JPH0739598U - 組立枠構造物 - Google Patents

組立枠構造物

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JPH0739598U
JPH0739598U JP7650093U JP7650093U JPH0739598U JP H0739598 U JPH0739598 U JP H0739598U JP 7650093 U JP7650093 U JP 7650093U JP 7650093 U JP7650093 U JP 7650093U JP H0739598 U JPH0739598 U JP H0739598U
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克己 田上
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山口総業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な工具を用いずに初心者でも頗る簡単に
組立ることができる組立枠構造物を提供する。 【構成】 4面にT型溝aを設けた立柱用部材1と、こ
の立柱用部材1の端部に嵌合させる端部部材3,4と、
4面にT型溝aを設けた横桟用部材2と、この横桟用部
材2の端部に嵌合させ且つ前記立柱用部材1のT型溝a
と係合するT型突起bを設けた端部部材5と、前記端部
部材間のT型溝aに挿入する目地部材6とを嵌合又は係
合させて枠組を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家具、ショーケース、パーテーション、展示小屋組、温室等に用い られる組立枠構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、4面にT型溝を設けた型材(組立構成材)と連結部材を用いて、図1に 示すような家具A、ショーケースB、パーテーションC、展示小屋組D、温室等 の骨組を構成する方法として、種々のものが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のこの種の組立枠構造物は、立柱と横桟とを組合せる場合、ビ スやボルト止めを多用する構造を採ったものが多く、組立に多大の時間をとると いう欠点があった。そこで本考案は、初心者でも頗る簡単に組立ることができる ものを提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、第1の考案は、4面 にT型溝を設けた立柱用部材と、この立柱用部材の端部に嵌合させる端部部材と 、4面にT型溝を設けた横桟用部材と、この横桟用部材の端部に嵌合させ且つ前 記主柱用部材のT型溝と係合するT型突起を設けた端部部材と、前記端部部材間 のT型溝に挿入する目地部材とにより枠組を行うようにしたものである。
【0005】 また、第2考案は4面にT型溝を設けた立柱又は横桟用部材と、この立柱又は 横桟用部材の端部に係合させる端部部材と、4面にT型溝を設けた斜材用部材と 、この斜材用用部材の端部に係合させ且つ前記主柱又は横桟用部材のT型溝と係 合するT型突起を設けた端部部材と、前記端部部材と立柱又は横桟用型材とを連 結するT型溝とT型突起又はT型溝を備えた連結部材と、前記端部材間のT型溝 に挿入する目地部材とにより枠組を行うようにしたもので、第1の考案と共通す る点は、4面にT型溝を設けた立柱又は横桟用部材と斜材用部材及び端部部材並 びに目地部材を用いた点である。
【0006】
【作用】
第1の考案において、各部材を嵌合及び係合させることにより、立柱部材と横 桟部材とから成る家具、ショーケース、バーテーション、展示小屋組、温室等の 骨組を構成することができる。また第2の考案によると、斜材用部材を有する骨 組を構成することができる。
【0007】
【実施例】
図2は第1の考案にかゝる第1の実施例の斜視図を示すもので、図3はその拡 大側面図、図4は組立方法を示す説明図である。
【0008】 図2〜図4において、1は4面にT型溝aを設けた中空の立柱用部材、2は立 柱用部材と同じ構造の横桟用部材、3は底部にネジ孔3aを備えた立柱用部材1 の下端に嵌合させる端部部材、4は立柱用部材1の上端に嵌合させる端部部材、 5は外端部にT型溝aと係合するT型突起bを備えた横桟用部材2の端部に嵌合 させる端部部材である。なお端部部材3,4,5の立柱用部材1又は横桟用部材 2の中心孔cと嵌合させる突起dにはテーパーを付してあり、叩き込みにより部 材1又は2にしっかりと結合される。
【0009】 6はT型溝aに挿入する目地部材、7は端部部材3のネジ部3aにネジ込んで 取付けるキャスター、8はガラス戸等を取付ける場合の倹飩式横桟である。
【0010】 次に、その組立の手順について説明すれば、先ず、4本の立柱用部材1の下端 にそれぞれ下部の端部部材3を嵌合し、端部部材3にキャスター7を取付ける。 一方各横桟用部材2の両端に端部部材5,5を嵌合させ、この横桟用部材2を設 ける位置に適合した長さの目地部材6を立柱用部材1のT型溝aに嵌合させた後 、横桟用部材2の両端に設けた端部部材5,5のT型突起bを立柱用部材1のT 型溝aに挿入する。この場合、T型突起bが目地部材6によって支承されること になるので、第1段目の横桟用部材2は所定の位置に位置決めされることになる 。
【0011】 次に各立柱用部材1,1のT型溝aに目地部材6を挿入した後上段の横桟用部 材2の端部部材5,5を挿入し、最後に端部部材4を立柱用部材1の中心孔cに 嵌合して最上段の横桟用部材2の抜けを止める。
【0012】 ガラス戸等を取付ける場合は、端部部材5,5を両端に嵌合した倹飩式横桟8 を使用する。
【0013】 以上の説明からわかるように、骨組の組立は、嵌合、挿入作業だけで迅速に組 立てることができ頗る簡単である。また、T型溝aは目地部材6によって閉鎖さ れることになるので、従来構造より体裁がよいばっかりでなく、目地部材6とし て着色したものを用いることにより、色彩が豊かになり、商品価値を高めること ができる。
【0014】 図5は、第1の考案の応用である第2の考案の実施例を示すもので、T型溝a を有する主柱又は横桟用部材2と、T型溝aに挿入する目地部材bと、端部部材 を用いる点は同じであるが、T型溝aとT型突起b又はT型溝を設けた異型連結 部材9を用いて斜材用部材10を備えた組立枠構造物とする点において異なるも のである。
【0015】 斜材用部材10は横桟用部材2と同様に、4面にT型溝aを備えた中空型材よ り構成され、両端に図4における端部部材5と同じ構造の端部部材5,5を嵌合 し、異型連結部材9,9を介して横桟用部材2,2と連結してトラス構造体を構 成したものである。なお図中11は図6に示すような形状のカバー片で、斜材用 部材10の両端に取付けた端部部材5が異型連結部材9から抜けることを防止す るために内方に突出する突起12aを異型連結部材9に設けた凹部12bに嵌合 させることにより固定される。
【0016】 図7は各種異型連結部材を示すもので、(A)及び(B)に示す異型連結部材 9−1,9−2は3角柱を構成する場合や、角錐状骨組を作る場合に使用される もので、その使用方法は図8,図9に示す通りである。
【0017】 また、(C)に示す異型連結部材9−3は、屋根組をする場合などに用いるも ので、使用法は図10に示す通りである。即ち、端部部材5を取付けた立柱用部 材1と垂木部材13を連結する。この場合も必要に応じて抜け止め用カバー片1 4を使用する。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、4辺にT型溝aを設けた中空型材を使用し、 端部部材3,4,5と間隔保持兼支持部材の目地部材6を順次結合、挿入するこ とにより迅速且つ手軽に組立枠構造物を構成することができる。また異型連結部 材を併用することにより、屋根組や斜材を有する組立枠構造物を構成することが でき、実用上、家具、ショーケース、パーテーション、展示小屋組、温室等を作 る場合の組立枠構造物として優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来法による組立枠構造物例を示す斜視図であ
る。
【図2】第1の実施例の斜視図である。
【図3】第1の実施例の拡大側面図である。
【図4】第1の実施例の拡大分解斜視図である。
【図5】第2の実施例の正面図である。
【図6】第2の実施例で用いた連結部材と抜け止め用カ
バー片の斜視図である。
【図7】各種異型連結部材の斜視図である。
【図8】異型連結部材9−1の使用法を示す説明図であ
る。
【図9】異型連結部材9−2の使用法を示す説明図であ
る。
【図10】異型連結部材9−3の使用法を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 立柱用部材 2 横桟用部材 3,4,5 端部部材 6 目地部材 7 キャスター 8 横桟 9 異型連結部材 9−1〜9−3 異型連結部材 10 斜材用部材 11、14 抜け止め用カバー片 12a 突起 12b 凹部 13 垂木部材 a T型溝 b T型突起 c 中心孔 d 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04H 1/12 304 308

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4面にT型溝を設けた立柱用部材と、こ
    の立柱用部材の端部に嵌合させる端部部材と、4面にT
    型溝を設けた横桟用型材と、この横桟用部材の端部に嵌
    合させ且つ前記立柱用部材のT型溝と係合するT型突起
    を設けた端部部材と、前記端部部材間のT型溝に挿入す
    る目地部材とにより枠組を行うことを特徴とする組立枠
    構造物
  2. 【請求項2】 4面にT型溝を設けた立柱又は横桟用部
    材と、この立柱又は横桟用部材の端部に嵌合させる端部
    部材と、4面にT型溝を設けた斜材用部材と、この斜材
    用部材の端部に嵌合させ且つ前記立柱又は横桟用部材の
    T型溝と係合するT型突起を設けた端部部材と、前記端
    部部材と立柱又は横桟用部材とを連結するT型溝とT型
    突起又はT型溝を備えた連結部材と、前記端部部材間の
    T型溝に挿入する目地部材とにより枠組を行うことを特
    徴とする組立枠構造物
JP1993076500U 1993-12-28 1993-12-28 組立枠構造物 Expired - Lifetime JP2505879Y2 (ja)

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JPS5590355U (ja) * 1978-12-18 1980-06-21

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