JPH043549Y2 - - Google Patents

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JPH043549Y2
JPH043549Y2 JP19415087U JP19415087U JPH043549Y2 JP H043549 Y2 JPH043549 Y2 JP H043549Y2 JP 19415087 U JP19415087 U JP 19415087U JP 19415087 U JP19415087 U JP 19415087U JP H043549 Y2 JPH043549 Y2 JP H043549Y2
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JP
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cable
tunnel
block
box
penetration part
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JP19415087U
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JPH0196729U (ja
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  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は屋外ピツト内の電線ケーブルを土中に
構築された洞道に引き入れる場合あるいは将来の
引き入れケーブルの増設を考慮した場合にこれら
の工事を容易にしたケーブルの洞道に関するもの
である。
〔従来の技術および考案が解決すべき問題点〕
従来より第4図に示すように道路面下等に設置
されている屋外ピツト12内のケーブル13を土
中に構築されている洞道14に引き入れるニーズ
は多く存在している。ところでケーブル13を洞
道14の内に引き込む際の洞道壁の貫通方法は一
般に鋳鉄管又はプラスチツク管等の円筒管15を
洞道壁に多数取り付け、その中にケーブル13を
1本あるいは複数本通すことにより実施してい
た。なお図中GLは地表を示す。
しかしながらケーブル断面は一般に円形である
ため、同様な円形断面をもつ上記円筒管内に収納
できるケーブルの本数は非常に限られてしまう。
また円筒管の洞道壁の貫通部は円筒管毎に防水処
理を施す必要があるがその処理部分には洞道壁の
外側の土砂や水の合成した圧力が加わるのでこれ
らを防ぐために大変な手間と費用を要している。
加えてケーブルを収納した円筒管内の防水作業は
極めて施工しづらく、かつ近傍の充電ケーブルに
は損傷を与えない様に保安上からも養生を行なう
等の施工上の難しさ、費用がかさむ等問題があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこれに鑑み種々検討の結果、一つの洞
道壁貫通部でのケーブルの引き入れ本数の向上、
既設充電中のケーブルの保安上の問題点、工事費
の低減及び防水性の向上を実現したケーブルの洞
道を開発したもので、屋外ピツト内のケーブルを
引き入れるための貫通部を有する土中構築の洞道
において、該洞道壁貫通部に前後面が開口した筐
体を設け、該筐体内に縦及び横方向に設けた仕切
板により前後方向に開口した複数個のブロツクを
設け、上記横方向の仕切板には各ブロツク毎に複
数の注入孔を形成し、さらに各ブロツクの前後面
にめくら蓋を水密閉式に取り付けたケーブル引込
箱を組み込んだことを特徴とするものである。
〔作用〕
このようにケーブル引込箱が前後方向の断面形
状が矩形のブロツクを複数個設けるのは複数本の
ケーブルをまとめて洞道に引き入れる場合、矩形
断面の方が従来の円形よりも数多く収納できるか
らである。また洞道へのケーブル引き込み工事の
際にケーブルの断面形状に合わせて、使用するブ
ロツクのめくら蓋だけをとりはずして切り開け加
工すればよく、他のブロツクは予備ブロツクとし
てめくら蓋をしたままにしておくことにより将来
の増設に備えることができその時に再び大がかり
な工事は不要となる。
さらに横方向の仕切板に各ブロツク毎に複数の
注入孔を形成するのは、上記の如く1つのブロツ
クの前後のめくら蓋を貫通してケーブルを通した
後そのケーブルのめくら蓋貫通部を防水するため
当該ブロツクの上面に当る仕切板の注入孔の1つ
よりシール材を注入するためであり、かつ他の注
入孔ではブロツク内のエア抜きとシール材がオー
バーフローして完全に注入されたのを確認するた
めのものである。ここで注入するシール材として
は一般に注入時は流動性を有し、時間経過と共に
固化するタイプのものや注入後時間の経過ととも
に発泡するタイプのものなどが利用できる。
なお複数のブロツクを形成した筐体及びめくら
蓋はともに耐食性の材料であり、また蓋を取り付
ける際にはパツキンを介して防水性を確保するの
が良く、さらに該筐体(ケーブル引込箱)を洞道
壁に取り付ける際にはモルタル及び防水シートを
用いると侵入水に対して大いに有効である。
〔実施例〕
本考案を実施例に基づき説明する。
第1図に示すようにステンレス製外枠板を折り
曲げと溶接により前後方向に開口した枠体1を作
り該枠体1内を横仕切板2により縦方向に3分割
し、縦仕切板3により横方向に2分割して、6個
の同一形状のブロツクAに区画したケーブル引き
込み箱本体4を作製した。上記横仕切板2にはそ
れぞれ2個の注入孔5,5′を設けた。これらは
それぞれシール材注入用とエア抜き及び確認用と
して使用するものである。また各ブロツクの前後
方向の両端であつて開口している面の矩形の周縁
に上記仕切板や外枠板とは直角で内側に向いたス
テンレス製のフランジ6を固定した。該フランジ
6にはボルト穴7を穿設し、フランジ6の内側面
の該ボルト穴7には袋ナツト8を溶接しておきボ
ルト締め作業が容易になるようにしておく。さら
に上記枠体1の上下左右の側面にはケーブル引き
込み箱本体4を洞道側壁の貫通部へ固定するため
のアングルアンカー9を全周に固定した。
このようなケーブル引き込み箱本体には通常は
めくら蓋を取り付けておくが、その方法は第2図
に示すようにそれぞれのブロツクAのフランジ6
の形状に合わせたシリコーンパツキン10を介し
てボルト穴7′を穿設したステンレス製の1枚板
であるめくら蓋11をボルト締めにて取り付け
て、ケーブル引き込み箱を作製した。なお8は袋
ナツトを示す。
上記ケーブル引き込み箱を第3図に示すように
洞道の側壁の矩形貫通孔に防水モルタルにより固
定し、該モルタル乾燥後、1つのブツロクのめく
ら蓋を取りはずし該めくら蓋と同じ形状のベーク
ライト板を引き込むケーブル13の断面形状に合
わせて穴明け加工を施した後当該ブロツクの前後
面にボルト締めにて取り付けた。その後当該ブロ
ツクの上のブロツクのめくら蓋を取りはずし、該
上のブロツクの下部の横仕切板の注入孔の1つよ
りシール材を注入して他の1つの注入孔からオー
バーフローさせた後、このめくら蓋を元のように
ボルト締めすることで洞道へのケーブル引き込み
作業を終了した。なお第3図中16は洞道壁を示
す。
〔考案の効果〕
このように本考案によれば土中に構築された洞
道に貫通部を設けその外側にあるピツト内のケー
ブルを該貫通部を通して引き入れる場合、従来の
円筒形鉄管あるいはプラスチツク管に比べてケー
ブルの収容能力が大幅に増大し、止水方法が簡素
化した等作業性及び信頼性の向上、保安上の面で
顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは本考案の一実施例にて洞道壁部
に装着して使用するケーブル引込箱を示すもので
イは斜視図、ロは正面図、第2図は本考案のケー
ブル引き込み箱にめくら蓋を取り付ける説明図、
第3図は本考案のケーブルの洞道の壁体に取り付
けられたケーブル引込箱からケーブルを引出した
状態を示す説明図、第4図は従来例を示す説明図
である。 1……枠体、2……横仕切板、3……縦仕切
板、4……ケーブル引き込み箱本体、5,5′…
…注入孔、6……フランジ、7,7′……ボルト
穴、8……袋ナツト、9……アングルアンカー、
10……シリコーンパツキン、11……めくら
蓋、12……屋外ピツト、13……ケーブル、1
4……洞道、15……円筒管、16……洞道壁、
A……ブロツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋外ピツト内のケーブルを引き入れるための貫
    通部を有する土中構築の洞道において、該洞道壁
    貫通部に前後面が開口した筐体を設け、該筐体内
    に縦及び横方向に設けた仕切板により前後方向に
    開口した複数個のブロツクを設け、上記横方向の
    仕切板には各ブロツク毎に複数の注入孔を形成
    し、さらに各ブツロクの前後面にめくら蓋を水密
    閉式に取り付けたケーブル引込箱を組み込んだこ
    とを特徴とするケーブルの洞道。
JP19415087U 1987-12-21 1987-12-21 Expired JPH043549Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19415087U JPH043549Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

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JP19415087U JPH043549Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

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Publication Number Publication Date
JPH0196729U JPH0196729U (ja) 1989-06-27
JPH043549Y2 true JPH043549Y2 (ja) 1992-02-04

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