JPS6240825Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6240825Y2 JPS6240825Y2 JP7066179U JP7066179U JPS6240825Y2 JP S6240825 Y2 JPS6240825 Y2 JP S6240825Y2 JP 7066179 U JP7066179 U JP 7066179U JP 7066179 U JP7066179 U JP 7066179U JP S6240825 Y2 JPS6240825 Y2 JP S6240825Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- master cylinder
- clutch
- plate
- hydraulic
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 7
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 11
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
従来の油圧クラツチ制御システムでは、エンジ
ン振動およびクラツチ操作により発生する摩擦振
動等によつてオペレーテイングシリンダ内に液圧
脈動が発生し、この液圧脈動によつてクラツチペ
ダルが振動することが避けられなかつた。
ン振動およびクラツチ操作により発生する摩擦振
動等によつてオペレーテイングシリンダ内に液圧
脈動が発生し、この液圧脈動によつてクラツチペ
ダルが振動することが避けられなかつた。
これを防止するため、第1図ないし第2図に図
示するように、クラツチペダルaによつて操作さ
れるマスタシリンダbと、クラツチレバーcを駆
動するオペレーテイングシリンダdとにダンパー
シリンダeを介装し、同ダンパーシリンダeをピ
ストンe1と適当なばね常数を有するスプリングe2
とで構成したものがあり、ピストンe1を変位させ
ることによつて液圧の脈動を減衰し、マスタシリ
ンダb内の液圧への伝達を減少させ、プツシユロ
ツドfを介してペダルaへの振動伝達を減少させ
ていた。
示するように、クラツチペダルaによつて操作さ
れるマスタシリンダbと、クラツチレバーcを駆
動するオペレーテイングシリンダdとにダンパー
シリンダeを介装し、同ダンパーシリンダeをピ
ストンe1と適当なばね常数を有するスプリングe2
とで構成したものがあり、ピストンe1を変位させ
ることによつて液圧の脈動を減衰し、マスタシリ
ンダb内の液圧への伝達を減少させ、プツシユロ
ツドfを介してペダルaへの振動伝達を減少させ
ていた。
またダンパーシリンダeの代りに膨張型ダンパ
ーゴムホース(図示されず)を用い、ゴムホース
の膨張によつて液圧振動を減少させていた。
ーゴムホース(図示されず)を用い、ゴムホース
の膨張によつて液圧振動を減少させていた。
しかしながら、ダンパーシリンダeを用いると
コストが高くなり、またダンパーシリンダeある
いは膨脹型ダンパーゴムホースを用いてもクラツ
チペダルaのストロークロスが増大する欠点があ
つた。
コストが高くなり、またダンパーシリンダeある
いは膨脹型ダンパーゴムホースを用いてもクラツ
チペダルaのストロークロスが増大する欠点があ
つた。
本案はこのような欠点を除去した油圧クラツチ
マスタシリンダの改良に係り、クラツチマスタシ
リンダの液出入口部分に複数個のオリフイスが並
設されているプレートを設け、前記プレートの
前、後側に拡大断面積のチヤンバを設けるととも
に、前記クラツチマスタシリンダ内のピストン外
周にフリクシヨンバンドを設けたことを特徴とす
るもので、その目的とする処は、クラツチペダル
のストロークロスが少なく、液圧脈動によるクラ
ツチペダルの振動を減少させることができる油圧
クラツチマスタシリンダを供する点にある。
マスタシリンダの改良に係り、クラツチマスタシ
リンダの液出入口部分に複数個のオリフイスが並
設されているプレートを設け、前記プレートの
前、後側に拡大断面積のチヤンバを設けるととも
に、前記クラツチマスタシリンダ内のピストン外
周にフリクシヨンバンドを設けたことを特徴とす
るもので、その目的とする処は、クラツチペダル
のストロークロスが少なく、液圧脈動によるクラ
ツチペダルの振動を減少させることができる油圧
クラツチマスタシリンダを供する点にある。
本案は、前記したようにクラツチマスタシリン
ダの液出入口部分に複数個のオリフイスが並設さ
れているプレートを設け、前記プレートの前、後
側に拡大面積のチヤンバを設けるとともに、前記
クラツチマスタシリンダ内のピストン外周にフリ
クシヨンバンドを設けているので、クラツチレバ
ーを駆動するオペレーテイングシリンダで発生し
たエンジン振動およびクラツチ操作等による外部
からの液圧脈動は、プレート前側の拡大断面積の
チヤンバ内で分散され、プレートの各オリフイス
通過時に減衰されてプレート後側の拡大断面積の
チヤンバ内を通過し、脈動の減衰が極めて効果的
に行われ、クラツチマスタシリンダの液出入口部
分で前記油圧脈動が殆んどなくなり、クラツチマ
スタシリンダ内の作動油への影響がなくなるとと
もにフリクシヨンバンドによつてピストンが安定
され、クラツチペダルへの振動伝達を極めて効率
よく防止できる。
ダの液出入口部分に複数個のオリフイスが並設さ
れているプレートを設け、前記プレートの前、後
側に拡大面積のチヤンバを設けるとともに、前記
クラツチマスタシリンダ内のピストン外周にフリ
クシヨンバンドを設けているので、クラツチレバ
ーを駆動するオペレーテイングシリンダで発生し
たエンジン振動およびクラツチ操作等による外部
からの液圧脈動は、プレート前側の拡大断面積の
チヤンバ内で分散され、プレートの各オリフイス
通過時に減衰されてプレート後側の拡大断面積の
チヤンバ内を通過し、脈動の減衰が極めて効果的
に行われ、クラツチマスタシリンダの液出入口部
分で前記油圧脈動が殆んどなくなり、クラツチマ
スタシリンダ内の作動油への影響がなくなるとと
もにフリクシヨンバンドによつてピストンが安定
され、クラツチペダルへの振動伝達を極めて効率
よく防止できる。
また、前記プレートには複数個のオリフイスが
並設されているとともに、その前、後側に拡大断
面積のチヤンバが設けられているため、目詰りが
生じ難く一部に目詰りが生じても減衰作用が確保
されて信頼性が著しく向上されているとともに、
前記プレートはクラツチマスタシリンダの液出入
口部分に設けているため、クラツチマスタシリン
ダに簡単、容易に低コストで付設でき、かつ容易
に着脱できて点検、補修等が容易であるなどの効
果を有している。
並設されているとともに、その前、後側に拡大断
面積のチヤンバが設けられているため、目詰りが
生じ難く一部に目詰りが生じても減衰作用が確保
されて信頼性が著しく向上されているとともに、
前記プレートはクラツチマスタシリンダの液出入
口部分に設けているため、クラツチマスタシリン
ダに簡単、容易に低コストで付設でき、かつ容易
に着脱できて点検、補修等が容易であるなどの効
果を有している。
さらに本考案においては、油圧クラツチ回路中
に体積膨脹部分がないため、クラツチペダルスト
ロークにロスがなく、クラツチ操作を楽にかつ確
実に行なうことができる。
に体積膨脹部分がないため、クラツチペダルスト
ロークにロスがなく、クラツチ操作を楽にかつ確
実に行なうことができる。
以下本案を第3図ないし第5図に図示の実施例
について説明すると、1はピストン2を液密にか
つ摺動自在に嵌装したマスタシリンダで、同マス
タシリンダ1はポート3より図示されないパイプ
を介し第1図のようなオペレーテイングシリンダ
(図示されず)に接続されている。
について説明すると、1はピストン2を液密にか
つ摺動自在に嵌装したマスタシリンダで、同マス
タシリンダ1はポート3より図示されないパイプ
を介し第1図のようなオペレーテイングシリンダ
(図示されず)に接続されている。
またマスタシリンダ1のポート3には、第5図
に図示のようにオリフイス4を5個配設したプレ
ート5が嵌合され、同プレート5のオリフイス4
を塞がないようにチユーブシート6が螺着され、
同プレート5の前、後側に、拡大断面積の両側に
オリフイスチヤンバ7,8が形成されている。
に図示のようにオリフイス4を5個配設したプレ
ート5が嵌合され、同プレート5のオリフイス4
を塞がないようにチユーブシート6が螺着され、
同プレート5の前、後側に、拡大断面積の両側に
オリフイスチヤンバ7,8が形成されている。
さらにピストン2の外周にフリクシヨンバンド
9が設けられるとともに、ピストン2にプツシユ
ロツド10が取付けられている。
9が設けられるとともに、ピストン2にプツシユ
ロツド10が取付けられている。
第3図ないし第5図に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、オペレーテイングシ
リンダで発生しポート3に達した液圧脈動の大振
巾成分を前記オリフイスによつて減衰させること
ができる。
ように構成されているので、オペレーテイングシ
リンダで発生しポート3に達した液圧脈動の大振
巾成分を前記オリフイスによつて減衰させること
ができる。
また前記オリフイスによつて減衰することので
きない液圧脈動の小振動成分を前記フリクシヨン
バンド9によるピストン2の摺動抵抗で減衰する
ことができる。
きない液圧脈動の小振動成分を前記フリクシヨン
バンド9によるピストン2の摺動抵抗で減衰する
ことができる。
この結果、ピストン2よりプツシユロツド10
を介してクラツチペダル(図示されず)に伝えら
れる液圧振動を充分に小さくすることができ、ク
ラツチ操作時の振動による不快感を確実に除去す
ることができる。
を介してクラツチペダル(図示されず)に伝えら
れる液圧振動を充分に小さくすることができ、ク
ラツチ操作時の振動による不快感を確実に除去す
ることができる。
さらに詳述すると、前記プレート5には複数個
のオリフイス4が並設されているとともに、その
前、後側に拡大断面積のオリフイスチヤンバ8,
7が設けられているため、液圧脈動は、オリフイ
スチヤンバ8内で分散されたのち各オリフイス4
通過時に減衰されさらに拡大断面積のオリフイス
チヤンバ7を介し小断面積の液出入口部に達する
ため、極めて効果的な脈動減衰効果を発揮し、ク
ラツチマスタシリンダ1内の作動油への影響は殆
んどなくなり、かつフリクシヨンバンド9によつ
てピストン2の振動が防止される。さらに、目詰
りが生じ難い構成になつているとともに、一部の
オリフイスに目詰りが生じても減衰効果が得られ
信頼性が著しく向上されており、また、簡単な構
造であつてコストを節減でき、着脱でき点検、補
修等を容易にできるなどの効果を有している。
のオリフイス4が並設されているとともに、その
前、後側に拡大断面積のオリフイスチヤンバ8,
7が設けられているため、液圧脈動は、オリフイ
スチヤンバ8内で分散されたのち各オリフイス4
通過時に減衰されさらに拡大断面積のオリフイス
チヤンバ7を介し小断面積の液出入口部に達する
ため、極めて効果的な脈動減衰効果を発揮し、ク
ラツチマスタシリンダ1内の作動油への影響は殆
んどなくなり、かつフリクシヨンバンド9によつ
てピストン2の振動が防止される。さらに、目詰
りが生じ難い構成になつているとともに、一部の
オリフイスに目詰りが生じても減衰効果が得られ
信頼性が著しく向上されており、また、簡単な構
造であつてコストを節減でき、着脱でき点検、補
修等を容易にできるなどの効果を有している。
第1図は従来の油圧クラツチ制御装置の概略
図、第2図はその要部縦断面図、第3図は本案に
係る油圧クラツチマスタシリンダの一実施例の縦
断側面図、第4図は第3図の−線に沿つて截
断した横断面図、第5図はその要部拡大正面図で
ある。 1……マスタシリンダ、2……ピストン、3…
…ポート、4……オリフイス、5……プレート、
6……チユーブシート、7、8……オリフイスチ
ヤンバ、9……フリクシヨンバンド、10……プ
ツシユロツド。
図、第2図はその要部縦断面図、第3図は本案に
係る油圧クラツチマスタシリンダの一実施例の縦
断側面図、第4図は第3図の−線に沿つて截
断した横断面図、第5図はその要部拡大正面図で
ある。 1……マスタシリンダ、2……ピストン、3…
…ポート、4……オリフイス、5……プレート、
6……チユーブシート、7、8……オリフイスチ
ヤンバ、9……フリクシヨンバンド、10……プ
ツシユロツド。
Claims (1)
- クラツチマスタシリンダの液出入口部分に複数
個のオリフイスが並設されているプレートを設
け、前記プレートの前、後側に拡大断面積のチヤ
ンバを設けるとともに、前記クラツチマスタシリ
ンダ内のピストン外周にフリクシヨンバンドを設
けたことを特徴とする油圧クラツチマスタシリン
ダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7066179U JPS6240825Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7066179U JPS6240825Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55171635U JPS55171635U (ja) | 1980-12-09 |
JPS6240825Y2 true JPS6240825Y2 (ja) | 1987-10-19 |
Family
ID=29304389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7066179U Expired JPS6240825Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6240825Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0740103Y2 (ja) * | 1987-02-19 | 1995-09-13 | 株式会社ナブコ | クラツチマスタシリンダ |
-
1979
- 1979-05-28 JP JP7066179U patent/JPS6240825Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55171635U (ja) | 1980-12-09 |
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