JP3509525B2 - 製本原稿のページめくり読取装置 - Google Patents

製本原稿のページめくり読取装置

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JP3509525B2
JP3509525B2 JP01163498A JP1163498A JP3509525B2 JP 3509525 B2 JP3509525 B2 JP 3509525B2 JP 01163498 A JP01163498 A JP 01163498A JP 1163498 A JP1163498 A JP 1163498A JP 3509525 B2 JP3509525 B2 JP 3509525B2
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suction
page
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page turning
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剛 吉村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製本原稿のページ
を自動的にめくる製本原稿ページめくり装置と、製本原
稿ページめくり装置を備える画像読取装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ等における画像読
取装置としては、シート原稿を自動的に給・排紙する自
動原稿給送装置(ADF)を備えるものが知られてい
る。ADFを搭載することにより、複数枚のシート原稿
を自動的に読み取ることができるが、原稿が本やノート
などのように綴じ部を有する原稿(以下、製本原稿と呼
ぶ)の場合には、自動的なページめくりが困難なため、
製本原稿の自動的な読み取りが困難であった。
【0003】そこで、本願出願人は、製本原稿の自動的
な読み取りを可能とするために、製本原稿ページめくり
装置およびこれを備える画像読取装置等を先に提案して
いる(特開平6−250465号、特開平6−2504
66号、特開平6−250467号、特開平9−211
901号公報)。
【0004】本願出願人が先に提案した製本原稿のペー
ジめくり装置においては、製本原稿のページを見開いた
状態で所定の原稿台上に積載し、その1番上のページか
ら1枚ずつページをめくるようにしている。この自動ペ
ージめくりを行なう場合、1番上のページから確実に1
枚ずつページを分離・吸着し拾い上げることが最も大切
であることは言うまでもない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製本原
稿を構成する用紙は多種多様であり、大きさ、厚さ、コ
シの強さなども多岐にわたっている。
【0006】製本原稿をめくるに際し、ページを確実に
吸着しようとすれば吸着力を強くしなければならない。
しかし、吸着力を強くすれば薄い紙では多数枚めくりが
発生することになる。
【0007】厚い紙をめくることができる条件と薄い紙
を多数枚めくりしないような条件は相反する条件であ
り、一つの条件で多様な製本原稿全体に対応できるよう
な吸着条件はない。そのため、本願出願人が完成させた
実機においては、原稿全体の過半数を占める45K〜9
0K紙に合わせてめくり条件を設定している。
【0008】本発明は、従来の製本原稿ページめくり装
置における、厚い紙と薄い紙の双方に対応できないとい
う上述の問題を解決し、厚い紙をめくることができ且つ
薄い紙を多数枚めくりせずに製本原稿のページを自動的
にめくることのできる製本原稿ページめくり装置を提供
することを課題とする。
【0009】また、製本原稿ページめくり装置を備えた
画像読取装置において、最適な条件を維持して読み取り
を行なうことも本発明の課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題は本発明によ
り、製本原稿のページめくりを行なうページめくり手段
と、製本原稿のページ面を走査して画像を読み取る画像
読取手段とを備える製本原稿のページめくり読取装置に
おいて、前記ページめくり手段は、製本原稿のページを
吸着する吸着手段を有し、前記ページめくり手段により
製本原稿のページめくりに失敗した場合、前記吸着手段
の吸着条件を段階的に吸着力が強くなる方向に変更して
ページめくりのリトライ動作を実行することにより解決
される。
【0011】また、本発明は、前記の課題を解決するた
め、前記吸着手段の吸着方式が静電気を利用したもので
あることを提案する。さらに、本発明は、前記の課題を
解決するため、前記変更する吸着条件がページ吸着幅で
あることを提案する。
【0012】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、前記変更する吸着条件が帯電ピッチであることを
提案する。さらに、本発明は、前記の課題を解決するた
め、前記変更する吸着条件が帯電電圧であることを提案
する。
【0013】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、前記変更する吸着条件がDCバイアス電圧である
ことを提案する。さらに、本発明は、前記の課題を解決
するため、前記変更する吸着条件が、ページ吸着幅、帯
電ピッチ、帯電電圧及びDCバイアス電圧のうちの少な
くとも2つの条件の組み合わせであることを提案する。
【0014】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、前記吸着手段の吸着方式が負圧を利用したもので
あることを提案する。さらに、本発明は、前記の課題を
解決するため、前記変更する吸着条件がページ吸着幅で
あることを提案する。
【0015】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、前記変更する吸着条件が圧力であることを提案す
る。さらに、本発明は、前記の課題を解決するため、前
記変更する吸着条件がページ吸着幅及び圧力であること
を提案する。
【0016】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、ページめくりに成功した場合、前記吸着手段の吸
着条件を保持し、ページめくり読取動作の一時停止後の
動作再開時に前記保持した吸着条件で動作を再開するこ
とを提案する。
【0017】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、ページめくりに成功した場合に前記吸着手段の吸
着条件を保持するとともに、該保持した条件を原稿取り
外しにより初期条件にリセットすることを提案する。
【0018】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、前記吸着手段の吸着条件以外の読み取り条件を、
セットされた原稿の読み取りが終了するまで条件保持し
て読み取り動作を行なうことを提案する。
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態のペ
ージめくり読み取り装置:TPS(Turn thePage Scann
er)の全体構成を示す断面図である。このTPSはスキ
ャナユニット30と製本原稿載置部35とから構成され
ている。TPSの装置本体上部にはコンタクトガラス2
06が配置されており、このコンタクトガラス206上
に、シート原稿や製本原稿載置部35にセットできない
厚手の原稿などの原稿SOを図示しない圧板によってセ
ットする。コンタクトガラス206上の原稿SO及び製
本原稿載置部35にセットされた製本原稿BOは、走査
ユニット200により後述する光路切換えを行なって原
稿像が読み取られる。走査ユニット200は、スキャナ
ユニット30の内部を図1において左右方向に走行して
原稿の走査を行なう。
【0021】図2は、走査ユニット200の構成を示す
断面図である。図2において、走査ユニット200の下
部の左右には原稿押えローラ281a,bが、また、そ
の外側にはシート巻取りローラ280a,bが夫々回転
自在に軸支されている。左右独立した原稿押えシート2
82a,bの夫々の中央側の端部はシート巻取りローラ
280a,bに巻き取られ、夫々の外側の端部はスキャ
ナユニット30の側板に夫々固定されている。走査ユニ
ット200が走行すると、図示しない機構によってシー
ト巻取りローラ280a,bが回転され、原稿押えシー
ト282a,bの引き出し及び巻き取りが行われる。
【0022】原稿押えローラ281a,bの間には、製
本原稿読み取り用のプラテンガラス205と、製本原稿
のページめくり用のめくりベルト208が配設されてい
る。プラテンガラス205の上側には、製本原稿照明用
の2本の蛍光燈201,202が、製本原稿読取部の左
右に夫々配置されている。これらの蛍光燈201,20
2によって照明された製本原稿像は、第1〜第3ミラー
219〜221に反射し、レンズ216を透過してCC
D101上に縮小結像される。
【0023】めくりベルト208は、駆動ローラ223
と従動ローラ224(図3参照)とに掛け渡されてお
り、めくりベルト208の上側にベルトに接触して帯電
ローラ225が配置されている。走査ユニット200が
走行すると、図示しない機構によって駆動ローラ223
が回転され、走査ユニット200の移動速度と同じ速度
でめくりベルト208が回転する。
【0024】コンタクトガラス206上の原稿SOを読
み取る場合には、図2において光路から外れた位置に退
避している切換ミラー222が、図1に破線で示すよう
に読み取り光路内に進出する。原稿SOを読み取る場合
の動作については、本発明に関わるものでないので、こ
れ以上の説明を省略する。また、製本原稿載置部35の
構成と作用についても説明を省略する。
【0025】次に、スキャナユニット30におけるペー
ジめくりと画像読取動作について図3〜9を参照して説
明する。図3は、本実施形態における走査ユニット20
0のページめくり部を示す正面図である。めくりベルト
208は抵抗値の異なる二層構造の樹脂フィルムで構成
されている。駆動ローラ223は、接地された金属ロー
ラの表面に導電性ゴムを被覆したローラで構成され、確
実なベルト駆動とアースを実現している。また、帯電ロ
ーラ225は金属ローラで構成され、この帯電ローラ2
25には、切換スイッチ253aを介して交流電源25
3から所定のタイミングで高電圧が印加される。走査ユ
ニット200を走行させ、めくりベルト208を駆動し
ながら切換スイッチ253aを閉じて帯電ローラ225
に高電圧をかけると、めくりベルト208の表面上に交
番電界が生じ、この交番電界の作用により、めくりベル
ト208の表面に、接触した製本原稿BOの最上位のペ
ージ254を吸着させる吸着力が発生する。
【0026】めくりベルト208及び従動ローラ224
は駆動ローラ223を支点として回動可能に構成され、
図3において破線で示す位置と実線で示す位置との間で
移動する。また、ページ送りローラ250も図3におい
て破線で示す位置と実線で示す位置との間で移動可能に
構成されている。めくりベルト208とページ送りロー
ラ250は、図示せぬソレノイドの作用により移動され
る。
【0027】原稿の読み取り操作がスタートされると、
図4に示すように、ユニット内左端の端部ホームポジシ
ョンにいた走査ユニット200が右方向に走行を始め
る。すると、光源201,202が点灯し、製本原稿B
Oの画像をCCD101にて読み取り、図示しない制御
部のページメモリに蓄積する。このとき、原稿台1,1
は、製本原稿BOが走査ユニット200に対して一定の
力で加圧されるようにバネもしくはモータによって付勢
される。同時に、製本原稿BOのX方向の大体の大きさ
と、Y方向の正確な大きさを、製本原稿BOと原稿台1
とのコントラストの差で光学的に認識する。
【0028】図5に示すように、製本原稿BOの右ペー
ジの端まで読み終えると、走査ユニット200の原稿走
査方向が逆転される。そして、光学的に認識した原稿右
端から左方向に所定(一定)の位置にめくりベルト20
8が来たところで停止する。ここで、帯電されためくり
ベルト208が揺動されて右ページに密着し、原稿台1
が再度加圧されて密着力を強めた後、図6に示すよう
に、めくりベルト208が持ち上がり(従動ローラ22
4側の端部が持ち上がる)、原稿台1も加圧を弱める。
これにより製本原稿BOの右ページ端部が1ページだけ
めくりベルト208に吸着される。めくりベルト208
の表面には、前述のように交番電界が生じており、
(+)(−)の一定のパターンの帯電が施されている。
【0029】図7に示すように、走査ユニット200の
左方向への移動にしたがって、めくりベルト208及び
ページ送りローラ250は回転し、吸着したページをガ
イド板227,228の間に送り込む。上ガイド板22
7にはセンサ214が取り付けられており、このセンサ
でページ端を検知することによりめくりが成功したこと
を検知するとともに、検知のタイミングにより、めくっ
た原稿の右ページ端の位置を正確に計算する。
【0030】図8,9に示すように、走査ユニット20
0の左への移動にしたがってページはガイド板の間に送
り込まれ、綴じ部を越えるとめくり動作となる。さらに
走査ユニット200が左へ移動し、ページ端がセンサ2
14を抜け、ガイド板からもページが抜けると、ページ
めくり動作が完了する。ページ端がセンサ214を抜け
たことがめくりの成功を示し、そのタイミングからペー
ジの左端の位置が正確に計算できる。
【0031】原稿の複写を行なう場合など、メモリに蓄
えた画像を、上記動作で読み取った原稿の大きさで切り
取り、要求に応じて見開きで出力したり、左右独立した
ページとして2分割して出力したりすることができる。
【0032】ここまで、ページめくり読み取り装置の構
成とページめくり動作について説明したが、ページ吸着
についてもう少し詳しく説明する。めくりベルト208
の表面に、帯電ローラ225で高電圧(AC)をかけて
帯電させることにより、(+)(−)の縞状の帯電パタ
ーンを形成する。この(+)(−)間で形成される小さ
い電界がシート(ページ)の吸着力を生む。帯電周波数
により(+)(−)のピッチが変わり、ピッチが小さい
と電界が浅く、結果として吸着力が小さくなる。逆にピ
ッチが大きくなると吸着力が大きくなる。帯電電圧を強
めると吸着力は上がるが、帯電ピッチが小さいとパター
ンが崩れて十分な効果がでないことがある。また、同一
条件であれば吸着幅(図3,6において、最上位ページ
254が吸着されて持ち上がった部分の長さで示されて
いる)を広げた方が吸着力は強い。吸着幅の調整は、本
実施形態では、走査ユニット200が原稿端を一度右に
行き過ぎてから左へ戻った時の走査ユニット停止位置
(図6参照)を調整することによって行なう。また、吸
着力を増大させる方法として、めくりベルト208を帯
電させる高電圧(AC)に直流電圧(DCバイアス)を
重畳させる方法もある。
【0033】製本原稿BOの最上位ページをめくる際、
図3に示すように、走査ユニット200はページ右端か
ら所定の位置で一旦停止し、持ち上げていためくりベル
ト208を図中時計回りに回動させてページに密着させ
る(図に破線で示す状態)。その後、めくりベルト20
8を反対方向(図中反時計回り)に回動させてベルト2
08を持ち上げ(図に実線で示す状態)、ページを1ペ
ージだけ拾い上げる。なお、めくりベルト208は走査
ユニット200の副走査と同期して回転する。すなわ
ち、ページを拾い上げる時はめくりベルト208は回転
していない。そして、ページ吸着後、走査ユニット20
0が走行を再開するとめくりベルト208が回転し、拾
い上げられたページ254はベルト208に吸着された
ままページ送りローラ250方向に送り出され、ガイド
板227と228の間に送り込まれる。ガイド板間に送
り込まれたページはページ検知センサ214で検知さ
れ、正常にめくられたことを認識する。
【0034】さて、本実施形態では、ページの不めくり
を検知したとき(めくり動作開始後所定時間内にページ
端がセンサ214によって検出されなかったとき)、め
くり動作をやり直すリトライ動作を実行するように構成
されている。
【0035】ここで、ページがめくれない条件について
考察すると、原稿ページが厚い、コシが強い、高湿度状
態でベルト自体の吸着力が弱まっている、原稿が吸湿し
て静電気が作用しづらくなっている、などが考えられ
る。これらの条件による不めくりが生じた場合、その条
件に沿って吸着力を上げてやればめくれなかったページ
がめくれるようになる可能性がある。ただし、厚紙がめ
くれる条件と薄紙の多数枚めくりを防止する条件は相反
する条件であるため、最初の吸着条件をむやみに強くす
ることはできない。あくまでも、その原稿ページに合っ
た吸着条件を探すことが大事である。
【0036】本発明は、原稿ページに合った吸着条件を
探すことを基本概念とし、ページの不めくりが発生した
場合のリトライ時に、めくり条件を少しずつ吸着力が強
くなる方向に段階的に変更していき、そのページをめく
れる条件を探すようにしている。本実施形態では、原稿
全体の過半数を占める45K〜90K紙に合わせた汎用
性のある吸着条件を初期条件として設定している。リト
ライ時に変更する条件としては、帯電ピッチ、帯電電
圧、吸着幅、DCバイアスの各条件を想定している。そ
して、実施例として、これらの条件を単独で変更するも
の、複数条件を組み合わせて変更するものを提案する。
なお、DCバイアスを重畳させる構成については説明を
省略するが、現像ローラや転写ベルト等へのDCバイア
ス印加機構と同様の構成で実施することができる。
【0037】具体的なリトライ動作としては、ページの
不めくりを検知したら、走査ユニット200をスキャナ
ユニット30内の右端部まで戻した後、再び所定の吸着
動作実行位置(めくり開始位置)まで移動させる。そし
て、帯電ピッチを単独で変更する場合であれば、最初に
吸着・めくり動作を行なったときの帯電周波数よりも帯
電周波数を所定量だけ低くしてやり、帯電ピッチを大き
くして吸着力を強めてやる。そして、再度吸着・めくり
動作を実行する。これにもかかわらず不めくりが発生し
た場合には、さらに帯電ピッチを大きくして、再々度吸
着・めくり動作を実行する。このようにして、吸着力を
強められる範囲内で、ページめくりが成功するまでめく
り動作を繰り返す。その他の条件の実施例の場合のリト
ライ動作も同様である。また、複数条件を組み合わせて
変更する場合には、2つまたはそれ以上の条件を同時に
変更してもよい。
【0038】吸着条件変更の一例を示すと、まず最初の
吸着条件として標準ピッチでのめくりベルト帯電(交流
のみ)を設定しておき、不めくりが生じた場合には、第
2段階の吸着条件として帯電ピッチを広げてやる。それ
でも不めくりが生じた場合には、第3段階の吸着条件と
して、第2段階の帯電ピッチはそのままにDCバイアス
を重畳させる。このような、3段階の吸着条件を設定
し、吸着条件を順次強めていき、リトライ動作を実施す
る。なお、帯電ピッチの変更は、めくりベルト208の
回転速度を変えずに帯電周波数を変更する方法、帯電周
波数を変えずにめくりベルト208の回転速度を変更す
る方法、あるいは両者を共に変更する方法が考えられ
る。
【0039】ところで、本実施形態では、リトライ時に
変更する条件として、帯電ピッチ、帯電電圧、吸着幅、
DCバイアスの各条件を上げたが、各条件が吸着力に及
ぼす効果の度合いは、帯電ピッチ<吸着幅=帯電電圧<
DCバイアス、の順になっている。したがって、これら
の条件を組み合わせる場合、数段階の条件設定を予め行
なっておくことにより、自動ページめくりを行なう場合
の対応原稿の範囲を広げることができる。
【0040】このように、本実施形態においては、最初
に汎用性のある吸着条件、すなわち、ある程度の厚さの
ページを吸着でき且つ薄いページを多数枚吸着しない条
件を設定してめくり動作を行ない、不めくりを検知した
ら、吸着力を段階的に強くしてめくれるまで、めくり動
作を実行するので、厚い紙を自動的にめくれる範囲(自
動めくりの対象範囲)を広げることができる。同時に、
不めくりを判断しながら吸着力を強めていくことによ
り、多数枚めくりを防止することにもなる(いきなり吸
着力を大きくしないので、多数枚めくりを発生する度合
いが低い)。
【0041】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。前記実施形態が吸着力として静電気を利用した方
式であるのに対して、本実施形態では、吸引(による負
圧)を吸着力として利用する方式である。吸着方式が異
なる以外は前記実施形態と同様であるので、異なる部分
についてのみ説明する。
【0042】図10において、めくりベルト208のベ
ルトループ内に、吸引ファン20が配設されている。吸
引ファン20は、めくりベルト208と一体に駆動ロー
ラ223を支点として回動可能となっている。その吸引
ファン20には、スイッチ21を介して電力が供給さ
れ、ファンを回転させる。前記実施形態と異なり、帯電
ローラ225は設けられておらず、また、駆動ローラ2
23も接地されていない。吸引ファン20が回転すると
下から上方向に空気を送り、めくりベルト208に設け
た穴から空気を吸引する。この吸引による負圧によって
製本原稿BOの最上位ページを吸着する。
【0043】リトライ時の走査ユニット200の動作は
前記実施形態と同様であるが、本実施形態では、リトラ
イ時に変更する吸着条件としては、吸着幅、吸引ファン
の回転数、ファンの数、吸引面積を想定している。
【0044】吸着幅は、前記実施形態と同様、吸着動作
を実行するときの走査ユニット200の停止位置の調整
により変更可能である。吸引ファンの回転数は、図10
に示すファン20の回転数を変更するものである。
【0045】ファンの数は、吸引ファンとして複数のフ
ァンを設けておき、回転させるファンの数を順次増やす
ように構成する。例えば、5つのファンを主走査方向に
並列して設け、当初(標準条件として)は2つのファン
を回転させて吸着を行ない、不めくりが発生したら回転
させるファンの数を3つ、5つと増大させる。ファンの
個数や並べ方、あるいは回転させるファンの数の増やし
方などは任意に設定できる。
【0046】吸引面積は、ファンを回転させるときの空
気吸い込み口の大きさ(面積)を変えるもので、例え
ば、図10において吸引ファン20が収められている容
器下面の開口の大きさ(面積)を変更できるように構成
し、リトライ時に順次その開口面積を広げるように制御
する。
【0047】これらの条件を組み合わせて変更するよう
にしても良い。ここに例示した吸着条件としては、吸着
幅を変更するもの以外、すなわち、ファン回転数、ファ
ンの数、吸引面積を変更するものは、いずれも吸引力す
なわち吸引圧力(吸引時の負圧)を変更するものと言い
換えることができる。
【0048】本実施形態においても、最初に汎用性のあ
る吸着条件、すなわち、ある程度の厚さのページを吸着
でき且つ薄いページを多数枚吸着しない条件を設定して
めくり動作を行ない、不めくりを検知したら、吸着力を
段階的に強くしてめくれるまで、めくり動作を実行する
ので、厚い紙を自動的にめくれる範囲(自動めくりの対
象範囲)を広げることができ、同時に、不めくりを判断
しながら吸着力を強めていくことにより多数枚めくりを
防止することにもなる(いきなり吸着力を大きくしない
ので、多数枚めくりを発生する度合いが低い)。
【0049】以上、吸着方式の異なる2つの実施例によ
り本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、吸着条件を変更する場合の
段階数や、各段階における吸着力の設定などは夫々任意
に設定できるものである。
【0050】ところで、製本された形の製本原稿の種類
は多様であり、製本原稿個々の間の性質はバラバラであ
る。例えば、大きさ、厚さ、綴じ方、用紙の種類など、
その原稿の特質にはたくさんの種類が有る。また、同一
種類の原稿であっても、痛み方、調湿状態(吸湿状態)
など、固体差も大きい。
【0051】しかしながら、一冊の製本原稿について見
た場合には、用紙の大きさ、厚さ、調湿状態などは均質
と考えることができる。従って、その原稿(セットされ
た原稿)に関しては、めくりが成功したときの条件によ
って、それ以降のページめくりに対応できると考えるこ
とができる。
【0052】このため、めくりが成功したときの条件、
すなわち、1度見つけためくり可能な条件は、1冊の製
本原稿の読み取りにおいて、途中の中断や割込み動作な
どに関わらず、めくり可能な条件を保持することが合理
的である。もちろん、その条件(最初に見つけためくり
可能条件)でめくりを続行し、不送りが発生した場合に
は、その時点でリトライ動作を実施し、そこで変更した
条件でめくり動作を続行する(更新された条件を保持し
てめくり動作を続行する)。これにより、途中で割り込
み複写などによる一時停止が有った場合でも、読み取り
再開時にページをめくれる吸着条件でめくり動作を再開
することができ、再度ページをめくれる条件を探る(不
めくりが生じて条件変更が行なわれる)ことがなく、読
み取り時間を延ばすことがない。
【0053】そして、この保持した条件を解除する(初
期条件に戻す)タイミングは、製本原稿の取り出しを検
知し、これをきっかけとして条件解除を行なうのが良
い。原稿取り出し検知方法の一例を、図11,12を参
照して説明する。
【0054】図11は、本発明ページめくり読み取り装
置の一実施形態が装着された複写機の一部を示す部分斜
視図である。この図において、複写機の最上部には圧板
が設けられ、シート状原稿を読み取る場合は、この圧板
を開放してコンタクトガラス206(図1)の上に原稿
をセットする。原稿トレイ22は、図1における製本原
稿載置部35に相当するもので、トレイ22内に原稿台
1が設けられている。製本原稿を読み取る場合は、トレ
イ22内の原稿台1(図1参照)上に製本原稿をセット
する。
【0055】原稿トレイ22は、装置本体の手前側に引
き出し可能に設けられており、トレイ22の前面の端部
に、原稿トレイSW(スイッチ)23が設けられてい
る。原稿トレイ22に対応する装置本体内部の奥には、
図12に示すように、トレイロック機構が設けられてい
る。原稿トレイ22が装置本体内に押し込まれたとき、
そのトレイロック機構の鈎爪部がトレイ22側に設けら
れた凹部または穴部に填まり込むことによって原稿トレ
イ22がロックされる。原稿トレイ22がロックされる
ことにより、読み取り中の不用意なトレイ引き出しが防
止され、原稿の破損を防ぐようになっている。トレイロ
ック機構の鈎爪部は、ソレノイド24の動作により持ち
上げられ、トレイ22のロックを解除する。トレイ前面
に設けられた原稿トレイSW23を押すと、トレイ22
内の原稿台1が下降し、同時にソレノイド24が作動し
てトレイ22のロックを解除する。これにより、原稿ト
レイ22が引き出し可能となり、製本原稿の着脱が可能
になる。
【0056】装置本体内部において、ソレノイド24に
隣接してトレイセット・スイッチ25が設置されてい
る。原稿トレイ22を装置本体内に押し込むと、トレイ
背面によりトレイセット・スイッチ25が押され、原稿
トレイ22がセットされたことを検知する。原稿トレイ
22を装置本体から引き出すと、トレイ背面によるスイ
ッチ25の押し込みが解除され、原稿トレイ22が引き
出されたことが検知される。
【0057】図1に示すように、原稿台1には原稿検知
SW(スイッチ)26が設けられている。この原稿検知
SWのフィラー26aの頂部は、原稿台1に開けられた
切り欠きから原稿台1の上面に突出しており、製本原稿
BOが原稿台1にセットされると原稿台の内部に押し込
まれる。フィラー26aが押し込まれる(原稿検知SW
がオンする)ことにより製本原稿BOのセットが検知さ
れ、フィラーの押し込みが解除される(原稿検知SWが
オフする)ことにより製本原稿BOの取り外しが検知さ
れる。
【0058】上記の、原稿台1に設けた原稿検知SW2
6による製本原稿の着脱検知は、検知方法の一例である
が、吸着条件(ページをめくれる条件)を原稿取り出し
によってリセットする(初期条件に戻す)ことによっ
て、セットされる製本原稿一つ一つに個別に対応するこ
とができ、多数枚めくりを防止しつつ確実なページめく
りを行なうことが可能となる。
【0059】なお、画像読取装置としては、ページをめ
くるための吸着条件の他にも、読み取り条件、例えば、
光源の光量や読み取るべきページ数、あるいは露光光学
系の移動量などの各種のパラメータを、セットされた原
稿の読み取りが終了するまで条件保持して読み取り動作
を行なうことにより、適切な条件での読み取りを行なう
ことができ、確実な原稿画像の読み取りが実行できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のページめ
くり読取装置によれば、最初に汎用性のある吸着条件、
すなわち、ある程度の厚さのページを吸着でき且つ薄い
ページを多数枚吸着しない条件を設定してめくり動作を
行ない、不めくりを検知したら、吸着力を段階的に強く
してめくれるまで、めくり動作を実行するので、自動め
くりの対象範囲を広げることができ、同時に、不めくり
を判断しながら吸着力を強めていくことにより多数枚め
くりを防止することもできる。
【0061】また、吸着方式として静電気によるものと
負圧によるものを利用することができるので、原稿種類
や装置価格等に応じた方式を使うことができ、ユーザニ
ーズに合った製品を提供することができる。
【0062】また、割り込み等による一時停止後もペー
ジをめくれる条件で動作を再開することにより、不めく
り発生の可能性を少なくして読取時間を延長させること
が無い。
【0063】また、ページめくりに成功した場合の吸着
条件を原稿取り外しにより初期条件にリセットするの
で、セットされる製本原稿一つ一つに個別に対応して確
実なページめくりを行なうことができる。
【0064】さらに、吸着条件以外の読み取り条件を原
稿(セットされた原稿)の読み取りが終了するまで保持
して読み取り動作を行なうことにより、適切な条件での
読み取りを行なうことができ、確実な原稿画像の読み取
りが実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のページめくり読み取り装
置の全体構成を示す断面図である。
【図2】そのページめくり読み取り装置の走査ユニット
の構成を示す断面図である。
【図3】その走査ユニットのページめくり部を示す正面
図である。
【図4】その走査ユニットによるページめくりと画像読
取動作を示す動作説明図である。
【図5】その走査ユニットによるページめくりと画像読
取動作を示す動作説明図である。
【図6】その走査ユニットによるページめくりと画像読
取動作を示す動作説明図である。
【図7】その走査ユニットによるページめくりと画像読
取動作を示す動作説明図である。
【図8】その走査ユニットによるページめくりと画像読
取動作を示す動作説明図である。
【図9】その走査ユニットによるページめくりと画像読
取動作を示す動作説明図である。
【図10】本発明の他の実施形態における、走査ユニッ
トのページめくり部を示す正面図である。
【図11】本発明の一実施形態が装着された複写機の一
部を示す部分斜視図である。
【図12】その複写機における、原稿トレイ装着部の内
部の構成を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 原稿台 20 吸引ファン 22 原稿トレイ 23 原稿トレイスイッチ 26 原稿検知スイッチ 30 スキャナユニット 35 製本原稿載置部 200 走査ユニット 208 めくりベルト 214 ページ検知センサ 225 帯電ローラ 250 ページ送りローラ BO 製本原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 108 G03B 27/50 G03B 27/62 H04N 1/04 106

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製本原稿のページめくりを行なうページ
    めくり手段と、製本原稿のページ面を走査して画像を読
    み取る画像読取手段とを備える製本原稿のページめくり
    読取装置において、 前記ページめくり手段は、製本原稿のページを吸着する
    吸着手段を有し、 前記ページめくり手段により製本原稿のページめくりに
    失敗した場合、前記吸着手段の吸着条件を段階的に吸着
    力が強くなる方向に変更してページめくりのリトライ動
    作を実行することを特徴とするページめくり読取装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着手段の吸着方式が静電気を利用
    したものであることを特徴とする、請求項1に記載のペ
    ージめくり読取装置。
  3. 【請求項3】 前記変更する吸着条件がページ吸着幅で
    あることを特徴とする、請求項2に記載のページめくり
    読取装置。
  4. 【請求項4】 前記変更する吸着条件が帯電ピッチであ
    ることを特徴とする、請求項2に記載のページめくり読
    取装置。
  5. 【請求項5】 前記変更する吸着条件が帯電電圧である
    ことを特徴とする、請求項2に記載のページめくり読取
    装置。
  6. 【請求項6】 前記変更する吸着条件がDCバイアス電
    圧であることを特徴とする、請求項2に記載のページめ
    くり読取装置。
  7. 【請求項7】 前記変更する吸着条件が、ページ吸着
    幅、帯電ピッチ、帯電電圧及びDCバイアス電圧のうち
    の少なくとも2つの条件の組み合わせであることを特徴
    とする、請求項2に記載のページめくり読取装置。
  8. 【請求項8】 前記吸着手段の吸着方式が負圧を利用し
    たものであることを特徴とする、請求項1に記載のペー
    ジめくり読取装置。
  9. 【請求項9】 前記変更する吸着条件がページ吸着幅で
    あることを特徴とする、請求項8に記載のページめくり
    読取装置。
  10. 【請求項10】 前記変更する吸着条件が圧力であるこ
    とを特徴とする、請求項8に記載のページめくり読取装
    置。
  11. 【請求項11】 前記変更する吸着条件がページ吸着幅
    及び圧力であることを特徴とする、請求項8に記載のペ
    ージめくり読取装置。
  12. 【請求項12】 ページめくりに成功した場合、前記吸
    着手段の吸着条件を保持し、ページめくり読取動作の一
    時停止後の動作再開時に前記保持した吸着条件で動作を
    再開することを特徴とする、請求項1に記載のページめ
    くり読取装置。
  13. 【請求項13】 ページめくりに成功した場合に前記吸
    着手段の吸着条件を保持するとともに、該保持した条件
    を原稿取り外しにより初期条件にリセットすることを特
    徴とする、請求項1に記載のページめくり読取装置。
  14. 【請求項14】 前記吸着手段の吸着条件以外の読み取
    り条件を、セットされた原稿の読み取りが終了するまで
    条件保持して読み取り動作を行なうことを特徴とする、
    請求項1に記載のページめくり読取装置。
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