JPH06250467A - 本原稿のめくり読み取り装置 - Google Patents

本原稿のめくり読み取り装置

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JPH06250467A
JPH06250467A JP5037090A JP3709093A JPH06250467A JP H06250467 A JPH06250467 A JP H06250467A JP 5037090 A JP5037090 A JP 5037090A JP 3709093 A JP3709093 A JP 3709093A JP H06250467 A JPH06250467 A JP H06250467A
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JP
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turning
belt
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Application number
JP5037090A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Fujioka
哲弥 藤岡
Hiroshi Takahashi
浩 高橋
Kazunori Sakauchi
和典 坂内
Kazue Taguchi
和重 田口
Susumu Shiina
将 椎名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】頁めくり手段の頁めくりベルトに残留した電荷
による不所望な原稿頁の吸着分離を防止できる本原稿の
めくり読み取り装置を提供する。 【構成】めくりローラ224でめくりベルト208を張
架支持して、めくりベルト208の下面の平面部のめく
り走査方向端部近傍の曲率を、吸着した原稿頁を分離す
るのに十分な程度に小さい曲率とする。めくりベルト駆
動ギヤ234により、走査ユニット200のめくり走査
方向への走査時に、めくりベルト208をユニット走査
方向と同一方向に回転移動させる。読み取り走査終了
後、頁めくりを行なわない場合には、めくりローラ22
4を、めくりベルト208の下面の平面部が本原稿BO
の原稿面上に面接触して本原稿BOを吸着する第1位置
に臨ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機及びファクシミ
リ等の原稿読み取り装置として使用される、本原稿の画
像読み取り機能及び頁めくり機能を備えた本原稿のめく
り読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機及びファクシミリ等における原稿
読み取り装置として、シート原稿を原稿読み取り位置に
自動的に搬送して原稿情報を読み取り、読み取りの終了
した原稿を上記原稿読み取り位置から自動的に排出する
自動原稿給送装置(ADF)が知られている。このよう
に、原稿がシート原稿の場合には、ADFを搭載するこ
とにより、その原稿情報の読み取りを自動的に行うこと
ができるが、原稿が本原稿の場合には、自動頁めくり機
構の実現が事実状困難なため、現段階では、本原稿の頁
めくりを手動的にしか行うことができない状況にある。
一方、従来、手間の掛る本原稿の読み取りを自動化する
ための方法や手段の提案が種々なされているが、これら
の従来技術は、アイデアのみの提案が多く、およそ実現
し得るレベルには到達していない。
【0003】こうした現状に鑑み、本出願は、例えば、
特願平2−193589号明細書等に開示したように、
原稿載置台の原稿載置面に沿って張架された頁めくりベ
ルトの一部に上記原稿載置面から離間する迂回部を形成
させながら、上記原稿載置面と頁めくりベルトとの間に
見開かれて載置された本原稿の原稿面に対して、頁収納
手段,頁吸着手段,頁分離手段および読み取り手段等が
配設された頁めくり読み取りユニット(以下、走査ユニ
ットという)を相対移動させることによって、上記本原
稿の頁めくりおよび原稿読み取り走査を行なう本原稿の
頁めくり読み取り装置を提案した。この提案による本原
稿の頁めくり読み取り装置によれば、上記明細書等に記
述したように、複写作業等に多大な労力を要していた本
原稿の頁めくり操作および原稿読み取り走査を完全に自
動化させることができ、複写等の生産性を著しく向上さ
せる多機能原稿読み取りシステムを実現することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人が
先に提案した本原稿の頁めくり読み取り装置のように、
見開かれて載置された本原稿の原稿面に対して走査ユニ
ットを相対移動させることによって、上記本原稿の頁め
くりおよび原稿読み取り走査を行なう装置では、例え
ば、多数枚複写時のように、画像読み取り走査終了後に
頁めくりを行なわずに走査ユニットを読み取り走査開始
側に移動させた場合、その頁めくり手段の頁めくりベル
トに残留した電荷により、頁めくりの不要な原稿頁が吸
着分離される虞れがある。この発明は、上述の点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、頁めくり手段の
頁めくりベルトに残留した電荷による不所望な原稿頁の
吸着分離を防止できる本原稿のめくり読み取り装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
を解決するために、本原稿を載置する原稿台と、この原
稿台上に見開かれて載置された本原稿の原稿面上を一方
向に走査して上記本原稿の画像読み取りを行なう画像読
み取り手段と、上記画像読み取り方向と反対の方向に上
記本原稿の原稿面上を走査することによって上記本原稿
の頁めくりを行なう頁めくり手段と、上記画像読み取り
手段と頁めくり手段とを上記本原稿上を走査可能に支持
する走査ユニットと、を有し、上記走査ユニットの往復
動によって上記本原稿の画像読み取り及び頁めくりを交
互に行なう本原稿のめくり読み取り装置において、誘電
体シートよりなるベルト状部材と、このベルト状部材の
下面に平面部を形成するように且つ上記平面部における
めくり走査方向端部近傍の曲率がベルトに吸着した原稿
頁を分離するのに十分な程度に小さい曲率であるように
上記ベルト状部材を張架支持するベルト支持手段と、上
記走査ユニットのめくり走査方向への走査時に上記ベル
ト状部材をユニット走査方向と同一方向に回転移動させ
るためのベルト駆動手段と、上記ベルト状部材上に上記
本原稿の最上頁を吸着して分離するための電界を形成す
る電界形成手段と、この吸着分離された本原稿頁を保持
する原稿頁保持手段と、上記ベルト状部材下面の平面部
が上記本原稿の原稿面上に面接触して上記本原稿を吸着
するための第1位置と上記ベルト状部材下面の平面部が
上記本原稿の原稿面上から離間して上記吸着された最上
位頁分離して上記原稿頁保持手段側へと送り込むための
第2位置との間に上記ベルト支持手段を移動可能とする
ためのめくりベルト移動手段と、によって上記頁めくり
手段を構成すると共に、上記画像読み取り手段による上
記読み取り走査方向への読み取り走査終了後、上記頁め
くり手段による頁めくりを行なわない場合には、上記め
くりベルト移動手段を作動させずに、上記ベルト支持手
段を上記第1位置に臨ませる構成とする。
【0006】
【作用】この発明によれば、誘電体シートよりなるベル
ト状部材が、その下面に平面部を形成するように、且つ
上記平面部におけるめくり走査方向端部近傍の曲率がベ
ルトに吸着した原稿頁を分離するのに十分な程度に小さ
い曲率であるように、上記ベルト支持手段で張架支持さ
れる。また、上記走査ユニットのめくり走査方向への走
査時に、上記ベルト駆動手段により、このベルト状部材
がユニット走査方向と同一方向に回転移動される。更
に、上記画像読み取り手段による上記読み取り走査方向
への読み取り走査終了後、上記頁めくり手段による頁め
くりを行なわない場合に、上記めくりベルト移動手段が
作動されずに、上記ベルト状部材下面の平面部が上記本
原稿の原稿面上に面接触して上記本原稿を吸着するため
の上記第1位置に、上記ベルト支持手段が臨む。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。但し、本明細書の記述から明らかに想起し得
る範囲の構成・作用等については、煩雑化を避ける上か
ら、その説明を省略、もしくは簡略化する。本発明は、
本原稿の頁めくり機能と画像読み取り機能とをそれぞれ
独立させて構成することもできるが、ここでは、上記の
頁めくり機能および画像読み取り機能との両機能を1つ
のユニットに組み込んだ装置をその実施例とした。ま
た、本実施例は、原理的には先に本出願人により提案さ
れたブック原稿のページめくり読み取り装置と略同様な
機能を有している。
【0008】先ず、本実施例におけるスキャナユニット
30の構成について説明する。図1に、本実施例として
のTPS(Turn the Page Scanne
r;頁めくり読み取り装置)の全体構成図を示す。この
TPSの装置本体の上半分はスキャナユニット30にな
っており、走査ユニット200は、このスキャナユニッ
ト30の内部を図1において左右方向に走行して、原稿
台1上に見開かれて載置された本原稿BOの走査を行
う。この走査ユニット200の走査駆動系の構成図を図
2に示す。図2は、装置本体の上部から見た走査ユニッ
ト200の走査駆動系であり、図2において、装置本体
の奥側にタイミングベルト312がプーリ304と3段
プーリ302によって、装置本体の手前側にタイミング
ベルト313がプーリ305と2段プーリ306によっ
て、それぞれ左右方向に張られている。ここで、プーリ
304とプーリ305の回転軸は、それぞれバネ307
とバネ308によって支持され、各タイミングベルト3
12,313に所定の張力を与えている。3段プーリ3
02は、タイミングベルト310でモータプーリ301
と、また、タイミングベルト311で2段プーリ306
とそれぞれ連結されている。タイミングベルト311
は、アイドラ303をバネ309で外側に引くことで所
定の張力を得ている。走査ユニット200は、その奥側
と手前側とがクランプ315により各タイミングベルト
312,313にそれぞれ固定され、モータプーリ30
1の回転軸を駆動するスキャナモータ106の回転によ
り、各タイミングベルト312,313を介して駆動さ
れる。
【0009】本実施例における走査ユニット200の構
成を図3に示す。図3において、走査ユニット200の
下側の左右には原稿押えローラ281a,281bが、
また、その外側にはシート巻き取りローラ280a,2
80bが、それぞれ回転自在に軸支されている。各シー
ト巻き取りローラ280a,280bには、左右独立し
た原稿押えシート282a,282bのそれぞれの中央
側の端部が巻き取られており、各原稿押えシート282
a,282bのそれぞれの外側の端部は、スキャナユニ
ット30の側板にそれぞれ固定されている。また、図4
に示すように、各巻き取りローラ軸251a,251b
の外側端部には、シート巻き取りギヤ232a,232
bが固定されており、これらのシート巻き取りギヤ23
2a,232bは、スキャナユニット30の側板に左右
両端を固定され、略全長に亘って歯を有する駆動ラック
231に、各アイドルギヤ233a,233bを介し
て、それぞれ噛み合っている。これにより、図4におい
て走査ユニット200が走行すると、各アイドルギヤ2
33a,233bとともに各シート巻き取りギヤ232
a,232bが回転し、各巻き取りローラ軸251a,
251b、各ゼンマイバネ252a,252b、及び、
各シート巻き取りローラ280a,280bを介して、
各原稿押えシート282a,282bの引き出し及び巻
き取りが行われ、左右のシート巻き取りローラ280
a,280bの張力が、常時、略一定に維持される。
【0010】一方、図3に示すように、各原稿押えロー
ラ281a,281bの間には、本原稿読み取り用のプ
ラテンガラス205と、本原稿頁めくり用のめくりベル
ト208が配設されている。
【0011】このプラテンガラス205の内側には、図
3に示すように、本原稿照明用の2本の蛍光灯201,
202が、本原稿読み取り部の左右にそれぞれ配置され
ている。これらの蛍光灯201,202によって照明さ
れた本原稿像は、図3において、第1ミラー219に反
射した後、第2ミラー220と第3ミラー221に交互
に反射し、最後にレンズ216を透過して、CCD10
1上に縮小結像される。また、めくりベルト208は、
めくりベルト駆動ローラ223とめくりローラ224と
に掛け渡されており、このめくりベルト208の上側
の、めくりベルト駆動ローラ224から少し離れた部位
の外側には、帯電ローラ225が接触して配置されてい
る。更に、めくりベルト駆動ローラ223の駆動軸端部
には、図4に示すように、めくりベルト駆動ギヤ234
が固定されており、このめくりベルト駆動ギヤ234
は、アイドルギヤ235を介して、駆動ラック232に
噛み合っている。これにより、走査ユニット200が走
行すると、駆動ラック232に沿って、アイドルギヤ2
35と共にめくりベルト駆動ギヤ234が回転し、めく
りベルト駆動ローラ223の回転により、走査ユニット
200の移動速度と同じ速度でめくりベルト208が回
転する。
【0012】次に、スキャナユニット30のめくり動作
について説明する。図5に、本実施例における走査ユニ
ット200の頁めくり部の動作説明図を示す。本実施例
におけるめくりベルト208は、材質が、PET、P
C、PVCなどからなり、その表面層が表面抵抗1014
Ω以上の高抵抗フィルム、その裏面層が表面抵抗108
Ω以下の低抵抗フィルムからなる二重構造の樹脂フィル
ムで構成されている。また、めくりベルト駆動ローラ2
23は、接地された金属ローラの表面に導電性ゴムを被
覆したローラで構成されており、確実なベルト駆動とア
ースを実現している。更に、帯電ローラ225は、金属
ローラで構成されており、この帯電ローラ225には、
切り換えスイッチ253aを介して、交流電源253か
ら所定のタイミングで、±2kVの高電圧が印加され
る。図5において、走査ユニット200を走行させ、め
くりベルト208を駆動しながら、後述するタイミング
に合わせて切り換えスイッチ253aをオンし、帯電ロ
ーラ225に交流電源253から±2kVの高電圧をか
けると、めくりベルト208の表面上に交番電界が生
じ、この交番電界の作用により、このめくりベルト20
8の表面に、接触した本原稿BOの最上位頁254を吸
着させる吸着力が発生する。
【0013】原稿の読み取り操作がスタートされると、
スキャナユニット30の左端の端部ホームポジションに
いた走査ユニット200が、右方向に走行を始める。そ
して、この走査ユニット200のプラテンガラス205
の原稿読み取り位置が本原稿BOの左頁にかかると、図
6に示すように、走査ユニット200の光学系が、この
本原稿BOの読み取り動作を始め、この本原稿BOの原
稿面を左頁から右頁へと読み取っていく。ここでの走査
ユニット200の読み取り開始位置は、本原稿BOの大
きさ(サイズ)によって変わる。このようにして、走査
ユニット200の光学系が本原稿BOの右頁の端まで読
み終えると、図7に示すように、走査ユニット200の
原稿走査方向が逆転され、図8に示すように、この読み
取りを終えた本原稿BOの右頁の頁めくり動作が開始さ
れる。この本原稿BOの頁めくりを始めるときには、め
くりベルト208と、後述する頁送りローラ250と
が、図5の破線で示す位置にあって、この頁めくり動作
に先行して、このめくりベルト208の表面上に形成さ
れた帯電パターン部が本原稿BOの最上位頁254の上
に重なる。そして、この最上位頁254の先端が、めく
りベルト208の下側の中央を越えたところで、図8に
示すように、このめくりベルト208と頁送りローラ2
50とが、図示せぬソレノイドの作用により、図5の実
線で示す位置に移動される。これにより、このめくりベ
ルト208の表面に形成された電荷パターンの不平等電
界による吸着力で、本原稿BOの最上位頁254だけ
が、めくりベルト208の表面上に吸着されて、この最
上位頁254の端部がめくりベルト208と共に持ち上
げられる。この不平等電界による吸着力は、この最上位
頁254以外の頁を吸着させない特徴を有している。上
述のように、本原稿BOの最上位頁254をめくり上げ
た後、この状態のまま走査ユニット200を、図8に示
すように、その端部ホームポジションに向けて移動させ
ると、この本原稿BOの最上位頁254は、図9に示す
ように、めくりローラ224と頁送りローラ250に挾
まれて確実に搬送され、走査ユニット200の右側部に
配置された上下一対の頁ガイド227,228(図3)
の間を通過して、走査ユニット200の右外側にその先
端側が送り出される。この時、この走査ユニット200
の上方側の頁ガイド227上に取付けられた頁めくりセ
ンサ214(図3)が、走査ユニット200の右外側に
送り出された原稿頁を検知して、この原稿頁が正常に頁
めくりされたことを判断する。ここで明らかなように、
本実施例では、走査ユニット200の頁めくり動作によ
りめくり上げられた原稿頁が、丸められたり折り曲げら
れたりせずに自然な姿勢に保持されるので、このめくり
上げた原稿頁を傷めることがなく、また、このめくり上
げた原稿頁を収納するための頁収納手段を走査ユニット
200内に配設する必要がないので、走査ユニット20
0を小型化できる。次いで、図10に示すように、本原
稿BOの最上位頁254を本原稿の綴じ部までめくり上
げた時点で、めくりベルト208と頁送りローラ250
を元の位置(図5の破線位置)に戻す。この状態で、走
査ユニット200を更にその端部ホームポジションに向
けて移動させると、図11に示すように、このめくり上
げた原稿頁が、本原稿の綴じ部に引っ張られて、一対の
頁ガイド227,228の間を戻りながら、本原稿BO
の左頁上に重ね合わされるようにして走査ユニット20
0内から排出される。このようにして、めくり上げられ
た原稿頁が本原稿BOの左頁上に全て重ね合わされる
と、走査ユニット200の見開き原稿に対する1回分の
原稿読み取り・頁めくり動作が終了する。ここで、この
本原稿BOに対する原稿読み取り・頁めくり動作を繰り
返し実行したり、原稿読み取りまたは頁めくり動作の何
れか一方の動作のみを繰り返し実行する場合には、上述
のように、めくり上げられた原稿頁が本原稿BOの左頁
上に全て重ね合わされると同時に走査ユニット200の
移動方向を反転させて、本原稿の原稿面に対して最短コ
ースで走査ユニット200の往復動作を繰り返す。
【0014】ところで、前述したように、例えば、多数
枚複写時のように、画像読み取り走査終了後に頁めくり
を行なわずに走査ユニット200を読み取り走査開始側
に移動させた場合、その頁めくり手段のめくりベルト2
08に残留した電荷により、頁めくりの不要な原稿頁が
吸着分離される虞れがある。そこで、この発明では、こ
の課題を解決するために、図5に示したように、誘電体
シートよりなるめくりベルト208の下面に平面部を形
成するように、且つ、この平面部におけるめくり走査方
向端部近傍の曲率が、めくりベルト208に吸着した原
稿頁254を分離するのに十分な程度に小さい曲率であ
るように、ベルト支持手段としてのめくりローラ224
で、めくりベルト208を張架支持する。また、図4に
示したベルト駆動手段としてのめくりベルト駆動ギヤ2
34により、走査ユニット200のめくり走査方向への
走査時に、めくりベルト208をユニット走査方向と同
一方向に回転移動させる。そして、走査ユニット200
の画像読み取り手段による画像読み取り走査方向への読
み取り走査終了後、めくりベルト208による頁めくり
を行なわない場合には、このめくりベルト208の移動
手段を作動させずに、ベルト支持手段としてのめくりロ
ーラ224を、めくりベルト208の下面の平面部が本
原稿BOの原稿面上に面接触して本原稿BOを吸着する
ための第1位置に臨ませた状態で、走査ユニット200
を移動させる。
【0015】これにより、めくりベルト208が、その
下面に平面部を形成するように、且つ、この平面部にお
けるめくり走査方向端部近傍の曲率が、めくりベルト2
08に吸着した原稿頁254を分離するのに十分な程度
に小さい曲率であるように、めくりローラ224で張架
支持される。また、走査ユニット200のめくり走査方
向への走査時に、めくりベルト駆動ギヤ234により、
このめくりベルト208が、ユニット走査方向と同一方
向に回転移動される。更に、上述のように、走査ユニッ
ト200の画像読み取り手段による画像読み取り走査方
向への読み取り走査終了後、めくりベルト208による
頁めくりを行なわない場合には、このめくりベルト20
8の移動手段が作動されずに、ベルト支持手段としての
めくりローラ224が、めくりベルト208の下面の平
面部が本原稿BOの原稿面上に面接触して本原稿BOを
吸着するための第1位置に臨んだ状態で、走査ユニット
200が移動されるので、そのめくりベルト208に、
仮りに電荷が残留していても、このめくりベルト208
に接触した原稿頁は、めくりローラ224の曲率によっ
て、めくりベルト208から確実に分離される。従っ
て、この発明によれば、めくりベルト208に残留した
電荷による不所望な原稿頁の吸着分離を確実に防止でき
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、多数枚複写時のよう
に、画像読み取り終了後に頁めくりを行なわずに走査ユ
ニットを読み取り走査開始側に移動させる場合におけ
る、めくりベルトの残留電荷による原稿頁の不所望な吸
着分離を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTPSにおける装置本体の全体的な構
成を示す概略断面図である。
【図2】上記TPSにおける走査ユニットの駆動機構を
示す概略平面図である。
【図3】上記走査ユニットの概略断面図である。
【図4】上記走査ユニットにおけるめくりベルト駆動機
構の概略側面図である。
【図5】上記TPSにおける上記走査ユニットの頁めく
り上げ動作を示す走査ユニットの要部の概略断面図であ
る。
【図6】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時にお
ける走査ユニットの左頁画像読み取り位置での遷移図で
ある。
【図7】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時にお
ける走査ユニットの右頁画像読み取り完了位置での遷移
図である。
【図8】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時にお
ける走査ユニットの右頁めくり上げ開始位置での遷移図
である。
【図9】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時にお
ける走査ユニットの右頁めくり上げ途中の遷移図であ
る。
【図10】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁めくり上げ終了位置での遷移
図である。
【図11】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁排出途中の遷移図である。
【符号の説明】
1 原稿台 106 スキャナモータ 200 走査ユニット 201,202 蛍光灯 205 プラテンガラス 208 めくりベルト 223 めくりベルト駆動ローラ 224 めくりローラ 225 帯電ローラ 227,228 頁ガイド 253 交流電源 281a,281b 原稿押えローラ BO 本原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 Z 7251−5C // B65H 41/00 B 9037−3F (72)発明者 田口 和重 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 椎名 将 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本原稿を載置する原稿台と、この原稿台上
    に見開かれて載置された本原稿の原稿面上を一方向に走
    査して上記本原稿の画像読み取りを行なう画像読み取り
    手段と、上記画像読み取り方向と反対の方向に上記本原
    稿の原稿面上を走査することによって上記本原稿の頁め
    くりを行なう頁めくり手段と、上記画像読み取り手段と
    頁めくり手段とを上記本原稿上を走査可能に支持する走
    査ユニットと、を有し、上記走査ユニットの往復動によ
    って上記本原稿の画像読み取り及び頁めくりを交互に行
    なう本原稿のめくり読み取り装置において、誘電体シー
    トよりなるベルト状部材と、このベルト状部材の下面に
    平面部を形成するように且つ上記平面部におけるめくり
    走査方向端部近傍の曲率がベルトに吸着した原稿頁を分
    離するのに十分な程度に小さい曲率であるように上記ベ
    ルト状部材を張架支持するベルト支持手段と、上記走査
    ユニットのめくり走査方向への走査時に上記ベルト状部
    材をユニット走査方向と同一方向に回転移動させるため
    のベルト駆動手段と、上記ベルト状部材上に上記本原稿
    の最上頁を吸着して分離するための電界を形成する電界
    形成手段と、この吸着分離された本原稿頁を保持する原
    稿頁保持手段と、上記ベルト状部材下面の平面部が上記
    本原稿の原稿面上に面接触して上記本原稿を吸着するた
    めの第1位置と上記ベルト状部材下面の平面部が上記本
    原稿の原稿面上から離間して上記吸着された最上位頁分
    離して上記原稿頁保持手段側へと送り込むための第2位
    置との間に上記ベルト支持手段を移動可能とするための
    めくりベルト移動手段と、によって上記頁めくり手段を
    構成すると共に、上記画像読み取り手段による上記読み
    取り走査方向への読み取り走査終了後、上記頁めくり手
    段による頁めくりを行なわない場合には、上記めくりベ
    ルト移動手段を作動させずに、上記ベルト支持手段を上
    記第1位置に臨ませるように構成したことを特徴とする
    本原稿のめくり読み取り装置。
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