JP3251819B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JP3251819B2
JP3251819B2 JP20708395A JP20708395A JP3251819B2 JP 3251819 B2 JP3251819 B2 JP 3251819B2 JP 20708395 A JP20708395 A JP 20708395A JP 20708395 A JP20708395 A JP 20708395A JP 3251819 B2 JP3251819 B2 JP 3251819B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成読取装置に装着する原稿搬送装置に関し、外部から挿
入された原稿を機器内に搬入、あるいは機器外に排出す
る原稿搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の原稿搬送装置を示す構
成図で、複写機の原稿カバーに装着された従来例を示し
ている(特開平6−67497号公報参照)。同図にお
いて、原稿搬送装置102は軸125を中心として開閉
自在に支持された原稿カバー126に装着されており、
原稿カバー126の上面を利用した原稿トレイ130、
この原稿トレイ130から原稿Dを給紙する呼び込みロ
ーラ131、給紙ローラ132、原稿Dを原稿台となる
露光ガラス120の一側にある露光部Aまで導くガイド
板133、露光部A上で原稿Dを搬送する排出ローラ1
36等を備えている。
【0003】この構成において、原稿搬送装置102が
作動すると、原稿トレイ130から原稿Dが、給紙さ
れ、この原稿Dが搬送ローラ134および従動ローラ1
37にかみ込まれる状態で搬送され、排出ローラ136
を経て排出トレイ135に排出される。このとき、光学
系121はコピーランプ122を搬送ローラ134の真
下に移動させ、光学系121を固定したまま原稿Dを露
光ガラス120の露光領域Aを通過させながらコピーす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この原稿搬送
装置は、搬送ローラ134と従動ローラ137に原稿が
かみ込まれる状態で搬送される構成であり、2つのロー
ラが必要で、しかも2つのローラが接触するように、一
定の圧力を加えている。従って、構造的に複雑になって
しまい、規模を小さくしたり、安価にすることが困難で
あるという欠点があった。
【0005】本発明の目的は、簡易な構成で規模も小さ
く、コスト的に安価で且つ操作性が良い原稿搬送装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を載置す
る原稿台と、該原稿台の上方にあって原稿を押える原稿
押さえマットを有する昇降可能な原稿カバーとを備え、
原稿台に載置された原稿を露光し、その画像を形成して
読み取る装置に装着する原稿搬送装置において、前記原
稿カバーの前記原稿押さえマットと前記原稿台との間に
隙間を形成する浮上機構と、帯電することにより原稿を
吸着して前記隙間へ搬送する一つの搬送ローラと、前記
搬送ローラを帯電させるローラ帯電手段と、前記搬送ロ
ーラに吸着している原稿を搬送ローラから剥離する剥離
手段と、剥離した原稿から電荷を除電する原稿除電手段
と、前記搬送ローラに挿入される原稿を検知する原稿検
知手段と、を備え、 前記挿入される原稿を原稿検知手段
が検知することで、前記搬送ローラを回転させ挿入され
る原稿を吸着させて前記原稿台へと搬送し、前記原稿検
知手段が原稿の通過を検知することで前記搬送ローラの
回転を停止させ、前記原稿の後端部を前記搬送ローラに
て吸着させた状態で原稿の露光が行われることを特徴と
する。
【0007】ローラ帯電手段は、帯電材を回転する搬送
ローラに接触させて、該搬送ローラを帯電させる手段で
よい。
【0008】また、本発明は、上記構成に加えて、前記
原稿検知手段の原稿の検知に応じて、原稿の紙づまりを
検出する手段と、原稿の紙づまりを検出した場合に搬送
ローラから電荷を除電するローラ除電手段とを備えても
よい。この場合、ローラ帯電手段は、搬送ローラ表面に
接触した導電性ブラシに直流電圧を印加した手段であ
り、ローラ除電手段は、前記導電性ブラシにローラ帯電
手段と逆の直流電圧に切り換えて印加する手段であって
もよい。またローラ帯電手段は、搬送ローラ表面に接触
した導電性ブラシに直流電圧を印加した手段であり、ロ
ーラ除電手段は、前記導電性ブラシに前記直流電圧に切
り換えてアースを接続する手段であってもよい。
【0009】本発明において、搬送ローラを帯電して発
生する静電力を利用して、原稿を搬送ローラに吸着さ
せ、ローラの回転により搬送する。そのため、ローラは
1個あればよく、従来のように2個のローラを接触させ
圧力を加える複雑な構造は不要である。したがって、規
模が小さく、安価な装置を実現できる。また紙づまりを
生じた場合には、搬送ローラの電荷を除電すると、静電
気力がなくなって、紙づまりした原稿を容易に取り除く
ことが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。 <複写機の内部構造>図1は本発明の原稿搬送装置を備
えた複写機の内部構造を示す断面図であり、図2はその
外観を示す斜視図である。この複写機は、複写機本体1
の上部に、画像露光のための透明ガラスからなる原稿台
2が設けられている。原稿台2の上方には、昇降可能に
原稿カバー3が配置されている。原稿台2の下方の複写
機本体1内部には、光学系4が配置されている。原稿カ
バー3は、原稿台2に載置される原稿を押さえるための
もので、原稿カバー3を構成する比較的硬質のプラスチ
ック樹脂にて形成された外装3a内部に、原稿台カバー
2と対抗する下面に、比較的軟質の部材から形成される
原稿押さえマット3bが取り付けられている。
【0011】上記光学系4は、原稿台2上に置かれた原
稿に対して光走査を行う光源ランプ4aと、原稿からの
反射光を導くミラー4b,4c,4dとミラー4b〜4
dを通過した反射光を集光するレンズ4eと、この集光
した反射光を本体中央部に設置された感光体ドラム5の
表面の露光ポイントに導くミラー4f,4g,4hとか
らなる。
【0012】上記感光体ドラム5は、上記原稿台2に載
置された原稿の画像を形成するためのものである。この
感光体ドラム5の周囲には、感光体ドラム5の表面を均
一に帯電する帯電器6、露光後の静電潜像を着色トナー
にて現像する現像装置7、適宜搬送されてくるシート状
の用紙に形成されたトナー画像を転写する転写器8、転
写後に残留するトナーを除去するクリーニング装置9、
感光体ドラム5を繰り返し利用するために感光体表面の
電位を均一にする除電ランプ10が、上記説明した順に
配置されている。これらの各装置によって複写プロセス
系が形成されている。
【0013】また、上記の画像形成にかかる複写プロセ
ス系とは別に、用紙を転写器8のトナー転写位置へと用
紙を搬送し、画像が転写された後に該用紙を剥離し複写
機本体1の外へ排出するための用紙の搬送系が、複写機
内に設けられている。この搬送系は、用紙を給紙する給
紙部と、給紙された用紙を上述した転写位置へと搬送す
る搬送部と、転写後の用紙を複写機本体1の外部へと搬
出する搬出部とを備える。
【0014】上記給紙部は、複写機本体1内の最下部
に、着脱可能に設けられた用紙収納部(給紙カセット)
11及び、複写機本体1より外部に突出してなる手差し
挿入用の給紙トレイ12が設けられている。
【0015】上記用紙収納部11の上方前端部(図の右
方)には、半月形状の給紙ローラ13が配置されてお
り、該給紙ローラ13は用紙収納部11に収納されたコ
ピー用紙Pを上から1枚ずつ給送する。特に用紙収納部
11は、用紙Pをその上面に載置する回転部材11aを
回転可能に設け、図示していないスプリングを付勢力に
より押し上げ、1枚給紙を可能にする分離爪11bにて
一定の高さに収納された最上部の用紙を位置決めする構
成である。
【0016】また、給紙トレイ12にも、1枚または複
数枚載置された用紙を呼び込む給紙ローラ14と、呼び
込んだ用紙を2枚送り防止のための給紙ローラ15と、
分離部材16とからなる給送機構にて、給紙指令に従っ
て順次1枚づつ送る給紙手段が設けられている。
【0017】以上の構成の給紙部を介して給送された用
紙を、次に転写位置へと搬送する搬送部は、一対の搬送
ローラ17及び18を有している。搬送ローラ17の用
紙搬送方向下流側にはぺーパストップ板19が設けられ
ており、該ペーパストップ板19にて、搬送ローラ17
を介して搬送されてくる用紙を一旦停止する。ペーパス
トップ板19は、感光体ドラム5に形成された画像先端
を、搬送される用紙先端に一致させて搬送を開始させる
もので、感光体ドラム5の回転位置に応じて搬送路を解
放するように駆動され、よって搬送ローラ17及び転写
位置の直前に配置された搬送ローラ18により転写位置
へと用紙を搬送する。これらの手段にて、コピー用紙P
を感光体ドラム5と対向する転写位置まで搬送する用紙
搬送部を構成している。
【0018】そして、転写位置を通過する用紙Pは、感
光体ドラム5表面より剥離された後、複写機外部へと搬
送するための通路途中に配置された加熱定着装置20を
通過する。この加熱定着装置20は一対のローラにて構
成され、一方をヒートローラ、他方をヒートローラに圧
接させる加圧ローラとから構成され、用紙Pを加圧しな
がら搬送し、熱により用紙上の未定着トナー画像を加熱
定着する。該加熱定着装置20を通過する用紙は、複写
機本体1の形成された排出開口に対応して着脱可能に設
けられた排出トレイ21へと排出される。
【0019】<第1実施形態>図3は、この複写機に装
着する原稿搬送装置の第1実施形態の原稿検知手段及び
搬送手段を示す概略断面図である。また、図4は、この
原稿搬送装置の原稿カバーの固定手段及び原稿カバー浮
上手段を示す概略断面図である。
【0020】まず、原稿搬送装置の原稿検知手段及び搬
送手段は、図3に示すように、原稿カバー3の前方取手
部31下方であって原稿押さえマット3bの前方に位置
しており、原稿が挿入される原稿挿入口32、挿入され
た原稿によって押し上げられて原稿検知スイッチをオン
する検知レバー33、挿入された原稿を原稿台2の上に
搬送する搬送ローラ34等で構成される。上記原稿挿入
口32は、複写機本体1の原稿台2を上部に設けるため
の複写機本体1の上部外装1aの平面部と原稿カバー3
の取手部31との間に形成されている。
【0021】そして、搬送ローラ34は、エポキシ等の
高誘電率の材質のものを用い、原稿台2と操作パネル2
2との間の複写機本体1の上述した上部外装部1aの平
面部に配置される。図5に示すように、円筒状の搬送ロ
ーラ34は、その両端に軸受け45とローラストッパー
46を有し、一方の端面には軸受け45とローラストッ
パー46の間に搬送ローラギヤ47を有する。搬送ロー
ラ34は、原稿カバー3側にその回転軸が回転可能に軸
支されており、原稿カバー3の一部に配置されている図
示しない駆動モータからの回転力がローラギヤ47を介
して伝達される構成である。搬送ローラ34の回転軸
は、接地されてはいない。
【0022】図6に示すように、搬送ローラ34の上部
に接するように平行にローラ帯電ブラシ41を配し、ま
た搬送ローラ34の前後に平行に原稿を除電する原稿除
電ブラシ42,43を配する。ローラ帯電ブラシ41及
び原稿除電ブラシ42,43は、例えば導電性繊維をハ
ケのように束ねて、搬送ローラ41の長さまで並べたも
のである。ローラ帯電ブラシ41には、原稿カバー3の
開閉軸側より原稿カバー3内へ供給線を引き込み、数K
Vの直流電圧が印加されている。そして、ブラシ先端を
搬送ローラ34に接触させて正に帯電させる。図6に示
すように、原稿の搬送方向を規定する板状の搬送ガイド
48に、原稿を搬送ローラ表面より剥離するための剥離
爪44と原稿除電ブラシ42が設けられている。これを
搬送ローラ34の原稿カバー3側近傍に配置する。同様
に、剥離爪45と除電ブラシ43も搬送ガイドに取り付
け、搬送ローラ34の操作パネル22側近傍に配置す
る。
【0023】また、搬送ローラ34の搬送領域へと、原
稿が挿入されることを検知する検知スイッチ及びその検
知レバー33は、同様に原稿カバー3側に配置されてい
る。そして、検知レバー33は原稿台2上を原稿カバー
3が閉じて押圧された状態では、複写機本体1の上部外
装1aに形成されている凹部(図示せず)に入り込み、
挿入される原稿により外装1a上に上昇される。これに
より原稿検知スイッチを動作(ON)させ、原稿検知を
行う。
【0024】原稿ストッカー35にて、原稿カバー3を
浮上させ、原稿押さえマット3bと原稿台2との間に隙
間を形成するために、複写機本体1側の外装1a上部に
は、軸部35bに対応した位置に図4に示すように浮上
部材37が設けられている。この浮上部材37は、操作
パネル22側に多少突出し、その突出した端部が多少下
方向に湾曲形状に湾曲部37aが形成されている。
【0025】この浮上部材37に対応して、原稿ストッ
カー35側には、浮上部材37と係合部35dが形成さ
れている。その係合部35dは、原稿ストッカー35の
開口35cの全面端部、特に軸部35b近傍に形成され
ており、浮上部材37の湾曲部37aに嵌まり込むよう
な凸部形状に形成されている。上記浮上部材37と係合
部35dとで浮上機構を構成している。
【0026】従って、原稿カバー3上に載置された状態
にある原稿ストッカー35を、手前に回動させ、該原稿
ストッカー35が操作パネル22上を覆うような位置ま
で回動させれば、原稿ストッカー35の一端部が外装1
a平面上に支持され、それ以上の回動が規制される。こ
れにより、上述した浮上部材37の湾曲部37aに原稿
ストッカー35の係合部35dの凸部が係合する。この
時、原稿ストッカー35の開口35cを形成する周縁の
一端部が、複写機本体1の外装1a上に支持され、浮上
部材37の湾曲部37aと係合部35dとの係合によ
り、軸部35bを介して原稿カバー3が上方向に持ち上
がる。つまり、原稿カバー3の奥側の回転可能な軸支部
と反対側の取手部31が、原稿ストッカー35の回動に
より、特に軸部35bが上昇するために、原稿カバー3
が原稿カバー3の軸支部を中心に上方向に回動し持ち上
げられる。そのため、原稿台2と原稿押さえマット3b
との間に隙間dが形成される。
【0027】ここで、隙間dは、浮上部材37と係合部
35cとの係合部と、軸部35bとの間の距離、及び角
度(軸部35bと係合部との直線と原稿台3の水平面と
で作られる角度)によって決まり、これらを適宜設定す
ることで必要な隙間dを形成することができる。
【0028】また、原稿ストッカー35の折り曲げ部3
5aの一方の側面は、挿入される原稿の一側面を案内す
るガイドとして作用する。つまり、原稿の一端部は原稿
台2の上述した基準端2aと直交するもう一方の基準端
が存在しており、該基準端に一致するように原稿ストッ
カー35の折り曲げ部35aの一側面が形成されてい
る。この基準端に一致する折り曲げ部35aと対向する
側面は最大サイズの原稿が収納できる大きさの間隔を隔
てて形成されている。
【0029】次に図7に示すフローチャートを参照しな
がら原稿搬送装置および複写機本体の動作について説明
する。原稿カバー3を閉じて原稿ストッカー35を開
き、原稿給紙口32から原稿Dを挿入すると検知レバー
33が原稿によって押し上げられ検知スイッチがオンと
なる(ステップS1)。
【0030】検知スイッチがオンとなると搬送ローラ3
4に正電荷が帯電ブラシ41により与えられ(ステップ
S2)、搬送ローラ34が正回転を開始し、搬送ローラ
34の全体に均一に帯電する(ステップS3)。そして
原稿台2と原稿押えマット3aとの間に原稿Dが挿入さ
れ、原稿押えマット3bの下面が原稿ガイドとしての機
能を果たす。この隙間は通常の用紙が0.08mm程度の
厚みであることを考慮すると、0.1mm以上が望まし
い。原稿が正に帯電した搬送ローラ3に近づくと、原稿
に負電荷が誘起される。こうして、図8に示すように、
原稿Dが、静電気力により搬送ローラ34に引き寄せら
れ、搬送ローラ34に吸着される。原稿Dは、搬送ロー
ラ34に巻き付くように吸着するため、原稿との吸着面
は広くなり、10KV程度の印加電圧で、100g程度
の吸着力が得られる。これに対して、原稿搬送方向の抵
抗はほとんど無いため、原稿を搬送するには十分な吸着
力が得られる。
【0031】搬送ローラ34に吸着して搬送される原稿
は、剥離爪44によって、搬送ローラ34からはがさ
れ、直後の除電ブラシ42により帯電を除去する。これ
は原稿の挿入時に原稿の静電気によって原稿カバー3及
び原稿台2に原稿が吸着するのを防ぎ、原稿Dが検知レ
バー22を通過して、スイッチをオフにすると(ステッ
プS4)、搬送ローラ34が停止し(ステップS5)、
原稿が搬送ローラ34に後端部がつかまれた状態で停止
する。
【0032】こうして原稿が原稿台2の上に自動搬入さ
れると、複写機はコピーボタン10aを押されたと同様
のコピー動作に入り、露光から始まり、コピー用紙排出
までの複写処理を行う(ステップS6)。複写処理が終
了すると、搬送ローラ34が逆回転し(ステップS
7)、原稿を原稿給紙口21へ排出する。このときは排
出側の除電ブラシ43により除電する。この排出は原稿
Dの挿入時の搬送ローラ34の回転時間を記憶してお
き、この記憶時間に対して短め(例えば搬送距離にして
10mm程度)に設定した所定時間の経過を検知して(ス
テップS8)、搬送ローラ34の逆回転を停止する(ス
テップS9)。原稿Dは搬送ローラ34に若干噛まれた
状態で停止するので、再度もう一枚コピーがほしい時、
搬送ローラの停止後、一定時間内(例えば2秒以内)に
コピーボタンを押せば(ステップS10,S11)、搬
送ローラ34は正回転し再度複写状態に入る。これによ
り複数枚コピーを取ることができる。
【0033】また一定時間以上経過すれば、搬送ローラ
は再度逆回転し(ステップS12)、原稿を原稿ストッ
カー24に排出し、停止する(ステップS13)。ロー
ラ停止後、帯電を停止する(ステップS14)。
【0034】以上の一連の動作の間搬送ローラ34を帯
電させておくことにより、1本のローラで搬送を行うこ
とができる。また搬送ローラ34を原稿台2の原稿基準
端(ガラス端)の真上に配置することにより、原稿搬入
後停止し、ローラに原稿端を噛んだ状態で、その原稿端
が露光端である原稿基準端に来るようにすることができ
る。端を合わせるには、原稿検知スイッチのオフ後のロ
ーラ回転時間により合わせる方法がある。ところが従来
の搬送装置のように、上下の搬送ローラに噛んだ状態で
は、原稿がローラに挟まれた部分が露光できず、ロスと
なってしまう。これに対し、本発明では下部ローラは存
在せず、搬送ローラの真下も露光可能で、イメージロス
が発生しない。
【0035】<第2実施形態>図9は、本発明の第2実
施形態を示す構成図であり、搬送ローラの帯電方法に関
して以下説明を行う。尚、構成およびそれに供される制
御系は、上記第1実施形態と同じである。図9において
搬送ローラ34は回転することにより接触したゴム等の
帯電材51との摩擦が生じ、搬送ローラ34又は帯電材
51の一方から他方に電子が移り、電子が与えられた方
は負に帯電し、電子を失ったほうは正に帯電する。こう
して搬送ローラ34の表面に静電気による数KVの電荷を
発生させる。これによって外部から電荷を印加すること
なくローラを帯電させることができるので、本体からの
帯電用の電源が不要となり、構造的に簡単となる。
【0036】第1実施形態と同様に、原稿が給紙され帯
電した搬送ローラ34に接すると誘電分極が起こり、原
稿表面に搬送ローラ34と異種の電荷が発生して、搬送
ローラ34と原稿が吸引し、搬送される。
【0037】<第3実施形態>図10は本発明の第3実
施形態を示す構成図である。なお構成および、それに供
される制御系は上記第一実施形態と同じであり、対応す
る部分には同一符号を付し、説明は省略する。
【0038】図10において原稿検知スイッチがある一
定の時間後(搬送に必要な最大時間の1.5倍程度)も
オフしない場合、複写機は原稿紙づまり(JAM)が発
生したとして搬送ローラ34を停止する。この後帯電し
た搬送ローラに正負逆の同電位の電荷を与えることによ
り、吸着した原稿をはく離させ搬送路からJAM紙を除
去しやすくなる。
【0039】具体的には原稿JAM検知後、ローラ帯電
ブラシに、切換スイッチ52により正負逆の電荷を与
え、帯電した搬送ローラ34の電荷が相殺された後(搬
送ローラ1回転後)停止する。これにより素早く確実に
除電を行い、搬送ローラ34に吸着したJAM原稿が搬
送ローラ34よりはく離され、原稿が抜きとり易くな
る。
【0040】<第4実施形態>図11は本発明に係る原
稿搬送装置の第4実施形態を示す図であり、原稿紙づま
り時の搬送ローラに関して以下説明を行う。尚、構成お
よびそれに供される制御系は上記第3実施形態と同じで
ある。
【0041】図11において原稿JAM検知後、ローラ
帯電ブラシに、切換えスイッチ52によりフレーム等の
GNDアースを接続する。これにより搬送ローラ34を
フレームアースと同電位にすることによりローラを除電
して、原稿をローラよりはく離させ、抜きとり易くす
る。この手段は、図10に示す手段と異なり、ローラ帯
電ブラシ印加した電圧と逆電圧の電源を備える必要がな
い。したがって、構成をより簡単にできる。
【0042】
【発明の効果】以上、本発明によれば、搬送ローラを帯
電させ、原稿を吸着して搬送するので、ローラ一つあれ
ばよく、構造が簡単で安価となる。また、除電ブラシで
搬送された原稿を除電するので、原稿が原稿カバーや原
稿台に吸着する事がなく、紙づまりなどは発生せず、操
作がよい。さらに搬送ローラが一つのみで、従来技術の
ように2つのローラに原稿を挟むことがなく、搬送ロー
ラに吸着した部分の原稿も露光可能で、イメージロスが
発生しない。
【0043】また、帯電材を用いて搬送ローラとの摩擦
によって搬送ローラを帯電すると、外部電源が必要なく
帯電することができ、構成が簡単とすることができ、さ
らに安価とすることができる。
【0044】また、紙づまりが発生した場合、搬送ロー
ラを除電すると、紙を取り出すときに、紙は他の部品に
吸着することがなく、簡単に素早く紙を取り除くことが
できる。除電するときに、導電性ブラシに帯電の時と逆
の電圧を印加すると、素早く確実に除電することができ
る。また除電するときに、導電性ブラシをアースにつな
ぐと、電源が不要となり、それだけ構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による原稿搬送装置を備えた複写機の全
体断面図である。
【図2】図1に示す複写機の外観斜視図である。
【図3】本発明による原稿搬送装置の一実施形態を示す
概略断面図である。
【図4】本発明による原稿搬送装置の原稿カバー固定手
段及び原稿カバー浮上手段部を示す概略断面図である。
【図5】図3に示す原稿搬送装置の搬送ローラを示す分
解図である。
【図6】図3に示す原稿搬送装置の斜視図である。
【図7】本発明による原稿搬送装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図8】図3に示す原稿搬送装置の動作説明図である。
【図9】本発明による原稿搬送装置の第2実施形態を示
す構成図である。
【図10】本発明による原稿搬送装置の第3実施形態を
示す構成図である。
【図11】本発明による原稿搬送装置の第4実施形態を
示す構成図である。
【図12】従来の原稿搬送装置の一例を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 原稿台 3 原稿カバー 33 検出レバー 34 搬送ローラ 41 帯電ブラシ 42,43 除電ブラシ 44,45 剥離爪
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/00 B65H 7/06 G03G 15/00 107

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する原稿台と、該原稿台の上
    方にあって原稿を押える原稿押さえマットを有する昇降
    可能な原稿カバーとを備え、原稿台に載置された原稿を
    露光し、その画像を形成して読み取る装置に装着する原
    稿搬送装置において、前記原稿カバーの前記原稿押さえマットと前記原稿台と
    の間に隙間を形成する浮上機構と、 帯電することにより原稿を吸着して前記隙間へ搬送する
    一つの搬送ローラと、前記 搬送ローラを帯電させるローラ帯電手段と、 前記搬送ローラに吸着している原稿を搬送ローラから剥
    離する剥離手段と、 剥離した原稿から電荷を除電する原稿除電手段と、前記搬送ローラに挿入される原稿を検知する原稿検知手
    段と、を備え、 前記挿入される原稿を原稿検知手段が検知することで、
    前記搬送ローラを回転させ挿入される原稿を吸着させて
    前記原稿台へと搬送し、前記原稿検知手段が原稿の通過
    を検知することで前記搬送ローラの回転を停止させ、前
    記原稿の後端部を前記搬送ローラにて吸着させた状態で
    原稿の露光が行われる ことを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】 ローラ帯電手段は、帯電材を回転する搬
    送ローラに接触させて、該搬送ローラを帯電させる手段
    であることを特徴とする請求項1記載の原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿検知手段の原稿の検知に応じ
    て、原稿の紙づまりを検出する手段と、原稿の紙づまり
    を検出した場合に搬送ローラから電荷を除電するローラ
    除電手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の原
    稿搬送装置。
  4. 【請求項4】 ローラ帯電手段は、搬送ローラ表面に接
    触した導電性ブラシに直流電圧を印加する手段であり、 ローラ除電手段は、前記導電性ブラシにローラ帯電手段
    と逆の直流電圧に切り換えて印加する手段であることを
    特徴とする請求項3記載の原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】 ローラ帯電手段は、搬送ローラ表面に接
    触した導電性ブラシに直流電圧を印加する手段であり、 ローラ除電手段は、前記導電性ブラシに前記直流電圧に
    切り換えてアースを接続する手段であることを特徴とす
    る請求項3記載の原稿搬送装置。
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