JPH0738469Y2 - 推進工法における配線類の継手用仮管 - Google Patents

推進工法における配線類の継手用仮管

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JPH0738469Y2
JPH0738469Y2 JP7215491U JP7215491U JPH0738469Y2 JP H0738469 Y2 JPH0738469 Y2 JP H0738469Y2 JP 7215491 U JP7215491 U JP 7215491U JP 7215491 U JP7215491 U JP 7215491U JP H0738469 Y2 JPH0738469 Y2 JP H0738469Y2
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信幸 田村
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Okumura Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は発進立坑側から到達立坑
側に向かって推進工法により定尺の仮管を順次後続させ
ながら埋設する際に、仮管を通じて各種動力用配線類を
シールド機側の機器に導入するための配線類継手用仮管
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の仮管としては、図6に
示すように、仮管本体Aの上周部に全長に亘って配線類
収納用凹溝Bを設け、この凹溝Bを蓋体Cによって被覆
してなるものが知られている。この仮管本体Aをシール
ド機に後続して発進立坑側から順次接続しながら地中に
埋設する際に、立坑からシールド機側に導入している電
線や油圧配管等の配線類を立坑内において次に埋設すべ
き仮管本体Aの上記凹溝B内に収納したのち、地中に推
進、埋設させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな配線類としては、発進立坑と到達立坑間に略等しい
長さのものが使用されているために、立坑間の距離が変
わると再使用ができなくなるものであり、その距離に応
じた長さの配線類をその都度準備する必要が生じて不経
済である。
【0004】又、仮管本体Aの凹溝B内を使用して配線
類を接続しようとしても、地下水位の高い地盤では凹溝
B内に地下水が浸入、滞留して配線類継手部が水に浸漬
するので接続が行えない。本考案はこのような問題点を
全面的に解消し得る配線類の継手用仮管の提供を目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の推進工法における配線類の継手用仮管は、
仮管本体1の上周部中央に開閉自在な外蓋4によって被
覆された仕切板3を張設し、この仕切板3の前後部に配
線類の端末部に装着した止水栓6を嵌着させる端末部挿
入孔5、5を設けると共に中央部に中蓋9によって開閉
自在に閉止された作業開口部7を設け、この作業開口部
の下方側における仮管本体1内にコネクター8を配設し
て該コネクター8を介して前記端末部挿入孔5、5にそ
れぞれ挿入する前後配線類A1、A2の対向端部を接続させ
るようにし、さらに、仮管本体1の前後上周部に前記仕
切板3の上面側に連通する前後配線類A1、A2のガイド溝
10、10を設け、これらのガイド溝10、10を溝蓋11、11に
よって被覆してなる構造を有している。
【0006】
【作用】既にシールド機側まで導入した配線類A1の後端
末部と、次に導入すべき配線類A2の前端末部とをそれぞ
れ仮管本体1の前後ガイド溝10、10を通じて仕切板3上
にまで沿わせたのち、これらの前後配線類A1:A2の端末
部を前後挿入孔5、5を通じて仮管本体1内に挿入する
と共に端末部に装着した止水栓6、6によって該挿入孔
5、5を閉止する。さらに、中蓋9を外してその作業開
口部7を通じ、コネクター8によって仮管本体1内で両
配線類A1、A2を接続したのち、中蓋9、外蓋4を順次密
閉状態に装着する。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明すると、
1は円筒形状の鋼管からなる仮管本体で、その上周部中
央を水平方向に切除して平面矩形状の切欠空間部2を開
設し、この切欠空間部2に水平仕切板3を張設して該仕
切板3の両側辺縁を切欠空間部2の両側切除端縁に溶接
等により固着すると共にこの仕切板3の前後辺縁に上方
に向かって突設した突起片3a、3aの円弧状外周縁を切欠
空間部2の前後対向開口部の円弧状外周縁に沿わせて同
じく溶接等により固着し、該水平仕切板3によって仮管
本体1を外部に対して水密的に閉止してある。
【0008】4は前記切欠空間部2の開口端に着脱自在
に取付けた外蓋で、仮管本体1の周面と同一湾曲面とな
るように円弧状に湾曲してある。5、5は前記水平仕切
板3の前後部に穿設した小径の挿入孔で、図2に示すよ
うに、配線類A1、A2の端末部を該挿入孔5、5を通じて
仮管本体1内に挿入すると共に端末部に取付けた止水栓
6を水密的に嵌着させるようにしてある。
【0009】7は仕切板3の中央部に穿設してなる矩形
状の作業開口部で、仮管本体1の中空内部に連通してあ
り、この開口部7を通じて該仮管本体1の内部でコネク
ター8により前後挿入孔5から挿入している配線類A1、
A2の端部同士を接続させるようにしてある。9は該開口
部7をパッキン等を介して着脱自在に閉止した中蓋であ
る。10、10は仮管本体1の上周部前後端から上記切欠空
間部2の仕切板3上にそれぞれ連通させているガイド溝
である。11はそのガイド溝10の開口上端に着脱自在に被
嵌させた溝蓋である。
【0010】仮管本体1は、配線類継手用以外の仮管と
同様にその前後端面を端面板12、12によって閉止してい
ると共に該端面板12、12の中央に測量用円形孔13を開設
してあり、さらに、内部に並列状態で配設した送泥管1
4、排泥管15、水抜管16等の両端開口部をこれらの前後
端面板12、12から外部に露出、開口させ、その開口端を
隣接する仮管同士を接続した際に互いに連結、連通させ
るようにしてある。
【0011】このように構成した配線類の継手用仮管の
使用状態を次に述べる。まず、図5に示すように、発進
立坑17から到達立坑18に向かってシールド機19によって
トンネルを掘削しながら該シールド機19に後続して発進
立坑側17から仮管20を順次接続しながら推進させる。
【0012】シールド機19の動力部側に接続している電
線や油圧配管等の配線類A1は、仮管20の上周部全長に亘
って設けている凹溝21内に収納されて発進立坑17側の動
力源まで導出させてあり、シールド機19の掘進に従って
発進立坑17から新たな仮管20を地中に圧入、推進させる
際に、該仮管20の凹溝21に該配線類A1を収納する。
【0013】こうして、多数の仮管20が推進、埋設され
て配線類A1が端末部まで引き出されると、本考案の仮管
を使用して該配線類A1と次の配線類A2との接続を行う。
即ち、先に導入した配線類A1の後端末部と次に導入すべ
き配線類A2の前端末部とに止水栓6を装着する。なお、
該止水栓6は予め装着しておいてもよい。この止水栓6
には、複数本の配線類の端末部がそれぞれ水密的に貫
通、固定されていると共に各配線類の末端にコネクター
8が装着されている。
【0014】これらの配線類A1、A2の対向端部を前後ガ
イド溝10、10内に収納しながら仕切板3の前後に穿設し
ている挿入孔5、5にそれぞれ挿入して仮管本体1内に
導入し、止水栓6を挿入孔5、5に嵌着させると共に、
中蓋9を解放してその作業開口部7を通じて作業員が配
線類A1、A2の対向するコネクター8、8同士の接続を行
うものである。そうすると、コネクター8によって接続
された配線類A1、A2の対向端部は仮管本体1内において
仕切板3から吊支された状態となる。
【0015】この配線類A1、A2の接続後、中蓋9によっ
て作業開口部7を水密的に閉止すると共に外蓋4を被
せ、さらに、ガイド溝10、10に溝蓋11を被嵌させる。
【0016】こうして、配線類同士の接続が完了すれ
ば、この仮管本体1を仮管20の後端に接続して上記同様
に圧入、推進させる。到達立坑18まで仮管が直列状態に
埋設されると、発進立坑17側からヒューム管等の敷設管
(図示せず)を順次圧入、推進させて仮管と置換し、地
盤中に小口径管路を築造するものである。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案の推進工法における
配線類の継手用仮管によれば、仮管本体1の上周部中央
に開閉自在な外蓋4によって被覆された仕切板3を張設
し、この仕切板3の前後部に配線類の端末部に装着した
止水栓6を嵌着させる端末部挿入孔5を設けているの
で、接続すべき配線類の対向端末部をそれぞれ挿入孔
5、5に挿入して仮管本体1内に配設させることがで
き、その作業も容易に行う得ることができると共に止水
栓6によって挿入孔5から仮管本体1内に水が浸入する
のを確実に防止できる。
【0018】さらに、仕切板3の中央部に中蓋9によっ
て開閉自在に閉止された作業開口部7を設けているの
で、この作業空間部を通じて前記仮管本体1内に挿入し
た配線類の対向端同士のコネクター8による接続作業が
能率よく行え、その接続部を仕切板3の下面から吊支し
た状態にすることができると共に、接続作業後、中蓋9
及び外蓋4を順次閉止することによって埋設した際にお
ける仮管本体1内への地下水の浸入を防止することがで
きる。
【0019】又、仮管本体1内に地下水が浸入しても、
配線類の接続部が仕切板3の下面から吊支状態に配設さ
れているから、接続部が水に浸漬することはなく、配線
類による動力供給が支障なく行うことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】外蓋及び中蓋を分離させた状態の簡略斜視図、
【図2】その平面図、
【図3】図2におけるXーX線断面図、
【図4】図2におけるYーY線断面図、
【図5】仮管敷設状態を示す簡略縦断側面図、
【図6】従来の仮管の簡略斜視図。
【符号の説明】
1 仮管本体 3 仕切板 4 外蓋 5 挿入孔 6 止水栓 7 作業空間部 8 コネクター 9 中蓋 10、10 ガイド溝 11 溝蓋 A1、A2 配線類

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進工法に使用する仮管であって、該仮
    管本体1の上周部中央に開閉自在な外蓋4によって被覆
    された仕切板3を張設し、この仕切板3の前後部に配線
    類の端末部に装着した止水栓6を嵌着させる端末部挿入
    孔5、5を設けると共に中央部に中蓋9によって開閉自
    在に閉止された作業開口部7を設け、この作業開口部の
    下方側における仮管本体1内にコネクター8を配設して
    該コネクター8を介して前記端末部挿入孔5、5にそれ
    ぞれ挿入する前後配線類A1、A2の対向端部を接続させる
    ようにし、さらに、仮管本体1の前後上周部に前記仕切
    板3の上面側に連通する前後配線類A1、A2のガイド溝1
    0、10を設け、これらのガイド溝10、10を溝蓋11、11に
    よって被覆してなる推進工法における配線類の継手用仮
    管。
JP7215491U 1991-08-12 1991-08-12 推進工法における配線類の継手用仮管 Expired - Lifetime JPH0738469Y2 (ja)

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