JPH0316926Y2 - - Google Patents

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JPH0316926Y2
JPH0316926Y2 JP11434985U JP11434985U JPH0316926Y2 JP H0316926 Y2 JPH0316926 Y2 JP H0316926Y2 JP 11434985 U JP11434985 U JP 11434985U JP 11434985 U JP11434985 U JP 11434985U JP H0316926 Y2 JPH0316926 Y2 JP H0316926Y2
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steel
side wall
pipe
fixed
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はパイプラインのバルブピツトに関す
る。
〔従来の技術〕
従来パイプラインのバルブピツトとしては第4
図に示すような壁21・底22・頂壁23をコン
クリートで矩形型に形成したものがある。
また、パイプラインのバルブピツトではない下
水用のマンホールとして実開昭55−172442号公報
がある。このマンホールはコンクリート製の直壁
31にコンクリート製台板32をボルト33で止
着し、直壁31の上にコンクリート製の斜壁34
を凹凸により嵌合したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第4図に示されるような従来のバルブピツト
は、普通重量が12トン程度となるので、バルブピ
ツトを工場で製作し現場まで運搬することができ
ない。そこで、現場において型枠を用いて製作し
ているが、型枠作成・コンクリート打ち・養生期
間・型枠はずし等の作業が必要とするので、現場
での工期が永くなり(略12日間)交通等の障害と
なつた。
また、コンクリート製であるので水が浸透し
(防水モルタルをかけているが、完全に止水でき
ない)、さらに、継目の部分よりも浸水し、パイ
プ7を挿通する貫通部分の取付部からも浸水す
る。
そして、バルブピツトが現場で製作されるため
作業環境が悪く、かつ、工期を短くする必要から
円筒形に形成することが困難であり、矩形型のバ
ルブピツトとならざるを得ず、したがつて、面積
当りの作業性が悪く、隅部にデツトスペースが生
じた。
さらに、第5図に示されるようなマンホール
も、コンクリート製であり大重量であるので工場
で製作するには分割できるように形成しなければ
ならない。その結果接合部からの浸水及びコンク
リート壁自身からの水の浸透は避けられず、下水
道のマンホールのように壁からの水の侵入・浸出
が問題とならない場合はともかく、パイプライン
のバルブピツトとするには問題点が多かつた。
本考案は前記事項に鑑みなされたものであり、
軽量で運搬が容易であつて工場製作を可能とし、
かつ、止水性がよく、さらに、デツトスペースの
ないバルブピツトとすることを技術的課題とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は円筒形の鋼製側壁1に貫通孔を設け、
該貫通孔には鋼製鞘管5を固着し、鞘管5内には
パイプ7を挿通し、該パイプ7と鞘管5との間〓
にパツキング8を充填し、さらに、側壁1の下部
に鋼板製底板2を固着するとともに、側壁1の上
部に鋼板製本体頂板11を固着し、本体頂板11
に孔部を設けて鋼製首部側壁15を固着し、首部
側壁15の上部にマンホール蓋18を開閉自在に
設けて鋼管製バルブピツトとした。
〔作用〕
本考案のバルブピツトは鋼製であり、工場で製
作し、現場に運搬し設置する。そして、側壁1・
底板2・本体頂板11・首部側壁15等が全べて
鋼製であるので、前記各部分及びそれら各部分の
固着部から水の侵入することはない。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
のであり、円筒形に形成された鋼製側壁1に貫通
孔を設け、該貫通孔に鋼製鞘管5を溶接して固着
し、鞘管5内にはパイプ7を挿通し、該パイプ7
と鞘管5との間〓に樹脂モルタルからなるパツキ
ング8を充填してパイプ7を水密に固定し、側壁
1の下部に鋼板製底板2を溶接により固着すると
ともに、上部に鋼板製本体頂板11を溶接により
固着する。本体頂板11には孔部を設けて鋼製首
部側壁15を溶接により固着し、首部側壁15の
上部に鋼製の首部頂板16を溶着により固着し、
首部頂板16に矩形の枠17を溶接により固着し
て矩形状の孔を形成し、矩形状の孔にはマンホー
ル蓋18を嵌着した。そして、底板2上にはデイ
ツプ部4を除いてコンクリートの保護層3を設
け、鞘管5と側壁1間には鞘管用控え6を、側壁
1と本体頂板11間には頂板用控え12を溶着
し、本体頂板11はビーム13により支えられ、
ビーム13は取付台14に溶着し、取付台14は
側壁1に溶着してあり、首部頂板16は首部控え
19により支えられ、首部控え19は本体頂板1
1に溶着されている。また、首部頂板16に形成
された矩形状の孔は第1図に示されるように上方
からみてパイプ7の側方に位置するように設けら
れ、滞水時の水汲上用ポンプの据付個所であるデ
イツプ部4も矩形状の孔の直下側方に設けられて
いる。そして、このバルブピツトは固着する部分
は全べて工場において固着してから現場に運搬し
て設置することもできるが、側部以下に設けられ
た部分と、本体頂板11以上に設けられた部分に
分離して加工し、それを現場において組立てるプ
レハブ式とすると作業がし易い。
〔考案の効果〕
本考案は鋼製であるため軽量(従来のコンクリ
ート製は略12トンであるに対し、本考案は4.7ト
ンでできる。)であり、運搬が可能となつた。そ
して、プレハブ工法が可能であるので、分割すれ
ば更に軽量となるので運搬が容易となつた。その
結果バルブピツトの工場製作が可能となり、バル
ブピツトの設置現場における工期を大幅に短縮
(従来のコンクリート製は略12日間かかるのに対
し、本考案は2日間で設置できる。)でき、交通
等の障害となることも少ない。さらに、工場製作
が主体となるので天候に左右されることも少な
く、全体の工期も短縮できる。
また、側壁1・鞘管5・底板2・本体頂板1
1・首部側壁15等全て鋼製であり、かつ、それ
らの固着部分も溶着が可能であるので水の侵入を
防ぎ止水性が向上した。
そして、バルブピツト内においてバルブを中心
とし作業する場合、従来の矩形型では隅角部にデ
ツトスペースを生ずるのに対し、本考案は円筒形
であるので、デツトスペースがなく、内部におけ
る作業性がよくなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図はそれを−線で破断した正面図、第3図は
それを−線で破断した側面図、第4図は従来
例を示す正面図、第5図は下水道用マンホールの
従来例を示す図である。 1……側壁、2……底板、5……鞘管、7……
パイプ、8……パツキング、11……本体頂板、
15……首部側壁、18……マンホール蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒形の鋼製側壁1に貫通孔を設け、該貫通孔
    には鋼製鞘管5を固着し、鞘管5内にはパイプ7
    を挿通し、該パイプ7と鞘管5との間〓にパツキ
    ング8を充填し、さらに、側壁1の下部に鋼板製
    底板2を固着するとともに、上部に鋼板製本体項
    板11を固着し、本体項板11には孔部を設けて
    鋼製首部側壁15を固着し、首部側壁15の上部
    にマンホール蓋18を開閉自在に設けた鋼管製バ
    ルブピツト。
JP11434985U 1985-07-25 1985-07-25 Expired JPH0316926Y2 (ja)

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JPS6226469U JPS6226469U (ja) 1987-02-18
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JP2008008012A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Furukawa Electric Co Ltd:The 貯留槽及び貯留槽に用いる雨水流出入口パネル部材と貯留槽への取り付け方法

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JPS6226469U (ja) 1987-02-18

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