JPH0237440Y2 - - Google Patents

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JPH0237440Y2
JPH0237440Y2 JP9367483U JP9367483U JPH0237440Y2 JP H0237440 Y2 JPH0237440 Y2 JP H0237440Y2 JP 9367483 U JP9367483 U JP 9367483U JP 9367483 U JP9367483 U JP 9367483U JP H0237440 Y2 JPH0237440 Y2 JP H0237440Y2
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JP
Japan
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adhesive
bonded
cotton
base material
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP9367483U
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English (en)
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JPS601399U (ja
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Publication of JPH0237440Y2 publication Critical patent/JPH0237440Y2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、表生地又は裏生地等と接着して一体
化しうる接着中入綿に関するものであり、中入綿
本来の風合や厚み感を損うことなく一体化するこ
とができる接着中入綿を提供するものである。
従来、表生地又は裏生地等と中入綿とを一体化
する場合、ミシン縫いでキルテイングする方法
や、予じめ中入綿の片面に接着剤を全面に散布又
は塗布しておいたものを用いてプレス機等で熱圧
接着する方法が一般に行われている。しかし、前
者は一体化するのに縫製工程を必要とするため手
間がかかる欠点があり、後者は全面が熱圧接着さ
れるため風合や厚み感を損う欠点があつた。
そこで、接着剤を線状又は帯状に施し表生地等
と一体化することも提案されているが、接着剤が
連続して付与されているので、非接着部分と熱圧
接着された部分とでは手触りに違和感が残る欠点
があり、十分な効果が得られていなかつた。
本考案者はこれらの点に鑑み種々検討した結
果、小さな接着部の集合した接着部群を不連続に
形成することにより、熱圧接着しても中入綿本来
の風合や厚み感を損うこともなく、手触りに殆ん
ど違和感のない接着中入綿を得ることに成功した
ものである。
本考案は、見掛密度0.1g/cm3以下の中入綿基
材1の少なくとも片面に、点状接着部2の集合に
より形成された接着部群3が不連続に該基材面の
0.2〜25%を占有すると共に、該接着部群3相互
の間隔は2〜20cmであることを特徴とする接着中
入綿である。
第1図は本考案の接着中入綿の一実施例を示す
平面図で、第2図は第1図のA−A′面における
断面図である。
本考案における中入綿基材1は合成繊維、再生
繊維、天然繊維等を単独又は混綿して、公知のエ
アレイ法、カード法等によつてウエブをつくり、
必要に応じてニードリング等によりウエブの繊維
間を絡み合わせた後、合成ゴム、合成樹脂等の溶
液又はエマルジヨン等の結合剤をスプレー等で付
与し、熱処理により一体化して得られる結合剤接
着法によるものが一般的であるが、このような方
法に限定されるものではなく、繊維接着法による
もの、絡合法によるもの等、いわゆる中入綿とし
て用いられる形態をしたものであればよい。
この中入綿基材は目付が30g/m2以上、好まし
くは50g/m2以上のもので、厚さも特に限定され
ないが3〜30mmであればより好ましい。従つて、
本考案に用いる中入綿基材の見掛密度としては
0.1g/cm3以下、好ましくは0.003〜0.050g/cm3
あればよい。特に本考案の効果は見掛密度の小さ
い程より顕著である。
本考案において点状接着部2を形成する接着剤
は、ポリエチレン系、ポリアミド系、ポリ塩化ビ
ニル系、ポリエステル系、ポリウレタン系等の合
成樹脂およびこれらの共重合体、誘導体等からな
るものが用いられる。
この接着剤による点状接着部2の接着部群に占
める割合は3〜40%、好ましくは10〜25%であ
る。3%未満では接着効果が十分に得られない
し、40%を越えると、風合や手触りに違和感が残
るので好ましくない。
本考案の接着部群3の個々の大きさは0.1〜3
cm2が好ましく、0.1cm2未満であれば表生地等との
十分な接着力を得ることが難しく、3cm2を超える
と接着部分の手触りが悪くなるので好ましくな
い。また、接着群の形状は略、三角形、四角形、
五角形等の多角形状又は矩形等いずれであつても
よいが、手触りの点からは略円形が最も好まし
い。そして、基材1の少くとも片面、必要に応じ
て両面に接着部群3が形成されるが、この接着部
群3が基材の片面に占める面積は0.2〜25%でな
ければならない。0.2%未満であれば表生地等と
の十分な接着力が得られず、25%を越えると表生
地等を一体化したとき、風合や厚み感を損うこと
になり好ましくない。従つて、本考案では接着部
群3の占有する面積は0.2〜25%であつて、1〜
10%であれば手触りも極めて優れたものとなるの
でより好ましい。しかも、本考案における接着部
群相互の間隔を2〜20cmとすることにより、本考
案の特徴である熱圧接着しても中入綿本来の風合
や厚み感を損うこともなく、手触りに殆んど違和
感のない接着中入綿を得ることができるのであ
る。なお、この接着部群3相互の間隔は最短の距
離で測定すればよく、この間隔が2cm未満であれ
ば、接着群の大きさが最小の場合であつても手触
りに違和感が生ずるので好ましくないし、20cmを
越えると間隔が広すぎて中入綿と表生地等との接
着効果が十分得られないため中入綿と表生地とが
浮くようになり、一体化した状態が得られず好ま
しくないのである。従つて、その間隔は2〜20
cm、より好ましくは4〜10cmであればよい。
次に、本考案の実施例をあげるがこれに限定さ
れるものではない。
実施例 ポリエステル繊維100%からなる60g/m2のカ
ーデイングウエブにアクリル系のエマルジヨン結
合剤をスプレーして10g/m2(固形分換算)付着
させ、150℃で加熱して接着した厚み5mmで見掛
密度0.014g/cm3の基材1を用いた。この基材の
片面に、ポリアミド系樹脂接着剤をロータリース
クリーンによつて点状に塗布した。この点状接着
部2の大きさが直径1mmの円形であつて、かつ、
この接着部2が更に24個、不連続に集合した略直
径1cmの円形の接着部群3を形成し、この接着部
群4相互の位置関係は、隣りあういずれの接着部
群とも約5cmの間隔を有していた。1つの接着部
群に占める接着部は17%であり、基布における接
着部群3の占有する面積は2.5%で、塗布された
樹脂の量は0.5g/m2であつた。
こうして得られた接着中入綿をローラー型プレ
ス機で木綿100%のトリコツト生地に接着したが、
基材の風合や厚み感を損うことなく、手触りも全
く違和感のないものであつた。しかも、水洗濯や
ドライクリーニングによつてもはがれることな
く、生地との一体化も優れたものであつた。
以上のように本考案の接着中入綿は表生地等と
一体化しても、中入綿本来の風合や手触り等の性
質を全く損わない極めて優れたものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す接着中入綿の
平面図で、第2図は第1図のA−A′面における
拡大断面図である。 1……繊維質基材、2……接着部、3……接着
部群。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 見掛密度0.1g/cm3以下の中入綿基材の少なく
    とも片面に、点状接着部の集合により形成された
    接着部群が不連続に該基材面の0.2〜25%を占有
    すると共に該接着部群相互の間隔は2〜20cmであ
    ることを特徴とする接着中入綿。
JP9367483U 1983-06-17 1983-06-17 接着中入綿 Granted JPS601399U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9367483U JPS601399U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 接着中入綿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9367483U JPS601399U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 接着中入綿

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS601399U JPS601399U (ja) 1985-01-08
JPH0237440Y2 true JPH0237440Y2 (ja) 1990-10-09

Family

ID=30224637

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JP9367483U Granted JPS601399U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 接着中入綿

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JPS601399U (ja) 1985-01-08

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