JP3399574B2 - 地下タンクの構築方法 - Google Patents

地下タンクの構築方法

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佳則 川村
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宗久 藤田
正信 黒田
光広 中満
潔 三村
良典 福岡
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Tokyo Gas Co Ltd
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Shimizu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えばLNG地下式貯
槽等の地下構造物に用いて好適な地下タンクの構築方法
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、地下タンクの構造は、地中に連続
して構築される連続地中壁と、内部空間を画成する側壁
と、この側壁の下端部に固定・設置される底版と、側壁
の上端部に取り付けられた屋根とから構成されている。
これら、連続地中壁と、側壁と、底版とは、鉄筋コンク
リートからなり、これらが地下水で浮くのを防止するた
め、所定の厚みに形成されている。 【0003】このような地下タンクの構造の施工方法に
ついて説明する。まず、外側ガイドウォールと、内側ガ
イドウォールとを仮設する。これら外側ガイドウォール
と内側ガイドウォールとの間を掘削し、連続地中壁用鉄
筋籠を挿入する。その後、コンクリートを打設し、連続
地中壁が完成する。連続地中壁完成後に、内外ガイドウ
ォールを撤去する。次に、連続地中壁内部の地盤を床付
け位置まで掘削し、掘削された地中の底部に底版用鉄筋
を組み立て、地中の底部にコンクリートを打設すること
により、底版が完成する。連続地中壁の内側には、側壁
用鉄筋を組み立て、コンクリートを打設することによ
り、側壁が完成する。その後、側壁上端部に屋根を取り
付けることにより、地下タンクの構造が施工される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、側壁や底版
は、地下水の浮力に対する安全性から所定の厚みに形成
されているために、側壁や底版の周囲の地盤の圧力に対
抗できる強度以上の厚みに形成されている。このため、
地盤を掘削する量が多大になり、側壁や底版に要するコ
ンクリートの量が多大になる。そして、連続地中壁を施
工するときに使用した内側ガイドウォールと外側ガイド
ウォールとを撤去するために、これらの撤去作業が煩雑
であった。 【0005】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、地盤を掘削する量を低減させるとともに、側壁や底
版に要するコンクリートの量を低減させ、さらに外側ガ
イドウォールの撤去作業を不要にできる地下タンクの
築方法を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、内部掘削時の
山留壁としての連続地中壁と、地中に内部空間を画成す
る側壁と、該側壁の下端部に設置される底版とを有する
地下タンクの構築方法であって、外側ガイドウォールと
内側ガイドウォールとを仮設し、その後前記外側と内側
のガイドウォール間に連続地中壁を施工すると共に前記
外側ガイドウォールにジベルを取り付けておくことによ
り前記連続地中壁の頂部と前記外側ガイドウォールとを
結合し、その後前記内側ガイドウォールを撤去しつつ連
続地中壁の内部を掘削して前記底版と側壁とを施工する
ことを特徴とするものである。 【0007】 【作用】本発明により施工される地下タンクでは、連続
地中壁の頂部は、その外側に設置された外側ガイドウォ
ールにジベルで結合されているから、外側ガイドウォー
ルを構造体の一部として利用できる。すなわち、ガイド
ウォールの重量が地下タンクの構造体の重量に加算され
る。 【0008】 【実施例】以下、本発明の地下タンクの構築方法の一実
施例を説明する。まず、本構築方法により施工される地
下タンクの構造について、図1を参照しながら説明す
る。図1に示すように、符号1は地下タンクの構造であ
り、この地下タンクの構造1は、地中に連続して構築さ
れた連続地中壁2と、この連続地中壁2の内側に固定・
設置される底版3と側壁4と、側壁4の上端部に取り付
けられた屋根5と、連続地中壁2の外側に設置された外
側ガイドウォール6とから構成されている。 【0009】これら連続地中壁2と、底版3と、側壁4
と、外側ガイドウォール6とは、鉄筋コンクリートから
所定の厚みに形成されている。これら底版3、側壁4、
屋根5に囲まれて内部空間8が画成されている。この内
部空間8には、例えば、液化天然ガス等の液体が充填さ
れている。前記底版3と側壁4とは、地中に構築され、
これら底版3と側壁4との周囲の地盤の圧力に対抗でき
る必要な強度の厚みに形成されている。 【0010】外側ガイドウォール6は、地下水位より上
方に構築され、連続地中壁2外側の周囲に配設され、か
つ、この連続地中壁2の頂部にジベル7で結合されてい
る。このジベル7は、例えば、スタッドボルト、アンカ
ーボルト等からなり、連続地中壁2と外側ガイドウォー
ル6とにまたがって配設され、鉛直方向および円周方向
に沿って複数並設され、外側ガイドウォール6の自重を
ジベル7を介して連続地中壁2に伝達させることができ
る。また、地下水位より上方に構築された外側ガイドウ
ォール6には、浮力が作用しないから、外側ガイドウォ
ール6の全ての重量が地下タンクの構造体の重量に加算
される。 【0011】このような地下タンクの構造1を施工する
方法について説明する。まず、外側ガイドウォール6と
内側ガイドウォールとを仮設する。これら外側ガイドウ
ォール6と内側ガイドウォールとの間を掘削し、連続地
中壁用鉄筋籠(図示略)を挿入する。その後、コンクリ
ートを打設し、連続地中壁が完成するが、このときに、
外側ガイドウォール6に、その内側に突出するジベル7
を取り付けておくことにより、連続地中壁2の頂部と外
側ガイドウォール6とを結合する。連続地中壁2完成後
に、内側ガイドウォールを撤去する。次に、連続地中壁
2内部の地盤を床付け位置まで掘削し、掘削された地中
の底部に底版用鉄筋(図示略)を組み立て、地中の底部
にコンクリートを打設することにより底版3が完成す
る。連続地中壁2の内側には、側壁用鉄筋(図示略)を
組み立て、コンクリートを打設することにより、側壁4
が完成する。その後、側壁4の上端部に屋根5を取り付
けることにより、地下タンクの構造1が施工される。 【0012】上記の構築方法によれば、連続地中壁2の
頂部は、その外側に設置された外側ガイドウォール6に
ジベル7で結合したから、外側ガイドウォール6の重量
を地下タンクの構造体の重量に加算できる。このため、
地下タンクの構造体における地下水の浮力に対する安全
性を維持できるとともに、側壁4や底版3を周囲の地盤
の圧力に対抗できる必要な強度の厚みに形成できるか
ら、側壁4や底版3を薄くでき、地盤を掘削する量を低
減でき、側壁4や底版3に要するコンクリートの量を低
減できる。したがって、地下タンクの構造1の施工期間
を短縮でき、地下タンクの構造1の施工に要する費用を
低減できる。 【0013】そして、外側ガイドウォール6を連続地中
壁2に結合して、地下タンクの構造体の重量として利用
するために、外側ガイドウォール6の撤去作業を不要に
できる。このため、地下タンクの構造1の施工作業性を
向上させることができ、外側ガイドウォール6の撤去作
業を不要にできるから、地下タンクの構造1の施工期間
を短縮できる。 【0014】さらに、外側ガイドウォール6を地下水位
より上方に構築したため、外側ガイドウォール6自身に
浮力が作用するのを防止でき、外側ガイドウォール6の
重量の全てを地下タンクの構造体の重量に加算できる。
このため、地下タンクの構造体における地下水の浮力に
対する安全性を向上できる。なお、前記実施例では、側
壁4と底版3とを別々に施工したが、本願はこれに限定
するものでなく、側壁4と底版3とを一体に施工しても
よい。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の地下タン
クの構築方法によれば、仮設の外側ガイドウォールを撤
去せずにそのまま残置して、連続地中壁の頂部をその外
側ガイドウォールに対してジベルにより結合するように
したから、外側ガイドウォールを地下タンクの構造体の
一部として利用できる。すなわち、外側ガイドウォール
の重量を地下タンクの構造体の重量に加算できる。 【0016】このため、地下タンクの構造体における地
下水の浮力に対する安全性を維持できるとともに、側壁
や底版を周囲の地盤の圧力に対抗できる必要な強度の厚
みに形成できるから、側壁や底版を薄くでき、地盤を掘
削する量を低減でき、側壁や底版に要するコンクリート
の量を低減できる。したがって、地下タンクの構造の施
工期間を短縮でき、地下タンクの構造の施工に要する費
用を低減できる。 【0017】そして、連続地中壁の外側に設置された外
側ガイドウォールを地下タンクの構造体として利用する
ために、外側ガイドウォールの撤去作業を不要にでき
る。このため、地下タンクの構造の施工作業性を向上さ
せることができ、外側ガイドウォールの撤去作業を不要
にできるから、地下タンクの構造の施工期間を短縮でき
るという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の地下タンクの構造を示す断面図であ
る。 【符号の説明】 1 地下タンクの構造 2 連続地中壁 3 底版 4 側壁 5 屋根 6 外側ガイドウォール 7 ジベル 8 内部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 宗久 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 黒田 正信 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 中満 光広 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 三村 潔 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 福岡 良典 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−220616(JP,A) 実開 平4−53696(JP,U) 実開 平2−111692(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 88/00 - 90/66 F17C 3/00 - 13/12 E02D 29/00 - 37/00 E04H 5/00 - 5/12 E04H 7/00 - 7/32 E04H 12/00 - 14/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内部掘削時の山留壁としての連続地中壁
    と、地中に内部空間を画成する側壁と、該側壁の下端部
    に設置される底版とを有する地下タンクの構築方法であ
    って、外側ガイドウォールと内側ガイドウォールとを仮
    設し、その後前記外側と内側のガイドウォール間に連続
    地中壁を施工すると共に前記外側ガイドウォールにジベ
    ルを取り付けておくことにより前記連続地中壁の頂部と
    前記外側ガイドウォールとを結合し、その後前記内側ガ
    イドウォールを撤去しつつ連続地中壁の内部を掘削して
    前記底版と側壁とを施工することを特徴とする地下タン
    クの構築方法。
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JP2009121204A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Taisei Corp 地下構造体

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