JP2795175B2 - 換気システム - Google Patents

換気システム

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JP2795175B2
JP2795175B2 JP6130397A JP13039794A JP2795175B2 JP 2795175 B2 JP2795175 B2 JP 2795175B2 JP 6130397 A JP6130397 A JP 6130397A JP 13039794 A JP13039794 A JP 13039794A JP 2795175 B2 JP2795175 B2 JP 2795175B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一台の換気装置を中核と
して構成される換気システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】換気システムは従来から、一台の換気装
置に分岐ダクトにより複数の端末ユニットを接続して構
成するか、ダクトを接続せずに換気装置を単独で運転さ
せる構成を採ることが多い。前者は例えば特開平3ー1
10341号公報に示されているように、各端末ユニッ
トのおのおのが必要とする風量を換気装置で演算し、換
気装置自体が自己の送風量を決定し、分岐ダクトへの送
風を行なっている。後者は単独の換気装置に対して、複
数のリモコンにより複数箇所から換気装置を操作できる
ように構成することが多い。換気システムの中核となる
換気装置は、組込まれるシステムにより送風方式が変る
ため、組込まれるシステムに応じて能力切り換え用のス
イッチを使ってシステム毎に異る機能をするように切り
換え設定が行なわれる。
【0003】また、分岐ダクトにより複数の端末ユニッ
トから複数箇所の換気を行なう換気システムでは、分岐
ダクトの各端末部に開閉するダンパを備えたものも、備
えないものもある。こうしたダンパを備えているシステ
ムでは、ダンパの閉止により当該端末ユニットへの送風
を遮断できるため、要求のある端末ユニットの合計風量
で換気装置を運転させればよいが、ダンパを備えていな
い場合には一箇所の端末ユニットからでも要求する風量
があれば、全ての端末ユニットの要求風量の合計で換気
装置を動作させなければ当該端末ユニットが必要とする
風量を確保できない。従って、この場合も組込むシステ
ムにより換気装置の機能を変更する必要がある。
【0004】実際の換気システムの施工において、上述
のようにシステム構成の違いに応じて換気装置の機能の
切り換え設定や機能の変更をしたりすることは、結構面
倒で煩わしいことであり、設定ミスや変更忘れなどの工
事ミスも招き易い。従って、設定や機能の変更を必要と
しない機種の換気装置によりシステム構成することも多
く行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解消するためになされたもので、その課題と
するところはシステム構成が違っても換気装置の機能切
り換えなどを必要とせず、工事ミスの発生を防ぐことが
できる換気システムを得ることであり、分岐ダクトにダ
ンパが有ってもなくても、簡単に対応できる換気システ
ムを得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、複数ユニットからの絶対風量での
送風量の要求に対し、それらの各要求の送風量を加算し
て送風する加算送風モードと、絶対風量又は相対風量で
の送風量の複数の要求に対して、後からの要求を優先さ
せて送風する後優先送風モードとを換気装置に具備さ
せ、絶対風量での送風量の要求を換気装置に送信するユ
ニットには、送風開始時に加算送風モードであることを
識別できるようにする識別信号を換気装置に送信させ、
絶対風量又は相対風量での送風量の要求を換気装置に送
信するユニットには、後優先送風モードであることを識
別できるようにする識別信号を換気装置に送信させ、換
気装置にはこれらの識別信号により加算送風モードか後
優先送風モードかを決定し、それに応じた送風量を決定
する風量決定手段を備える手段を採用する。
【0007】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、複数ユニットからの絶対風量での送風量の要求に対
し、それらの各要求の送風量を加算して送風する加算送
風モードと、絶対風量又は相対風量での送風量の複数の
要求に対して、後からの要求を優先させて送風する後優
先送風モードとを換気装置に具備させ、絶対風量での送
風量の要求を換気装置に送信するユニットには、送風開
始時に加算送風モードであることを識別できるようにす
る識別信号を換気装置に送信させ、絶対風量又は相対風
量での送風量の要求を換気装置に送信するユニットに
は、後優先送風モードであることを識別できるようにす
る識別信号を換気装置に送信させ、換気装置にはこれら
の識別信号により加算送風モードか後優先送風モードか
を決定し、それに応じた送風量を決定する風量決定手段
と、上記加算送風モードか後優先送風モードかのいずれ
かにより運転している換気装置に対して、当該モードと
は異る識別信号が送信されてきた時には、後から送信さ
れてきた識別信号に基づくモードに変更する手段とを備
える手段を採用する。
【0008】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、換気装置に分岐ダクトを介して個々の分岐ダクト端
にユニットを接続し、一箇所から複数箇所の換気を行な
う換気システムであって、分岐ダクト端の各ユニットに
は、換気装置に対して予め決められた必要とする送風量
を絶対風量で要求させ、換気装置には、各ユニットから
の要求風量の総和から要求風量が0のものの送風量を減
算して送風するモードと、全てのユニットからの要求風
量が0にならない限り、各ユニットからの要求風量の総
和で送風するモードのいずれかに切換える切換手段を備
える手段を採用する。
【0009】
【作用】請求項1にかかる前記手段においては、絶対風
量での送風量の要求を換気装置に送信するユニットを接
続したシステム構成では、ユニットから送風開始時に加
算送風モードであることを識別できる識別信号が換気装
置に送信され、これにより換気装置は加算送風モードを
決定し、加算送風モードにより風量を決定し送風するこ
とになる。また、絶対風量又は相対風量での送風量の要
求を換気装置に送信するユニットによるシステム構成で
は、後優先送風モードであることを識別できる識別信号
が換気装置に送信され、これにより換気装置は後優先送
風モードを決定し、後優先送風モードにより風量を決定
し送風することになる。
【0010】請求項2にかかる前記手段においては、絶
対風量での送風量の要求を換気装置に送信するユニット
を接続したシステム構成では、ユニットから送風開始時
に加算送風モードであることを識別できる識別信号が換
気装置に送信され、これにより換気装置は加算送風モー
ドを決定し、加算送風モードにより風量を決定し送風す
ることになる。システム構成が変ったりして、途中で後
優先送風モードの識別信号が換気装置に送信されれば、
加算送風モードから後優先送風モードに切り換わり、さ
らに加算送風モードの識別信号が換気装置に送信されれ
ば、再び加算送風モードに切り換わる。また、絶対風量
又は相対風量での送風量の要求を換気装置に送信するユ
ニットによるシステム構成では、後優先送風モードであ
ることを識別できる識別信号が換気装置に送信され、こ
れにより換気装置は後優先送風モードを決定し、後優先
送風モードにより風量を決定し送風することになる。シ
ステム構成が変ったりして、途中で加算送風モードの識
別信号が換気装置に送信されれば、後優先送風モードか
ら加算送風モードに切り換わり、さらに後優先送風モー
ドの識別信号が換気装置に送信されれば、再び後優先送
風モードに切り換わる。
【0011】請求項3にかかる前記手段においては、ダ
ンパを備えた分岐ダクトにより換気ユニットが接続され
たシステム構成では、各ユニットからの要求風量の総和
から要求風量が0のものの送風量を減算して送風するモ
ードに切換えることができ、ダンパを備えない分岐ダク
トによりユニットが接続されたシステム構成では、全て
の換気ユニットからの要求風量が0にならない限り、各
換気ユニットからの要求風量の総和で送風するモードに
切換えることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 実施例1.図1は実施例としての換気システムの通信系
に関するシステム構成を示し、図2は同じく当該換気シ
ステムの構成に関するシステム構成を示したものであ
る。この換気システムは、一台の換気装置1とこれに分
岐ダクト2により並列に接続された複数のユニットとし
てのこの実施例では4台の空調機3a,3b,3c,3
dとから構成されている。換気装置1は同時給排気式の
全熱交換換気装置で、給気流を加湿する加湿器4が内蔵
されている。空調機3はおのおの設置された当該室内の
空気を循環させながら当該室内を冷房雰囲気又は暖房雰
囲気にするとともに、循環風量の20%程度の送風を分
岐ダクト2を介して換気装置1から送られ、室内へ供給
する。但し、最も基本的には、送風機能の主体となる換
気装置1と各室内へ送風する端末機器としての複数のユ
ニットによるシステム構成でよい。
【0013】換気装置1と4台の空調機3a,3b,3
c,3dとは図1に示すように通信線5で接続され、2
つのリモコン6a,6bにより操作される。リモコン6
a,6bによる操作系統は、2つのグループに分けられ
ている。一方のグループは、図3に示すようにリモコン
6aと空調機3a,3bと換気装置1で構成され、他の
グループは図3に示すようにリモコン6bと空調機3
c,3dと換気装置1で構成されている。即ち、各グル
ープはそのグループに属するリモコン6a,6bによっ
て運転・停止や制御信号が与えられる。換気装置1は二
つのグループに跨っているので、いずれのグループの空
調機3a,3b,3c,3dの動作とも連動して動作す
る。また、換気装置1は上記のリモコン6a,6bとは
別に専用の操作ユニット(複数の専用リモコン7a,7
bの場合や、集中管理方式の操作ユニットの場合もある
が以降は専用リモコン7a,7bについて説明すること
にする)によっても制御できるようになっている。
【0014】各リモコン6a,6bからの換気装置1へ
の動作要求は、図5に示すようにそれぞれ通信線5を介
して一旦そのグループの各空調機3a,3b,3c,3
dに送信される。これを受信した各空調機3a,3b,
3c,3dではそれぞれ予め設定された(通常は当該空
調機の循環風量の20%程度である)要求風量の絶対値
(例えば時間あたり500立方メートルの能力での送風
を要求する)を換気装置1へ通信線5を介して送信す
る。この換気装置1への風量の要求は換気システムの立
ち上げ時に行なわれ、換気装置1においてその要求風量
が保持されている。各空調機3a,3b,3c,3dか
ら換気装置1に送信する風量の要求にかかる信号には、
空調機3a,3b,3c,3dからの要求であることが
換気装置1側で識別できるように識別信号が一緒にされ
て送信される。
【0015】換気装置1の専用リモコン7a,7bは、
図6に示すように単一の換気装置1で換気システムを構
成する場合に多く使われる。即ち、複数の箇所に設置さ
れた専用リモコン7a,7bにより換気装置1の運転停
止や風量の要求を行なうことができるように換気システ
ムが構成される。この専用リモコン7a,7bからの換
気装置1への動作要求及び要求風量(絶対風量でも相対
風量でも構わないが、通常のユーザでは強・中・弱とい
った相対風量のほうが分り易く使い易い)は、それぞれ
図7に示すように通信線5を介して換気装置1に直接送
信される。この換気装置1への風量の要求は随時になさ
れることになる。専用リモコン7a,7bから換気装置
1に送信する風量の要求にかかる信号には、専用リモコ
ン7a,7bからの要求であることが換気装置1側で識
別できるように識別信号が一緒にされて送信される。
【0016】換気装置1には通信線5で空調機3a,3
b,3c,3dと接続される制御装置8が組込まれてい
る。制御装置8は、図8にブロック構成を示すように送
受信装置9を基に、風量決定系統と換気モード決定系統
と加湿器動作決定系統とから構成されている。通信線5
に接続された送受信装置9は、送信されてきた信号を判
別し、風量決定系統や換気モード決定系統又は加湿器動
作決定系統にそれぞれ分配する。風量決定系統は、風量
決定手段10と、ファン駆動手段11を中核として構成
され、ファン駆動手段11は、風量決定手段10により
決定された風量を得るべく換気装置1の給気ファン12
及び排気ファン13を、それぞれ給気風量センサ14と
排気風量センサ15でモニタしながら制御する。風量決
定手段10では空調機3a,3b,3c,3d又は専用
リモコン7a,7bからの運転命令とともにその識別信
号により空調機3a,3b,3c,3dからか専用リモ
コン7a,7bからかを識別する。空調機3a,3b,
3c,3dからの運転命令であれば、各空調機3a,3
b,3c,3dの要求風量を加算して送風量を決定する
加算送風モードを決定し、ファン駆動手段11を介して
加算送風モードにより送風を行なわせる。風量決定手段
10にはその機能を切換える切換スイッチ16が設けら
れていて、風量の加算パターンはこの切換スイッチ16
のオン/オフで異るようになっている。
【0017】即ち、図1,2に示すようなシステム構成
で一方のグループの空調機3a,3bからは運転命令が
あり、他のグループの空調機3c,3dからは停止命令
が送信されている場合で、各空調機3a,3b,3c,
3dの外気取り入れにダンパが接続されている場合は、
切換スイッチ16をオンして空調機3a,3bの要求風
量の和の風量で送風が行なわれる。全部の空調機3a,
3b,3c,3dから運転命令のある場合で、それぞれ
ダンパが接続されていない場合には、切換スイッチ16
がオフにされ全空調機3a,3b,3c,3dの要求風
量の和が実際の風量として送風されることになる(図9
参照)。一方、専用リモコン7a,7bからの運転命令
と識別すれば、後から要求される風量を優先させる後優
先送風モードにより送風が行なわれる。
【0018】また、加算送風モードか後優先送風モード
かのいずれかにより運転している換気装置1に対して、
当該モードとは異る識別信号が送信されてきた時には、
風量決定手段10は後から送信されてきた識別信号に基
づくモードに変更するアルゴリズムを備えている。従っ
て、加算送風モードであっても後から専用リモコン7
a,7bから風量の要求があれば、後優先送風モードに
送風モードが変更され、また後優先送風モードであって
も後から空調機3a,3b,3c,3dから風量の要求
があれば、加算送風モードに送風モードが変更されるこ
とになる。
【0019】換気モード決定系統は、換気モード決定手
段17と換気モード切換手段18を中核として構成さ
れ、換気モード切換手段18は、換気モード決定手段1
7により決定された換気モードを実現すべく換気装置1
のダンパ19を、それぞれ室内温度検知センサ20と室
外温度検知センサ21で室内温度と室外温度とをモニタ
しながら制御する。ダンパ19の開閉動作により全熱交
換器を通して給排気を行なう熱交換換気と、全熱交換器
をバイパス等で迂回させて給排気を行なう普通換気とに
切換わるものである。
【0020】加湿器動作決定系統は、加湿器動作決定手
段22と加湿器駆動手段23を中核として構成され、加
湿器駆動手段23は、加湿器動作決定手段22により決
定された加湿運転を実現すべく加湿器4を、室外温度検
知センサ21で室外温度をモニタしながら制御する。
【0021】上記の構成の換気システムを実際に施工す
る際には、システム構成が複数の空調機3a,3b,3
c,3dを分岐ダクト2により接続するものであって
も、或いは単独で換気装置1を複数の専用リモコン7
a,7bで動作させるものであっても、さらには図7に
示すように複数の空調機3a,3b,3c,3dを分岐
ダクト2により接続し、専用リモコン7a,7bも接続
した複合的なものであっても、換気装置1の機能の切り
換え設定や機能の変更をしたりする必要はない。図7に
示す複合的なシステム構成の換気システムにより機能を
説明すると、まず、図10に示す停止の状態24では換
気装置1はシステム構成を認識していないが、専用リモ
コン7a,7b又は空調機3a,3b,3c,3dから
のどちらかからの運転命令を受信し、それを実行できる
待機状態にある。
【0022】この待機状態において、専用リモコン7
a,7bから運転命令が送信されると、換気装置1は図
10における状態24から状態25に移行し後優先送風
モードで風量を決定する送風を行なう。運転停止信号だ
けで風量の設定がされない状態や風量の設定機能を持た
ない専用リモコン7a,7bの場合には、換気装置1は
自身の持つ最大風量を初期値として持ちその風量で運転
する。専用リモコン7a,7bから停止命令が送信され
ると、図10における状態25から状態24に移行し、
待機状態に戻る。
【0023】また、待機状態においてリモコン6a,6
bからの運転命令が空調機3a,3b,3c,3dを経
て送信されると、換気装置1は図10における状態24
から状態26に移行し加算送風モードで風量を決定する
送風を行なう。この時、一部の空調機3a,3bが停止
要求の信号を送信していれば、切換スイッチ16をオン
し、停止要求のない空調機3c,3dの要求風量の加算
による風量で送風を行なわせる。全部の空調機3a,3
b,3c,3dから運転要求があれば、切換スイッチ1
6をオフし、全部の要求風量の加算による風量で送風を
行なわせる。このように加算送風モードか後優先送風モ
ードかのいずれかにより運転している換気装置1に対し
て、当該モードとは異る識別信号が送信されてきた時に
は、風量決定手段10は後から送信されてきた識別信号
に基づくモードに変更することになる。
【0024】実施例2.図2に示した実施例1にかかる
システム構成の換気システムにおいて、それぞれの空調
機3a,3b,3c,3dへの分岐ダクト2にこれを開
閉するダンパがある構成と無い構成とでは風量の決定方
式を同じにすることはできない。即ち、空調機3a,3
b,3c,3dの一部が停止要求していて、一部が動作
要求をしている場合、ダンパが無いシステム構成では動
作要求のある空調機3a,3bの要求風量を加算した風
量で送風しても、停止している空調機3c,3dの分岐
ダクト2から漏れ出す分の風量が不足することになる。
実施例2はこの問題を解消するものである。換気システ
ム自体の基本構成は実施例1に示したものと同じである
ので、実施例1の図面を援用し、重複する部分について
は説明を省略する。
【0025】この換気システムでは、ダンパがない場合
には切換スイッチ16をオフにしたモードを選択する。
即ち、図10における状態26にある換気装置1は、全
ての空調機3a,3b,3c,3dから運転命令が無く
なると、状態24の待機状態になるが、全ての空調機3
a,3b,3c,3dから運転命令が無くならない限り
状態26を維持し、全ての空調機3a,3b,3c,3
dの要求風量の合計による風量で送風する。ダンパがあ
る場合には切換スイッチ16をオンにしたモードを選択
し、停止要求のない空調機3a,3bの要求風量の加算
による風量での送風が行なわれる。従って、分岐ダクト
2にダンパがあってもなくても同一機種の換気装置1に
より簡単に換気システムが構成できることになる。
【0026】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに請求項1及び請求項2の発明によれば、システム構
成が違っても換気装置の機能切り換え設定操作などを必
要とせず、施工にあたり工事ミスの発生の殆どおきない
換気システムが得られる。
【0027】請求項3の発明によれば分岐ダクトにダン
パがあるシステム構成でもダンパが無いシステム構成で
も、換気装置の機種を変更することなく、切換手段の切
換えだけで簡単に対応できる換気システムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としての換気システムの通
信系に関するシステム構成を示す構成図である。
【図2】この発明の一実施例としての換気システムのシ
ステム構成を示す構成図である。
【図3】図1のシステム構成におけるグループ構成を示
す説明図である。
【図4】この発明の一実施例としての換気システムのシ
ステム構成を示す構成図である。
【図5】図1の換気システムの制御信号の流れを示す説
明図である。
【図6】図4の換気システムの制御信号の流れを示す説
明図である。
【図7】この発明の一実施例としての他の換気システム
のシステム構成を示す構成図である。
【図8】この発明の実施例の換気装置の制御装置におけ
るブロック構成図である。
【図9】この発明の実施例の切換スイッチの機能を示す
説明図である。
【図10】図8における風量決定手段の制御のアルゴリ
ズムを示す説明図である。
【符号の説明】
1 換気装置 2 分岐ダクト 3a 空調機 3b 空調機 3c 空調機 3d 空調機 5 通信線 6a リモコン 6b リモコン 7a 専用リモコン 7b 専用リモコン 8 制御装置 10 風量決定手段 16 切換スイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ユニットからの絶対風量での送風量
    の要求に対し、それらの各要求の送風量を加算して送風
    する加算送風モードと、絶対風量又は相対風量での送風
    量の複数の要求に対して、後からの要求を優先させて送
    風する後優先送風モードとを換気装置に具備させ、絶対
    風量での送風量の要求を上記換気装置に送信するユニッ
    トには、送風開始時に加算送風モードであることを識別
    できるようにする識別信号を換気装置に送信させ、絶対
    風量又は相対風量での送風量の要求を上記換気装置に送
    信するユニットには、後優先送風モードであることを識
    別できるようにする識別信号を換気装置に送信させ、換
    気装置にはこれらの識別信号により加算送風モードか後
    優先送風モードかを決定し、それに応じた送風量を決定
    する風量決定手段を備えた構成の換気システム。
  2. 【請求項2】 複数ユニットからの絶対風量での送風量
    の要求に対し、それらの各要求の送風量を加算して送風
    する加算送風モードと、絶対風量又は相対風量での送風
    量の複数の要求に対して、後からの要求を優先させて送
    風する後優先送風モードとを換気装置に具備させ、絶対
    風量での送風量の要求を上記換気装置に送信するユニッ
    トには、送風開始時に加算送風モードであることを識別
    できるようにする識別信号を換気装置に送信させ、絶対
    風量又は相対風量での送風量の要求を上記換気装置に送
    信するユニットには、後優先送風モードであることを識
    別できるようにする識別信号を換気装置に送信させ、換
    気装置にはこれらの識別信号により加算送風モードか後
    優先送風モードかを決定し、それに応じた送風量を決定
    する風量決定手段と、上記加算送風モードか後優先送風
    モードかのいずれかにより運転している換気装置に対し
    て、当該モードとは異る識別信号が送信されてきた時に
    は、後から送信されてきた識別信号に基づくモードに変
    更する手段とを備えた構成の換気システム。
  3. 【請求項3】 換気装置に分岐ダクトを介して個々の分
    岐ダクト端にユニットを接続し、一箇所から複数箇所の
    換気を行なう換気システムであって、上記分岐ダクト端
    の各ユニットには、上記換気装置に対して予め決められ
    た必要とする送風量を絶対風量で要求させ、上記換気装
    置には、各ユニットからの要求風量の総和から要求風量
    が0のものの送風量を減算して送風するモードと、全て
    の換気ユニットからの要求風量が0にならない限り、各
    換気ユニットからの要求風量の総和で送風するモードと
    のいずれかに切り換える切換手段を備えたことを特徴と
    する換気システム。
JP6130397A 1994-06-13 1994-06-13 換気システム Expired - Lifetime JP2795175B2 (ja)

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