JP4104519B2 - 冷凍システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば店舗等において冷却貯蔵設備の庫内冷却を行うための冷凍システムに関するものである。
従来よりコンビニエンスストア等の店舗の店内(室内)は、空気調和機によって冷暖房空調されている。また、店内には商品を陳列販売する冷蔵或いは冷凍用のオープンショーケースや扉付きのショーケース(冷却貯蔵設備)が設置されており、これらは冷凍機によって庫内冷却が行われている(特許文献1参照)。
特開2002−174470号公報
ところで、上記の如きショーケースなどの庫内を冷却する蒸発器は、圧縮機や凝縮器(これらは冷凍機に設置される)、膨張弁(減圧装置)と共に冷媒回路を構成する。また、圧縮機は運転周波数を制御するなどにより容量制御可能とされると共に、膨張弁は弁開度が調整可能な電動膨張弁にて構成され、蒸発器における冷媒の過熱度が一定となるように制御される。
従って、庫内の冷却が十分な場合には、膨張弁は弁開度を絞るようになるため、冷媒回路の低圧側圧力は低下していく。この低圧側圧力が平均して低い状況となると、圧縮機のCOPが低下し運転効率が悪化する。そのため、従来では冷媒回路の低圧側圧力に所定の設定値を設け、この設定値の上下に設定した上限値と下限値のうちの下限値まで低圧側圧力が低下した場合、圧縮機の運転周波数を下げて容量を低下させ、膨張弁の弁開度を拡大させる方向に制御していた。
そして、低圧側圧力が上限値まで上昇したら圧縮機の運転周波数(容量)を上げるものであるが、従来ではこの低圧側圧力の設定値が一定であったため、頻繁に運転周波数(容量)が切り換えられる状況では、低圧側圧力が平均して低くなり、運転効率が低下してしまう問題があった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、冷媒回路の低圧側圧力の低下による効率の悪化を効果的に解消できる冷凍システムを提供するものである。
本発明は、並列接続された複数の圧縮機と、凝縮器と、弁開度を調整可能な膨張弁と、蒸発器とを備えて冷媒回路が構成された冷凍システムにおいて、前記圧縮機と膨張弁を制御する制御装置を備え、該制御装置は、前記蒸発器における冷媒の過熱度が一定となるよう前記膨張弁の弁開度を調整すると共に、前記冷媒回路の低圧側圧力に基づき、所定の設定値にて前記圧縮機の容量を低下させ、且つ、前記膨張弁の弁開度に基づき、前記設定値を上昇方向に変更するものである。
請求項2の発明は、上記において制御装置は、前記膨張弁の弁開度が全開に近くなるように前記設定値を上昇させるものである。
請求項3の発明は、上記においての蒸発器及びそれに対応する前記膨張弁が複数存在する場合に、前記制御装置は、最も弁開度が大きい前記膨張弁を選択して当該弁開度に基づき前記設定値を変更すると共に、特定の膨張弁の選択が他の膨張弁が選択される頻度の2倍など顕著となった場合、当該膨張弁及び/又はそれに対応する蒸発器に関する弁開度または圧力の記録をメモリに残すものである。 請求項4の発明は、上記複数の圧縮機のうち少なくとも1台を容量可変式の圧縮機としたものである。
請求項5の発明は、上記の蒸発器を冷蔵及び/又は冷凍用蒸発器として使用し、更に、圧縮機と、空調用として使用される利用側熱交換器と、膨張弁と、室外熱交換器とで空調用冷媒回路を構成すると共に、この空調用冷媒回路と前記冷媒回路とをカスケード接続して、この冷媒回路の排熱を前記空調用冷媒回路で利用可能に構成したものである。
本発明によれば、並列接続された複数の圧縮機と、凝縮器と、弁開度を調整可能な膨張弁と、蒸発器とを備えて冷媒回路が構成された冷凍システムにおいて、圧縮機と膨張弁を制御する制御装置を備え、この制御装置は、蒸発器における冷媒の過熱度が一定となるよう膨張弁の弁開度を調整すると共に、冷媒回路の低圧側圧力に基づき、所定の設定値にて圧縮機の容量を低下させ、且つ、膨張弁の弁開度に基づき、設定値を変更するようにしたので、例えば、請求項2の如く膨張弁の弁開度が全開に近くなるように設定値を上昇させることにより、冷媒回路の低圧側圧力が低下して行く過程の早い段階で圧縮機の容量を低下させ、膨張弁の弁開度を拡大する方向に制御することが可能となる。
これにより、冷媒回路の低圧側圧力の平均して低下してしまう不都合を解消し、圧縮機のCOPを改善して冷凍システムの運転効率を向上させることができるようになる。
請求項3の発明によれば、上記に加えて蒸発器及びそれに対応する膨張弁が複数存在する場合に、制御装置は、最も弁開度が大きい膨張弁を選択して当該弁開度に基づき設定値を変更するので、複数の蒸発器のうち最も冷却が必要とされているものの冷却能力を確保することができるようになる。また、特定の膨張弁の選択が顕著となった場合、当該膨張弁及び/又はそれに対応する蒸発器に関する記録を残すようにしたので、冷却状態の悪いものの改善に寄与することができるようになる。
請求項4の発明によれば、上記に加えて、圧縮機の容量を連続的に可変させることができるので、負荷の細かな変動に対して最適な容量でシステムを運転することができる。
請求項5の発明によれば、上記に加えて、前記蒸発器を冷蔵及び/又は冷凍用蒸発器として使用し、更に、圧縮機と、空調用として使用される利用側熱交換器と、膨張弁と、室外熱交換器とで空調用冷媒回路を構成すると共に、この空調用冷媒回路と前記冷媒回路とをカスケード接続して、この冷媒回路の排熱を前記空調用冷媒回路で利用可能に構成したので、空調用冷媒回路で暖房運転が行われる際には、前記蒸発器を冷蔵及び/又は冷凍用蒸発器として使用する前記冷媒回路の排熱を有効に利用することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例の冷凍システム1の冷媒回路を含むシステム構成を説明する図である。実施例の冷凍システム1は、例えばコンビニエンスストアの室内2(店内)の空調と、そこに設置されている冷却貯蔵設備としての複数台の冷蔵ケース3、3や冷凍ケース4の庫内(被冷却空間)の冷却を実現するものである。
尚、冷蔵ケース3は実施例では第1〜第6までの冷蔵ケース3が6台設置されているが、図面では第1と第2の冷蔵ケース3、3の2台のみ示す。また、これら冷蔵ケース3、3、冷凍ケース4は前面や上面が開口するオープンショーケースの他、透明ガラス扉にて開口が開閉自在に閉塞されたショーケースであり、各冷蔵ケース3、3の庫内は冷蔵温度(+3℃〜+10℃)に冷却され、飲料やサンドイッチなどの冷蔵食品が陳列されると共に、冷凍ケース4の庫内は冷凍温度(−10℃〜ー20℃)に冷却され、冷凍食品やアイスクリームなどの冷菓が陳列されるものである。
この図において、6は空調用冷媒回路7を備える空気調和機(空調系統)であり、8は前記冷蔵ケース3、3や冷凍ケース4の庫内を冷却するための冷却貯蔵設備用冷媒回路9を備えた冷却装置(冷却貯蔵設備系統)である。空気調和機6は、室内2の天井などに設置された室内機11、11と、店外に設置された室外ユニット12とから構成され、これらの間に渡って空調用冷媒回路7が配管構成されている。
この空調用冷媒回路7は、室外ユニット12の外装ケース内に設置された二台の圧縮機(ロータリコンプレッサ)13A(インバータによる周波数制御運転)、13B(定速運転)と、逆止弁5A、5Bと、オイルセパレータ10と、四方弁14と、熱源側熱交換器16と、膨張弁(弁開度を調整可能な電動膨張弁から成る減圧手段)17、18、19と、カスケード熱交換器21と、逆止弁22、アキュムレータ23等と、室内機11側に設置された利用側熱交換器27、27から系統構成されている(空調系統)。
26は温度や圧力に基づいて空気調和機6の室外ユニット12側の機器を制御するための室外機コントローラ(空調系統制御手段を構成するコントローラであり、汎用のマイクロコンピュータにて構成される)であり、室外ユニット12に設けられている。また、24は熱源側熱交換器16に外気を通風するための送風機であり、室外ユニット12内の熱源側熱交換器16に対応する位置に設けられている。28は温度や圧力に基づいて空気調和機6の室内機11側の機器を制御するための室内機コントローラ(空調系統制御手段を構成するコントローラであり、汎用のマイクロコンピュータで構成される)であり、室内機11にそれぞれ設けられている(一方は図示せず)。また、15、15は利用側熱交換器27、27に室内2(店内)空気を通風するための送風機であり、室内機11内の利用側熱交換器27、27にそれぞれ対応する位置に設けられている。
圧縮機13A及び13Bは相互に並列接続されており、各圧縮機13A、13Bの吐出側は逆止弁5A、5Bをそれぞれ介して合流され、四方弁14の一方の入口に接続されている(各逆止弁5A、5Bは四方弁14方向が順方向とされている)。また、四方弁14の一方の出口は熱源側熱交換器16の入口に接続されている。この熱源側熱交換器16は多数の並列配管から成る流路抵抗の比較的小さい入口側16Aとこれらが少数の並列配管若しくは単数の配管に集約される出口側16Bとで構成されている。そして、この熱源側熱交換器16の出口側16Bの出口は膨張弁17を介して膨張弁18の入口に接続され、膨張弁18の出口は室内機11に渡って分流し、各利用側熱交換器27、27の入口に接続されている。
各利用側熱交換器27、27の出口は合流した後、室外ユニット12に渡り、四方弁14の他方の入口に接続され、四方弁14の他方の出口は逆止弁22を介してアキュムレータ23に接続されている。そして、このアキュムレータ23の出口が圧縮機13A、13Bの吸込側に接続されている。尚、逆止弁22はアキュムレータ23側が順方向とされている。
また、膨張弁17と18の間の配管は膨張弁19の入口に接続され、膨張弁19の出口はカスケード熱交換器21の空調側通路21Aの入口に接続されている。このカスケード熱交換器21の空調側通路21Aの出口はアキュムレータ23を介して圧縮機13A、13Bの吸込側に接続されている。
一方、冷却装置8は前記室外ユニット12と室内2(店内)に設置された冷蔵ケース3、3及び冷凍ケース4との間に渡って冷却貯蔵設備用冷媒回路9が配管構成されている。この冷却貯蔵設備用冷媒回路9は、室外ユニット12の外装ケース内に設置された第1の圧縮機(並列接続された複数の圧縮機、少なくともそのうちの1台はインバータ(容量可変式の)圧縮機)37と、凝縮器(熱交換器)38と、二つの四方弁39、41(この二つの四方弁により流路制御手段が構成される)と、逆止弁42と、オイルセパレータ31と、レシーバータンク36等と、冷蔵ケース3、3に設置されて冷蔵ケース3、3の庫内をそれぞれ冷却する冷蔵用蒸発器43、43、膨張弁(弁開度を調整可能な電動膨張弁)44、44、電磁弁46、46、47、逆止弁48(冷却貯蔵設備系統の一部を構成する冷蔵系統)と、冷凍ケース4に設置されて冷凍ケース4の庫内を冷却する冷凍用蒸発器49、膨張弁(弁開度を調整可能な電動膨張弁)51、電磁弁52、53、第2の圧縮機(ロータリコンプレッサ)54、逆止弁30、及び、オイルセパレータ45(冷却貯蔵設備系統の一部を構成する冷凍系統)等から構成されている。
32は温度や圧力に基づいて冷却装置8の室外ユニット12側の機器を制御する冷凍機コントローラ(冷却貯蔵設備系統制御手段を構成するコントローラであり、汎用のマイクロコンピュータで構成される)であり、室外ユニット12に設けられている。また、35は凝縮器38に外気を通風するための送風機であり、室外ユニット12の凝縮器38に対応する位置に設けられている。また、50は温度や圧力に基づいて冷蔵ケース3、3側の機器を制御する冷蔵ケースコントローラ(冷却貯蔵設備系統制御手段を構成するコントローラであり、汎用のマイクロコンピュータで構成される)であり、冷蔵ケース3、3にそれぞれ設けられている(一方は図示せず)。尚、この冷蔵ケースコントローラ50と前記冷凍機コントローラ32により本発明における制御装置が構成される。更に、55は温度や圧力に基づいて冷凍ケース4側の機器を制御する冷凍ケースコントローラ(冷却貯蔵設備系統制御手段を構成するコントローラであり、汎用のマイクロコンピュータで構成される)であり、冷凍ケース4に設けられている。
また、20、20は冷蔵用蒸発器43、43に各冷蔵ケース3、3の庫内冷気を通風するための送風機であり、冷蔵ケース3、3内の各冷蔵用蒸発器43、43にそれぞれ対応する位置に設けられている。25は冷凍用蒸発器49に冷凍ケース4の庫内冷気を通風するための送風機であり、冷凍ケース4内の冷凍用蒸発器49に対応する位置に設けられている。
圧縮機37の吐出側はオイルセパレータ31を介して四方弁39の一方の入口に接続され、この四方弁39の一方の出口が凝縮器38の入口に接続されている。この凝縮器38は多数の並列配管から成る流路抵抗の比較的小さい入口側38Aとこれらが少数の並列配管若しくは単数の配管に集約される出口側38Bとで構成されている。そして、この凝縮器38の出口側38Bの出口はレシーバータンク36の入口に接続され、このレシーバータンク36の出口が四方弁41の一方の入口に接続されている。
そして、四方弁41の一方の出口はカスケード熱交換器21のケース側通路21Bの入口に接続されている。尚、カスケード熱交換器21は、内部に構成された空調側通路21Aとケース側通路21Bをそれぞれ通過する冷媒を相互に熱交換させるものであり、これによって空調用冷媒回路7の低圧側と冷却貯蔵設備用冷媒回路9の高圧側とは熱的に結合(カスケード接続)される。
カスケード熱交換器21のケース側通路21Bの出口は、四方弁39の他方の入口に接続されており、この四方弁39の他方の出口は四方弁41の他方の入口に接続されている。そして、この四方弁41の他方の出口は室外ユニット12から出て室内2(店内)に入り分岐する。分岐した一方の配管は更に分岐し、その分岐した一方は電磁弁47、46を順次介して膨張弁44の入口に接続され、膨張弁44の出口は第1の冷蔵ケース3の冷蔵用蒸発器43の入口に接続されている。他方は電磁弁46を介して膨張弁44の入口に接続され、膨張弁44の出口は第2の冷蔵ケース3の冷蔵用蒸発器43の入口に接続されている。
室内2(店内)に入って分岐した他方の配管は、電磁弁52を介して膨張弁51の入口に接続され、膨張弁51の出口は冷凍用蒸発器49の入口に接続されている。尚、電磁弁53は電磁弁52と膨張弁51の直列回路に並列に接続されている。
冷凍用蒸発器49の出口は、逆止弁30を介して圧縮機54の吸込側に接続されている(逆止弁30は圧縮機54側が順方向)。この圧縮機54は圧縮機37よりも出力の小さい圧縮機であり、その吐出側はオイルセパレータ45を介して圧縮機37の吸込側に接続されている。即ち、圧縮機37と圧縮機54は冷媒回路上直列に接続される。尚、冷蔵用蒸発器43、43の出口は合流した後、圧縮機54の吐出側のオイルセパレータ45の出口側に接続されている。また、逆止弁48は圧縮機54の逆止弁30手前と電磁弁46、47間に接続され、電磁弁46、47方向が順方向とされている。更に、逆止弁42は圧縮機37の吸込側とオイルセパレータ31を出た配管の間に接続され、オイルセパレータ31方向が順方向とされている。そして、冷媒回路7、9内には例えばR−410A、R−404A等の冷媒が所定量封入される。
以上の構成で本発明の冷凍システム1の動作を説明する。尚、前記圧縮機37と13Aはインバータによりその運転周波数が制御され(容量制御)、圧縮機13Bと圧縮機54は定速で運転されるものとする。また、冷凍システム1全体の動作は汎用マイクロコンピュータから構成された主コントローラ(主制御手段)56により制御される。
ここで、主コントローラ56は前記室外機コントローラ26、室内機コントローラ28、冷凍機コントローラ32、冷蔵ケースコントローラ50、及び、冷凍ケースコントローラ55とデータ通信可能に接続されており、各コントローラから現在の運転状態に関するデータを受信して収集する。そして、受信データに基づき、後述するその時点での最適な運転パターンを決定し、この最適運転パターンに関するデータ及び各機器の運転データを室外機コントローラ26、室内機コントローラ28、冷凍機コントローラ32、冷蔵ケースコントローラ50、及び、冷凍ケースコントローラ55に送信する。室外機コントローラ26、室内機コントローラ28、冷凍機コントローラ32、冷蔵ケースコントローラ50、及び、冷凍ケースコントローラ55は主コントローラ56から受信した最適運転パターンに関するデータ及び各機器の運転データに基づいて後述する制御動作を実行する。
(1)最適運転パターン1:空気調和機の冷房運転(図1)
先ず、夏場等に主コントローラ56が空気調和機6の冷房運転が最適であると判断した場合、最適運転パターン1に関するデータが室外機コントローラ26、室内機コントローラ28、冷凍機コントローラ32、冷蔵ケースコントローラ50、及び、冷凍ケースコントローラ55に送信される。
受信データに基づき、室外機コントローラ26は四方弁14の前記一方の入口を一方の出口に、他方の入口を他方の出口に連通させる。また、膨張弁17を全開とする。そして、圧縮機13A、13Bを運転する。尚、室外機コントローラ26は圧縮機13Aの運転周波数を調整して能力制御するものとする。
圧縮機13A、13Bが運転されると、圧縮機13A、13Bの吐出側から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁14を経て熱源側熱交換器16の入口側16Aに入る。この熱源側熱交換器16には送風機24により外気が通風されており、冷媒はここで放熱し、凝縮液化する。即ち、この場合熱源側熱交換器16は凝縮器として機能する。この液冷媒は熱源側熱交換器16の入口側16Aから出口側16Bを経て当該出口側16Bから出る。そして、膨張弁17を通過した後、分岐する。分岐した一方は膨張弁18に至り、そこで絞られて低圧とされた後(減圧)、各利用側熱交換器27、27に分岐して流入し、そこで蒸発する。
この利用側熱交換器27、27には送風機15、15により室内2(店内)の空気が通風されており、冷媒の蒸発による吸熱作用で室内2の空気は冷却される。これにより、室内2(店内)の冷房が行われる。利用側熱交換器27、27を出た低温のガス冷媒は合流した後、四方弁14の他方の入口から他方の出口へと通過し、逆止弁22、アキュムレータ23を順次経て圧縮機13A、13Bの吸込側に吸い込まれる循環を繰り返す。室内機コントローラ28は利用側熱交換器27、27の温度やそこに吸い込まれる空気温度に基づき、室内2(店内)の温度を設定温度とするよう利用側熱交換器27、27に通風する送風機15、15を制御する。室内機コントローラ28からの情報は主コントローラ56に送信されており、室外機コントローラ26はこの情報に基づいて圧縮機13A、13Bの運転を制御する。
膨張弁17を通過して分岐した冷媒の他方は膨張弁19に至り、そこで絞られて低圧とされた後(減圧)、カスケード熱交換器21の空調側通路21Aに流入し、そこで蒸発する。係る空調用冷媒回路7の冷媒の蒸発による吸熱作用でカスケード熱交換器21は冷却され、低温となる。カスケード熱交換器21を出た低温のガス冷媒はアキュムレータ23を経て圧縮機13A、13Bの吸込側に吸い込まれる循環を繰り返す。
室外機コントローラ26は利用側熱交換器27、27の出入口の冷媒温度、或いは、利用側熱交換器27、27の温度と、カスケード熱交換器21の出入口の冷媒温度、或いは、カスケード熱交換器21の温度に基づいて適正な過熱度となるように膨張弁18及び19の弁開度を調整する。
一方、冷凍機コントローラ32は冷却装置8の冷却貯蔵設備用冷媒回路9の四方弁39の前記一方の入口を一方の出口に連通させ、他方の入口を他方の出口に連通させる。また、四方弁41の前記一方の入口を一方の出口に連通させ、他方の入口を他方の出口に連通させる。そして、圧縮機37及び圧縮機54を運転する。圧縮機37から吐出された高温高圧のガス冷媒は、オイルセパレータ31にてオイルを分離された後、四方弁39を経て凝縮器38の入口側38Aに入る。この凝縮器38にも送風機35により外気が通風されており、凝縮器38に流入した冷媒はそこで放熱し、凝縮していく。
この凝縮器38の入口側38Aを通過した冷媒は出口側38Bに至り、そこから出ていく。凝縮器38から出た冷媒はレシーバータンク36の入口側から当該レシーバータンク36内に入り、そこに一旦貯留されて気/液が分離される。分離された液冷媒はレシーバータンク36の出口から出て四方弁41を通過した後、カスケード熱交換器21のケース側通路21Bに入る。このケース側通路21Bに入った冷却貯蔵設備用冷媒回路9の冷媒は、前述の如き空調用冷媒回路7の冷媒の蒸発によって低温となっているカスケード熱交換器21によって冷却され、更に過冷却状態が増す。
このカスケード熱交換器21にて過冷却された冷媒は四方弁39、四方弁41を順次通過した後に分岐し、一方は更に分岐して一方は電磁弁47、46を順次通過して膨張弁44に至り、そこで絞られた後(減圧)、第1の冷蔵ケース3の冷蔵用蒸発器43に流入し、そこで蒸発する。また、分岐した他方は電磁弁46を通過して膨張弁44に至り、そこで絞られた後(減圧)、第2の冷蔵ケース3の冷蔵用蒸発器43に流入し、そこで蒸発する。各冷蔵用蒸発器43、43には送風機20、20により冷蔵ケース3、3の庫内空気がそれぞれ通風・循環されており、冷媒の蒸発による吸熱作用で各庫内空気は冷却される。これにより、冷蔵ケース3、3の庫内冷却が行われる。冷蔵用蒸発器43、43を出た低温のガス冷媒は合流した後、圧縮機54のオイルセパレータ45の出口側に至る。
カスケード熱交換器21を出て分岐した冷媒の他方は電磁弁52を通過して膨張弁51に至り、そこで絞られた後(減圧)、冷凍用蒸発器49に流入し、そこで蒸発する。この冷凍用蒸発器49にも送風機25により冷凍ケース4の庫内空気が通風・循環されており、冷媒の蒸発による吸熱作用で庫内空気は冷却される。これにより、冷凍ケース4の庫内冷却が行われる。
冷凍用蒸発器49を出た低温のガス冷媒は逆止弁30を経て圧縮機54に至り、そこで、圧縮されて冷蔵用蒸発器43、43の出口側の圧力(冷蔵系統の低圧側圧力)まで昇圧された後、圧縮機54から吐出され、オイルセパレータ45でオイルを分離された後、冷蔵用蒸発器43、43からの冷媒と合流する。この合流した冷媒は圧縮機37の吸込側に吸い込まれる循環を繰り返す。
このように、カスケード熱交換器21の空調側通路21Aを流れる空調用冷媒回路7の低圧側冷媒によって冷却貯蔵設備用冷媒回路9の高圧側冷媒を過冷却することができるので、冷蔵ケース3、3や冷凍ケース4の蒸発器43、43、49における冷却能力と冷却貯蔵設備用冷媒回路9の運転効率が改善される。また、空気調和機6の空調用冷媒回路7の利用側熱交換器27の冷媒の蒸発温度が高くなることから空調用冷媒回路7の運転効率の改善も図ることができる。尚、この場合、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の高圧側の冷媒は、凝縮器38を介してカスケード熱交換器21のケース側通路21Bに流すので、空調用冷媒回路7の過熱度も適正範囲に維持できる。
また、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の冷凍用蒸発器49から出た冷媒の圧力は、その蒸発温度が低くなることから冷蔵用蒸発器43、43を出た冷媒より低くなるが、冷蔵用蒸発器43、43から出た冷媒と合流させる以前に圧縮機54により圧縮されて昇圧されるので、冷蔵ケース3、3と冷凍ケース4の庫内を各蒸発器43、43、49によりそれぞれ円滑に冷却しながら、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の圧縮機37に吸い込まれる冷媒の圧力を調整して支障無く運転を行うことができるようになる。
(2)低圧側圧力の設定値の変更制御
ここで、冷蔵ケースコントローラ50は冷蔵ケース3、3の庫内温度若しくは冷蔵用蒸発器43、43を経た吐出冷気温度或いは冷蔵用蒸発器43、43への吸込冷気温度と、冷蔵ケースコントローラ50は冷蔵用蒸発器43の出口側の冷媒温度、或いは、冷蔵用蒸発器43の温度とに基づいて各膨張弁44、44の弁開度をそれぞれ調整する。これにより、各冷蔵ケース3、3の庫内を前述した冷蔵温度に冷却維持しながら、各冷蔵用蒸発器43、43における冷媒の過熱度を適正な値(過熱度一定)とする。
即ち、冷蔵ケース3の庫内温度が高く冷却が必要な場合には、冷蔵ケースコントローラ50は当該冷蔵ケース3の冷蔵用蒸発器43に対応する膨張弁44の弁開度を拡大して冷蔵用蒸発器43に冷媒をより多く流す。また、庫内温度が低く冷却をあまり必要としない場合には弁開度を絞り、冷蔵用蒸発器43への冷媒の流入量を削減する。これにより、各冷蔵ケース3、3の庫内温度をそれぞれ設定値に制御すると共に、冷蔵用蒸発器43における冷媒の過熱度を一定に保ち、そして、冷却が不要な場合には最終的に膨張弁44を閉じる。
また、冷凍ケースコントローラ55は冷凍ケース4の庫内温度若しくは冷凍用蒸発器49を経た吐出冷気温度或いは冷凍用蒸発器49への吸込冷気温度と、冷凍ケースコントローラ55は冷凍用蒸発器49の出口側の冷媒温度、或いは、冷凍用蒸発器49の温度とに基づいて膨張弁51の弁開度を調整する。これにより、冷凍ケース4の庫内を前述した冷凍温度に冷却維持しながら、適正な過熱度(過熱度一定)とする。尚、膨張弁51の制御は上述の膨張弁43と同様である。
冷凍機コントローラ32は、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の低圧側圧力LPに基づいて圧縮機37の運転周波数(容量)を制御する。この場合、冷凍機コントローラ32には所定の低圧側圧力の設定値LPSがデフォルトで設定され、更にこの設定値LPSの上下に上限値LPSHと下限値LPSLが設定されている。そして、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の低圧側圧力LPが上記下限値LPSLまで低下した場合には圧縮機37の運転周波数CHzを低周波数LHzに低下させる。
このように冷却貯蔵設備用冷媒回路9の低圧側圧力LPが下限値LPSLまで低下した場合に、圧縮機37の運転周波数CHzを低下させることで、冷蔵ケース3の冷蔵用蒸発器43への冷媒流入量も減少するため、冷却能力も低下する。これにより、冷蔵ケースコントローラ50は膨張弁44の弁開度を拡張させる方向に制御するので、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の低圧側圧力LPの低下は防止される。従って、低圧側圧力LPの低下による圧縮機37のCOPの低下が防止されることになる。
そして、全ての膨張弁44、44、51が全閉となって低圧側圧力LPが極めて低い値に低下すると圧縮機37を停止する。その後、何れかの膨張弁44、44、51が開き、低圧側圧力LPが上昇すれば、冷凍機コントローラ32は圧縮機37を起動すると共に、低圧側圧力LPが上記上限値LPSHまで上昇すると、圧縮機37の運転周波数CHzを高周波数HHzに上昇させて運転する。
前述の如く冷却貯蔵設備用冷媒回路9の低圧側圧力LPの低下に伴って圧縮機37の運転周波数を低下させることで、低圧側圧力LPの低下を防止することができるものであるが、特に各冷蔵ケース3の庫内負荷が軽いなど場合に、設定値LPSが一定のときは頻繁に圧縮機37の運転周波数CHzの切り替えが行われ、低圧側圧力LPが平均的に低くなると共に、オーバーシュートが発生するため、運転周波数CHzが高く運転されて運転・停止を繰り返すようになる不都合が発生する。
そこで、本発明では冷凍機コントローラ32は冷却貯蔵設備用冷媒回路9の低圧側圧力LPの一定時間t当たりの平均値LPAを算出し、この平均値LPAと上記設定値LPSとの偏差eに基づいて上記設定値LPSを変更する。以下に係る低圧側圧力LPの設定値LPSの変更制御について説明する。
今、前述した第1乃至第6の冷蔵ケース3・・・の膨張弁44・・・の一定時間当たりの平均の弁開度が、規定弁開度に対して下記のような割合であったものとする。
第1の冷蔵ケース3の膨張弁44の弁開度・・・・・60%
第2の冷蔵ケース3の膨張弁44の弁開度・・・・・40%
第3の冷蔵ケース3の膨張弁44の弁開度・・・・・70%
第4の冷蔵ケース3の膨張弁44の弁開度・・・・・40%
第5の冷蔵ケース3の膨張弁44の弁開度・・・・・60%
第6の冷蔵ケース3の膨張弁44の弁開度・・・・・40%
ここで、上記%は各膨張弁の全開に対する割合では無く、各冷蔵ケース3(冷蔵用冷却器43)の能力に見合った弁開度(これを規定弁開度とする)を100とした場合、この規定弁開度に対する割合を意味している。
上記の例では第3の冷蔵ケース3の膨張弁44の弁開度が最も大きく、従って、第3の冷蔵ケース3の庫内が最も冷却を必要としていることになる。係る場合に、冷凍機コントローラ32は当該第3の冷蔵ケース3の膨張弁44(最も弁開度が大きい膨張弁)を選択する。そして、設定値LPSを上昇させる。この設定値LPSの上昇により、圧縮機37の運転周波数CHzはより早く低周波数LHzに切り換えられるようになるので、前述の如く各膨張弁44・・の弁開度は拡張されていく。
そして、冷凍機コントローラ32は前記第3の冷蔵ケース3の膨張弁44の前記規定弁開度が90%(この場合は、全開に対して90%。従って、前述した規定弁開度に対する割合70%は、全開に対しては63%と云うことになる。)であるものとすると、当該第3の冷蔵ケース3の膨張弁44の弁開度が係る規定弁開度(90%)に近付くように前記設定値LPSを上昇させていく。この設定値LPSの変更制御は、所定サンプリング時間おきにステップ的に上昇させていくと良い。
このように、膨張弁44の弁開度に基づいて設定値LPSを変更すると共に、第3の冷蔵ケース3の膨張弁44の弁開度の割合が90%より小さい場合に設定値LPSを上昇させることにより、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の低圧側圧力LPが低下して行く過程の早い段階で圧縮機37の運転周波数CHz(容量)を低下させ、膨張弁44の弁開度を拡大する方向に制御するので、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の低圧側圧力LPが平均して低下してしまう不都合を解消し、圧縮機37のCOPを改善して冷凍システム1の運転効率を向上させることができるようになる。
特に、冷凍機コントローラ32は最も弁開度が大きい第3の冷蔵ケース3の膨張弁44を選択して当該弁開度に基づき設定値LPSを変更するので、複数の冷蔵用蒸発器43・・のうち最も冷却が必要とされている冷蔵ケース3の冷却能力を確保することができるようになる。
尚、当該膨張弁44の弁開度の割合が例えば95%まで上昇したら、90%に低下するまで冷凍機コントローラ32は圧縮機37の設定値LPSを低下させる。また、冷凍機コントローラ32は、上記設定値LPSの変更制御に当たって、特定の冷蔵ケース3の膨張弁43の弁開度の割合(上記の場合には第3の冷蔵ケース3)が頻繁に選択され、当該選択が顕著となった場合には、当該第3の冷蔵ケース3、又は、当該冷蔵用蒸発器43又は膨張弁44に関する記録をメモリに書き込んで残す。これにより、例えば当該第3の冷蔵ケース3が店舗における最も冷え難い場所(例えば、日射が強く当たる場所など)に設置されて冷却状態が悪くなっていることを使用者に告知し、改善させることが可能となる。ここで、上記膨張弁44の弁開度の割合の選択が顕著と判断される基準は、冷凍システム1の機能、能力、使われ方等によって異なってくるが、一例としては、特定の膨張弁の弁開度の割合が、他のものの二倍以上の頻度で選択されたものとする場合や、その判断のときに最も多く弁開度の割合が選択された膨張弁とする場合等が考えられる。
(3)最適運転パターン2:空気調和機の暖房運転(図2)
次に、冬場等の空気調和機6の暖房運転について図2を用いて説明する。主コントローラ56が空気調和機6の暖房運転が最適であると判断した場合、最適運転パターン2に関するデータが室外機コントローラ26、室内機コントローラ28、冷凍機コントローラ32、冷蔵ケースコントローラ50、及び、冷凍ケースコントローラ55に送信される。
受信データに基づき、室外機コントローラ26は四方弁14の一方の入口を他方の出口に、他方の入口を一方の出口に連通させるように切り換える。また、膨張弁17は全閉、膨張弁18は全開とされる。そして、圧縮機13A、13Bを運転する。圧縮機13A、13Bが運転されると、圧縮機13A、13Bの吐出側から吐出された高温高圧のガス冷媒は、オイルセパレータ10から四方弁14を経て利用側熱交換器27、27に入る。この利用側熱交換器27、27には前述の如く送風機15、15により室内2(店内)の空気が通風されており、冷媒はここで放熱し、室内2の空気を加熱する一方自らは凝縮液化する。これにより、室内2(店内)の暖房が行われる。
利用側熱交換器27、27で液化した冷媒は利用側熱交換器27、27から出て膨張弁18を通り、膨張弁19に至り、そこで絞られて低圧とされた後(減圧)、カスケード熱交換器21の空調側通路21Aに流入し、そこで蒸発して吸熱した後、アキュムレータ23を経て圧縮機13A、13Bの吸込側に吸い込まれる循環を繰り返す。
室外機コントローラ26は、カスケード熱交換器21の出入口の冷媒温度、或いは、カスケード熱交換器21の温度に基づいて適正な過熱度となるように膨張弁19の弁開度を調整する。また、室内機コントローラ28は利用側熱交換器27の温度やそこに吸い込まれる空気温度に基づき、室内2(店内)の温度を設定温度とするよう利用側熱交換器27、27に通風する送風機15、15を制御する。また、前述同様に室外機コントローラ26により圧縮機13A、13Bの運転が制御される。
一方、冷凍機コントローラ32は冷却装置8の冷却貯蔵設備用冷媒回路9の四方弁39の前記一方の入口を他方の出口に、他方の入口を一方の出口に連通させるように切り換えると共に、四方弁41の前記一方の入口を他方の出口に、他方の入口を一方の出口に連通させるように切り換える。尚、他の電磁弁等は前述した冷房運転時と同様である。即ち、電磁弁46、46、47、52を開き、圧縮機37及び54を運転する。
これにより、圧縮機37から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁39、41を順次通過して先ずカスケード熱交換器21のケース側通路21Bに入る。即ち、圧縮機37から吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器38に行く前に、直接カスケード熱交換器21のケース側通路21Bに供給される。このケース側通路21Bに入った冷却貯蔵設備用冷媒回路9の冷媒は、カスケード熱交換器21において放熱するので、前述の如く空調側通路21Aで蒸発する空調用冷媒回路7の冷媒によって冷却され、熱量を受け渡す。これにより、空調用冷媒回路7の冷媒は冷却貯蔵設備用冷媒回路9の冷媒の廃熱を汲み上げることになる。
このカスケード熱交換器21のケース側通路21Bを通過した冷媒は、次に四方弁39を経て凝縮器38の入口側38Aに入る。この凝縮器38にも送風機35により外気が通風されており、凝縮器38に流入した冷媒はそこで放熱し、凝縮していく。
この凝縮器38の入口側38Aを通過した冷媒は出口側38Bに至り、そこから出ていく。凝縮器38から出た冷媒はレシーバータンク36の入口側から当該レシーバータンク36内に入り、そこに一旦貯留されて気/液が分離される。分離された液冷媒はレシーバータンク36の出口から出て四方弁41を通過した後に分岐し、前述同様に電磁弁46、47、52に向かうことになる。
このような運転により、空気調和機6の空調用冷媒回路7の暖房運転時には、カスケード熱交換器21で冷却貯蔵設備用冷媒回路9の高圧側冷媒の廃熱を回収して空調用冷媒回路7の利用側熱交換器27、27に搬送することができるようになる。これにより、空気調和機6の暖房能力の改善を図ることができるようになり、総じて、室内空調と冷蔵ケース3、3、冷凍ケース4の庫内冷却を行う冷凍システム1の効率改善を図り、省エネ化を図ることが可能となる。
特にこの場合、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の高圧側の冷媒を、凝縮器38より先にカスケード熱交換器21に流すので、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の高圧側冷媒からの廃熱回収を効率的に行い、空調用冷媒回路7の利用側熱交換器27、27における暖房能力をより一層向上させることができるようになる。
ここで、店内2が比較的暖かいなど空気調和機6が軽負荷となると、室外機コントローラ26は膨張弁19の弁開度を絞って冷媒流量を低減させていくようになるので、カスケード熱交換器21における冷却貯蔵設備用冷媒回路9の冷媒の放熱量が過剰となってくるが、本発明では冷却貯蔵設備用冷媒回路9の高圧側の冷媒をカスケード熱交換器21に流した後、凝縮器38に流すようにしているので、空調用冷媒回路7の暖房運転時において冷却貯蔵設備用冷媒回路9のカスケード熱交換器21における冷媒の放熱量が過剰となった場合には、凝縮器38にて当該過剰な熱量が放出される。これにより、安定した廃熱回収運転を実現することができるようになる。
また、上述した如く四方弁39及び41を用いて流路を切り換え、空調用冷媒回路7の冷房運転時と暖房運転時において、冷却貯蔵設備用冷媒回路9の凝縮器38及びその出口に接続されたレシーバータンク36に流れる冷媒の流通方向を同一としている。これにより、冷房運転時と暖房運転時とで凝縮器38やレシーバータンク36内の冷媒の流れが反対となる場合に比して冷却貯蔵設備用冷媒回路9内を流れる冷媒の圧力損失の発生を防止若しくは抑制することができるよう
になり、効率的な運転が可能となる。特に、二個の四方弁39、41にて流路を切り換えているので冷却貯蔵設備用冷媒回路9の構成を簡素化することができる
ようになる。
(4)最適運転パターン3:空気調和機の暖房運転時の冷却装置のカスケード熱交換器における放熱を殆ど必要としない時の制御(図3) ここで、上述の如き空気調和機6の暖房運転時に、室内(店内)空気の負荷が一層小さくなり、暖房能力が過大となると、室外機コントローラ26は室内温度の情報に基づいて圧縮機13Bの運転周波数を低下させ、暖房能力を低下させていく。一方、このような制御を行い、且つ、上述のように凝縮器38にて過剰な熱量が放出されたとしても、冷却装置8の冷却貯蔵設備用冷媒回路9のカスケード熱交換器21における放熱が殆ど必要とされない状況となると、図2の回路のままでは空気調和機6の暖房能力が過剰となる。
係る場合には、冷凍機コントローラ32は図2から図3の状態に各四方弁39、41を切り換える。即ち、この場合冷凍機コントローラ32は四方弁39の前記一方の入口を一方の出口に、他方の入口を他方の出口に連通させるように切り換える。また、四方弁41の前記一方の入口を一方の出口に、他方の入口を他方の出口に連通させるように切り換える。
これにより、圧縮機37から吐出された高温高圧の冷媒は、図1の場合と同様に凝縮器38を通過して放熱してからカスケード熱交換器21に流れるようになるので、空調用冷媒回路7の冷媒がカスケード熱交換器21にて過剰に加熱される不都合を回避することができるようになる。
尚、実施例ではコンビニエンスストアにおいて室内の空調と冷却貯蔵設備の冷却を行う冷凍システムにて本発明を説明したが、それに限らず、冷却貯蔵設備の冷却のみを行うものでも本発明は有効である。更に、実施例では圧縮機の容量制御をインバータによる運転周波数の制御によって実現したが、それに限らず、種々の容量制御を適用可能である。また、実施例では膨張弁を電動膨張弁としたが、それに限らず、コントローラにより弁開度を調整可能なものであれば、ガス圧や水圧などを用いたものでもよい。
尚、実施例ではコンビニエンスストアにおいて室内の空調と冷却貯蔵設備の冷却を行う冷凍システムにて本発明を説明したが、それに限らず、冷却貯蔵設備の冷却のみを行うものでも本発明は有効である。更に、実施例では圧縮機37の容量制御を主にインバータによる運転周波数の制御によって実現したが、それに限らず、種々の容量制御を適用可能である。例えば、定格運転式の圧縮機を複数台並列接続し、運転のON/OFFにより容量制御(台数制御)してもかまわない。この場合、きめ細かな容量制御はできないものの、システムを安価に構成することができる。
本発明を適用した実施例の冷凍システムの冷媒回路を含むシステム構成を説明する図である(空気調和機の冷房運転時)。 本発明を適用した実施例の冷凍システムの空気調和機の暖房運転を説明する図である。 本発明を適用した実施例の冷凍システムの空気調和機の暖房運転時の冷却装置のカスケード熱交換器における放熱を殆ど必要としない場合の運転を説明する図である。
符号の説明
1 冷凍システム
3 冷蔵ケース
4 冷凍ケース
6 空気調和機
7 空調用冷媒回路
8 冷却装置
9 冷却貯蔵設備用冷媒回路
13A、13B、37、54 圧縮機
14 四方弁
16 熱源側熱交換器
21 カスケード熱交換器
28 利用側熱交換器
32 冷凍機コントローラ
38 凝縮器
39、41 四方弁(流路制御手段)
43 冷蔵用蒸発器
44、51 膨張弁
49 冷凍用蒸発器
50 冷蔵ケースコントローラ

Claims (5)

  1. 並列接続された複数の圧縮機と、凝縮器と、弁開度を調整可能な膨張弁と、蒸発器とを備えて冷媒回路が構成された冷凍システムにおいて、
    前記圧縮機と膨張弁を制御する制御装置を備え、
    該制御装置は、前記蒸発器における冷媒の過熱度が一定となるよう前記膨張弁の弁開度を調整すると共に、前記冷媒回路の低圧側圧力に基づき、所定の設定値にて前記圧縮機の容量を低下させ、且つ、前記膨張弁の弁開度に基づき、前記設定値を上昇方向に変更することを特徴とする冷凍システム。
  2. 前記制御装置は、前記膨張弁の弁開度が全開に近くなるように前記設定値を上昇させることを特徴とする請求項1の冷凍システム。
  3. 前記蒸発器及びそれに対応する前記膨張弁が複数存在する場合に、前記制御装置は、最も弁開度が大きい前記膨張弁を選択して当該弁開度に基づき前記設定値を変更すると共に、特定の膨張弁の選択が他の膨張弁が選択される頻度の2倍以上の頻度など顕著となった場合、当該膨張弁及び/又はそれに対応する蒸発器に関する弁開度または圧力の記録をメモリに残すことを特徴とする請求項1又は請求項2の冷凍システム。
  4. 前記複数の圧縮機のうち少なくとも1台が容量可変式の圧縮機であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの冷凍システム。
  5. 前記蒸発器を冷蔵及び/又は冷凍用蒸発器として使用し、更に、圧縮機と、空調用として使用される利用側熱交換器と、膨張弁と、室外熱交換器とで空調用冷媒回路を構成すると共に、この空調用冷媒回路と前記冷媒回路とをカスケード接続して、この冷媒回路の排熱を前記空調用冷媒回路で利用可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の冷凍システム。
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