JPH04228714A - 水底地盤打込み部材を用いた水域構造物 - Google Patents

水底地盤打込み部材を用いた水域構造物

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JPH04228714A
JPH04228714A JP13329891A JP13329891A JPH04228714A JP H04228714 A JPH04228714 A JP H04228714A JP 13329891 A JP13329891 A JP 13329891A JP 13329891 A JP13329891 A JP 13329891A JP H04228714 A JPH04228714 A JP H04228714A
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UNYUSHO KOWAN GIJUTSU KENKYUSHO
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横棧橋や突堤などの荷
揚用水域構造物,護岸構造物,防波構造物,堤防構造物
等に用いられる水底地盤打込み部材を用いた水域構造物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水底地盤打込み部材を用いた水域
構造物としては、図67および図68に示すように、多
数の鋼製矢板48が相互に噛み合わされた状態で水底地
盤2に打設されて、矢板壁49が構成され、かつ多数の
前方杭5が、矢板壁49から離れた位置において矢板壁
長手方向に間隔をおいて配置されて、水底地盤2に打設
され、矢板壁49にほぼ直角な垂直面上で矢板壁49の
上部から水底地盤2に向かって斜め下向きに延長する多
数の斜杭50が、矢板壁長手方向に間隔をおいて配置さ
れて水底地盤2に打設され、前記矢板壁49の上端部お
よび斜杭50の上端部と、前方杭5の上端部とが、コン
クリートスラブからなる連結部材6を介して連結され、
前記矢板壁49の裏側に裏込土51および埋立土52が
充填されている構造のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の水底地盤打
込み部材を用いた水域構造物の場合は、斜杭50に発生
する押込力に対しては、地盤の軸方向支持力すなわち杭
先端支持力と杭周面摩擦力とで抵抗することになるが、
押込力が過大であるので、杭先端支持力を確保するため
に、通常は、硬質な支持層53に対する斜杭50の打込
長さを相当長くする必要がある。また矢板壁49に発生
する引抜力に対しても、地盤の軸方向支持力(周面摩擦
力)で抵抗することになるが、引抜力が過大であるので
、周面摩擦力を確保するために、通常は、硬質な支持層
53に対する矢板壁49の打込長さを相当長くする必要
がある。このように、従来の水底地盤打込み部材を用い
た水域構造物の場合は、斜杭50および矢板壁49に発
生する過大な軸方向力を支持するために硬質な支持層5
3に相当な長さにわたって打込む必要があり、そのため
材料費が嵩むだけでなく施工時間が長くなったり、また
斜杭50や鋼製矢板48が座屈したりするなどの問題が
あった。また斜杭50の打込施工上、鉛直線に対する斜
杭50の傾斜角(通常10°〜20°)をあまり大きく
できないので、斜杭50に発生する押込力を低減させる
ことが極めて困難であった。さらに斜杭50の部材長が
長くなると、斜めにまっすぐに打設することが難しくな
り、途中で曲がってしまうこともあり、所定の支持力を
確保できないばかりか、曲げによる2次応力が発生する
などの問題があった。また前方杭5は、土圧や土中水圧
あるいは地震力等の水平方向の外力に対しては、ほとん
ど抵抗しておらず、上部コンクリート工の自重や上載荷
重などの鉛直下向きの荷重を支持している程度であり、
断面に無駄があるという問題があった。さらに水域構造
物の安定性を向上させるために、矢板壁49の前面に盛
土を設ける場合があるが、この場合は、盛土重量により
斜杭50に過大な曲げモーメントが発生するので、斜杭
50に相当な断面剛性に持たせる必要が生じ、そのため
材料費,施工費が嵩むという問題もあった。このように
、従来の水底地盤打込み部材を用いた水域構造物の場合
は、土圧や土中水圧または地震力等の水平方向外力に対
して主に斜杭50および矢板壁49の軸方向支持力で抵
抗する構造となっており、地盤の有する支持力機能中、
横方向支持力を充分に活用していなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題を
有利に解決するために、多数の水底地盤打込み部材1を
、適宜間隔を隔てた状態で水底地盤2に打設し、前記水
底地盤打込み部材1の上部から水底地盤2に向かって斜
め下向きに延長する多数の耐圧縮斜材3を、横方向に適
宜間隔を隔てて配置し、前記耐圧縮斜材3の下端部に連
結されている杭挿通用下部筒体4に挿入された前方杭5
を水底地盤2に打設し、前記下部筒体4を前方杭5の中
間部に結合し、前記前方杭5の上端部と前記水底地盤打
込み部材1の上端部と耐圧縮斜材3の上端部とを、連結
部材6により連結する。また多数の水底地盤打込み部材
1が適宜間隔を隔てた状態で水底地盤2に打設され、前
記水底地盤打込み部材1の上部から水底地盤2に向かっ
て斜め下向きに延長する多数の耐圧縮斜材3の上端部が
、前記水底地盤打込み部材1に交差する方向に延長する
上部梁材7に連結され、前記耐圧縮斜材3の下端部に杭
挿通用下部筒体4が連結されて耐圧縮支持部材8が構成
され、適宜間隔を隔てて配置されて水底地盤2に打設さ
れた多数の前方杭5に、それぞれ耐圧縮支持部材8にお
ける杭挿通用下部筒体4が挿込まれ、その下部筒体4は
前方杭5の中間部に結合され、前記上部梁材7が水底地
盤打込み部材1の上部および前方杭5の上部に結合され
ることによっても、前述の問題を有利に解決することが
できる。
【0005】
【実施例】図4はこの発明の実施例において用いられる
耐圧縮支持部材8を示すものであって、鋼管からなる耐
圧縮斜材3の下端部に垂直な鋼製円筒体からなる杭挿通
用下部筒体4が溶接により固着され、かつその下部筒体
4には、その内部を耐圧縮斜材3内に連通させる開口部
が設けられ、前記下部筒体4内の上端部および下端部に
ゴム製シールリング16が接着剤またはボルト等の機械
的手段により固定され、かつ前記下部筒体4内には、鋼
棒等が溶接により固着されてジベル17が形成されてい
る。図5はこの発明の実施例において用いられるジベル
付き前方杭を示すものであって、鋼管杭からなる前方杭
5における前記杭挿通用下部筒体4に挿入される部分の
外周に、複数のジベル用鋼棒21が溶接により固着され
ている。次に前記耐圧縮支持部材8およびジベル付き前
方杭5を使用した第1発明の実施例に係る水底地盤打込
み部材を用いた水域構造物を図1ないし図3によって説
明する。まず海中の水底地盤2に、多数の鋼管杭からな
る水底地盤打込み部材1が、横方向に間隔をおいて打設
されると共に、各水底地盤打込み部材1から沖側または
陸側に離れた位置において、前方杭5が水底地盤2に打
設され、各前方杭5におけるジベル用鋼棒21を固着し
た部分の外側に、耐圧縮支持部材8における下部筒体4
が嵌込まれると共に耐圧縮斜材3の上端部が水底地盤打
込み部材1の上端部に近接して配置され、かつ耐圧縮斜
材3の上端部からコンクリート等の経時硬化性材料25
が注入されて下部筒体4と前方杭5との間に充填され、
また水底地盤打込み部材1の上端部と、耐圧縮斜材3の
上端部と、前方杭5の上端部とは、コンクリート等の経
時硬化性材料により構成された梁または頂板等からなる
連結部材6に埋込固定されている。
【0006】図6ないし図17は耐圧縮斜材3の上端部
と水底地盤打込み部材1の上端部とを連結する場合の連
結構造の例を示すものであって、図6および図7の場合
は、耐圧縮斜材3の上端部と水底地盤打込み部材1の上
端部との間に、所要枚数(図示の場合は1枚)の鋼板か
らなるせん断力伝達部材11が介在されて溶接により固
着されている。図8および図9の場合は、耐圧縮斜材3
の上端部に溶接により固着された垂直な鋼製連結板13
と水底地盤打込み部材1の上端部との間に、所要枚数(
図示の場合は2枚)の鋼板からなるせん断力伝達部材1
1が介在されて溶接により固着されている。図10およ
び図11の場合は、水底地盤打込み部材1の上端部に水
平な鋼板製せん断力伝達部材11の一端部が溶接により
固着され、そのせん断力伝達部材11は耐圧縮斜材3の
上端部に設けられた長孔15に摺動自在に嵌挿されてい
る。前記せん断力伝達部材11と耐圧縮斜材3とを、必
要に応じ溶接により固着してもよい。図12ないし図1
4の場合は、耐圧縮斜材3の上端部に水平な複数の鋼板
製せん断力伝達部材11の一端部が溶接により固着され
、各せん断力伝達部材11は水底地盤打込み部材1の上
端部に設けられた長孔15に摺動自在に嵌挿されている
。せん断力伝達部材11と水底地盤打込み部材1とを、
必要に応じ溶接により固着してもよい。水底地盤打込み
部材1または耐圧縮斜材3に長孔15を設けないで、図
15に示すように、スリット54を設け、そのスリット
54にせん断力伝達部材11を嵌入して溶接により固着
してもよい。図16および図17の場合は、耐圧縮斜材
3の上端部に鋼製下部支承部材55が溶接により固着さ
れ、水底地盤打込み部材1の上端部に鋼製上部支承部材
56が溶接により固着され、前記下部支承部材55と上
部支承部材56との間に鋼製せん断力伝達部材11が介
在されて、必要に応じ溶接により固着されている。
【0007】図18ないし図25は第2発明の実施例を
示すものであって、水底地盤打込み部材1に交差する方
向に延長するように配置される鋼製上部梁材7に、耐圧
縮斜材3の上端部が鋼製端板14を介して溶接により固
着され、かつ耐圧縮斜材3の下端部に固定された杭挿通
用下部筒体4の内側に、図4に示すように、シールリン
グ16およびジベル17が取付けられて、耐圧縮支持フ
レーム57が構成され、耐圧縮斜材3の上端側の上面に
注入孔12が設けられている。水底地盤打込み部材1お
よび前方杭5が水底地盤2に打設されたのち、耐圧縮支
持フレーム57における下部筒体4が前方杭5に嵌込ま
れ、かつ前記耐圧縮支持フレーム57が下降されて、前
記下部筒体4が水底地盤2付近に配置されると共に、上
部梁材7が水底地盤打込み部材1および前方杭5の上端
部に載置され、水底地盤打込み部材1内の上方および前
方杭5内の上方において、上部梁材7に逆U字状鉄筋2
6が上方から嵌込まれ、耐圧縮斜材3の上部の注入孔1
2から経時硬化性材料25が注入されて、その経時硬化
性材料25が下部筒体4と前方杭5との間に充填される
(図2参照)。また予め水底地盤打込み部材1内の上側
および前方杭5内の上側に仕切板27を固定し、水底地
盤打込み部材1の上端部と前方杭5の上端部と上部梁材
7とを埋設すると共に、各水底地盤打込み部材1および
各前方杭5の上部を連結するコンクリートからなる経時
硬化性材料9を打設し、かつ水底地盤打込み部材1内の
上側および前方杭5内の上側に経時硬化性材料9を充填
し、その経時硬化性材料9に逆U字状鉄筋26の脚部を
埋込んで、上部梁材7を前方杭5および水底地盤打込み
部材1の上部に固定する。なお前記逆U字状鉄筋26と
しては鋼棒を使用するのが好ましい。また前記経時硬化
性材料9に鉄筋を埋設してもよい。前記経時硬化性材料
9を打設する場合は、支保工および型枠を使用するが、
その図示を省略した。この実施例の場合、経時硬化性材
料に設けられた開口部60を床版により被覆してもよい
。その床版を、水域構造物施工現場においてコンクリー
ト等の経時硬化性材料を打設して製作してもよく、ある
いはプレキャストコンクリートの床版を、前記開口部6
0を塞ぐように配置して、前記経時硬化性材料9に対し
ボルト等の機械的手段により固定してもよい。
【0008】図26ないし図29は第4発明の実施例を
示すものであって、図22ないし図25に示す耐圧縮支
持フレーム57と、図5に示すジベル付き前方杭5と、
鋼管製矢板本体からなる水底地盤打込み部材1の両側に
スリットパイプ製継手18およびT形鋼製継手19を固
着して構成した鋼製矢板48とが用いられ、まず図28
および図29に示すように、多数の鋼製矢板48が相互
に噛み合わされて水底地盤2に打設されることにより矢
板壁49が構成される。次に図26および図27に示す
ように、矢板壁49から水側に離れた位置において、多
数のジベル付き前方杭5が矢板壁長手方向に間隔をおい
て配置されて水底地盤2に打設され、かつ耐圧縮支持フ
レーム57における杭挿通用下部筒体4が、前方杭5に
挿込まれて水底地盤2に載置するか、または水底地盤面
付近に配置され、さらに耐圧縮支持フレーム57におけ
る耐圧縮斜材3が矢板壁49に直角な垂直面上に位置す
るように配置され、前記上部梁材7が水底地盤打込み部
材1前方杭5の上端部に載置される。次に耐圧縮斜材3
の上端に設けられている注入孔(図23参照)12から
コンクリートまたはモルタル等の経時硬化性材料25が
注入されて、図2に示すように、その経時硬化性材料2
5が下部筒体4と前方杭5との間に充填され、かつ第2
発明の実施例の場合と同様に、水底地盤打込み部材1内
の上方および前方杭5内の上方において、上部梁材7に
逆U字状鉄筋26が上方から嵌込まれ、水底地盤打込み
部材1の上端部と、前方杭5の上端部と耐圧縮斜材3の
上端部と上部梁材7とを埋込むように経時硬化性材料9
が打設され、さらに水底地盤打込み部材1内の上側およ
び前方杭5内の上側にも経時硬化性材料9が充填されて
、上部梁材7が水底地盤打込み部材1および前方杭5の
上部に固定される。
【0009】図30および図31は第4発明の他の実施
例を示すものであって、上部梁材7の中間部が経時硬化
性材料9に埋込まれていないが、その構成は、第3発明
の前記実施例の場合と同様である。
【0010】図32ないし図37は、耐圧縮支持フレー
ム57における耐圧縮斜材3および上部梁材7の連結部
の他の例を示すものであって、図32および図33に示
す第1例の場合は、耐圧縮斜材3の上端面に端板14が
溶接により固着され、H形鋼からなる上部梁材7が前記
端板14に載置されて溶接により固着され、かつ前記上
部梁材7における耐圧縮斜材3および水底地盤打込み部
材1の上方に配置される部分において、上部フランジお
よび下部フランジの巾方向の両側に、鋼製補剛板28が
溶接により固着され、その補剛板28にはコンクリート
の回りをよくするための開口部29が設けられている。 図34および図35に示す第2例の場合は、上部梁材7
の長手方向に延長する複数枚の鋼製補強板30が耐圧縮
斜材3の上端部に設けられたスリットに嵌入されて溶接
により固着され、かつH形鋼からなる上部梁材7の下面
に、耐圧縮斜材3の上端部および補強板30が溶接によ
り固着され、さらに上部梁材7の両側において耐圧縮斜
材3の上端面に蓋板31が載置されて溶接により固着さ
れている。図36および図37に示す第3例の場合は、
耐圧縮斜材3の上端面に端板14が溶接により固着され
、H形鋼からなる上部梁材7の下面に座板32が溶接に
より固着され、かつ上部梁材7と座板32とにわたって
複数の鋼製リブプレート33が溶接により固着され、前
記端板14および座板32における上部梁材巾方向の両
側部分は複数のボルト34により結合されている。
【0011】図38は第2発明および第4発明を実施す
る場合に採用できる耐圧縮支持フレーム57の他の例を
示すものであって、耐圧縮斜材3における杭挿通用下部
筒体4側の部分と上部梁材7とに、その上部梁材7に直
角な方向に延長する鋼製連結杆10の端部が溶接により
固着されている。このように、耐圧縮斜材3と上部梁材
7との連結部から離れた位置において、耐圧縮斜材3と
上部梁材7とを連結杆10を介して連結しておけば、上
部梁材7を支持して耐圧縮支持フレーム57を吊上げた
とき、耐圧縮斜材3と上部梁材7の連結部に過大な曲げ
力が作用するのを防止することができる。前記連結杆1
0の下端部を耐圧縮斜材3に連結しないで下部筒体4に
連結してもよい。
【0012】図39は上部梁材7を有する水域構造物に
おける耐圧縮斜材3の連結構造の他の例を示すものであ
って、耐圧縮斜材3の上端部と水底地盤打込み部材1の
上端部との間に、せん断力伝達部材11が介在されて溶
接により固着され、かつ耐圧縮斜材3の上端部と上部梁
材7との間に、鋼製補強板20が介在されて溶接により
固着されている。
【0013】図40ないし図56は上部梁材7と前方杭
5および水底地盤打込み部材1との結合構造の他の例を
示すものであって、図40および図41に示す第1例の
場合は、H形鋼からなる上部梁材7の下部にH形鋼から
なる挿込部材35の上端部が溶接により固着され、その
挿込部材35は前方杭5および水底地盤打込み部材1内
に挿入され、かつ仕切板27の上部において、前方杭5
および水底地盤打込み部材1の周壁と挿込部材35との
間に経時硬化性材料9が充填されている。図42および
図43に示す第2例の場合は、挿込部材35の上部側面
に上部梁材7の端部が溶接により固着されているが、そ
の他の構成は第1例の場合と同様である。図44および
図45に示す第3例の場合は、鋼管からなる挿込部材3
5の上部側面に上部梁材7の端部が溶接により固着され
ているが、その他の構成は第1例の場合と同様である。 図46および図47に示す第4例の場合は、H形鋼から
なる上部梁材7の上部フランジおよび下部フランジにわ
たって多数のアンカーボルト36が挿通され、そのアン
カーボルト36の上部に螺合されたナット37は上部梁
材7の上面に載置され、かつ仕切板27の上部において
前方杭5および水底地盤打込み部材1内に充填された経
時硬化性材料9にアンカーボルト36が埋込まれている
。図48ないし図50に示す第5例の場合は、上部梁材
7の側縁から突出する多数のアーム38を備えている係
止金具39が上部梁材7の上部に載置され、前記各アー
ム38の先端部にアンカーボルト36が挿通され、その
アンカーボルト36の上部に螺合されたナット37はア
ーム38の上面に載置され、かつ仕切板27の上部にお
いて前方杭5および水底地盤打込み部材1内に充填され
た経時硬化性材料9にアンカーボルト36が埋込まれて
いる。前記係止金具39を、必要に応じ上部梁材7に対
し溶接により固着してもよく、またナット37を、必要
に応じアーム38に溶接により固着してもよい。
【0014】図51および図52に示す第6例の場合は
、H形鋼からなる上部梁材7の巾方向の両側に、鋼製挿
込金具40の上部が溶接により固着され、各挿込金具4
0の下部が前方杭5および水底地盤打込み部材1内に嵌
入されている。前記挿込金具40を、必要に応じ水底地
盤打込み部材1および前方杭5に対し溶接により固着し
てもよい。図53および図54に示す第7例の場合は、
鋼管からなる挿込部材35の上部側面に、H形鋼からな
る上部梁材7の端部が溶接により固着され、かつ前記挿
込部材35の中間部および下部の外周に、ガイド斜面4
1を有する複数(図示の場合は4箇)の係合金具42が
等角度間隔で配置されて溶接により固着され、その係合
金具42付きの挿込部材35が前方杭5および水底地盤
打込み部材1内に挿入されている。前記ガイド斜面41
は、直線状であってもよく、あるいは円弧状であっても
よい。
【0015】図55および図56に示す第8例の場合は
、鋼管からなる挿込部材35の上部に設けられた開口部
に、上部梁材7の端部が摺動自在に嵌挿され、その上部
梁材7の端部が水底地盤打込み部材1および前方杭5の
上端部に載置されると共に、挿込部材35の下側部分が
、水底地盤打込み部材1および前方杭5の内部に挿入さ
れ、前記挿込部材35の上部に嵌入された鋼製連結板2
2の下部は上部梁材7の上面に溶接により固着され、か
つ挿込部材35と上部梁材7とは溶接により固着されて
いる。次に水底地盤打込み部材1,耐圧縮斜材3,前方
杭5の上部を埋込むと共に、上部梁材7を埋込むように
、経時硬化性材料9が打設され、その経時硬化性材料9
が、水底地盤打込み部材1の上部および前方杭5の上部
と挿込部材35との間ならびに挿込部材35の中にも充
填される。前記連結板22を省略してもよく、また連結
板22を使用する場合は、挿込部材35と上部梁材7と
の溶接による固着を省略してもよい。
【0016】図57および図58に示すように、内周面
に複数のジベル17を固着した下部筒体4における下部
内周に、ゴムまたは合成樹脂系弾性材料からなるシール
リング16を配置し、かつそのシールリング16を前記
下部筒体4に固着された上下一対の支持リングの間に挿
入してボルト等の機械的手段により固定し、前記下部筒
体4の下側に連結した注入管43に、開閉弁44を介し
てグラウト注入用ホース45を接続し、そのホース45
,開閉弁44および注入管43を通って、下部筒体4と
前方杭5との間に、経時硬化性材料25を注入充填し、
次に前記開閉弁44を閉じたのち、前記ホース45を開
閉弁44から取外して回収してもよい。
【0017】図59および図60に示すように、下部筒
体4内の上部および下部の周囲に、下部筒体4と前方杭
5との間隔を一定以上に保つための複数(例えば4箇)
のスペーサ46を等角度間隔で固定してもよい。
【0018】図61および図62の場合は、水底地盤打
込み部材1,耐圧縮斜材3の上端部および上部梁材7の
一端部を埋込む経時硬化性材料9Aと、前方杭5の上端
部および上部梁材7の他端部を埋込む経時硬化性材料9
Bとに、切欠段部62を設け、その切欠段部62の底面
から突出するボルト63の下端部を、上部梁材7に溶接
により固定し、プレキャストコンクリート製床版64の
両端部を経時硬化性材料9A,9Bの切欠段部62に載
置すると共に、前記ボルト63を床版64の透孔に挿通
し、その床版64の上側に設けた大径の凹部65内にお
いて、ボルト63に螺合したナット66により床版64
を経時硬化性材料9A,9Bに締付固定し、前記凹部6
5にキャップ67を嵌入している。
【0019】図63は前方杭を沖側に増設した第1例を
示すものであって、前方杭5の前方において、第2前方
杭5Aが水底地盤2に打設され、上部梁材7は、矢板壁
49における矢板本体からなる水底地盤打込み部材1の
上端部と前方杭5の上端部と第2前方杭5Aの上端部と
にわたって架設されて、溶接その他の適当な手段により
固定され、耐圧縮支持部材8における下部筒体4は前方
杭5に対し前述のような手段により固定され、耐圧縮支
持部材8における耐圧縮斜材3の上端部は上部梁材7に
対し溶接その他の適当な手段により固定され、矢板壁4
9,耐圧縮斜材3,前方杭5,第2前方杭5Aの上端部
と上部梁材7とは、経時硬化性材料9の中に埋設され、
水底地盤2における水域構造物が位置する部分には、必
要に応じ盛土59が設けられる。
【0020】図64は前方杭を沖側に増設した第2例を
示すものであって、前方杭5の前方において、第2前方
杭5A,第3前方杭5Bおよび第4前方杭5Cが水底地
盤2に打設され、上部梁材7は、矢板壁49における矢
板本体からなる水底地盤打込み部材1の上端部と、各前
方杭5,5A〜5Cの上端部とにわたって架設されて、
溶接その他の適当な手段により固定され、前方杭5およ
び第4前方杭5Cに、耐圧縮支持部材8における下部筒
体4が前述のような手段により固定され、耐圧縮支持部
材8における耐圧縮斜材3の上端部は上部梁材7に対し
溶接その他の適当な手段により固定され、矢板壁49の
上端部と、各耐圧縮斜材3の上端部と、各前方杭5,5
A〜5Cの上端部と上部梁材7とは、経時硬化性材料9
の中に埋設され、水底地盤2における水域構造物が位置
する部分には、必要に応じ盛土59が設けられる。
【0021】図65および図66に示すように、親水機
能を持たせるために、頂板からなる連結部材6を階段状
にしてもよく、さらに波の遡上を防止するために、前記
連結部材6に上下方向に貫通する多数の通水孔68を設
けてもよい。
【0022】消波機能を向上させるために、矢板壁49
と前方杭5との間または水底地盤打込み部材1と前方杭
5との間に、消波性ブロックや岩石などを適当高さまで
充填してもよい。
【0023】前記上部梁材7としては、角鋼管または丸
鋼管を使用してもよく、また角鋼管または丸鋼管に、コ
ンクリート等の経時硬化性材料または鉄筋等の補強材を
埋設した経時硬化性材料を充填して構成した上部梁材を
使用してもよい。耐圧縮斜材3としては、鋼製管体また
は内面にジベルを設けた鋼製管体に、コンクリート等の
経時硬化性材料または鉄筋等の補強材を埋設して構成し
た耐圧縮斜材を使用してもよい。また下部筒体4として
は、内面突起付き鋼管を使用してもよい。
【0024】前方杭5における少なくとも下部筒体4が
位置する部分の内側に、ジベルを設けてコンクリート等
の経時硬化性材料を充填してもよく、また前方杭5にお
ける少なくとも下部筒体4が位置する部分に内面突起付
き鋼管を使用して、その中にコンクリート等の経時硬化
性材料を充填してもよい。さらにまた耐圧縮斜材3の下
端部を下部筒体4に固定したブラケットにピン結合して
もよい。
【0025】第1発明の実施例の場合、水底地盤打込み
部材1および耐圧縮斜材3の上端部の外面または内面あ
るいはその双方にジベルを設けてもよい。また水底地盤
打込み部材1の列あるいは前方杭5の列にわたって腹起
こし材を架設固定してもよい。さらにまた、挿入部材3
5の外面にジベルを設けてもよい。
【0026】経時硬化性材料9の中に鉄筋等の補強材を
埋設してもよく、下部筒体4における耐圧縮斜材3の下
端部よりも下側の部分を長くして、その部分を水底地盤
2に埋設してもよい。さらにまた、仕切板27を水域構
造物施工現場において、水底地盤打込み部材1および前
方杭5の内部に設置する場合、仕切板27に吊り具の下
部を連結し、その吊り具の上部を水底地盤打込み部材1
および前方杭5の上縁部に係止してもよい。
【0027】耐圧縮支持フレーム57を使用する場合も
、耐圧縮斜材3の上端部と水底地盤打込み部材1の上端
部とを、図6ないし図17に示す連結手段により連結し
てもよく、また図20および図21に示す逆U字状鉄筋
26の下部および図46ないし図49に示すアンカーボ
ルト36の下部に、アンカー部を屈曲形成してもよい。 さらにまた、逆U字状鉄筋26を上部梁材7,水底地盤
打込み部材1,前方杭5等に溶接により固着してもよい
【0028】矢板壁49を構成する壁体構成部材として
は、任意断面の構成矢板あるいはコンクリート矢板を使
用してもよい。矢板壁49を設置すれば、水域構造物を
防波堤構造物または護岸構造物とすることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、多数の水底地盤打込み
部材1が適宜間隔を隔てた状態で水底地盤2に打設され
るか、または水底地盤打込み部材1を有する矢板壁49
が水底地盤2に打設され、前記水底地盤打込み部材1の
上部から水底地盤2に向かって斜め下向きに延長する多
数の耐圧縮斜材3が横方向に適宜間隔を隔てて配置され
、前記耐圧縮斜材3の下端部に連結されている杭挿通用
下部筒体4に挿入された前方杭5は水底地盤2に打設さ
れ、前記下部筒体4が前方杭5の中間部に結合され、前
記前方杭5の上端部と前記水底地盤打込み部材1の上端
部と耐圧縮斜材3の上端部とが、連結部材6により連結
されているので、地盤の有する支持力機能すなわち軸方
向支持力および横方向支持力を無駄なく活用できる水域
構造物を、短かい前方杭5および従来の斜杭50に代わ
る短かい耐圧縮斜材3を使用して、経済的にかつ高能率
で構築することができ、しかも耐圧縮斜材3に作用する
圧縮力を、耐圧縮斜材3と前方杭5との結合部において
、前方杭5に対する押込力,曲げモーメントおよびせん
断力に変換し、前方杭5に発生する押込力を相当小さく
して、硬質な支持層53への前方杭5の根入れ深さを小
さくすると共に、前方杭5の局部座屈を防止することが
でき、さらに前方杭5に発生する押込力を小さくできる
だけでなく、水底地盤打込み部材1や矢板壁49に発生
する引抜力をも小さくして、水底地盤打込み部材1や矢
板壁49の硬質な支持層53に対する根入れ深さを小さ
くすると共に、水底地盤打込み部材1および矢板壁49
の局部座屈を防止することができる。また耐圧縮斜材3
の鉛直線に対する傾斜角を大きく設定することができる
ので、前方杭5や矢板壁49に発生する軸方向力をさら
に小さくすることができ、かつ土圧や土中水圧または地
震力等の外力に対して水底地盤中の前方杭5および矢板
壁49によって抵抗させる際に、水底地盤の軸方向支持
力と横方向支持力の両方を無駄なく活用し、かつ耐圧縮
斜材3の鉛直線に対する傾斜角を任意に設定して、地盤
条件,外力条件等に応じて前方杭5や矢板壁49に発生
する軸方向力を調整し、設計の自由度を飛躍的に向上さ
せることができ、さらに矢板壁49の前面に前方杭5お
よび耐圧縮斜材3を密に配置することにより、魚が集ま
り易いという集魚効果を発揮させることができる。また
耐圧縮斜材3の上端部を水底地盤打込み部材1に交差す
る方向に延長する上部梁材7に連結し、前記上部梁材7
を水底地盤打込み部材1の上部および前方杭5の上部に
結合することにより、水域構造物の強度を大きくするこ
とができ、さらに耐圧縮斜材3と上部梁材7との連結部
から離れた位置において、耐圧縮支持部材8と上部梁材
7とを、連結杆10を介して連結することにより、上部
梁材7とこれに連結された耐圧縮支持部材8とからなる
耐圧縮支持フレーム57を吊上げ運搬する際の強度を大
きくすることができ、また耐圧縮斜材3の上部と水底地
盤打込み部材1の上部との間にせん断力伝達部材11を
配置することにより、水域構造物の強度を大きくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の実施例に係る水底地盤打込み部材を
用いた水域構造物を示す縦断側面図である。
【図2】図1における前方杭と耐圧縮斜材との結合部を
拡大して示す一部縦断側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】筒体付き耐圧縮斜材の下側部分を拡大して示す
一部縦断側面図である。
【図5】ジベル付き前方杭の一部切欠側面図である。
【図6】耐圧縮斜材と水底地盤打込み部材との連結構造
の側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】耐圧縮斜材と水底地盤打込み部材との連結構造
の他の例を示す側面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】耐圧縮斜材と水底地盤打込み部材との連結構
造の他の例を示す側面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】耐圧縮斜材と水底地盤打込み部材との連結構
造の他の例を示す側面図である。
【図13】図12の一部横断平面図である。
【図14】図12の一部縦断正面図である。
【図15】せん断力伝達部材をスリットに嵌合して固着
した状態を示す一部縦断正面図である。
【図16】耐圧縮斜材と水底地盤打込み部材との連結構
造の他の例を示す側面図である。
【図17】図16の一部横断平面図である。
【図18】第2発明の実施例に係る水底地盤打込み部材
を用いた水域構造物を示す縦断側面図である。
【図19】図18の水域構造物の平面図である。
【図20】第2発明の水域構造物における上部梁材と水
底地盤打込み部材および前方杭との結合部を示す一部縦
断側面図である。
【図21】図20に示す結合部の縦断正面図である。
【図22】耐圧縮支持フレームの側面図である。
【図23】図22の一部を拡大して示す一部縦断側面図
である。
【図24】図23に示す部分の平面図である。
【図25】図23に示す部分の正面図である。
【図26】第4発明の実施例に係る水底地盤打込み部材
を用いた水域構造物を示す縦断側面図である。
【図27】図26の平面図である。
【図28】矢板壁を示す平面図である。
【図29】図28の一部を拡大して示す平面図である。
【図30】第4発明の他の実施例に係る水域構造物を示
す縦断側面図である。
【図31】図30の平面図である。
【図32】上部梁材と耐圧縮斜材との連結構造の第1例
を示す側面図である。
【図33】図32の一部縦断正面図である。
【図34】上部梁材と耐圧縮斜材との連結構造の第2例
を示す側面図である。
【図35】図34の正面図である。
【図36】上部梁材と耐圧縮斜材との連結構造の第3例
を示す側面図である。
【図37】図36の正面図である。
【図38】連結杆を有する耐圧縮支持フレームの側面図
である。
【図39】耐圧縮斜材の上端部と水底地盤打込み部材お
よび上部梁材との連結構造を示す側面図である。
【図40】上部梁材と水底地盤打込み部材および前方杭
との結合構造の第1例を示す縦断側面図である。
【図41】図40の縦断正面図である。
【図42】上部梁材と水底地盤打込み部材および前方杭
との結合構造の第2例を示す縦断側面図である。
【図43】図42の縦断正面図である。
【図44】上部梁材と水底地盤打込み部材および前方杭
との結合構造の第3例を示す縦断側面図である。
【図45】図44の横断平面図である。
【図46】上部梁材と水底地盤打込み部材および前方杭
との結合構造の第4例を示す縦断側面図である。
【図47】図46の縦断正面図である。
【図48】上部梁材と水底地盤打込み部材および前方杭
との結合構造の第5例を示す縦断側面図である。
【図49】図48の縦断正面図である。
【図50】図48の一部を横断した平面図である。
【図51】上部梁材と水底地盤打込み部材および前方杭
との結合構造の第6例を示す縦断側面図である。
【図52】図51の縦断正面図である。
【図53】上部梁材と水底地盤打込み部材および前方杭
との結合構造の第7例を示す縦断側面図である。
【図54】図53のB−B線拡大断面図である。
【図55】上部梁材と水底地盤打込み部材および前方杭
との結合構造の第8例を示す縦断側面図である。
【図56】図55の一部横断平面図である。
【図57】シールリング付き下部筒体の他の例を示す縦
断側面図である。
【図58】図57に示した下部筒体と前方杭との間に経
時硬化性充填材料を充填した状態を示す縦断正面図であ
る。
【図59】下部筒体内の上部および下部スペーサを取付
けた例を示す縦断側面図である。
【図60】図59の横断平面図である。
【図61】対向する経時硬化性材料にわたって床版を架
設固定した水域構造物を示す縦断側面図である。
【図62】図61の一部を拡大して示す縦断側面図であ
る。
【図63】前方杭を沖側に増設した第1例の水域構造物
の縦断側面図である。
【図64】前方杭を沖側に増設した第2例の水域構造物
を示す縦断側面図である。
【図65】階段状の連結部材を設けた水域構造物を示す
縦断側面図である。
【図66】図65の正面図である。
【図67】従来の水域矢板壁構造物を示す縦断側面図で
ある。
【図68】図67の横断平面図である。
【符号の説明】
1  水底地盤打込み部材 2  水底地盤 3  耐圧縮斜材 4  杭挿通用下部筒体 5  前方杭 6  連結部材 7  上部梁材 8  耐圧縮支持部材 9  経時硬化性材料 10  連結杆 11  せん断力伝達部材 12  注入孔 15  長孔 16  シールリング 17  ジベル 18  継手 19  継手 20  補強板 21  ジベル用鋼棒 22  連結板 25  経時硬化性材料 26  逆U字状鉄筋 27  仕切板 28  補剛板 29  開口部 30  補強板 32  座板 33  リブプレート 34  ボルト 35  挿込部材 36  アンカーボルト 37  ナット 38  アーム 39  係止金具 40  挿込金具 41  ガイド斜面 42  係合金具 44  開閉弁 48  鋼製矢板 49  矢板壁 53  支持層 54  スリット 55  下部支承部材 56  上部支承部材 57  耐圧縮支持フレーム 62  切欠段部 63  ボルト 64  床版 65  凹部 66  ナット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多数の水底地盤打込み部材1が適宜間
    隔を隔てた状態で水底地盤2に打設され、前記水底地盤
    打込み部材1の上部から水底地盤2に向かって斜め下向
    きに延長する多数の耐圧縮斜材3が、横方向に適宜間隔
    を隔てて配置され、前記耐圧縮斜材3の下端部に連結さ
    れている杭挿通用下部筒体4に挿入された前方杭5は水
    底地盤2に打設され、前記下部筒体4が前方杭5の中間
    部に結合され、前記前方杭5の上端部と前記水底地盤打
    込み部材1の上端部と耐圧縮斜材3の上端部とが、連結
    部材6により連結されている水底地盤打込み部材を用い
    た水域構造物。
  2. 【請求項2】  多数の水底地盤打込み部材1が適宜間
    隔を隔てた状態で水底地盤2に打設され、前記水底地盤
    打込み部材1の上部から水底地盤2に向かって斜め下向
    きに延長する多数の耐圧縮斜材3の上端部が、前記水底
    地盤打込み部材1に交差する方向に延長する上部梁材7
    に連結され、前記耐圧縮斜材3の下端部に杭挿通用下部
    筒体4が連結されて耐圧縮支持部材8が構成され、適宜
    間隔を隔てて配置されて水底地盤2に打設された多数の
    前方杭5に、それぞれ耐圧縮支持部材8における杭挿通
    用下部筒体4が挿込まれ、その下部筒体4は前方杭5の
    中間部に結合され、前記上部梁材7が水底地盤打込み部
    材1の上部および前方杭5の上部に結合されている水底
    地盤打込み部材を用いた水域構造物。
  3. 【請求項3】  水底地盤打込み部材1が鋼管矢板また
    は鋼矢板などの壁体構成部材である請求項1の水底地盤
    打込み部材を用いた水域構造物。
  4. 【請求項4】  水底地盤打込み部材1が鋼管矢板また
    は鋼矢板などの壁体構成部材である請求項2の水底地盤
    打込み部材を用いた水域構造物。
  5. 【請求項5】  水底地盤打込み部材1の上部および上
    部梁材7の一端部と、前方杭5の上部および上部梁材7
    の他端部とが、コンクリート等の経時硬化性材料9内に
    埋設されるいる請求項2または請求項4の水底地盤打込
    み部材を用いた水域構造物。
  6. 【請求項6】  耐圧縮斜材3と上部梁材7との連結部
    から離れた位置において、耐圧縮支持部材8と上部梁材
    7とが連結杆10を介して連結されている請求項2また
    は請求項4の水底地盤打込み部材を用いた水域構造物。
  7. 【請求項7】  耐圧縮斜材3の上部と水底地盤打込み
    部材1の上部との間にせん断力伝達部材11が配置され
    ている請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求
    項5または請求項6の水底地盤打込み部材を用いた水域
    構造物。
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