JPS6314104Y2 - - Google Patents

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JPS6314104Y2
JPS6314104Y2 JP1982016354U JP1635482U JPS6314104Y2 JP S6314104 Y2 JPS6314104 Y2 JP S6314104Y2 JP 1982016354 U JP1982016354 U JP 1982016354U JP 1635482 U JP1635482 U JP 1635482U JP S6314104 Y2 JPS6314104 Y2 JP S6314104Y2
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JP
Japan
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clutch
piston
cylinder
hydraulic
stroke
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JP1982016354U
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English (en)
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JPS58119634U (ja
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Priority to JP1635482U priority Critical patent/JPS58119634U/ja
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車に使用される油圧式クラツチ操
作装置の特にそのペダル遊び調整装置に関する。
第1図は油圧式クラツチ操作装置の1例を示
し、クラツチペダル1を踏込むと、これに枢着さ
れたプツシユロツド2を介してマスタシリンダ3
内に油圧が発生し、配管4を介してこの油圧をレ
リーズシリンダ5へ導き、このシリンダのプツシ
ユロツド6によりレバーを介して図示しない乾式
クラツチのレリーズベアリングを軸方向に移動し
て、クラツチを切離す。
このような油圧式クラツチ操作装置は、最近保
守上の理由から無調整化されるようになつてい
る。しかしこの油圧式クラツチ操作装置では、車
両発進時クラツチを操作するとき、クラツチの継
り点が一定なので、運転者によつては継り点が高
すぎるという問題が生ずる。クラツチペダルのス
トロークを短くすることによつてこの問題に対処
することもできるが、これにより同じように車両
に設けられているブレーキペダルとの間に高さの
差が生じ、運転者に操作の異和感が生ずるという
欠点がある。
本考案はマスタシリンダとレリーズシリンダと
の間の油圧配管中に無効ストロークを生ずる油圧
ペダル遊び調整装置を設け、クラツチペダルのス
トロークを変化させることなしに、クラツチの継
り点を自由に変化できるようにするものである。
すなわちクラツチペダルの操作時にマスタシリン
ダにより生ずる油圧により、遊び装置のピストン
の無効ストロークを生じ、これによりレリーズシ
リンダの変位量を調整してクラツチの継り点を調
整する。
第1図の配管4中に設けられるこのペダル遊び
調整装置10の詳細を第2図に示してある。すな
わち下端が開いたシリンダ本体11内には、ピス
トン12がシール13により油漏れなく摺動可能
に案内されている。14はピストン12の上向き
ストロークを制限するストツパである。シリンダ
本体11とピストン12により画定されるシリン
ダ空間Aはシリンダ本体11にある接続口15,
16により第1図の油圧配管4に接続されてい
る。おねじ17を切られたシリンダ本体11の開
口縁上には、めねじをもつキヤツプ18がねじは
められ、このキヤツプ18の内底面とピストン1
2との間には、シリンダ空間A内の油圧に抗して
ピストン12に作用する弱い弾性体例えば円錐コ
イルばね19が予荷重をかけて介挿され、キヤツ
プ18のねじ回しによりこの予荷重値を調節する
ことができる。なお20はキヤツプ18に形成し
た通気孔、また21はシリンダ本体11にあるブ
リーダプラグである。
さて第1図のクラツチペダル1を踏込むと、マ
スタシリンダ3内に油圧が発生し、配管4を通つ
てペダル遊び調整装置10の接続口15からシリ
ンダ空間A内へ入る。この油圧による力はばね1
9の力より大きいので、ばね19がたわんで、ピス
トン12が下方へ移動し、シリンダ空間Aの容積
A′(A′>A)に増大する。しかしマスタシリンダ
3のプツシユロツド2のストロークにより定まる
一定量の圧油しか配管4を介して送られないた
め、接続口16および配管4を介してシリンダ空
間Aに接続されるレリーズシリンダ5のプツシユ
ロツド6のストロークには、A′−Aの無効スト
ロークを生じることになる。したがつてこの
A′を任意に調整すれば、ペダル1のストローク
は常に一定で、レリーズシリンダ5のプツシユロ
ツド6のストロークの大きさを任意に調整するこ
とができ、したがつてクラツチの継り点も任意に
調整することが可能となる。
クラツチペダル1を釈放すると、マスタシリン
ダ3内の油圧が消失するため、ピストン12はば
ね19により図示した位置に戻される。なおばね
19の予荷重をさらに小さくするためのキヤツプ
18をシリンダ本体11からゆるめる際、このキ
ヤツプ18が本体11からはずれて、ばね19や
ピストン12が脱落するのを防止するため、おね
じ部17にゆるめ限界用目印22を設けるのがよ
い。
弾性体19として、図示したばねの代りにゴム
を用いることもできるが、クラツチ接続時の油圧
に応動してたわむと、クラツチ操作時間が長くな
るため、クラツチの耐久性が悪化する。したがつ
て弾性体19は、クラツチが作動を完了する以前
の油圧でピストン12が移動を完了するようなば
ね定数をもつものがよい。しかしあまりばね定数
が小さいと、ピストン12の戻りが遅くなること
も考慮せねばならない。なおクラツチペダルの釈
放の際、ピストン12の戻りを早くするために
は、油圧回路の抵抗が少ないことがよく、このた
め遊び調整装置10をマスタシリンダ3に近い方
に設けるのがよい。
第3図は別の実施例を示し、第2図に対応する
部分には同じ符号がつけてある。ここではシリン
ダ空間A内の油圧に抗してピストン12に作用す
る2つのばね定数の異なる弾性体が作用されてい
る。すなわちキヤツプ18の内底面に下端を支え
られる円錐コイルばね19の上端にある支持板2
4とピストン12との間には、ばね19よりばね
定数の大きいゴムブロツク19′が介挿されてい
る。このブロツク19′の併用によりクラツチの
継り点の変化の自由度がさらに増大し、またこの
ゴムブロツク19′により、クラツチ操作時エン
ジンから伝達される振動を減衰させ、クラツチ操
作時に問題となるクラツチペダル振動や異音の減
衰にもその効果を発揮する。
第4図はさらに別の実施例を示し、この場合ね
じ回し可能なキヤツプ18の代りに端板18′が
シリンダ本体11の開口フランジ11aに固定的
に取付けられ、したがつてばね19の予荷重は一
定である。ピストン12のストロークを調節する
ため、端板18′にボルト25がねじ込まれてい
る。
第5図はマスタシリンダ3のプツシユロツド2
の変位量l2および遊び調整装置10のピストン1
2の変位量l12と油圧Pとの関係をそれぞれ実線
および破線で示してある。またマスタシリンダの
プツシユロツド変位量l2とレリーズシリンダ5の
プツシユロツド6の変位量l6との関係を示す第6
図において、実線は本発明による遊び調整装置を
もつたもの、破線は遊び調整装置をもたないもの
の関係を示している。これからわかるように、マ
スタシリンダ3のプツシユロツド2の変位量l2
増大につれて大きくなる遊びの得られることがわ
かる。
そのようにして本考案によれば、ペダル遊びの
調整を油圧で行なうので、ブレーキペダルのスト
ロークを機械的に短くすることに伴う欠点なし
に、クラツチの継り点を任意に変化できる。また
遊び調整装置の主要構成部分は、シリンダとピス
トンと弾性体なので、構造が簡単で信頼性があ
り、寿命も長い。ピストンのストロークの変化
は、キヤツプあるいはボルトで外部から簡単に行
なうことができる。最後に異なる弾性体の組合わ
せにより、クラツチペダルの防振効果も得られる
という利点も生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧式クラツチ操作装置の概略図、第
2図ないし第4図は本考案によるペダル遊び調整
装置の断面図、第5図および第6図はその作用を
説明するための線図である。 1……クラツチペダル、2,6……プツシユロ
ツド、3……マスタシリンダ、4……油圧配管、
5……レリーズシリンダ、11……シリンダ本
体、12……ピストン、15,16……接続口、
19,19′……弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クラツチペダルに連結されたマスタシリンダと
    クラツチに連結されたレリーズシリンダとを接続
    する油圧配管中に、クラツチペダルの遊び量を調
    整するための調整装置を介在させた油圧式クラツ
    チ操作装置であつて、前記調整装置は、シリンダ
    本体とこのシリンダ本体中に摺動可能に組込まれ
    て前記油圧配管に連通するシリンダ空間を画定す
    るピストンと、同ピストンのストローク量を調整
    することにより前記シリンダ空間の容積を調整す
    るためのストローク調整手段と、ピストンを戻し
    方向に付勢しかつそのばね定数がクラツチの動作
    開始前の油圧でピストンの動作が完了する程度の
    大きさに設定されている弾性体とを備えているこ
    とを特徴とする油圧式クラツチ操作装置。
JP1635482U 1982-02-10 1982-02-10 油圧式クラツチ操作装置 Granted JPS58119634U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1635482U JPS58119634U (ja) 1982-02-10 1982-02-10 油圧式クラツチ操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1635482U JPS58119634U (ja) 1982-02-10 1982-02-10 油圧式クラツチ操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58119634U JPS58119634U (ja) 1983-08-15
JPS6314104Y2 true JPS6314104Y2 (ja) 1988-04-20

Family

ID=30028727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1635482U Granted JPS58119634U (ja) 1982-02-10 1982-02-10 油圧式クラツチ操作装置

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JP (1) JPS58119634U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105605118A (zh) * 2014-11-14 2016-05-25 本田技研工业株式会社 离合器的接合点调整装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS436813Y1 (ja) * 1964-01-31 1968-03-27
JPS5453740A (en) * 1977-10-06 1979-04-27 Nippon Air Brake Co Hydraulic vibration absorber for vehtcle clutch actuator

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS436813Y1 (ja) * 1964-01-31 1968-03-27
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105605118A (zh) * 2014-11-14 2016-05-25 本田技研工业株式会社 离合器的接合点调整装置

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Publication number Publication date
JPS58119634U (ja) 1983-08-15

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