JP2001323485A - 地下構造物の構築方法 - Google Patents
地下構造物の構築方法Info
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Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 潜函工法による地下構造物の構築技術におい
て、作業の能率化、および、施工コストの低減を図る。 【解決手段】 地盤面に周枠状でクサビ状の刃先12を
有する刃先部10とコンクリート型枠を立設し、コンク
リート型枠にコンクリートを打設してコンクリート周壁
42を構築する。コンクリート周壁42からコンクリー
ト型枠を撤去したあと、コンクリート周壁42の内側空
間で地盤Eを掘削し、刃先部10およびコンクリート周
壁42を沈下させて、コンクリート周壁42で囲まれた
地下構造物を構築する。
て、作業の能率化、および、施工コストの低減を図る。 【解決手段】 地盤面に周枠状でクサビ状の刃先12を
有する刃先部10とコンクリート型枠を立設し、コンク
リート型枠にコンクリートを打設してコンクリート周壁
42を構築する。コンクリート周壁42からコンクリー
ト型枠を撤去したあと、コンクリート周壁42の内側空
間で地盤Eを掘削し、刃先部10およびコンクリート周
壁42を沈下させて、コンクリート周壁42で囲まれた
地下構造物を構築する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下構造物の構築
方法に関し、詳しくは、地表で予め構築された地下構造
物に対して、地下構造物の内側空間の地盤を掘削するこ
とで地下構造物を沈下させて地下の所定位置に配置す
る、いわゆる潜函工法とも呼ばれる方法を対象にしてい
る。
方法に関し、詳しくは、地表で予め構築された地下構造
物に対して、地下構造物の内側空間の地盤を掘削するこ
とで地下構造物を沈下させて地下の所定位置に配置す
る、いわゆる潜函工法とも呼ばれる方法を対象にしてい
る。
【0002】
【従来の技術】一般住宅に地下室を設ける場合のよう
に、比較的に小規模な地下構造物を構築するには、地盤
を広い範囲で掘削して地下空間を作ってから地下空間の
内部で構造物を構築する方法は採用し難い。これは、予
め掘削した地下空間で構造物を構築するには、構築する
地下構造物に対して充分に広い地下空間を掘り下げてお
く必要があるのに対し、隣接地との間に余裕のない一般
住宅地では、そのような広い空間を確保することが困難
である。
に、比較的に小規模な地下構造物を構築するには、地盤
を広い範囲で掘削して地下空間を作ってから地下空間の
内部で構造物を構築する方法は採用し難い。これは、予
め掘削した地下空間で構造物を構築するには、構築する
地下構造物に対して充分に広い地下空間を掘り下げてお
く必要があるのに対し、隣接地との間に余裕のない一般
住宅地では、そのような広い空間を確保することが困難
である。
【0003】また、掘り下げた地下空間に構造物を構築
するための作業設備などを運び込んだり、地下空間の壁
面が崩れないように補強をしたり、地下構造物が構築さ
れたあとで地下構造物の外側の地下空間を埋め戻すな
ど、作業の手間が非常に多くかかり、施工コストも増大
する。上記のような問題を解消する方法として、潜函工
法(ケーソン工法)が提案されいる。この方法は、地表
で函状のコンクリート型枠を組み立て、その内部にコン
クリートを打設したあと、コンクリート型枠の内部空間
で地盤を掘削することで、打設されたコンクリートとと
もにコンクリート型枠を自重によって所定の深さ位置ま
で沈下させる。コンクリート型枠の構築およびコンクリ
ートの打設を地表で実行できるため、作業性が良い。コ
ンクリート型枠の外形よりも外側には広い空間を必要と
せず、周囲の地盤に特別な土留対策を講じなくてもよい
ので、隣接地との余裕が少ない場合でも施工が可能にな
る。
するための作業設備などを運び込んだり、地下空間の壁
面が崩れないように補強をしたり、地下構造物が構築さ
れたあとで地下構造物の外側の地下空間を埋め戻すな
ど、作業の手間が非常に多くかかり、施工コストも増大
する。上記のような問題を解消する方法として、潜函工
法(ケーソン工法)が提案されいる。この方法は、地表
で函状のコンクリート型枠を組み立て、その内部にコン
クリートを打設したあと、コンクリート型枠の内部空間
で地盤を掘削することで、打設されたコンクリートとと
もにコンクリート型枠を自重によって所定の深さ位置ま
で沈下させる。コンクリート型枠の構築およびコンクリ
ートの打設を地表で実行できるため、作業性が良い。コ
ンクリート型枠の外形よりも外側には広い空間を必要と
せず、周囲の地盤に特別な土留対策を講じなくてもよい
ので、隣接地との余裕が少ない場合でも施工が可能にな
る。
【0004】上記潜函工法による地下構造物の構築技術
の具体例は、特開平10−82061号公報に開示され
ている。
の具体例は、特開平10−82061号公報に開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の潜函工法を用い
た地下構造物の構築技術では、地下構造物を構成するコ
ンクリートの周壁部分とその両側に配置された鋼板など
からなるコンクリート型枠とが一体となって地下構造物
の周壁を構成することになる。したがって、地下構造物
を構築するごとに、新たなコンクリート型枠を用いる必
要があり、コンクリート型枠の分だけ地下構造物の施工
コストも増大する。なお、従来の潜函工法におけるコン
クリート型枠は、その下端に地盤に食い込んで沈下させ
るための刃先構造が設けられているため、沈下工程を行
う前にはコンクリート型枠を撤去することはできない。
また、コンクリート型枠をコンクリート周壁とともに地
盤内に沈下させてから、地盤内においてコンクリート型
枠だけを撤去する作業は、極めて困難であり、実用的で
はない。
た地下構造物の構築技術では、地下構造物を構成するコ
ンクリートの周壁部分とその両側に配置された鋼板など
からなるコンクリート型枠とが一体となって地下構造物
の周壁を構成することになる。したがって、地下構造物
を構築するごとに、新たなコンクリート型枠を用いる必
要があり、コンクリート型枠の分だけ地下構造物の施工
コストも増大する。なお、従来の潜函工法におけるコン
クリート型枠は、その下端に地盤に食い込んで沈下させ
るための刃先構造が設けられているため、沈下工程を行
う前にはコンクリート型枠を撤去することはできない。
また、コンクリート型枠をコンクリート周壁とともに地
盤内に沈下させてから、地盤内においてコンクリート型
枠だけを撤去する作業は、極めて困難であり、実用的で
はない。
【0006】本発明の課題は、前記した潜函工法による
地下構造物の構築技術において、作業の能率化、およ
び、施工コストの低減を図ることである。
地下構造物の構築技術において、作業の能率化、およ
び、施工コストの低減を図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる地下構造
物の構築方法は、コンクリート周壁で囲まれた地下構造
物を構築する方法であって、地盤面において、地下構造
物のコンクリート周壁に対応する周枠状をなし下端にク
サビ状の刃先を有する刃先部を配置し、刃先部の上方に
は、コンクリート周壁に対応する隙間をあけて対向して
配置され、それぞれ複数枚の型枠パネルを連結して構成
される内型枠および外型枠からなるコンクリート型枠を
立設する工程(a) と、コンクリート型枠にコンクリート
を打設しコンクリート周壁を構築する工程(b) と、構築
されたコンクリート周壁からコンクリート型枠を撤去す
る工程(d) と、コンクリート周壁の内側空間で地盤を掘
削し、刃先部およびコンクリート周壁を沈下させる工程
(e) とを含む。
物の構築方法は、コンクリート周壁で囲まれた地下構造
物を構築する方法であって、地盤面において、地下構造
物のコンクリート周壁に対応する周枠状をなし下端にク
サビ状の刃先を有する刃先部を配置し、刃先部の上方に
は、コンクリート周壁に対応する隙間をあけて対向して
配置され、それぞれ複数枚の型枠パネルを連結して構成
される内型枠および外型枠からなるコンクリート型枠を
立設する工程(a) と、コンクリート型枠にコンクリート
を打設しコンクリート周壁を構築する工程(b) と、構築
されたコンクリート周壁からコンクリート型枠を撤去す
る工程(d) と、コンクリート周壁の内側空間で地盤を掘
削し、刃先部およびコンクリート周壁を沈下させる工程
(e) とを含む。
【0008】〔地下構造物〕一般住宅用における地下室
その他の地下構造物に適用できる。住宅の居室、収納ス
ペース、娯楽室、機器設置空間、防災避難施設など、利
用目的を合わせて、地下構造物の寸法形状や細部構造は
変更される。住宅以外の各種建築物や土木施設における
地下構造物にも適用できる。地下構造物には少なくとも
コンクリート周壁を備える。コンクリート周壁は、通常
の建築構造物における周壁と同様の材料および構造を備
えることができる。コンクリート周壁には必要に応じて
鉄筋を配筋しておくことができる。コンクリート周壁の
平面形状、矩形が一般的であるが、多角形のもの、円形
などの曲線部分を有するものなどでもよい。
その他の地下構造物に適用できる。住宅の居室、収納ス
ペース、娯楽室、機器設置空間、防災避難施設など、利
用目的を合わせて、地下構造物の寸法形状や細部構造は
変更される。住宅以外の各種建築物や土木施設における
地下構造物にも適用できる。地下構造物には少なくとも
コンクリート周壁を備える。コンクリート周壁は、通常
の建築構造物における周壁と同様の材料および構造を備
えることができる。コンクリート周壁には必要に応じて
鉄筋を配筋しておくことができる。コンクリート周壁の
平面形状、矩形が一般的であるが、多角形のもの、円形
などの曲線部分を有するものなどでもよい。
【0009】〔コンクリート型枠〕コンクリート周壁を
構築するには、コンクリート型枠が使用される。コクリ
ート型枠の基本的な構造は、通常の壁面構築用のコンク
リート型枠と共通している。コンクリート型枠には、コ
ンクリート周壁の内面と外面を規定する内型枠および外
型枠を有する。内型枠と外型枠との間の空間にコンクリ
ートを打設し硬化させることでコンクリート周壁が構築
される。コンクリート周壁の全体あるいはコンクリート
周壁の1面を、1枚の内型枠あるいは外型枠で構成する
こともできるし、内型枠および外型枠をそれぞれ、複数
枚の型枠パネルを連結して構成することもできる。
構築するには、コンクリート型枠が使用される。コクリ
ート型枠の基本的な構造は、通常の壁面構築用のコンク
リート型枠と共通している。コンクリート型枠には、コ
ンクリート周壁の内面と外面を規定する内型枠および外
型枠を有する。内型枠と外型枠との間の空間にコンクリ
ートを打設し硬化させることでコンクリート周壁が構築
される。コンクリート周壁の全体あるいはコンクリート
周壁の1面を、1枚の内型枠あるいは外型枠で構成する
こともできるし、内型枠および外型枠をそれぞれ、複数
枚の型枠パネルを連結して構成することもできる。
【0010】型枠パネルは、鋼板や木質材料、合成樹脂
材料などを用いて、所定の矩形状などに作製され、型枠
パネル同士をボルトで締結するなどして、必要な面積お
よび形状の内型枠および外型枠を構成する。コンクリー
ト型枠の内部には、コンクリート周壁を補強するための
鉄筋を配筋することができる。外型枠と内型枠との間隔
を保持するセパレータや補強部材を配置しておくことも
できる。配管や配線などの設備部材を設置しておくこと
もできる。 〔刃先部〕コンクリート周壁の平面形状に対応する周枠
状をなしている。下端には、クサビ状の刃先を有する。
刃先の形状は、地盤への沈下がスムーズに行えるもので
あれば良く、通常の潜函工法の場合と同様の構造が採用
できる。
材料などを用いて、所定の矩形状などに作製され、型枠
パネル同士をボルトで締結するなどして、必要な面積お
よび形状の内型枠および外型枠を構成する。コンクリー
ト型枠の内部には、コンクリート周壁を補強するための
鉄筋を配筋することができる。外型枠と内型枠との間隔
を保持するセパレータや補強部材を配置しておくことも
できる。配管や配線などの設備部材を設置しておくこと
もできる。 〔刃先部〕コンクリート周壁の平面形状に対応する周枠
状をなしている。下端には、クサビ状の刃先を有する。
刃先の形状は、地盤への沈下がスムーズに行えるもので
あれば良く、通常の潜函工法の場合と同様の構造が採用
できる。
【0011】刃先の具体的形状として、先端が尖ったク
サビ状のものが好ましい。断面三角形状で、外面側に垂
直辺が内面側に斜辺が配置することができる。刃先部
は、鋼板などの金属材料やセラミック材料で構成するこ
とができる。鋼板をプレス成形して刃先部の断面形状を
形成することができる。刃先部とコンクリート型枠との
連結は、ボルトなどの締結手段が採用できる。刃先部と
コンクリート型枠とが着脱自在に連結されていれば、コ
ンクリート周壁が構築されたあとで、コンクリート型枠
だけを撤去することができる。刃先部の外形が、刃先部
の上方に構築されるコンクリート周壁の外面よりも外側
に張り出すようにしておくと、コンクリート周壁の沈下
工程において、コンクリート周壁と地盤との接触あるい
は摩擦抵抗を少なくして沈下をスムーズに行える。ま
た、刃先部が地盤と接触しながら沈下することで、コン
クリート周壁の沈下を刃先部が案内することになり、コ
ンクリート周壁が大きく傾いたり偏ったりすることが防
げる。
サビ状のものが好ましい。断面三角形状で、外面側に垂
直辺が内面側に斜辺が配置することができる。刃先部
は、鋼板などの金属材料やセラミック材料で構成するこ
とができる。鋼板をプレス成形して刃先部の断面形状を
形成することができる。刃先部とコンクリート型枠との
連結は、ボルトなどの締結手段が採用できる。刃先部と
コンクリート型枠とが着脱自在に連結されていれば、コ
ンクリート周壁が構築されたあとで、コンクリート型枠
だけを撤去することができる。刃先部の外形が、刃先部
の上方に構築されるコンクリート周壁の外面よりも外側
に張り出すようにしておくと、コンクリート周壁の沈下
工程において、コンクリート周壁と地盤との接触あるい
は摩擦抵抗を少なくして沈下をスムーズに行える。ま
た、刃先部が地盤と接触しながら沈下することで、コン
クリート周壁の沈下を刃先部が案内することになり、コ
ンクリート周壁が大きく傾いたり偏ったりすることが防
げる。
【0012】刃先部を、下端に刃先を有する刃先枠と、
刃先枠とは別部材からなり、刃先枠の上方に着脱自在に
連結され、コンクリート型枠の内型枠および外型枠がそ
の上端に連結される立上枠とで構成できる。立上枠は、
刃先枠とコンクリート型枠との形状寸法の違いを吸収し
て、刃先枠とコンクリート型枠とをスムーズに連結す
る。立上枠にはコンクリート型枠に対する連結手段を設
けておく。コンクリート周壁からコンクリート型枠を撤
去するときに、立上枠も撤去すれば、コンクリート周壁
とともに地盤に埋設されるのは先端の刃先枠だけにな
り、立上枠は再利用することが可能になる。
刃先枠とは別部材からなり、刃先枠の上方に着脱自在に
連結され、コンクリート型枠の内型枠および外型枠がそ
の上端に連結される立上枠とで構成できる。立上枠は、
刃先枠とコンクリート型枠との形状寸法の違いを吸収し
て、刃先枠とコンクリート型枠とをスムーズに連結す
る。立上枠にはコンクリート型枠に対する連結手段を設
けておく。コンクリート周壁からコンクリート型枠を撤
去するときに、立上枠も撤去すれば、コンクリート周壁
とともに地盤に埋設されるのは先端の刃先枠だけにな
り、立上枠は再利用することが可能になる。
【0013】立上枠と刃先枠とは、前記した鋼板などの
プレス成形によって一体成形しておくこともできる。こ
の場合は、立上枠と刃先枠との連結構造が不要になり、
刃先部の構造が簡略化される。但し、コンクリート周壁
とともに刃先部の全体が地盤に埋設されることになる。
刃先部の構造として、上端が開口し刃先枠の先端付近ま
で連通する空間を備えておけば、コンクリート型枠に打
設したコンクリートが刃先部の内部空間に充填される。
その結果、比較的に薄い鋼板などで構成された刃先部で
あっても、コンクリートの充填によって補強され、充分
な耐圧力や耐変形性を持たせることができる。
プレス成形によって一体成形しておくこともできる。こ
の場合は、立上枠と刃先枠との連結構造が不要になり、
刃先部の構造が簡略化される。但し、コンクリート周壁
とともに刃先部の全体が地盤に埋設されることになる。
刃先部の構造として、上端が開口し刃先枠の先端付近ま
で連通する空間を備えておけば、コンクリート型枠に打
設したコンクリートが刃先部の内部空間に充填される。
その結果、比較的に薄い鋼板などで構成された刃先部で
あっても、コンクリートの充填によって補強され、充分
な耐圧力や耐変形性を持たせることができる。
【0014】〔コンクリート型枠の立設〕地下構造物の
施工現場で、地表の地盤面あるいは地表よりも少し掘り
下げた地盤面にコンクリート型枠を設置する。コンクリ
ート型枠を設置する前に、地盤面に刃先部を配置する。
刃先部の刃先を地盤面に当接させる。沈下工程を行う前
に刃先が地盤に食い込むのを防止するため、刃先あるい
は刃先の周辺の刃先部に支持部材を配置しておくことが
できる。刃先部に、支持部材で支えるための段差部や支
持部材の当接構造を備えておくことができる。
施工現場で、地表の地盤面あるいは地表よりも少し掘り
下げた地盤面にコンクリート型枠を設置する。コンクリ
ート型枠を設置する前に、地盤面に刃先部を配置する。
刃先部の刃先を地盤面に当接させる。沈下工程を行う前
に刃先が地盤に食い込むのを防止するため、刃先あるい
は刃先の周辺の刃先部に支持部材を配置しておくことが
できる。刃先部に、支持部材で支えるための段差部や支
持部材の当接構造を備えておくことができる。
【0015】コンクリート型枠を構成する型枠パネルの
下端に予め刃先部が取り付けられたものを用いることも
できる。施工現場とは別の場所で、地下構造物の1面分
あるいは一定面積分のコンクリート型枠および刃先部を
組み立てておき、この組み立てられたコンクリート型枠
を施工現場まで運搬して使用することもできる。コンク
リート型枠には、鉄筋の配筋やセパレータの取り付けな
ど、通常のコンクリート壁面の施工と同様の部材を用い
たり、同様の作業工程を実施することができる。コンク
リート型枠の設置作業を容易にするために、足場を構築
しておくことができる。
下端に予め刃先部が取り付けられたものを用いることも
できる。施工現場とは別の場所で、地下構造物の1面分
あるいは一定面積分のコンクリート型枠および刃先部を
組み立てておき、この組み立てられたコンクリート型枠
を施工現場まで運搬して使用することもできる。コンク
リート型枠には、鉄筋の配筋やセパレータの取り付けな
ど、通常のコンクリート壁面の施工と同様の部材を用い
たり、同様の作業工程を実施することができる。コンク
リート型枠の設置作業を容易にするために、足場を構築
しておくことができる。
【0016】〔コンクリート周壁の構築〕コンクリート
型枠にコンクリートを打設すれば、コンクリート型枠の
内部形状に対応するコンクリート周壁が形成される。コ
ンクリートが硬化するまで、所定の期間、養生を行うこ
とができる。コンクリート型枠とともに刃先部の内部に
もコンクリートを打設することができる。 〔コンクリート型枠の撤去〕コンクリート周壁が充分に
硬化すれば、コンクリート型枠を撤去することができ
る。コンクリート型枠とともに刃先部の立上枠を撤去す
ることもできる。
型枠にコンクリートを打設すれば、コンクリート型枠の
内部形状に対応するコンクリート周壁が形成される。コ
ンクリートが硬化するまで、所定の期間、養生を行うこ
とができる。コンクリート型枠とともに刃先部の内部に
もコンクリートを打設することができる。 〔コンクリート型枠の撤去〕コンクリート周壁が充分に
硬化すれば、コンクリート型枠を撤去することができ
る。コンクリート型枠とともに刃先部の立上枠を撤去す
ることもできる。
【0017】コンクリート型枠が撤去されたあとのコン
クリート周壁に、地下構造物の施工や仕上げに必要な作
業工程を施しておくことができる。地盤に沈下させた状
態では困難であったり手間のかかる作業工程を実施して
おくのが好ましい。コンクリート周壁の外面に防水処理
を行うことができる。防水処理として、塗工防水剤を塗
工して塗工防水層を形成しておくことができる。 〔コンクリート周壁の沈下〕コンクリート周壁の内側空
間で地盤を掘削するには、コンクリート周壁の内側空間
に、比較的小型のショベル車などの土木機械を搬入して
掘削作業を行ってもよいし、コンクリート周壁の外側
に、大型の土木機械を配置し、ショベル腕などの作業機
構だけをコンクリート周壁の内側空間に挿入して掘削作
業を行うこともできる。
クリート周壁に、地下構造物の施工や仕上げに必要な作
業工程を施しておくことができる。地盤に沈下させた状
態では困難であったり手間のかかる作業工程を実施して
おくのが好ましい。コンクリート周壁の外面に防水処理
を行うことができる。防水処理として、塗工防水剤を塗
工して塗工防水層を形成しておくことができる。 〔コンクリート周壁の沈下〕コンクリート周壁の内側空
間で地盤を掘削するには、コンクリート周壁の内側空間
に、比較的小型のショベル車などの土木機械を搬入して
掘削作業を行ってもよいし、コンクリート周壁の外側
に、大型の土木機械を配置し、ショベル腕などの作業機
構だけをコンクリート周壁の内側空間に挿入して掘削作
業を行うこともできる。
【0018】地盤の掘削は、地盤と接触している刃先部
の刃先よりも内側の領域で全周にわたって均等に地盤を
掘削する。刃先部の刃先の近傍で地盤が掘削されれば、
刃先に加わっている刃先部およびコンクリート周壁の自
重によって、刃先が地盤に食い込み沈下していく。コン
クリート周壁の全周における沈下量を監視しながら、地
盤の掘削位置あるいは掘削量を調整するのが好ましい。
刃先部およびコンクリート周壁の沈下は、刃先部および
コンクリート周壁の外面が外側に存在する地盤の内面と
の間で滑りながら進行する。このとき、刃先部の外形が
コンクリート周壁の外面よりも外側に張り出していれ
ば、刃先部の沈下によって堀り下げられた地盤の内面と
コンクリート周壁との接触が少なくなったり摩擦抵抗が
小さくなったりするので、刃先部とコンクリート周壁の
沈下がスムーズに行われる。また、地盤に沿って移動す
る刃先部がコンクリート周壁の沈下を案内して、コンク
リート周壁の傾きや偏りを防ぐ。
の刃先よりも内側の領域で全周にわたって均等に地盤を
掘削する。刃先部の刃先の近傍で地盤が掘削されれば、
刃先に加わっている刃先部およびコンクリート周壁の自
重によって、刃先が地盤に食い込み沈下していく。コン
クリート周壁の全周における沈下量を監視しながら、地
盤の掘削位置あるいは掘削量を調整するのが好ましい。
刃先部およびコンクリート周壁の沈下は、刃先部および
コンクリート周壁の外面が外側に存在する地盤の内面と
の間で滑りながら進行する。このとき、刃先部の外形が
コンクリート周壁の外面よりも外側に張り出していれ
ば、刃先部の沈下によって堀り下げられた地盤の内面と
コンクリート周壁との接触が少なくなったり摩擦抵抗が
小さくなったりするので、刃先部とコンクリート周壁の
沈下がスムーズに行われる。また、地盤に沿って移動す
る刃先部がコンクリート周壁の沈下を案内して、コンク
リート周壁の傾きや偏りを防ぐ。
【0019】コンクリート周壁が所定の深さ位置まで沈
下すれば、地盤の掘削による沈下作業は終了する。 〔地下構造物の仕上げ〕コンクリート周壁が所定の位置
に配置されたあと、地下構造物の仕上げに必要な各種の
作業工程が行われる。コンクリート周壁の内側空間に床
面を施工することができる。床面の施工は、通常の地下
構造物と同様の材料および施工方法が適用できる。例え
ば、栗石層と捨てコンクリート層と床コンクリート層と
で床面を構成することができる。床面とコンクリート周
壁との接合部に、水膨張型シール材などで防水処理を施
しておくことができる。
下すれば、地盤の掘削による沈下作業は終了する。 〔地下構造物の仕上げ〕コンクリート周壁が所定の位置
に配置されたあと、地下構造物の仕上げに必要な各種の
作業工程が行われる。コンクリート周壁の内側空間に床
面を施工することができる。床面の施工は、通常の地下
構造物と同様の材料および施工方法が適用できる。例え
ば、栗石層と捨てコンクリート層と床コンクリート層と
で床面を構成することができる。床面とコンクリート周
壁との接合部に、水膨張型シール材などで防水処理を施
しておくことができる。
【0020】地下構造物の上方には、通常の建築構造を
構築することができる。
構築することができる。
【0021】 〔発明の詳細な説明〕
【0022】
【発明の実施形態】図1〜図5は、地下構造物の構築方
法を段階的に示している。 〔刃先部の設置〕図1に示すように、地表の地盤Eの上
に、刃先部10を配置する。刃先部10は鋼板をプレス
成形して作製されており、構築する地下構造物の外形状
に沿って上端が開口した周枠状をなしている。刃先部1
0の断面形状において、下端にはクサビ状に尖った刃先
枠12を有し、刃先枠12の外面側は垂直辺、内面側は
傾斜辺になっており、傾斜辺よりも内側に平坦な水平辺
を有する。刃先枠12の上部には、内外で対向する垂直
辺で構成される立上枠14を有する。平坦な地盤Eの上
に刃先部10を安定して配置させるために、刃先枠12
の内側の水平辺の下方には、木材などからなる支持台3
0が配置されている。
法を段階的に示している。 〔刃先部の設置〕図1に示すように、地表の地盤Eの上
に、刃先部10を配置する。刃先部10は鋼板をプレス
成形して作製されており、構築する地下構造物の外形状
に沿って上端が開口した周枠状をなしている。刃先部1
0の断面形状において、下端にはクサビ状に尖った刃先
枠12を有し、刃先枠12の外面側は垂直辺、内面側は
傾斜辺になっており、傾斜辺よりも内側に平坦な水平辺
を有する。刃先枠12の上部には、内外で対向する垂直
辺で構成される立上枠14を有する。平坦な地盤Eの上
に刃先部10を安定して配置させるために、刃先枠12
の内側の水平辺の下方には、木材などからなる支持台3
0が配置されている。
【0023】〔コンクリート型枠の立設〕刃先部10の
上方に、コンクリート型枠を構成する外型枠22と内型
枠24とが立設される。外型枠22、内型枠24は、基
本的には通常のコンクリート打設用の型枠と同様の材料
および構造を有するものが用いられる。具体的には、鋼
板などで構成された型枠パネルをボルトなどで連結して
1面の型枠を構成する。外型枠22と内型枠24の間に
コンクリートを打設する隙間が形成される。外型枠22
と内型枠24の間には、両者の間隔を維持するためのセ
パレータや補強部材が配置されることがある。必要に応
じて、補強用の鉄筋が配筋される。地下構造物の仕上げ
や使用に必要な構造や部材を予めコンクリート型枠に取
り付けておくこともできる。
上方に、コンクリート型枠を構成する外型枠22と内型
枠24とが立設される。外型枠22、内型枠24は、基
本的には通常のコンクリート打設用の型枠と同様の材料
および構造を有するものが用いられる。具体的には、鋼
板などで構成された型枠パネルをボルトなどで連結して
1面の型枠を構成する。外型枠22と内型枠24の間に
コンクリートを打設する隙間が形成される。外型枠22
と内型枠24の間には、両者の間隔を維持するためのセ
パレータや補強部材が配置されることがある。必要に応
じて、補強用の鉄筋が配筋される。地下構造物の仕上げ
や使用に必要な構造や部材を予めコンクリート型枠に取
り付けておくこともできる。
【0024】刃先部10とコンクリート型枠22、24
とは、ボルトなどの取り外し可能な連結手段を用いて連
結しておく。 〔コンクリートの打設〕図2に示すように、外型枠22
および内型枠24で構成されるコンクリート型枠の内部
に、コンクリート周壁を構築するためのコンクリートが
打設される。コンクリート型枠の下部は、上端が開口し
た刃先部10で塞がれている。打設されたコンクリート
の一部は刃先部10の内部にも充填される。打設したコ
ンクリートが充分に硬化するまで、一定の期間、養生し
ておく。
とは、ボルトなどの取り外し可能な連結手段を用いて連
結しておく。 〔コンクリートの打設〕図2に示すように、外型枠22
および内型枠24で構成されるコンクリート型枠の内部
に、コンクリート周壁を構築するためのコンクリートが
打設される。コンクリート型枠の下部は、上端が開口し
た刃先部10で塞がれている。打設されたコンクリート
の一部は刃先部10の内部にも充填される。打設したコ
ンクリートが充分に硬化するまで、一定の期間、養生し
ておく。
【0025】〔コンクリート型枠の撤去〕図3に示すよ
うに、構築されたコンクリート周壁42から外型枠22
および内型枠24を撤去する。刃先部10は残してお
く。刃先部10の上部にコンクリート周壁42が一体的
に接合された状態になる。コンクリート周壁42から撤
去した外型枠22および内型枠24は再利用することが
できる。コンクリート周壁42の外表面に、塗工防水層
22を形成する。塗工防水層22は、通常のコンクリー
ト壁面に適用される塗工防水剤を用いる。
うに、構築されたコンクリート周壁42から外型枠22
および内型枠24を撤去する。刃先部10は残してお
く。刃先部10の上部にコンクリート周壁42が一体的
に接合された状態になる。コンクリート周壁42から撤
去した外型枠22および内型枠24は再利用することが
できる。コンクリート周壁42の外表面に、塗工防水層
22を形成する。塗工防水層22は、通常のコンクリー
ト壁面に適用される塗工防水剤を用いる。
【0026】〔コンクリート周壁の沈下〕図4に示すよ
うに、コンクリート周壁42の内側空間で地盤Eを掘削
する。刃先部10を支えていた支持台30は取り外して
おく。地盤Eの掘削は、まず、コンクリート周壁42の
外側の地表に配置された大型のショベル車(図示せず)
で、コンクリート周壁42の内側空間のうちの中央部分
の地盤Eを掘り下げる。つぎに、コンクリート周壁42
の内部に小型のショベル車60を搬入して、周辺部分の
刃先部10に近い地盤Eを取り除く。小型ショベル車6
0の代わりに手作業で掘削する場合もある。
うに、コンクリート周壁42の内側空間で地盤Eを掘削
する。刃先部10を支えていた支持台30は取り外して
おく。地盤Eの掘削は、まず、コンクリート周壁42の
外側の地表に配置された大型のショベル車(図示せず)
で、コンクリート周壁42の内側空間のうちの中央部分
の地盤Eを掘り下げる。つぎに、コンクリート周壁42
の内部に小型のショベル車60を搬入して、周辺部分の
刃先部10に近い地盤Eを取り除く。小型ショベル車6
0の代わりに手作業で掘削する場合もある。
【0027】刃先部10の近傍の地盤Eが掘削される
と、刃先部10とその上に構築されたコンクリート周壁
42とは、その自重によって沈下していく。刃先部10
の下端に存在するクサビ状に尖った刃先枠12が地盤E
に食い込むようにして、全体の沈下を先導することにな
る。刃先部10の周辺で地盤Eを掘削する際には、コン
クリート周壁42の全周において均等に土砂を取り除い
て、コンクリート周壁42が傾いたり偏ったりせずに均
等に沈下するように注意するのが好ましい。コンクリー
ト周壁42が所定の深さまで沈下し、ショベル車60な
どを撤去すれば、地盤Eにコンクリート周壁42で構成
される地下構造物が構築されたことになる。
と、刃先部10とその上に構築されたコンクリート周壁
42とは、その自重によって沈下していく。刃先部10
の下端に存在するクサビ状に尖った刃先枠12が地盤E
に食い込むようにして、全体の沈下を先導することにな
る。刃先部10の周辺で地盤Eを掘削する際には、コン
クリート周壁42の全周において均等に土砂を取り除い
て、コンクリート周壁42が傾いたり偏ったりせずに均
等に沈下するように注意するのが好ましい。コンクリー
ト周壁42が所定の深さまで沈下し、ショベル車60な
どを撤去すれば、地盤Eにコンクリート周壁42で構成
される地下構造物が構築されたことになる。
【0028】〔地下構造物〕図5に示すように、地盤E
の地下にコンクリート周壁42が配置されたあとで、コ
ンクリート周壁42の内側の底部に、地下構造物の底面
を施工することができる。地下構造物の底面は、栗石層
74と捨てコンクリート層72および床コンクリート層
70とで構成されている。コンクリート周壁42の下端
に存在する刃先部10は、地下構造物の底面部分に埋め
込まれたままにしておけばよい。地下構造物の底面に
は、必要に応じて、地下水の浸入を阻止する構造を設け
たり、排水設備を設けたりすることができる。コンクリ
ート周壁42の外表面には塗工防水層50が配置されて
いるので、地下構造物の内部への浸水は確実に阻止する
ことができる。
の地下にコンクリート周壁42が配置されたあとで、コ
ンクリート周壁42の内側の底部に、地下構造物の底面
を施工することができる。地下構造物の底面は、栗石層
74と捨てコンクリート層72および床コンクリート層
70とで構成されている。コンクリート周壁42の下端
に存在する刃先部10は、地下構造物の底面部分に埋め
込まれたままにしておけばよい。地下構造物の底面に
は、必要に応じて、地下水の浸入を阻止する構造を設け
たり、排水設備を設けたりすることができる。コンクリ
ート周壁42の外表面には塗工防水層50が配置されて
いるので、地下構造物の内部への浸水は確実に阻止する
ことができる。
【0029】コンクリート周壁42の上方には、通常の
建築物と同様にして地上部分の壁面構造や床構造その他
の上部構造が構築される。 〔刃先部の詳細構造:沈下前〕図6は、刃先部とその周
辺部分の詳細構造を示しており、前記図2の工程段階に
おける状態を示している。刃先部10の刃先枠12は、
断面三角形のクサビ部12aと、クサビ部12aの内側
(コンクリート周壁の内部側)に配置された平坦面を有
する段差部12bとを備えている。段差部12bの下に
支持台30を配置することで、刃先部10を安定に支持
しておける。
建築物と同様にして地上部分の壁面構造や床構造その他
の上部構造が構築される。 〔刃先部の詳細構造:沈下前〕図6は、刃先部とその周
辺部分の詳細構造を示しており、前記図2の工程段階に
おける状態を示している。刃先部10の刃先枠12は、
断面三角形のクサビ部12aと、クサビ部12aの内側
(コンクリート周壁の内部側)に配置された平坦面を有
する段差部12bとを備えている。段差部12bの下に
支持台30を配置することで、刃先部10を安定に支持
しておける。
【0030】刃先枠12とその上方の立上枠14とは、
上下に嵌合自在に組み合わせられており、ボルトなどで
着脱自在に締結されている。立上枠14の下方は刃先枠
12の幅と同じ幅で垂直に延びている。立上枠14の上
方では、内側部分に張り出す段差部14aを有する。段
差部14aの下方と地盤Eとの間にジャッキ36を配置
することで、刃先部10とその上方のコンクリート型枠
22、24および打設されたコンクリート40を安定し
て支持することができる。ジャッキ36と支持台30の
下面と地盤Eとの間には皿板32を配置して、地盤Eに
めり込まないようにしている。
上下に嵌合自在に組み合わせられており、ボルトなどで
着脱自在に締結されている。立上枠14の下方は刃先枠
12の幅と同じ幅で垂直に延びている。立上枠14の上
方では、内側部分に張り出す段差部14aを有する。段
差部14aの下方と地盤Eとの間にジャッキ36を配置
することで、刃先部10とその上方のコンクリート型枠
22、24および打設されたコンクリート40を安定し
て支持することができる。ジャッキ36と支持台30の
下面と地盤Eとの間には皿板32を配置して、地盤Eに
めり込まないようにしている。
【0031】立上枠14の上方で外側部分は、少し内側
に凹んだ凹入部14bを有する。凹入部14bの内面位
置と立上枠14の下方側の内面位置との間には段差Wが
設けられている。立上枠14の上部には、内側および外
側の端部にそれぞれ内型枠24、外型枠22が連結され
る。コンクリート型枠22、24および立上枠14の内
側空間には、Pコーン27とセパレータ28を取り付け
て両側の部材間の間隔を保持したり、鉄筋26を配置し
たりしている。
に凹んだ凹入部14bを有する。凹入部14bの内面位
置と立上枠14の下方側の内面位置との間には段差Wが
設けられている。立上枠14の上部には、内側および外
側の端部にそれぞれ内型枠24、外型枠22が連結され
る。コンクリート型枠22、24および立上枠14の内
側空間には、Pコーン27とセパレータ28を取り付け
て両側の部材間の間隔を保持したり、鉄筋26を配置し
たりしている。
【0032】コンクリート型枠22、24の内側にコン
クリート40を打設すると、コンクリート型枠22、2
4の下端から刃先部10の内部までコンクリート40が
充填される。 〔刃先部の詳細構造:沈下後〕図7は、地下構造物が構
築された段階での刃先部10の近傍部分の構造を表して
いる。前記図5の段階に相当する。刃先部10のうち立
上枠14は、コンクリート型枠22、24とともに撤去
しており、刃先枠12だけが残っている。刃先枠12の
段差部12bの下には、栗石層74を施工する前に支持
台38を配置しておき、刃先枠12とその上部構造を安
定して支持できるようにしている。支持台38の下には
地盤Eに埋め込んだ状態で、より大きな支持台34を配
置している。その結果、地下構造物の自重あるいはその
上に構築される建築物の自重によって刃先枠12がさら
に地盤Eに食い込むことが防止される。
クリート40を打設すると、コンクリート型枠22、2
4の下端から刃先部10の内部までコンクリート40が
充填される。 〔刃先部の詳細構造:沈下後〕図7は、地下構造物が構
築された段階での刃先部10の近傍部分の構造を表して
いる。前記図5の段階に相当する。刃先部10のうち立
上枠14は、コンクリート型枠22、24とともに撤去
しており、刃先枠12だけが残っている。刃先枠12の
段差部12bの下には、栗石層74を施工する前に支持
台38を配置しておき、刃先枠12とその上部構造を安
定して支持できるようにしている。支持台38の下には
地盤Eに埋め込んだ状態で、より大きな支持台34を配
置している。その結果、地下構造物の自重あるいはその
上に構築される建築物の自重によって刃先枠12がさら
に地盤Eに食い込むことが防止される。
【0033】刃先枠12の上方に配置されるコンクリー
ト周壁42のうち、立上枠14の内部で形付けられた部
分と、それよりも上方で外型枠22で形付けられた部分
との間には、立上枠14の外形に対応する段差Wが形成
されている。このような段差Wを設けておくことで、コ
ンクリート周壁42を地盤E内に沈下させる際には、立
上枠14に対応する部分だけが地盤Eと接触し、上方の
コンクリート周壁42の全体は地盤Eと接触し難くな
る。その結果、コンクリート周壁42の沈下中に加わる
地盤Eの抵抗力が軽減され、コンクリート周壁42の沈
下がスムーズかつ迅速に行われることになる。また、コ
ンクリート周壁42の外表面に形成された塗工防水層5
0が地盤Eとの摩擦抵抗で剥がれてしまうことも防止で
きる。
ト周壁42のうち、立上枠14の内部で形付けられた部
分と、それよりも上方で外型枠22で形付けられた部分
との間には、立上枠14の外形に対応する段差Wが形成
されている。このような段差Wを設けておくことで、コ
ンクリート周壁42を地盤E内に沈下させる際には、立
上枠14に対応する部分だけが地盤Eと接触し、上方の
コンクリート周壁42の全体は地盤Eと接触し難くな
る。その結果、コンクリート周壁42の沈下中に加わる
地盤Eの抵抗力が軽減され、コンクリート周壁42の沈
下がスムーズかつ迅速に行われることになる。また、コ
ンクリート周壁42の外表面に形成された塗工防水層5
0が地盤Eとの摩擦抵抗で剥がれてしまうことも防止で
きる。
【0034】コンクリート周壁42のうち、立上枠14
の段差部14aで形付けられた段差部42aは、床コン
クリート層70とL字形に噛み合わされた構造になって
いるので両者の一体性が高まる。コンクリート周壁42
に埋め込まれた鉄筋26は、床コンクリート層70に埋
め込まれた鉄筋26と連結されて、両者の結合強化を図
っている。さらに、コンクリート周壁42と床コンクリ
ート層70との接合面には水膨張型シール材76を配置
しており、両者の隙間における遮水性を高めている。立
上枠14やコンクリート型枠22、24の内部に装着さ
れていたPコン227やセパレータ28のうち、コンク
リート周壁42の構築後に除去可能な部分や不必要な部
分は除去しておく。除去したあとに残る穴はセメントや
コンクリートで埋めておくことができる。これらのコン
クリート周壁42の施工が完了したあとで塗工防水層5
0を施工する。
の段差部14aで形付けられた段差部42aは、床コン
クリート層70とL字形に噛み合わされた構造になって
いるので両者の一体性が高まる。コンクリート周壁42
に埋め込まれた鉄筋26は、床コンクリート層70に埋
め込まれた鉄筋26と連結されて、両者の結合強化を図
っている。さらに、コンクリート周壁42と床コンクリ
ート層70との接合面には水膨張型シール材76を配置
しており、両者の隙間における遮水性を高めている。立
上枠14やコンクリート型枠22、24の内部に装着さ
れていたPコン227やセパレータ28のうち、コンク
リート周壁42の構築後に除去可能な部分や不必要な部
分は除去しておく。除去したあとに残る穴はセメントや
コンクリートで埋めておくことができる。これらのコン
クリート周壁42の施工が完了したあとで塗工防水層5
0を施工する。
【0035】コンクリート周壁42と周囲の地盤Eとの
間に隙間があいている場合には、土砂を埋め戻したり、
コンクリートを流し込んだりして、隙間を埋めておくこ
とができる。
間に隙間があいている場合には、土砂を埋め戻したり、
コンクリートを流し込んだりして、隙間を埋めておくこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】この発明にかかる地下構造物の構築方法
は、地盤面でコンクリート型枠にコンクリートを打設し
てコンクリート周壁を構築したあと、コンクリート周壁
からコンクリート型枠を撤去した状態で、コンクリート
周壁の内側空間における地盤の掘削を行ってコンクリー
ト周壁を沈下させる。コンクリート型枠が存在しない状
態のコンクリート周壁を沈下させるので、コンクリート
周壁の取り扱いが容易である。沈下が終わってから地下
でコンクリート型枠を外す面倒な作業も要らない。コン
クリート周壁の外側にコンクリート型枠が存在しない分
だけ、地下構造物の占有面積が狭くなり、隣接する建物
などへの影響も少なくできる。地表でコンクリート周壁
から取り外したコンクリート型枠は、次の施工現場へと
容易に搬送して、直ちに再使用することができる。
は、地盤面でコンクリート型枠にコンクリートを打設し
てコンクリート周壁を構築したあと、コンクリート周壁
からコンクリート型枠を撤去した状態で、コンクリート
周壁の内側空間における地盤の掘削を行ってコンクリー
ト周壁を沈下させる。コンクリート型枠が存在しない状
態のコンクリート周壁を沈下させるので、コンクリート
周壁の取り扱いが容易である。沈下が終わってから地下
でコンクリート型枠を外す面倒な作業も要らない。コン
クリート周壁の外側にコンクリート型枠が存在しない分
だけ、地下構造物の占有面積が狭くなり、隣接する建物
などへの影響も少なくできる。地表でコンクリート周壁
から取り外したコンクリート型枠は、次の施工現場へと
容易に搬送して、直ちに再使用することができる。
【図1】 本発明の実施形態を表し、作業工程の最初の
段階を示す断面図
段階を示す断面図
【図2】 次の段階を示す断面図
【図3】 次の段階を示す断面図
【図4】 次の段階を示す断面図
【図5】 最後の段階を示す断面図
【図6】 図2の段階における刃先部周辺の拡大断面図
【図7】 図5の段階における刃先部周辺の拡大断面図
10 刃先部 12 刃先枠 14 立上枠 22 外型枠 24 内型枠 40 コンクリート 42 コンクリート周壁 50 塗工防水層 70 床コンクリート E 地盤
Claims (6)
- 【請求項1】コンクリート周壁で囲まれた地下構造物を
構築する方法であって、 地盤面において、前記地下構造物のコンクリート周壁に
対応する周枠状をなし下端にクサビ状の刃先を有する刃
先部を配置し、刃先部の上方には、コンクリート周壁に
対応する隙間をあけて対向して配置され、それぞれ複数
枚の型枠パネルを連結して構成される内型枠および外型
枠からなるコンクリート型枠を立設する工程(a) と、 前記コンクリート型枠にコンクリートを打設しコンクリ
ート周壁を構築する工程(b) と、 構築されたコンクリート周壁からコンクリート型枠を撤
去する工程(d) と、 コンクリート周壁の内側空間で地盤を掘削し、刃先部お
よびコンクリート周壁を沈下させる工程(e) と、を含む
地下構造物の構築方法。 - 【請求項2】前記工程(a) が、刃先部として、下端に刃
先を有する刃先枠と、刃先枠とは別部材からなり、刃先
枠の上方に着脱自在に連結され、コンクリート型枠の内
型枠および外型枠がその上端に連結される立上枠とから
なる刃先部を配置し、 前記工程(d) が、コンクリート型枠とともに刃先部の立
上枠を撤去する、請求項1に記載の地下構造物の構築方
法。 - 【請求項3】前記工程(a) が、刃先部として、下端に刃
先を有する刃先枠と、刃先枠の上方に一体成形され、コ
ンクリート型枠の内型枠および外型枠がその上端に連結
される立上枠とからなる刃先部を配置する請求項1に記
載の地下構造物の構築方法。 - 【請求項4】前記工程(e) で、コンクリート周壁の外表
面を、刃先部の外形よりも内側に配置しておく請求項1
〜3の何れかに記載の地下構造物の構築方法。 - 【請求項5】前記工程(e) のあとで、コンクリート周壁
の内側空間に床面を施工する工程(f) をさらに含む請求
項1〜4の何れかに記載の地下構造物の構築方法。 - 【請求項6】前記工程(d) と工程(e) の間で、前記コン
クリート周壁の外面に塗布防水層を施工する工程(d-e)
をさらに含む請求項1〜5の何れかに記載の地下構造物
の構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000140995A JP2001323485A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 地下構造物の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000140995A JP2001323485A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 地下構造物の構築方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001323485A true JP2001323485A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18648185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000140995A Withdrawn JP2001323485A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 地下構造物の構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001323485A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3530128B2 (ja) | 2000-10-18 | 2004-05-24 | 晃一 寺田 | 地下構造物に係わる複合防水工法 |
| JP2009084918A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Hiroshi Saito | 地下構造物の施工方法及びこの施工方法により得られた地下構造物 |
| JP6423045B1 (ja) * | 2017-06-05 | 2018-11-14 | Jfe建材株式会社 | ケーソン刃口 |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000140995A patent/JP2001323485A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
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