JP3446121B2 - 地下構造物の構築方法 - Google Patents

地下構造物の構築方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下構造物の構築
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地下タンクのような環状の地下構造物を
構築する際には、山留め壁の支保工として鉄筋コンクリ
ート製の支保工を使用することによって、切り梁や中間
杭の使用を省略できるという特徴がある。このような環
状形の鉄筋コンクリート製の支保工は、本体構造物の構
築の完了後には内部構造物の一部として利用するか、あ
るいは撤去している。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】前記したような従来
の地下構造物の構築方法にあっては、次のような問題点
がある。環状支保工を、本体構造物の一部として利用す
るには、躯体の止水性上で問題がある。環状支保工を撤
去するには、撤去の時間を要するとともに、撤去後の支
保工部材を細かく砕いて産業廃棄物として処理しなけれ
ばならず、不経済である。
【0004】
【本発明の目的】本発明は上記したような従来の問題を
解決するためになされたもので、撤去作業およびその後
の処理が容易で経済的な地下構造物の構築方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の地下構造物を構築する方法は、地
下構造物を構築するに際して、山留め壁の内側に、鉄筋
コンクリート製の環状支保工を設置して外力による円周
方向の圧縮応力度を負担させて地下構造物を構築する方
法であって、この環状支保工を複数の円弧部材で構成
し、円弧部材の両端には接続用のプレートを突設し、プ
レートに設けた穴に貫通したボルトとナットによって円
弧部材を分割可能に連結して環状に形成した地下構造物
の構築方法を特徴とするものである。
【0006】さらに、本発明の地下構造物を構築する方
法は、地下構造物を構築するに際して、山留め壁の内側
に、鉄筋コンクリート製の環状支保工を設置して外力に
よる円周方向の圧縮応力度を負担させて地下構造物を構
築する方法であって、この環状支保工を複数の円弧部材
構成し、円弧部材の両端には接続用のプレートを突設
し、プレートに設けた穴に貫通したボルトとナットによ
って円弧部材を分割可能に連結して環状に形成し、環状
支保工の用途終了後、ボルトとナットの連結を解いて
状支保工を分割し、分解した円弧部材を地下構造物の外
周に突設させた棚部の上に設置して地下構造物の荷重と
して利用する地下構造物の構築方法を特徴とするもので
ある。
【0007】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
の地下構造物の構築方法の実施例について説明する。
【0008】<イ>環状支保工。 地下タンクなどの地下構造物5の構築においては、地上
から円筒形の山留め壁1を先行して構築しておく。そし
て山留め壁1の内部を掘削するが、その段階では山留め
壁1には外側の土圧、水圧が加わる。この外力による円
周方向の圧縮応力度を受け持たせるために、円筒形の山
留め壁1の内側に環状に設置するものが、本発明の環状
支保工2である。
【0009】<ロ>環状支保工2の分割。 上記した環状支保工2を、複数に分割して円弧部材3と
し、この円弧部材3を地上で組み立てる構造を採用す
る。そのために円弧状の型枠を地上に設置し、型枠の内
部に鉄筋を組み立て、コンクリートを打設して、鉄筋コ
ンクリート製の円弧部材3を製作する。そして各円弧部
材3の両端の連結部4には接続用のプレート41を突設
し、この接続プレート41にはボルト用の穴を開設して
おく。
【0010】<ハ>環状支保工2の設置。 山留め壁1の内側を掘削することによってその内面が露
出する。そこで地上で製作した円弧部材3を、掘削した
山留め壁1の内側に次々に吊り降ろし、連結部4におい
てボルトナットをプレート41の穴に貫通して組み立て
て環状に形成する。円弧部材3を連結して環状の形状を
維持させることによって、外力による円周方向圧縮力応
力度を受け持つことができる。
【0011】<ニ>環状支保工2の解体。 各円弧部材3の間は連結部4においてボルトとナットに
よって連結してあるから、解体も自在である。そこで、
本体構造物が完成し山留めの用途が終了したら、ボルト
とナットの連結を解いて環状支保工2を再び円弧部材3
として解体する。分割した円弧部材3はいったん地上に
引き上げて仮り置きする。
【0012】<ホ>荷重として利用。 解体した円弧部材3を、地下構造物の荷重として利用す
る。そのために例えば、地下構造物の外周に棚部11を
突設しておき、この棚部11の上に、分割した円弧部材
3を設置する。その場合に地下構造物5と山留め壁1を
ジベル筋などで接続しておき、円弧部材3の荷重が地下
構造物5の鉛直方向の力として伝達できるように構成す
る。あるいは地下構造物5の最上部、地下タンクであれ
ばその上縁部に、円弧部材3を搭載する。こうして構造
物に荷重をかけることによって、構造物に作用する地下
水による揚圧力に抵抗させることができる。
【0013】
【本発明の効果】本発明の地下構造物の構築方法は以上
説明したようになるから、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>環状支保工2を円弧部材3に分割したので、その
設置や撤去が容易で工事期間を短縮することができる。 <ロ>撤去した環状支保工2は、地下構造物の揚圧力に
抵抗させる荷重として利用することができる。 <ハ>撤去した環状支保工2を産業廃棄物として解体、
搬出する必要がないから、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地下構造物構築方法の実施例の説明
図。
【図2】円弧部材の接続構造の実施例の説明図。
【図3】円弧部材を地下構造物の荷重として利用した場
合の説明図。
フロントページの続き (72)発明者 大澤 和也 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−216871(JP,A) 特開 平5−302329(JP,A) 特開 平6−136760(JP,A) 特開 平11−247195(JP,A) 特開 昭61−261527(JP,A) 特開 昭50−54114(JP,A) 特開 平6−270990(JP,A) 特開2000−170185(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/045 B65D 88/76 B65D 90/00 E21D 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下構造物を構築するに際して、 山留め壁の内側に、鉄筋コンクリート製の環状支保工を
    設置して外力による円周方向の圧縮応力度を負担させて
    地下構造物を構築する方法であって、 この環状支保工を複数の円弧部材で構成し、円弧部材の
    両端には接続用のプレートを突設し、プレートに設けた
    穴に貫通したボルトとナットによって円弧部材を分割可
    能に連結して環状に形成した、 地下構造物の構築方法。
  2. 【請求項2】地下構造物を構築するに際して、 山留め壁の内側に、鉄筋コンクリート製の環状支保工を
    設置して外力による円周方向の圧縮応力度を負担させて
    地下構造物を構築する方法であって、 この環状支保工を複数の円弧部材で構成し、円弧部材の
    両端には接続用のプレートを突設し、プレートに設けた
    穴に貫通したボルトとナットによって円弧部材を分割可
    能に連結して環状に形成し、 環状支保工の用途終了後、ボルトとナットの連結を解い
    環状支保工を分割し、 分解した円弧部材を地下構造物の外周に突設させた棚部
    の上に設置して地下構造物の荷重として利用する地下構
    造物の構築方法。
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