JPH0740151B2 - ペ−ジめくり装置 - Google Patents

ペ−ジめくり装置

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JPH0740151B2
JPH0740151B2 JP60175493A JP17549385A JPH0740151B2 JP H0740151 B2 JPH0740151 B2 JP H0740151B2 JP 60175493 A JP60175493 A JP 60175493A JP 17549385 A JP17549385 A JP 17549385A JP H0740151 B2 JPH0740151 B2 JP H0740151B2
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JP
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page
turning
roller
turning roller
paper
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孝一郎 柿沼
実 渡辺
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Sony Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42DBOOKS; BOOK COVERS; LOOSE LEAVES; PRINTED MATTER CHARACTERISED BY IDENTIFICATION OR SECURITY FEATURES; PRINTED MATTER OF SPECIAL FORMAT OR STYLE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DEVICES FOR USE THEREWITH AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; MOVABLE-STRIP WRITING OR READING APPARATUS
    • B42D9/00Bookmarkers; Spot indicators; Devices for holding books open; Leaf turners
    • B42D9/04Leaf turners

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  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明ページめくり装置を以下の項目に従って説明す
る。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.実施例 a.外筐及び原稿体押え[第1図乃至第4図] b.移動枠[第2図乃至第5図] c.移動枠ガイド手段[第2図乃至第5図] d.移動枠移動手段[第3図] e.原稿体支持板[第1図、第3図] f.ラック板[第2図、第4図、第5図] g.めくりローラー[第1図、第2図、第4図、第5図] h.減圧手段[第1図、第2図、第4図、第5図] i.戻しローラー[第1図、第2図、第5図] j.めくりガイド[第1図乃至第5図] k.位置検出手段[第2図、第4図、第5図] l.読取り手段[第1図乃至第3図] m.折れ矯正片[第2図、第3図] n.動作 n−1.ページめくり動作 n−2.読取り動作 G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なページめくり装置に関する。詳しくは、
複写機あるいは所謂スキャナー等に一体的もしくは着脱
自在に設けられるページめくり装置、即ち、本又は所謂
書類ファイル等多数のページを有する原稿体のページを
順次自動的にめくる装置に関するものであり、比較的少
数の部材により、ページめくりを1枚づつ確実に行なう
ことができると共に、ページめくり機能が経時的に損な
われることのない新規なページめくり装置を提供しよう
とするものである。
(B.発明の概要) 本発明は本あるいは書類ファイル等の原稿体のページを
自動的にめくるページめくり装置において、原稿体のペ
ージ紙を1枚づつ、内部の圧力が低下されるローラーに
吸着せしめながら巻き取ると共に、該ローラーに巻付い
たページ紙を剥離せしめることによってページめくりを
行なうようにし、それによって、ページめくりを1枚づ
つ確実に行なうことができ、かつ、ページめくり機能が
経時的に損なわれることのないようにしたものである。
(C.従来技術) 本あるいは書類ファイル等の原稿体を複写機を用いて複
写するとき、あるいは原稿体の内容を適宜なスキャナー
により読み取るときは、原稿体のページをめくることが
必要である。
従来、このようなページめくりは多くの場合、人が手作
業により行なっていたが、処理すべき原稿体の数あるい
はそれらのページが大量であると、そのページめくりに
要する手間や時間は膨大な量となる。
そこで、近時、原稿体のページめくりを自動的に行なう
ページめくり装置が各種提案されており、そのうちの1
つに特開昭57-208300号公報に示されたものがある。
第6図は該ページめくり装置aの概略を示すものであ
る。
同図において、bは載置板c上にそのページを開いた状
態で載置された本である。dはその外周面に粘着物質が
添設された粘着ローラー、e1、e2は粘着ローラーdを挾
んで左右両側に位置されたガイドローラー、fは剥ぎと
り部材であり、これら粘着ローラーd、ガイドローラー
e1、e2及び剥ぎとり部材fは一体的に左右方向へ移動さ
れるようになっている。
そして、粘着ローラーdが本bの開かれたページに接触
しながらその右端から左端へ向けて移動されて行くと、
当該開かれたページのうちの右側のページを有するペー
ジ紙g1は、粘着ローラーdの粘着力によって該粘着ロー
ラーdに貼付き、かつ、これに巻取られて行くと共に、
該粘着ローラーdに略4分の1周程度巻き付いたところ
で剥ぎとり部材fの剥ぎ取り面f1によって、粘着ローラ
ーdから剥離され、ガイドローラーe2に被さるようにな
って行く。
即ち、ガイドローラーe2がページ紙g1の下に潜るように
位置される。このようにして粘着ローラーd、ガイドロ
ーラーe1、e2及び剥ぎとり部材fが移動されて行き、同
図に2点鎖線で示す状態を経て、ガイドローラーe2が本
bの綴込部上を通過すると、右側のページ紙g1が左側の
ページ紙g2上に重ねられて行くことになる。
しかして、ガイドローラーe2が本bの開かれたページの
うちの左端まで来ると、ページ紙g1のめくりが完全に終
了する。
(D.発明が解決しようとする問題点) ところが、上記したページめくり装置aには次のような
問題がある。
先ず、このページめくり装置aにおいては、めくるべき
ページ紙を粘着ローラーdの粘着力によって該粘着ロー
ラーdに巻取るようになっているが、粘着ローラーdに
は、ページめくりが行なわれる度に少なからぬ紙埃等が
付着するため、その粘着力はどうしても経時的に低下せ
しめられることになる。従って、粘着ローラーdによる
ページ紙の巻取り機能が低下する惧れがあり、ページめ
くりの信頼性に欠ける、といった問題がある。
また、このページめくり装置においては、ページめくり
を行なう部材として、ページ紙を巻取るための粘着ロー
ラーdと粘着ローラーdに巻付いたページ紙をそれから
剥離せしめるための剥ぎ取り部材5の他に、当該ページ
紙をめくるためのガイドローラーを必要とするため、部
材の数が多くなる、といった問題がある。
更に、粘着ローラーd、ガイドローラーe1、e2等が開か
れたページに沿って移動を開始されても、それによって
直ちにページめくりが開始されることはなく、実際にペ
ージめくりが開始されるのは、ガイドローラーe2がめく
るべきページ紙g1を他のページ紙g2上に重ねて行くよう
になる時点からとなる。即ち、粘着ローラーdが本bの
綴込部上に来た時点では、2点鎖線で示すように、ペー
ジ紙g1は未だ右側のページ紙g1のすぐ下にあるページ紙
の上に覆い被さった状態にある。従って、このようなペ
ージめくり装置aを用いて複写あるいは文字の読取り等
を行なう場合、ページめくり手段と複写動作あるいは読
取り動作との間のタイミングのとり方が難しくなり、ま
た、場合によっては待ち時間が多くなる、といった問題
もある。
(E.問題点を解決するための手段) 本発明ページめくり装置は、上記した問題点を解決する
ために、原稿体がそのページを開いた状態で、かつ、そ
の開かれたページが接触する状態で載置される原稿体支
持板と、原稿体の開かれたページと接触あるいは略接触
され、かつ、内部の圧力を減圧手段によって低下せしめ
られるめくりローラーと、めくりローラーがページ紙を
2枚以上吸着した場合に余分なページ紙を戻すためのロ
ーラーと、剥離手段とを前記原稿体と相対的に移動する
ようにし、原稿体のページ紙を1枚づつめくりローラー
の吸引力によって該めくりローラーに巻付けると共に、
めくりローラーに巻付いたページ紙を剥離手段によって
めくりローラーから剥離せしめるようにすることによ
り、ページめくりを行なうようにしたものである。
従って、本発明によれば、ページ紙をめくるためのめく
りローラーのページ紙吸着力が、原稿体等が有する紙埃
等の付着等によって低下する惧れはなく、常に、ページ
紙を1枚づつ吸着することができるので、ページめくり
動作を確実に行なうことができる。また、第6図の装置
において必要であったガイドローラーe1、e2が不要とな
り、その分部品点数が減少する利点がある。
(F.実施例) 以下に、本発明ページめくり装置の詳細を添附図面に示
した実施例に従って説明する。
尚、図面に示した実施例は、本発明をスキャナーにおけ
るページめくり装置として適用したものである。
(a.外筐及び原稿体押え)[第1図乃至第4図] 1はページめくり装置であり、2はその外筐である。
3は外筐2の底板、4は天板、5は前板、6は後板であ
り、天板4の所定の部分には長方形状の大きな開口部4a
(第3図参照)が形成されている。
7は原稿体押え(第1図及び第3図にのみ示してある)
である。該原稿体押え7は外筐2の天板4に形成された
開口部4aと略同じ程度の大きさに形成され、例えば、そ
の一側部が上記開口部4aの開口縁に回動自在に支持され
ると共に、後述する原稿体支持板に載置された原稿体を
適度な押圧力で押圧することができるようになってい
る。
8、8は原稿体ストッパーである。該原稿体ストッパー
8、8は上記原稿体押え7の下面に左右方向へ一定の範
囲内において移動自在となるように支持されると共に、
図示しない固定手段により、任意の位置に固定されるよ
うになっている。尚、この原稿体ストッパー8、8は原
稿体の外筐2に対する左右方向における位置決めを為す
ものである。
(b.移動枠)[第2図乃至第5図] 9は移動枠である。
10、10′は移動枠9の基杆であり、該基杆10、10′は略
角柱状に形成されると共に、互いに左右方向にある程度
離間して位置され、かつ、前後方向に沿って延びるよう
に位置されている。そして、基杆10、10′の前端部には
略円筒状の被ガイド筒11、11′がその軸心が左右方向に
沿って延びる状態で、かつ、基杆10、10′を貫通するよ
うにして固定されている。また、基杆10、10′の後端部
は上端部を残して略逆L字状の切欠10a、10′aが形成
されており、該切欠10a、10′aの後方を向いた面のう
ち上下方向に適当に離間した位置から後方へ向けて2本
の軸12、(12)及び12′、12′(左側の基杆10について
の軸は上方のもののみ示してある。)が略水平に突設さ
れると共に、該軸12、(12)及び12′、12′に被ガイド
ローラー13、(13)及び13′、13′が回転自在に支持さ
れている。
14、14′は基杆10、10′の上面のうちの前後両端寄りの
位置に架け渡すように設けられ、かつ、互いに平行に延
びるように位置された桟であり、該桟14、14′はその左
端部が左側の基杆10からある程度左方へ突出するように
位置され、また、その右端部が右側の基杆10′から稍右
方へ突出するように位置された状態で設けられている。
しかして、基杆10、10′と桟14、14′とにより、略「井
桁」を成す移動枠9が形成される。
15、15′は基杆10、10′の上面のうち前側の桟14が連結
された部分から稍前方へ離間した部分の間、及び、後側
の桟14′が連結された部分の後側の部分の間にそれぞれ
架け渡すように設けられた補助桟であり、該補助桟15、
15′の左右方向における略中央部から、左右方向から見
て略L字形を為す軸受片16、16′及び17、17′が立設さ
れている。尚、軸受片16、16′及び17、17′のうちの前
側のもの16、16′は後側のもの17、17′よりその左右方
向の長さが稍長く形成されている。
(C.移動枠ガイド手段)[第2図乃至第5図] 18は略丸棒状に形成されたガイドロッド、19はその上下
両端から水平片19a、19bが突出された角チャンネ材状を
為すガイドレールである。これらガイドロッド18及びガ
イドレール19は前記した移動枠9を摺動自在に支持する
ためのガイド手段であり、ガイドロッド18は外筐2内の
前板5寄りの部分に左右方向に沿って延びるように位置
されると共に、その両端部が図示しない支持部材により
外筐2側に固定されており、また、ガイドレール19は外
筐2内の後板6寄りの部分に左右方向に沿って延びるよ
うに位置されると共に、底板3に固定され、そして、こ
れらガイドロッド18とガイドレール19とは互いに平行に
延びる状態で設けられている。
そして、移動枠9の基杆10、10′の前端部に設けられた
被ガイド筒11、11′にはガイドロッド18が摺動自在に挿
通され、また、基杆10、10′の後端部に設けられた被ガ
イドローラー13、(13)及び13′、13′はガイドレール
19の上側水平片19aを上下両側から挟むように位置され
ている。
しかして、移動枠9はその被ガイド筒11、11′にガイド
ロッド18が挿通されることによって前後方向における位
置が規定されると共に、ガイドロッド18及びガイドレー
ル19によって上下方向における位置が規定され、かつ、
左右方向へ移動自在となるように支持されている。
(d.移動枠移動手段)[第3図] 20は走行ワイヤー(図面では一部のみ示してある。)で
ある。該走行ワイヤー20は、外筐2内の左右方向におけ
る一端部に設けられた図示しない駆動プーリと他端部に
設けられた図示しない従動プーリとの間に無端状に架け
渡されると共に、固定部材21を介して移動枠9に固定さ
れている。
しかして、図示しない駆動プーリが所定の回転方向へ回
転されるとワイヤー20が所定の方向へ走行され、それに
よって移動枠9が左右いずれか所定の方向へ移動せしめ
られることになる。
尚、移動枠9は第2図及び第3図に実線で示す位置(以
下、「第1の位置」と言う。)と同図に2点鎖線で示す
位置(以下、「第2の位置」と言う。)との間を移動さ
れるようになっている。
(e.原稿体支持板)[第1図、第3図] 22は移動枠9に固定された原稿体支持板である。該原稿
体支持板22は左右方向に長い長方形状に形成されると共
に、その前後方向における長さは移動枠9の前後方向に
おける長さと同じ程度とされており、左右方向における
略中央部に前後方向に沿って延びる細長い開口部23が形
成されている。
24、24、・・・(第2図、第3図参照)は移動枠9の桟
14、14′から立設された支柱であり、原稿体支持板22は
その左右方向における略中間の部分のうちの複数の箇所
が上記支柱24、24、・・・の上端にねじ止めされること
により移動枠9に固定されると共に、外筐2の天板4と
稍離間し、かつ、平行に対面する状態で設けられてい
る。
しかして、原稿体支持板22は移動枠9と一体的に移動さ
れることになる。
尚、原稿体支持板22は、移動枠9が前記した第1の位置
に来ている状態において、第3図に示すように、その略
左側半分が外筐2の天板4に設けられた原稿体押え7の
下方に位置され、また、移動枠9の前記した第2の位置
に来ている状態においては、その略右側半分が原稿体押
え7の下方に位置されるような長さを有している。
25は原稿体であるところの本であり、該本25は次のよう
にして、原稿体支持板22と原稿体押え7との間にセット
される。即ち、本25はそのページを完全に開いた状態
(図面では、本の厚みの略中央部のページを開いた状態
で示してある。)で、かつ、その開かれた2つのページ
が原稿体支持板22の上面と接触する状態で、天板4に形
成された開口部4aを通して原稿体支持板22上に載置され
ると共に、原稿体押え7によって上方から押圧され、か
つ、原稿体ストッパー8、8が、例えば、表紙26、26の
先端縁に左右から当接されることにより左右方向への動
きを阻止された状態でセットされる。
そして、原稿体支持板22に形成された開口部23は、移動
枠9が第1の位置に来ている状態においては本25の開か
れたページを有する紙、即ち、ページ紙27a、27bと接触
されていないが、移動枠9が第1の位置から第2の位置
へと移動されて行く間に、上記ページ紙27a、27bとこの
順序で接触されて行くことになる。
(f.ラック板)[第2図、第4図、第5図] 28及び29はラック板である。該ラック板28及び29は移動
枠9の移動範囲と略等しい長さを有していると共に、外
筐2内のうち前記ガイドロッド18の稍後方であり、か
つ、基杆10、10′より稍高い位置に左右方向に沿って延
びるように設けられており、図示しない固定手段によっ
て外筐2側に固定されている。そして、ラック板28及び
29は互いに前後方向に近接して位置されているが、これ
らのうちの前側のもの28は後側のもの29より稍左側へず
れて位置されている。
尚、これらラック板28及び29は後述するめくりローラー
及び戻しローラーを回転せしめるための手段である。
(g.めくりローラー)[第1図、第2図、第4図、第5
図] 30は本25のページをめくるための主たる動作を行なうめ
くりローラーである。該めくりローラー30は両端面が閉
塞された略円筒状に形成されると共に、その外周面の軸
方向に沿って等間隔離れた位置に環状の浅い溝31、31、
31が形成されており、かつ、外周面のうち上記溝31、3
1、31が形成された部分を除く部分に多数の吸気孔32、3
2、・・・(第1図にのみ示してある。)が形成されて
いる。
33はギヤであり、ボス部34が一体に形成されると共に、
ギヤ33の軸心を通る図示しない挿通孔が形成されてお
り、該挿通孔がめくりローラー33の前端面に形成された
図示しない孔と同軸上に位置された状態でそのボス部34
がめくりローラー30の前端面に固定されている。
35及び36はめくりローラー30を回転自在に支持する支持
軸であり、これら支持軸35及び36のうちの前側のもの35
は所謂中実な軸状に形成され、後側のもの36は軸心部に
貫通孔が形成された略筒状に形成されている。そして、
前側の支持軸35はその中間部がギヤ33に形成された図示
しない挿通孔及びめくりローラー30の前端面に形成され
た図示しない孔に挿通され、かつ、図示しない軸受によ
って回転自在に支持されると共に、その前端部が前記し
た前側の軸受片16、16′のうちの左側のもの16の右端寄
りの部分に支持され、その後部がめくりローラー30内に
突出するように位置されている。また、後側の支持軸36
は、その中間部がめくりローラー30の後端部に設けられ
た軸受37に挿通され、その前部がめくりローラー30内に
突出するように位置され、その後部が後側の軸受片17、
17′のうちの左側のもの17に支持され、その後端部が該
軸受片17から後方へ突出するように位置されている。
しかして、めくりローラー30は、これの前端部が回転自
在に支持された支持軸35が軸受片16に支持され、かつ、
これの後端部が後側の支持片17に支持された支持軸36に
回転自在に支持されることによって、移動枠9に回転自
在に支持されることになる。
38は軸受片16の左側縁寄りの部分から後方へ向けて水平
に突設された支持軸であり、該支持軸38にギヤ33より小
径な中間ギヤ39が回転自在に支持されており、該中間ギ
ヤ39はめくりローラー39に設けられたギヤ33と前記2つ
のラック板28、39のうちの前側のもの28とに噛合されて
いる。従って、移動枠9が移動されると、中間ギヤ39が
回転され、それによってギヤ33が回転せしめられること
になるので、めくりローラー30が回転されることにな
る。
尚、移動枠9が第1の位置から第2の位置へと移動され
るときは、中間ギヤ39が第1図、第3図における反時計
回り方向へ回転されるので、ギヤ33及びめくりローラー
30は時計回り方向へ回転されることになる。
そして、めくりローラー30は、その外周面の一部が前記
原稿体支持板22に形成された開口部23の左側縁寄りの部
分に位置され、かつ、原稿体支持板22の上面から僅かに
上方へ突出するように位置される高さに設けられてい
る。従って、めくりローラー30は移動枠9が移動される
ことにより、所定の回転方向へ回転しながら本25の開か
れたページ紙27a、27bと接触あるいは略接触する状態で
移動されることになる。
(h.減圧手段)[第1図、第2図、第4図、第5図] 40(第2図、第4図参照)は可撓性を有するホースであ
り、該ホース40の一端は前記めくりローラー30の後端部
を支持している後側の支持軸36の後端部に連結されてお
り、また、他端は図示しない真空吸引装置の吸気口に接
続されている。尚、該ホース40は図では片側一方のみに
しか書かれていないが、もちろん両端にとりつけても良
い。
しかして、真空吸引装置が駆動されると、めくりローラ
ー30内の圧力が低下せしめられることになるので、めく
りローラー30に形成された吸気孔32、32、・・・から外
気が吸引されることになる。従って、この状態におい
て、めくりローラー30の外周面には負圧が生じた状態と
されるので、これに本25の開かれたページ紙が接触する
と、そのページ紙はめくりローラー30の外周面に吸着さ
れることになる。
尚、41(第1図参照)はめくりローラー30の内部に設け
られた閉塞子である。該閉塞子41は、円柱をの軸方向に
沿って2等分したような形状を有すると共に、その弧状
面がめくりローラー30の内周面に沿うように位置され、
かつ、その平面が原稿体支持板22に形成された開口部2
の左側縁とめくりローラー30の軸心とを通る直線上に略
位置する状態で配設されており、図示しない支持手段に
よって上記した姿勢が保持される状態で支持されてい
る。従って、めくりローラー30に形成された吸引孔32、
32、・・・はこれが閉塞子41の弧状面と対応した位置に
来たとき該閉塞子41によって閉塞されることになる。
しかして、めくりローラー30の内部の圧力が低下した場
合、その外周面のうち原稿体支持板22に形成された開口
部23の左側縁と対応する位置と該位置から時計回り方向
へ略180°離間した位置との間に来ている部分のみに負
圧が生じることになる。
(i.戻しローラー)[第1図、第2図、第5図] 42は戻しローラーである。該戻しローラー42はゴム弾性
を有する素材によりめくりローラー30と略等しい直径を
有して形成されると共に、両端が前記した軸受片16′、
17′に回転自在に支持された軸43の略中間部に固定され
ている。そして、戻しローラー42はめくりローラー30の
外周面と僅かに離間して該めくりローラー30の右側に位
置されると共に、その外周面の一部が原稿体支持板22に
形成された開口部23の右側縁寄りの部分に位置され、か
つ、原稿体支持板22の上面から僅かに上方へ突出する高
さに位置されている。
44は軸43のうちめくりローラー30に固定された前記ギヤ
33と対応する位置より稍後方寄りの部分に固定されたギ
ヤである。また、45は軸受片16′の右側縁寄りの位置か
ら後方へ向けて水平に突設された支持軸であり、該支持
軸45にギヤ44より稍小径な中間ギヤ46が回転自在に支持
されている。そして、該中間ギヤ46はギヤ44と前記2つ
のラック28、29のうちの後側のもの29とに噛合されてい
る。従って、移動枠9が移動されると、中間ギヤ46が回
転され、それによってギヤ44が回転せしめられることに
なるので、軸43及び戻しローラー42が回転されることに
なる。
そして、移動枠9が第1の位置から第2の位置へと移動
されるときは、中間ギヤ46が第1図、第3図において反
時計回り方向へ回転されるので、ギヤ44、軸43及び戻し
ローラー42は時計回り方向へと回転されることになる。
即ち、戻しローラー42とめくりローラー30とは同じ方向
に回転されることになる。
尚、この戻しローラー42は、めくりローラー30が同時に
2枚以上のページ紙を吸着した場合に、めくりローラー
30の外周面に接触するページ紙以外のページ紙を上方へ
押し戻すためのものである。
(j.めくりガイド)[第1図乃至第5図] 47は移動枠9に固定されためくりガイドであり、該めく
りガイド47はめくりローラー30が吸着したページ紙のめ
くり方向を案内すると共に、めくりローラー30から剥離
せしめるためものである。
48はめくりローラー47の基部であり、該基部48は上方か
ら見て前後方向に長い略長方形状を為す極く薄い箱形に
形成されると共に、その前後方向における長さはめくり
ローラー30より稍短かい程度の長さとされており、その
右側面が開口48aされている。
49は上記基部48の底板を右斜め上方へ向けて略弧状に延
びるように延長することによって形成された案内片であ
り、その上端は基部48の上面より稍高く位置されてい
る。
50、50、50は基部48の天板の右側端縁、即ち、開口48a
の開口縁の上部から右側へ向けて略水平に突設された剥
し片であり、該剥し片50、50、50はめくりローラー30に
形成された前記環状の溝31、31、31と対応する位置に形
成されている。
そして、めくりガイド47は、その基部48が移動枠9の桟
14、14′のうちの略左側半分の部分の間に架け渡される
ように位置されると共に、その案内片49の先端の中間部
が前記戻しローラー42の外周面に近接して位置され、か
つ、その剥し片50、50、50の先端部がめくりローラー30
に形成された環状の溝31、31、31に位置される状態で、
図示しない固定手段により、移動枠9に固定されてい
る。
しかして、めくりローラー30に巻付いたページ紙は、め
くりローラー30の軸心部の略真下の位置まで来ると、め
くりガイド47の剥し片50、50、50の下方に位置されるこ
とになるため、該剥し片50、50、50により、めくりロー
ラー30に巻付いた状態での移動を阻止されることにな
る。従って、その時点からめくりローラー30から剥離さ
れることになる。そして、上記ページ紙はめくりガイド
47の案内片49によって移動方向を案内されながら基部48
内に入って行くことになる。
(k.位置検出手段)[第2図、第4図、第5図] 51は移動枠9の左側の基杆10の前端面に設けられた遮光
板であり、該遮光板51は左右方向から見て略クランク状
に屈曲されると共に、その上部片51aが基杆10の前端面
に固定されており、その下部片、即ち、遮光片51bが外
筐2の前板5と稍離間して位置されている。
52は外筐2の前板5の内面に設けられたフォトインタラ
プタである。該フォトインタラプタ52は左右方向から見
て略状に形成され、その前部52aに投光素子53が、ま
た、その後部52bに受光素子54が互いに対向し合うよう
に設けられており、投光素子53から出た光は受光素子54
によって受光されるようになっている。
尚、フォトインタラプタ52は、その前部52aと後部52bと
の間の間隔が前記遮光板51の遮光片51bの移動軌跡上に
位置されると共に、移動枠9がその移動範囲における中
央部に来たとき、即ち、めくりローラー30が本25の綴込
部25aの略真下に来たとき、遮光板51の遮光片51bが上記
フォトインタラプタの前部52aと後部52bとの間の間隙内
に位置されるように設けられている。
しかして、移動枠9がその移動範囲における中央部の位
置に来ると、これに設けられた遮光板51の遮光片51bが
フォトインタラプタ52の前部52aと後部52bとの間に位置
されることになるので、投光素子53と受光素子54との間
に光路が遮断されることになり、それによって、所定の
信号が出力されることになる。
尚、上記信号が出力されると、図示しない真空吸引装置
による減圧動作が停止されるようになっている。
(l.読取り手段)[第1図乃至第3図] 55は、例えば、CCDラインセンサ等の読取り手段であ
る。該読取り手段55は原稿体支持板22の下面のうちこれ
に形成された開口部23の左側縁から稍左側へ寄った部分
に前後方向に沿って延びるように設けられており、図示
しない読取り回路に接続されている。
尚、原稿体支持板22はその全部が透明な素材により形成
されるか、あるいは読取り手段55が設けられる部分のみ
透明な素材により形成されており、本25の開かれたペー
ジ27a、27bに記載された文字等が読取り手段55によって
光学的に読み取られることができるようにされている。
しかして、移動枠9が第1の位置から第2の位置へと移
動されて行くと、読取り手段55が本25の開かれたページ
27a、27bと対向しながら移動されて行くので、これら開
かれたページ27a、27bに記載された文字等が読取り手段
55によって読み取られると共に、所定の形の信号により
読取り回路に入力され、記録回路を介して所定の記録媒
体に記録されることになる。
尚、読取り手段55の箇所にミラーを設け、該ミラーにて
反射された画像をセルフォックレンズアレイ等の光学系
を介して別の箇所に設けたCCDラインセンサ等の読取り
装置に導くようにしても良い。
(m.折れ矯正片)[第2図、第3図] 56、56は折れ矯正片であり、該折れ矯正片56、56は比較
的小さな矩形を成す板状に形成されている。
57は上記折れ矯正片56、56が固定された軸であり、該軸
57はめくりローラー30と戻しローラー42とが接近する部
分に上方から接近した位置に設けられると共に、前後方
向に沿って延び、かつ、その両端部が前記軸受片16、17
に回動自在に支持されている。そして、折れ矯正片56、
56は上記軸57のうちの互いに前後方向に離間した部分に
固定されている。また、折れ矯正片56、56は、通常、第
3図に示すように、めくりローラー30又は戻しローラー
42の外周面に寄り掛るように位置され、この状態におい
て、その先端縁が原稿体支持板22の上面より稍上方に位
置されるようになっている。
そこで、折れ矯正片56、56が、第3図に示す状態、即
ち、めくりローラー30の外周面に寄り掛るように位置す
る状態から移動枠9が第2の位置へ向けて移動される
と、折れ矯正片56、56はその先端部が本25の右端面によ
って相対的に右側へ向けて押圧されることにより、第3
図に2点鎖線で示すように、戻しローラー42に寄り掛る
位置へと移動され、その姿勢でもって移動されて行くこ
とになる。
また、移動枠9が第2の位置から第1の位置へ向けて移
動されて行くと、折れ矯正片56、56はその先端部が今度
は本25の左端面より相対的に左側へ向けて押圧されるこ
とによって、めくりローラー30に寄り掛る位置へと移動
され、その姿勢でもって移動されて行くことになる。従
って、矯正片56、56はその先端縁が本25の開かれたペー
ジ紙27a、27bと接触しながら移動されて行くことにな
る。そして、本25の開かれたページ紙27a、27bのうちの
右側のもの27aの先端部に折れがあった場合、その折れ
は、折れ矯正片56、56がその折れを起しながら移動され
ることにより、矯正されることになる。
しかして、移動枠9が第1の位置から第2の位置へ向け
て移動を開始するときは、本25の開かれたページ紙27
a、27bのうちの右側のもの27a、即ち、めくられるべき
ページ紙の先端部は常に、折れのない状態とされること
になる。
(n.動作) 以上のように構成されたページめくり装置1によるペー
ジめくり動作等は次のようにして行なわれる。
(n−1.ページめくり動作) ページめくりのための動作は移動枠9が第1の位置に来
ている状態から行なわれる。
尚、移動枠9が第1の位置に来ると、それが図示しない
検出手段によって検出されると共に、真空吸引装置が駆
動され、めくりローラー30の内部の圧力が低下せしめら
れる。
そこで、図示しないモータが所定の回転方向へ回転さ
れ、走行ワイヤ20が移動枠9を左側へ向けて移動せしめ
るように走行される。これによって、移動枠9が第1の
位置から第2の位置へ向けて移動されて行くことにな
る。すると、めくりローラー30及び戻しローラー42が、
前記したようにして、時計回り方向へ回転せしめられる
ことになる。
そして、第1図(A)に示すように、めくりローラー30
が本25の右側の開かれたページ紙27aの先端部と接触す
る位置に来ると、該ページ紙27aは先ずその先端部がめ
くりローラー30に吸着されると共に、めくりローラー30
が第1図(B)から第1図(C)に示すように移動され
るのに応じて、該めくりローラー30に巻取られて行くこ
とになる。
また、めくりローラー30に巻取られたページ紙27aは、
めくりローラー30の軸心の略真下の位置において、めく
りガイド47の剥離片50、50、50によってめくりローラー
30から剥離され、めくりガイド47の基部48内に挿入され
て行くことになる。
そして、第1図(C)に示すように、めくりローラー30
が本25の綴込部25aの略真下の位置まで来ると、当該ペ
ージ紙27aはその綴込部25a側の端部がめくりローラー30
に巻取られた状態となる。この時点において、移動枠9
に設けられた遮光板51の遮光片51bがフォトインタラプ
タ52の投光素子53から出射した光を遮ぎることになる。
これによって、所定の信号が出力され、真空吸引装置の
駆動が停止される。
従って、この時点からめくりローラー30の外周面には負
圧が生じないことになり、めくりローラー30はその状態
で更に第2の位置まで移動されて行くことになる。しか
して、めくりローラー30は、今度は左側の開かれたペー
ジ紙27bと接触して移動されて行くことになるが、これ
の外周面には負圧が生じていないので、ページ紙27bを
吸着するようなことはない。また、現在のめくりローラ
ー30に巻取られているページ紙27aも該めくりローラー3
0による吸着から開放されることになる。
そして、移動枠9が更に左側へ移動されて行くと、めく
りローラー30に巻取られたページ紙27aは左側のページ
紙27bに重ねられて行くことになる。即ち、第1図
(C)に示す状態から移動枠9が左側へ向けて移動され
て行くと、ページ紙27aはめくりローラー30と戻しロー
ラー42との間及び原稿体支持板22に形成された開口部23
を通って相対的に引き抜かれて行くと共に、その綴込部
25a側の端部から順次左側のページ紙27bの下に重ねられ
て行き、かつ、原稿体支持板22の上面に位置されて行く
ことになる。
しかして、移動枠9が第2の位置に来ると、ページ紙27
aはその全部が原稿体支持板22とページ紙27bとの間に位
置されることになる。即ち、ページめくりが完了され
る。
尚、移動枠9が第2の位置まで来ると、それが図示しな
い検出手段によって検出され、モーターが逆転されるこ
とになる。これによって、走行ワイヤ20が移動枠9を右
側へ向けて移動せしめるように走行されるので、移動枠
9が第1の位置に戻されることになる。そこで、今度
は、次のめくるべきページ紙、即ち、そこまで、ページ
紙27aの上に位置されていたページ紙27cのめくり動作が
前記したと同様にして行なわれることになる。
このようにして本25のページが順次めくられて行くこと
になる。
尚、めくりローラー30がページ紙をめくるとき、複数の
ページ紙がめくりローラー30に吸引された場合、一番下
にあるページ紙以外のページ紙は時計回り方向へ回転し
ている戻しローラー42によって上方へ戻されることにな
る。
(n−2.読取り動作) 一方、上記したようにしてページめくりが行なわれるの
と略同時に本25の開かれたページ紙27a、27bの下面に位
置するページ(以下、「読取りページ」と言う。)に記
載された文字等の読取りが行なわれる。
即ち、移動枠9が第1の位置から第2の位置へ向けて移
動されて行くと、めくりローラー30が右側の開かれたペ
ージ紙27aと接触する前に、読取り手段55がページ紙27a
の先端部と対向するように位置される。そして、読取り
手段55は読取りページに記載された文字等を読取りなが
ら左側へ向けて移動されて行く。この場合、ページ紙27
aのうちめくりローラー30に巻取られる部分は、常に、
読取り手段55が読取りを終えた部分となる。また、読取
り手段55は、ページ紙27aの読取りページについての読
取りを終わると、今度は左側のページ紙27bの読取りペ
ージと対向して移動されるので、当該読取りページにつ
いての読取りが行なわれることになる。そして、この場
合も、例えば、第1図(D)に示すように、今読取りを
行なっている読取りページに、右側のページ紙27aが重
ねられて行く部分は、常に、読取り手段55による読取り
が終わった部分となる。
しかして、読取り手段55による読取りは、常に、ページ
めくりに稍先行して行なわれることになる。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明ペー
ジめくり装置は、本等の原稿体がそのページを開いた状
態でかつ該開かれた2つのページが接触する状態で載置
されると共に上記原稿体と相対的に移動される原稿体支
持板と、原稿体の開かれたページと接触あるいは略接触
する状態でページめくり方向へ移動されると共に前記2
つのページのうち反ページめくり方向に位置する一方の
ページを有する紙を巻取る方向へ回転されかつ外周面に
多数の吸気孔が形成された略円筒状のめくりローラー
と、該めくりローラーが少なくとも一方のページと接触
する間その内部の圧力を低下せしめる減圧手段と、めく
りローラーの外周面と僅かに離間してページめくり方向
とは反対側に位置され、めくりローラーと同じ方向へ回
転してめくりローラーが同時に2枚以上のページ紙を吸
着した場合にめくりローラーの外周面に接触するページ
紙以外のページ紙を押し戻す略円筒状の戻しローラー
と、めくりローラーに巻付いた紙を該めくりローラーか
ら剥離する剥離手段と、を備えたことを特徴とする。
即ち、本発明においては、ページをめくるために、ペー
ジ紙を巻取るめくりローラーのページ紙吸着力は、めく
りローラーの内部圧力が減圧されることにより生ずる吸
引力に依るものであるから、めくりローラーのページ紙
吸着力が原稿体の紙埃等によって経時的に低下される惧
れはない。
従って、めくりローラーは、内部の圧力が低下された状
態においては、常に、ページ紙を吸着することができる
状態とされるので、ページめくり動作を確実に行なうこ
とができる。
そして、もし、めくりローラーが同時にページ紙を2枚
以上吸着した場合には戻しローラーによって余分なペー
ジ紙は戻されるので、ページ紙を確実に1枚づつめくる
ことが可能になる。
しかも、めくりローラーによるページ紙吸着力は減圧手
段による減圧の程度を変化せしめることによって調整す
ることができるので、原稿体の紙質等に応じて最も適切
な吸着力を設定することができる。
尚、前記した実施例においては、原稿体支持板にページ
めくり方向と直交する方向に沿って延びる細長い開口部
を形成し、かつ、該開口部にめくりローラーの外周面の
一部を位置せしめると共に、該めくりローラーに巻付け
られたページ紙は、めくりローラーを挟んで原稿体と略
反対側の位置においてめくりローラーから剥離されるよ
うにしたので、めくりローラーから剥離されたページ紙
は、原稿体支持板の移動により、当該めくられたページ
紙の隣のページ紙上に自動的に重ねられて行くことにな
る。従って、ページめくりを、原稿体支持板とめくりロ
ーラーとの最少限度の部材のみによって行なわしめるこ
とができると共に、人が手作業で行なう場合のめくり方
と略同じめくり方でもって行なうことができる。そし
て、ページめくりがこのように行なわれるため、ページ
をめくりながら、被写体あるいは文字の読取り等を行な
うことができるので、ページめくり動作と複写あるいは
読取り動作との間に待ち時間を設ける必要もない。
尚、前記した実施例においては原稿体を固定しておい
て、原稿体支持板、めくりローラー等を移動せしめるよ
うにしたが、場合によっては、原稿体の方を移動せしめ
るようにしても良い。
また、前記した実施例においては、本発明をスキャナー
におけるページめくり装置として適用したものを示した
が、本発明はこのような適用例に限られることなく、原
稿体のページを自動的にめくるための各種のページめく
り装置として適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明ページめくり装置をスキャナ
ーにおけるページめくり装置として適用した実施の一例
を示すものであり、第1図はページめくり動作の一部を
(A)から(D)へ順を追って示す要部縦断面図、第2
図は外筐の一部等を省略した平面図、第3図は正面図、
第4図は右側面図、第5図は一部を分解して示す要部の
斜視図、第6図は従来のページめくり装置の一例を概念
的に示す正面図である。 符号の説明 1……ページめくり装置、22……原稿体支持板、25……
原稿体、27a、27b……開かれたページ、30……めくりロ
ーラー、32……吸気孔、40……減圧手段、42……戻しロ
ーラー、50……剥離手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本等の原稿体がそのページを開いた状態で
    かつ該開かれた2つのページが接触する状態で載置され
    ると共に上記原稿体と相対的に移動される原稿体支持板
    と、 原稿体の開かれたページと接触あるいは略接触する状態
    でページめくり方向へ移動されると共に前記2つのペー
    ジのうち反ページめくり方向に位置する一方のページを
    有する紙を巻取る方向へ回転されかつ外周面に多数の吸
    気孔が形成された略円筒状のめくりローラーと、 該めくりローラーが少なくとも一方のページと接触する
    間その内部の圧力を低下せしめる減圧手段と、 めくりローラーの外周面と僅かに離間してページめくり
    方向とは反対側に位置され、めくりローラーと同じ方向
    へ回転してめくりローラーが同時に2枚以上のページ紙
    を吸着した場合にめくりローラーの外周面に接触するペ
    ージ紙以外のページ紙を押し戻す略円筒状の戻しローラ
    ーと、 めくりローラーに巻付いた紙を該めくりローラーから剥
    離する剥離手段と、 を備えたことを特徴とするページめくり装置
JP60175493A 1985-08-09 1985-08-09 ペ−ジめくり装置 Expired - Lifetime JPH0740151B2 (ja)

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AU61001/86A AU597585B2 (en) 1985-08-09 1986-08-08 Automatic page-turning device

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