JP2518386B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2518386B2 JP1087499A JP8749989A JP2518386B2 JP 2518386 B2 JP2518386 B2 JP 2518386B2 JP 1087499 A JP1087499 A JP 1087499A JP 8749989 A JP8749989 A JP 8749989A JP 2518386 B2 JP2518386 B2 JP 2518386B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数の室内機が空気調和動作において共通
な動作状態に、または室内機の一部分は個別的な風量、
風向の動作状態に設定可能な空気調和装置に関する。
従来の技術 各種建築物たとえばビルデイングなどに空気調和装置
が設置される場合、たとえば各階毎にグループ化され、
各グループ毎に操作装置が設けられる。グループ内の室
内機には親機と子機とが設定され、操作装置は親機に接
続される。このような親機は、別途設けられる集中制御
装置によつて集中的に制御される。このような動作を行
う従来例として、特開昭62−280538が挙げられる。
この従来例は、グループ毎に区分された室内機にリモ
ートコントローラから運転指令信号を伝送路を通して送
信する。室内機は、前記運転指令信号を受信して運転状
態を返信する機器制御部を備える。この機器制御部に
は、グループ内で異なるアドレスが与えられるユニツト
アドレス設定手段と、グループ毎に異なるアドレスが設
定されるグループアドレス設定手段とが設けられる。一
方、リモートコントローラにもグループアドレス設定手
段が設けられる。またユニツトアドレス設定手段は、同
一グループ内でリモートコントローラが接続される唯一
の機器制御部が、所属するグループのアドレスと同一の
ユニツトアドレスとなるように設定されている。
機器制御部が運転指令を受取つた場合、運転指令に含
まれるグループアドレスを識別して、同一グループに属
するリモートコントローラからのデータであるか否かを
判断し、運転指令の受取りの諾否を判断する。このよう
にして各リモートコントローラは、自己の属するグルー
プ内の機器制御部の動作状態を制御する。
発明が解決しようとする課題 このような従来技術は、リモートコントローラでは各
室内機の機器制御部を共通な動作状態に制御するのみで
あり、たとえばビルデイングの同一階であつても南向き
の部屋と北向きの部屋とでは室内への陽射しの点から空
気調和動作状態が異なつて当然であるにもかかわらず、
このような事態に対処できず、快適な空気調和動作を実
現できないという課題がある。
このような課題を解決しようとする他の従来例とし
て、上述した各機器制御部毎にリモートコントローラを
接続する構成が考えられるけれども、このような従来例
は構成が複雑になつてしまうという課題がある。
本発明の目的は、上述の技術的課題を解消し、複数の
室内機の各種空気調和動作を共通な動作状態に設定で
き、また少なくとも一部分の室内機は風量、風向の動作
状態を個別的に設定できて、快適な空気調和動作を達成
できるとともに、このような設定を行うにあたって構成
を複雑にする必要が解消された空気調和装置を提供する
ことである。
課題を解決するための手段 本発明は、相互識別用のユニツト番号が付され、グル
ープ制御される複数の室内機12と、前記室内機12に空気
調和動作に関する制御データを送出する操作装置14であ
つて、前記操作装置14は、 室内機12にそれぞれ伝送される共通の空気調和動作に
関する共通制御データを設定する共通設定手段27と、 室内機12を個別的に指定する室内機設定手段30と、 風向、風量に関する制御データを指定された室内機12
のユニツト番号とともに表示する風向風量表示手段と、 室内機設定手段30で指定された室内機12の空気調和動
作に関する制御データのうち風向、風量に関する個別制
御データを前記風向風量表示手段に表示させつつ設定す
るとともに風向、風量以外の空気調和動作に関しては共
通制御データと同じ制御データを設定する個別設定手段
28と、 室内機設定手段30で指定されない室内機12に対しては
共通制御データを送出し、室内機設定手段30で指定され
る室内機12に対しては風向、風量に関する個別制御デー
タと風向、風量以外に関する共通制御データと同じ制御
データを送出する制御データ送出手段25とを含み、 前記室内機12は、 自らに与えられる制御データ送出手段25からの出力に
応答し、該出力が共通制御フオーマツトおよび個別制御
フオーマツトのいずれであるかを識別する識別手段18
と、 識別手段18の出力に応答し、共通制御フオーマツトが
与えられたことが識別されると該共通制御データに対応
する空気調和動作を行い、かつ個別制御フオーマツトが
与えられたことが識別されると風向、風量に関しては個
別制御データに対応する空気調和動作を行うとともに風
向、風量以外に関しては共通制御データと同じ制御デー
タに対応する空気調和動作を行う動作制御手段19とを含
むことを特徴とする空気調和装置である。
作 用 本発明に従えば、相互識別用のユニツト番号が付さ
れ、グループ制御される複数の室内機12には、空気調和
動作に関する制御データを送出する操作装置14が設けら
れる。操作装置14は、共通設定手段27によつて設定され
る共通制御データをすべての室内機12に制御データ送出
手段25によつて送出し、室内機12を個別的に指定する室
内機設定手段30によつて指定された室内機12に対し風
向、風量を個別設定手段28によつて設定し、風向、風量
に関する個別制御データを制御データ送出手段25によつ
て送出する。各室内機12は、識別手段18と動作手段19と
を含み、室内機12は識別手段18によつて、制御データ送
出手段25から送られて来るデータが共通制御フオーマツ
トが個別制御フオーマツトかを識別する。動作制御手段
19は、識別手段18の出力に応答し、前記データが共通制
御フオーマツトによると識別されると、その共通制御デ
ータに対応する空気調和動作を行い、かつ個別制御フオ
ーマツトによると識別されると、風向、風量に関しては
個別制御データに対応する空気調和動作を行うととも
に、それ以外の空気調和動作に関しては、共通制御デー
タに対応する動作を行う。これによつて快適な空気調和
動作を達成できる。
さらに操作装置14は、風向、風量表示手段を有し、室
内機設定手段30で指定された室内機12の風向、風量に関
する個別制御データを、室内機12のユニツト番号ととも
に前記風向、風量表示手段に表示する。これによつて指
定される室内機12に正確に個別制御データが送出手段25
によつて送られる。
実施例 第1図は空気調和装置11の基本的構成例を示す系統図
である。第1図を参照して、空気調和装置11は複数(本
実施例では10台)の室内機12を有しており、これらの室
内機12はたとえば6台、1台×4の5つのグループ13a
〜13e(総称する場合は符号13で示す)にそれぞれ区分
される。グループ13a,13e内でそれぞれ単一の室内機12
に、操作装置14a,14b(総称する場合は符号14で示す)
がそれぞれ接続される。このように操作装置14が接続さ
れた室内機12を以下、親機15と称する。各グループ13a,
13e内で親機15と異なる室内機12を子機16と称する。
各室内機12には、各グループ13a〜13e毎に一連の番号
G0,G1,…,G4が割り付けられる。この割り付け作業は、
各室内機12に設けられたたとえばDIP(デユアルインラ
インパツケージ)スイツチなどを用いて行われ、以下、
この番号をグループ番号と称する。一方、グループ13a
〜13eに区分された室内機12には、各グループ13内にお
いて一連の番号U0,U1,…が与えられる。このような番号
を以下、ユニツト番号と称する。本実施例では、親機15
にはユニツト番号U0を与える。残余の子機16へのユニツ
ト番号の与え方は任意である。また操作装置14が接続さ
れずに、集中制御装置17と直接に接続される室内機12に
もユニツト番号U0を与える。
第1図に示されるように、同一グループ13内の室内機
12は相互に接続され、各グループ13の親機15は集中制御
装置17と個別的に接続される。本実施例は、第1図に示
すような空気調和装置11において、操作装置14が設けら
れ、複数の室内機12を有するグループ13aにおいて、操
作装置14を用いてグループ13aの室内機12に、グループ1
3a内で共通な空気調和動作を行う共通制御を行うととも
に、操作装置14による室内機12毎の個別的な風量、風向
の制御も併せて行おうとするものである。
第2図は、本発明の一実施例の空気調和装置11の室内
機12と操作装置14との構成例を説明するブロツク図であ
る。第2図を参照して、室内機12は後述するように操作
装置14から送出される制御データを受信して、そのデー
タ形式を識別するデータ形式識別手段18と、データ形式
識別手段18からの出力すなわち制御データに対応した動
作を行う動作制御手段19とを含む。動作制御手段19に
は、後述するように受信された制御データを記憶するEE
PROM(読出し書込み自在に不揮発性記憶素子)などによ
つて構成される第1記憶手段20が接続される。第1記憶
手段20には個別設定テーブル59が設定され、同一グルー
プ内の室内機12毎に、個別設定が行われたか否かをフラ
グデータ「1」またはフラグデータ「0」で記憶する。
また室内機12に付属する熱交換器(図示せず)に設け
られるフアン22、熱交換器からの吹出し流の風向を変化
する風向変化羽根(ルーバ)23および電子膨張弁24など
が動作制御手段19に接続される。
室内機12に接続された操作装置14には、室内機12に後
述するような制御データを送出する制御データ送出手段
25と、制御データ送出手段25の動作状態を制御する制御
手段26とが含まれる。制御手段26には、後述するように
操作装置14に複数接続された室内機12に対して、これら
を共通に制御する共通制御データを設定する共通設定手
段27と、室内機12に個別的な動作状態を設定する個別設
定手段28と、これらの共通設定手段27および個別設定手
段28によつて設定された制御データなどを記憶するたと
えばEEPROMなどによつて実現される第2記憶手段29とが
接続される。
また操作装置14に接続された複数の室内機12のうち、
個別設定を行う室内機12を設定する室内機設定手段30
と、このように個別設定が行われた室内機12を含む全室
内機12を起動する室内機起動手段31と、後述するように
これらの制御データを表示する液晶表示装置などによつ
て実現される表示手段32などが制御手段26に接続され
る。
第3図は、操作装置14の正面図である。第3図を参照
して、操作装置14には操作装置14に接続された各グルー
プ13の室内機12を運転/停止する室内機起動手段31であ
る運転/停止ボタン33と、上記運転状態/停止状態に対
応して点灯/消灯される表示灯34と、後述するような表
示内容を有し、前記表示手段32を構成する表示部32a,32
b(必要な場合には参照符32で総称する)とが設けられ
る。
またこの操作装置14には、接続された室内機12を冷房
/暖房などの温調動作と送風動作との間で切換える温調
/送風ボタン35と、風向を変更する風向ボタン36と、除
湿を行う除湿ボタン37と、風量を調節する風量調節ボタ
ン38と、前記風向変更羽根23を周期的に角変位させて、
室内機12からの吹出し流を、空気調和動作される室内の
天井近くから床面近くにわたつて均一に吹出すようにす
るスイングルーバボタン39と、表示切換えボタン40とが
設けられる。
また前記温調動作のときにそれぞれ設定温度を上昇/
低下させる機能を実現する温度変更ボタン41U,41Dと、
室内機12に関して起動時刻および停止時刻の設定動作の
開始および設定動作の終了を設定する予約/解除ボタン
42と、予約動作状態のときに起動時刻または停止時刻の
いずれを選択するかを切換える入/切タイマボタン43
と、設定される時間を進めまたは戻して所望の時間を入
力するための時刻設定ボタン44A,44B(必要な場合には
参照符44で総称する)と、室内機12からフイルタ交換時
期の信号が導出された場合にこれをリセツトするフイル
タサインリセツトボタン45と、個別設定手段28である個
別設定ボタン46と、後述するような動作を実現する点検
用操作手段である点検/試運転ボタン47とが配置され
る。
第4図は、表示部32a,32bの表示例を示す図である。
表示手段32には後述するように操作装置14の動作状態お
よび接続された室内機12の動作状態により、各種の制御
データが表示される。表示部32aには「送風」、「マイ
コンドライ」、冷房」、「暖房」、「除霜/ホツトスタ
ート」および「集中管理中」などの室内機12の動作状態
および制御状態に関する制御データが表示される。
一方、表示部32bには、操作装置14に接続され同一グ
ループ13に属する室内機12に、相互識別用に与えられた
ユニツト番号Uiを表示するユニツト番号表示部48が設定
される。表示部32bの残余の領域には、たとえばユニツ
ト番号表示部48に表示されたユニツト番号Uiを有する室
内機12の制御データなどが表示される。表示領域49aに
は、後述するような操作にて操作装置14が点検動作状態
および試運転動作状態に入つたときに表示される「点
検」、「試運転」表示が設定される。
表示領域49bには、室内機12の設定温度や前記入/切
タイマの設定状態を示す制御データが表示される。また
表示領域49cには、設定された風向きの状態を模式的に
示す表示が用いられ、表示領域49dには設定風量の程度
を示す「急」、「強」、「弱」の表示などが設定され
る。
第5図は、本発明の一実施例の動作例である操作装置
14を用いて室内機12に共通制御データの設定や個別制御
データの設定を行う際の手順を説明するフローチヤート
である。第5図を参照して、第5図ステツプa1では、個
別設定ボタン46が操作されたか否かが判断される。操作
されていなければ、たとえば予約/解除ボタン42などが
操作されて、起動時刻や停止時刻などの共通制御データ
が設定される。このような共通制御データは、第6図
(1)および第6図(2)に示すような共通制御データ
に関する一方形式であるデータ転送フオーマツト(以
下、このフオーマツトを共通フオーマツトと称する)で
送信され、操作装置14から室内機12への送信時には、第
6図(1)の共通フオーマツトが用いられる。
このフオーマツトにはアドレス部50、フオーマツトの
種別を示すフオーマツトデータ部51および運転データ部
52とを含んで構成される。運転データ部52には、室内機
12の運転/停止状態を指示する運転/停止データ部53、
設定温度データ部54、室内機12の除湿運転を指示/解除
する除湿運転データ部55、風量データ部56および風向デ
ータ部57とを含んで構成される。上述の運転データ部52
の具体例は一例であり、その範囲は本件発明を何ら限定
するものではない。
第6図(2)は、室内機12から操作装置14へ返信され
る制御データのフオーマツトである。第6図(1)図示
のフオーマツトに対応する内容には、同一の参照符号を
用いて示す。ただしこの場合には、伝送される制御デー
タは室内機12の運転状態に対応し、当該運転状態を操作
装置14へ伝送することなる。このフオーマツトには、室
内機12において伝送異常および動作異常などが発生した
場合にこれを室内機12が検出し、この場合の異常検出デ
ータが伝送される異常検知データ部58、および操作装置
14の操作入力を禁止/許可する禁止/許可データ部60と
が、送信フオーマツトに追加され、たとえば、除湿運転
データ部54、風量データ部56が省略される。
すなわち前記ステツプa1の判断が否定であれば、ステ
ツプa2で上述したような共通制御データの設定が行わ
れ、ステツプa3で第6図(1)および第6図(2)のフ
オーマツトを用いる共通制御データの伝送が行われる。
ステツプa1で判断が肯定であればステツプa4に移り、
制御手段26は表示手段32の表示内容を全て消去する。ス
テツプa5では、個別設定を行うべき室内機12の前記ユニ
ツト番号Uiが設定される。この設定操作は、たとえば温
度変更ボタン41U,41Dの押圧操作を継続することによ
り、操作装置14に接続された室内機12の数を最大値とす
る整数が昇順または降順に表示部32bのユニツト番号表
示部48に、順次的に表示される。ここで、前記温度変更
ボタン41U,41Dの押圧操作を解除してたとえば2秒間が
経過すれば、制御手段26はその時点でユニツト番号表示
部48に表示されたユニツト番号Uiを有する室内機12を個
別設定の対象として確定する。
この後、処理はステツプa6に移り、制御手段26は制御
データ送出手段25を介して当該室内機12へ第7図(1)
に示すフオーマツトの制御データを当該室内機12に送出
し、室内機12からは第7図(2)に示すフオーマツトの
運転データが返信される。以下、第7図に示すフオーマ
ツトをイニシヤルフオーマツトと称する。第7図のフオ
ーマツトにおいても、第6図を参照して説明したフオー
マツトの構成要素に対応する構成要素には、同一の参照
符号を用いて説明する。
第6図示の共通フオーマツトのフオーマツトデータ51
の内容と第7図示のフオーマツトデータ51の内容とは、
当然に異なるものである。第7図示のフオーマツトは、
たとえば操作装置14などにおける電源投入時、したがつ
て接続された室内機12への電源投入時において、操作装
置14が各室内機12の運転データを収集するに用いられる
フオーマツトである。
前記ステツプa6では、このようなイニシヤルフオーマ
ツトを用いて、操作装置14は個別設定の対象に選ばれた
室内機12の運転データを収集し、表示部32a,32bにおい
て第4図示のように表示する。
この後、処理はステツプa7に移り、操作者は上記運転
データを見つつ風量および風向に関する個別データを設
定する。すなわち表示領域49cを見つつ風向ボタン36を
操作し、表示領域49dを見つつ風量調節ボタン38を操作
する。
このように個別制御データの設定が終了するとステツ
プa8に移り、予約/解除ボタン42を操作する。予約/解
除ボタン42は、たとえば1回操作する毎に上記個別制御
データの確定と解除とを交互に行う。解除時は第5図に
破線で示すように、ステツプa5に続きステツプa8を行
う。ステツプa8で上記個別制御データが確定されると、
ステツプa9で個別制御データが送出される。このときに
採用されるフオーマツトは、第8図に示される。以下、
このフオーマツトを他方形式である個別フオーマツトと
称する。
第8図(1)は操作装置14から室内機12へ制御データ
を伝送するフオーマツトであり、第8図(2)は室内機
12から操作装置14へ返信される運転データのフオーマツ
トである。第8図の場合も第6図のフオーマツトの構成
要素と対応する構成要素には、同一の参照符を付して示
す。このときのフオーマツトデータ部51の内容も、前記
第6図および第7図のフオーマツトデータ部51の内容と
はそれぞれ異なるものであるのは当然である。
この後、ステツプa10では個別設定ボタン46が操作さ
れたか否かが判断される。操作されていなければ、たと
えば個別設定を行おうとする他の室内機12を選択する。
ステップa10の判断が肯定であれば、操作装置14はこの
ような個別制御データの設定モードから離脱する。
上記ステツプa7で、新規に制御データの設定を行わず
にステツプa8以降の処理に進む場合、たとえば操作装置
14aに接続されたユニツト番号U0〜U5の室内機12に設定
されている空気調和動作の制御データを、操作装置14a
の表示手段32に表示させ、これを確認することができ
る。
第9図は、本発明の一実施例において、操作装置14か
らの制御データを受信する室内機12の動作を説明するた
めのフローチヤートである。第9図を併せて参照して、
第9図ステツプb1では室内機12のデータ形式識別手段18
が、受信された制御データが前記共通フオーマツトであ
るか否かを判断する。判断が否定であればステツプb2に
移り、当該制御データが前記個別フオーマツトであるか
否かを判断する。この判断が肯定であればステツプb3に
移り、フラグFを「1」に設定し、ステツプb4に移る。
前記ステツプb1の判断が肯定であればステツプb5で当該
フラグFを「0」に設定しステツプb4に移る。ステツプ
b2の判断が否定の場合も、処理はステツプb4に移る。
ステツプb4では、前記フラグFが「1」であるか否か
が判断される。すなわち、受信した制御データが個別フ
オーマツトであつたか否かを判断する。この判断が否定
であればステツプb6に移り、室内機12の動作制御手段19
は第6図に示す共通フオーマツトによる制御データに基
づいて動作を行う。ステツプb4の判断が肯定であれば、
ステツプb7に移る。受信された制御データは第8個の個
別フォーマットの場合であり、該室内機12の風量、風向
に関しては前記個別制御データに基づいて制御され、残
余の制御項目に関しては共通制御データに基づいて制御
が行われる。
これは室内機12の第1記憶部20に、たとえばその時点
までの共通制御データが第6図(1)に示すように記憶
されている場合、個別制御データは風量、風向に対応す
る記憶領域の内容を選択的に書換えることになる。室内
機12の動作制御手段19は、第1記憶手段20の記憶内容を
読出しつつ空気調和動作制御を行うので、この記憶内容
が書換えられれば、それに対応した動作を行うことにな
る。
このようにして空気調和装置11では、操作装置14に接
続された室内機12を共通な空気調和動作状態に制御でき
るとともに、必要に応じて同一グループ13内の室内機12
であつても、風向や風量に関する動作状態を個別的に設
定できるようにした。これにより空気調和装置11の使用
性が格段に向上される。しかもこの使用性の向上は、従
来技術の項で述べたように室内機12毎に操作装置14を接
続してそれぞれ操作するなど、繁雑な構成と手間とを要
することなく実現される。
また操作装置14から共通制御データおよび個別制御デ
ータを室内機12に伝送するにあたつて、操作装置14は各
室内機12を順次的に指定しつつ、予め設定されている共
通制御データの送出手順中に個別制御データを割り込み
的に送出するようにした。室内機12は、制御データ識別
手段18にて制御データの種類を識別し、いずれか一方の
制御データに従う空気調和動作を行う。これにより、個
別設定時に個別設定される室内機12へ個別制御データを
伝送するときに、個別設定されていない室内機12で個別
制御データが受信され、伝送異常となる事態を回避する
ことができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、相互識別用のユニツト
番号が付され、グループ制御される複数の室内機12を操
作装置14によつて共通な動作状態で制御できるととも
に、任意の案内機12を選択して風向、風量に関する個別
制御データを設定できる。風向、風量は、空気調節を行
う部屋を速やかに快適な環境にする要素であり、各室内
機12が設置された室内の環境などに対応して、各室内機
12の風向、風量の動作状態を個別的に設定でき、使用性
が格段に向上させ、快適な空気調和動作を実現できる。
またこの使用性を向上するにあたつて、構成を複雑にす
る必要性は解消される。
また個別の室内機12は、操作装置14に設けられる制御
データ送出手段25から送られて来るデータを識別手段18
によつて、共通制御フオーマツトか個別制御フオーマツ
トかを識別し、風向、風量に関しては共通制御データか
個別制御データかに従う空気調和動作を行い、それ以外
の空気調和動作に関して共通制御データに従う。
さらに個別制御データは、指定された室内機12のユニ
ツト番号とともに、操作装置14の風向、風量表示手段に
表示され、指定された室内機12に間違いなく個別制御デ
ータが送られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は空気調和装置11の基本的構成例を示す系統図、
第2図は本発明の一実施例の空気調和装置11の操作装置
14と室内機12との構成例を示すブロツク図、第3図は操
作装置14の正面図、第4図は表示手段32の表示例を示す
図、第5図は本発明の一実施例の動作例である操作装置
14を用いて室内機12に共通制御データの設定や個別制御
データの設定を行う際の手順を説明するフローチヤー
ト、第6図〜第8図は空気調和装置11で伝送されるデー
タのフオーマツトを説明する図、第9図は本発明の一実
施例の動作例である操作装置14からの制御データを受信
する室内機12の動作を説明するためのフローチヤートで
ある。 11……空気調和装置、12……室内機、14……操作装置、
18……データ形式識別手段、19……動作制御手段、20…
…第1記憶手段、25……制御データ送出手段、26……制
御手段、27……共通設定手段、28……個別設定手段、29
……第2記憶手段、30……室内機設定手段、31……室内
機起動手段、32……表示手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互識別用のユニツト番号が付され、グル
    ープ制御される複数の室内機12と、 前記室内機12に空気調和動作に関する制御データを送出
    する操作装置14であつて、前記操作装置14は、 室内機12にそれぞれ伝送される共通の空気調和動作に関
    する共通制御データを設定する共通設定手段27と、 室内機12を個別的に指定する室内機設定手段30と、 風向、風量に関する制御データを指定された室内機12の
    ユニツト番号とともに表示する風向風量表示手段と、 室内機設定手段30で指定された室内機12の空気調和動作
    に関する制御データのうち風向、風量に関する個別制御
    データを前記風向風量表示手段に表示させつつ設定する
    とともに風向、風量以外の空気調和動作に関しては共通
    制御データと同じ制御データを設定する個別設定手段28
    と、 室内機設定手段30で指定されない室内機12に対しては共
    通制御データを送出し、室内機設定手段30で指定される
    室内機12に対しては風向、風量に関する個別制御データ
    と風向、風量以外に関する共通制御データと同じ制御デ
    ータを送出する制御データ送出手段25とを含み、 前記室内機12は、 自らに与えられる制御データ送出手段25からの出力に応
    答し、該出力が共通制御フオーマツトおよび個別制御フ
    オーマツトのいずれであるかを識別する識別手段18と、 識別手段18の出力に応答し、共通制御フオーマツトが与
    えられたことが識別されると該共通制御データに対応す
    る空気調和動作を行い、かつ個別制御フオーマツトが与
    えられたことが識別されると風向、風量に関しては個別
    制御データに対応する空気調和動作を行うとともに風
    向、風量以外に関しては共通制御データと同じ制御デー
    タに対応する空気調和動作を行う動作制御手段19とを含
    むことを特徴とする空気調和装置。
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