JPH07150554A - 鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置方法 - Google Patents
鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置方法Info
- Publication number
- JPH07150554A JPH07150554A JP29574393A JP29574393A JPH07150554A JP H07150554 A JPH07150554 A JP H07150554A JP 29574393 A JP29574393 A JP 29574393A JP 29574393 A JP29574393 A JP 29574393A JP H07150554 A JPH07150554 A JP H07150554A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工期の短縮、原材料費の低減、座屈の防止を
図る。 【構成】 鋼管ぐい20は、上端が開口した筒状の鋼管
ぐい本体21と、上端から所定距離離れた鋼管ぐい本体
の内面に固定された底板22と、この底板と鋼管ぐい本
体の内面とに囲まれた空間21cに投入され、下端が底
板に当接して保持され、上端が鋼管ぐい本体の上端から
突出する鉄筋カゴ23とを備える。鋼管ぐい設置方法
は、上端が開口した筒状の鋼管ぐい本体21と、上端か
ら所定距離離れた鋼管ぐい本体の内面に固定された底板
22とを備えた鋼管ぐい20を地盤中に貫入し、次い
で、底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲まれた空間21c
に、下端が底板に当接し上端が鋼管ぐい本体の上端から
突出する長さを有する鉄筋カゴ23を投入し、次いで、
底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲まれた空間21cにコ
ンクリート27を打設・充填する。
図る。 【構成】 鋼管ぐい20は、上端が開口した筒状の鋼管
ぐい本体21と、上端から所定距離離れた鋼管ぐい本体
の内面に固定された底板22と、この底板と鋼管ぐい本
体の内面とに囲まれた空間21cに投入され、下端が底
板に当接して保持され、上端が鋼管ぐい本体の上端から
突出する鉄筋カゴ23とを備える。鋼管ぐい設置方法
は、上端が開口した筒状の鋼管ぐい本体21と、上端か
ら所定距離離れた鋼管ぐい本体の内面に固定された底板
22とを備えた鋼管ぐい20を地盤中に貫入し、次い
で、底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲まれた空間21c
に、下端が底板に当接し上端が鋼管ぐい本体の上端から
突出する長さを有する鉄筋カゴ23を投入し、次いで、
底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲まれた空間21cにコ
ンクリート27を打設・充填する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤内に貫入される鋼
管ぐい及び鋼管ぐい設置方法に関する。
管ぐい及び鋼管ぐい設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鋼管ぐいとしては、図2に示すよ
うなものがある。すなわち、円筒状の素管1〜3を工場
で溶接して構成された単管4〜6を、地盤中に直列に貫
入しながらジョイント部材(図示せず)により1本の円
筒状の鋼管ぐい本体7とし、最上部の単管6の上端をキ
ャップ板9で閉塞したものがある。そして、この鋼管ぐ
い本体7の上部外面全周に単管6の軸線とほぼ平行に複
数の鉄筋(いわゆるヒゲ鉄筋)8を現場で溶接し、この
後、鋼管ぐい本体7の上部に基礎コンクリートを打設し
て基礎工事を完了させる。
うなものがある。すなわち、円筒状の素管1〜3を工場
で溶接して構成された単管4〜6を、地盤中に直列に貫
入しながらジョイント部材(図示せず)により1本の円
筒状の鋼管ぐい本体7とし、最上部の単管6の上端をキ
ャップ板9で閉塞したものがある。そして、この鋼管ぐ
い本体7の上部外面全周に単管6の軸線とほぼ平行に複
数の鉄筋(いわゆるヒゲ鉄筋)8を現場で溶接し、この
後、鋼管ぐい本体7の上部に基礎コンクリートを打設し
て基礎工事を完了させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の鋼管ぐい及び設置方法では、以下のような問題があ
った。
来の鋼管ぐい及び設置方法では、以下のような問題があ
った。
【0004】すなわち、鋼管ぐい本体7を地盤内に貫入
させた後に、ヒゲ鉄筋8を単管6の上部外面全周に現場
溶接しなければならないので、雨天の日には作業ができ
ず、工期が長くなることがあった。さらに、鋼管ぐい本
体7に引き抜き力が作用することを考慮した設計をした
場合には、ヒゲ鉄筋8の数が非常に多くなり、作業工数
が非常に多くかかり、この面でも、工期が長くなるとい
った問題がある。
させた後に、ヒゲ鉄筋8を単管6の上部外面全周に現場
溶接しなければならないので、雨天の日には作業ができ
ず、工期が長くなることがあった。さらに、鋼管ぐい本
体7に引き抜き力が作用することを考慮した設計をした
場合には、ヒゲ鉄筋8の数が非常に多くなり、作業工数
が非常に多くかかり、この面でも、工期が長くなるとい
った問題がある。
【0005】また、設計上の応力は、図3(チャンの式
による曲げモーメント図)に示すように、くい頭固定で
は上部に設置される基礎底面(くい頭)付近で曲げモー
メントが最大になり、鋼管ぐい本体7の最上部に位置す
る単管6は、軸力と曲げとを受けるので、その肉厚を厚
くしなければならず、原材料費がかさむ等の問題があ
る。
による曲げモーメント図)に示すように、くい頭固定で
は上部に設置される基礎底面(くい頭)付近で曲げモー
メントが最大になり、鋼管ぐい本体7の最上部に位置す
る単管6は、軸力と曲げとを受けるので、その肉厚を厚
くしなければならず、原材料費がかさむ等の問題があ
る。
【0006】また、基礎工事が完了した後に、図4に示
すように、地盤11が地盤沈下すると、基礎10の下に
空隙12が発生し、特に軟弱地盤層の厚さが大きい場合
には、この空隙12の大きさは1〜2mにもなることが
あり、鋼管ぐい本体7(特に最上部の単管6)にかかる
軸力と曲げモーメントによって座屈が発生するおそれが
あるといった問題がある。
すように、地盤11が地盤沈下すると、基礎10の下に
空隙12が発生し、特に軟弱地盤層の厚さが大きい場合
には、この空隙12の大きさは1〜2mにもなることが
あり、鋼管ぐい本体7(特に最上部の単管6)にかかる
軸力と曲げモーメントによって座屈が発生するおそれが
あるといった問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、工期を短縮することができ、鋼管ぐい本体の肉厚を
薄くすることで原材料費を低く抑えることができ、施工
後の地盤沈下によって鋼管ぐい本体に座屈が生ずること
を防止することができる鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置方法
を提供することを目的とする。
で、工期を短縮することができ、鋼管ぐい本体の肉厚を
薄くすることで原材料費を低く抑えることができ、施工
後の地盤沈下によって鋼管ぐい本体に座屈が生ずること
を防止することができる鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の鋼管ぐいは、上
端が開口した筒状の鋼管ぐい本体と、前記上端から所定
距離離れた前記鋼管ぐいの内面に固定された底板と、こ
の底板と鋼管ぐいの内面とに囲まれた空間に投入された
下端が前記底板に当接して保持され、上端が前記鋼管ぐ
い本体の上端から突出する鉄筋カゴとを備えたことを特
徴とする。
端が開口した筒状の鋼管ぐい本体と、前記上端から所定
距離離れた前記鋼管ぐいの内面に固定された底板と、こ
の底板と鋼管ぐいの内面とに囲まれた空間に投入された
下端が前記底板に当接して保持され、上端が前記鋼管ぐ
い本体の上端から突出する鉄筋カゴとを備えたことを特
徴とする。
【0009】本発明の鋼管ぐい設置方法は、上端が開口
した筒状の鋼管ぐい本体と、前記上端から所定距離離れ
た前記鋼管ぐいの内面に固定された底板とを備えた鋼管
ぐいを地盤中に貫入し、次いで、底板と鋼管ぐい本体の
内面とに囲まれた空間に、下端が前記底板に当接し上端
が前記鋼管ぐい本体の上端から突出する長さを有する鉄
筋カゴを投入し、次いで、前記底板と鋼管ぐい本体の内
面とに囲まれた空間にコンクリートを打設・充填するこ
とを特徴とする。
した筒状の鋼管ぐい本体と、前記上端から所定距離離れ
た前記鋼管ぐいの内面に固定された底板とを備えた鋼管
ぐいを地盤中に貫入し、次いで、底板と鋼管ぐい本体の
内面とに囲まれた空間に、下端が前記底板に当接し上端
が前記鋼管ぐい本体の上端から突出する長さを有する鉄
筋カゴを投入し、次いで、前記底板と鋼管ぐい本体の内
面とに囲まれた空間にコンクリートを打設・充填するこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、上端が開口した筒状の鋼管ぐ
い本体と、前記上端から所定距離離れた前記鋼管ぐい本
体の内面に固定された底板とを備えた鋼管ぐいを地盤中
に貫入し、次いで、底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲ま
れた空間に、下端が前記底板に当接し上端が前記鋼管ぐ
い本体の上端から突出する長さを有する鉄筋カゴを投入
し、次いで、前記底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲まれ
た空間にコンクリートを打設・充填する。
い本体と、前記上端から所定距離離れた前記鋼管ぐい本
体の内面に固定された底板とを備えた鋼管ぐいを地盤中
に貫入し、次いで、底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲ま
れた空間に、下端が前記底板に当接し上端が前記鋼管ぐ
い本体の上端から突出する長さを有する鉄筋カゴを投入
し、次いで、前記底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲まれ
た空間にコンクリートを打設・充填する。
【0011】したがって、鉄筋カゴを鋼管ぐい本体内に
投入すればよいので、雨天の日にも作業ができ、多数の
鉄筋を配置する場合でも、現場作業を極めて少なくする
ことができ工期を短縮することができる。また、鉄筋カ
ゴが投入された空間にコンクリートが打設・充填される
ので、鉄筋カゴと鋼管ぐい本体とコンクリートとが一体
となった合成構造となって強度が大きくなり、くい頭付
近の鋼管ぐい本体の肉厚を薄くすることができ、原材料
費を節減することができる。さらに、くい頭付近の強度
が大きくなる結果、施工後の地盤沈下等によって鋼管ぐ
い本体に座屈が生ずることを未然に防止することができ
る。
投入すればよいので、雨天の日にも作業ができ、多数の
鉄筋を配置する場合でも、現場作業を極めて少なくする
ことができ工期を短縮することができる。また、鉄筋カ
ゴが投入された空間にコンクリートが打設・充填される
ので、鉄筋カゴと鋼管ぐい本体とコンクリートとが一体
となった合成構造となって強度が大きくなり、くい頭付
近の鋼管ぐい本体の肉厚を薄くすることができ、原材料
費を節減することができる。さらに、くい頭付近の強度
が大きくなる結果、施工後の地盤沈下等によって鋼管ぐ
い本体に座屈が生ずることを未然に防止することができ
る。
【0012】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の一実施例
の鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置方法について説明する。
の鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置方法について説明する。
【0013】本実施例の鋼管ぐい20は、図1に示すよ
うに、上端21aが開口した筒状の鋼管ぐい本体21
と、前記上端21aから所定距離離れた鋼管ぐい本体2
1の内面21bに溶接により予め工場で固定された底板
22と、この底板22と鋼管ぐい本体21の内面21b
とに囲まれた空間21cに投入され、下端23aが底板
22に当接して保持され、上端23bが鋼管ぐい本体2
1の上端21aから突出する鉄筋カゴ23とを備えてい
る。
うに、上端21aが開口した筒状の鋼管ぐい本体21
と、前記上端21aから所定距離離れた鋼管ぐい本体2
1の内面21bに溶接により予め工場で固定された底板
22と、この底板22と鋼管ぐい本体21の内面21b
とに囲まれた空間21cに投入され、下端23aが底板
22に当接して保持され、上端23bが鋼管ぐい本体2
1の上端21aから突出する鉄筋カゴ23とを備えてい
る。
【0014】前記鉄筋カゴ23は鋼管ぐい本体21の軸
線方向とほぼ平行に配置された複数の鉄筋23cと、こ
れらの鉄筋23cを連結するフープ筋23dとから構成
されており、鋼管ぐい本体21の上部に位置する部分の
鉄筋本数が、下部に位置する部分の鉄筋本数よりも多く
設定されている。これは、鋼管ぐい本体21にかかる引
抜荷重等の外力に耐えられるようにしたもので、本数や
定着長さは鋼管ぐい本体21の設置される地盤条件等に
応じて適宜設計されるものである。
線方向とほぼ平行に配置された複数の鉄筋23cと、こ
れらの鉄筋23cを連結するフープ筋23dとから構成
されており、鋼管ぐい本体21の上部に位置する部分の
鉄筋本数が、下部に位置する部分の鉄筋本数よりも多く
設定されている。これは、鋼管ぐい本体21にかかる引
抜荷重等の外力に耐えられるようにしたもので、本数や
定着長さは鋼管ぐい本体21の設置される地盤条件等に
応じて適宜設計されるものである。
【0015】次に、図1に基づいて、本実施例の鋼管ぐ
いの設置方法について説明する。
いの設置方法について説明する。
【0016】まず、前記鋼管ぐい20を地盤24中に貫
入する。なお、従来のように、複数の単管をジョイント
部材により連結しながら1本の鋼管ぐい20を構築する
ようにしてもよい。
入する。なお、従来のように、複数の単管をジョイント
部材により連結しながら1本の鋼管ぐい20を構築する
ようにしてもよい。
【0017】次に、底板22と鋼管ぐい本体21の内面
21bとに囲まれた空間21cに、前記鉄筋カゴ23を
投入する。
21bとに囲まれた空間21cに、前記鉄筋カゴ23を
投入する。
【0018】次に、鋼管ぐい本体21の上端21aに隣
接して基礎コンクリート25を打設する。この際、地盤
24と基礎コンクリート25との接する部分に栗石等を
積層した締め固め層26を設置する。打設された基礎コ
ンクリート25は、下方に流れて底板22と鋼管ぐい本
体21の内面21bとに囲まれた空間21cに流れ込ん
で打設・充填される。そして、この打設・充填されたコ
ンクリート27は基礎コンクリート25と連続した状態
で一体に固化される。
接して基礎コンクリート25を打設する。この際、地盤
24と基礎コンクリート25との接する部分に栗石等を
積層した締め固め層26を設置する。打設された基礎コ
ンクリート25は、下方に流れて底板22と鋼管ぐい本
体21の内面21bとに囲まれた空間21cに流れ込ん
で打設・充填される。そして、この打設・充填されたコ
ンクリート27は基礎コンクリート25と連続した状態
で一体に固化される。
【0019】このように、本実施例によれば、鉄筋カゴ
23を鋼管ぐい本体21内に投入すればよいので、雨天
の日にも作業ができ、工期が長くなることを回避するこ
とができる。
23を鋼管ぐい本体21内に投入すればよいので、雨天
の日にも作業ができ、工期が長くなることを回避するこ
とができる。
【0020】また、鋼管ぐい20に所望の強度を与える
ために、基礎コンクリート25と鋼管ぐい本体21との
境界部に多数の鉄筋を配置する必要がある場合でも、予
め製作された鉄筋カゴ23を鋼管ぐい本体21内に投入
するだけでよいので、従来のような現場溶接作業をしな
くてもよく、したがって、現場作業を極めて少なくする
ことができ工期を短縮することができる。
ために、基礎コンクリート25と鋼管ぐい本体21との
境界部に多数の鉄筋を配置する必要がある場合でも、予
め製作された鉄筋カゴ23を鋼管ぐい本体21内に投入
するだけでよいので、従来のような現場溶接作業をしな
くてもよく、したがって、現場作業を極めて少なくする
ことができ工期を短縮することができる。
【0021】また、鉄筋カゴ23が投入された空間21
cにコンクリート27が打設・充填されるので、鉄筋カ
ゴ23と鋼管ぐい本体21とコンクリート27とが一体
となった合成構造となって強度が大きくなり、くい頭付
近の鋼管ぐい本体21の肉厚を薄くすることができ、原
材料費を大幅に節減することができ、経済的な杭構造物
を構築することができる。
cにコンクリート27が打設・充填されるので、鉄筋カ
ゴ23と鋼管ぐい本体21とコンクリート27とが一体
となった合成構造となって強度が大きくなり、くい頭付
近の鋼管ぐい本体21の肉厚を薄くすることができ、原
材料費を大幅に節減することができ、経済的な杭構造物
を構築することができる。
【0022】さらに、鉄筋カゴ23が投入された空間2
1cにコンクリート27が打設・充填されるので、鉄筋
カゴ23と鋼管ぐい本体21とコンクリート27とが一
体となった合成構造となって強度が大きくなっている結
果、施工後の地盤沈下等によって鋼管ぐい本体に、曲げ
モーメントや軸力が作用しても、座屈等が発生すること
がない。したがって、地盤沈下の激しい建設地でも長期
にわたって安全性を保持することができる。
1cにコンクリート27が打設・充填されるので、鉄筋
カゴ23と鋼管ぐい本体21とコンクリート27とが一
体となった合成構造となって強度が大きくなっている結
果、施工後の地盤沈下等によって鋼管ぐい本体に、曲げ
モーメントや軸力が作用しても、座屈等が発生すること
がない。したがって、地盤沈下の激しい建設地でも長期
にわたって安全性を保持することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鋼管ぐい
によれば、上端が開口した筒状の鋼管ぐい本体と、前記
上端から所定距離離れた前記鋼管ぐい本体の内面に固定
された底板と、この底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲ま
れた空間に投入され、下端が前記底板に当接して保持さ
れ、上端が前記鋼管ぐい本体の上端から突出する鉄筋カ
ゴとを備えたものであるから、鉄筋カゴを鋼管ぐい本体
内に投入すればよいので、雨天の日にも作業ができ、多
数の鉄筋を配置する場合でも、現場作業を極めて少なく
することができ工期を短縮することができ、また、鉄筋
カゴが投入された空間にコンクリートが打設・充填され
るので、鉄筋カゴと鋼管ぐい本体とコンクリートとが一
体となった合成構造となって強度が大きくなり、くい頭
付近の鋼管ぐい本体の肉厚を薄くすることができ、原材
料費を節減することができ、さらに、くい頭付近の強度
が大きくなる結果、施工後の地盤沈下等によって鋼管ぐ
い本体に座屈が生ずることを未然に防止することができ
る。
によれば、上端が開口した筒状の鋼管ぐい本体と、前記
上端から所定距離離れた前記鋼管ぐい本体の内面に固定
された底板と、この底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲ま
れた空間に投入され、下端が前記底板に当接して保持さ
れ、上端が前記鋼管ぐい本体の上端から突出する鉄筋カ
ゴとを備えたものであるから、鉄筋カゴを鋼管ぐい本体
内に投入すればよいので、雨天の日にも作業ができ、多
数の鉄筋を配置する場合でも、現場作業を極めて少なく
することができ工期を短縮することができ、また、鉄筋
カゴが投入された空間にコンクリートが打設・充填され
るので、鉄筋カゴと鋼管ぐい本体とコンクリートとが一
体となった合成構造となって強度が大きくなり、くい頭
付近の鋼管ぐい本体の肉厚を薄くすることができ、原材
料費を節減することができ、さらに、くい頭付近の強度
が大きくなる結果、施工後の地盤沈下等によって鋼管ぐ
い本体に座屈が生ずることを未然に防止することができ
る。
【0024】本発明の鋼管ぐい設置方法は、上端が開口
した筒状の鋼管ぐい本体と、前記上端から所定距離離れ
た前記鋼管ぐい本体の内面に固定された底板とを備えた
鋼管ぐいを地盤中に貫入し、次いで、底板と鋼管ぐい本
体の内面とに囲まれた空間に、下端が前記底板に当接し
上端が前記鋼管ぐい本体の上端から突出する長さを有す
る鉄筋カゴを投入し、次いで、前記底板と鋼管ぐい本体
の内面とに囲まれた空間にコンクリートを打設・充填す
るものであるから、鉄筋カゴを鋼管ぐい本体内に投入す
ればよいので、雨天の日にも作業ができ、多数の鉄筋を
配置する場合でも、現場作業を極めて少なくすることが
でき工期を短縮することができ、また、鉄筋カゴが投入
された空間にコンクリートが打設・充填されるので、鉄
筋カゴと鋼管ぐい本体とコンクリートとが一体となった
合成構造となって強度が大きくなり、くい頭付近の鋼管
ぐい本体の肉厚を薄くすることができ、原材料費を節減
することができ、さらに、くい頭付近の強度が大きくな
る結果、施工後の地盤沈下等によって鋼管ぐい本体に座
屈が生ずることを未然に防止することができる。
した筒状の鋼管ぐい本体と、前記上端から所定距離離れ
た前記鋼管ぐい本体の内面に固定された底板とを備えた
鋼管ぐいを地盤中に貫入し、次いで、底板と鋼管ぐい本
体の内面とに囲まれた空間に、下端が前記底板に当接し
上端が前記鋼管ぐい本体の上端から突出する長さを有す
る鉄筋カゴを投入し、次いで、前記底板と鋼管ぐい本体
の内面とに囲まれた空間にコンクリートを打設・充填す
るものであるから、鉄筋カゴを鋼管ぐい本体内に投入す
ればよいので、雨天の日にも作業ができ、多数の鉄筋を
配置する場合でも、現場作業を極めて少なくすることが
でき工期を短縮することができ、また、鉄筋カゴが投入
された空間にコンクリートが打設・充填されるので、鉄
筋カゴと鋼管ぐい本体とコンクリートとが一体となった
合成構造となって強度が大きくなり、くい頭付近の鋼管
ぐい本体の肉厚を薄くすることができ、原材料費を節減
することができ、さらに、くい頭付近の強度が大きくな
る結果、施工後の地盤沈下等によって鋼管ぐい本体に座
屈が生ずることを未然に防止することができる。
【図1】本発明の一実施例の鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置
方法を示す断面図である。
方法を示す断面図である。
【図2】従来の鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置方法を示す図
である。
である。
【図3】従来の鋼管ぐいにおけるチャンの式による曲げ
モーメント図を示す図である。
モーメント図を示す図である。
【図4】従来の鋼管ぐいにおいて地盤沈下が生じた場合
の状態を示す図である。
の状態を示す図である。
20 鋼管ぐい 21 鋼管ぐい本体 22 底板 23 鉄筋カゴ 24 地盤 25 基礎コンクリート 27 打設・充填されたコンクリート
Claims (2)
- 【請求項1】 上端が開口した筒状の鋼管ぐい本体と、
前記上端から所定距離離れた前記鋼管ぐい本体の内面に
固定された底板と、この底板と鋼管ぐい本体の内面とに
囲まれた空間に投入され、下端が前記底板に当接して保
持され、上端が前記鋼管ぐい本体の上端から突出する鉄
筋カゴとを備えたことを特徴とする鋼管ぐい。 - 【請求項2】 上端が開口した筒状の鋼管ぐい本体と、
前記上端から所定距離離れた前記鋼管ぐい本体の内面に
固定された底板とを備えた鋼管ぐいを地盤中に貫入し、
次いで、底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲まれた空間
に、下端が前記底板に当接し上端が前記鋼管ぐい本体の
上端から突出する長さを有する鉄筋カゴを投入し、次い
で、前記底板と鋼管ぐい本体の内面とに囲まれた空間に
コンクリートを打設・充填することを特徴とする鋼管ぐ
い設置方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29574393A JPH07150554A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29574393A JPH07150554A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07150554A true JPH07150554A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17824596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29574393A Pending JPH07150554A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 鋼管ぐい及び鋼管ぐい設置方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07150554A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002302941A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Taisei Corp | 鋼管杭 |
JP2012154162A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-08-16 | ▲徳▼翰智慧科技有限公司 | 鋼管杭と、該鋼管杭を用いる杭基礎工法 |
CN112814008A (zh) * | 2021-02-09 | 2021-05-18 | 中交路桥建设有限公司 | 一种钢箱梁的钢管桩结构及施工方法 |
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1993
- 1993-11-25 JP JP29574393A patent/JPH07150554A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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