケース4の庫内の目標温度の値として設定するための温度設定値を示すデータ等を含む制御用データを予め記憶している。RAMは、各種データを一時的に記憶する。
図4は、各コントローラの接続状態を示すブロック図である。主コントローラ56は、図4に示すように、室外機コントローラ26、室内機コントローラ28A,28B、冷凍機コントローラ32、冷蔵ケースコントローラ50A,50B、及び、冷凍ケースコントローラ55とデータ通信可能に接続されており、各コントローラから現在の運転状態に関するデータを受信して収集する。そして、受信データに基づき、その時点での最適な運転モードを決定し、この運転モードに関するデータ及び各機器の運転データを室外機コントローラ26、室内機コントローラ28A,28B、冷凍機コントローラ32、冷蔵ケースコントローラ50A,50B、及び、冷凍ケースコントローラ55に送信する。室外機コントローラ26、室内機コントローラ28A,28B、冷凍機コントローラ32、冷蔵ケースコントローラ50A,50B、及び、冷凍ケースコントローラ55は主コントローラ56から受信した運転モードに関するデータ及び各機器の運転データに基づいて後述する制御動作を実行する。
また、室内機コントローラ28Aには、リモートコントローラ(以下、「リモコン」という。)29が、当該室内機コントローラ28Aと通信可能に接続されている。リモコン29には、室内2の目標温度の値を変更させるための操作子としての不図示の押下式ボタンスイッチが設けられており、この押下式ボタンスイッチの操作量に応じた温度設定値を示すデータを室内機コントローラ28Aを介して主コントローラ56に送信する。
以上の構成で本発明の冷凍システム1の動作を説明する。
(1)運転モードa:空気調和装置6の冷房運転(図1)
まず、夏場等に室内機コントローラ28A,28Bが空気調和装置6の冷房運転が最適であると判断した場合、或いは、リモコン29により冷房運転に設定された場合、運転モードaに関するデータが室内機コントローラ28A,28Bから室外機コントローラ26、並びに主コントローラ56に送信される。また、上記データを受け取った主コントローラ56は、これらのデータのうち、冷却装置8(冷却貯蔵設備系統)に必要なデータを冷凍機コントローラ32、冷蔵ケースコントローラ50A,50B、及び、冷凍ケースコントローラ55に送信する。
室外機コントローラ26は、受信データに基づき、四方弁14におけるポート14A,14Bを連通させるとともに、ポート14C,14Dを連通させるように、四方弁14を切り換える。また、室外機コントローラ26は、膨張弁17を全開に制御する。そして、圧縮機13A,13Bを運転する。
室内機コントローラ28A,28Bは、利用側熱交換器27A,27Bの温度や室内機11A,11Bに吸い込まれる空気の温度に基づき、室内2(店内)の温度を、設定された目標温度となるように利用側熱交換器27A,27Bに通風する送風機15A,15Bを制御する。室内機コントローラ28A,28Bからの情報は室外機コントローラ26に送信されており、室外機コントローラ26はこの情報に基づいて圧縮機13A,13Bの運転を制御する。
圧縮機13A,13Bが運転されると、圧縮機13A,13Bの吐出側から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁14を経て熱源側熱交換器16に入る。この熱源側熱交換器16には送風機24により外気が通風されており、冷媒はここで放熱し、凝縮液化する。この液冷媒は、膨張弁17を通過した後、分岐する。分岐した一方は膨張弁18に至り、そこで減圧されて低圧とされた後、各利用側熱交換器27A,27Bに分岐して流入し、そこで蒸発する。この冷媒の蒸発による吸熱作用で室内2の冷房が行われる。利用側熱交換器27A,27Bを出た低温のガス冷媒は合流した後、四方弁14、逆止弁22及びアキュムレータ23を順次経て圧縮機13A,13Bの吸込側に吸い込まれる循環を繰り返す。
膨張弁17を通過して分岐した冷媒の他方は膨張弁19に至り、そこで減圧されて低圧とされた後、カスケード熱交換器21の空調側通路21Aに流入し、そこで蒸発する。係る空調用冷媒回路7の冷媒の蒸発による吸熱作用でカスケード熱交換器21は冷却され、低温となる。カスケード熱交換器21を出た低温のガス冷媒は、アキュムレータ23を経て圧縮機13A,13Bの吸込側に吸い込まれる循環を繰り返す。
室外機コントローラ26は、利用側熱交換器27A,27Bの出入口の冷媒温度、或いは、利用側熱交換器27A,27Bの温度と、カスケード熱交換器21の出入口の冷媒温度、或いは、カスケード熱交換器21の温度に基づいて適正な過熱度となるように膨張弁18及び19の弁開度を調整する。冷却貯蔵設備用冷媒回路9の高圧側の冷媒は、凝縮器38を介してカスケード熱交換器21のケース側通路21Bに流すので、空調用冷媒回路7の過熱度も適正範囲に維持しやすい。
一方、冷凍機コントローラ32は、冷却装置8の四方弁39のポート39A,39Bを連通させるとともに、ポート39C,39Dを連通させるように、四方弁39を切り換える。また、四方弁41のポート41A,41Bを連通させるとともに、ポート41C,41Dを連通させるように、四方弁41を切り換える。そして圧縮機37,54を運転する。
コントローラ50A,50B,55のそれぞれは、各蒸発器43A,43B,49の温度や各庫内の温度に基づいて、各庫内の温度を設定された各目標温度となるように、各蒸発器43A,43B,49に通風する各送風機20A,20B,25を制御する。コントローラ50A,50B,55からの情報は主コントローラ56に送信されており、冷凍機コントローラ32はこの情報に基づいて圧縮機37の運転を制御する。
圧縮機37から吐出された高温高圧のガス冷媒は、オイルセパレータ31及び四方弁39を経て凝縮器38に入る。凝縮器38に流入した冷媒はそこで放熱して凝縮液化する。凝縮器38から出た冷媒はレシーバータンク36及び四方弁41を通過した後、カスケード熱交換器21のケース側通路21Bに入る。このケース側通路21Bに入った冷却貯蔵設備用冷媒回路9の冷媒は、前述の如き空調用冷媒回路7の冷媒の蒸発によって低温となっているカスケード熱交換器21によって冷却され、更に過冷却状態が増す。
このカスケード熱交換器21にて過冷却された冷媒は四方弁39、四方弁41を順次通過した後に分岐し、一方は更に分岐して電磁弁46Aを通過して膨張弁44Aに至り、そこで絞られた後、冷蔵ケース3Aの冷蔵用蒸発器43Aに流入し、そこで蒸発する。分岐した他方は電磁弁47B,46Bを順次通過して膨張弁44Bに至り、そこで絞られた後、冷蔵ケース3Bの冷蔵用蒸発器43Bに流入し、そこで蒸発する。
各冷蔵用蒸発器43A,43Bには送風機20A,20Bにより冷蔵ケース3A,3Bの庫内空気がそれぞれ通風・循環されており、冷媒の蒸発による吸熱作用で各庫内空気は冷却される。これにより、冷蔵ケース3A,3Bの庫内冷却が行われる。冷蔵用蒸発器43A,43Bを出た低温のガス冷媒は合流した後、圧縮機54のオイルセパレータ45の出口側に至る。
カスケード熱交換器21を出て分岐した冷媒の他方は、電磁弁52を通過して膨張弁51に至り、そこで絞られた後、冷凍用蒸発器49に流入し、そこで蒸発する。この冷凍用蒸発器49にも送風機25により冷凍ケース4の庫内空気が通風・循環されており、冷媒の蒸発による吸熱作用で庫内空気は冷却される。これにより、冷凍ケース4の庫内冷却が行われる。
冷凍用蒸発器49を出た低温のガス冷媒は逆止弁30を経て圧縮機54に至り、そこで、圧縮されて冷蔵用蒸発器43A,43Bの出口側の圧力(冷蔵系統の低圧側圧力)まで昇圧された後、圧縮機54から吐出され、オイルセパレータ45でオイルを分離された後、冷蔵用蒸発器43A,43Bからの冷媒と合流する。この合流した冷媒は圧縮機37の吸込側に吸い込まれる循環を繰り返す。
(2)運転モードb:空気調和装置6の暖房運転(図2)
次に、空気調和装置6の暖房運転について図2を用いて説明する。
冬場等に室内機コントローラ28A,28Bが空気調和装置6の暖房運転が最適であると判断した場合、或いは、リモコン29により冷房運転に設定された場合、運転モードbに関するデータが室内機コントローラ28A,28Bから室外機コントローラ26、並びに主コントローラ56に送信される。また、上記データを受け取った主コントローラ56は、これらのデータのうち、冷却装置8(冷却貯蔵設備系統)に必要なデータを冷凍機コントローラ32、冷蔵ケースコントローラ50A,50B、及び、冷凍ケースコントローラ55に送信する。
室外機コントローラ26は、受信データに基づき、四方弁14におけるポート14A,14Cを連通させるとともに、ポート14B,14Dを連通させるように、四方弁14を切り換える。また、室外機コントローラ26は、膨張弁17を全閉、膨張弁18を全開に制御する。そして、室外機コントローラ26は、圧縮機13A,13Bを運転する。
圧縮機13A,13Bが運転されると、圧縮機13A,13Bの吐出側から吐出された高温高圧のガス冷媒は、オイルセパレータ10及び四方弁14を経て利用側熱交換器27A,27Bに入る。この利用側熱交換器27A,27B流入した冷媒はここで放熱し、室内2の空気を加熱する一方自らは凝縮液化する。これにより、室内2(店内)の暖房が行われる。利用側熱交換器27A,27Bで液化した冷媒は利用側熱交換器27A,27Bから出て膨張弁18を通り、膨張弁19で減圧されて低圧とされた後、カスケード熱交換器21の空調側通路21Aに流入し、そこで蒸発して吸熱した後、アキュムレータ23を経て圧縮機13A,13Bの吸込側に吸い込まれる循環を繰り返す。
室外機コントローラ26は、カスケード熱交換器21の出入口の冷媒温度、或いは、カスケード熱交換器21の温度に基づいて適正な過熱度となるように膨張弁19の弁開度を調整する。また、各室内機コントローラ28A,28Bは各利用側熱交換器27A,27Bの温度や各室内機11A,11Bに吸い込まれる空気温度に基づき、室内2の温度を目標温度となるように利用側熱交換器27A,27Bに通風する送風機15A,15Bを制御する。
一方、冷凍機コントローラ32は冷却装置8の冷却貯蔵設備用冷媒回路9の四方弁39のポート39A,39Dを連通させるとともに、ポート39B,39Cを連通させるように、四方弁39を切り換える。また、四方弁41のポート41A,41Dを連通させるとともに、ポート41B,41Cを連通させるように、四方弁41を切り換える。なお、他の電磁弁等は前述した冷房運転時と同様である。即ち、電磁弁46A,46B,47B,52を開き、圧縮機37,54を運転する。
これにより、圧縮機37から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁39,41を順次通過してカスケード熱交換器21のケース側通路21Bに入る。即ち、圧縮機37から吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器38にいく前に、直接カスケード熱交換器21のケース側通路21Bに供給される。このケース側通路21Bに入った冷却貯蔵設備用冷媒回路9の冷媒は、カスケード熱交換器21において放熱するので、前述の如く空調側通路21Aで蒸発する空調用冷媒回路7の冷媒によって冷却され、熱量を受け渡す。これにより、空調用冷媒回路7の冷媒は冷却貯蔵設備用冷媒回路9の冷媒の廃熱を汲み上げることになる。
このカスケード熱交換器21のケース側通路21Bを通過した冷媒は、次に四方弁39を経て凝縮器38に入る。この凝縮器38にも送風機35により外気が通風されており、凝縮器38に流入した冷媒はそこで放熱して凝縮液化する。
凝縮器38から出た冷媒はレシーバータンク36及び四方弁41を通過した後に分岐し、前述同様に電磁弁46A,46B,47B,52に向かうことになる。
このような運転により、空気調和装置6の暖房運転時には、カスケード熱交換器21で冷却貯蔵設備用冷媒回路9の高圧側冷媒の廃熱を回収して空調用冷媒回路7の利用側熱交換器27A,27Bに搬送することができるようになる。これにより、空気調和装置6の暖房能力の改善を図ることができるようになり、総じて、室内空調と冷蔵ケース3A,3B、冷凍ケース4の庫内冷却を行う冷凍システム1の効率改善を図り、省エネ化を図ることが可能となる。
(3)運転モードc:空気調和装置6の暖房運転時の冷却装置8のカスケード熱交換器21における放熱を殆ど必要としない時の制御(図3)
ここで、上述の如き空気調和装置6の暖房運転時に、室内2空気の負荷が一層小さくなり、暖房能力が過大となると、室外機コントローラ26は室内温度の情報に基づいて圧縮機13Bの運転周波数を低下させ、暖房能力を低下させていく。一方、このような制御を行い、且つ、上述のように凝縮器38にて過剰な熱量が放出されたとしても、冷却装置8の冷却貯蔵設備用冷媒回路9のカスケード熱交換器21における放熱が殆ど必要とされない状況となると、図2の回路のままでは空気調和装置6の暖房能力が過剰となる。
係る場合には、冷凍機コントローラ32は図2から図3の状態に各四方弁39,41を切り換える。この場合、冷凍機コントローラ32は冷却装置8の四方弁39のポート39A,39Bを連通させるとともに、ポート39C,39Dを連通させるように、四方弁39を切り換える。また、四方弁41のポート41A,41Bを連通させるとともに、ポート41C,41Dを連通させるように、四方弁41を切り換える。
これにより、圧縮機37から吐出された高温高圧の冷媒は、図1の場合と同様に凝縮器38を通過して放熱してからカスケード熱交換器21に流れるようになるので、空調用冷媒回路7の冷媒がカスケード熱交換器21にて過剰に加熱される不都合を回避することができるようになる。
以上、空気調和装置6が冷房運転或いは暖房運転する上記(1)〜(3)の運転モードにおいて、冷凍システム1(空気調和装置6)は、主コントローラ56の制御の下、室内2の温度が設定された目標温度となるように運転するものである。また、冷凍システム1(冷却装置8)は、主コントローラ56の制御の下、冷蔵ケース3A,3B及び冷凍ケース4の庫内の温度が設定された目標温度となるように運転するものである。
本実施の形態において、室内2の目標温度の値として設定するための所定の基準温度設定値は、主コントローラ56のEEPROMに予め記憶されている。また、冷蔵ケース3A,3B及び冷凍ケース4の庫内の目標温度の値として設定するためのそれぞれの所定の庫内基準温度設定値は、主コントローラ56のEEPROMに予め記憶されている。
以下、図5に示す空気調和装置6の冷房運転時における室内2の目標温度の値の設定動作を示すフローチャート、及び図6に示す空気調和装置6の暖房運転時における室内2の目標温度の値の設定動作を示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
まず、空調運転モードが冷房運転の場合について説明する。
空気調和装置6の冷房運転が開始された場合、主コントローラ56は、室内2の目標温度の値を、予め定めた所定の基準温度設定値に設定する(基準温度設定部)。この所定の基準温度設定値は、冷房運転或いは暖房運転の空調運転モードに対応付けられており、冷房運転時は、目標温度の値が、冷房運転に対応した所定の基準温度設定値に設定される。詳述すると、主コントローラ56は、所定の基準温度設定値を室内機コントローラ28A,28B及び室外機コントローラ26に送信する。これによって、各コントローラ28A,28B,26は、室内2の目標温度の値を受信した所定の基準温度設定値に設定し、室内2の温度が目標温度となるように各機器を制御する。この冷房運転或いは暖房運転の空調運転モードに対応付けた所定の基準温度設定値は、主コントローラ56のEEPROMに予め記憶されている。この所定の基準温度設定値は、例えば、コンビニエンスストアの本部により定められた値である。この冷房運転に対応する所定の基準温度設定値は、快適な温度範囲(例えば、22℃〜25℃)の内、上限の温度(例えば、25℃)を示す値に設定される。
このように、主コントローラ56は、室内2の目標温度を示す値を、予め定めた所定の基準温度設定値に設定するので、室内2の快適性が損なわれることはない。
次に、リモコン29の不図示の押下式ボタンスイッチにより室内2の目標温度の値の変更操作がなされた場合、主コントローラ56は、室内機コントローラ28Aを介してリモコン29の押下式ボタンスイッチの操作量に対応する温度設定値を入力する。
そして、主コントローラ56は、図5に示すように、目標温度の値をリモコン29より入力した温度設定値に変更する制御を行う(ステップS1)。具体的には、主コントローラ56は、各コントローラ28A,28B,26に入力した温度設定値を送信する。これによって、各コントローラ28A,28B,26は、室内2の目標温度の値を受信した温度設定値に設定し、室内2の温度が目標温度となるように各機器を制御する。
そして、主コントローラ56は、入力した温度設定値が、所定の基準温度設定値(例えば、25℃)よりも低いか否かを判断する(ステップS2)。
入力した温度設定値が、所定の基準温度設定値よりも低い場合(ステップS2;Yes)、主コントローラ56は、目標温度の値を入力した温度設定値に変更してから計時を開始する(ステップS3)。
次に、主コントローラ56は、計時を開始してから所定時間(例えば、1時間)が経過したか否かを判断する(ステップS4)。つまり、目標温度の値を入力した温度設定値に変更してから所定時間が経過したか否かを判断する。所定時間が経過していない場合(ステップS4;No)は、計時を継続する。所定時間が経過した場合(ステップS4;Yes)、計時を終了し、目標温度の値を冷房運転に対応する所定の基準温度設定値(例えば、25℃)に再設定する(ステップS5)。つまり、主コントローラ56は、目標温度が変更された場合、所定時間経過後に元の目標温度に再設定することとなる。
従って、例えば、室内2を急速に冷やすためにユーザがリモコン29を操作して目標温度を所定の基準温度設定値よりも低い温度(例えば、19℃)に設定し、その後目標温度の再設定を忘れてしまう等、ユーザが目標温度の再設定を行わない場合であっても、自動的に目標温度を示す値が所定の基準温度設定値に戻されることとなるので、室内2が冷えすぎた状態が長時間に亘って継続されることは無くなる。ゆえに、室内2の快適性が損なわれることはなく、更に、冷凍システム1(空気調和装置6)による消費電力を低減することができる。
特に、コンビニエンスストアにおいて、品物の搬入後、外気が店内に入り、一時的に快適性が損なわれることがある。このような場合にユーザ(店員)が急速に店内を冷却するために目標温度の値を変更することができるので、店内を快適な温度に保つことができる。そして、所定時間経過後には、目標温度の値がコンビニエンスストアの本部により定められた所定の基準温度設定値に戻されるので、消費電力を低減することができる。
上記ステップS2において、入力した温度設定値が、所定の基準温度設定値以上である場合(ステップS2;No)、主コントローラ56は、目標温度の値をリモコン29により入力された温度設定値に保持する制御を行う(ステップS6)。例えば、リモコン29により26℃に目標温度が設定された場合、所定時間が経過しても目標温度は26℃に継続して保持されることとなる。従って、省電力を保持することができる。
次に、空調運転モードが暖房運転の場合について説明する。
空気調和装置6の暖房運転が開始された場合、主コントローラ56は、室内2の目標温度の値を、予め定めた所定の基準温度設定値に設定する。この所定の基準温度設定値は、暖房運転に対応付けられている。この暖房運転に対応する所定の基準温度設定値は、快適な温度範囲(例えば、22℃〜25℃)の内、下限の温度(例えば、22℃)を示す値に設定される。
このように、主コントローラ56は、室内2の目標温度を示す値を、予め定めた所定の基準温度設定値に設定するので、室内2の快適性が損なわれることはない。
次に、リモコン29の不図示の押下式ボタンスイッチ等により室内2の目標温度の値の変更操作がなされた場合、主コントローラ56は、室内機コントローラ28Aを介してリモコン29の押下式ボタンスイッチの操作量に対応する温度設定値を入力する。
そして、主コントローラ56は、図6に示すように、目標温度の値をリモコン29より入力した温度設定値に変更する制御を行う(ステップS11)。次に、主コントローラ56は、入力した温度設定値が、所定の基準温度設定値(例えば、22℃)よりも高いか否かを判断する(ステップS12)。入力した温度設定値が、所定の基準温度設定値よりも高い場合(ステップS12;Yes)、主コントローラ56は、目標温度の値を入力した温度設定値に変更してから計時を開始する(ステップS13)。次に、主コントローラ56は、計時を開始してから所定時間(例えば、1時間)が経過したか否かを判断する(ステップS14)。所定時間が経過していない場合(ステップS14;No)は、計時を継続する。所定時間が経過した場合(ステップS14;Yes)、計時を終了し、目標温度の値を暖房運転に対応する所定の基準温度設定値(例えば、22℃)に再設定する(ステップS15)。つまり、主コントローラ56は、目標温度が変更された場合、所定時間経過後に元の目標温度に再設定することとなる。
従って、例えば、室内2を急速に暖めるためにユーザがリモコン29を操作して目標温度を所定の基準温度設定値よりも高い温度(例えば、29℃)に設定し、その後目標温度の再設定を忘れてしまう等、ユーザが目標温度の再設定を行わない場合であっても、自動的に目標温度を示す値が所定の基準温度設定値に戻されることとなるので、室内2が暖まりすぎた状態が長時間に亘って継続されることは無くなる。ゆえに、室内2の快適性が損なわれることはなく、更に、冷凍システム1(空気調和装置6)による消費電力を低減することができる。
上記ステップS12において、入力した温度設定値が、所定の基準温度設定値以下である場合(ステップS12;No)、主コントローラ56は、目標温度の値をリモコン29により入力された温度設定値に保持する制御を行う(ステップS16)。例えば、リモコン29により21℃に目標温度が設定された場合、所定時間が経過しても目標温度は21℃に継続して保持されることとなる。従って、省電力を保持することができる。
上記ステップS3或いはステップS13による計時開始後の計時中に、リモコン29の不図示の押下式ボタンスイッチ等により室内2の目標温度の値の変更操作がなされた場合、計時を終了し、ステップS1或いはステップS11の処理に戻ることとなる。
ところで、リモコン29には、計時時間(所定時間)を変更するための不図示の押下式ボタンスイッチと、所定の基準温度設定値を変更するための不図示の押下式ボタンスイッチとが設けられている。リモコン29の計時時間を変更するための押下式ボタンスイッチが操作された場合、主コントローラ56は、室内機コントローラ28Aを介して計時時間の変更を示すデータを受信し、主コントローラ56のEEPROMに記憶されている計時時間(所定時間)を書き換える(変更する)処理を行う。また、リモコン29の所定の基準温度設定値を変更するための押下式ボタンスイッチが操作された場合、主コントローラ56は、室内機コントローラ28Aを介して所定の基準温度設定値の変更を示すデータを受信し、主コントローラ56のEEPROMに記憶されている所定の基準温度設定値を書き換える(変更する)処理を行う。これによって、室内2の快適性を向上させることができる。
以上、上記実施形態では、コンビニエンスストアにおいて室内の空調と冷却貯蔵設備の冷却を行う冷凍システムの場合について説明したが、空調のみを行う空気調和装置でも本発明は有効である。
また、上記実施形態では、主コントローラが冷凍システムを制御するための制御プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体としてのEEPROM等に予め格納しておく場合について説明したが、これらの制御プログラムをハードディスク等の外部記録装置に記録して起動したり、これらの制御プログラムを光ディスク等のリムーバブル記録媒体に記録して、インストールするようにしたり、無線又は有線のネットワークを介してダウンロードし、インストールするように構成することも可能である。また、ROM等のコンピュータ読取可能な記録媒体に交換可能に構成しておくことも可能である。
また、上記実施形態では、室内の温度を設定する場合について説明したが、庫内の温度が目標温度となるように運転する冷凍システムにおいて、冷蔵ケース及び冷凍ケースの庫内の温度を設定する場合についても同様に行うことができる。具体的に説明すると、各庫内の目標温度の値を、それぞれの所定の庫内基準温度設定値に設定する庫内温度設定部と、各庫内の目標温度の値の内、対応する庫内の目標温度の値を入力された庫内温度設定値に変更する庫内温度変更部と、目標温度の値が庫内温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に目標温度の値を所定の庫内基準温度設定値に再設定する庫内温度再設定部とを備えてもよい。この場合、不図示のリモコンが庫内温度設定値を入力するようにしてもよい。これによって、例えば、コンビニエンスストアにおいて、品物を急速に冷却するために庫内の目標温度の設定値をユーザが変更したとしても、所定時間経過後には元の所定の庫内温度設定値に戻されるので、消費エネルギを低減することが可能である。
被空調室内の温度が目標温度となるように運転する空気調和装置、冷凍システム、空気調和装置の制御方法、空気調和装置の制御プログラム及び制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に適用できる。
本発明による冷凍システムの実施の形態を示す冷媒回路を含むシステム構成を示し、空気調和装置の冷房運転時の冷媒の流れを示す説明図である。 本発明による冷凍システムの実施の形態を示す冷媒回路を含み、空気調和装置の暖房運転時の冷媒の流れを示す説明図である。 本発明による冷凍システムの実施の形態を示す冷媒回路を含み、空気調和装置の暖房運転時の冷媒の流れを示す説明図である。 各コントローラの接続状態を示すブロック図である。 空気調和装置の冷房運転時における被空調室内の目標温度の値の設定動作を示すフローチャートである。 空気調和装置の暖房運転時における被空調室内の目標温度の値の設定動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 冷凍システム
6 空気調和装置
7 空調用冷媒回路(第1の冷媒回路)
8 冷却装置
9 冷却貯蔵設備用冷媒回路(第2の冷媒回路)
13A,13B,37,54 圧縮機
16 熱源側熱交換器
21 カスケード熱交換器
27 利用側熱交換器
29 リモートコントローラ
38 凝縮器
43A,43B…冷蔵用蒸発器(蒸発器)
49 冷凍用蒸発器(蒸発器)
56 主コントローラ(目標温度変更部、温度再設定部、記憶部、時間変更部、温度変更部)

Claims (15)

  1. 利用側熱交換器を有する室内機と、圧縮機及び熱源側熱交換器を有する室外機とを備え、被空調室内の温度が目標温度となるように運転する空気調和装置において、
    前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更する目標温度変更部と、
    前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を所定の基準温度設定値に再設定する温度再設定部とを備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1に記載の空気調和装置において、
    暖房運転或いは冷房運転の空調運転モードに対応付けて前記所定の基準温度設定値を記憶する記憶部を備え、
    前記温度再設定部は、前記目標温度の値を、前記空調運転モードに対応した所定の基準温度設定値に再設定することを特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項2に記載の空気調和装置において、
    前記温度再設定部は、前記空調運転モードが冷房運転であり、且つ、入力された前記温度設定値が前記所定の基準温度設定値よりも低い場合に、前記再設定を行うことを特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項2に記載の空気調和装置において、
    前記温度再設定部は、前記空調運転モードが暖房運転であり、且つ、入力された前記温度設定値が前記所定の基準温度設定値よりも高い場合に、前記再設定を行うことを特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
    前記所定時間を変更する時間変更部を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
    前記所定の基準温度設定値を変更する温度変更部を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  7. 圧縮機、熱源側熱交換器及び利用側熱交換器を有し、この利用側熱交換器により被空調室内の空調を行う第1の冷媒回路と、
    圧縮機、凝縮器及び蒸発器を有し、この蒸発器により冷却貯蔵設備の庫内の冷却を行う第2の冷媒回路と、を備え、
    前記被空調室内の温度が目標温度となるように運転する冷凍システムにおいて、
    前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更する目標温度変更部と、
    前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を所定の基準温度設定値に再設定する温度再設定部とを備えたことを特徴とする冷凍システム。
  8. 利用側熱交換器を有する室内機と、圧縮機及び熱源側熱交換器を有する室外機とを備え、被空調室内の温度が目標温度となるように運転する空気調和装置の制御方法において、
    前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更する目標温度変更過程と、
    前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を所定の基準温度設定値に再設定する温度再設定過程とを備えたことを特徴とする空気調和装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載の空気調和装置の制御方法において、
    暖房運転或いは冷房運転の空調運転モードに対応付けて前記所定の基準温度設定値を記憶する記憶過程を備え、
    前記温度再設定過程は、前記目標温度の値を、前記空調運転モードに対応した所定の基準温度設定値に再設定することを特徴とする空気調和装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の空気調和装置の制御方法において、
    前記温度再設定過程は、前記空調運転モードが冷房運転であり、且つ、入力された前記温度設定値が前記所定の基準温度設定値よりも低い場合に、前記再設定を行うことを特徴とする空気調和装置の制御方法。
  11. 請求項9に記載の空気調和装置の制御方法において、
    前記温度再設定過程は、前記空調運転モードが暖房運転であり、且つ、入力された前記温度設定値が前記所定の基準温度設定値よりも高い場合に、前記再設定を行うことを特徴とする空気調和装置の制御方法。
  12. 請求項8乃至請求項11のいずれか一項に記載の空気調和装置の制御方法において、
    前記所定時間を変更する時間変更過程を備えたことを特徴とする空気調和装置の制御方法。
  13. 請求項8乃至請求項12のいずれか一項に記載の空気調和装置の制御方法において、
    前記所定の基準温度設定値を変更する温度変更過程を備えたことを特徴とする空気調和装置の制御方法。
  14. 利用側熱交換器を有する室内機と、圧縮機及び熱源側熱交換器を有する室外機とを備え、被空調室内の温度が目標温度となるように運転する空気調和装置を、コンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    前記目標温度の値を入力された温度設定値に変更させ、
    前記目標温度の値が前記温度設定値に変更された場合、所定時間経過後に前記目標温度の値を所定の基準温度設定値に再設定させることを特徴とする制御プログラム。
  15. 請求項14に記載の制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。

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