JPH06250466A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH06250466A
JPH06250466A JP5037089A JP3708993A JPH06250466A JP H06250466 A JPH06250466 A JP H06250466A JP 5037089 A JP5037089 A JP 5037089A JP 3708993 A JP3708993 A JP 3708993A JP H06250466 A JPH06250466 A JP H06250466A
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Application number
JP5037089A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Fujioka
哲弥 藤岡
Hiroshi Takahashi
浩 高橋
Kazunori Sakauchi
和典 坂内
Kazue Taguchi
和重 田口
Susumu Shiina
将 椎名
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】共通の読み取り手段によって、あらゆる種類の
原稿の読み取りに対応できる画像読み取り装置を提供す
る。 【構成】蛍光灯201,202により露光した原稿台1
上に載置される本原稿BOの原稿面からの反射光と、蛍
光灯203,204により露光したコンタクトガラス2
06上に載置されるシート原稿SOの原稿面からの反射
光とを、原稿の反射光を光電変換する単一のCCD10
1に、各ミラー219,220,221,レンズ21
6、及び切り換えミラー222により選択的に導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに異なる位置に載
置した本原稿及び原稿を選択的に読み取ることができる
画像読み取り手段を備えた画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機及びファクシミリ等における原稿
読み取り装置として、シート原稿を原稿読み取り位置に
自動的に搬送して原稿情報を読み取り、読み取りの終了
した原稿を上記原稿読み取り位置から自動的に排出する
自動原稿給送装置(ADF)が知られている。このよう
に、原稿がシート原稿の場合には、ADFを搭載するこ
とにより、その原稿情報の読み取りを自動的に行うこと
ができるが、原稿が本原稿の場合には、自動頁めくり機
構の実現が事実状困難なため、現段階では、本原稿の頁
めくりを手動的にしか行うことができない状況にある。
一方、従来、手間の掛る本原稿の読み取りを自動化する
ための方法や手段の提案が種々なされているが、これら
の従来技術は、アイデアのみの提案が多く、およそ実現
し得るレベルには到達していない。
【0003】こうした現状に鑑み、本出願は、例えば、
特願平2−193589号明細書等に開示したように、
原稿載置台の原稿載置面に沿って張架された頁めくりベ
ルトの一部に上記原稿載置面から離間する迂回部を形成
させながら、上記原稿載置面と頁めくりベルトとの間に
見開かれて載置された本原稿の原稿面に対して、頁収納
手段,頁吸着手段,頁分離手段および読み取り手段等が
配設された頁めくり読み取りユニット(以下、走査ユニ
ットという)を相対移動させることによって、上記本原
稿の頁めくりおよび原稿読み取り走査を行なう本原稿の
頁めくり読み取り装置を提案した。この提案による本原
稿の頁めくり読み取り装置によれば、上記明細書等に記
述したように、複写作業等に多大な労力を要していた本
原稿の頁めくり操作および原稿読み取り走査を完全に自
動化させることができ、複写等の生産性を著しく向上さ
せる多機能原稿読み取りシステムを実現することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人が
先に提案した装置は、主に本原稿の読み取りを目的とし
て構成されているため、通常のシート原稿等に対する操
作性に欠ける不具合を有しており、また、本原稿であっ
てもその読み取り頁が極少ない場合にはかえって手間が
掛る場合も予測される。この発明は、上述の点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、共通の読み取り手
段によって、あらゆる種類の原稿の読み取りに対応でき
る画像読み取り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
を解決するために、本原稿を上向きに見開いて載置する
第1原稿載置台と、原稿を下向きに載置するための透明
板よりなる原稿載置部材を有する第2原稿載置台と、上
記第1原稿載置台上に上向きに見開かれて載置された本
原稿の原稿面を露光する第1露光手段と、上記第2原稿
台上に載置された原稿の原稿面を露光する第2露光手段
と、上記第1、第2露光手段によって露光された原稿の
反射光を光電変換する単一の光電変換手段と、上記第
1、第2露光手段によって露光された原稿の反射光を選
択的に上記光電変換手段に導く光学手段と、を具備する
構成とする。
【0006】また、この発明は、上述の課題を解決する
ために、本原稿を上向きに見開いて載置する第1原稿載
置台と、原稿を下向きに載置するための透明板よりなる
原稿載置部材を有する第2原稿載置台と、上記第1原稿
載置台上に上向きに見開かれて載置された本原稿の原稿
面を露光する第1露光手段と、上記第2原稿台上に載置
された原稿の原稿面を露光する第2露光手段と、上記第
1、第2露光手段によって露光された原稿の反射光を光
電変換する単一の光電変換手段と、上記第1、第2露光
手段によって露光された原稿の反射光を選択的に上記光
電変換手段に導く光学手段と、上記第1及び第2露光手
段,上記光電変換手段,ならびに上記光学手段とを一体
的に支持し、上記第1原稿載置台及び上記第2原稿載置
台の間に、上記各原稿載置台上に載置された原稿を露光
走査可能とするための読み取り走査ユニットとを具備す
る構成とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、上記第1露光手段により、上
記第1原稿載置台上に載置された本原稿の原稿面からの
反射光と、上記第2露光手段により、上記第2原稿載置
台上に載置された原稿の原稿面からの反射光とが、原稿
の反射光を光電変換する単一の上記光電変換手段に、上
記光学手段により選択的に導かれる。
【0008】また、本発明によれば、上記読み取り走査
ユニットが、上記第1原稿載置台及び上記第2原稿載置
台の間で、上記各原稿載置台上に載置された原稿を露光
走査することにより、上記第1露光手段により、上記第
1原稿載置台上に載置された本原稿の原稿面からの反射
光と、上記第2露光手段により、上記第2原稿載置台上
に載置された原稿の原稿面からの反射光とが、原稿の反
射光を光電変換する単一の上記光電変換手段に、上記光
学手段により選択的に導かれる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。但し、本明細書の記述から明らかに想起し得
る範囲の構成・作用等については、煩雑化を避ける上か
ら、その説明を省略、もしくは簡略化する。本発明は、
本原稿の画像読み取り手段のみで構成することもできる
が、ここでは、上記の頁めくり手段および画像読み取り
手段との両手段を1つのユニットに組み込んだ装置をそ
の実施例とした。また、本実施例は、原理的には先に本
出願人により提案されたブック原稿のページめくり読み
取り装置と略同様な機能を有している。
【0010】先ず、本実施例におけるスキャナユニット
30の構成について説明する。図1に、TPS(Tur
n the Page Scanner;頁めくり読み
取り装置)の全体構成図を示す。このTPSは、その装
置本体の上部にコンタクトガラス206が配置されてお
り、このコンタクトガラス206上に、シート物や厚手
の本原稿などの原稿SOを図示しない圧板によってセッ
トし、後述する光路切り換えを行った走査ユニット20
0でこの原稿を走査することにより、このコンタクトガ
ラス206上の原稿像を読み取ることができる。このT
PSの装置本体の上半分はスキャナユニット30になっ
ており、走査ユニット200は、このスキャナユニット
30の内部を図1において左右方向に走行して原稿の走
査を行う。この走査ユニット200の走査駆動系の構成
図を図2に示す。図2は、装置本体の上部から見た走査
ユニット200の走査駆動系であり、図2において、装
置本体の奥側にタイミングベルト312がプーリ304
と3段プーリ302によって、装置本体の手前側にタイ
ミングベルト313がプーリ305と2段プーリ306
によって、それぞれ左右方向に張られている。ここで、
プーリ304とプーリ305の回転軸は、それぞれバネ
307とバネ308によって支持され、各タイミングベ
ルト312,313に所定の張力を与えている。3段プ
ーリ302は、タイミングベルト310でモータプーリ
301と、また、タイミングベルト311で2段プーリ
306とそれぞれ連結されている。タイミングベルト3
11は、アイドラ303をバネ309で外側に引くこと
で所定の張力を得ている。走査ユニット200は、その
奥側と手前側とがクランプ315により各タイミングベ
ルト312,313にそれぞれ固定され、モータプーリ
301の回転軸を駆動するスキャナモータ106の回転
により、各タイミングベルト312,313を介して駆
動される。
【0011】本実施例における走査ユニット200の構
成を図3に示す。図3において、走査ユニット200の
下側の左右には原稿押えローラ281a,281bが、
また、その外側にはシート巻き取りローラ280a,2
80bが、それぞれ回転自在に軸支されている。各シー
ト巻き取りローラ280a,280bには、左右独立し
た原稿押えシート282a,282bのそれぞれの中央
側の端部が巻き取られており、各原稿押えシート282
a,282bのそれぞれの外側の端部は、スキャナユニ
ット30の側板にそれぞれ固定されている。また、図4
に示すように、各巻き取りローラ軸251a,251b
の外側端部には、シート巻き取りギヤ232a,232
bが固定されており、これらのシート巻き取りギヤ23
2a,232bは、スキャナユニット30の側板に左右
両端を固定され、略全長に亘って歯を有する駆動ラック
231に、各アイドルギヤ233a,233bを介し
て、それぞれ噛み合っている。これにより、図4におい
て走査ユニット200が走行すると、各アイドルギヤ2
33a,233bとともに各シート巻き取りギヤ232
a,232bが回転し、各巻き取りローラ軸251a,
251b、及び、各シート巻き取りローラ280a,2
80bを介して、各原稿押えシート282a,282b
の引き出し及び巻き取りが行われ、左右のシート巻き取
りローラ280a,280bの張力が、常時、略一定に
維持される。このとき、各原稿押えシート282a,2
82bの厚みによる各シート巻き取りローラ280a,
280bの巻き太りによって走査ユニット200の位置
により発生する、各シート巻き取りローラ280a,2
80bに巻き付いた各原稿押えシート282a,282
bの外周差は、図示しない各ゼンマイバネにより吸収さ
れる。
【0012】一方、図3に示すように、各原稿押えロー
ラ281a,281bの間には、本原稿読み取り用のプ
ラテンガラス205と、本原稿頁めくり用のめくりベル
ト208が配設されている。本実施例における本原稿読
み取り用のプラテンガラス205は、走査ユニット20
0の読み取りスキャン方向の上流側に、また、本原稿頁
めくり用のめくりベルト208は、走査ユニット200
の読み取りスキャン方向の下流側にそれぞれ配置されて
いる。このように配置することにより、走査ユニット2
00の読み取り走査のための助走区間を長くでき、その
走査を安定させることができる。また、本実施例では、
同一ユニット内の下側に頁めくり機構を、上側に縮小光
学系を配置させて、装置の小型化を実現させている。更
に、このように構成することで、走査ユニット200
が、左の原稿押えローラ281bと、めくりベルト駆動
ローラ223とで加圧された本原稿を受けて、これらの
ローラ間で位置出しされた原稿面を読み取ることができ
るので、最適な画像が得られる。この時、プラテンガラ
ス205の下面位置は、図5に示すように、原稿面の浮
き上がりの余裕分を予め見込んで、左の原稿押えローラ
281bの最下点と、めくりベルト駆動ローラ223の
最下点とを結んでできる水平面(読み取り面273)よ
りも僅かな間隙αだけ上方に設定されている。この間隙
αの値は、2αが光学系の焦点深度以下になるように設
定され、光学系の縮小率に応じて決定される。このプラ
テンガラス205は、図6に示すように、その側部がガ
ラスホルダ269で支持されている。また、プラテンガ
ラス205の下面端部にはガラス面取り部271があ
り、ガラスホルダ269の外側下端部にはホルダ面取り
部270がある。このとき、ガラス面取り部271の側
方角部272の位置は、ガラスホルダ269の下面より
も僅かな高さβだけ上方に位置するように構成されてい
て、走査ユニット200の動作中に、プラテンガラス2
05の側部に本原稿の頁端部などが引っかからないよう
になっている。
【0013】一方、プラテンガラス205の内側には、
図3に示すように、本原稿照明用の2本の蛍光灯20
1,202が、本原稿読み取り部の左右にそれぞれ配置
されている。これらの蛍光灯201,202によって照
明された本原稿像は、図3において、第1ミラー219
に反射した後、第2ミラー220と第3ミラー221に
交互に反射し、最後にレンズ216を透過して、CCD
101上に縮小結像される。また、めくりベルト208
は、めくりベルト駆動ローラ223とめくりローラ22
4とに掛け渡されており、このめくりベルト208の上
側の、めくりベルト駆動ローラ224から少し離れた部
位の外側には、帯電ローラ225が接触して配置されて
いる。更に、めくりベルト駆動ローラ223の駆動軸端
部には、図4に示すように、めくりベルト駆動ギヤ23
4が固定されており、このめくりベルト駆動ギヤ234
は、アイドルギヤ235を介して、駆動ラック232に
噛み合っている。これにより、走査ユニット200が走
行すると、駆動ラック232に沿って、アイドルギヤ2
35と共にめくりベルト駆動ギヤ234が回転し、めく
りベルト駆動ローラ223の回転により、走査ユニット
200の移動速度と同じ速度でめくりベルト208が回
転する。
【0014】前述のコンタクトガラス206上にセット
された原稿を読み取る場合には、図3に示すように走査
ユニット200の読み取り光路から外れた位置に待避し
ている切り換えミラー222が、図7に示すキープソレ
ノイド255の作用によって、図8に示すように走査ユ
ニット200の読み取り光路内に進出した位置まで移動
される。この切り換えミラー222の移動により、図8
に示すように、第1ミラー219と第2ミラー220と
の間の光路が、破線で示すプラテンガラス205側か
ら、実線で示すコンタクトガラス206側に切り換えら
れ、2本の蛍光灯203,204によって照明されたコ
ンタクトガラス206上の原稿像が、本原稿の場合と同
様に、第2ミラー220と第3ミラー221に交互に反
射し、レンズ216を透過してCCD101上に縮小結
像される。切り換えミラー222は、図7に示すよう
に、切り換えミラーブラケット257に支持されてお
り、この切り換えミラーブラケット257は、光路調整
板259の上部支点258に、回転自在に軸支されてい
る。キープソレノイド255は、この切り換えミラーブ
ラケット257の、切り換えミラー222の支持側と反
対側の端部に配設されており、このキープソレノイド2
55がオン/オフすることにより、切り換えミラーブラ
ケット257が、光路調整板259の上部支点258を
軸として、図7において破線で示す位置と実線で示す位
置との間で揺動される。これにより、切り換えミラー2
22の位置が、前述したように、図3に示す走査ユニッ
ト200の読み取り光路から待避した本原稿読み取り位
置と、図8に示す走査ユニット200の読み取り光路内
に進出したシート物原稿読み取り位置とに選択移動され
る。ここで、切り換えミラー222の光路外への待避位
置(図7における破線位置)は、キープソレノイド25
5の動きに任せて特には規制しないが、この切り換えミ
ラー222の光路内への進出位置(図7における実線位
置)は、切り換えミラーブラケット257の揺動を位置
決めピン256で規制して、この切り換えミラー222
の光路内での停止位置を規制する。
【0015】また、本実施例における切り換えミラー2
22は、切り換えた光路を調整できるように構成されて
いる。すなわち、本実施例における光路調整板259
は、図7に示すように、走査ユニット200のユニット
本体に対して、その下部が下支点262で回転自在に枢
支されており、その上支点258と下支点262との間
の両側部に当接して配設されたバネ260と調整ねじ2
61とによって略垂直に支持されている。この光路調整
板259には、平生、その上支点258が切り換えミラ
ー222がわに変位する方向への回動習性が、バネ26
0によって付勢されており、この回動習性による光路調
整板259の回動位置は、バネ260と対向するがわに
配置された調整ねじ261の頭部が光路調整板259の
側部に当接することによって位置決めされている。従っ
て、この光路調整板259は、調整ねじ261を回転さ
せることにより、下支点262を軸として、その上支点
258の位置を可変させて、この上支点258に支持さ
れた切り換えミラーブラケット257の位置を変位さ
せ、切り換えミラー222の位置を移動させて、その切
り換えた光路を調整できる。
【0016】本実施例における走査ユニット200の光
学系は、切り換えミラー222以外の他のミラーには、
上述のような光路調整機能はなく、プラテンガラス20
5側の本原稿を読み取る光路の調整は、CCD101の
位置を調整することで行い、コンタクトガラス206側
の原稿を読み取る光路の調整は、上記の方法により切り
換えミラー222の位置を調整することで行うように構
成されている。これにより、本実施例の光学系では、そ
の調整個所を減らすことができ、その組み立て性や保守
性を向上させることができる。また、本実施例の光学系
は、上記のキープソレノイド255、及びその連結要素
等が、走査ユニット200内に納められていて、この光
学系要素の交換時に走査ユニット200ごと取り外すこ
とにより、そのメンテナンス性を向上させている。
【0017】上述の光路切り換え方式の第2の実施例と
して、切り換えミラー回転方式による光学系の構成を図
9に示す。この実施例では、切り換えミラー222を支
持している切り換えミラーブラケット264が、走査ユ
ニット200のユニット本体に対して、支点265で回
転自在に軸支されている。ソレノイド263は、この切
り換えミラーブラケット264の、切り換えミラー22
2の支持側と反対側の端部に配設されており、このソレ
ノイド263がオン/オフと、このソレノイド263と
反対の方向に切り換えミラーブラケット264を引くバ
ネ266の作用により、切り換えミラーブラケット26
4が、支点265を軸として、図9において破線で示す
位置と実線で示す位置との間で揺動される。これによ
り、切り換えミラー222の位置が、図9に破線で示す
本原稿読み取り位置と、図9に実線で示すシート物原稿
読み取り位置とに選択移動される。ここで、プラテンガ
ラス205を通して本原稿を読み取る光路に切り換えミ
ラー222の光路を切り換える場合には、この切り換え
ミラー222を位置決めピン268に付き当てて、この
切り換えミラー222の停止位置を図9における破線位
置となるように規制する。また、コンタクトガラス20
6を通してシート物原稿を読み取る光路に切り換えミラ
ー222の光路を切り換える場合には、この切り換えミ
ラー222を位置決めピン267に付き当てて、この切
り換えミラー222の停止位置を図9における実線位置
となるように規制する。
【0018】次に、スキャナユニット30のめくり読み
取り動作について説明する。図10に、本実施例におけ
る走査ユニット200の頁めくり部の動作説明図を示
す。本実施例におけるめくりベルト208は、材質が、
PET、PC、PVCなどからなり、その表面層が表面
抵抗1014Ω以上の高抵抗フィルム、その裏面層が表面
抵抗108Ω以下の低抵抗フィルムからなる二重構造の
樹脂フィルムで構成されている。また、めくりベルト駆
動ローラ223は、接地された金属ローラの表面に導電
性ゴムを被覆したローラで構成されており、確実なベル
ト駆動とアースを実現している。更に、帯電ローラ22
5は、金属ローラで構成されており、この帯電ローラ2
25には、切り換えスイッチ253aを介して、交流電
源253から所定のタイミングで、±2kVの高電圧が
印加される。図10において、走査ユニット200を走
行させ、めくりベルト208を駆動しながら、後述する
タイミングに合わせて切り換えスイッチ253aをオン
し、帯電ローラ225に交流電源253から±2kVの
高電圧をかけると、めくりベルト208の表面上に交番
電界が生じ、この交番電界の作用により、このめくりベ
ルト208の表面に、接触した本原稿BOの最上位頁2
54を吸着させる吸着力が発生する。
【0019】原稿の読み取り操作がスタートされると、
スキャナユニット30の左端の端部ホームポジションに
いた走査ユニット200が、右方向に走行を始める。そ
して、この走査ユニット200のプラテンガラス205
の原稿読み取り位置が本原稿BOの左頁にかかると、図
11に示すように、走査ユニット200の光学系が、こ
の本原稿BOの読み取り動作を始め、この本原稿BOの
原稿面を左頁から右頁へと読み取っていく。ここでの走
査ユニット200の読み取り開始位置は、本原稿BOの
大きさ(サイズ)によって変わり、また、コンタクトガ
ラス206上の原稿の読み取り開始位置(スケール20
7の基準端)とも異なる。このようにして、走査ユニッ
ト200の光学系が本原稿BOの右頁の端まで読み終え
ると、図12に示すように、走査ユニット200の原稿
走査方向が逆転され、図13に示すように、この読み取
りを終えた本原稿BOの右頁の頁めくり動作が開始され
る。この本原稿BOの頁めくりを始めるときには、めく
りベルト208と、後述する頁送りローラ250とが、
図10の破線で示す位置にあって、この頁めくり動作に
先行して、このめくりベルト208の表面上に形成され
た帯電パターン部が本原稿BOの最上位頁254の上に
重なる。そして、この最上位頁254の先端が、めくり
ベルト208の下側の中央を越えたところで、図13に
示すように、このめくりベルト208と頁送りローラ2
50とが、図示せぬソレノイドの作用により、図10の
実線で示す位置に移動される。これにより、このめくり
ベルト208の表面に形成された電荷パターンの不平等
電界による吸着力で、本原稿BOの最上位頁254だけ
が、めくりベルト208の表面上に吸着されて、この最
上位頁254の端部がめくりベルト208と共に持ち上
げられる。この不平等電界による吸着力は、この最上位
頁254以外の頁を吸着させない特徴を有している。
【0020】上述のようにして、本原稿BOの最上位頁
254をめくり上げた後、この状態のまま走査ユニット
200を、図13に示すように、その端部ホームポジシ
ョンに向けて移動させると、この本原稿BOの最上位頁
254は、図14に示すように、めくりローラ224と
頁送りローラ250に挾まれて確実に搬送され、走査ユ
ニット200の右側部に配置された上下一対の頁ガイド
227,228(図3)の間を通過して、走査ユニット
200の右外側にその先端側が送り出される。この時、
この走査ユニット200の上方側の頁ガイド227上に
取付けられた頁めくりセンサ214(図3)が、走査ユ
ニット200の右外側に送り出された原稿頁を検知し
て、この原稿頁が正常に頁めくりされたことを判断す
る。ここで明らかなように、本実施例では、走査ユニッ
ト200の頁めくり動作によりめくり上げられた原稿頁
が、丸められたり折り曲げられたりせずに自然な姿勢に
保持されるので、このめくり上げた原稿頁を傷めること
がなく、また、このめくり上げた原稿頁を収納するため
の頁収納手段を走査ユニット200内に配設する必要が
ないので、走査ユニット200を小型化できる。次い
で、図15に示すように、本原稿BOの最上位頁254
を本原稿の綴じ部までめくり上げた時点で、めくりベル
ト208と頁送りローラ250を元の位置(図10の破
線位置)に戻す。この状態で、走査ユニット200を更
にその端部ホームポジションに向けて移動させると、図
16に示すように、このめくり上げた原稿頁が、本原稿
の綴じ部に引っ張られて、一対の頁ガイド227,22
8の間を戻りながら、本原稿BOの左頁上に重ね合わさ
れるようにして走査ユニット200内から排出される。
このようにして、めくり上げられた原稿頁が本原稿BO
の左頁上に全て重ね合わされると、走査ユニット200
の見開き原稿に対する1回分の原稿読み取り・頁めくり
動作が終了する。ここで、この本原稿BOに対する原稿
読み取り・頁めくり動作を繰り返し実行したり、原稿読
み取りまたは頁めくり動作の何れか一方の動作のみを繰
り返し実行する場合には、上述のように、めくり上げら
れた原稿頁が本原稿BOの左頁上に全て重ね合わされる
と同時に走査ユニット200の移動方向を反転させて、
本原稿の原稿面に対して最短コースで走査ユニット20
0の往復動作を繰り返す。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、共通の読み取り手段に
よって、本原稿やシート原稿等のあらゆる種類の原稿の
読み取りを自動的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTPSにおける装置本体の全体的な構
成を示す概略断面図である。
【図2】上記スキャナユニットにおける走査ユニットの
駆動機構を示す概略平面図である。
【図3】上記スキャナユニットにおける走査ユニットの
概略断面図である。
【図4】上記スキャナユニットにおける走査ユニットの
シート巻き取りローラ及びめくりローラの駆動機構を示
す概略側面図である。
【図5】上記走査ユニットにおける画像読み取り部の原
稿押えローラとプラテンガラスとの位置関係を示す概略
断面図である。
【図6】上記走査ユニットにおける画像読み取り部のプ
ラテンガラスとガラスホルダとの位置関係を示す概略断
面図である。
【図7】上記走査ユニットにおける走査光学系の光路を
本原稿走査側からシート物原稿走査側に切り替えるため
の切り換えミラーの駆動手段及び光路調整手段の概略側
面図である。
【図8】上記切り換えミラーを駆動して上記走査ユニッ
トにおける走査光学系の光路を本原稿走査側からシート
物原稿走査側に切り替えた状態における走査ユニットの
概略断面図である。
【図9】上記切り換えミラーの他の駆動手段を示す走査
ユニットの概略断面図である。
【図10】上記TPSにおける上記走査ユニットの頁め
くり上げ動作を示す走査ユニットの要部の概略断面図で
ある。
【図11】上記走査ユニットの頁めくり読み取りモード
時における走査ユニットの左頁画像読み取り位置での遷
移図である。
【図12】上記走査ユニットの頁めくり読み取りモード
時における走査ユニットの右頁画像読み取り完了位置で
の遷移図である。
【図13】上記走査ユニットの頁めくり読み取りモード
時における走査ユニットの右頁めくり上げ開始位置での
遷移図である。
【図14】上記走査ユニットの頁めくり読み取りモード
時における走査ユニットの右頁めくり上げ途中の遷移図
である。
【図15】上記走査ユニットの頁めくり読み取りモード
時における走査ユニットの右頁めくり上げ終了位置での
遷移図である。
【図16】上記走査ユニットの頁めくり読み取りモード
時における走査ユニットの右頁排出途中の遷移図であ
る。
【符号の説明】
1 原稿台 30 スキャナユニット 101 CCD 200 走査ユニット 201,202,203,204 蛍光灯 205 プラテンガラス 206 コンタクトガラス 207 スケール 208 めくりベルト 216 レンズ 219 第1ミラー 220 第2ミラー 221 台3ミラー 222 切り換えミラー 225 キープソレノイド 256,267,268 位置決めピン 257,264 切り換えミラーブラケット 258 上部支点 259 光路調整板 260,266 バネ 262 下支点 263 ソレノイド 265 支点 BO 本原稿 SO シート原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 104 Z 7251−5C (72)発明者 田口 和重 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 椎名 将 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本原稿を上向きに見開いて載置する第1原
    稿載置台と、原稿を下向きに載置するための透明板より
    なる原稿載置部材を有する第2原稿載置台と、上記第1
    原稿載置台上に上向きに見開かれて載置された本原稿の
    原稿面を露光する第1露光手段と、上記第2原稿台上に
    載置された原稿の原稿面を露光する第2露光手段と、上
    記第1、第2露光手段によって露光された原稿の反射光
    を光電変換する単一の光電変換手段と、上記第1、第2
    露光手段によって露光された原稿の反射光を選択的に上
    記光電変換手段に導く光学手段と、を具備することを特
    徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】本原稿を上向きに見開いて載置する第1原
    稿載置台と、原稿を下向きに載置するための透明板より
    なる原稿載置部材を有する第2原稿載置台と、上記第1
    原稿載置台上に上向きに見開かれて載置された本原稿の
    原稿面を露光する第1露光手段と、上記第2原稿台上に
    載置された原稿の原稿面を露光する第2露光手段と、上
    記第1、第2露光手段によって露光された原稿の反射光
    を光電変換する単一の光電変換手段と、上記第1、第2
    露光手段によって露光された原稿の反射光を選択的に上
    記光電変換手段に導く光学手段と、上記第1及び第2露
    光手段,上記光電変換手段,ならびに上記光学手段とを
    一体的に支持し、上記第1原稿載置台及び上記第2原稿
    載置台の間に、上記各原稿載置台上に載置された原稿を
    露光走査可能とするための読み取り走査ユニットとを具
    備することを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像読み取り装置におい
    て、上記読み取り走査ユニット内に配設された光学手段
    は、第1及び第2露光手段からの反射光の少なくとも一
    方の光路上に対して選択的に出没して、上記第1露光手
    段からの反射光と第2露光手段からの反射光とを、共通
    の反射手段に対して選択的に導くための可動反射手段
    と、この可動反射手段を選択的に移動させる移動手段と
    を有していることを特徴とする画像読み取り装置。
JP5037089A 1993-02-25 1993-02-25 画像読み取り装置 Pending JPH06250466A (ja)

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