JP2574187Y2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2574187Y2
JP2574187Y2 JP1989040652U JP4065289U JP2574187Y2 JP 2574187 Y2 JP2574187 Y2 JP 2574187Y2 JP 1989040652 U JP1989040652 U JP 1989040652U JP 4065289 U JP4065289 U JP 4065289U JP 2574187 Y2 JP2574187 Y2 JP 2574187Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、複数の室内機とこれを制御する操作装置と
を含む空気調和装置に関する。
従来の技術 各種建築物たとえばビルディングなどに空気調和装置
が設置される場合、たとえば各階毎にグループ化され、
各グループ毎に操作装置が設けられる。グループ内の室
内機には親機と子機とが設定され、操作装置は親機に接
続される。このような親機は、別途設けられる集中制御
装置によって集中的に制御される。このような動作を行
う従来例として、特開昭62−280538が挙げられる。
この従来例は、グループ毎に区分された室内機にリモ
ートコントローラから運転指令信号を伝送路を通して送
信する。室内機は、前記運転指令信号を受信して運転状
態を返信する機器制御部を備える。この機器制御部に
は、グループ内で異なるアドレスが与えられるユニット
アドレス設定手段と、グループ毎に異なるアドレスが設
定されるグループアドレス設定手段とが設けられる。一
方、リモートコントローラにもグループアドレス設定手
段が設けられる。またユニットアドレス設定手段は、同
一グループ内でリモートコントローラが接続される唯一
の機器制御部が、所属するグループのアドレスと同一の
ユニットアドレスとなるように設定されている。
機器制御部が運転指令を受取った場合、運転指令に含
まれるグループアドレスを識別して、同一グループに属
するリモートコントローラからのデータであるか否かを
判断し、運転指令の受取りの諾否を判断する。このよう
にして各リモートコントローラは、自己の属するグルー
プ内の機器制御部の動作状態を制御する。
考案が解決しようとする課題 このような従来例では、リモートコントローラに接続
された複数の室内機の機器制御部を個別的に制御する構
成は採用されていない。したがって複数の室内機に同一
の空気調和動作をさせることしかできず、室内機毎に個
別的な空気調和動作をさせることができないので、快適
な空気調和動作を達成できないという問題があった。ま
た、従来例では空気調和装置が設置された後、保守点検
作業などの目的で各機器制御部を個別的に動作させるこ
とができない。従来では、このような場合には、個別的
に動作させようとする室内機の機器制御部に順次的にリ
モートコントローラを接続し、その機器制御部のユニッ
トアドレスをグループアドレスと一致させる操作を行
い、リモートコントローラで当該機器制御部を動作させ
る必要があり、保守点検作業の工数が増大するとともに
長時間を要してしまうという課題があった。
本考案の目的は、快適な空気調和動作を行うことがで
き、しかも各室内機に与えられている空気調和動作とは
区別される確認のための点検作業などを容易に行うこと
ができるようにした空気調和装置を提供することであ
る。
課題を解決するための手段 請求項第1項記載の考案は、 (a)相互識別用のユニット番号が付された複数の室内
機12と、 (b)これらの室内機12に空気調和動作に関する制御デ
ータを送出する操作装置14であって、前記操作装置14
は、 (b1)室内機12にそれぞれ伝送される風量、風向を含む
共通の空気調和動作に関する共通制御データを設定する
共通設定手段27と、 (b2)ユニット番号を指定することにより、室内機12を
個別的に指定する指定データを設定する室内機設定手段
30と、 (b3)室内機設定手段30で指定された室内機12に伝送さ
れる風量、風向を含む個別の空気調和動作に関する個別
制御データを設定する個別設定手段28と、 (b4)室内機12に対し、共通制御データ及び個別制御デ
ータを送出する制御データ送出手段25とを含み、 (c)前記室内機12は、 (c1)制御データ送出手段25からの出力に応答し、自ら
に与えられる個別制御データの有無を識別する識別手段
18と、 (c2)識別手段18の出力に応答し、自らに与えられる個
別制御データの有無を記憶すると共に、個別制御データ
が有りと識別されると個別制御データを記憶し、個別制
御データが無しと識別されると共通制御データを記憶す
る記憶手段20と、 (c3)記憶手段20に記憶された制御データに対応する空
気調和動作を行う動作制御手段19とを含むことを特徴と
する空気調和装置である。
請求項第2項記載の考案は、 上記共通設定手段27で設定される共通制御データは、
空気調和動作を停止状態とする制御データであり、 上記個別設定手段28で設定される個別制御データは、
ファン22の回転駆動を行う制御データであることを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の空気調和装
置である。
作用 請求項第1項記載の考案に従う空気調和装置では、複
数の室内機12を共通の制御データで同一状態に空気調和
動作を行わせることができるとともに、室内機設定手段
30で指定される各室内機12の空気調和動作を個別的に行
わせることができる。このように各室内機12の空気調和
動作の制御を共通にまたは個別的に行うことができるの
で、快適な空気調和を達成することができる。
請求項第2項記載の考案に従う空気調和装置では、室
内機設定手段30で指定される室内機12は、ファン22の回
転駆動を行うための個別制御データに基づいてファン22
の回転駆動を行い、室内機設定手段30で設定されない室
内機12は、空気調和動作を停止状態とする共通制御デー
タに基づいて空気調和動作を停止する。これによって、
指定された室内機12のみがファン22の回転駆動を行うの
で、その指定されたユニット番号が付された室内機12を
特定するために、たとえば表示ランプなどの特段の表示
手段の増設を必要とせず、その指定された室内機12の点
検を容易に行うことができる。
実施例 第1図は空気調和装置11の基本的構成例を示す系統図
である。第1図を参照して、空気調和装置11は複数(本
実施例では10台)の室内機12を有しており、これらの室
内機12はたとえば6台、1台×4の5つのグループ13a
〜13e(総称する場合は符号13で示す)にそれぞれ区分
される。グループ13a、13e内でそれぞれ単一の室内機12
に、操作装置14a、14b(総称する場合は符号14で示す)
がそれぞれ接続される。このように操作装置14が接続さ
れた室内機12を以下、親機15と称する。各グループ13
a、13e内で親機15と異なる室内機12を子機16と称する。
各室内機12には、各グループ13a〜13e毎に一連の番号
G0、G1、…、G4が割り付けられる。この割り付け作業
は、各室内機12に設けられたたはえばDIP(デュアルイ
ンラインパッケージ)スイッチなどを用いて行われ、以
下、この番号をグループ番号と称する。一方、グループ
13a〜13eに区分された室内機12には、各グループ13内に
おいて一連の番号U0、U1、…が与えられる。このような
番号を以下、ユニット番号と称する。本実施例では、親
機15にはユニット番号U0を与える。残余の子機16へのユ
ニット番号の与え方は任意である。また操作装置14が接
続されずに、集中制御装置17と直接に接続される室内機
12にもユニット番号U0を与える。
第1図に示されるように、同一グループ13内の室内機
12は相互に接続され、各グループ13の親機15は集中制御
装置17と個別的に接続される。本実施例は、第1図示の
ような複数の室内機12に対して、操作装置14を用いてグ
ループ13内の室内機12に、各グループ13内で共通な動作
を行う共通制御を行うとともに、操作装置14による室内
機12毎の個別的な制御も併せて行おうとするものであ
る。
第2図は、請求項第1項の考案の一実施例の空気調和
装置11の室内機12と操作装置14との構成例を説明するブ
ロック図である。第2図を参照して、室内機12は後述す
るように操作装置14から送出される制御データを受信し
て、そのデータ形式を識別するデータ形式識別手段18
と、データ形式識別手段18からの出力すなわち制御デー
タに対応した動作を行う動作制御手段19とを含む。動作
制御手段19には、後述するように受信された制御データ
を記憶するEEPROM(読出し書込み自在な不揮発性記憶素
子)などによって構成される第1記憶手段20が接続され
る。第1記憶手段20には個別設定テーブル59が設定さ
れ、同一グループ内の室内機12毎に、個別設定が行われ
たか否かをフラグデータ「1」またはフラグデータ
「0」で記憶する。
また室内機12の熱交換器(図示せず)に設けられるフ
ァン22、室内機12からの吹出し流の風向を変化する風向
変更羽根23および電子膨張弁24などが接続される。
室内機12に接続された操作装置14には、室内機12に後
述するような制御データを送出する制御データ送出手段
25と、制御データ送出手段25の動作状態を制御する制御
手段26とが含まれる。制御手段26には、後述するように
操作装置14に複数接続された室内機12に対して、これら
を共通に制御する共通制御データを設定する共通設定手
段27と、室内機12に個別的な動作状態を設定する個別設
定手段28と、これらの共通設定手段27および個別設定手
段28によって設定された制御データなどを記憶するたと
えばEEPROMなどによって実現される第2記憶手段29とが
接続される。
また操作装置14に接続された複数の室内機12のうち、
個別設定を行う室内機12を設定する室内機設定手段30
と、このように個別設定が行われた室内機12を含む全室
内機12を起動する室内機起動手段31と、後述するように
これらの制御データを表示する液晶表示装置などによっ
て実現される表示手段32とが接続される。
第3図は、操作装置14の正面図である。第3図を参照
して、操作装置14には操作装置14に接続された各グルー
プ13の室内機12を運転/停止する室内機起動手段31であ
る運転/停止ボタン33と、上記運転状態/停止状態に対
応して点灯/消灯される表示灯34と、後述するような表
示内容を有し、前記表示手段32を構成する表示部32a、3
2b(必要な場合には参照符32で総称する)とが設けられ
る。
またこの操作装置14には、接続された室内機12を冷房
/暖房などの温調動作と送風動作との間で切換える温調
/送風ボタン35と、風向を変更する風向ボタン36と、除
湿を行う除湿ボタン37と、風量を調節する風量調節ボタ
ン38と、前記風向変更羽根23を周期的に角変位させて、
室内機12からの吹出し流を、空気調和動作される室内の
天井近くから床面近くにわたって均一に吹出すようにす
るスイングルーバボタン39と、表示切換えボタン40とが
設けられる。
また前記温調動作のときにそれぞれ設定温度を上昇/
低下させる機能を実現する温度変更ボタン41U,41Dと、
室内機12に関して起動時刻および停止時刻の設定動作の
開始および設定動作の終了を設定する予約/解除ボタン
42と、予約動作状態のときに起動時刻または停止時刻の
いずれを選択するかを切換える入/切タイマボタン43
と、設定される時間を進めまたは戻して所望の時間を入
力するための時刻設定ボタン44A,44B(必要な場合には
参照符44で総称する)と、室内機12からフィルタ交換時
期の信号が導出された場合にこれをリセットするフィル
タサインリセットボタン45と、個別設定手段28である個
別設定ボタン46と、保守点検作業などのために複数の室
内機のうちから指定された室内機を特定するために後述
するような動作を実現する点検/試運転ボタン47とが配
置される。
第4図は、表示部32a、32bの表示例を示す図である。
表示手段32には後述するように操作装置14の動作状態お
よび接続された室内機12の動作状態により、各種の制御
データが表示される。表示部32aには「送風」、「マイ
コンドライ」、「冷房」、「暖房」、「除霜/ホットス
タート」および「集中管理中」などの室内機12の動作状
態および制御状態に関する制御データが表示される。
一方、表示部32bには、操作装置14に接続され同一グ
ループ13に属する室内機12に、相互識別用に与えられた
ユニット番号Uiを表示するユニット番号表示部48が設定
される。表示部32bの残余の領域には、たとえばユニッ
ト番号表示部48に表示されたユニット番号Uiを有する室
内機12の制御データなどが表示される。表示領域49aに
は、後述するような操作にて操作装置14が点検動作状態
および試運転動作状態に入ったときに表示される「点
検」、「試運転」表示が設定される。
表示領域49bには、室内機12の設定温度や前記入/切
タイマの設定状態を示す制御データが表示される。また
表示領域49cには、設定された風向きの状態を模式的に
示す表示が用いられ、表示領域49dには設定風量の程度
を示す「急」、「強」、「弱」の表示などが設定され
る。
第5図は操作装置14を用いて室内機12に共通制御デー
タの設定や個別制御データの設定を行う際の手順を説明
するとともに請求項第1項の考案の一実施例の動作手順
を説明するフローチャートである。第5図を参照して、
第5図ステップa1では、個別設定ボタン46が操作された
か否かが判断される。操作されていなければ、たとえば
予約/解除ボタン42などが操作されて、起動時刻や停止
時刻などの共通制御データが設定される。このような共
通制御データは、第6図(1)および第6図(2)に示
すような共通制御データに関する一方形式であるデータ
転送フォーマット(以下、このフォーマットを共通フォ
ーマットと称する)で送信され、操作装置14から室内機
12への送信時には、第6図(1)の共通フォーマットが
用いられる。
このフォーマットにはアドレス部50、フォーマットの
種別を示すフォーマットデータ部51および運転データ部
52とを含んで構成される。運転データ部52には、室内機
12の運転/停止状態を指示する運転/停止データ部53、
設定温度データ部54、室内機12の除湿運転を指示/解除
する除湿運転データ部55、風量データ部56および風向デ
ータ部57とを含んで構成される。上述の運転データ部52
の具体例は1例であり、その範囲は本件考案を何ら限定
するものではない。
第6図(2)は、室内機12から操作装置14へ返信され
る制御データのフォーマットである。第6図(1)図示
のフォーマットに対応する内容には、同一の参照符号を
用いて示す。ただしこの場合には、伝送される制御デー
タは室内機12の運転状態に対応し、当該運転状態を操作
装置14へ伝送することになる。このフォーマットには、
室内機12において伝送異常および動作異常などが発生し
た場合にこれを室内機12が検出し、この場合の異常検出
データが伝送される異常検知データ部58、および操作装
置14の操作入力を禁止/許可する禁止/許可データ部60
とが設定される。
すなわち前記ステップa1の判断が否定であれば、ステ
ップa2で上述したような共通制御データの設定が行わ
れ、ステップa3で第6図(1)および第6図(2)のフ
ォーマットを用いる共通制御データの伝送が行われる。
ステップa1で判断が肯定であればステップa4に移り、
制御手段26は表示手段32の表示内容を全て消去する。ス
テップa5では、個別設定を行うべき室内機12の前記ユニ
ット番号Uiが設定される。この設定操作は、たとえば温
度変更ボタン41U、41Dの押圧操作を継続することによ
り、操作装置14に接続された室内機12の数を最大値とす
る整数が昇順または降順に表示部32bのユニット番号表
示部48に、順次的に表示される。ここで、前記温度変更
ボタン41U、41Dの押圧操作を解除してたとえば2秒間が
経過すれば、制御手段26はその時点でユニット番号表示
部48に表示されたユニット番号Uiを有する室内機12を個
別設定の対象として確定する。
この後、処理はステップa6に移り、制御手段26は制御
データ送出手段25を介して当該室内機12へ第7図(1)
に示すフォーマットの制御データを当該室内機12に送出
し、室内機12からは第7図(2)に示すフォーマットの
運転データが返信される。以下、第7図に示すフォーマ
ットをイニシャルフォーマットと称する。第7図のフォ
ーマットにおいても、第6図を参照して説明したフォー
マットの構成要素に対応する構成要素には、同一の参照
符号を用いて説明する。
第6図示の共通フォーマットのフォーマットデータ51
の内容と第7図示のフォーマットデータ51の内容とは、
当然に異なるものである。第7図示のフォーマットは、
たとえば操作装置14などにおける電源投入時、したがっ
て接続された室内機12への電源投入時において、操作装
置14が各室内機12の運転データを収集するに用いられる
フォーマットである。
前記ステップa6では、このようなイニシャルフォーマ
ットを用いて、操作装置14は個別設定の対象に選ばれた
室内機12の運転データを収集し、表示部32a、32bにおい
て第4図示のように表示する。
この後、処理はステップa7に移り、操作者は上記運転
データを見つつ個別制御データを設定する。本実施例で
は、このような個別設定を行う制御データとしてたとえ
ば風量および風向を選択する。したがって風向ボタン36
および風量調節ボタン38を操作して、風向に関しては、
表示領域49cを見つつ設定し、風量については表示領域4
9dを見つつ設定する。
このように個別制御データの設定が終了するとステッ
プa8に移り、予約/解除ボタン42を操作する。予約/解
除ボタン42は、たとえば1回操作する毎に上記個別制御
データの確定と解除とを交互に行う。解除時は第5図に
破線で示すように、ステップa5に続きステップa8を行
う。ステップa8で上記個別制御データが確定されると、
ステップa9で個別制御データが送出される。このときに
採用されるフォーマットは、第8図に示される。以下、
このフォーマットを他方形式である個別フォーマットと
称する。
第8図(1)は操作装置14から室内機12へ制御データ
を伝送するフォーマットであり、第8図(2)は室内機
12から操作装置14へ返信される運転データのフォーマッ
トである。第8図の場合も第6図のフォーマットの構成
要素と対応する構成要素には、同一の参照符を付して示
す。このときのフォーマットデータ部51の内容も、前記
第6図および第7図のフォーマットデータ部51の内容と
はそれぞれ異なるものであるのは当然である。
この後、ステップa10では個別設定ボタン46が操作さ
れたか否かが判断される。操作されていなければ、たと
えば個別設定を行おうとする他の室内機12の選択する。
ステップa10の判断が肯定であれば、操作装置14はこの
ような個別制御データの設定モードから離脱する。
上記ステップa7で、新規に制御データの設定を行わず
にステップa8以降の処理に進む場合、たとえば操作装置
14aに接続されたユニット番号U0〜U5の室内機12に設定
されている空気調和動作の制御データを、操作装置14a
の表示手段32に表示させ、これを確認することができ
る。
第9図は、操作装置14からの制御データを受信する室
内機12の動作を説明するためのフローチャートである。
第9図を併せて参照して、第9図ステップb1では室内機
12のデータ形式識別手段18が、受信された制御データが
前記共通フォーマットであるか否かを判断する。判断が
否定であればステップb2に移り、当該制御データが前記
個別フォーマットであるか否かを判断する。この判断が
肯定であればステップb3に移り、フラグFを「1」に設
定し、ステップb4に移る。前記ステップb1の判断が肯定
であればステップb5で当該フラグFを「0」に設定しス
テップb4に移る。ステップb2の判断が否定の場合も、処
理はステップb4に移る。
ステップb4では、前記フラグFが「1」であるか否か
が判断される。すなわち、受信した制御データが個別フ
ォーマットであったか否かを判断する。この判断が否定
であればステップb6に移り、室内機12の動作制御手段19
は第6図に示す共通フォーマットによる制御データに基
づいて動作を行う。ステップb4の判断が肯定であれば、
ステップb7に移る。受信された制御データは第8図の個
別フォーマットの場合であり、したがって本実施例では
室内機12の風量、風向に関しては前記個別制御データに
基づいて制御され、残余の制御項目に関しては共通制御
データに基づいて制御が行われる。
これは室内機12の第1記憶部20に、たとえばその時点
までの共通制御データが第6図(1)に示すように記憶
されている場合、個別制御データは風量、風向に対応す
る記憶領域の内容を選択的に書換えることになる。室内
機12の動作制御手段19は、第1記憶手段20の記憶内容を
読出しつつ空気調和動作制御を行うので、この記憶内容
が書換えられれば、それに対応した動作を行うことにな
る。
このようにして空気調和装置11では、操作装置14に接
続された室内機12を共通な空気調和動作状態に制御でき
るとともに、必要に応じて同一グループ13内の室内機12
であっても、動作状態たとえば風向や風量を個別的に設
定できるようにした。これにより空気調和装置11の使用
性が格段に向上される。しかもこの使用性の向上は、従
来技術の項で述べたように室内機12毎に操作装置14を接
続してそれぞれ操作するなど、繁雑な構成と手間とを要
することなく実現される。
第10図は、請求項第2項の考案の一実施例の処理を説
明するフローチャートである。本実施例は、第1図に示
したような構成の空気調和装置11が、たとえばビルディ
ングなどに設置されたとき、各室内機12にはグループ13
毎にユニット番号Uiが設定されるが、年月が経過したり
操作者が変更されたりすると、ユニット番号と実際の各
所に配置されている室内機12との対応関係の把握が困難
となる場合がある。このような場合、操作装置14によっ
て同一グループ13内の単一の室内機12のみを動作させ
て、前記対応付けを認識しようとするものである。
第10図ステップd1では、操作装置14は室内機12と共通
フォーマットによる伝送状態すなわち通常の空気調和動
作状態にある。ステップd2では、操作装置14の点検/試
運転ボタン47が操作されたか否かが判断される。操作さ
れたときステップd3に移り、表示手段32の表示内容は全
て消去される。この後、ステップd4に移り、第5図ステ
ップa5で説明したような操作でユニット番号Uiが設定さ
れる。この後、ステップd5では、運転/停止ボタン33が
操作されたか否かを判断する。操作されていなければス
テップd4に戻り、他のユニット番号を選択できる。
判断が肯定であれば、ステップd6に移り、選択された
室内機12に前記個別フォーマットで個別制御データを伝
送し、対応する室内機12は駆動される。このステップd6
の動作がファン22の回転駆動であれば選択された室内機
12が容易に特定できる。
ステップd7では、前記点検/試運転ボタン47が操作さ
れたか否かが判断され、操作されていれば現在の動作状
態は解除されることになり、ステップd8で全ての室内機
12の動作を停止した後、処理はd1に戻る。ステップd7の
判断が否定であればステップd9に移り、現在の確認動作
の対象となる室内機12のユニット番号Uiを変更するか否
かが判断される。変更されなければステップd6に戻り、
変更されればステップd3に戻る。
このようにして本動作例では、操作装置14を用いて同
一グループ13内の任意の1台の室内機12のみが動作させ
られる。この動作はユニット番号Uiを用いて室内機12を
指定することにより行われる。したがって上述したよう
に、空気調和装置11を設置して歳月を経た後や操作者が
変更された後でも、実際に設置されている室内機12のユ
ニット番号Uiを直ちに確認することができる。
考案の効果 以上のように請求項第1項の考案によれば、複数の室
内機12を共通に空気調和動作させることができるのは勿
論、室内機設定手段30で指定される室内機12に対し、風
量、風向を含む空気調和動作に関して個別的に空気調和
動作をさせることができ、これによって快適な空気調和
を達成することができる。
請求項第2項の考案によれば、操作装置14を操作して
点検のために室内機設定手段30で室内機12を指定し、こ
の指定した室内機12にファン22の回転駆動のための情報
を与え、指定された室内機12のみ、ファン22の回転駆動
を行い、指定されない室内機12のファン22は駆動しな
い。これによって、その指定されたユニット番号が付さ
れた室内機12を特定するために、たとえば表示ランプな
どの特段の表示手段の増設を必要とせず、点検すべき室
内機12を作業者が容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は空気調和装置11の構成を示す系統図、第2図は
請求項第1項の考案の一実施例の空気調和装置11の操作
装置14と室内機12との構成例を示すブロック図、第3図
は操作装置14の正面図、第4図は表示手段32の表示例を
示す図、第5図は制御データの設定動作を説明するフロ
ーチャート、第6図〜第8図は空気調和装置11で伝送さ
れるデータのフォーマットを説明する図、第9図は室内
機12の受信処理を説明するフローチャート、第10図は請
求項第2項の考案の一実施例の処理を説明するフローチ
ャートである。 11…空気調和装置、12…室内機、14…操作装置、18…デ
ータ形式識別手段、19…動作制御手段、20…第1記憶手
段、25…制御データ送出手段、26…制御手段、27…共通
設定手段、28…個別設定手段、29…第2記憶手段、30…
室内機設定手段、31…室内機起動手段、32…表示手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−105594(JP,A) 特開 昭55−96875(JP,A) 特開 昭59−63438(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02 102A F24F 11/02 103D

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)相互識別用のユニット番号が付され
    た複数の室内機12と、 (b)これらの室内機12に空気調和動作に関する制御デ
    ータを送出する操作装置14であって、前記操作装置14
    は、 (b1)室内機12にそれぞれ伝送される風量、風向を含む
    共通の空気調和動作に関する共通制御データを設定する
    共通設定手段27と、 (b2)ユニット番号を指定することにより、室内機12を
    個別的に指定する指定データを設定する室内機設定手段
    30と、 (b3)室内機設定手段30で指定された室内機12に伝送さ
    れる風量、風向を含む個別の空気調和動作に関する個別
    制御データを設定する個別設定手段28と、 (b4)室内機12に対し、共通制御データ及び個別制御デ
    ータを送出する制御データ送出手段25とを含み、 (c)前記室内機12は、 (c1)制御データ送出手段25からの出力に応答し、自ら
    に与えられる個別制御データの有無を識別する識別手段
    18と、 (c2)識別手段18の出力に応答し、自らに与えられる個
    別制御データの有無を記憶すると共に、個別制御データ
    が有りと識別されると個別制御データを記憶し、個別制
    御データが無しと識別されると共通制御データを記憶す
    る記憶手段20と、 (c3)記憶手段20に記憶された制御データに対応する空
    気調和動作を行う動作制御手段19とを含むことを特徴と
    する空気調和装置。
  2. 【請求項2】上記共通設定手段27で設定される共通制御
    データは、空気調和動作を停止状態とする制御データで
    あり、 上記個別設定手段28で設定される個別制御データは、フ
    ァン22の回転駆動を行う制御データであることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の空気調和装
    置。
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