JPH0739147B2 - 樹脂製インテ−クマニホ−ルド - Google Patents

樹脂製インテ−クマニホ−ルド

Info

Publication number
JPH0739147B2
JPH0739147B2 JP61301802A JP30180286A JPH0739147B2 JP H0739147 B2 JPH0739147 B2 JP H0739147B2 JP 61301802 A JP61301802 A JP 61301802A JP 30180286 A JP30180286 A JP 30180286A JP H0739147 B2 JPH0739147 B2 JP H0739147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake manifold
resin
flange
molding
parison
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61301802A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63154335A (ja
Inventor
昭夫 飯塚
重徳 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP61301802A priority Critical patent/JPH0739147B2/ja
Publication of JPS63154335A publication Critical patent/JPS63154335A/ja
Publication of JPH0739147B2 publication Critical patent/JPH0739147B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2225/00Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
    • F05C2225/08Thermoplastics

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は内燃機関に用いる樹脂製のインテークマニホ
ールドに関するものである。
(従来の技術) 従来インテークマニホールドはアルミニウム合金を用い
鋳造により製造されている。しかし、この工法は生産時
間を要し、また高価なのものとなっているため、その代
替法が求められていた。また、アルミニウムは軽合金と
はいえ重く、たとえば、V形6気筒エンジンのインテー
クマニホールドは重量約5kgにも及んでいる。そのた
め、インテークマニホールドの材料を樹脂により置き換
えることは、単に製造コストの低減、製品重量の低減を
達成するのみならず、エンジンマウントの強度や振動騒
音におよぼす影響等の2次的効果も大きく、開発課題と
して重要なものとなっている。
樹脂製インテークマニホールドは英国フォード社が不飽
和ポリエステル樹脂を用い、合金中子法を使って製造す
ることについて1983年に発表しており、また1985年には
西独VDIにBASF社およびBayer社がナイロン樹脂を用い同
じく合金中子法を用いて製造することについて発表して
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した従来の合金中子法による方法
は、アルミ合金製インテークマニホールドの製造法で踏
襲し、中子材料を砂から低融点合金とした点に改良点が
認められるものの、本質的には射出成形法の応用にすぎ
ない。このため、中空部品を製造するに際し、低融点合
金中子を製造し、この中子を用いて射出成形を行ない、
その後に中子を融解排出するという工程をとるため、ア
ルミ合金でインテークマニホールドを製造する場合に比
べ、工程的なメリットが得られないばかりか、低融点合
金にはビスマス等の高価な材料を必要とするために、原
材料費においてもコスト高になるという問題点があっ
た。また、射出成形によると厚肉部品しか製造できず、
樹脂を用いるにもかかわらず成形品の重量が大になると
いう問題点もあった。一方、中子を用いない中空部品の
製造方法としてブロー成形が考えられるが、単にブロー
成形だけでインテークマニホールドを製造するためには
多くの問題があり、その一つにフランジ部をどう成形す
るかという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので樹脂製インテークマニホールドの中空部をブロ
ー成形法により製造するとともに、強度及び成形精度が
要求されるフランジ部を射出成形法または圧縮成形法に
より製造することにより、上記問題点を解決したもので
ある。
この発明の樹脂製インテークマニホールドを第1a,bおよ
びc図に示す。本発明のインテークマニホールド1は中
空部、すなわち、パイプ部4、コレクター部5をブロー
成形により成形し、その後フランジ部2,3を圧縮成形に
より形成するか、または射出成形によりフランジ部2,3
を中空部とは別に成形しておいて後に両成形体を接合す
ることにより形成されている。
まず、フランジ部を射出成形により形成し、ブロー成形
により形成した中空部に接合する場合について詳細に説
明する。
上述するフランジ部2,3は耐熱性が要されるため例え
ば、耐熱性のあるガラス繊維を45%含有した6.6ナイロ
ン樹脂を用いてソリを少なくするのが好ましい。フラン
ジ面はガスケットを介してエンジン本体に取りつける
が、現在通常使用しているガスケットはフランジ面とし
て0.1mmの公差しか許されないのであるが、射出成形に
よれば平滑度が0.1mm以下のフランジ面を有するフラン
ジ部を容易に製造することが可能である。
中空部(パイプ部4、コレクタ部5)は、例えばガラス
繊維入りポリアミド樹脂を用いブロー成形により製造す
れば130℃にさらされる可能性のある部位に10年間使用
しても、自重変形を起こさないばかりか、エンジン等の
加振にも余裕をもって使用することができる中空部を得
ることができる。
上述した、射出成形法で形成したフランジ部2,3とブロ
ー成形により形成した中空部4,5は通常の手段、例えば
振動融着によって接合することができる。尚、この場
合、それぞれの接合面に凹凸形状を設けておいて、両者
をかみ合い形状等にしておくと、フランジ部2,3と中空
部4,5の接合強度が上がってより好ましい。
フランジ部を射出成形により形成する場合の実施例を次
に示す。
(実施例1) 溶融粘度約30000ポイズ(高化式フローテスターにより2
30℃、50kg/cm2の条件で測定)のガラス繊維20%を含ん
だ6ナイロン樹脂(東レ(株)製「アミランCM1046 K
4」:商品名)を用い、長径400mm、短径100mm,肉厚3.5m
mのパリソンとして取り出し、型締めをしパイプ間の部
分を融着させるとともに、吹込圧6kg/cm2で吹込み、第
1図に示すインテークマニホールドのパイプ部およびコ
レクター部を成形する。成形温度はダイ付近において27
0℃であった。パイプ間部およびパイプ端部、コレクタ
ー端部は離型後切断し、とり除き肉厚3.2mmの中空成形
体を作った。一方、ガラス繊維を30%含んだ6ナイロン
樹脂(宇部興産(株)製「1015GC6」:商品名)を用
い、通常の射出成形法にてフランジ部を作成した。樹脂
温度は285℃であり、射出圧は800kg/cm2であった。上述
において形成した中空成形体とフランジ部の両者を振動
融着法にて接合した。振動融着機は、特にその機種に限
定されるものではないが、本実施例ではBRANSON WELDER
Model2700において30psi、振幅2mm、2秒の条件の下で
接合し第1図に示すインテークマニホールドを得た。該
インテークマニホールドのフランジ部と中空部間の接合
強度に関しては、500kg/cm2の引張り強度を確保した。
また、耐ガソホール性、難燃性、表面平滑性ともに良好
であり内燃機関に適用して使用した際も問題がなかっ
た。
次に、フランジ部2,3を圧縮成形により形成し、同時に
または後に中空部4,5をブロー成形により形成する場合
について詳細に説明する。まず、第2−1図に示すよう
に加熱、融解された樹脂を押出し器11によってパリソン
用金型12により円筒状パリソン13として押出す。第2−
1図において圧縮成型用金型14は断熱材15を介してパリ
ソン用金型12に取り付けられている。この段階ではブロ
ー成形用金型16および17は開放している。次の段階で、
第2−2図に示すようにブロー成形用金型16および17を
閉じる。この状態では、まだエアは吹込まないでおく。
また、必要に応じて、第2−7図に示すように、ここで
パリソンをカットすることができる。次の段階で、第2
−3図に示すようにパリソン用金型12と一緒に圧縮成形
用金型14を矢18で示すように下方におし下げ、圧縮成形
によってフランジ部を形成する。この時、同時に、また
は後で第2−4図に示すようにエアを吹き込んで目的と
するインテークマニホールドを完成させる。
次いで、第2−5図に示すように圧縮成形用金型14をは
ずし、次いで第2−6図に示すようにブロー成形用金型
16および17をはずす。この操作順序は一定しているもの
ではなく、適宜に変えることができる。最後に成形品を
下方に抜きとり、パリソンをカットして第2−1図に示
す状態にもどす。
また、前記したようにパリソンのカットは必ずしも最後
に行う必要はない。例えば第2−2図に示すブロー成形
用金型16および17が閉じた時点でパリソンをカットして
もよい。また、圧縮成形用金型14の押込み時期として、
第2−3図、第2−4図の工程のかわりに第2−7図に
示すようにすることもできる。この例ではパリソンをカ
ットした後、圧縮成形用金型14を押込み、しかる後にエ
アを吹き込むようにする。この場合は、圧縮成形用金型
が始めからパリソンの内側にある必要がないため、より
実用的である。以上の方法により第3図に示すインテー
クマニホールド1′を成形することができる。
第4図は上記方法の変更例でありフランジ部の肉厚を厚
くするため圧縮成形用金型14を通じてパリソン内部を減
圧し、大気圧によって図中矢印19方向にパリソンを肉寄
せする方法である。
この方法によればフランジ部のみを別工程で成形し、接
合するという工程が省け、よりコストダウンが図れると
ともに、フランジ部と中空部の接合強度も十分であると
いう効果が得られる。また、フランジ部の強度、精度共
に十分なものが得られる。
第5図および第6図は本発明の更に別の実施例を示す。
第6図は第5図に示すインテークマニホールドのフラン
ジ部2″のX−X′断面である。
この実施例の樹脂製インテークマニホールドはそのフラ
ンジ面2″,3″に凹凸部20を設けてあり、ゴムガスケッ
ト、シーリング材などのパッキンを介してシリンダヘッ
ドに取り着ける際、この凹凸部20が押圧してパッキンを
押しつぶし、ガス漏れをなくすことができる。また、こ
のような同心円状の凹凸部20を設けたインテークマニホ
ールドは、上記ゴムガスケット、シーリング材などのパ
ッキンを設けないでもガス漏れを起さないことを確め
た。これは、フランジ表面に設けた凸部が変形し、パッ
キンと同等の効果をもたらすものと考えられる。尚、こ
れらの凹凸部20は射出成形、圧縮成形時容易に形成する
ことができる。
また、実験によれば、このような凹凸部20はその高さを
0.1〜2mm以内とすることが望ましいが、これに制限され
るものではなく、パッキンの材質や、厚さ、フランジ取
り付け時の面圧などによって最適値を選定することがで
きる。また、このような凹凸列の成形精度を極端に高く
する必要はなく、凸列の一部に欠陥があっても、フラン
ジ取り付け時の面圧によって凸例が押しつぶされ、しか
も、またはパッキンが押しつぶされ、結果的に連続した
環状の凸列が形成されれば、この実施例の意図するシー
リングを達成することができる。
(発明の効果) 上述するように、この発明によれば、低コストで製造可
能な樹脂製インテークマニホールドを得ることができ、
しかも本発明の樹脂製インテークマニホールドは強度及
びフランジ面の面精度共に優れているという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明のインテークマニホールドの正面図、 第1b図は第1a図に示す本発明のインテークマニホールド
の平面図、 第1c図は第1a図に示す本発明のインテークマニホールド
の側面図、 第2−1,2−2,2−3,2−4,2−5、2−6および2−7図
は本発明のインテークマニホールドの製造法の1例を示
す段階的説明用断面図、 第3図は第2図の方法により製造したインテークマニホ
ールドの斜視図、 第4図は第2図に示す製造法の変更例を示す説明用断面
図、 第5図は本発明の他の実施例を示す斜視図、 第6図は第5図のX−X線上の断面図である。 1,1′,1″……インテークマニホールド 2,3,2″,3″……フランジ部 4……パイプ部、5……コレクター部 11……押出し器、12……パリソン用金型 13……筒状パリソン、14……圧縮成形用金型 15……断熱材 16,17……ブロー成形用金型 20……凹凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 309:08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー成形法で成形したガラス繊維強化ポ
    リアミド製一層型中空部と、射出成形または圧縮成形法
    で製造したガラス繊維強化ポリアミド樹脂製フランジ部
    からなる樹脂製インテークマニホールド。
JP61301802A 1986-12-19 1986-12-19 樹脂製インテ−クマニホ−ルド Expired - Lifetime JPH0739147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61301802A JPH0739147B2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 樹脂製インテ−クマニホ−ルド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61301802A JPH0739147B2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 樹脂製インテ−クマニホ−ルド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63154335A JPS63154335A (ja) 1988-06-27
JPH0739147B2 true JPH0739147B2 (ja) 1995-05-01

Family

ID=17901342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61301802A Expired - Lifetime JPH0739147B2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 樹脂製インテ−クマニホ−ルド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739147B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0226757U (ja) * 1988-08-05 1990-02-21
JPH0538769A (ja) * 1991-07-19 1993-02-19 Mitsutoyo Jushi Kk ブロー成形管の端部に厚肉フランジを射出成形する方法
CA2073935C (en) * 1992-05-01 2000-10-17 Changize Sadr Method for molding manifold for automotive vehicle
KR100331454B1 (ko) 1998-09-01 2002-04-09 신구 이이치 다기통 내연기관에 있어서의 관성과급식 흡기매니폴드의 구조및 이 흡기매니폴드에 있어서의 브랜치파이프의 접합방법
FR2840847B1 (fr) * 2002-06-13 2004-10-22 Mark Iv Systemes Moteurs Sa Procede de fabrication d'un tuyau muni d'au moins un attenuateur et tuyau resultant
JP6500575B2 (ja) * 2015-04-24 2019-04-17 三菱自動車工業株式会社 シリンダヘッドのポート部の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59118435A (ja) * 1982-12-25 1984-07-09 Mazda Motor Corp エンジンの合成樹脂製吸気管の製造方法
JPS6095178A (ja) * 1983-10-31 1985-05-28 Isuzu Motors Ltd 吸気系に炭酸カルシウムを配合した樹脂ダクトを用いた内燃機関
JPH06364B2 (ja) * 1986-10-29 1994-01-05 日本プラスト株式会社 インテ−クマニホ−ルド及びその製造方法
JPH0710539B2 (ja) * 1986-12-03 1995-02-08 カルソニック株式会社 エンジン用合成樹脂製吸気管及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63154335A (ja) 1988-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6251332B1 (en) Method for manufacturing a multilayer plastic pipe
US4148352A (en) Method of preparing an exhaust port arrangement of a cylinder head
US5245955A (en) Ice core molded engine manifold
JP3263167B2 (ja) 中空体製品の成形方法およびその成形装置
CN101080311B (zh) 用于制造包括至少一次焊接的多层空心体的方法
US7918439B2 (en) Silentblock device, manufacturing process and apparatus
US3660192A (en) Method of making sealing ring with resilient core
JPH07100856A (ja) 多層プラスチック成形体とその製造方法
JPH0739147B2 (ja) 樹脂製インテ−クマニホ−ルド
JPH06213087A (ja) 吸気系部品の製造方法
JP2511239B2 (ja) エンジン用合成樹脂製吸気管およびその製造方法
KR20000076139A (ko) 합성수지 중공체의 제조방법
JPS63239037A (ja) エンジン用合成樹脂製吸気管及びその製造方法
CN2169762Y (zh) 管道连接件及其防腐加衬装置
JPH0380091B2 (ja)
JPH0872108A (ja) 遮音カバーの製造方法
JPH11166457A (ja) 合成樹脂製のインテーク・マニホールドおよびその成形用金型
KR102179106B1 (ko) 차량용 플라스틱 연료탱크와 히터 프로텍터의 결합구조
JPH0441971A (ja) 内燃機関用エアインテークコネクタ及びその製作方法
JPH05305679A (ja) 樹脂製中空体の製造方法
JP2519481B2 (ja) フランジ付きパイプの製造方法
KR102121328B1 (ko) 브라킷과의 결합성이 향상된 자동차 엔진용 인테이크 파이프의 블로우 성형방법
JPS63104815A (ja) 中空樹脂成形品の成形方法
CN106956400A (zh) 一种电熔鞍型直通模具
JP4422878B2 (ja) 中空部品並びにその製造方法