JPS643454Y2 - - Google Patents

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JPS643454Y2
JPS643454Y2 JP8852681U JP8852681U JPS643454Y2 JP S643454 Y2 JPS643454 Y2 JP S643454Y2 JP 8852681 U JP8852681 U JP 8852681U JP 8852681 U JP8852681 U JP 8852681U JP S643454 Y2 JPS643454 Y2 JP S643454Y2
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JP
Japan
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backing material
filter
cloth
adhesive
holes
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JP8852681U
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JPS57199019U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はセンターフイード型フイルタープレス
に使用される濾過布に関し、特に濾過布の透孔周
辺に裏打材を貼着し、その部分の破損を防止した
ものである。
センターフイード型フイルタープレス用濾過布
の透孔の周辺には、フイルタープレスの濾過布止
金具が当接されるため、裏打材を縫着してその破
損防止を図つている。
ところで従来より裏打材の材料としては、織物
が用いられ、これをミシン縫いして濾過材にとり
つけていた。しかしこのようにして得られた濾過
布をフイルタープレスに用いると、原液中の固体
粒子が縫い目から漏れ出るということがあつた。
また濾過材の略々中央に設けられた透孔周辺に裏
打材をミシン縫いでとりつけるため、手間と熟練
を要し、濾過布作成が困難であるという欠点も有
していた。
そこで本考案者は裏打材を接着剤でとりつける
ことを検討したが、従来の織物素材では、その表
面が凹凸であるため濾過材との接着力が弱いこ
と、そして接着力を高めるために裏打材の全面に
接着剤を施すと濾過材と裏打材との間に接着剤層
が形成され、その部分では原液の濾過ができない
こと、の欠点のため接着剤の利用は成功しなかつ
た。またニードルフエルトよりなる裏打材を用い
て同様に行なつてみたが、ニードルフエルトもそ
の表面に多数のケバを有しているため、同様の欠
点を有しており使用することはできなかつた。
ところが驚くべきことに本考案者の開発した特
定の裏打材を用い、かつ感熱性接着剤を用いて濾
過材と接着せしめることにより、非常に大なる接
着力を得ることができ、しかも大なる接着力ゆえ
に接着剤を部分的に使用することが可能となつて
裏打材を接着した部分においても原液の濾過が可
能となつたものである。
すなわち、本考案に係るセンターフイード型フ
イルタープレス用濾過布は、透孔を有する濾過材
に、前記透孔に対応する孔を有する裏打材を、線
状又は点状の形態の感熱性接着剤で熱接着してな
り、前記裏打材は合成繊維が三次元的に絡合し且
つそれ相互間が接着されると共に表面のケバが内
部に押し込まれることにより表面が平滑化されて
いることを特徴とするものである。
以下図面を参照しながら本考案を説明する。
第1図は本考案に係るセンターフイード型フイ
ルタープレス用濾過布1の平面図である。3は透
孔であり、その周辺には裏打材2が貼着されフイ
ルタープレスの濾過布止金具(図示せず)により
破損されないようにされている。透孔3は原液注
入口となるので、裏打材2にもそれに対応する孔
が設けられている。
第2図は本考案に用いる裏打材2の正面図であ
り、予め点状の感熱性接着剤5が配設されてなる
ものである。感熱性接着剤5はこのように予め裏
打材2に配設されていてもよいし、濾過材4の方
に配設されていてもよい。更には濾過材4と裏打
材2を貼着する際に適宜施してもよい。
感熱性接着剤5は点状又は線状の形態で濾過材
4と裏打材2とを貼着する。勿論感熱性接着剤5
は熱を作用させることにより両者を接着せしめる
のであるが、それは接着後も部分的に施された状
態となつており、全面に層状となつていない。そ
れ故裏打材2貼着部分においても原液の濾過が可
能である。
第3図は本考案に用いる裏打材2の部分拡大断
面図である。合成繊維6が三次元的に絡合され、
繊維相互間は自己融着により又は結合剤(ゴム系
接着剤等よりなる)によつて相互間が接着されて
いる。三次元絡合はフイルタープレスの濾過布止
金具と濾板とのパツキング効果に寄与するもので
あり、合成繊維相互間の接着は裏打材2の形態安
定性に寄与するものである。
裏打材2の表面はケバが押えられて平滑化され
ている。ケバは裏打材の内部に押入され、ケバ相
互或いはケバと内部の合成繊維と接着されている
のが好ましい。ケバ発生がなく平滑化された表面
を維持できるからである。平滑化された表面を持
つ裏打材2は濾過材4に感熱性接着剤5で熱接着
することにより極めて強固な接着力が得られる。
濾過材4に密接して接着するからである。それ故
従来ミシン縫いで取り付けていた裏打材2を接着
剤による接着で取り付けることが可能となり、更
にそのうえ感熱性接着剤5を点状又は線状の形態
で部分的に施すことができ、裏打材2貼着部は濾
過機能を有するという利点を有する。
本考案に用いる裏打材2の製造方法の一例とし
ては次のようなものがあげられる。合成繊維綿塊
を周知のカード法又はエアレイ法により開繊・集
積してシート化された繊維ウエブにニードリング
を施こし三次元絡合を生ぜしめる。その後合成繊
維自身を軟化溶融して自己融着するか又はゴム系
接着剤等の結合剤を付与して、合成繊維相互間を
接着し、更に金属製等の加熱された表面の平滑な
カレンダーロール又はプレス板で表面のケバを内
部に押し込んで裏打素材を得る。これを所望の型
に打抜くなり切取るなりして本考案の裏打材2が
得られる。
このようにして得られるセンターフイード型フ
イルタープレス用濾過布1は透孔3の周辺に裏打
材2が貼着されているため、濾過布止金具によつ
て破損することなく、しかも裏打材2は合成繊維
7が三次元絡合されてなるものであるからパツキ
ング効果に秀れ原液が濾板と濾過布止金具の間か
ら漏れ出ることはない。また裏打材2貼着部には
ミシン縫目がないためそこから原液中の固体粒子
が漏れることがないと共に裏打材2と濾過材4と
は点状又は線状の形態で部分的に接着されている
のでその部分においても濾過機能を有し原液が良
好に濾過されるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るセンターフイード型フイ
ルタープレス用濾過布1の平面図、第2図は裏打
材2の正面図、第3図は裏打材2の部分拡大断面
図である。3はセンターフイード型フイルタープ
レス用濾過布1に設けられている透孔、4は濾過
材、5は感熱性接着剤、6は合成繊維、7は接着
部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透孔を有する濾過材に、前記透孔に対応する孔
    を有する裏打材を、線状又は点状の形態の感熱性
    接着剤で熱接着してなり、前記裏打材は合成繊維
    が三次元的に絡合し且つそれ相互間が接着される
    と共に表面のケバが内部に押し込まれることによ
    り表面が平滑化されていることを特徴とするセン
    ターフイード型フイルタープレス用濾過布。
JP8852681U 1981-06-15 1981-06-15 Expired JPS643454Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8852681U JPS643454Y2 (ja) 1981-06-15 1981-06-15

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JP8852681U JPS643454Y2 (ja) 1981-06-15 1981-06-15

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Publication Number Publication Date
JPS57199019U JPS57199019U (ja) 1982-12-17
JPS643454Y2 true JPS643454Y2 (ja) 1989-01-30

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ID=29883695

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JP8852681U Expired JPS643454Y2 (ja) 1981-06-15 1981-06-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0352085Y2 (ja) * 1987-05-11 1991-11-11
JP2551133Y2 (ja) * 1991-11-11 1997-10-22 敷島紡績株式会社 センターフィード型圧濾機用濾布

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57199019U (ja) 1982-12-17

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