JPH09294187A - 頁めくり装置 - Google Patents

頁めくり装置

Info

Publication number
JPH09294187A
JPH09294187A JP10567296A JP10567296A JPH09294187A JP H09294187 A JPH09294187 A JP H09294187A JP 10567296 A JP10567296 A JP 10567296A JP 10567296 A JP10567296 A JP 10567296A JP H09294187 A JPH09294187 A JP H09294187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
document
scanning unit
reading
original
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10567296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Sakauchi
和典 坂内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10567296A priority Critical patent/JPH09294187A/ja
Publication of JPH09294187A publication Critical patent/JPH09294187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】頁読取時と頁めくり時とでの本原稿の見開き形
状の変化による走査ユニットと本原稿との相対位置のず
れを解消して、頁読み取り時における本原稿頁の左右端
位置と、頁めくり時の原稿端部検出手段による本原稿の
端部位置の検出時における本原稿頁の左右端位置とを一
致させるようにすること。 【解決手段】走査ユニット200の頁読み取り開始位置
及び読み取り終了位置(頁めくり開始位置)で、原稿台
1上に保持されている本原稿BOの端部面を走査ユニッ
ト200の原稿押さえローラ281a,281bにより
押さえるように、走査ユニット200の原稿走査範囲を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書物などの本原稿
の原稿頁を読み取るとともに、読み取りを終えた原稿頁
を自動でめくる頁めくり装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、書物などの本原稿の原稿頁を自動
でめくる頁めくり装置に関する技術として、特開昭62
−153849号公報に記載されているように、2つの
プラテンの間に、真空ロールとエアナイフを設け、該プ
ラテン上を下向きに見開かれて移動する原稿頁を該真空
ロールに吸着して巻き付けながら頁めくりを行う装置が
提供されている。ところで、書物などの本原稿では、周
知のように、その頁めくりの進行に伴って、その綴じ位
置(見開きセンター位置)がめくり頁側にシフトしてい
く。しかしながら、上記従来の装置では、上記の綴じ位
置のシフトによる本原稿の端部位置のずれを検出する手
段を有していないため、頁数の多い厚い本原稿の場合
に、始めの頁と終わりの頁とで原稿端部のレジストが大
きくずれてしまう不具合がある。
【0003】そこで、本出願人は、原稿台上に上向きに
見開いて保持された本原稿の原稿頁面を、本原稿の原稿
頁を読み取る頁読み取り手段及び原稿頁をめくる頁めく
り手段を備えた走査ユニットで走査するとともに、該走
査ユニットの頁めくり走査時に原稿端部検出手段により
本原稿の端部位置を検出し、この原稿端部検出手段によ
り検出した原稿端部位置情報に基づいて、本原稿の綴じ
位置のシフトによる本原稿の端部位置のずれを補正する
ようにした頁めくり装置を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本出願
人の提案した従来の頁めくり装置では、その走査ユニッ
トの頁読み取り開始位置及び読み取り終了位置(頁めく
り開始位置)が、原稿台上に保持されている本原稿の端
部位置から該走査ユニットが外れた位置となるように構
成されていた。このため、この頁めくり装置では、綴じ
部の固い本原稿の場合に、走査ユニットと原稿頁面との
摺擦により、その頁読取時と頁めくり時とで本原稿の見
開き形状が異なって、走査ユニットと本原稿との相対位
置にずれが生じ、頁読み取り時における本原稿頁の左右
端位置と、頁めくり時の原稿端部検出手段による本原稿
の端部位置の検出時における本原稿頁の左右端位置とが
異なって、その画像レジストがずれてしまうという問題
があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、走査ユニット
の頁読み取り開始位置及び読み取り終了位置(頁めくり
開始位置)で、原稿台上に保持されている本原稿の端部
面を走査ユニットの一部により押さえることとしてい
る。このように、頁読み取り開始位置及び読み取り終了
位置(頁めくり開始位置)で、走査ユニットの一部によ
って本原稿の端部面を押さえることにより、画像レジス
トずれの原因となる頁読取時と頁めくり時とでの本原稿
の見開き形状の変化による走査ユニットと本原稿との相
対位置のずれが解消され、頁読み取り時における本原稿
頁の左右端位置と、頁めくり時の原稿端部検出手段によ
る本原稿の端部位置の検出時における本原稿頁の左右端
位置とが一致するようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の頁めくり装置では、走査
ユニットの一部に原稿押さえ部材を設け、原稿端部検出
手段により検出した原稿端部位置情報に基づいて、上記
走査ユニットの頁読み取り開始位置及び読み取り終了位
置で、該走査ユニットの一部の原稿押さえ部材により、
該本原稿の端部面を押さえるように、該走査ユニットの
原稿走査範囲を駆動制御する。
【0007】また、上記原稿端部検出手段による上記本
原稿の端部位置の検出を上記走査ユニットの1走査毎に
行い、該走査ユニットの頁読み取り開始位置及び読み取
り終了位置で、該走査ユニットの一部の原稿押さえ部材
により、該本原稿の端部面を押さえる、該走査ユニット
の原稿走査範囲の駆動制御を、該走査ユニットの1走査
毎に行うことが、頁めくりに伴う頁端部の位置変化を補
正して、精度よく画像レジスト合わせを行う上で好まし
い。
【0008】また、上記走査ユニットの頁読み取り開始
位置及び読み取り終了位置で、該本原稿の端部面を押さ
える該走査ユニットの一部の原稿押さえ部材には、該走
査ユニットの走査方向の左右端部に配置したローラを用
いることが、原稿頁面に対する走査ユニットの走査移動
を円滑化して、原稿を保護する上で好ましい。
【0009】また、上記頁読み取り手段の頁読み取り光
路は、該頁読み取り手段の頁読み取り方向に対して下流
側に位置する上記読み取り終了位置側の本原稿の端部面
を押さえる上記原稿押さえ部材と、上記頁めくり手段と
の間に設けることが、走査ユニットのオーバーラン距離
を短くする上で好ましい。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。但し、以下の記述から明らかに想起し得る範
囲の構成・作用等については、煩雑化を避ける上から、
その説明を省略もしくは簡略化する。本発明は、本原稿
の頁めくり手段と頁読み取り手段とをそれぞれ独立させ
て構成することもできるが、ここでは、上記の頁めくり
手段および頁読み取り手段との両手段を1つのユニット
に組み込んだ装置をその実施例とした。また、本実施例
は、原理的には本出願人により先に提案されたブック原
稿の頁めくり読み取り装置と略同様な機能を有してい
る。
【0011】先ず、本実施例におけるスキャナユニット
30の構成について説明する。図1に、本実施例として
のTPS(Turn the Page Scanne
r;頁めくり読み取り装置)の全体構成図を示す。この
TPSの装置本体の上半分はスキャナユニット30にな
っており、走査ユニット200は、このスキャナユニッ
ト30の内部を図1において左右方向に走行して、原稿
台1上に見開かれて載置された本原稿BOの走査を行
う。この走査ユニット200の走査駆動系の構成図を図
2に示す。
【0012】図2は、装置本体の上部から見た走査ユニ
ット200の走査駆動系であり、図2において、装置本
体の奥側にタイミングベルト312がプーリ304と3
段プーリ302によって、装置本体の手前側にタイミン
グベルト313がプーリ305と2段プーリ306によ
って、それぞれ左右方向に張られている。ここで、プー
リ304とプーリ305の回転軸は、それぞれバネ30
7とバネ308によって支持され、各タイミングベルト
312,313に所定の張力を与えている。3段プーリ
302は、タイミングベルト310でモータプーリ30
1と、また、タイミングベルト311で2段プーリ30
6とそれぞれ連結されている。タイミングベルト311
は、アイドラ303をバネ309で外側に引くことで所
定の張力を得ている。走査ユニット200は、その奥側
と手前側とがクランプ315により各タイミングベルト
312,313にそれぞれ固定され、モータプーリ30
1の回転軸を駆動するスキャナモータ106の回転によ
り、各タイミングベルト312,313を介して駆動さ
れる。
【0013】本実施例における走査ユニット200の構
成を図3に示す。図3において、走査ユニット200の
下側の左右には原稿押えローラ281a,281bが、
また、その外側にはシート巻き取りローラ280a,2
80bが、それぞれ回転自在に軸支されている。各シー
ト巻き取りローラ280a,280bには、左右独立し
た原稿押えシート282a,282bのそれぞれの中央
側の端部が巻き取られており、各原稿押えシート282
a,282bのそれぞれの外側の端部は、スキャナユニ
ット30の側板にそれぞれ固定されている。
【0014】また、図4に示すように、各巻き取りロー
ラ軸251a,251bの外側端部には、シート巻き取
りギヤ232a,232bが固定されており、これらの
シート巻き取りギヤ232a,232bは、スキャナユ
ニット30の側板に左右両端を固定され、略全長に亘っ
て歯を有する駆動ラック231に、各アイドルギヤ23
3a,233bを介して、それぞれ噛み合っている。こ
れにより、図4において走査ユニット200が走行する
と、各アイドルギヤ233a,233bとともに各シー
ト巻き取りギヤ232a,232bが回転し、各巻き取
りローラ軸251a,251b、各ゼンマイバネ(図示
せず)、及び、各シート巻き取りローラ280a,28
0bを介して、各原稿押えシート282a,282bの
引き出し及び巻き取りが行われ、左右のシート巻き取り
ローラ280a,280bの張力が、常時、略一定に維
持される。
【0015】一方、図3に示すように、各原稿押えロー
ラ281a,281bの間には、本原稿読み取り用のプ
ラテンガラス205と、本原稿頁めくり用のめくりベル
ト208が配設されている。
【0016】このプラテンガラス205の内側には、図
3に示すように、本原稿照明用の2本の蛍光灯201,
202が、本原稿読み取り部の左右にそれぞれ配置され
ている。これらの蛍光灯201,202によって照明さ
れた本原稿像は、図3において、第1ミラー219に反
射した後、第2ミラー220と第3ミラー221に交互
に反射し、最後にレンズ216を透過して、CCD10
1上に縮小結像される。また、めくりベルト208は、
めくりベルト駆動ローラ223とめくりローラ224と
に掛け渡されており、このめくりベルト208の上側
の、めくりベルト駆動ローラ224から少し離れた部位
の外側には、帯電ローラ225が接触して配置されてい
る。
【0017】次に、スキャナユニット30のめくり動作
について説明する。図5に、本実施例における走査ユニ
ット200の頁めくり部の動作説明図を示す。本実施例
におけるめくりベルト208は、材質が、PET、P
C、PVCなどからなり、その表面層が表面抵抗1014
Ω以上の高抵抗フィルム、その裏面層が表面抵抗108
Ω以下の低抵抗フィルムからなる二重構造の樹脂フィル
ムで構成されている。また、めくりベルト駆動ローラ2
23は、接地された金属ローラの表面に導電性ゴムを被
覆したローラで構成されており、確実なベルト駆動とア
ースを実現している。更に、帯電ローラ225は、金属
ローラで構成されており、この帯電ローラ225には、
切り換えスイッチ253aを介して、交流電源253か
ら所定のタイミングで、±2kVの高電圧が印加され
る。
【0018】図5において、走査ユニット200を走行
させ、めくりベルト208を駆動しながら、後述するタ
イミングに合わせて切り換えスイッチ253aをオン
し、帯電ローラ225に交流電源253から±2kVの
高電圧をかけると、めくりベルト208の表面上に交番
電界が生じ、この交番電界の作用により、このめくりベ
ルト208の表面に、接触した本原稿BOの最上位頁2
54を吸着させる吸着力が発生する。
【0019】次に、本原稿BOの頁読み取り及び頁めく
り動作について説明する。先ず、読み取り開始信号によ
って、見開かれた本原稿BOの中央に位置している走査
ユニット200は、図1の右方向に移動を開始し、本原
稿BOの右頁端を光学的に読み取るプレスキャンを行
う。このときに検出した右頁端部位置は、最初の頁めく
り位置情報として記憶される。次いで、プレスキャンを
終えた走査ユニット200は、装置の右端まで移動した
後、左方向に移動し始め、装置左側のホームポジション
に移動される。その後、走査ユニット200は、図6に
示すように、再び右方向に移動を開始し、本原稿BOの
原稿頁を左頁から右頁へと読み取り、この初頁目の頁読
み取りが終了すると、図7に示すように、その原稿走査
方向が逆転され、図8に示すように、読み取りを終えた
本原稿BOの右頁の頁めくり動作を開始する。
【0020】この本原稿BOの頁めくりを始めるときに
は、この頁めくり動作に先行して、めくりベルト208
の表面上に形成された帯電パターン部が本原稿BOの最
上位頁254の上に重なる。そして、この最上位頁25
4の先端が、めくりベルト208の下側の中央を越えた
ところで、図8に示すように、このめくりベルト208
が、図示せぬソレノイドの作用により、図5の実線で示
す位置に移動される。これにより、このめくりベルト2
08の表面に形成された電荷パターンの不平等電界によ
る吸着力で、本原稿BOの最上位頁254だけが、めく
りベルト208の表面上に吸着されて、この最上位頁2
54の端部がめくりベルト208と共に持ち上げられ
る。この不平等電界による吸着力は、この最上位頁25
4以外の頁を吸着させない特徴を有している。
【0021】上述のように、本原稿BOの最上位頁25
4をめくり上げた後、この状態のまま走査ユニット20
0を、図8に示すように、その端部ホームポジションに
向けて移動させると、この本原稿BOの最上位頁254
は、図9に示すように、確実に搬送され、走査ユニット
200の右側部に配置された上下一対の頁ガイド22
7,228(図3)の間を通過して、走査ユニット20
0の右外側にその先端側が送り出される。この時、この
走査ユニット200の上方側の頁ガイド227上に取付
けられた頁めくりセンサ214(図3)が、走査ユニッ
ト200の右外側に送り出された原稿頁を検知して、こ
の原稿頁が正常に頁めくりされたことを判断する。
【0022】ここで明らかなように、本実施例では、走
査ユニット200の頁めくり動作によりめくり上げられ
た原稿頁が、丸められたり折り曲げられたりせずに自然
な姿勢に保持されるので、このめくり上げた原稿頁を傷
めることがなく、また、このめくり上げた原稿頁を収納
するための頁収納手段を走査ユニット200内に配設す
る必要がないので、走査ユニット200を小型化でき
る。
【0023】また、本実施例では、頁めくりセンサ21
4により右頁端部が検知されるタイミングから、頁をめ
くる前の頁右端部を算出することができ、この値を読み
取り画像と、次の頁めくり開始位置として利用する。次
いで、図10に示すように、本原稿BOの最上位頁25
4を本原稿の綴じ部BOaまでめくり上げた状態で、走
査ユニット200を更に左側のホームポジションに向け
て移動させると、図11に示すように、めくり上げられ
た原稿頁が本原稿の綴じ部BOaに引っ張られて、一対
の頁ガイド227,228の間を戻りながら、本原稿B
Oの左頁上に重ね合わされるようにして、走査ユニット
200内から排出される。このとき、頁ガイド227,
228から排出される頁の形状が常に同じ形態となるこ
とから、頁めくりセンサ214により排出頁端部が検知
されるタイミングにより、次の頁読み取り開始位置を算
出することができる。
【0024】そこで、本発明の頁めくり装置の走査ユニ
ット200は、頁ガイド227,228からめくり上げ
た頁を排出した後、装置左端のホームポジションまで戻
らず、図12に示すように、その原稿押さえローラ28
1aが、本原稿の左頁端部面(本実施例では、左頁端か
ら15mmの原稿面)を押さえている状態で、その頁め
くり動作を終了し、この位置から次頁の頁読み取り動作
を開始する。このように、走査ユニット200に設けた
原稿押さえローラ281aで、本原稿の左頁端部面を押
さえることにより、頁めくりセンサ214によって頁排
出時に検知した左頁端位置と、頁読み取り時の実際の左
頁端位置とを精度良く合わせることができる。
【0025】次に、上記の頁読み取り開始位置の算出値
に基づいて、次頁の頁読み取りを行い、前回の頁めくり
時に検出した本原稿の右頁端部位置から、めくりベルト
208に電荷パターンを形成するのに必要な距離(本実
施例では20mm)だけ、めくりベルト208が右頁端
から右方に移動した部位で、走査ユニット200の移動
を停止させる。このときの走査ユニット200の停止位
置は、図13に示すように、その原稿押さえローラ28
1bが、本原稿の右頁端部面(本実施例では、右頁端か
ら5mmの原稿面)を押さえている状態となるように設
定されており、走査ユニット200は、この停止位置で
頁読み取り動作を終了し、この位置から逆方向に移動さ
れて読み取りを終えた頁の頁めくり動作を開始する。こ
のように、走査ユニット200に設けた原稿押さえロー
ラ281bで、本原稿の右頁端部面を押さえることによ
り、頁めくりセンサ214によって頁めくり時に検知し
た右頁端位置と、頁読み取り終了時(頁めくり開始時)
の実際の右頁端位置とを精度良く合わせることができ
る。
【0026】ここで、頁めくりセンサ214による本原
稿の端部位置の検出を走査ユニット200の1走査毎に
行い、原稿押さえローラ281a,281bにより、本
原稿の左右端部面を押さえるよに、走査ユニット200
の原稿走査範囲の駆動制御を1走査毎に行うことによ
り、頁めくりに伴う頁端部の位置変化を補正して、精度
よく画像位置を検出することができる。また、本実施例
のように、本原稿の左右端部面を原稿押さえローラ28
1a,281bで押さえることにより、原稿頁面に対し
て走査ユニット200がスムーズに移動され、走査移動
時における原稿破損などを回避できる。更に、本実施例
では、走査ユニット200の頁読み取り光路が、頁読み
取り方向に対して下流側の原稿押さえローラ281b
と、めくりベルト208との間に設けられているので、
めくりベルト208に電荷パターンを形成するための走
査ユニット200の移動量(めくり予備動作量)を少な
くでき、図13に示すように、本原稿端部から頁読み取
り終了位置までの走査ユニット200のオーバーラン距
離Lを短くすることができる。
【0027】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、走査
ユニットの一部に原稿押さえ部材を設け、原稿端部検出
手段により検出した原稿端部位置情報に基づいて、上記
走査ユニットの頁読み取り開始位置及び読み取り終了位
置で、該走査ユニットの一部の原稿押さえ部材により、
該本原稿の端部面を押さえるように、該走査ユニットの
原稿走査範囲を駆動制御することにより、頁読み取り時
における本原稿頁の左右端位置と、頁めくり時の原稿端
部検出手段による本原稿の端部位置の検出時における本
原稿頁の左右端位置とが一致するようになるので、精度
よく画像レジストを合わせることができる。
【0028】また、上記原稿端部検出手段による上記本
原稿の端部位置の検出を上記走査ユニットの1走査毎に
行い、該走査ユニットの頁読み取り開始位置及び読み取
り終了位置で、該走査ユニットの一部の原稿押さえ部材
により、該本原稿の端部面を押さえる、該走査ユニット
の原稿走査範囲の駆動制御を、該走査ユニットの1走査
毎に行うことにより、頁めくりに伴う頁端部の位置変化
を補正できるので、精度よく画像レジスト合わせを行う
ことができる。
【0029】また、上記走査ユニットの頁読み取り開始
位置及び読み取り終了位置で、該本原稿の端部面を押さ
える該走査ユニットの一部の原稿押さえ部材には、該走
査ユニットの走査方向の左右端部に配置したローラを用
いることにより、簡単な構成で見開いた本原稿の両端を
押さえて、頁端部を精度よく検知することができるとと
もに、原稿頁面に対する走査ユニットの走査移動を円滑
化して、原稿を保護することができる。
【0030】また、上記頁読み取り手段の頁読み取り光
路は、該頁読み取り手段の頁読み取り方向に対して下流
側に位置する上記読み取り終了位置側の本原稿の端部面
を押さえる上記原稿押さえ部材と、上記頁めくり手段と
の間に設けることにより、本原稿端部から頁読み取り終
了位置までの走査ユニットのオーバーラン距離を短くす
ることができ、装置の小型化及び低コスト化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した本原稿の頁めくり読み取り装
置(TPS)における装置本体の全体的な構成を示す概
略断面図である。
【図2】上記TPSにおける走査ユニットの駆動機構を
示す概略平面図である。
【図3】上記走査ユニットの概略断面図である。
【図4】上記走査ユニットにおけるめくりベルト駆動機
構の概略側面図である。
【図5】上記TPSにおける上記走査ユニットの頁めく
り上げ動作を示す走査ユニットの要部の概略断面図であ
る。
【図6】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時にお
ける走査ユニットの左頁画像読み取り位置での遷移図で
ある。
【図7】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時にお
ける走査ユニットの右頁画像読み取り完了位置での遷移
図である。
【図8】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時にお
ける走査ユニットの右頁めくり上げ開始位置での遷移図
である。
【図9】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時にお
ける走査ユニットの右頁めくり上げ途中の遷移図であ
る。
【図10】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁めくり上げ終了位置での遷移
図である。
【図11】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁排出途中の遷移図である。
【図12】本発明の実施例の頁読み取り開始位置におけ
る走査ユニットと本原稿との位置関係を示す概略断面図
である。
【図13】本発明の実施例の頁読み取り終了位置におけ
る走査ユニットと本原稿との位置関係を示す概略断面図
である。
【符号の説明】 1 原稿台 106 スキャナモータ 200 走査ユニット 208 めくりベルト 208a めくりベルトの吸着面端部 214 頁めくりセンサ 223 めくりベルト駆動ローラ 224 めくりローラ 225 帯電ローラ 227,228 頁ガイド 253 交流電源 281a,281b 原稿押えローラ BO 本原稿 BOa 本原稿の綴じ部 L 走査ユニットのオーバーラン距離

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書物などの本原稿の原稿頁を読み取るとと
    もに、読み取りを終えた原稿頁を自動でめくる頁めくり
    装置において、上記本原稿を上向きに見開いて保持する
    原稿台と、該本原稿の原稿頁を読み取る頁読み取り手段
    及び該原稿頁をめくる頁めくり手段を備えた走査ユニッ
    トと、該本原稿の原稿頁面に沿って上記走査ユニットを
    走査させる走査ユニット駆動手段と、該本原稿の端部位
    置を検出する原稿端部検出手段とを有し、該原稿端部検
    出手段により検出した原稿端部位置情報に基づいて、上
    記走査ユニットの頁読み取り開始位置及び読み取り終了
    位置が、該走査ユニットの一部の原稿押さえ部材で該本
    原稿の端部面を押さえた位置となるように、該走査ユニ
    ットの原稿走査範囲を駆動制御することを特徴とする頁
    めくり装置。
  2. 【請求項2】上記走査ユニットの1走査毎に、上記原稿
    端部検出手段による上記本原稿の端部位置の検出を行
    い、該走査ユニットの頁読み取り開始位置及び読み取り
    終了位置が、該走査ユニットの1走査毎に、該走査ユニ
    ットの一部の原稿押さえ部材で該本原稿の端部面を押さ
    えた位置となるように、該走査ユニットの原稿走査範囲
    を駆動制御することを特徴とする請求項1記載の頁めく
    り装置。
  3. 【請求項3】上記走査ユニットの頁読み取り開始位置及
    び読み取り終了位置で、該本原稿の端部面を押さえる該
    走査ユニットの一部の原稿押さえ部材を、該走査ユニッ
    トの走査方向の左右端部に配置したローラで構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の頁めくり装置。
  4. 【請求項4】上記頁読み取り手段の頁読み取り方向に対
    して下流側に位置する上記読み取り終了位置側の本原稿
    の端部面を押さえる上記原稿押さえ部材と、上記頁めく
    り手段との間に、該頁読み取り手段の頁読み取り光路を
    設けたことを特徴とする請求項1及び請求項3記載の頁
    めくり装置。
JP10567296A 1996-04-25 1996-04-25 頁めくり装置 Pending JPH09294187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10567296A JPH09294187A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 頁めくり装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10567296A JPH09294187A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 頁めくり装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09294187A true JPH09294187A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14413939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10567296A Pending JPH09294187A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 頁めくり装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09294187A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10477053B2 (en) 2016-02-04 2019-11-12 Pfu Limited Image reading apparatus and image reading method for reading document with reader supported by copyholder

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10477053B2 (en) 2016-02-04 2019-11-12 Pfu Limited Image reading apparatus and image reading method for reading document with reader supported by copyholder

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09294187A (ja) 頁めくり装置
JP3177333B2 (ja) 本原稿のめくり読み取り装置
JP3344749B2 (ja) 本原稿の頁めくり装置
JP3236150B2 (ja) 本原稿取扱い装置
JP3344748B2 (ja) 本原稿頁めくり読取装置
JP3344869B2 (ja) 本原稿の頁めくり装置
JP3509360B2 (ja) シート分離搬送装置
JPH07120847A (ja) 本原稿固定装置
JPH06308788A (ja) 本原稿保持装置
JP3330730B2 (ja) ブック原稿の頁めくり読み取り装置
JP3340494B2 (ja) 本原稿の画像読み取り装置および本原稿のめくり装置
JP3249241B2 (ja) 原稿読取装置
JPH06250466A (ja) 画像読み取り装置
JPH07120849A (ja) 本原稿保持装置
JP3273656B2 (ja) 本原稿挟持装置
JPH0736228A (ja) 本原稿読み取り装置及び本原稿頁めくり読み取り装置
JP3302814B2 (ja) 本原稿の頁めくり装置
JP3441573B2 (ja) 分離搬送装置
JPH07120848A (ja) 本原稿台
JPH08278571A (ja) ブック原稿台
JPH06250467A (ja) 本原稿のめくり読み取り装置
JPH09278206A (ja) 分離搬送装置
JP3509525B2 (ja) 製本原稿のページめくり読取装置
JPH07131604A (ja) ブック原稿の画像読取及び頁めくり装置
JPH07131603A (ja) ブック原稿の画像読取及び頁めくり装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040316