JP2008286445A - 設定値管理方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度設定値などの温熱環境の設定値を基準設定値へリセットする場合のさらなる省エネルギーを実現する。
【解決手段】指定時刻になると、現在の制御モードが冷房モードであるのか、暖房モードであるのかを判断する。例えば、冷房モードと判断した場合、現在の温度設定値tspと基準設定値TCRとを比較し、tsp<TCRであれば温度設定値tspを基準設定値TCRに変更し(リセット許可)、tsp≧TCRであれば、温度設定値tspは現状のままとする(リセット禁止)。これにより、省エネルギー方向にあると判断された場合にのみ、基準設定値への変更が行われ、エネルギー消費が増加する方向への温度設定値の変更がなくなる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、指定時刻などに、被空調空間に対して定められている温度設定値などの温熱環境の設定値を予め定められている基準設定値にリセットする設定値管理方法および装置に関するものである。
従来より、オフィスビル等の空調制御システムにおいては、例えば各フロア内の空調ゾーン(被空調空間)に対して定められる設定温度を、その空調ゾーンに設けられた温度設定器を用いて、居住者の好みに合わせて変えることができるようになっている。設定温度には、冷房時と暖房時とで、それぞれ上限値と下限値とが定められる。居住者は、この上下限値の範囲内で、自由に温度設定値を変更することができる。
図7(a)にオフィスビルにおける前日の温度設定状況の一例を示す。この例において、空調ゾーンZ1,Z2,Z3,Z4では、温度設定値tspがそれぞれ22℃,23℃,23℃,22℃とされている。なお、この場合、冷房時の設定温度の上限値(TCH)は26℃、下限値(TCL)は22℃、暖房時の設定温度の上限値(THH)は22℃、下限値(THL)は18℃として定められているものとする。
この種の空調制御システムでは、設定値を管理する手法として、例えば指定時刻に、空調ゾーンに対して定められている現在の温度設定値を予め定められている基準設定値にリセットするということが行われる。例えば、図7(a)において、冷房モードにおける基準設定値(TCR)を24℃、暖房モードにおける基準設定値(THR)を20℃とした場合、翌日の指定時刻に、冷房モードでの空調制御が開始されるものとすれば、図7(b)に示されるように、空調ゾーンZ1,Z2,Z3,Z4に対する温度設定値tspは全て基準設定値TCR(24℃)に変更される。
これにより、翌日の指定時刻には、空調ゾーンZ1,Z2,Z3,Z4における温度設定値tspが前日の温度設定値tspよりも高めに設定され、省エネルギーが図られるものとなる。なお、この例では、翌日の指定時刻に現在の温度設定値を基準設定値にリセットするものとしたが、ホテルなどでは、チェックアウト時に、客室内の温度設定値を基準設定値にリセットするというようなことも行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−121849号公報
しかしながら、上述した従来の設定値の管理方法では、省エネルギーを目的としているにも拘わらず、省エネルギーに反する方向、すなわちエネルギー消費が増加する方向に、温度設定値がリセットされてしまうことがある。この問題は、冷房と暖房とが混在する中間期に頻繁に起こる。
図8(a)にオフィスビルにおける中間期の前日の温度設定状況の一例を示す。この例において、空調ゾーンZ1,Z2,Z3では前日の冷房時の温度設定により温度設定値tspが22℃,26℃,23℃とされ、空調ゾーンZ4では前日の暖房時の温度設定により温度設定値tspが18℃とされている。
ここで、翌日の指定時刻に、冷房モードでの空調制御が開始されるものとすれば、図8(b)に示されるように、空調ゾーンZ1,Z2,Z3,Z4に対する温度設定値tspは全て基準設定値TCR(24℃)に変更される。この場合、空調ゾーンZ2では、前日の温度設定値tspよりも低めに温度設定値tspが設定されることから、エネルギー消費が増加する。
冷暖房が混在する中間期では、空調ゾーンZ2での温度設定のように、基準設定値TCR(24℃)よりも温度設定値tspが高めに設定されるというようなことが頻繁に起こる。また、これとは逆に、基準設定値THR(20℃)よりも温度設定値tspが低めに設定されるということも頻繁に起こる。この場合、翌日の指定時刻に、暖房モードでの空調制御が開始されるものとすれば、前日の温度設定値tspよりも高めに温度設定値tspが設定されることから、エネルギー消費が増加する。
なお、冷房時の設定温度の上限値TCHを基準設定値TCRとして定めたり、暖房時の設定温度の下限値THLを基準設定値THRとして定めたりすることが考えられるが、このようにするとあまりにも省エネルギーの方向へ温度設定値tspが変更されてしまうものとなり、翌日の指定時刻に多くの居住者が不満足状態に陥り、クレームが多発する虞れがある。このため、冷房時の設定温度の上限値TCHと下限値TCLとの間に基準設定値TCRを、暖房時の設定温度の上限値THHと下限値THLとの間に基準設定値THRを定めている。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、温度設定値などの温熱環境の設定値を基準設定値にリセットする場合のさらなる省エネルギーを実現することができる設定値管理方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、被空調空間に対して定められている温熱環境の設定値を予め定められている基準設定値にリセットする設定値管理方法(設定値管理装置)において、基準設定値へのリセットが指示された場合、その時の温熱環境の設定値の基準設定値への変更が省エネルギー方向にあるか否かを判断し、省エネルギー方向にあると判断した場合にはその時の温熱環境の設定値の基準設定値への変更を許可し、省エネルギー方向にないと判断した場合にはその時の温熱環境の設定値の基準設定値への変更を禁止するようにしたものである。
この発明によれば、基準設定値へのリセットが指示されると、その時の温熱環境の設定値の基準設定値への変更が省エネルギー方向にあるか否かが判断される。例えば、温熱環境の設定値を温度設定値とすると、その時の温度設定値の基準設定値への変更が省エネルギー方向にあるか否かが判断される。ここで、省エネルギー方向にあると判断されれば、その時の温度設定値の基準設定値への変更が許可され、省エネルギー方向にないと判断されれば、その時の温度設定値の基準設定値への変更が禁止される。これにより、省エネルギー方向にあると判断された場合にのみ、温度設定値の基準設定値への変更が行われるものとなり、エネルギー消費が増加する方向への温度設定値の変更がなくなる。
本発明では、温熱環境の設定値の基準設定値への変更が省エネルギー方向にあるか否かの判断を行うが、この判断は例えば次のような方法で行う。基準設定値へのリセットが指示された場合、被空調空間に対する現在の空調制御の制御モードを判断し、その制御モードに応じて定められている基準値を基準設定値としてその時の温熱環境の設定値と比較し、この比較結果に応じてその時の温熱環境の設定値の基準設定値への変更が省エネルギー方向にあるか否かを判断する。
例えば、現在の空調制御の制御モードを冷房モードと判断した場合、冷房モードに応じて定められている基準設定値TCRをその時の温度設定値tspと比較し、その時の温度設定値tspが基準設定値TCRよりも低ければ省エネルギー方向にあると判断し、その時の温度設定値tspが基準設定値TCRよりも高ければ省エネルギー方向にないと判断する。現在の空調制御の制御モードを暖房モードと判断した場合、暖房モードに応じて定められている基準設定値THRをその時の温度設定値tspと比較し、その時の温度設定値tspが基準設定値THRよりも高ければ省エネルギー方向にあると判断し、その時の温度設定値tspが基準設定値THRよりも低ければ省エネルギー方向にないと判断する。
この場合、現在の空調制御の制御モードを判断する必要があるが、この制御モードを判断する手法としては種々の方法が考えられる。例えば、空調機の冷暖信号をみたり、大元の冷凍機やボイラの運転状態をみたりして、冷房モードにあるのか、暖房モードにあるのかを判断する。また、制御対象温度と設定温度から判断したり、現在または前日などの制御弁開度から判断したり、季節(日付)で判断したり、外気温度で判断したりすることも考えられる。
本発明によれば、基準設定値へのリセットが指示された場合、その時の温熱環境の設定値の基準設定値への変更が省エネルギー方向にあるか否かを判断し、省エネルギー方向にあると判断した場合にはその時の温熱環境の設定値の基準設定値への変更を許可し、省エネルギー方向にないと判断した場合にはその時の温熱環境の設定値の基準設定値への変更を禁止するようにしたので、省エネルギー方向にあると判断された場合にのみ、温熱環境の設定値の基準設定値への変更が行われるものとなり、エネルギー消費が増加する方向への温熱環境の設定値の変更がなくなって、さらなる省エネルギーが実現される。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係る設定値管理方法の実施に用いる空調制御システムの一例を示すシステム構成図である。
同図において、1(1−1〜1−4)は温度設定器、2(2−1〜2−4)は温度検出器であり、温度設定器1−1および温度検出器2−1は空調ゾーンZ1に、温度設定器1−2および温度検出器2−2は空調ゾーンZ2に、温度設定器1−3および温度検出器2−3は空調ゾーンZ3に、温度設定器1−4および温度検出器2−4は空調ゾーンZ4に設けられている。
また、空調ゾーンZ1に対してはVAVユニット(可変風量調節ユニット)3−1が設けられ、空調ゾーンZ2に対してはVAVユニット3−2が設けられ、空調ゾーンZ3に対してはVAVユニット3−3が設けられ、空調ゾーンZ4に対してはVAVユニット3−4が設けられている。
この空調制御システムにおいて、温度設定器1(1−1〜1−4)、温度検出器2(2−1〜2−4)、VAVユニット3(3−1〜3−4)は空調制御装置5に接続されている。
空調制御装置5は、温度設定器1(1−1〜1−4)からの温度設定値tsp(tsp1〜tsp4)および温度検出器2(2−1〜2−4)からの室内温度の計測値tpv(tpv1〜tpv4)を入力とし、空調ゾーンZ(Z1〜Z4)における室内温度tpv(tpv1〜tpv4)を温度設定値tsp(tsp1〜tsp4)に合致させるように、空調機6からのVAVユニット3(3−1〜3−4)への給気の温度や給気量、VAVユニット3(3−1〜3−4)におけるダンパ開度などを制御する。
図2に空調制御装置5のハードウェア構成の概略を示す。同図において、5−1はCPU、5−2はRAM、5−3はROM、5−4はハードディスクなどの記憶装置、5−5,5−6はインターフェイスである。CPU5−1は、RAM5−2にアクセスしながら、ROM5−3や記憶装置5−4に格納されたプログラムに従って動作する。記憶装置5−4には、本実施の形態特有のプログラムとして、設定値管理プログラムが格納されている。この設定値管理プログラムは、例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録された状態で提供され、この記録媒体から読み出されて記憶装置5−4にインストールされている。
以下、図4に示すフローチャートを参照して、設定値管理プログラムに従ってCPU5−1が実行する処理動作について説明する。なお、この実施の形態においても、従来例と同様、冷房時の設定温度の上限値TCHは26℃、下限値TCLは22℃、暖房時の設定温度の上限値THHは22℃、下限値THLは18℃、冷房モードにおける基準設定値TCRは24℃、暖房モードにおける基準設定値THRは20℃として定められているものとする(図3参照)。
CPU5−1は、指定時刻になると(ステップ101のYES)、基準設定値へのリセットが指示されたと判断し、空調ゾーンZ(Z1〜Z4)に対する現在の空調制御の制御モードが冷房モードであるのか、暖房モードであるのかを判断する(ステップ102)。この例では、空調機6への冷暖信号から、冷房モード/暖房モードを判断する。
〔冷房モードの場合〕
CPU5−1は、ステップ102において、現在の空調制御の制御モードを冷房モードと判断すると、空調ゾーンZ毎にその時の温度設定値tspと基準設定値TCRとを比較する(ステップ103)。
ここで、tsp<TCRであれば(ステップ103のNO)、その空調ゾーンZにおける温度設定値tspを基準設定値TCRに変更する(ステップ104)。tsp≧TCRであれば(ステップ103のYES)、その空調ゾーンZにおける温度設定値tspは変更せずに、現在のままとする(ステップ105)。
すなわち、tsp<TCRの空調ゾーンZについては、省エネルギー方向への変更であると判断し、温度設定値tspの基準設定値TCRへの変更を許可(リセット許可)し、tsp≧TCRの空調ゾーンZについては、省エネルギー方向への変更ではないと判断し、温度設定値tspの基準設定値TCRへの変更を禁止(リセット禁止)する。
このようにして、CPU5−1は、空調ゾーンZ毎に、その時の温度設定値tspの基準設定値TCRへの変更の許可/禁止を定め、許可した空調ゾーンZについてのみ温度設定値tspの基準設定値TCRへの変更を行った後、空調制御を開始する(ステップ109)。
〔暖房モードの場合〕
CPU5−1は、ステップ102において、現在の空調制御の制御モードを暖房モードと判断すると、空調ゾーンZ毎にその時の温度設定値tspと基準設定値THRとを比較する(ステップ106)。
ここで、tsp>THRであれば(ステップ106のNO)、その空調ゾーンZにおける温度設定値tspを基準設定値THRに変更する(ステップ107)。tsp≦THRであれば(ステップ106のYES)、その空調ゾーンZにおける温度設定値tspは変更せずに、現在のままとする(ステップ108)。
すなわち、tsp>THRの空調ゾーンZについては、省エネルギー方向への変更であると判断し、温度設定値tspの基準設定値THRへの変更を許可(リセット許可)し、tsp≦THRの空調ゾーンZについては、省エネルギー方向への変更ではないと判断し、温度設定値tspの基準設定値THRへの変更を禁止(リセット禁止)する。
このようにして、CPU5−1は、空調ゾーンZ毎に、その時の温度設定値tspの基準設定値THRへの変更の許可/禁止を定め、許可した空調ゾーンZについてのみ温度設定値tspの基準設定値THRへの変更を行った後、空調制御を開始する(ステップ109)。
図5(a)にオフィスビルにおける中間期の前日の温度設定状況の一例を示す。この例において、空調ゾーンZ1,Z2,Z3では前日の冷房時の温度設定により温度設定値tspが22℃,26℃,23℃とされ、空調ゾーンZ4では前日の暖房時の温度設定により温度設定値tspが18℃とされている。
この場合、翌日の指定時刻に(ステップ101のYES)、現在の空調制御の制御モードが冷房モードと判断されると(ステップ102の「冷房」)、空調ゾーンZ1,Z2,Z3,Z4のぞれそれについて、その時の温度設定値tspと基準設定値TCRとが比較される(ステップ103)。
この例では、基準設定値TCRが24℃とされており、空調ゾーンZ1,Z3,Z4についてはtsp<TCRの条件が成立するので(ステップ103のNO)、温度設定値tspの基準設定値TCRへの変更が許可される(ステップ104)。これに対して、空調ゾーンZ2についてはtsp≧TCRの条件が成立するので(ステップ103のYES)、温度設定値tspの基準設定値TCRへの変更が禁止される(ステップ105)。これにより、図5(b)に示すように、 空調ゾーンZ2では温度設定値tspが26℃のままの状態となり、エネルギー消費が増加する方向への温度設定値の変更がなくなる。
図6(a)にオフィスビルにおける中間期の前日の温度設定状況の別の例を示す。この例において、空調ゾーンZ1,Z2,Z3では前日の暖房時の温度設定により温度設定値tspが21℃,18℃,22℃とされ、空調ゾーンZ4では前日の冷房時の温度設定により温度設定値tspが24℃とされている。
この場合、翌日の指定時刻に(ステップ101のYES)、現在の空調制御の制御モードが暖房モードと判断されると(ステップ102の「暖房」)、空調ゾーンZ1,Z2,Z3,Z4のぞれそれについて、その時の温度設定値tspと基準設定値THRとが比較される(ステップ106)。
この例では、基準設定値THRが20℃とされており、空調ゾーンZ1,Z3,Z4についてはtsp>THRの条件が成立するので(ステップ106のNO)、温度設定値tspの基準設定値THRへの変更が許可される(ステップ107)。これに対して、空調ゾーンZ2についてはtsp≦THRの条件が成立するので(ステップ106のYES)、温度設定値tspの基準設定値THRへの変更が禁止される(ステップ108)。これにより、図6(b)に示すように、 空調ゾーンZ2では温度設定値tspが18℃のままの状態となり、エネルギー消費が増加する方向への温度設定値の変更がなくなる。
なお、上述した実施の形態では、ステップ102において、空調機6への冷暖信号から現在の空調制御の制御モードを判断するようにしたが、例えば大元の冷凍機やボイラの運転状態から、冷水生成の時は冷房モード、温水生成の時は暖房モードというように判断するようにしてもよい。また、制御対象温度と設定温度から判断するようにしたり、現在または前日などの制御弁開度から判断したり、季節(日付)で判断したり、外気温度で判断したりするようにしてもよい。例えば、4月〜9月は冷房モード、10月〜3月は暖房モードなどと判断する。また、外気温度が20℃以上ならば冷房モード、20℃以下ならば暖房モードと判断する。また、これらの組合せにより、冷房モード/暖房モードを判断するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、冷房時の設定温度の上限値TCHと下限値TCLとの間の中間値を基準設定値TCRとし、暖房時の設定温度の上限値THHと下限値THLとの間の中間値を基準設定値THRとしたが、必ずしも設定温度の上下限の中間値を基準設定値としなくてもよい。例えば、基準設定値TCRを25℃として定めたり、基準設定値THRを19℃として定めたりするようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、指定時刻に基準設定値へのリセットを行うようにしたが、任意のタイミングで基準設定値へのリセットを行うようにしてもよい。例えば、ホテルなどにおいて、チェックアウト時に、客室内の温度設定値を基準設定値にリセットするような場合にも、本発明は適用することが可能である。
また、上述した実施の形態では、温熱環境の設定値として温度設定値を基準設定値にリセットする場合を例にとって説明したが、空気温度、平均輻射温度、気温、温度、着衣量 、代謝量の組合せに対する快適度を示すPMV(Predicted Mean Vote )を基準設定値にリセットするような場合にも本発明は適用することが可能である。
本発明に係る設定値管理方法の実施に用いる空調制御システムの一例を示すシステム構成図である。 この空調制御システムにおける空調制御装置のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。 冷房時の設定温度の上下限値および暖房時の設定温度の上下限値と冷房モードおよび暖房モードにおける基準設定値との関係を示す図である。 空調制御装置のCPUが実行する設定値管理プログラムに従う処理動作を説明するためのフローチャートである。 オフィスビルにおける前日の温度設定状況の一例および翌日の指定時刻の基準設定値へのリセット状況を示す図である。 オフィスビルにおける前日の温度設定状況の別の例および翌日の指定時刻の基準設定値へのリセット状況を示す図である。 オフィスビルにおける従来の前日の温度設定状況の一例および翌日の指定時刻の基準設定値へのリセット状況を示す図である。 オフィスビルにおける従来の前日の温度設定状況の別の例および翌日の指定時刻の基準設定値へのリセット状況を示す図である。
符号の説明
Z(Z1〜Z4)…空調ゾーン、1(1−1〜1−4)…温度設定器、2(2−1〜2−4)…温度検出器、3(3−1〜3−4)…VAVユニット、5…空調制御装置、5−1…CPU、5−2…RAM、5−3…ROM、5−4…記憶装置、5−5,5−6…インタフェース、6…空調機。

Claims (4)

  1. 被空調空間に対して定められている温熱環境の設定値を予め定められている基準設定値にリセットする設定値管理方法において、
    前記基準設定値へのリセットが指示された場合、その時の温熱環境の設定値の前記基準設定値への変更が省エネルギー方向にあるか否かを判断する第1ステップと、
    前記第1ステップによって省エネルギー方向にあると判断された場合、その時の温熱環境の設定値の前記基準設定値への変更を許可する第2ステップと、
    前記第1ステップによって省エネルギー方向にないと判断された場合、その時の温熱環境の設定値の前記基準設定値への変更を禁止する第3ステップと
    を備えることを特徴とする設定値管理方法。
  2. 請求項1に記載された設定値管理方法において、
    前記第1ステップは、
    前記基準設定値へのリセットが指示された場合、前記被空調空間に対する現在の空調制御の制御モードを判断し、その制御モードに応じて定められている基準値を前記基準設定値としてその時の温熱環境の設定値と比較し、この比較結果に応じてその時の温熱環境の設定値の前記基準設定値への変更が省エネルギー方向にあるか否かを判断する
    ことを特徴とする設定値管理方法。
  3. 被空調空間に対して定められている温熱環境の設定値を予め定められている基準設定値にリセットする設定値管理装置において、
    前記基準設定値へのリセットが指示された場合、その時の温熱環境の設定値の前記基準設定値への変更が省エネルギー方向にあるか否かを判断する省エネ判断手段と、
    前記省エネ判断手段によって省エネルギー方向にあると判断された場合、その時の温熱環境の設定値の前記基準設定値への変更を許可する変更許可手段と、
    前記省エネ判断手によって省エネルギー方向にないと判断された場合、その時の温熱環境の設定値の前記基準設定値への変更を禁止する変更禁止手段と
    を備えることを特徴とする設定値管理装置。
  4. 請求項3に記載された設定値管理装置において、
    前記省エネ判断手段は、
    前記基準設定値へのリセットが指示された場合、前記被空調空間に対する現在の空調制御の制御モードを判断し、その制御モードに応じて定められている基準値を前記基準設定値としてその時の温熱環境の設定値と比較し、この比較結果に応じてその時の温熱環境の設定値の前記基準設定値への変更が省エネルギー方向にあるか否かを判断する
    ことを特徴とする設定値管理装置。
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