JPS5844802B2 - ガンペキノ ホキヨウコウホウ - Google Patents

ガンペキノ ホキヨウコウホウ

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JPS5844802B2
JPS5844802B2 JP9424474A JP9424474A JPS5844802B2 JP S5844802 B2 JPS5844802 B2 JP S5844802B2 JP 9424474 A JP9424474 A JP 9424474A JP 9424474 A JP9424474 A JP 9424474A JP S5844802 B2 JPS5844802 B2 JP S5844802B2
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JP
Japan
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sheet piles
existing
sheet pile
quay
diagonal
Prior art date
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Expired
Application number
JP9424474A
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English (en)
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JPS5122243A (en
Inventor
邦輔 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
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Publication of JPS5122243A publication Critical patent/JPS5122243A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋼矢板による岸壁の補強工法に関するものであ
る。
既設岸壁前面の水深を深くする必要がある場合であると
か、岸壁の積載荷重を増加する必要がある場合、或は岸
壁を構成する鋼矢板、タイロッド、アンカーウオール等
が破損または腐蝕した場合等の理由により、既設岸壁を
補強することは従来より種々の工法によって広く行われ
ている。
一般的にこのような既設岸壁の補強工事に際して要求さ
れる条件としては、1.既設岸壁をこわさないこと、2
.岸壁エプロンの掘削工事を行わなくて済むこと、3.
工事中においても極力船舶の接岸が可能なこと、4.補
強工事はできるだけ陸上から行えること、5.工事費が
安く且工期が短いこと等である。
従来より実施されている各種の補強工法のうち。
上記の如き条件を全て満足させたものはなく、いづれも
これらの条件のうち一部を欠くという問題点を有してい
る。
例えば第1図は従来における補強工法の一例であり、既
設矢板Aの前面に新設矢板Bを打込んだのち、この新設
矢板の上端から既設矢板の後面に斜杭Cを打込んで補強
するという工法である。
この場合においては、新設矢板Bに対する水平力(土圧
)を斜杭Cにより補強するという点で有利であるとして
も、斜杭の打込みは海側から行わなければならず、前記
した諸条件のうち、わづかに2.の条件を満足させるに
すぎない。
本発明は以上の如き理由により、新設矢板に作用する水
平力(土圧)を比較的簡単な工法により安価な費用で処
理し得ると共に、工事中においても船舶の接岸と岸壁エ
プロンの使用を可能ならしめる等前記1乃至5の諸条件
を充分に満足させる岸壁補強工法の提供を目的としたも
のである。
次に本発明を図示の実施例について詳記すれば、第2図
は本発明に係る岸壁の断面図であり、1は既設矢板、2
は既設笠コンクリートである。
まづ新設矢板3を既設矢板1の前面における適当な間隔
を置いた位置に打込む。
新設矢板3の打込みと併行して既設矢板1の上端部前面
に所定の間隔を置いて鋼板製のブラケット5を溶接して
おく。
新設矢板30打込み及びブラケット5の取付けが完了し
たのち、斜材4の上端を該ブラケット5にボルトを介し
て連結すると共に、新設矢板3の上端に課目し6を介し
て連結されたタイロッド7の一端を同ブラケット5に連
結する。
一方斜材4の下端は新設矢板3の下部に位置せしめ、同
矢板3の下部後面に水中コンクリート8を打設すること
によって該斜材4の下端を同コンクリート8内に埋設固
定する。
この水中コンクリート8は補強する岸壁と同じ長さをも
って連続して打設されるが、その厚さ及び幅については
、斜材4に作用する軸力を海底地盤9と新設矢板3に分
解して伝え得るよう施工される場所の条件に応じて決定
される。
また斜材4の水中コンクリート8内への埋設長さは、斜
材4の耐力とコンクリート8の付着力によって決定され
る。
斜材4はH型鋼、鋼管もしくはその他の型鋼から戊って
おり、ブラケット5に対する取付は角度は、タイロッド
7に対して45゜以下の小さい角度であることが望まし
い。
この斜材4の取付完了後新旧両矢板1,30間に土砂1
0を充填し、最後の工程としてこの上砂10の上部に新
設矢板3の上端、タイロッド7及び斜材4の連結ブラケ
ット5が埋設されるよう鉄筋コンクリート11を打設す
る。
本発明に係る岸壁の補強工法は、上記の如き工程により
行われるものであるが、工事完了後における応力は第3
図に示す如く作用する。
同図にお℃)で P=荷重(土圧、積載荷重による土圧、地震による土圧
) ■=既存岸壁及び新設鉄筋コンク’J−)11に働く引
抜応力 め=水中コンクリート底面に力へる鉛直応力N=斜材の
軸力 H=水中コンクリート側面及び新設矢板側面にか!ろ水
平応力 即ち新設矢板3に作用する荷重Pは、軸力Nと引抜力v
1 とに分解されるが、軸力Nは斜材4により、また
引抜力V1 は既設笠コンクリート2及び新設鉄筋コン
クリート11の自重と、既設矢板1の引抜力によって対
応されることとなる。
また斜材4に作用する軸力Nは、水中コンクリート8に
よって水平応力Hと鉛直応力v2 に分解されるが、水
平応力Hは水中コンクリート8の側面より新設矢板3に
働き、海底地盤9の土圧によって受ける鉛直応力v2
は水中コンクリート8の底面より同地盤の耐力によって
処理される。
以上の如く本発明に係る岸壁補強工法は、既設矢板1の
前面に新設矢板3を打込んだのち、既設矢板1の上端部
に設けたブラケット5に斜材4の上端を連結して、この
斜材4の下端を新設矢板3の下部後面に打設する水中コ
ンクリート8によって固定するようにした!め、斜材4
の設置が簡単に行えるという利点を有する。
勿論この斜材の取付は既設岸壁上即ち陸上部から行える
と共に、この工法による場合は新設矢板の打込み、タイ
ロッドの取付、水中コンクリートの打設、土砂充填及び
鉄筋コンクリート打設も全て陸上部から行えるので、工
事費を安価とし且工期の短縮を期待できるという効果を
有する。
更にこの工法は既設岸壁の破壊及び岸壁エプロンの掘削
を行わずに全工事が行えるという利点に加え、海側から
の工事を行わずにすむため、工事中新設矢板に仮設の防
舷材を用いることにより工事期間の90係以上船舶の接
岸を可能とするという利点を有し、頭記した補強工事に
際し要求される諸条件を全て満足させることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における岸壁補強工法の一例を示す断面図
、第2図は本発明に係る岸壁補強工法により構成される
岸壁の断面図であり、第3図はその応力の作用説明図で
ある。 図において1・・・既設矢板、2・・・既設笠コンクリ
ート、3・・・新設矢板、4・・・斜材、5・・・ブラ
ケット、6・・・復起し、7・・・タイロッド、8・・
・水中コンクリート、9・・・海底地盤、10・・・土
砂、11・・・新設鉄筋コンクリート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 既設矢板1の前面における適宜の間隔を置いた位置
    に新設矢板3を建込み、既設矢板1の上端にブラケット
    5を設けて斜材4の上端及び新設矢板3の上端に設けた
    タイロッド7の一端を夫々連続し、新設矢板3の下部後
    面に斜材4の下端が埋設されるよう水中コンクリート8
    を打設して該斜材下端を固定したのち新旧両矢板1,3
    間に土砂10を充填して、該土砂上に新設矢板3の上端
    、タイロッド7及びブラケット5を埋設する鉄筋コンク
    リート11を打設することを特徴とした岸壁の補強工法
JP9424474A 1974-08-19 1974-08-19 ガンペキノ ホキヨウコウホウ Expired JPS5844802B2 (ja)

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JPS5122243A JPS5122243A (en) 1976-02-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07102545A (ja) * 1993-09-30 1995-04-18 Tsunetaro Iwabuchi 砂防ダムの構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4551985B2 (ja) * 2003-12-19 2010-09-29 みらい建設工業株式会社 岸壁構造体及びその形成方法
JP7149919B2 (ja) * 2019-10-17 2022-10-07 Jfeスチール株式会社 既存岸壁の改良構造及び改良方法

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JPS5122243A (en) 1976-02-21

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