JP3646691B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機として、空調室内機と、空調室内機の運転操作を行うためのリモコンとを備えたものがある。すなわち、リモコンを操作することによって、空調室内機(この空気調和機が、空調室内機と室外機とを備えたものであれば、空調室内機及び室外機)を動作させるものである。
【0003】
ところで、空気調和機はその機種毎に運転モード等が相違し、この運転モード等にリモコンを対応させている。すなわち、空気調和機には、冷房、ドライ、及び送風の3モードのもの、冷房、ドライ、暖房、及び送風の4モードのもの、冷房、ドライ、及び暖房の3モードのもの等があり、これらに合ったリモコンを必要としていた。
【0004】
すなわち、従来のこの種のリモコンは、図7に示す基板50が使用される。基板50には、複数のキー用のパターン部51・・と、マイコン52と、液晶パターン部53と、機種切換用ジャンパ線54・・等が配置される。そして、機種の違いに応じて実装する機種切換用ジャンパ線54・・を相違させ、これによって、各機種用のリモコンの基板を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このため、従来においては、機種毎にリモコンが相違しており、いわゆる共通化されていない。すなわち、各部品としては共通のものを使用しているが、工場出荷時には各ジャンパ線54・・の接離状態が機種毎に既に設定されており、リモコン完成品としては、共通したものとなっていないのが実情である。また、空気調和機には、室内機側において、プリント基板上に不揮発性メモリ等を搭載し、機種毎の仕様差に関する情報だけでなく、能力や機種毎の制御定数を書き込んで作り分け、室内機側での共通化を図っている場合もある。しかしながら、このように空調室内機が共通化されていても、添付するリモコンとしては機種毎に分ける必要があった。
【0006】
また、上記ジャンパ線に代えて、不揮発性メモリを搭載して、書き込むデータの違いによりリモコンを作り分けることも可能であるが、この場合であっても、工場出荷時の完成品状態では、機種毎に相違することになる。しかも、このメモリのためにコスト高となるおそれがある。
【0007】
さらに、設定温度範囲のように、空調室内機及びリモコンの両方のマイコン変更が必要となる場合ある。このような場合では、リモコン側で設定可能な温度範囲の上下の制限を行い、空調室内機側でリモコン信号のうち、受け付ける設定温度範囲の上下の制限を行う必要があった。このため、リモコンの共通化が一層困難となっていた。
【0008】
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、リモコンの共通化を図って、機種毎に相違する複数種類のリモコンの製作を必要としない空気調和機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで請求項1の空気調和機は、空調室内機1と、空調室内機1の運転操作を行うためのリモコン2とを備え、空調室内機1側から送信される機種別情報を、リモコン2側に設定可能とした空気調和機であって、上記リモコン2が上記空調室内機1に近接した状態にて上記機種別情報が空調室内機1から無線発信され、上記空調室内機1にリモコン保持部32を設け、リモコン保持部32にリモコン2が保持された状態を上記リモコン2が上記空調室内機1に近接した状態としていることを特徴としている。
【0010】
上記請求項1の空気調和機では、空調室内機1側から送信される機種別情報をリモコン2側に設定することがきるので、リモコン2側の機種別情報と空調室内機1側の機種別情報とを一致させることができる。また、リモコン2を空調室内機1に近接させれば、機種別情報が発信されるものであるので、設定のための操作をユーザーが行うことなく、リモコン2を空調室内機1に対応するものとすることができる。また、リモコン保持部32にリモコン2を保持させることができ、リモコン2の紛失を防止することができる。また、このリモコン保持部32に保持された状態では、リモコン2は近接又は直接的に接続した状態となり、空調室内機1とリモコン2との通信を確実に行うことができる。さらに、リモコン保持部にリモコンを保持させた場合、室内機にリモコンが装着された状態となるので、操作用のスイッチや表示部等を室内機に設けることなく、この室内機に装着されるリモコンでもって運転操作を行うことができる。
【0011】
請求項2の空気調和機は、空調室内機1側に、リモコン2に対して機種別情報を送信する信号送信手段15を設けると共に、上記リモコン2側に、上記信号送信手段15からの機種別情報にて空調室内機1に対応した動作信号の発信を可能とする信号変更手段16を設けたことを特徴としている。
【0012】
上記請求項2の空気調和機では、空調室内機1側からリモコン2に対して機種別情報が送信され、リモコン2ではこの機種別情報を受け、これに基づいてこの空調室内機1に対応する動作信号を発信することができるようになる。このため、1種類のリモコン2を、空調室内機1の機種別情報に一致した機種別情報を有するリモコンに設定することができる。
【0013】
請求項3の空気調和機は、上記空調室内機1及びリモコン2はそれぞれ機種別情報を有し、空調室内機1側の機種別情報とリモコン2側の機種別情報との照合を行い、その照合が相違したときにこのリモコン2に機種別情報を送信することを特徴としている。
【0014】
上記請求項3の空気調和機では、空調室内機1側の機種別情報とリモコン2側の機種別情報との照合を行い、その照合が相違したときにこのリモコン2に機種別情報を送信するものであるので、相違していれば、リモコン2に機種別情報が送信され、これによって、空調室内機1に対応する動作信号を発信することができるようになる。また、照合が相違していなければ、空調室内機1側の機種別情報とリモコン2側の機種別情報とが一致しており、この状態ではこのままこのリモコン2からこの空調室内機1に対応する動作信号を送信することができる。すなわち、空調室内機1側の機種別情報とリモコン2側の機種別情報とが相違していれば、一致させることができ、相違していなければそのままこのリモコン2を使用することができる。これによって、ユーザーは違和感なく、このリモコン2によって空調室内機1の通常の運転操作を行える。
【0021】
請求項の空気調和機は、上記機種別情報が一定時間毎に発信されることを特徴としている。
【0022】
上記請求項の空気調和機では、機種別情報が一定時間毎に発信されるので、リモコン2を空調室内機1に対応するものに確実に維持することができる。しかも、機種別情報の無駄な発信を防止することができる。
【0025】
請求項の空気調和機は、請求項1〜請求項のいずれかの空調室内機1と、室外機3とを備えた空気調和機であって、上記室外機3が上記機種別情報を有し、この機種別情報を空調室内機1を介して上記リモコン2に送信することを特徴としている。
【0026】
上記請求項の空気調和機では、室外機3の機種別情報を空調室内機1を介してリモコン2に送信するものであるので、出荷時等に空調室内機1に機種別情報を具備させる必要がない。すなわち、設置時等において、室外機3の機種別情報を空調室内機1に伝送することによって、空調室内機1から機種情報を送信することができるようになる。これにより、空調室内機1及びリモコン2の共通化を図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
この発明の空気調和機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は空気調和機の簡略構成図である。この空気調和機は、空調室内機1と、空調室内機1の運転操作を行うためのリモコン2とを備える。この場合、図4に示すように、この空調室内機1と室外機3とを備えた空気調和機であり、空調室内機1側に室内熱交換器4等が設けられ、室外機3側に圧縮機5と四路切換弁6と室外熱交換器7と膨張弁8等が設けられている。
【0028】
すなわち、圧縮機5を駆動させて、室内熱交換器4を凝縮器として機能させる一方、室外熱交換器7を蒸発器として機能させることにより、暖房運転を行い、室内熱交換器4を蒸発器として機能させる一方、室外熱交換器7を凝縮器として機能させることにより、冷房運転を行うものである。
【0029】
また、上記リモコン2は、上記空調室内機1と室外機3等で構成される調和機本体10に信号を送信して、この調和機本体10の運転操作を行うものである。すなわち、図1に示すように、リモコン2は、ケース本体11の表壁に、複数の操作ボタン12・・と、運転モード状況や設定温度等が表示される表示部13(例えば、液晶パネルからなる)とが設けられ、操作ボタン12を操作することによって、運転開始、運転停止、運転モード変更等を行うことができる。
【0030】
ところで、この種の空気調和機には、例えば、次の表1に示すように複数の機種がある。この表1には、A、B、及びCの3機種(勿論この3種類に限るものではない)が記載されている。
【0031】
【表1】
Figure 0003646691
【0032】
すなわち、運転モードとして、Aの機種は、自動、冷房、ドライ、及び送風があり、Bの機種は、自動、冷房、ドライ、暖房、及び送風があり、Cの機種は、自動、冷房、ドライ、及び暖房がある。風量として、Aの機種は、3段階に「しずか」運転を加えたものであり、B及びCの機種は、5段階に「しずか」を加えたものである。冷房温度設定範囲として、A及びBの機種は、18〜30℃であり、Cの機種は、18〜28℃である。暖房温度設定範囲として、A、B及びCの機種は、14〜28℃である。なお、運転モード等の切換は、モード切換用のボタン12を押すことによって順次切換っていく。
【0033】
この場合の空気調和機は、空調室内機1と、リモコン2とはそれぞれ機種別情報を有し、この機種別情報が相違する場合に、一致させるものである。すなわち、図2に示すように、リモコン2は、その機種別情報を発信する信号発信手段15と、機種別情報を変更するための信号変更手段16とを備え、空調室内機1は、この空調室内機1の持っている機種別情報とリモコン2の機種別情報とを照合する照合手段17と、機種別情報が相違していた場合にリモコンに変更信号(機種設定要求信号)を発信する信号発信手段18とを備える。
【0034】
リモコン2の制御部は具体的には図3に示すように構成されている。すなわち、演算部20と、送信波形生成部21と、送信部22と、複数のキー23(上記操作ボタン12に接続される)と、キー入力処理部24と、受信部25と、受信波形解釈部26と、プログラムメモリ27と、データメモリ28、データメモリ29、電源となる電池30等で構成される。この場合、信号送信手段15は、送信波形生成部21と送信部22等で構成され、信号変更手段16は演算部20等で構成される。また、機種別情報はデータメモリ29に格納されている。そして、送信部22からは例えば赤外線が放射され、このリモコン2と、空調室内機1とは赤外線の双方向通信とされる。
【0035】
上記機種情報(機種設定情報)には、例えば、次の表2に示すものがある。すなわち、項目として、モード、風量設定、温度設定、特殊機能、タイマがある。この表2において、再熱除湿とは、冷却して湿度の取れた空気を再加熱器で暖めた空気と混合する除湿運転であり、マイコンドライとは、マイコンの制御機能によって、室内の温度を変化させない除湿運転である。また、特殊機能において、他室機能の有とは、空調室内機が複数有する場合であり、オプション機能とは、空気清浄機能等である。さらに、タイマにおいて、入タイマとは運転開始用のタイマであり、切タイマとは運転停止用のタイマである。そしてこれらの各項目を決定する一連のデータ群が機種別情報を構成している。
【0036】
【表2】
Figure 0003646691
【0037】
次に、空調室内機1が有する機種別情報とリモコン2が有する機種別情報とを照合させる方法を、図1〜図3を使用して説明する。この場合、例えば、リモコン2の一つの操作ボタン12を操作(押す操作)を行うことによって、このリモコン2の第2の機種別情報を信号送信手段15の送信部22から空調室内機1に向けて送信する。すなわち、操作ボタン12を操作することによって、それに対応したキー23からキー入力処理部24を介して演算部20にその指令が入力される。この演算部20ではその指令信号と共に、メモリ29に記憶している第2の機種別情報を、信号送信手段15の送信部22から送信するものである。
【0038】
そして、空調室内機1では、そのリモコン2からの機種別情報と、空調室内機1の有する第1の機種別情報とを照合手段17にて照合する。これらの情報が相違していれば、この空調室内機1の信号送信手段18からリモコン2にこの空調室内機1の機種設定要求信号を送信(発信)する。リモコン2では、この信号を受信部25にて受けて、受信波形解釈部26にて波形を解釈し、このリモコン2が有する第2の機種別情報を演算部24にて変更してメモリ29に記憶し、空調室内機1が有する第1の機種別情報に一致させる。例えば、空調室内機1が表1のA機種である場合に、このA機種に対応する信号を送信することができるリモコン2に変更するものである。もちろん、空調室内機1が他のB、Cの機種であっても、その運転仕様を可能とするのリモコン2に変更することができる。
【0039】
また、情報の照合において一致していれば、リモコン2の機種別情報と空調室内機1の機種別情報とが一致(合致)しているので、リモコン2の機種別情報を変更することなく、そのままこのリモコン2を使用して、空調室内機1の運転操作を行うことができる。
【0040】
そして、リモコン2の機種別情報を変更した場合、この情報は上記メモリ29に記憶されるが、この記憶は、メモリ29がRAMであれば電池交換まで、不揮発性メモリであれば再設定まで有効である。
【0041】
ところで、上記機種別情報の変更は、リモコン2が機種設定変更可能モードである必要がある。この機種設定変更可能モードは、この調和機本体10を設置した後の試運転中、リモコン2に機種設定変更可能モードとなる操作ボタン12を設け、この操作ボタン12を操作した際、または、空調室内機1に設けたON/OFFスイッチを操作しつつリモコン2を操作した際等に当該モードになるようにすることができる。なお、試運転は、リモコン2に試運転モードとなる操作ボタン12を設け、この操作ボタン12を操作した際に行うように設定することができる。
【0042】
そのため、機種設定変更可能モードでない場合、つまり機種設定変更不可能モードである場合において、リモコン2の機種別情報を信号送信手段15の送信部22から空調室内機1に向けて送信しても、別の機種用のリモコン2として判断するように設定する。このため、図2に示すように、空調室内機1に報知手段31を設けておく。ここで、報知手段31とは、機種設定変更不可能モードであって、上記照合が不一致の場合に、ユーザーに別の機種である旨を知らせるものである。知らせる方法として、異常音を発生させるものであっても、光を発生させるものであってもよい。異常音を発生させる場合、電子ブザー等で構成することができ、光を発生させる場合、発光ダイオード等で構成することができる。
【0043】
図5はこの発明の最も特徴的な実施の形態を示し、この場合、空調室内機1にリモコン保持部32が設けられ、このリモコン保持部32にリモコン2を保持させる。例えば、空調室内機1のケーシングに上方開口状の受けホルダー部を形成し、この受けホルダー部をもって、リモコン保持部32とすればよい。そして、この保持状態では、リモコン2が空調室内機1に近接乃至接触し、空調室内機1の基板33にリモコン2が近接した状態となる。この状態では、空調室内機1の機種別情報とリモコン2の機種別情報との照合が行われる。
【0044】
従って、この図5に示す空気調和機では、リモコン2と空調室内機1とが近接した状態、つまり空調室内機1の基板33にリモコン2が近接した状態で、リモコン2と空調室内機1との間において通信する必要がある。その通信手段としては、コイル−コイルによる電磁カップリング、超微弱電波による無線通信、微弱赤外線による通信等がある。この場合であっても、上記の空気調和機と同様、機種の照合が行われ、相違していた場合に、一致するように変更される。
【0045】
この場合、機種照合は、近接した状態において常時送信する必要がなく、近接後直ちに行うようにしたり、近接した後の一定時間経過後に行わせたりすることができる。さらに、近接した後に、一定時間毎に機種照合行うようにしてもよい。なお、リモコン2が空調室内機1に近接したか否かの判断は、リモコン2及び/または空調室内機1にセンサを設け、このセンサによる検出をもって行うようにすることができる。このように、この図5に示す空気調和機では、リモコン2を近接させた状態で保持できるので、通信時の電力消費を極めて小さいものとすることができる利点がある。
【0046】
また、図6に示す空気調和機では、空調室内機1のケーシングにリモコン嵌合孔34を設け、この嵌合孔34にリモコン2の一部を差し込むことによって、リモコン2と空調室内機1とが近接した状態を検知して、この状態でリモコン2と空調室内機1との機種照合を行うものである。
【0047】
従って、この図6に示す空気調和機でも、上記の空気調和機と同様、機種の照合が行われ、相違していた場合に、一致するように変更される。なお、この図6に示す空気調和機ではリモコン2が嵌合孔34に差し込まれるものであるので、リモコン2として、カード型が好ましい。
【0048】
このように、図5や図6に示す空気調和機では、ユーザー等が別途照合用の操作を行うことなく、リモコン2の機種別情報と空調室内機1の機種別情報が相違していた場合に、一致するように変更されるので、ユーザー等は安心して、空調室内機1と機種別情報が一致しているリモコン2を使用するこができる。
【0050】
また、図5に示すようにリモコン2がリモコン保持部32に保持される場合や図6に示すようにリモコン2がリモコン嵌合部34に嵌合される場合においては、空調室内機1に、通常設けられる操作用スイッチや表示部を設ける必要がなくなる。これは、空調室内機1に装着されるリモコン2にて運転操作を行うことができるからである。このため、空調室内機1自体の簡素化を図ると共に、空調室内機を意匠的にも優れたものとすることができる。
【0051】
ところで、この種の空気調和機の機種は、空調室内機1を共通として室外機3を相違させることによって相違させる場合がある。この場合、出荷時等には、空調室内機1に機種別情報を持たせることなく、室外機3に機種別情報を持たせ、設置時に、室外機3からこの機種別情報を空調室内機1に伝送することによって、この空調室内機1に持たすようする。これによって、空調室内機1側とリモコン2側との機種別信号の照合を行うことが可能となり、一致していなければ、一致させることができる。このため、このように場合であっても、空調室内機1を相違させることなく、リモコン2の共通化を図ることができる。
【0052】
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、機種照合のきっかけとしては、リモコン2の表示部13の設定画面に基づいてこのリモコン2を操作することによってもよい。また、図5に示す空調室内機1において、リモコン保持部32としてはケーシングに固定されるものであっても、着脱自在に取り付けられるものであってもよい。さらに、機種照合は一度行えば、その空調室内機1とリモコン2とは機種別情報は一致するので、通常はその後行う必要がないが、このリモコン2を他の空調室内機1に対応させたい場合等には、再度行うことも可能である。なお、空調室内機1を有する空気調和機として、加湿機能や空気清浄機能等を有するものであってもよく、また、室外機3を有さない調湿機や空気清浄器等であってもよい。また、機種別情報のデータとしては、表2に記載されているに限るものではなく、他の種々の項目を採用したり、逆にこの表2のものから1種乃至複数種を省略したりしたものであってもよい。
【0053】
【発明の効果】
請求項1の空気調和機によれば、リモコン側の機種別情報と空調室内機側の機種別情報とを一致させることができるので、リモコンの共通化が図れ、機種毎に相違する複数種類のリモコンを製作する必要がなくなる。また、設定のための操作を行うことなく、リモコンを空調室内機に対応するものとすることができる。このため、ユーザーは意識することなく、空調室内機に対応するリモコンを使用することができる。また、リモコンと空調室内機とは近接した状態での通信であるので、通信時における消費電力を極めて小に抑えることができる。また、リモコン保持部にリモコンを保持させることができ、リモコンの紛失を防止することができる。また、このリモコン保持部に保持された状態では、リモコンは近接又は直接的に接続した状態となり、空調室内機とリモコンとの通信を確実に行うことができる。さらに、リモコン保持部にリモコンを保持(装着)させれば、この空調室内機に装着されるリモコンでもって運転操作を行うことができるので、操作用のスイッチや表示部等を空調室内機に設けることなくなって、空調室内機のコストの低減を図ることができると共に、意匠的に優れた空調室内機を提供することができる。
【0054】
請求項2の空気調和機によれば、1種類のリモコンを、空調室内機の各種の機種別情報に一致した機種別情報を有するリモコンに設定することができる。これによって、複数機種のリモコンを製造する必要がなくなって、大量生産が可能となって、コストの低減を図ることができる。また、サービス補助用(修理用)のリモコンの共通化も図ることができ、補助部品の管理費削減を達成できる。
【0055】
請求項3の空気調和機によれば、空調室内機側の機種別情報とリモコン側の機種別情報とが相違していれば、一致させることができ、また、相違していなければそのままこのリモコンを使用することができる。これによって、ユーザーは、違和感なくこのリモコンによって空調室内機の通常の運転操作を行える。
【0059】
請求項の空気調和機によれば、機種別情報が一定時間毎に発信されるので、リモコンを空調室内機に対応するものに確実に維持することができる。機種別情報の無駄な発信を防止することができ、省エネ化に寄与する
【0061】
請求項の空気調和機によれば、出荷時等において空調室内機に機種別情報を具備させる必要がないので、空調室内機及びリモコンの共通化を図ることができる。これにより、コストの大幅な低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の空気調和機の実施形態を示す簡略構成図である。
【図2】上記空気調和機の制御部の簡略ブロック図である。
【図3】上記空気調和機のリモコンの簡略ブロック図である。
【図4】上記空気調和機の簡略図である。
【図5】この発明の空気調和機の他の実施形態の要部簡略図である。
【図6】この発明の空気調和機の別の実施形態の要部簡略図である。
【図7】従来の空気調和機のリモコンの簡略図である。
【符号の説明】
1 空調室内機
2 リモコン
3 室外機
15 信号送信手段
16 信号変更手段
32 リモコン保持部

Claims (5)

  1. 空調室内機(1)と、空調室内機(1)の運転操作を行うためのリモコン(2)とを備え、空調室内機(1)側から送信される機種別情報を、リモコン(2)側に設定可能とした空気調和機であって、上記リモコン(2)が上記空調室内機(1)に近接した状態にて上記機種別情報が空調室内機(1)から無線発信され、上記空調室内機(1)にリモコン保持部(32)を設け、リモコン保持部(32)にリモコン(2)が保持された状態を上記リモコン(2)が上記空調室内機(1)に近接した状態としていることを特徴とする空気調和機。
  2. 空調室内機(1)側に、リモコン(2)に対して機種別情報を送信する信号送信手段(15)を設けると共に、上記リモコン(2)側に、上記信号送信手段(15)からの機種別情報にて空調室内機(1)に対応した動作信号の発信を可能とする信号変更手段(16)を設けたことを特徴とする請求項1の空気調和機。
  3. 上記空調室内機(1)及びリモコン(2)はそれぞれ機種別情報を有し、空調室内機(1)側の機種別情報とリモコン(2)側の機種別情報との照合を行い、その照合が相違したときにこのリモコン(2)に機種別情報を送信することを特徴とする請求項2の空気調和機。
  4. 上記機種別情報が一定時間毎に発信されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの空気調和機。
  5. 請求項1〜請求項のいずれかの空調室内機(1)と、室外機とを備えた空気調和機であって、上記室外機(3)に上記機種別情報を有し、この機種別情報を空調室内機を介して上記リモコン(2)に送信することを特徴とする空気調和機。
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