JP3438280B2 - 空調換気装置 - Google Patents

空調換気装置

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JP3438280B2
JP3438280B2 JP32897893A JP32897893A JP3438280B2 JP 3438280 B2 JP3438280 B2 JP 3438280B2 JP 32897893 A JP32897893 A JP 32897893A JP 32897893 A JP32897893 A JP 32897893A JP 3438280 B2 JP3438280 B2 JP 3438280B2
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/0001Control or safety arrangements for ventilation
    • F24F2011/0006Control or safety arrangements for ventilation using low temperature external supply air to assist cooling

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  • Ventilation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は給排気流間で熱交換を
行なわせる熱交換器を備えた空調換気装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】熱交換器を通じて室内の空気の排気と室
外の空気の給気を行なう空調換気装置は、温度等の状態
量の変動を抑えながら換気ができるので広く普及してい
る。この種のものには、特開昭61ー295443号公
報や特開昭62ー026434号公報や特公昭62ー1
4744号公報等に示されているように、熱交換器を経
ずに給排気による通常換気が行なえるようにバイパスを
備えたものもある。図30は、熱交換器を通る熱交換換
気とバイパスによる通常換気とに換気モードを切換える
換気切換駆動部2001を備えた従来の空調換気装置の
回路構成図である。
【0003】図30において、給気流を形成する給気用
送風機2002と排気流を形成する排気用送風機200
3は、いずれも風量を可変できるタップを備え、風量設
定スイッチ2004と運転スイッチ2005とを介して
電源2006に接続されている。また給気用送風機20
02と排気用送風機2003に並列に切換スイッチ20
07によって電源2006の供給を受ける換気切換駆動
部2001が接続されている。
【0004】この空調換気装置では運転スイッチ200
5をONすることにより、風量設定スイッチ2004で
設定された風量で給気用送風機2002と排気用送風機
2003が運転され、内蔵の熱交換器を通じて室外の空
気の取り込み、室内の空気の室外への排気が実施され
る。排気流の持つ熱は熱交換器において給気流に受熱さ
れ、給気流とともに室内へ戻されるので換気による熱損
失は低減し、空調の負荷を軽減することができる。室外
の空気を直接取り込むことによって空調の一翼を担うこ
とができるような時には、切換スイッチ2007をON
して換気切換駆動部2001を動作させる。換気切換駆
動部2001への通電により、図示しないダンパ等が動
作されバイパスが開放されて、室外の空気が熱交換器を
経ず直接室内へ給気されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
調換気装置においては、熱交換換気と通常換気の切換え
が手動又は自動で行なわれるが、換気する室内の空調設
定が一様でないことから、当該室内の空調設定に適合す
る運転モードでの換気運転が実際上では無理であること
が多い。
【0006】即ち、手動による切換えでは使用者が複雑
な切換え条件を判断しなければならず煩わしいうえ、運
転モードの選択の適切さが得難く、空調換気装置が持つ
省エネ換気機能を十分に発揮させることができない。ま
た、室内温度と室外温度の検出に基づき自動的に切換え
るものでも、室内の熱負荷によっては冬期でも冷房を行
なう必要がある場合もあり、また空調にかかる設定温度
も年間を通じて一定でないことが多いため単なる温度条
件だけではやはり、運転モードの切換えの適切さは得難
く、空調換気装置が持つ省エネ換気機能を十分に発揮さ
せることができないことが多い。
【0007】この発明は上記した従来の課題を解決する
ためになされたもので、その第1の目的は空調換気装置
にそれ自体が本来持つ省エネ換気機能を十分に発揮しう
る熱交換換気と通常換気の自動切換え機能を付与するこ
とである。また、第2の目的は空調の負荷を軽減し、よ
り省エネ換気機能を発揮できる自動切換え機能を持つ空
調換気装置を得ることである。さらに、第3の目的は換
気する室内の空調状態に適した省エネ換気を実施できる
空調換気装置を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空調換気装
置は、室外の空気を室内へ給気する給気流を形成する給
気用送風機と、室内の空気を室外へ排気する排気流を形
成する排気用送風機と、上記給気流と排気流との間で熱
交換を行なう熱交換器と、この熱交換器を迂回するバイ
パスとを備え、上記バイパスの開閉を行なう切換手段の
切換えにより熱交換をしない通常換気と熱交換を伴う熱
交換換気とのいずれかの換気モードで換気を行なうこと
ができる換気装置本体に、室内温度と室外温度とをそれ
ぞれ検出する温度検出手段と、換気対象の室内に付設さ
れた空調装置の運転停止状態を検出する運転停止検出手
段と、上記換気対象の室内の空調に関する目標温度を上
記室内温度検出手段により検出した室内温度の変化の傾
きから推論する目標温度推論手段とを有し、該推論した
目標温度と室内温度と室外温度とから上記換気対象の室
内の空調状態を推定し、推定した空調状態に応じて上記
切換手段を制御して熱交換換気又は普通換気に切換える
制御処理手段を設けたものである。
【0009】本発明に係る空調換気装置は、室外の空気
を室内へ給気する給気流を形成する給気用送風機と、室
内の空気を室外へ排気する排気流を形成する排気用送風
機と、上記給気流と排気流との間で熱交換を行なう熱交
換器と、この熱交換器を迂回するバイパスとを備え、上
記バイパスの開閉を行なう切換手段の切換えにより熱交
換をしない通常換気と熱交換を伴う熱交換換気とのいず
れかの換気モードで換気を行なうことができる換気装置
本体に、室内温度と室外温度とをそれぞれ検出する温度
検出手段と、換気対象の室内に付設された空調装置の運
転停止状態を検出する運転停止検出手段と、上記空調装
置の送風温度を検出する送風温度検出手段と、上記換気
対象の室内の空調に関する目標温度を上記温度検出手段
による検出値と上記送風温度検出手段の検出値から推論
する目標温度推論手段との情報から、上記換気対象の室
内の空調状態を推定し、推定した空調状態に応じて上記
切換手段を制御して熱交換換気又は普通換気に切換える
制御処理手段を設けたものである。
【0010】本発明に係る空調換気装置は、室外の空気
を室内へ給気する給気流を形成する給気用送風機と、室
内の空気を室外へ排気する排気流を形成する排気用送風
機と、上記給気流と排気流との間で熱交換を行なう熱交
換器と、この熱交換器を迂回するバイパスとを備え、上
記バイパスの開閉を行なう切換手段の切換えにより熱交
換をしない通常換気と熱交換を伴う熱交換換気とのいず
れかの換気モードで換気を行なうことができる換気装置
本体に、室内温度と室外温度とをそれぞれ検出する温度
検出手段と、換気対象の室内に付設された空調装置の運
転停止状態を検出する運転停止検出手段と、上記空調装
置の送風状態を検出する送風検出手段と、上記換気対象
の室内の空調に関する目標温度を上記送風検出手段が空
調装置の送風停止を検出した時点の室内温度から推論す
る目標温度推論手段とを有し、該推論した目標温度と室
内温度と室外温度とから上記換気対象の室内の空調状態
を推定し、推定した空調状態に応じて上記切換手段を制
御して熱交換換気又は普通換気に切換える制御処理手段
を設けたものである。
【0011】また、給気流を形成する給気用送風機と、
排気流を形成する排気用送風機とが風量可変に構成さ
れ、制御処理手段により通常換気時には換気の風量が増
加されてもよい。
【0012】また、給気流を形成する給気用送風機と、
排気流を形成する排気用送風機とが風量可変に構成さ
れ、制御処理手段には換気対象の室内に設置された空調
装置の運転開始からの時間を管理する手段を設け、熱交
換換気時には上記空調装置の運転開始からの経過時間の
長短により換気の風量が変わるようにしてもよい。
【0013】さらに、制御処理手段に換気対象の室内に
設置された空調装置の運転開始からの時間を管理する手
段を設け、熱交換換気時には上記空調装置の運転開始か
らの経過時間の長短により換気の風量が変わるようにし
てもよい。
【0014】また、前記運転開始からの時間を管理する
手段における経過時間を調整することができる経過時間
調整手段を有していてもよい。
【0015】さらに、室内温度と空調の目標温度とを比
較する手段を設け、この手段により経過時間が自動調整
されてもよい。
【0016】また、給気流を形成する給気用送風機と、
排気流を形成する排気用送風機とが風量可変に構成さ
れ、室内温度と換気対象の空調に関する目標温度ないし
は設定温度と比較する手段を設け、上記室内温度と目標
温度ないしは設定温度との差に基づいて熱交換換気時の
換気の風量を制御してもよい。
【0017】また、室内温度と換気対象の空調に関する
目標温度ないしは設定温度と比較する手段を設け、上記
室内温度と目標温度ないしは設定温度との差に基づいて
熱交換換気時の換気の風量を制御してもよい。基づいて
熱交換換気時の換気の風量を制御してもよい。
【0018】また、換気対象の室内の空調と換気のいず
れを優先させるかを設定する手段を設け、制御処理手段
により設定された優先対象に従って換気の風量が制御さ
れてもよい。
【0019】さらに、換気対象の室内の空調と換気のい
ずれを優先させるかが、室内の空気の汚濁を検出する手
段の出力と基準値との比較により自動的に設定されても
よい。
【0020】また、換気対象の室内に設置された空調装
置と空調に関する運転モード等の運転情報を通信により
受けて制御処理手段に情報提供する通信手段を設けても
よい。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】請求項1に係る制御処理手段においては、空調
装置が運転している時の室内温度の変化の傾きが小さく
なったときの室内温度で換気対象の室内の空調に関する
目標温度を推定でき、室内温度と室外温度とこの目標温
度により換気モードが熱交換換気又は通常換気に切り換
えられることになる。
【0026】請求項2に係る制御処理手段においては、
空調装置の運転開始後において、送風温度と室内温度と
から冷暖房いずれの状態かが推定でき、送風温度と室内
温度との差の充分小さい時点の室内温度により空調の目
標温度が推定でき、この目標温度により換気モードが熱
交換換気又は通常換気に切り換えられることになる。
【0027】請求項3に係る制御処理手段においては、
運転している空調装置の送風が変化する時点を捉え、そ
の時点での室内温度からその時の空調の目標温度が推定
でき、この目標温度により換気モードが換気モードが熱
交換換気又は通常換気に切り換えられることになる。
【0028】
【0029】
【0030】請求項4に係る制御処理手段においては、
通常換気時には換気の風量が増加する。
【0031】請求項5に係る制御処理手段においては、
熱交換換気時に空調装置の運転開始からの経過時間の長
短により換気の風量が変わる。
【0032】請求項6に係る制御処理手段においては、
熱交換換気時に空調装置の運転開始からの経過時間の長
短により換気の風量が変わり、通常換気時には換気の風
量が増加する。
【0033】請求項7に係る制御処理手段においては、
熱交換換気時の風量が時限的に変わる。
【0034】請求項8に係る制御処理手段においては、
熱交換換気時の風量の変わる時間が自動調整される。
【0035】請求項9に係る制御処理手段においては、
室内温度と換気対象の空調に関する目標温度ないしは設
定温度と比較する手段により、室内温度と目標温度ない
しは設定温度との差に基づいて熱交換換気時の換気の風
量を変えることができる。
【0036】請求項10に係る制御処理手段において
は、室内温度と換気対象の空調に関する目標温度ないし
は設定温度と比較する手段により、室内温度と目標温度
ないしは設定温度との差に基づいて熱交換換気時の換気
の風量を変えることができる。
【0037】請求項11に係る制御処理手段において
は、換気対象の室内の空調と換気のいずれを優先させる
かの条件を設定することができ、設定した優先対象に従
って換気の風量が制御される。
【0038】請求項12に係る制御処理手段において
は、換気対象の室内の空調と換気のいずれを優先させる
かの設定が、室内の空気の汚濁の度合いにより自動的に
行われる。
【0039】請求項13に係る制御処理手段において
は、換気対象の室内に設置された空調装置から空調に関
する運転情報を直接的に受けて、換気モードの切換えに
関する情報とすることができる。
【0040】
【実施例】
実施例1.図1と図2はこの発明の一実施例を示す空調
換気装置の基本構成を示した構成図である。この空調換
気装置の換気装置本体1は図1,2に示すように、箱体
内にそれぞれ室内外に通じる二系統の独立した通風路
2,3を備えている。この通風路2,3の一部は箱体内
に組込まれた熱交換器4により空気対空気での熱交換が
可能に構成されている。一方の通風路2には、室外の空
気を室内へ給気する給気流を形成する給気用送風機5が
組込まれ、他方の通風路3には、室内の空気を室外へ排
気する排気流を形成する排気用送風機6が組込まれてい
る。また、熱交換器4を迂回して排気流を通すバイパス
7が設けられ、バイパス7側と熱交換器4側への通風路
3の分岐部には、一方を閉止し他方を開放するようにダ
ンパ駆動装置8により動作される切換ダンパ9が設けら
れている。図1は切換ダンパ9がバイパス7を閉止して
いて、給気流と排気流が熱交換器4を通る熱交換換気の
運転モード時を示し、図2は切換ダンパ9がバイパス7
を開放していて、排気流が熱交換器4を経ずバイパス7
を通る通常換気の運転モード時を示している。
【0041】ダンパ駆動装置8は、図3に示すように制
御処理部10により制御される。制御処理部10は、熱
交換前の給気流の通る通風路2に設けられた室外温度を
検出する室外温度検出部11からの温度情報と、熱交換
前の排気流の通る通風路3に設けられた室内温度を検出
する室内温度検出部12からの温度情報と、換気する室
内に設置されている空調装置13の運転停止状態を検出
する運転停止検出部14の運転停止情報をそれぞれ取り
込み、所定のアルゴリズムに従って当該室内の空調状態
を推定する。
【0042】図5は室内の空調を推定するアルゴリズム
を示す。即ち、運転停止検出部14からの情報を取り込
んだ制御処理部10は、図5のステップ101、ステッ
プ102の判断を行ない空調装置13の運転開始を検出
する。空調装置13の運転開始を検出するとステップ1
03において、その時点での室内温度検出部12と室外
温度検出部11からの温度情報が図4で示す斜線部A内
に有るか無いかを判定する。温度情報が図4の斜線部A
内にあれば、ステップ104において暖房モードの判定
をする。また、斜線部A外であればステップ105にお
いて冷房モードの判定をする。即ち、空調装置13が運
転を開始した時点で、室内温度がある程度低い場合には
暖房モードと判定し、室内温度がある程度高い場合には
冷房モードと判定し、その中間では室内温度が室外温度
よりも低い場合は暖房モードと判定し、室内温度が室外
温度よりも高い場合は冷房モードと判定する。
【0043】制御処理部10は上述のように推定した空
調装置13の運転モードに基づき、図7に示すアルゴリ
ズムにより熱交換換気をするか通常換気をするかを判定
する。即ち、図7において、ステップ201で暖房モー
ドか否かの判定をし、暖房モードであればステップ20
2へ進み、そうでなければステップ203へ進む。ステ
ップ202では室外温度が室内温度より高いかどうかが
判定され、高ければステップ204に進み、低ければス
テップ205に進む。また、ステップ203では室外温
度が室内温度以上かどうかが判定され、以上であればス
テップ205へ進み、低ければステップ204へ進む。
ステップ204では通常換気が選択され、ステップ20
5では熱交換換気が選択され、それぞれの換気モードを
実現すべくダンパ駆動装置8が制御され、切換ダンパ9
の位置が設定される。
【0044】この結果、暖房モードであれば図6の斜線
部Bの温度範囲で通常換気が行なわれ、白地部Cの温度
範囲で熱交換換気が行なわれることになり、冷房モード
であれば反対に斜線部Bの温度範囲で熱交換換気が、白
地部Cの温度範囲で通常換気がそれぞれ行なわれること
になる。つまり、暖房モードであれば、室外温度が室内
温度より高いときは無駄となる熱交換はせずに高い温度
の室外の空気をそのまま取り入れ暖房負荷の軽減を図
り、冷房モードであれば、室外温度が室内温度以下のと
きは無駄となる熱交換はせずに低い温度の室外の空気を
そのまま取り入れ冷房負荷の軽減を図ることになる。従
って、換気対象の室内の空調状態に応じて換気モードが
自動的に切換わり、空調状態に適した換気が実現し、省
エネ効果を発揮することができる。
【0045】実施例2.この実施例は、換気する室内の
空調の目標温度を推論する目標温度推論部を制御処理部
に付加したもので、換気装置本体の構成及び機能並びに
制御処理部にかかる他の構成は上述の実施例1のものと
同じである。従って、実施例1と同一部分には同一の符
号を用いそれらの説明は省略する。
【0046】この実施例2の空調換気装置は、図8に示
すように目標温度推論部15が備えられている。この目
標温度推論部15は図9に示すアルゴリズムに従って換
気する室内の空調に関する目標温度を推論する。即ち、
図9においてステップ301でまず、初期値として目標
温度を例えば25℃に設定する。ステップ302,30
3,304に定期的に室内温度検出部12の温度情報を
読み込み、その変化(前回との差)を求めて、ステップ
305へ進む。ステップ305では前回との差が小さく
なったこと、即ち室内温度変化の傾きが小さくなり室内
温度が安定したことが判定され、室内温度が安定したと
きにはステップ306へ進み、そうでないときにはステ
ップ302へ戻る。ステップ306では、その時の室内
温度を目標温度として設定する。
【0047】制御処理部10は目標温度推論部15で設
定された目標温度と室内温度と室外温度とにより図10
に示すアルゴリズムに従って換気モードを判別する。図
10においてまずステップ401において目標温度と室
内温度とが比較され、室内温度が目標温度以上かどうか
が判定され、以上であればステップ402へ進み、以上
でなければステップ403へ進む。ステップ402で
は、室外温度が室内温度以上かどうかが判定され、以上
であればステップ404へ進み、以上でなければステッ
プ405へ進む。また、ステップ403では室内温度が
室外温度以上かどうかが判定され、以上であればステッ
プ404へ進み、以上でなければステップ405へ進
む。ステップ404では熱交換換気が選択され、ステッ
プ405では通常換気が選択され、それぞれの換気モー
ドを実現すべくダンパ駆動装置8が制御され、切換ダン
パ9の位置が設定される。なお、上述のアルゴリズムは
周期的に繰り返えされる。
【0048】この結果、室外温度が室内温度以下の場合
には熱交換せずに室外の空気をそのまま導入し、空調装
置13の負荷を軽減する。また室内温度が目標温度より
も低い場合には、室外温度が室内温度より高いときに室
外の空気を熱交換せずにそのまま導入する。即ち、図1
1の斜線部Dの温度範囲で通常換気が行なわれ、白地部
Eの温度範囲で熱交換換気が行なわれることになる。従
って、空調装置13による空調に関する目標温度の推定
により、より一層空調状態の実情に適した換気モードの
選択が可能になり、省エネ効果が発揮できることにな
る。
【0049】実施例3.この実施例は、換気する室内の
空調の目標温度を推論する目標温度推論部と空調装置の
送風温度を検出する送風温度検出部とを制御処理部に付
加したもので、換気装置本体の構成及び機能並びに制御
処理部にかかる他の構成は上述の実施例1及び実施例2
のものと同じである。従って、実施例1及び実施例2と
同一部分には同一の符号を用いそれらの説明は省略す
る。
【0050】この実施例3の空調換気装置は、図12に
示すように目標温度推論部15と空調装置13の送風温
度を検出する送風温度検出部16が備えられている。こ
の目標温度推論部15は図13に示すアルゴリズムに従
って換気する室内の空調に関する目標温度を推論する。
即ち、図13においてステップ501で室内温度が送風
温度検出部16による送風温度以上かどうかが判定さ
れ、以上であればステップ502で空調が冷房モードで
あると判定され、そうでなければステップ503で空調
が暖房モードであると判定される。ステップ502では
冷房モードであるため目標温度を例えば27℃に設定
し、ステップ503では暖房モードであるため目標温度
を例えば20℃に設定する。これ以降は図9に示した実
施例2のアルゴリズムと同様のアルゴリズムに従い、ス
テップ504〜ステップ507を経てステップ509で
その時の室内温度を目標温度として設定する。制御処理
部10は目標温度と室内温度と室外温度とにより実施例
2と同様のアルゴリズムに従って換気モードを判別し、
ダンパ駆動装置8を制御する。従って、送風温度が可変
の空調装置13により空調される室内の空調状態の実情
に適した換気モードが自動的に選択されることになり、
省エネ効果が発揮されることになる。
【0051】実施例4.この実施例は、実施例3で示し
た空調装置の送風温度を検出する送風温度検出部16を
空調装置の送風状態を検出する送風検出部に置換したも
ので、それ以外は実施例3及び実施2のものと同じであ
る。従って、実施例3及び実施例2と同一部分には同一
の符号を用いそれらの説明は省略する。
【0052】この実施例4の空調換気装置は、図14に
示すように目標温度推論部15と空調装置13の送風状
態を検出する送風検出部17が備えられている。目標温
度推論部15は図15に示すアルゴリズムに従って換気
する室内の空調に関する目標温度を推論する。即ち、図
15においてステップ601でまず、初期値として目標
温度を例えば25℃に設定し、ステップ602に進む。
ステップ602では空調装置が運転しているか否かが判
定される。運転していればステップ603に進み、運転
していなければステップ602を繰り返す。ステップ6
03では空調装置13の送風が停止したかどうかが送風
検出部17からの情報により判定される。送風が停止し
た場合にはステップ604に進み、ステップ604でそ
の時の室内温度が目標温度として設定され、ステップ6
02に戻る。送風が停止していなければステップ602
に戻る。即ち、この実施例のものでは空調装置13の動
作に合わせて目標温度が逐次更新され、この目標温度に
基づいて実施例2と同様にして換気モードが決定される
ことになる。なお、送風検出部17による送風状態の変
化(空調装置の送風が微小或いは減少すること)のタイ
ミングの判定により目標温度を推論することもできる。
従って、風量可変の空調装置13により空調される室内
の空調状態の実情に適した換気モードが自動的に選択さ
れることになり、省エネ効果が発揮できることになる。
【0053】実施例5.この実施例は、換気する室内に
ある空調装置の操作部からの情報により換気モードを決
定するようにしたもので、換気装置本体の構成及び機能
並びに制御処理部にかかる他の構成は上述の実施例1及
び実施例2のものとほぼ同じである。従って、実施例1
及び実施例2と同一部分には同一の符号を用いそれらの
説明は省略する。
【0054】この実施例5の空調換気装置は、図16に
示すように空調装置13の操作や制御設定を無線で行な
う空調装置13の操作部18の通信を傍受し、その情報
を識別する通信傍受部19を備えている。この通信傍受
部19が取り入れた空調装置13の運転情報は制御処理
部10に入力される。制御処理部10は空調装置13の
運転情報に基づき実施例2により示したアルゴリズムに
従って換気モードを決定する。
【0055】即ち、空調装置13の操作部18からは空
調装置13に対する設定温度や運転・停止、さらには冷
暖房などの運転モードの指令が送信されている。通信傍
受部19は空調装置13の受信部の構成とほぼ同様の構
成を持ち、操作部18の送信を傍受し、予め記憶された
通信手順に従って通信の内容を解読し、空調装置13の
運転情報(設定温度や冷暖房等の運転状態の情報)を制
御処理部10に出力するのである。即ち、この空調換気
装置では、空調装置13の運転モードの確実な掌握によ
り精度の高い空調状態の実情が把握できる。これによ
り、より実情に適した換気モードを自動的に選択するこ
とができるようになり、一層省エネ効果が発揮されるこ
とになる。
【0056】実施例6.この実施例は、制御処理部によ
り切換ダンパの切換えとともに給気用送風機及び排気用
送風機に関する風量制御を行なうようにしたもので、換
気装置本体の構成及び機能は上述の実施例1のものと同
じである。従って、実施例1と同一部分には同一の符号
を用いそれらの説明は省略する。
【0057】この実施例6の空調換気装置は、図17に
示すように制御処理部10にダンパ駆動装置8とともに
給気用送風機5の駆動装置20と排気用送風機6の駆動
装置21とがそれぞれ接続され、制御処理部10の制御
出力により切換ダンパ9の制御と給気用送風機5と排気
用送風機6の風量の制御が行なわれるように構成されて
いる。
【0058】図19は制御処理部10での切換ダンパ9
の制御と風量の制御についてのアルゴリズムを示す。即
ち、ステップ701で室内温度が例えば28℃より高い
かどうかが判定され、高ければステップ702に進み、
低ければステップ703へ進む。ステップ702では室
内温度が室外温度より高いかどうかが判定され、高けれ
ばステップ705へ、低ければステップ707へそれぞ
れ進む。またステップ703では室内温度が例えば22
℃より低いかどうかが判定され、低ければステップ70
4へ、高ければステップ707へそれぞれ進む。ステッ
プ704では室外温度が室内温度より高いかどうかが判
定され、高ければステップ705へ、低ければステップ
707へそれぞれ進む。
【0059】ステップ705では通常換気の換気モード
が設定され、ステップ706へ進みステップ706で風
量を上げる判定がされ、ステップ701へ戻る。また、
ステップ707では熱交換換気の換気モードが設定さ
れ、風量は設定通りのままでステップ701へ戻る。換
気モードの判別は図18に示す斜線部Fの温度領域で通
常換気が行なわれ、白地部Gの温度領域において熱交換
換気が行なわれることになる。即ち、室内温度が例えば
28℃より高く、室外温度よりも高い場合には、室内温
度を下げるように室外空気をそのまま導入する通常換気
が実施され、この時には給気用送風機5と排気用送風機
6の風量が上げられ、速やかな換気が行なわれる。ま
た、室内温度が例えば22℃より低く、室外温度のほう
が高い場合にも、室内温度を上げるように室外空気をそ
のまま導入する通常換気が実施され、この時にも給気用
送風機5と排気用送風機6の風量が上げられ、速やかな
換気が行なわれる。従って、この実施例によれば室外の
空気を利用して空調の負荷を軽減する換気モードの選択
が自動的に行なわれることになり、空調の負荷に対する
応答性も向上し、実情に適した換気運転が自動的に行な
われることになる。
【0060】実施例7.この実施例は、前述の実施例1
〜実施例5により示した空調換気装置に対して、上記実
施例6で示したように給気用送風機5と排気用送風機6
の風量の制御機能を付加したものである。従って、制御
系の構成は実施例1〜5で示したものに、実施例6を合
せたものとなる。この実施例7の制御処理部10での切
換ダンパ9の制御と風量の制御についてのアルゴリズム
は図20に示すとおりである。即ち、図20においてス
テップ801で換気モードの判別アルゴリズムが実施さ
れ、換気モードが決定される。この換気モードの判別ア
ルゴリズムは、実施例1〜実施例5で示した内容のアル
ゴリズムであり、その説明は省略する。換気モードが決
定されるとステップ802でその換気モードが熱交換換
気かどうかが判定され、熱交換換気であればステップ8
01に戻り、そうでなければステップ803に進む。ス
テップ803では風量を上げる決定がされ、ステップ8
01へ戻る。従って、この実施例の空調換気装置は、実
施例1〜実施例5により示した空調換気装置の機能に実
施例6により示した空調換気装置の機能を付加したもの
となり、特に通常換気時には換気の風量が増加し、省エ
ネ効果の向上と空調の立ち上がりを向上させることがで
きるようになる。
【0061】実施例8.この実施例は、図21に示すよ
うに前述の実施例7のものにさらに空調装置13の運転
開始からの時間を管理する運転時間管理部22を付加し
た構成である。この運転時間管理部22は換気する室内
に設置された空調装置13の運転開始からの時間を制御
処理部10に出力し、空調装置13の停止によりその時
間が初期化されるものである。この実施例8の制御処理
部10での切換ダンパ9の制御と風量の制御についての
アルゴリズムは図22に示すとおりである。即ち、図2
2においてステップ901で換気モードの判別アルゴリ
ズムが実施され、換気モードが決定される。この換気モ
ードの判別アルゴリズムは、実施例1〜実施例5で示し
た内容のアルゴリズムであり、その説明は省略する。
【0062】ステップ901で換気モードが決定される
とステップ902においてその換気モードが熱交換換気
かどうかが判定され、熱交換換気であればステップ90
3に進み、そうでなければステップ901に戻る。ステ
ップ903では運転時間管理部22からの運転時間情報
をもとに空調装置13が運転開始から充分な時間(所定
時間)経過したかどうかが判定され、経過していればス
テップ904に進み、経過していなければステップ90
5に進む。ステップ904では給気用送風機5と排気用
送風機6の風量を設定された基準風量にする決定がなさ
れ、ステップ901へ戻る。またステップ905では給
気用送風機5と排気用送風機6の風量を設定された基準
風量より少なくする決定がなされ、ステップ901へ戻
る。
【0063】即ち、この空調換気装置では空調装置13
が充分な時間運転されておらず、室内が安定した空調雰
囲気にまだ達していないと推定されるような場合には、
熱交換換気での換気量を控え目にして換気による空調雰
囲気の乱れを回避することができる。そして、空調装置
13が充分な時間運転されれば、室内が安定した空調雰
囲気に達したものと推定され、熱交換換気での換気は設
定された基準風量で実施されることになり、空調の室外
の空気による負荷が軽減でき、省エネ効果の向上と空調
の立ち上がりを向上させることができるようになる。
【0064】実施例9.この実施例は図21に想像線で
示すように、前述の実施例8のものにさらに換気量を制
御する有効時間を設定する有効時間設定部23を設けた
ものである。この有効時間設定部23により図22にお
けるステップ903での経過時間を自由に変えることが
でき、これにより実施例8のものより、より室内の空調
雰囲気に関し、より実情に合った換気量の制御が可能に
なり、空調雰囲気に対する対応性も高くなる。これ以外
の機能は実施例8のものと同じであり、その説明は省略
する。
【0065】実施例10.この実施例は、前述の実施例
9のものの有効時間設定部23に室内温度と空調の目標
温度を比較して有効時間を自動設定する機能を持たせた
もので、自動設定にかかる構成以外は実施例8及び実施
例9と同じである。従って、実施例8,9と同一部分に
は同一の符号を用いそれらの説明は省略する。
【0066】図23はこの実施例における制御処理部1
0での有効時間の自動設定についてのアルゴリズムを示
す。即ち、図23におけるステップ1001で空調装置
13が運転を開始したかどうかが判定され、開始したら
ステップ1002に進み、開始していなければステップ
1001の判定が繰り返えされる。ステップ1002で
は空調の目標温度が検出され、ステップ1003へ進
む。ステップ1003では空調装置13の運転開始後の
空調の目標温度と室内温度との絶対値差が求められ、そ
の値の大小が判定され、値が大きければステップ100
4へ進み、小さければステップ1005へ進む。ステッ
プ1004では換気にかかる風量を少なくする有効時間
を長時間に設定する決定がなされ、ステップ1005で
は換気にかかる風量を少なくする有効時間を短時間に設
定する決定がなされる。この設定された有効時間に基づ
いて実施例9における図22で示したアルゴリズムが実
施される。即ち、空調装置13の使用環境に応じた換気
量を有効時間を自動的に変えることができ、空調状態に
適合した換気量が得られることになる。これ以外の機能
は実施例9と同じであり、その説明は省略する。
【0067】実施例11.この実施例は、前述の実施例
8と同様に実施例1〜実施例5及び実施例7により示し
た空調換気装置に対して、上記実施例6で示したように
給気用送風機5と排気用送風機6の風量の制御機能を付
加したものである。この実施例11の制御処理部10で
の切換ダンパ9の制御と風量の制御についてのアルゴリ
ズムは図24に示すとおりである。即ち、図24におい
てステップ1101で換気モードの判別アルゴリズムが
実施され、換気モードが決定される。この換気モードの
判別アルゴリズムは、実施例1〜実施例5で示した内容
のアルゴリズムであり、その説明は省略する。
【0068】ステップ1101で換気モードが決定され
るとステップ1102においてその換気モードが熱交換
換気かどうかが判定され、熱交換換気であればステップ
1103に進み、そうでなければステップ1101に戻
る。ステップ1103では空調装置13の運転開始後の
空調の目標温度と室内温度との絶対値差が求められ、そ
の値が例えば5degより大きいかどうかが判定され、
大きければステップ1105に進み、小さければステッ
プ1104に進む。ステップ1104では給気用送風機
5と排気用送風機6の風量を設定された基準風量にする
決定がなされ、ステップ1101へ戻る。またステップ
1105では給気用送風機5と排気用送風機6の風量を
設定された基準風量より少なくする決定がなされ、ステ
ップ1101へ戻る。
【0069】即ち、この空調換気装置では空調装置13
による室内の空調雰囲気が目標に対して隔たりがある場
合には、熱交換換気での換気量を控え目にして換気によ
る空調雰囲気の乱れを回避することができる。そして、
室内の空調雰囲気が目標に対して近接し安定した空調雰
囲気に達した場合には、熱交換換気での換気は設定され
た基準風量で実施されることになる。従って、空調の負
荷変動に応じて換気量を変えることができることにな
り、省エネ効果の向上と空調の立ち上がりが向上するこ
とになる。なお、風量の制御を2値で説明しているが、
目標温度と室内温度との差に応じてステップ1105で
の減少させる風量を可変にすることもできる。
【0070】実施例12.この実施例は、図25に示す
ように前述の実施例8のものに空調と換気のいずれを優
先させるかを決定する優先切換部24を設けた構成であ
る。この優先切換部24は室内における換気を優先する
か空調を優先するかを設定し、制御処理部10に優先情
報として出力する。これ以外の構成は実施例8のものと
同じであり、同一の符号を用いその説明は省略する。
【0071】この実施例12の制御処理部10での切換
ダンパ9の制御と風量の制御についてのアルゴリズムは
図26に示すとおりである。即ち、図26においてステ
ップ1201で換気モードの判別アルゴリズムが実施さ
れ、換気モードが決定される。この換気モードの判別ア
ルゴリズムは、実施例1〜実施例5で示した内容のアル
ゴリズムであり、その説明は省略する。
【0072】ステップ1201で換気モードが決定され
るとステップ1202において優先切換部24の設定が
換気優先かどうかが判定され、換優先であればステッ
プ1204に進み、そうでなければステップ1203に
進む。ステップ1203では換気優先でなく空調優先で
あるので、実施例8から実施例11で示したような熱交
換換気について風量を減少させるアルゴリズムが行われ
る。また、ステップ1204では換気優先であるので風
量を減少させるアルゴリズムは行われない。即ち、この
空調換気装置では空調と換気のどちらを優先しているの
かに応じ、換気優先の換気又は空調優先の換気が可能に
なり、室内の実情に応じた換気運転を実施できるものと
なる。
【0073】実施例13.この実施例は、図27に示す
ように前述の実施例12のものに室内の空気の汚濁状態
を判定する汚濁判定手段25を設けた構成である。この
汚濁判定手段25は、室内の空気の汚濁状態を検出する
検出部26を備え、この検出部26の出力と基準値とを
比較して、汚濁判定を行ない制御処理部10に汚濁情報
として出力する。制御処理部10はこの汚濁情報に基づ
き、換気と空調のいずれを優先させるかを自動的に設定
するものである。これ以外の構成は実施例12のものと
同じであり、同一の符号を用いその説明は省略する。
【0074】この実施例13の制御処理部10での優先
設定についてのアルゴリズムは図28に示すとおりであ
る。即ち、図28においてまずステップ1301で基準
値を入力し設定してステップ1302へ進む。ステップ
1302では検出部26からの汚濁程度を読み取り、ス
テップ1303へ進む。ステップ1303では汚濁程度
が基準値以上かどうかが判定され、基準値以上であれば
ステップ1304において換気優先の設定を行ない、そ
うでなければステップ1305において空調優先の設定
を行なう。このように設定された優先性により実施例1
2によって示した換気量の制御が行なわれる。即ち、室
内の汚濁程度により自動的に換気と空調のいずれを優先
させるかが設定され、室内雰囲気の実情に即した換気が
行なわれることになる。
【0075】実施例14.この実施例は、換気する室内
にある空調装置13と通信線27を介して通信する通信
モデム部28からの情報により換気モードを決定するよ
うにしたもので、換気装置本体の構成及び機能並びに制
御処理部にかかる他の構成は上述の実施例1及び実施例
2のものと同じである。従って、同一部分には同一の符
号を用いそれらの説明は省略する。
【0076】この実施例14の空調換気装置は、図29
に示すように空調装置13の運転情報や空調の設定温度
が、予め決められた通信手順に従って空調装置13から
通信線27を介して通信モデム部28に入力され、通信
モデム部28から制御処理部10に入力されるようにし
たものである。制御処理部10は空調装置13の運転情
報に基づき実施例5と同様に実施例2により示したよう
なアルゴリズムに従って換気モードを決定することにな
る。従って、空調にかかる多くの情報を正確にしかも確
実に得ることができ、換気モードの判別の精度の一層の
向上を図ることができようになる。
【0077】
【発明の効果】本発明に係る空調換気装置によれば、目
標温度推論手段により換気対象の室内の空調に関する目
標温度を推論し、この推論した目標温度と室内温度と室
外温度とから換気対象の室内の空調状態を推定し、推定
した空調状態に応じて切換手段を制御して熱交換換気又
は普通換気に切換えるので、空調状態の実情に適した換
気モードを自動的に選択することができ、省エネ効果を
増すことができる。
【0078】本発明に係る空調換気装置によれば、換気
対象の室内の空調に関する目標温度を温度検出手段によ
る検出値と送風温度検出手段の検出値から推論するの
で、空調装置の運転開始後等の送風温度と室内温度との
差の小さい時点で目標温度を推定でき、この推論した目
標温度と室内温度と室外温度とから換気対象の室内の空
調状態を推定し、推定した空調状態に応じて切換手段を
制御して熱交換換気又は普通換気に切換えるので、より
空調状態の実情に適した換気モードを自動的に選択する
ことができ、省エネ効果を増すことができる。
【0079】本発明に係る空調換気装置によれば、換気
対象の室内の空調に関する目標温度を送風検出手段が空
調装置の送風停止を検出した時点の室内温度から推論
し、該論した目標温度と室内温度と室外温度とから換気
対象の室内の空調状態を推定し、推定した空調状態に応
じて上記切換手段を制御して熱交換換気又は普通換気に
切換えるので、より空調状態の実情に適した換気モード
を自動的に選択することができ、省エネ効果を増すこと
ができる。
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としての空調換気装置の構
成図である。
【図2】この発明の一実施例としての空調換気装置の構
成図である。
【図3】この発明の実施例を示す制御系のブロック構成
図である。
【図4】この発明の実施例の空調換気装置の空調を推定
する温度条件を示す説明図である。
【図5】この発明の実施例の空調換気装置の空調を推定
するアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施例の空調換気装置における換気
モードの判別にかかる温度条件を示す説明図である。
【図7】この発明の実施例の空調換気装置における換気
モードを決定するアルゴリズムを示すフローチャートで
ある。
【図8】この発明の実施例2にかかる制御系のブロック
構成図である。
【図9】この発明の実施例2にかかる目標温度の推定に
ついてのアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施例2にかかる換気モードを決
定するアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施例2にかかる換気モードの判
別の温度条件を示す説明図である。
【図12】この発明の実施例3にかかる制御系のブロッ
ク構成図である。
【図13】この発明の実施例3にかかる目標温度の推定
についてのアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施例4にかかる制御系のブロッ
ク構成図である。
【図15】この発明の実施例4にかかる目標温度の推定
についてのアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施例5にかかる制御系のブロッ
ク構成図である。
【図17】この発明の実施例6にかかる制御系のブロッ
ク構成図である。
【図18】この発明の実施例6にかかる換気モードの判
別の温度条件を示す説明図である。
【図19】この発明の実施例6にかかる制御系のアルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【図20】この発明の実施例7にかかる風量を可変にす
るアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図21】この発明の実施例8にかかる制御系のブロッ
ク構成図である。
【図22】この発明の実施例8にかかる風量を可変にす
るアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図23】この発明の実施例10にかかる有効時間設定
についてのアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図24】この発明の実施例11にかかる風量を可変に
するアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図25】この発明の実施例12にかかる制御系のブロ
ック構成図である。
【図26】この発明の実施例12にかかる風量を可変に
するアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図27】この発明の実施例13にかかる制御系のブロ
ック構成図である。
【図28】この発明の実施例13にかかる優先設定に関
するアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図29】この発明の実施例14にかかる制御系のブロ
ック構成図である。
【図30】従来の空調換気装置の回路構成図である。
【符号の説明】
1 換気装置本体 2 通風路 3 通風路 4 熱交換器 5 給気用送風機 6 排気用送風機 7 バイパス 8 ダンパ駆動装置 9 切換ダンパ 10 制御処理部 11 室外温度検出部 12 室内温度検出部 13 空調装置 14 運転停止検出部 15 目標温度推論部 16 送風温度検出部 17 送風検出部 18 操作部 19 通信傍受部 20 駆動装置 21 駆動装置 22 運転時間管理部 23 有効時間設定部 24 優先切換部 25 汚濁判定手段 26 検出部 27 通信線 28 通信モデム部

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外の空気を室内へ給気する給気流を形成
    する給気用送風機と、 室内の空気を室外へ排気する排気流を形成する排気用送
    風機と、 上記給気流と排気流との間で熱交換を行なう熱交換器
    と、 この熱交換器を迂回するバイパスとを備え、 上記バイパスの開閉を行なう切換手段の切換えにより熱
    交換をしない通常換気と熱交換を伴う熱交換換気とのい
    ずれかの換気モードで換気を行なうことができる換気装
    置本体に、 室内温度と室外温度とをそれぞれ検出する温度検出手段
    と、 換気対象の室内に付設された空調装置の運転停止状態を
    検出する運転停止検出手段と、 上記換気対象の室内の空調に関する目標温度を上記室内
    温度検出手段により検出した室内温度の変化の傾きから
    推論する目標温度推論手段とを有し、該推論した目標温
    度と室内温度と室外温度とから上記換気対象の室内の空
    調状態を推定し、推定した空調状態に応じて上記切換手
    段を制御して熱交換換気又は普通換気に切換える制御処
    理手段を設けたことを特徴とする空調換気装置。
  2. 【請求項2】室外の空気を室内へ給気する給気流を形成
    する給気用送風機と、室内の空気を室外へ排気する排気
    流を形成する排気用送風機と、上記給気流と排気流との
    間で熱交換を行なう熱交換器と、この熱交換器を迂回す
    るバイパスとを備え、上記バイパスの開閉を行なう切換
    手段の切換えにより熱交換をしない通常換気と熱交換を
    伴う熱交換換気とのいずれかの換気モードで換気を行な
    うことができる換気装置本体に、室内温度と室外温度と
    をそれぞれ検出する温度検出手段と、換気対象の室内に
    付設された空調装置の運転停止状態を検出する運転停止
    検出手段と、上記空調装置の送風温度を検出する送風温
    度検出手段と、上記換気対象の室内の空調に関する目標
    温度を上記温度検出手段による検出値と上記送風温度検
    出手段の検出値から推論する目標温度推論手段との情報
    から、上記換気対象の室内の空調状態を推定し、推定し
    た空調状態に応じて上記切換手段を制御して熱交換換気
    又は普通換気に切換える制御処理手段を設けたことを特
    徴とする空調換気装置。
  3. 【請求項3】室外の空気を室内へ給気する給気流を形成
    する給気用送風機と、室内の空気を室外へ排気する排気
    流を形成する排気用送風機と、上記給気流と排気流との
    間で熱交換を行なう熱交換器と、この熱交換器を迂回す
    るバイパスとを備え、上記バイパスの開閉を行なう切換
    手段の切換えにより熱交換をしない通常換気と熱交換を
    伴う熱交換換気とのいずれかの換気モードで換気を行な
    うことができる換気装置本体に、室内温度と室外温度と
    をそれぞれ検出する温度検出手段と、換気対象の室内に
    付設された空調装置の運転停止状態を検出する運転停止
    検出手段と、上記空調装置の送風状態を検出する送風検
    出手段と、上記換気対象の室内の空調に関する目標温度
    を上記送風検出手段が空調装置の送風停止を検出した時
    点の室内温度から推論する目標温度推論手段とを有し、
    該推論した目標温度と室内温度と室外温度とから上記換
    気対象の室内の空調状態を推定し、推定した空調状態に
    応じて上記切換手段を制御して熱交換換気又は普通換気
    に切換える制御処理手段を設けたことを特徴とする空調
    換気装置。
  4. 【請求項4】給気流を形成する給気用送風機と、排気流
    を形成する排気用送風機とが風量可変に構成され、制御
    処理手段により通常換気時には換気の風量が増加される
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか
    に記載の空調換気装置。
  5. 【請求項5】給気流を形成する給気用送風機と、排気流
    を形成する排気用送風機とが風量可変に構成され、制御
    処理手段には換気対象の室内に設置された空調装置の運
    転開始からの時間を管理する手段を設け、熱交換換気時
    には上記空調装置の運転開始からの経過時間の長短によ
    り換気の風量が変わるようにしたことを特徴とする請求
    項1から請求項3までのいずれかに記載の空調換気装
    置。
  6. 【請求項6】制御処理手段に換気対象の室内に設置され
    た空調装置の運転開始からの時間を管理する手段を設
    け、熱交換換気時には上記空調装置の運転開始からの経
    過時間の長短により換気の風量が変わるようにしたこと
    を特徴とする請求項4に記載の空調換気装置。
  7. 【請求項7】前記運転開始からの時間を管理する手段に
    おける経過時間設定を調整することができる経過時間調
    整手段を有することを特徴とする請求項5に記載の空調
    換気装置。
  8. 【請求項8】室内温度と空調の目標温度とを比較する手
    段を設け、この手段により経過時間が自動調整されるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の空調換気装置。
  9. 【請求項9】給気流を形成する給気用送風機と、排気流
    を形成する排気用送風機とが風量可変に構成され、室内
    温度と換気対象の空調に関する目標温度ないしは設定温
    度と比較する手段を設け、上記室内温度と目標温度ない
    しは設定温度との差に基づいて熱交換換気時の換気の風
    量を制御することを特徴とする請求項1または2に記載
    の空調換気装置。
  10. 【請求項10】室内温度と換気対象の空調に関する目標
    温度ないしは設定温度と比較する手段を設け、上記室内
    温度と目標温度ないしは設定温度との差に基づいて熱交
    換換気時の換気の風量を制御することを特徴とする請求
    項4〜8のいずれかに記載の空調換気装置。
  11. 【請求項11】換気対象の室内の空調と換気のいずれを
    優先させるかを設定する手段を設け、制御処理手段によ
    り設定された優先対象に従って換気の風量が制御される
    ことを特徴とする請求項5,7,8,9のいずれかに記
    載の空調換気装置。
  12. 【請求項12】換気対象の室内の空調と換気のいずれを
    優先させるかが、室内の空気の汚濁を検出する手段の出
    力と基準値との比較により自動的に設定されることを特
    徴とする請求項11に記載の空調換気装置。
  13. 【請求項13】換気対象の室内に設置された空調装置と
    空調に関する運転モード等の運転情報を通信により受け
    て制御処理手段に情報提供する通信手段を設けたことを
    特徴とする請求項4,5,7,8,9,10,11のい
    ずれかに記載の空調換気装置。
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