JP2852707B2 - 地下構築物 - Google Patents
地下構築物Info
- Publication number
- JP2852707B2 JP2852707B2 JP2419303A JP41930390A JP2852707B2 JP 2852707 B2 JP2852707 B2 JP 2852707B2 JP 2419303 A JP2419303 A JP 2419303A JP 41930390 A JP41930390 A JP 41930390A JP 2852707 B2 JP2852707 B2 JP 2852707B2
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- Japan
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- steel
- panel
- underground
- mounting bar
- panels
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- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下室、その他の地下
構築物に関するものである。
構築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地下構築物を構築する場合には、
例えば、図4に示すように、地面Aに形成せる穴の内周
壁部に山留部材Bを設置すると共に、該穴の底部に割栗
石Cを敷設し、更に、捨てコンクリートDを打設し、次
いで、該捨てコンクリートD上に所要枚数の鋼製床パネ
ルEを建て込むと共に、前記山留部材Bの内方に所要枚
数の鋼製壁パネルFを建て込み、該鋼製壁パネルFの上
方に所要枚数の鋼製屋根パネルGを建て込むと共に鋼製
壁パネルFの外周面部に埋戻しコンクリートHを打設し
て地下構築物本体Iを形成し、該地下構築物本体Iの内
部に内装仕上げを施して地下構築物を構築している。
例えば、図4に示すように、地面Aに形成せる穴の内周
壁部に山留部材Bを設置すると共に、該穴の底部に割栗
石Cを敷設し、更に、捨てコンクリートDを打設し、次
いで、該捨てコンクリートD上に所要枚数の鋼製床パネ
ルEを建て込むと共に、前記山留部材Bの内方に所要枚
数の鋼製壁パネルFを建て込み、該鋼製壁パネルFの上
方に所要枚数の鋼製屋根パネルGを建て込むと共に鋼製
壁パネルFの外周面部に埋戻しコンクリートHを打設し
て地下構築物本体Iを形成し、該地下構築物本体Iの内
部に内装仕上げを施して地下構築物を構築している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、特に、地下水の浸出が激しい場所に地下構築物を
構築した場合、地下水の浮力によつて地下構築物が浮上
するおそれがあつた。
ては、特に、地下水の浸出が激しい場所に地下構築物を
構築した場合、地下水の浮力によつて地下構築物が浮上
するおそれがあつた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めに為されたものであり、地下水の浸出が激しい場所に
おいても地下水の浮力によつて浮上するおそれがない地
下構築物を提供することを課題とするものである。
めに為されたものであり、地下水の浸出が激しい場所に
おいても地下水の浮力によつて浮上するおそれがない地
下構築物を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、鋼製床パネル、鋼製壁パネルおよび鋼製
屋根パネル等の鋼製パネルを固着して形成せる地下構築
物本体の該鋼製パネルを構成する鋼製パネル枠の外周面
部に鋼製取付バーを溶接固着して突設すると共に、該鋼
製取付バーを、地下構築物本体の外側に立設せる山留部
材の鋼製山留杭に連結して溶接固着せしめて成ることを
特徴とするものである。
決するために、鋼製床パネル、鋼製壁パネルおよび鋼製
屋根パネル等の鋼製パネルを固着して形成せる地下構築
物本体の該鋼製パネルを構成する鋼製パネル枠の外周面
部に鋼製取付バーを溶接固着して突設すると共に、該鋼
製取付バーを、地下構築物本体の外側に立設せる山留部
材の鋼製山留杭に連結して溶接固着せしめて成ることを
特徴とするものである。
【0006】
【実施例】図1〜図3は、本発明の地下構築物の1実施
例を示し、地面1に形成せる穴の底部、壁部および屋根
部に(または地上にて)、所望枚数の鋼製床パネル2、
鋼製壁パネル3および鋼製屋根パネル4等の鋼製パネル
を建て込んでボルト止め、溶接等により固着して形成せ
る地下構築物本体5の該鋼製パネルを構成する鋼製パネ
ル枠の外周面部に、鉄棒、型鋼、鋼管等よりなる鋼製取
付バー6を溶接固着して突設すると共に、該鋼製取付バ
ー6を、地下構築物本体5の外側に立設せる山留部材7
の鋼製山留杭9に連結して溶接固着せしめて成ることを
特徴とする地下構築物を示す。
例を示し、地面1に形成せる穴の底部、壁部および屋根
部に(または地上にて)、所望枚数の鋼製床パネル2、
鋼製壁パネル3および鋼製屋根パネル4等の鋼製パネル
を建て込んでボルト止め、溶接等により固着して形成せ
る地下構築物本体5の該鋼製パネルを構成する鋼製パネ
ル枠の外周面部に、鉄棒、型鋼、鋼管等よりなる鋼製取
付バー6を溶接固着して突設すると共に、該鋼製取付バ
ー6を、地下構築物本体5の外側に立設せる山留部材7
の鋼製山留杭9に連結して溶接固着せしめて成ることを
特徴とする地下構築物を示す。
【0007】尚、上記本発明において、穴の底部に鋼製
床パネル2を建て込む場合には、例えば、穴の底部に割
栗石を敷設し、捨てコンクリートを打設し、次いで、該
捨てコンクリート上に鋼製床パネル2を建て込めば良
い。
床パネル2を建て込む場合には、例えば、穴の底部に割
栗石を敷設し、捨てコンクリートを打設し、次いで、該
捨てコンクリート上に鋼製床パネル2を建て込めば良
い。
【0008】又、地下構築物本体5の鋼製パネルを構成
する鋼製パネル枠の外周面部に鋼製取付バー6を溶接固
着して突設する場合には、例えば、図2に示すように、
地下構築物本体5の鋼製床パネル2および鋼製屋根パネ
ル4を構成する鋼製パネル枠の外周面部に鋼製取付バー
6を溶接固着して突設すれば良い。
する鋼製パネル枠の外周面部に鋼製取付バー6を溶接固
着して突設する場合には、例えば、図2に示すように、
地下構築物本体5の鋼製床パネル2および鋼製屋根パネ
ル4を構成する鋼製パネル枠の外周面部に鋼製取付バー
6を溶接固着して突設すれば良い。
【0009】又、鋼製取付バー6を山留部材7の鋼製山
留杭9に連結して溶接固着せしめる場合には、例えば、
合板、鋼板、その他のパネルよりなる山留パネル8を、
溝型鋼、山型鋼等の型鋼よりなる鋼製山留杭9、9間に
嵌装して形成せる山留部材7の該鋼製山留杭9に鋼製取
付バー6を当接し、溶接固着せしめれば良い。
留杭9に連結して溶接固着せしめる場合には、例えば、
合板、鋼板、その他のパネルよりなる山留パネル8を、
溝型鋼、山型鋼等の型鋼よりなる鋼製山留杭9、9間に
嵌装して形成せる山留部材7の該鋼製山留杭9に鋼製取
付バー6を当接し、溶接固着せしめれば良い。
【0010】又、前記鋼製床パネル2、鋼製壁パネル3
および鋼製屋根パネル4としては、例えば、溝型鋼、山
型鋼等の型鋼よりなる鋼製パネル枠の表面に鋼板を溶接
固着して形成せる鋼製パネルを使用すれば良い。
および鋼製屋根パネル4としては、例えば、溝型鋼、山
型鋼等の型鋼よりなる鋼製パネル枠の表面に鋼板を溶接
固着して形成せる鋼製パネルを使用すれば良い。
【0011】
本発明において、鋼製取付バーを地下構築
物本体の鋼製パネルを構成する鋼製パネル枠の外周面部
に溶接固着すると共に地下構築物本体の外側に立設せる
山留部材の鋼製山留杭に連結して溶設固着した理由は、
鋼製取付バーを地下構築物本体の鋼製パネルを構成する
鋼板(表面板)に固着したり、山留部材の山留パネルに
固着したりした場合には、強度的に充分耐えられず、地
下水の浮力によつて地下構築物が浮上するおそれがある
のに対して、地下構築物本体の強度メンバーである鋼製
パネル枠や山留部材の強度メンバーである鋼製山留杭に
鋼製取付バーを溶接固着した場合には、機械的な外力が
加わった時に、鋼製取付バーを介して地下構築物および
山留部材が一体的に作用することができるため、強度的
に充分耐えることができ、地下水の浮力によつて地下構
築物が浮上するおそれがなく、地下構築物の浮上を確実
に阻止することができるためである。
物本体の鋼製パネルを構成する鋼製パネル枠の外周面部
に溶接固着すると共に地下構築物本体の外側に立設せる
山留部材の鋼製山留杭に連結して溶設固着した理由は、
鋼製取付バーを地下構築物本体の鋼製パネルを構成する
鋼板(表面板)に固着したり、山留部材の山留パネルに
固着したりした場合には、強度的に充分耐えられず、地
下水の浮力によつて地下構築物が浮上するおそれがある
のに対して、地下構築物本体の強度メンバーである鋼製
パネル枠や山留部材の強度メンバーである鋼製山留杭に
鋼製取付バーを溶接固着した場合には、機械的な外力が
加わった時に、鋼製取付バーを介して地下構築物および
山留部材が一体的に作用することができるため、強度的
に充分耐えることができ、地下水の浮力によつて地下構
築物が浮上するおそれがなく、地下構築物の浮上を確実
に阻止することができるためである。
【0012】又、上記本発明の実施例にて形成せる地下
構築物本体5は、常法に従って、内部に、床材、壁材、
天井材等の内装材にて内装仕上げを施して地下構築物を
構築する。
構築物本体5は、常法に従って、内部に、床材、壁材、
天井材等の内装材にて内装仕上げを施して地下構築物を
構築する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の地下構築
物は、鋼製床パネル、鋼製壁パネルおよび鋼製屋根パネ
ル等の鋼製パネルを固着して形成せる地下構築物本体の
該鋼製パネルを構成する鋼製パネル枠の外周面部に鋼製
取付バーを溶接固着して突設すると共に、該鋼製取付バ
ーを、地下構築物本体の外側に立設せる山留部材の鋼製
山留杭に連結して溶接固着せしめて成るので、地下水の
浮力によつて移動し難く安定性の高い山留部材の鋼製山
留杭に鋼製取付バーを介して地下構築物本体の鋼製パネ
ルを構成する鋼製パネル枠を取り付けることによつて地
下構築物の浮上を確実に阻止することができ、従って、
地下水の浸出が激しい場所においても地下水の浮力によ
つて地下構築物が浮上するおそれがない。
物は、鋼製床パネル、鋼製壁パネルおよび鋼製屋根パネ
ル等の鋼製パネルを固着して形成せる地下構築物本体の
該鋼製パネルを構成する鋼製パネル枠の外周面部に鋼製
取付バーを溶接固着して突設すると共に、該鋼製取付バ
ーを、地下構築物本体の外側に立設せる山留部材の鋼製
山留杭に連結して溶接固着せしめて成るので、地下水の
浮力によつて移動し難く安定性の高い山留部材の鋼製山
留杭に鋼製取付バーを介して地下構築物本体の鋼製パネ
ルを構成する鋼製パネル枠を取り付けることによつて地
下構築物の浮上を確実に阻止することができ、従って、
地下水の浸出が激しい場所においても地下水の浮力によ
つて地下構築物が浮上するおそれがない。
【図1】本発明の地下構築物の1実施例を示す略平面図
である。
である。
【図2】同上実施例の略斜視図である。
【図3】同上実施例の要部拡大切欠斜視図である。
【図4】従来例の略縦断面図である。
1 地面 2 鋼製床パネル 3 鋼製壁パネル 4 鋼製屋根パネル 5 地下構築物本体 6 鋼製取付バー 7 山留部材 8 山留パネル 9 鋼製山留杭
Claims (1)
- 【請求項1】鋼製床パネル、鋼製壁パネルおよび鋼製屋
根パネル等の鋼製パネルを固着して形成せる地下構築物
本体の該鋼製パネルを構成する鋼製パネル枠の外周面部
に鋼製取付バーを溶接固着して突設すると共に、該鋼製
取付バーを、地下構築物本体の外側に立設せる山留部材
の鋼製山留杭に連結して溶接固着せしめて成ることを特
徴とする地下構築物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2419303A JP2852707B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 地下構築物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2419303A JP2852707B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 地下構築物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04222718A JPH04222718A (ja) | 1992-08-12 |
JP2852707B2 true JP2852707B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=18526900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2419303A Expired - Fee Related JP2852707B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 地下構築物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2852707B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI646244B (zh) * | 2016-07-11 | 2019-01-01 | 日商庇護日本股份有限公司 | Underground structure and construction method |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03286029A (ja) * | 1990-03-31 | 1991-12-17 | Fudo Constr Co Ltd | 鋼製地下壁およびその構築法 |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP2419303A patent/JP2852707B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04222718A (ja) | 1992-08-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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