JP2741387B2 - 組立マンホールの施工方法 - Google Patents

組立マンホールの施工方法

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JP2741387B2 JP63266172A JP26617288A JP2741387B2 JP 2741387 B2 JP2741387 B2 JP 2741387B2 JP 63266172 A JP63266172 A JP 63266172A JP 26617288 A JP26617288 A JP 26617288A JP 2741387 B2 JP2741387 B2 JP 2741387B2
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一郎 蕗谷
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は既に管路が埋設されている場所に該埋設管路
と直接接続したマンホールを構築する組立マンホールの
施工方法に関するものである。
<従来の技術> 従来この種の組立マンホールとして、例えば本件特許
出願人の開発した実公昭58−3885号公報、特開昭59−15
0831号公報、同59−228536号公報等に示す技術が公知で
ある。
この従来の組立マンホールは、予めマンホールを施設
する為に地中を深く掘削して穴を構成し、この穴の底部
に底盤を構築した後でこの底盤上に躯体ブロック、直壁
管、斜壁管等を積層すると共にこれ等を緊結プレートを
介して相互に緊結して組立マンホールを構成し、更に組
立マンホールの周りに排土を埋め戻して施工していた。
また、特開昭61−191798号公報に係る技術も公知であ
るが、この技術も埋設管や連結ケーシング等を使用しな
がら地中にマンホール用の穴を一旦形成した後で、完成
された穴の中に複数のマンホール部材を順に搬入して、
これ等のマンホール部材を穴の中で組立構成し、更に組
立られたマンホール枠と穴の内壁との隙間にコンクリー
トを打設して穴を埋め戻していた。
<発明が解決しようとする課題> 然る、前述の従来の組立マンホールは予め組立マンホ
ールの外径より相当大きな内径を持った穴を掘削しなけ
ればならないので、掘削土量が多くなり、作業性が悪い
上に組立マンホールの周りの穴を埋め戻さなければなら
ない等の問題が合った。
かつ前記組立マンホール用の立杭を構築するには地盤
の悪い場所では土留めの矢板、ライナープレート等を用
いて穴の壁面の土留めをしなければならず、作業性が悪
い上に安全性等の問題があった。
また、穴を掘削する際に切除された既設の埋設管路と
組立マンホールを接続する場合には新規な管を所定の長
さに切断した後で、この管の両端を既設の埋設管路と組
立マンホールとに夫々連結しなければならず、作業性が
極めて悪い上に接続部の完全な接合が困難であり、地面
の振動等によってこの部分から漏水が発生する恐れがあ
る等の問題点があった。
本件特許出願人が既に開発した特開昭58−20832号公
報に示す如く、躯体ブロックの下部に予めアーチ状の切
欠部を穿設しておき、このアーチ状切欠部に既設の管路
を挿入して組立マンホールと既設の埋設管路とを連結す
る技術も公知であるが、この技術は、予め組立マンホー
ル用の縦穴を予め構築すると共に、既設の埋設管路を完
全に露出しながら縦穴内で組立マンホールを構成する技
術であって、前述の従来の組立マンホールと同様に縦穴
の内径が大きくなる問題、穴の壁面を土留めしなければ
ならない問題、作業性が悪い問題があった。
本発明は上述の従来のこれ等の問題点に鑑み開発され
た全く新規な技術に関するものである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、既設の埋設管路に直接接続したマンホール
を構築する施工方法に於いて、躯体ブロックの側壁に前
記埋設管路を挿入し得るアーチ状の切欠部を下縁から上
方に向けて穿設すると共にこれ等の躯体ブロックをカバ
ーで被覆し、かつ地表に於いて該躯体ブロック上に直壁
管、斜壁管等を順に積層すると共にこれ等を緊結プレー
トを介して相互に緊結し、次に躯体ブロック及び直壁
管、斜壁管等の管内の土を掘削排土しながらこれ等を徐
々に埋沈させ、更に躯体ブロックを被覆したカバーを部
分的或いは全部的に除去した後で躯体ブロックに予め穿
設されたアーチ状切欠部に前記既設の埋設管路を挿入固
定して該既設の埋設管路に接続したマンホールを構築す
ることを特徴とした組立マンホールの施工方法である。
<作用> 本発明に係る施工方法は上述の如く、側壁にアーチ状
切欠部を下縁から上方に向けて穿設した躯体ブロックを
埋沈させるので、このアーチ状切欠部内に既設の埋設管
路を挿入し、既設の埋設管路とマンホールとを直接に連
結することができる。かつ躯体ブロックカバーで被覆さ
れているので、前述のアーチ状切欠部があるのにもかか
わらずにスムーズに埋沈させることが出来る。更に、カ
バーはアーチ状切欠部に対応する部分を取り外すことが
出来るので、既設の埋設管路をアーチ状切欠部に挿入す
る直前にカバーの一部或いは全部を除去することが出来
る。
<実施例> 図により本発明に係る施工方法について説明すると、
第1図に於いて、1は地中Gに埋設された下水道等の既
設の埋設管路である。2は組立マンホールの下部を形成
する躯体ブロックであって、その両側壁には下縁から上
方に向かって前記埋設管路1を挿入することが出来るア
ーチ状切欠部3が穿設されている。4,5は夫々前記躯体
ブロック2上に順に積層されかつ緊結プレート等によっ
て相互に緊結された組立マンホール用の直壁管である。
次に第2図及び第3図(A),(B),(C)に於い
て、6は躯体ブロック2の外周面を被覆し得る筒状カバ
ーであって、その両側壁には前記躯体ブロック2のアー
チ状切欠部3の形状に対応したアーチ状パネル6aがフラ
ンジ7a,7b及びボルト8を介してカバー6の本体の内側
に於いて取り外し自在に取付けられている。
9は下縁が尖端となった三角刃状リング沓であって、
前記躯体ブロック2の下縁に取付けられると共にその両
側には、前記アーチ状切欠部3に対応する位置と幅を持
った取り外し自在な取り外し片9aがボルト10を介してリ
ング沓9の本体に取付けられている。前記カバー6の下
端はこのリング沓9により位置決めされている。
次に本発明の施工方法を具体的に説明すると、本発明
に於いては前述の如く下端にリング沓9を取り付けかつ
カバー6で被覆された躯体ブロック2に直壁管4,5を順
に地上に於いて緊結した組立マンホールを構築する。こ
のように構成された組立マンホールを地表の所定位置に
設置した後で組立マンホール内の土を掘削排土して徐々
に埋沈し、既設の埋設管路1に躯体ブロック2及びリン
グ沓9が接触する直前にリング沓9の取り外し片9a及び
カバー6のアーチ状パネル6aを取り外し、この状態で躯
体ブロック2を更に沈下させてアーチ状切欠部3内に既
設の埋設管路1を挿入し、次に躯体ブロック2内に挿入
された既設の埋設管路1の上部を切除すると共にその既
設の埋設管路1の周りに生コンクリートを注入固化して
底盤を形成し、下水道等に使用される組立マンホールを
既設の埋設管路1に連設して構成することが出来る。
上記実施例に於いてはカバー6を躯体ブロック2の外
周面に被覆したので、この場合のカバー6は躯体ブロッ
ク2と共に地中Gに埋捨てしなければならないが、第4
図(A),(B),(C)に示す如く、カバー6aで躯体
ブロック2の内側を被覆すると共にフランジ7及びボル
ト8を介して数個に分割し得る如く構成した場合には、
このカバー6aは埋捨てせずに再使用することが出来る。
<発明の効果> 本発明に係る組立マンホールの施工方法は、上述の如
き構造と作用とを有するので、地表に於いてマンホール
を組立完成することが出来ると共に、地中に埋設された
既設の埋設管路に組立マンホールを沈下させながら直接
連結して構成することが出来る。
従って従来の如く、縦穴の中に部材を搬入して組立て
る必要がない。また、別の管を用いてマンホールと既設
の埋設管路とを連結する作業が全く不要となり、作業性
を著しく向上させると共に振動等によって故障が生ずる
ことのないマンホールと既設の埋設管路との連結部が安
定した強固なマンホールを構成することが出来る。
かつ、躯体ブロックにはカバーが被覆されているの
で、アーチ状切欠部及び外周面に損傷せずにスムーズに
埋沈させることが出来る。
更に、本発明に於いては、組立マンホールを内部の土
を掘削して徐々に埋沈させるので、掘削径を著しく小さ
くすると共に排土量を少なくし、従来の如き土留めの矢
板、ライナープレート等で穴の周りを確保する必要がな
く、しかも、縦穴の中で組立てられたマンホールと縦穴
の内壁との隙間にコンクリート等を打設して埋戻す必要
がなく、これによって工期を著しく短縮すると共に経済
性の高い施工を実施することが出来る等の特徴を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の施工方法で構成された組立マンホール
全体の構成を示す説明図、第2図は躯体ブロックにカバ
ーを取り付けた正面図、第3図(A),(B),(C)
はその要部の説明図、第4図(A),(B),(C)は
他例の説明図である。 1は既設の埋設管路、2は躯体ブロック、3はアーチ状
切欠部、4,5は直壁管、6はカバー、6aはアーチ状パネ
ル、7,7a,7bはフランジ、8はボルト、9はリング沓、9
aは取り外し片、10はボルトである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設の埋設管路に直接接続したマンホール
    を構築する施工方法に於いて、躯体ブロックの側壁に前
    記埋設管路を挿入し得るアーチ状の切欠部を下縁から上
    方に向けて穿設すると共にこれ等の躯体ブロックをカバ
    ーで被覆し、かつ地表に於いて該躯体ブロック上に直壁
    管、斜壁管等を順に積層すると共にこれ等を緊結プレー
    トを介して相互に緊結して組立マンホールを構成し、次
    に躯体ブロック及び直壁管、斜壁管等の管内の土を掘削
    排土しながらこれ等を徐々に埋沈させ、更に躯体ブロッ
    クを被覆したカバーを部分的或いは全部的に除去した後
    で躯体ブロックに予め穿設されたアーチ状切欠部に前記
    既設の埋設管路を挿入固定して該埋設管路に接続した組
    立マンホールを構築することを特徴とした組立マンホー
    ルの施工方法。
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