JPH0740103Y2 - クラツチマスタシリンダ - Google Patents

クラツチマスタシリンダ

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Publication number
JPH0740103Y2
JPH0740103Y2 JP1987022017U JP2201787U JPH0740103Y2 JP H0740103 Y2 JPH0740103 Y2 JP H0740103Y2 JP 1987022017 U JP1987022017 U JP 1987022017U JP 2201787 U JP2201787 U JP 2201787U JP H0740103 Y2 JPH0740103 Y2 JP H0740103Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge hole
plate
hole
cylinder
master cylinder
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Application number
JP1987022017U
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English (en)
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JPS63129631U (ja
Inventor
寿文 西村
Original Assignee
株式会社ナブコ
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Filing date
Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両等のクラツチ装置の作動用圧力を発生さ
せるために用いられるクラツチマスタシリンダに関す
る。
〔従来の技術〕
この種のマスタシリンダとしては、従来、実開昭55−17
1635号公報に記載されたものがある。
油圧クラツチ制御システムでは、エンジンの振動および
クラツチ操作により発生する摩擦振動等によつてオペレ
ーテイングシルンダ内に液圧脈動が発生し、この液圧脈
動はクラツチマスタシリンダ内に伝達されると、クラツ
チペダルを振動させ運転手に不快感を与えるので、上記
従来のものでは、クラツチマスタシリンダの吐出孔に、
絞り孔を形成したプレートを設けて上記液圧脈動を減衰
させるようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このプレートは、従来、チユーブシートで固定するか、
もしくは、単に挿入するようにしているが、チユーブシ
ートで固定する場合には、プレートを圧縮しすぎて破損
することがあり、単に挿入する場合には、マスタシリン
ダの作動毎にプレートが移動して損傷を招くことがあ
る。また、チユーブシート以外の他の部材で固着する
と、部品が増加し、かつ、取付スペース(吐出孔軸方向
の)が大きくなるといつた問題がある。
本考案は上記問題を解消するためになされたもので、絞
り孔を有するプレートを損傷することがないように固定
することができるクラツチマスタシリンダを提供するこ
とを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、吐出孔内に、当該吐
出孔の開口から挿入されるプレートが当接可能な段部を
形成するとともに、前記プレートの外周に、前記吐出孔
に対する取付部として、径外方に延びて端部が前記吐出
孔の内壁に圧接する複数の係止片を一体形成したもので
ある。
また、前記係止部は、前記プレートが前記吐出孔に挿入
されたとき、前記プレートの絞り孔を形成した部分に対
して前記吐出孔の開口側に傾斜するように形成したもの
である。
〔作用〕
本考案では、プレートを吐出孔開口から段部に当接する
まで挿入するだけで、プレート外周に設けた係止部が吐
出孔の内壁に圧接することになるので、該吐出孔に対し
てプレートの位置決め及び固定が容易に行なうことがで
きる。
また、プレートの係止部を吐出孔開口側に傾斜するよう
に設ければ、圧力室側の液圧がオペレーテイングシリン
ダ側液圧より大となる差圧をプレートが受けても、該差
圧に抗する十分な係止力を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第3図において、1はクラツチマスタシリンダ
のシリンダ本体であつて、先端部には、作動液リザーバ
2の本体が外嵌・固定されるボス部3が突出形成され、
後端部には取付フランジ4が設けられ、内部には第2図
に示す如くシリンダ孔5が形成されている。このシリン
ダ孔5内に図示しないピストンが摺動自在に挿入され、
このピストンの後端にブツシユロツド6が当接してい
る。7はシリンダ本体1に形成された吐出孔であつて、
第1図に鎖線で囲む部分に形成され、シリンダ孔5内に
上記ピストンにより画成される圧力室Aに開口してい
る。この吐出口7は図示しない配管が接続されオペレー
テイングシリンダ(図示しない)に連絡される大径部
8、圧力室A側の小径部9および中径部10からなり、大
径部8内周面には段部8A側一部を除いてねじ面が形成し
てあるとともに段部8A側一部に金属製のプレート11が配
置されている。このプレート11は全体の外径が段部8Aの
内径より大きい外径を有するもので、第4図に示す如
く、外径が中径部10の内径より小さくない板部12と、該
板部12外周から放射状に突出する複数の係止片13からな
る取付部を有し、また、板部12には複数の絞り孔14が形
成されている。このプレート11は、第3図に示す如く、
板部12の周縁部が大径孔8の段部8Aに当接するまで押し
込まれ、この状態で、係止片13が斜に折曲してその先端
が大径部8の段部8A側内壁に圧接・係合している。
この構成においては、オペレーテイングシリンダで発生
し配管を通して吐出孔7に達した前記液圧脈動の特に大
振幅成分は絞り孔14によつて減衰される。
本実施例では、プレート11は吐出孔7の段部8Aに当接さ
れており、プレート11に液圧室A側から、即ち、プレー
ト11を上記段部8Aから離間される向きに圧力が加わる
と、係止片13がより深く吐出孔内壁に食い込むようにな
るので、該プレート11は吐出孔7内に圧接嵌合させただ
けであるが、移動することはない。また、取付部は複数
の係止片13からなり、該係止片13は、その先端が吐出孔
7の内壁に食い込み状に圧接する長さを有していればよ
いので、所要取付スペース(吐出孔軸方向の)は小さく
て済む。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明した通り、プレートを吐出孔開口から
段部に当接するまで挿入するだけで、プレート外周に設
けた係止部が吐出孔の内壁に圧接することになるので、
別体の固定手段を要せず、取付スペースを最少として、
該吐出孔に対してプレートの位置決め及び固定を容易に
行なうことができる。
また、プレートの係止部を吐出孔開口側に傾斜するよう
に設ければ、圧力室側の液圧がオペレーテイングシリン
ダ側液圧より大となる差圧をプレートが受けても、該差
圧に抗する十分な係止力を得ることができるので、プレ
ートの移動を単純な構造で確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す一部断面側面図、第
2図は第1図のII−II線に沿つて裁断した横断面図、第
3図は吐出孔の部分拡大図、第4図は上記実施例におけ
るプレートの平面図である。 1……シリンダ本体、5……シリンダ孔、7……吐出
孔、8A……段部、11……プレート、13……取付部となる
係止片、14……絞り孔、A……圧力室。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ孔を形成した本体と、前記シリン
    ダ孔に摺動自在に挿入され圧力室を区画するピストン
    と、前記圧力室に連絡して形成されクラツチオペレーテ
    イングシリンダに連絡される吐出孔と、該吐出孔を横切
    って配置され絞り孔を形成したプレートとを有するクラ
    ツチマスタシリンダにおいて、前記吐出孔内に、当該吐
    出孔の開口から挿入される前記プレートが当接可能な段
    部を形成するとともに、前記プレートの外周に、前記吐
    出孔に対する取付部として、径外方に延びて端部が前記
    吐出孔の内壁に圧接する複数の係止片を一体に形成した
    クラツチマスタシリンダ。
  2. 【請求項2】前記係止片は、前記プレートが前記吐出孔
    に挿入されたとき、前記プレートの絞り孔を形成した部
    分に対して前記吐出孔の開口側に傾斜するように形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載のクラツチ
    マスタシリンダ。
JP1987022017U 1987-02-19 1987-02-19 クラツチマスタシリンダ Expired - Lifetime JPH0740103Y2 (ja)

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JPS63129631U JPS63129631U (ja) 1988-08-24
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