JPH0914738A - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム

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JPH0914738A
JPH0914738A JP7161832A JP16183295A JPH0914738A JP H0914738 A JPH0914738 A JP H0914738A JP 7161832 A JP7161832 A JP 7161832A JP 16183295 A JP16183295 A JP 16183295A JP H0914738 A JPH0914738 A JP H0914738A
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秀男 池田
Goro Ushiba
五朗 牛場
Shuzo Akita
州三 秋田
Haruhiko Adachi
晴彦 安達
Tomoaki Horio
知明 堀尾
Yasunori Sueyoshi
康則 末吉
Masahiko Nomura
昌彦 野村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 空調機コントローラ16に関連して湿度検知
器42,着衣量(CLO) 設定器118および活動量(AL)設
定器120を設け、室内コントローラ66に関連して室
内温度検知器および放射温度検知器を設ける。室内コン
トローラ66のCPUは空気調和機18側の各検知器お
よび設定器からのデータを中継器86を介して受け取る
とともに自己の検知器からのデータを取り込み、PMV
(快適度)を計算する。そして、PMVに基づいて設定
温度または要求風量を決定し、それをVAVコントロー
ラ64に与える。したがって、VAVユニット62のダ
ンパ60がPMVに基づいて制御される。 【効果】 PMVに基づいて制御されるので、快適な空
調環境を提供でき、しかも独立した快適度センサを使わ
ないので、安価である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和システムに関
し、特にたとえば快適度(Predicted Mean Vote: PM
V) に基づいて複数のゾーンを個別に空調するための空
気調和システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デンマーク工科大学のFan
ger教授によって提唱されているPMV方程式によっ
て算出できるPMVによって空調を制御しようとする試
みがある。その1つとして、快適度センサによって検出
した快適度(PMV)に基づいてファンコイルユニット
(FCU)や空調機ないしエアハンドリングユニット
(AHU)を制御する方法が提案されている。このよう
な快適度センサとしては、山武ハネウェル株式会社製の
「TY4700」がある。
【0003】PMVはたとえば−3〜+3までの値とし
て求められるが、これが「0」になるように空調制御す
れば、暑過ぎたり寒過ぎたりすることが可及的抑制され
るという効果があることは容易に予測できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
快適度センサは、壁掛け型あるいは卓上型のように独立
した機器であって、それ自体に室内温度,相対湿度,輻
射(放射)温度および気流速度を検知するセンサや活動
量や着衣量のパラメータを設定する設定器を設けている
ため、非常に高価である。また、従来技術は独立した機
器であるので、それをどのように空調システムに組み込
むかは明らかではない。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、よ
り安価に、PMVに基づいて制御することができる、空
調システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のゾー
ンの各々に調和空気を供給する複数の供給手段、複数の
ゾーンの各々に関連して設けられる複数の室内コントロ
ーラ、複数の室内コントローラの各々に関連して設けら
れて対応するゾーンの温度を検知する室内温度検知手
段、複数の室内コントローラの各々に関連して設けられ
て対応するゾーンにおける放射温度を検知する放射温度
検知手段、湿度を検知する湿度検知手段、および快適度
のためのパラメータを設定するためのパラメータ設定手
段、および複数の室内コントローラの各々に関連して設
けられて、少なくとも、室内温度検知手段によって検知
した温度,放射温度検知手段によって検知した放射温
度,湿度検知手段によって検知した湿度,およびパラメ
ータ設定手段によって設定されたパラメータに基づいて
快適度を算出する快適度算出手段を備え、さらに快適度
算出手段によって算出された快適度に応じて複数の供給
手段を個別に制御する複数の制御手段を備える、空気調
和システムである。
【0007】
【作用】空調システムはVAVユニットを用い、または
ファンコイルユニットを用いて構成される。VAVユニ
ットを用いる場合には、各VAVユニットに調和空気を
供給する空気調和機が設けられる。ファンコイルユニッ
トを用いる場合には、各ファンコイルユニットに熱交換
器が設けられる。
【0008】いずれの場合も、快適度算出手段は、関連
する室内コントローラの室内温度センサおよび放射温度
センサから、対応するゾーンにおける室内温度および放
射温度のデータを取り込むとともに、適宜の通信手段を
介して、湿度検知手段からの湿度のデータおよびパラメ
ータ設定手段からのパラメータのデータを取り込む。そ
して、FangerのPMV方程式(またはそれを簡略
化ないし変形したもの)によって快適度(PMV)を算
出する。
【0009】そして、VAVシステムでは、算出された
PMVがVAVユニットの制御のために用いられる。た
とえば、室内コントローラにおいてユーザが希望温度を
設定するような空調システムの場合には、PMV補正値
とPMV値とに基づいて要求風量を決定する。また、希
望温度を設定しないでPMVによって直接VAVユニッ
トの風量を制御するようなシステムでは、PMVに基づ
いて要求風量を決定すればよい。
【0010】なお、ファンコイルユニットを用いる場合
には、制御手段は、算出したPMVに従ってファンコイ
ルユニットからの送風量や給気温度を制御する。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、各ゾーンの状態を正
確に把握する必要がある室内温度検知手段および放射温
度検知手段は各室内コントローラに関連して設け、その
他の相対湿度検知手段やパラメータ設定手段は別に設け
たので、従来技術のように、独立した快適度センサを用
いる場合に比べて、安価にすることができる。
【0012】また、快適度算出手段によって求めた快適
度ないしPMVに基づいてVAVユニットやファンコイ
ルユニットを制御することができ、一層快適な空調シス
テムを実現することができる。この発明の上述の目的,
その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う
以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】図1に示すこの実施例の空気調和システム1
0は、空調すべき部屋12内の5つのゾーン14a,1
4b,14c,14dおよび14eを同時に空調するた
めのものであり、空調機コントローラ16によって制御
される空気調和機18を含む。ただし、ゾーンの数は実
施例に限定されるものではない。
【0014】空気調和機18はハウジング20を含む。
ハウジング20の右側面には給気口22が形成され、左
側面には外気口24および還気口26が形成される。ハ
ウジング20の内部にはエアフィルタ28,冷却コイル
30,加熱コイル32,加湿器34,給気ファン36お
よび温度センサ38が上流側からこの順で設けられ、ま
た、還気口26に関連して炭酸ガス濃度検出器40およ
び湿度センサ42が設けられる。なお、冷却コイル30
および加熱コイル32のそれぞれに関連して電動バルブ
が設けられ、加湿器34に関連して電磁バルブが設けら
れる。さらに、給気ファン36はインバータによって制
御される。
【0015】そして、温度センサ38と炭酸ガス濃度検
出器40と湿度センサ42とが空調機コントローラ16
のAI(アナログインプット)端子44に接続され、電
動バルブおよびインバータがAO(アナログアウトプッ
ト)端子46に接続され、インバータがさらにDI(デ
ィジタルインプット)端子48に接続され、電磁バルブ
がDO(ディジタルアウトプット)端子50に接続され
る。
【0016】一方、空調すべき部屋12には、還気口5
2および各ゾーン14に対応する5つの給気口54が形
成され、還気口52と空気調和機18の還気口26およ
び屋外へ向けて開口された図示しない排気口とが図示し
ない天井裏空間またはダクト等を介して連通され、各給
気口54と空気調和機18の給気口22とが給気ダクト
56を介して連通される。
【0017】そして、給気ダクト56には、各給気口5
4に関連して風速センサ58およびダンパ60を有する
VAV(可変風量)ユニット62が設けられ、各VAV
ユニット62に関連してVAVコントローラ64が設け
られる。このVAVコントローラ64が設定温度あるい
は要求風量に基づいてダンパ60の開度を制御する。ま
た、部屋12の内部には、各ゾーン14に関連して室内
コントローラ66が設けられる。室内コントローラ66
は、図2からよくわかるように、対応するゾーン14の
温度を検知するための温度センサ68およびそのゾーン
における放射(輻射)温度を検知するための放射温度セ
ンサ70を備える。これら温度センサ68および放射温
度センサ70としては、たとえば、いずれも石塚電子株
式会社製の「103AT−2」および「輻射熱センサ」
が利用可能である。
【0018】室内コントローラ66の液晶表示器72は
各種の状態を目視可能に表示するものであり、特に、P
MV表示部74を含む。PMV表示部74はPMVを
「高低」で表示する。PMV補正スイッチ76を押した
ときには、PMV表示部74において「高」方向にPM
Vが変更され、PMV補正スイッチ78を押したときに
は、PMV表示部74において「低」方向にPMVが変
更される。なお、スイッチ80は、空調を停止しまたは
運転するためのスイッチである。
【0019】図3に示すように、室内コントローラ66
はCPU82を含み、このCPU82はA/D変換器を
通して、温度センサ68および放射温度センサ70から
の室内温度および放射温度の各データを取り込む。CP
U82のパラレルIOには前述の各スイッチ76,78
および80が接続され、CPU82が各スイッチ76〜
80の状態を取り込む。CPU82のLCDドライバが
液晶表示器72を駆動し、液晶表示器72によって温度
やPMVを表示する。CPU82のシリアルIOには通
信ドライバ84が接続されていて、CPU82は、この
通信ドライバ84を介して、中継器86(図1)からの
データないし信号すなわち空調機コントローラ16から
のデータないし信号を受取り、または中継器86すなわ
ち空調機コントローラ16およびVAVコントローラ6
4に対してデータないし信号を送る。データは、具体的
には、電源部88の電源線によって伝送される。
【0020】この実施例では、各VAVコントローラ6
4と空調機コントローラ16のSI(シアルインタフェ
ース)端子90とが通信ケーブル92a,端子盤94お
よび通信ケーブル92bを介して接続され、室内コント
ローラ66とSI(シアルインタフェース)端子90と
が通信ケーブル92c,端子盤94および通信ケーブル
92bを介して接続され、VAVコントローラ64と室
内コントローラ66とが通信ケーブル92b,端子盤9
4および通信ケーブル92cを介して接続される。
【0021】このような通信手段の一部を構成する端子
盤94は、図4に示すように、複数の端子96を有する
端子台98および中継器86を含む。中継器86は、図
5に示すように、マイコン100,トランシーバ10
2,切換器104および電源線重畳トランシーバ106
を含み、トランシーバ102に通信ケーブル92aおよ
び92bのそれぞれが接続され、各電源線重畳トランシ
ーバ106に室内コントローラ66から延びるケーブル
92cが接続される。
【0022】室内コントローラ66から端子台98まで
の通信ケーブル92cは、図4に示すように、4芯電話
線108または2芯電話線110等のような電話線路を
利用して配線される。すなわち、4芯電話線108を用
いる場合には、4つの芯線108a〜108dのうち2
つの芯線108aおよび108bが通信ケーブル92c
として利用され、これらが端子台98の端子96を介し
て中継器86に接続される。そして、他の2つの芯線1
08cおよび108dが電話機112の電話線114と
して利用され、これらが端子96を介して電話交換器1
16に接続される。一方、2芯電話線110を用いる場
合には、2つの芯110aおよび110bが通信ケーブ
ル92cとして利用され、これらが端子96を介して中
継器86に接続される。ただし、2芯電話線110の2
つの芯線110aおよび110bを端子96を介して電
話交換器116に接続すると、2芯電話線110をその
まま電話機112用の電話線として用いることもでき
る。したがって、予め複数の2芯電話線110を配線し
ておけば、任意の1つまたは2つ以上の2芯電話線11
0を電話機112に用い、残りを室内コントローラ66
に用いることができる。
【0023】ただし、通信手段としては、上述の電話線
を用いる他、他の形式のものが用いられてもよいことは
もちろんである。このような空調システム10の一般的
な動作は以下のとおりである。すなわち、室内コントロ
ーラ66のオン/オフスイッチ80がオンされると、そ
のオン信号が室内コントローラ66から、通信ドライバ
84,通信ケーブル92c,端子96,中継器86およ
び通信ケーブル92aを通して、空調機コントローラ1
8に与えられる。それによって空気調和機18がオンさ
れ、かつ暖房運転モードが選択されると、冷却コイル3
0の電動バルブが閉鎖され、加熱コイル32の電動バル
ブが開放され、加湿器34の電磁バルブが必要に応じて
開放される。そして、部屋12全体で要求する要求風量
を満足するように所定の回転数で給気ファン36が駆動
される。すると、給気ファン36に吸引された外気およ
び還気が外気口24および還気口26を通してハウジン
グ20内に取り込まれる。そして、この空気(外気およ
び還気)が、エアフィルタ28を通して除塵され、加熱
コイル32を通して加熱され、加湿器34を通して必要
に応じて加湿された後、給気ファン36によって給気ダ
クト56を通して各給気口54から部屋12内の各ゾー
ン14a〜14eへ供給される。
【0024】なお、各データないし信号の通信の際に
は、データや信号の宛て先は各コンポーネント(機器)
に付与されたアドレスに従って端子盤94の中継器86
(マイコン100および切換器104等)によって指定
される。一方、冷房運転モードが選択された場合には、
冷却コイル30の電動バルブが開放されるとともに加熱
コイル32の電動バルブおよび加湿器34の電磁バルブ
が閉鎖される。そして、給気ファン36が所定の回転数
で回転される。すると、外気口24または還気口26か
らハウジング20内に取り込まれた空気(外気または還
気)がエアフィルタ28を通して除塵され、冷却コイル
32を通して冷却された後、給気ファン36によって給
気ダクト56を通して各給気口54から部屋12内の各
ゾーン14a〜14eへ供給される。
【0025】いずれの場合も、各給気口56から供給さ
れる給気量は、対応する各室内コントローラ66から通
信ケーブル92c,端子96,中継器86およびケーブ
ル92bを介して与えられるPMVまたはそれに相関す
るデータに基づいて各VAVユニットVAVコントロー
ラ64すなわちVAVユニット62によって制御され
る。
【0026】ここで、PMVに基づく空調制御の説明に
先立って、PMVを求める方法について説明する。Fa
ngerによると、人体に関する熱平衡方程式は、一般
に、数1で表される。
【0027】
【数1】
【0028】数1のEおよびAは、それぞれ、数2およ
び数3で示される。
【0029】
【数2】
【0030】
【数3】
【0031】数1において、Kは微小であるので省略
し、定常項と考え、右辺第6項は「0」とする。また、
数2および数3を数1に代入すると、数4が得られる。
【0032】
【数4】
【0033】ただし、数4の各項は、数5〜数9で与え
られる。
【0034】
【数5】
【0035】
【数6】
【0036】
【数7】
【0037】
【数8】
【0038】
【数9】
【0039】ここで、C+Rは着衣内を伝導により伝わ
る熱量Cclに等しいので、数10および数11が得られ
る。
【0040】
【数10】
【0041】
【数11】
【0042】Fangerは、快適状態では、ts およ
びErsw は、数12および数13に示すように、代謝量
の関数であるとした。
【0043】
【数12】
【0044】
【数13】
【0045】PMVは、人体に対する熱的負荷を130
0余人の被験者を用いた実験により簡単な数値化を施さ
れ、また人間の温冷感に結び付けられている。熱的負荷
とは、快適な状態での皮膚温と発汗量とを保持して、実
際の環境へ放散する熱量と産熱量との差であり、数4の
右辺と左辺との差で示される。これをLとすると、数1
4で表され、LとPMVとの関係は数15で与えられ
る。
【0046】
【数14】
【0047】
【数15】
【0048】数14は、数5〜数14から、数16で表
される。
【0049】
【数16】
【0050】数15および数16から、PMVは、数1
7で表される。
【0051】
【数17】
【0052】ただし、数17における各変数は、数18
〜数25で与えられる。
【0053】
【数18】
【0054】
【数19】
【0055】
【数20】
【0056】
【数21】
【0057】
【数22】
【0058】
【数23】
【0059】
【数24】
【0060】
【数25】
【0061】なお、数19は「2.38・(tcl−ta
0.25>12.1√v 」のときに適用され、数20は「2.38・
(tcl−ta 0.25≦12.1√v 」のときに適用される。
また、数21は「Icl<0.5 ・CLO 」のときであり、数
22は「Icl≧0.5 ・CLO 」のときである。上述の実施
例においては、数20の気流速度vは、VAVユニット
62における実際の風量(Q)と換気回数との関数とし
て求める。すなわち、気流速度vはv=αQとして求め
ることができる。ただし、αは換気回数等のパラメータ
できまる比例定数である。したがって、VAVコントロ
ーラ64が上記風量(Q)を知ることができるのである
から、その風量のデータを先に説明した通信手段を用い
て各室内コントローラ66に与えれば、室内コントロー
ラ66において簡単に気流速度vを求めることができ
る。
【0062】なお、上記風量(Q)はVAVユニット6
2に設けられた風速センサ58によって求めてもよい。
さらに、気流速度vは0.1m/s未満であればPMV
値にほとんど影響することはないので、気流速度として
は代表速度である固定値を設定するようにしてもよい。
【0063】また、数21および数22における「CLO
」が、図1における着衣量設定器118によって設定
される。そして、数24の「AL」は図1における活動量
設定器120によって設定される。さらに、図1に示す
中心温度設定器122は、たとえば、夏26℃冬22℃
のような、温度初期値を設定する。これらの設定器11
8,120および122は、いずれも、可変抵抗器ある
いはポテンショメータによって構成され、空調機コント
ローラ16のAI端子44に接続される。したがって、
各設定値はアナログ値として空調機コントローラ16に
入力され、空調機コントローラ16がそのアナログ値を
ディジタル値(データ)に変換し、それを通信手段を通
して、室内コントローラ66に与える。
【0064】ここで、図6を参照して、室内コントロー
ラ66の動作を説明する。図6のステップS1では、室
内コントローラ66のCPU82は温度センサ68から
の室内温度データを読み込む。ステップS3では、CP
U82は、放射温度センサ70からの放射温度データを
読み込む。そして、ステップS5では、空調機コントロ
ーラ16やVAVコントローラ64と中継器86(図1
および4)を介して通信し、湿度検知器42で検知した
相対湿度RH,活動量設定器120によって設定された活
動量すなわちAL値,および着衣量設定器118によって
設定された着衣量すなわちCLO 値を読み込むとともに、
気流速度vを読み込む。そして、ステップS7において
は、CPU82は、先に説明した数17〜数25に従っ
てPMVを演算する。
【0065】次のステップS9において、CPU82
は、計算したPMVが「−1」〜「+1」の範囲に入っ
ているかどうかを判断する。PMVは、基本的には、
「−3〜+3」の範囲の値として計算される。すなわ
ち、表1のとおりである。
【0066】
【表1】
【0067】そして、ステップS11においては、CP
U82は、計算したPMVが上記範囲内にあれば、設定
温度(TS )をステップS1で読み込んだ室内温度(T
R )からPMVを引いて補正する(TS =TR −PM
V)。一方、計算したPMVが上記範囲内になければ、
CPU82は、ステップS13において、TS =TR ±
1で補正する。
【0068】次のステップS15では、CPU82は、
LCDドライバ(図3)によって、液晶表示器72のP
MV表示部74に計算したPMVを表示する。続いて、
CPU82は、PMV補正スイッチ76および78の状
態をパラレルIOから読み込む。PMV補正スイッチ7
6が押されているときは、PMVを大きくする方向に補
正する操作がユーザによってなされている。PMV補正
スイッチ78が押されているときは、PMVを小さくす
る方向に補正する操作がユーザによってなされている。
したがって、CPU82はステップS19において、P
MVの補正が必要かどうか判断する。補正が必要な場
合、すなわちPMV補正スイッチ76または78が操作
されている場合には、再びステップS7でPMVを計算
し、ステップS9以降の各ステップを実行する。このP
MVの変更ないし補正のときにもPMV表示部74にP
MVが表示される。
【0069】PMV補正が終了しあるいは補正が必要な
いとき、CPU82は、先のステップS11またはS1
3で求めた設定温度(TS )に従って、要求風量(Q)
を計算する。この要求風量の計算はVAVユニットを用
いる空調システムにおいてはよく知られているところで
あるので、ここでは詳細な説明は省略する。このように
して求めた要求風量(Q)のデータが、中継器86を介
して、VAVコントローラ64に伝えられる。応じて、
VAVコントローラ64は、現在の風量と要求風量との
差に基づいて、たとえば図7に示すように、VAVユニ
ット62のダンパ60の開度を調節する。ただし、ダン
パ開度の制御だけでは風量を満足することができないと
きは、空調機コントローラ16が空気調和機18の送風
機能力や温度等を制御することは勿論である。
【0070】なお、図6実施例では、PMVに基づいて
設定温度(TS )を変更し、それによってVAVユニッ
ト62を制御するようにした。しかしながら、図8に示
す実施例のように、PMVによって直接VAVユニット
62を制御するようにしてもよい。図8実施例のステッ
プS1′〜S7′は、図6のステップS1〜S7と同様
であるので重複する説明は省略する。そして、図8のス
テップS7′においてPMVを計算した後、ステップS
17′およびS19′を実行し、CPU82は、PMV
の補正が必要かどうかを判断する。補正が必要な場合、
ステップS7′が再び実行され、補正が不要な場合、ス
テップS21′が実行される。ステップS21′では、
先の実施例では設定温度から風量を求めたのに対し、P
MVから直接風量を求める。すなわち、図9に示すよう
に、図7の設定温度に代えて、PMVを横軸として、そ
のPMVに従って要求風量を決定する。そして、図6の
ステップS23と同様のステップS23′を実行する。
したがって、VAVコントローラ64がPMVに応じて
VAVユニット62すなわちダンパ60を制御する。
【0071】なお、上述の実施例ではVAVユニットを
用いる空気調和システムにPMV値による制御を取り入
れたが、ファンコイルユニットを用いる空気調和システ
ムであってもPMV制御が可能であることは勿論であ
る。図10はこの発明の他の実施例であるファンコイル
ユニットを用いる空気調和システムを示す図解図であ
る。この図10実施例は以下の点で、図1実施例とは異
なる。したがって、図10(および図11)において
は、図1と同一または類似の部分に同一または類似の参
照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
【0072】すなわち、図10実施例の空気調和システ
ム10′は、図1の空気調和機18や空調機コントロー
ラ16を持たず、またVAVユニット62やVAVコン
トローラ66に代えて、ファンコイルユニット124お
よび空調コントローラ126が設けられる。ファンコイ
ルユニット124は、よく知られているように、対応の
ゾーン14からの還気を熱交換してゾーンに再供給する
もので、そのためにフィルタや熱交換器を含む。そし
て、空調コントローラ126は、対応のファンコイルユ
ニット124の送風ファン128のモータを制御するた
めのインバータ回路130を含む。
【0073】この実施例では、さらに、各空調コントロ
ーラ126を統括するマスタコントローラ132が設け
られ、マスタコントローラ132と各空調コントローラ
126とは通信線で接続される。そして、マスタコント
ローラ132に関連して、室12内の炭酸ガス濃度を検
知する炭酸ガス濃度検出器40′、および室12内の湿
度を検出する湿度センサ42′が設けられる。マスタコ
ントローラ132には、さらに、先の数21および数2
2における「CLO 」を接続するための着衣量設定器11
8、数24の「AL」を接続するための活動量設定器12
0、および中心温度設定器122が設けられ、中心温度
設定器122は、たとえば、夏26℃冬22℃のよう
な、温度初期値を設定する。これらの設定器118,1
20および122は、いずれも、可変抵抗器あるいはポ
テンショメータによって構成され、マスタコントローラ
132のAI端子に接続される。したがって、各設定値
はアナログ値としてマスタコントローラ132に入力さ
れ、マスタコントローラ132がそのアナログ値をディ
ジタル値(データ)に変換し、それを通信手段を通して
空調コントローラ126に与え、これらのデータは空調
コントローラ126からさらに室内コントローラ66′
に与えられる。
【0074】なお、この実施例における室内コントロー
ラ66′は図2および図3に示す室内コントローラ66
に比べて、風量設定等ができないこと等を除いて、ほぼ
同様である。したがって、ここでは、室内コントローラ
66′は室内コントローラ66と同等のものとして認識
されたい。したがって、この図10実施例においても、
室内コントローラ66′のCPU82(図3)が先の図
6のステップS1〜S7を実行してPMV値を演算する
とともに、ステップS9の判断ステップを経て、ステッ
プS11またはS13を実行した後、ステップS15で
演算したPMV値を液晶表示器72(図2)で表示す
る。そして、ステップS17およびS19でPMV値の
必要な補正を行う。このステップS19で“NO”とな
ったとき、室内コントローラ66′は、決定されたPM
V値またはそのPMV値に応じた制御データを空調コン
トローラ126に与える。したがって、空調コントロー
ラ126は、そのPMV値または制御データに従ってイ
ンバータ回路130を制御し、モータすなわち送風ファ
ン128の回転速度、つまり送風量を制御するか、熱交
換器134の電動弁136を制御し、熱交換器134に
流れる冷水または温水の量を調節して送風温度を制御す
る。
【0075】なお、図10実施例において、マスタコン
トローラ132を1つの空調コントローラ126によっ
て代行させることもできる。すなわち、図11実施例で
は、複数の空調コントローラ126のうち1つに図10
実施例のマスタコントローラ132と同等の機能を付与
し、そのマスタコントローラ兼空調コントローラ126
aがマスタコントローラ132と同様に、各空調コント
ローラ126を統括的に制御する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例における室内コントローラを示す図
解図である。
【図3】室内コントローラを示すブロック図である。
【図4】図1実施例における端子盤を示す図解図であ
る。
【図5】端子盤内に設けられた中継機を示すブロック図
である。
【図6】室内コントローラの動作の一例を示すフロー図
である。
【図7】図6実施例に従って風量を制御する態様を示す
グラフであり、横軸に設定温度を縦軸にダンパ開度を示
す。
【図8】室内コントローラの動作の他の例を示すフロー
図である。
【図9】図8実施例に従って風量を制御する態様を示す
グラフであり、横軸にPMVを縦軸にダンパ開度を示
す。
【図10】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【図11】図10実施例の変形例を示す図解図である。
【符号の説明】
10,10′ …空気調和システム 12 …部屋 14a〜14e …ゾーン 16 …空調機コントローラ 18 …空気調和機 42 …湿度センサ 62 …VAVユニット 64 …VAVコントローラ 66,66′ …室内コントローラ 68 …室内温度検知器 70 …放射温度検知器 76,78 …PMV補正スイッチ 82 …CPU 118 …着衣量(CLO )設定器 120 …活動量(AL)設定器 124 …ファンコイルユニット 126,126a …空調コントローラ 128 …送風ファン 130 …インバータ回路 132 …マスタコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛場 五朗 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 秋田 州三 栃木県字都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内 (72)発明者 安達 晴彦 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内 (72)発明者 堀尾 知明 東京都台東区元浅草2−6−6 東京日産 台東ビル クボタトレーン株式会社内 (72)発明者 末吉 康則 兵庫県尼崎市浜一丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 野村 昌彦 兵庫県尼崎市浜一丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のゾーンの各々に調和空気を供給する
    複数の供給手段、 前記複数のゾーンの各々に関連して設けられる複数の室
    内コントローラ、 前記複数の室内コントローラの各々に関連して設けられ
    て対応するゾーンの温度を検知する室内温度検知手段、 前記複数の室内コントローラの各々に関連して設けられ
    て対応するゾーンにおける放射温度を検知する放射温度
    検知手段、 湿度を検知する湿度検知手段、および快適度のためのパ
    ラメータを設定するためのパラメータ設定手段、および
    前記複数の室内コントローラの各々に関連して設けられ
    て、少なくとも、前記室内温度検知手段によって検知し
    た温度,前記放射温度検知手段によって検知した放射温
    度,前記湿度検知手段によって検知した湿度,および前
    記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに
    基づいて快適度を算出する快適度算出手段を備え、さら
    に前記快適度算出手段によって算出された快適度に応じ
    て前記複数の供給手段を個別に制御する複数の制御手段
    を備える、空気調和システム。
  2. 【請求項2】前記複数の供給手段は対応する前記ゾーン
    からの還気を熱交換する熱交換器を含むファンコイルユ
    ニットであり、さらに前記複数の制御手段は前記複数の
    ファンコイルユニットを個別に制御する複数の空調コン
    トローラであり、 前記複数の空調コントローラを統括するマスタコントロ
    ーラを備え、 前記湿度検知手段および前記パラメータ設定手段は前記
    マスタコントローラに関連して設けられる、請求項1記
    載の空気調和システム。
  3. 【請求項3】前記マスタコントローラは前記複数の空調
    コントローラの1つである、請求項2記載の空気調和シ
    ステム。
  4. 【請求項4】前記複数の供給手段の各々はVAVユニッ
    トであり、さらに前記複数のVAVユニットに調和空気
    を供給する空気調和機、および前記空気調和機を制御す
    る空調機コントローラを備え、 前記湿度検知手段および前記パラメータ設定手段は前記
    空調機コントローラに関連して設けられる、請求項1記
    載の空気調和システム。
  5. 【請求項5】前記VAVユニットにおける風量に基づい
    て前記対応のゾーンにおける気流速度を演算する気流速
    度演算手段をさらに備え、 前記快適度算出手段はさらに前記気流速度演算手段によ
    って演算した気流速度に基づいて前記快適度を算出す
    る、請求項4記載の空気調和システム。
  6. 【請求項6】前記パラメータ設定手段は、少なくとも、
    活動量に相関するパラメータを設定する活動量相関パラ
    メータ設定手段、および着衣量に相関するパラメータを
    設定する着衣量相関パラメータ設定手段を含む、請求項
    1または2記載の空気調和システム。
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