JPH0740486Y2 - 防塵作業服 - Google Patents

防塵作業服

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JPH0740486Y2
JPH0740486Y2 JP1989117784U JP11778489U JPH0740486Y2 JP H0740486 Y2 JPH0740486 Y2 JP H0740486Y2 JP 1989117784 U JP1989117784 U JP 1989117784U JP 11778489 U JP11778489 U JP 11778489U JP H0740486 Y2 JPH0740486 Y2 JP H0740486Y2
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JP
Japan
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polyethylene
porous film
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core
basis weight
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JP1989117784U
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迪弘 宮尾
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は防塵作業服に関するものである。
従来の技術 従来から知られている防塵作業服において、高密度織物
にポリウレタンやポリ塩化ビニールをコーティングして
発塵性を無くしたものがある。
考案が解決しようとする課題 このような従来の防塵作業服を使用した場合、発汗時に
蒸気透過量が少なくむれ感が生じ、また硬くてがさがさ
し、不快感があって、作業性の面でも問題があった。
本考案はこのような課題を解決するもので、防水、防塵
性良好で、蒸気透過性に優れ、不快感が少なく、柔らか
くて作業性の良い防塵作業服を提供することを目的とす
るものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本考案は、芯成分がポリエス
テル、鞘成分がポリエチレンからなる2成分芯鞘構造を
有する長繊維により作られ目付が15〜70g/m2の不織布シ
ートと、ポリエチレンからなり厚み10〜50μm、孔径0.
5μm以下の多孔質フィルムとが熱ラミネートされてな
る2層構造で目付30〜100g/m2の生地を、ウェルダーあ
るいは超音波により縫製してなるものである。
作用 この構成により、防水、防塵性良好で、蒸気透過性に優
れ、むれ感が減少して従来のような不快感がなくなり、
しかも柔らかくて作業性の良い防塵作業服を提供するこ
とができる。また、不織布シートの材料となる長繊維は
2成分の芯鞘構造を有して鞘成分が芯成分よりも低融点
のポリエチレンで構成されているため、ポリエチレンか
らなる多孔質フィルムとの相溶性が良く、耐剥離強力が
大となる。さらに、上記2成分芯鞘構造を有する長繊維
により作られた不織布シートとポリエチレンの多孔質フ
ィルムとからなる生地を使用していることにより、ウェ
ルダーあるいは超音波により容易に加工することができ
るという利点がある。
実施例 以下、本考案の一実施例について、図面に基づいて説明
する。
図において、1は芯成分がポリエステル(例えばポリエ
チレンテレフタレート)、鞘成分がポリエチレンからな
る2成分芯鞘構造を有する長繊維により作られた不織布
シート、2はポリエチレンの多孔質フィルムであり、こ
れら不織布シート1と多孔質フィルム2は熱によりラミ
ネートされて2層構造の生地3を構成している。前記不
織布シート1の目付は15〜70g/m2が好ましく、多孔質フ
ィルム2の厚みは10〜50μmで孔径0.5μm以下が好ま
しい。また、この不織布シート1と多孔質フィルム2の
2層構造品の目付は30〜100g/m2が好ましい。前記不織
布シート1の目付が15g/m2より小さいと積層構造の生地
3の強力が弱く、70g/m2より大きいと積層構造の生地3
の強力は大きいが、目付が大きくなって軽量化を図るこ
とができず、ソフト性にも問題があり、コストも高くな
るという問題がある。また、前記多孔質フィルム2の厚
みが10μmより薄いと、不織布シート1に対する被覆強
度が弱く、耐久性に乏しいという問題があり、50μmよ
り厚いと目付が大きくなって、風合いが硬く、コストも
高くなるという問題がある。さらに、前記2層構造品の
目付において30〜100g/m2としたのは前記不織布シート
1の目付および多孔質フィルム2の厚みとの関係におい
て必要な条件である。
以上のように長繊維不織布シート1と多孔質フィルム2
からなる2層構造の生地3をウェルダーまたは超音波に
より縫製して防塵作業服を作るものである。
このようにして作られた防塵作業服は前述のように長繊
維不織布シート1と多孔質フィルム2より構成されてい
るので、発塵性がなく、透湿性を有している。しかも不
織布シート1の材料となる長繊維は2成分の芯鞘構造を
有して鞘成分が芯成分よりも低融点のポリエチレンで構
成されているため、ポリエチレンからなる多孔質フィル
ム2との相溶性が良く、耐剥離強力が大で、でき上がっ
た生地3は防水、防塵性が良好で、蒸気透過性があり、
不快感が減少する。また、前記2成分の芯鞘構造を持つ
不織布シート1を使用することにより、柔らかさがあ
り、防塵作業服を着用しての作業性が向上する。しか
も、芯成分が鞘成分のポリエチレンよりも高融点のポリ
エステルからなるので、ウェルダーや超音波により縫製
を施した後でも生地3の強力が低下することがない。
ところで、上記実施例の不織布シート1と多孔質フィル
ム2との耐剥離強力は150g/25mm以上であり、実用面で
問題がない。また、上記実施例による防塵作業服および
従来例による防塵作業服の透湿性についてJIS L-1099の
方法により調べた結果は次の通りである。
第1具体例 不織布シート30g/m2+ 250g/m2/H 着用性3〜4級 ポリエチレン多孔質フィルム50μm 第2具体例 不織布シート15g/m2+ 300g/m2/H 着用性4級 ポリエチレン多孔質フィルム50μm 従来例 ポリ塩化ビニールのコーティング 180g/m2/H 着用性
2級 考案の効果 以上のように本考案によれば、防水、防塵性良好で、蒸
気透過性に優れ、むれ感が減少して従来のような不快感
がなくなり、しかも柔らかくて作業性の良い防塵作業服
を提供することができる。また、不織布シートの材料と
なる長繊維は2成分の芯鞘構造を有して鞘成分が芯成分
よりも低融点のポリエチレンで構成されているため、ポ
リエチレンからなる多孔質フィルムとの相溶性が良く、
耐剥離強力が大となる。さらに、上記2成分芯鞘構造を
有する長繊維により作られた不織布シートとポリエチレ
ンの多孔質フィルムとからなる生地を使用していること
により、ウェルダーあるいは超音波により容易に加工す
ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例における生地の拡大断面図であ
る。 1……不織布シート、2……多孔質フィルム、3……生
地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯成分がポリエステル、鞘成分がポリエチ
    レンからなる2成分芯鞘構造を有する長繊維により作ら
    れ目付が15〜70g/m2の不織布シートと、ポリエチレンか
    らなり厚み10〜50μm、孔径0.5μm以下の多孔質フィ
    ルムとが熱ラミネートされてなる2層構造で目付30〜10
    0g/m2の生地を、ウェルダーあるいは超音波により縫製
    してなる防塵作業服。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59133615U (ja) * 1983-02-28 1984-09-07 キヨ−ラク株式会社 無塵衣用布
JPS6061055U (ja) * 1983-09-30 1985-04-27 株式会社クラレ 防護材
EP0232087A3 (en) * 1986-01-31 1990-12-27 BAXTER INTERNATIONAL INC. (a Delaware corporation) Clean room garments and method of making same

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