JPH0313630A - 地下室の構築方法 - Google Patents

地下室の構築方法

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JPH0313630A
JPH0313630A JP1148466A JP14846689A JPH0313630A JP H0313630 A JPH0313630 A JP H0313630A JP 1148466 A JP1148466 A JP 1148466A JP 14846689 A JP14846689 A JP 14846689A JP H0313630 A JPH0313630 A JP H0313630A
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JP
Japan
Prior art keywords
basement
panel
panels
framework
ground
Prior art date
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Pending
Application number
JP1148466A
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English (en)
Inventor
Kiminobu Ashida
公伸 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、地下室の簡易構築方法、特に、木造住宅にお
ける地下室の簡易構築方法に関する。
[従来の技術とその課題] 広い住居空間を確保し、広い住宅に住むことは普遍的な
願望として受は入れられている。しかしながら、近年の
大都市圏における地価の急激な上昇によって、広い敷地
を確保し、広い住居空間を得ることは、−船釣な国民に
とっては経済的に負担が大きく不可能に近いものであっ
た。したがって、限られた敷地において、広い住居空間
を得る方法として、建物を3階建以上にする方法、もし
くは、地下室を有する2階建にする方法等が考えられて
いる(住宅金融公庫監修、枠組壁工法住宅工事共通仕様
書等)。
しかしながら、3階建以上にする場合、建築基準法の「
北側斜線制限」や「道路斜線制限jなどに制約を受けた
り、敷地が狭いゆえに隣家との間に十分な空間が確保で
きないために、隣家が3階建住宅の日陰となり、日照権
を侵害するなどの課題があり、3階建住宅も実質的には
建設しにくいものであった。
一方、地下室を有する2階建にする場合、即ち、地下室
を建設する方法は、3階建のような隣家への悪影響はな
く、狭い敷地においても広い住居空間を確保できるもの
である。また、地下室は、年を通じて、部屋の温度や湿
度がほぼ一定で、しかも、外部からの騒音に対しては、
完璧な遮音性を有し、内部からの音に対しては、その音
を外部に漏らさないという大きな利点も備えており、実
に快適な空間と成り得るものである。
しかしながら、従来、地下室を建設する場合、掘削した
地盤面が崩壊しないように、さらに、建設作業の安全性
を確保するために、土留め工事を行なわなければならな
いものであった(建築仮設物の構造計算入門、彰国社編
等)。
この土留め工事としては、一般には、親杭と称するH形
鋼を地盤に打ち込んだのち、掘削を行ない、適切な掘削
深さにおいて親杭間に横矢板を設置する方法や、シート
パイルなどを直接打ち込む方法等がある。しかし、これ
らの工法は、工事が大型化するため、大型の重機械が必
要となり、敷地内にこれらの重機械を仮置きする場所が
必要となる。このため、狭い敷地においては、このよう
な工法は採用できないという課題があった。
また、地下室全体を工場などで埋設形カプセルとして造
り、これを運んできて設置する方法も提案されているが
、この方法では、掘削から埋め戻しまでの時間が短いた
め、必ずしも土留め工事を必要とはしないが、6畳程度
の広さ(約10rrf)を確保するカプセルの重量が1
0トン以上となるので、該カプセルを所定の位置に設置
するときには、大型のレッカー車などが必要となり、そ
れが十分通れる広さの道路が、敷地に接する面に必要と
なるなどの課題があった。
さらに、前記のような工法では、工事自体がかなり大型
になるので、簡便な方法とは言えず、工事費自体がかな
り高価なものになるという課題もあった。
本発明は、前記利点を有する地下室を簡便に、しかも、
大型の重機械を必要としないで建設する方法を開発すべ
く鋭意検討を重ねた結果、枠組みパネルを利用すること
により、簡便に地下室が構築できる知見を得て本発明を
完成するに至った。
[問題点を解決するための手段] 即ち、本発明は、掘削地面上にパネルを枠組みして枠組
みパネルを作り、該枠組みパネルの内側から掘削して、
所定の深さまで該枠組みパネルを沈め、さらに、該枠組
みパネルの空間内で地下室を設けることを特徴とする地
下室の簡易構築方法である。
以下、本発明を図面に基づいて、詳しく説明する。
本発明の地下室の簡易構築方法は、まず、所定の強度、
所定の大きさを有し、地下室の外壁ともなりうるパネル
を地下室建設現場に運び、該パネルを掘削位置にて、必
要形状に沿って枠組みし、ボルト止め等で接合し、第1
段目の枠組みパネルとする(第1図)。
次に、該パネルの内側から掘削する。掘削する広さは、
枠組みパネルの大きさより若干広めにすることが、また
、深さはパネルの高さより若干浅めにすることが好まし
い(第2図)。
掘削後、第1段目の枠組みパネルを掘削したところまで
沈める(第3図)。
次に、第2段目の枠組みパネルを第1段目の枠組みパネ
ルの上に組み立て接合する(第4図)。
さらに、該枠組みパネルの内側を前述と同様に掘削する
(第5図)。
第2段目の枠組みパネルを組み立て接合した枠組みパネ
ルを第3図と同様、掘削したところまで沈める(第6図
)。
前記と同様に第3段目の枠組みパネルを第2段目の枠組
みパネルの上に組み立て接合する(第7図)。
以上の作業を繰り返して、所定の深さまで掘削し、枠組
みパネルを組み立て接合して設置することによって、地
下室の外壁を形成する。本発明の地下室の簡易構築方法
では、枠組みパネルが地下室の外壁であり、しかも、土
留め壁でもあるので、掘削した地面下部分での作業の安
全性が保たれる。
本発明に用いるパネルの材質としては、セメント系、石
膏系、金属系及び樹脂系等が挙げられる。
そのうち、コンクリート製のセメント系、スチール製や
ステンレス製の金属系及びFRP製の樹脂系等が好まし
い。
パネルの大きさは、大きけ−れば大きいほど好ましいが
、大きくなれば必然的にパネル1枚の重量も重くなるの
で、現場での作業に支障をきたすこととなる。そのため
、パネル1枚の大きさは、50〜150cm程度が好ま
しく、かつ、パネル1枚当たりの重量は300kg以下
が好ましい。
また、パネルとパネルの接合方法は、緊結や溶接など色
々な方法が採用されるが、作業性からボルトやPC鋼棒
などによる緊結が好ましい。
パネルの形状は、防水性の面から、正方形や長方形など
の四角形や多角形など、直線で形成された形状が好まし
い。また、パネル中央部は土圧に対する抵抗性から、湾
曲状にふくらませるか、または、へこませたものが好ま
しい。
さらに、パネルとパネルとの接合部には、防水パツキン
を入れるのが好ましく、その入れ方は、パネルの形状に
よって異なる。例えば、中央部が湾曲状のパネルの場合
の一例として、第8図の方法があげられる。
第8図の方法は、中央部に圧力が作用すればするほど、
防水パツキンへのパネルの密着性が増加する。
また1、防水シートを併用して防水性を高めることは好
ましい。
次に、地下室の上に家屋がのる場合の家屋を支える柱、
梁及び壁等の構造躯体について説明する。
地下室の上に家屋を建る方法として、構造躯体はパネル
そのものがなり、全ての荷重を負担するパネルによる壁
構造の方法、あるいは、パネルは、パネルに作用する土
圧のみに耐え、家屋の荷重は柱や梁等の他の部材が負担
するラーメン構造の方法がある。前者は主にコンクリー
ト製のパネルが使用でき、後者は主にスチール製やステ
ンレス製及びFRP製が使用できるが、これらに限定さ
れることはない。さらに、このようにすることによって
、地下室の上に建てる木造家屋の基礎の一部として、地
下室の構造躯体を利用することも可能である。したがっ
て、この地下室の構造躯体は木造家屋の基礎をも韮ねる
ことになる。
以上の方法にて地下室の壁部分が形成され、この壁部分
の下部にコンクリートを打設することにより、いわゆる
、ベタ基礎又は布基礎を形成し、さらに、二〇ベタ基礎
の上にコンクリートやパネルにて地下室の底部を形成し
、壁部分及び底部に防水、結露、断熱及び内装などの所
定の仕上げを行なって地下室の床と壁を作る。
また、天井などの地下室の上部は、現場打ちコンクリー
ト、既製コンクリートパネル及びスチールパネルなどが
利用できるが、地下室の上に建てる木造家屋の荷重に耐
えれれば、いかなる素材、材料、工法でも使用可能であ
る。
一般的には、地下室の結露防止や断熱性を高めるために
地下室の外壁に断熱材を使用する。本発明においても、
地下室形成後、パネルの内側に断熱材を併用することは
好ましい。
断熱材の種類としては、樹脂発泡品、ロックウール及び
ガラスウールなどがあるが、これらに限定されるもので
はない。また、このうえに内装仕上げ等を施すこともで
きる。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本発明をさらに説明する。
実施例1 パネルをコンクリート製とし、−枚の大きさを100 
X 100 X 10cmとした。また、コーナ一部は
この大きさのパネルを二枚直角に接合したものを使用し
た。これらのパネルを用いて、外寸法で長さ4、IX幅
3.1×高さ1g+の長方形状に1段目の枠組みパネル
を作った。パネルの接合はボルト止めとした。
この枠組みパネルの下を長さ4.2X幅3.2mX深さ
約90cm掘削した後、1段目の枠組みパネルを地中に
沈めた。次に、1段目の枠組みパネルの上に同じパネル
をならべて、2段積み枠組みパネルを作り、さらに、そ
の枠組みパネル内を約1m掘削した後、この枠組みパネ
ルをI11地中に沈めた(枠組みパネル沈下深さ合計1
.9m)。
さらに、同様の手順で3段積み枠組みパネルを地中に沈
め、該枠組みパネルを地下室の側壁とした(枠組みパネ
ル沈下深さ合計2.7m )。
この3段積み枠組みパネルの下部を、さらに、約50c
m掘り、鉄筋を配置してコンクリートを打設して、地下
室の底版を作った。側壁と底版のジヨイント部には防水
シートを用い、側壁と底版の内側全面にはロックウール
にて断熱処理を行なった。
このようにして、約11m”の地下空間ができ、6畳の
部屋と階段がほぼ確保できる。木造家屋の基礎となる部
分のみHiiiiを敷き、部屋の天井は、デツキプレー
トとH形鋼を敷き詰めた上にコンクリートを打設した。
部屋内の内装と階段を取り付けて木造住宅の地下室を完
成した。
[発明の効果] 以上のように、本発明の地下室の簡易構築方法は、土留
め工事を必要とせず、また、据え付は工事に大型の重機
械を必要とせず、現場にて組み立てられるパネルを用い
て、工事の煩雑さを大幅に低減出来る。したがって、専
門の技術や技能をあまり必要とせず、簡便に、しかも、
安全に地下室の構築の作業を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図までは、本発明の地下室構築方法の手
順を示したものである0図は、斜視図であるが、地盤に
垂直な鉛直面で地盤とパネルを゛切った断面図でもある
。また、第8図は、本発明に用いるパネルの断面とパツ
キンとの関係の1例を示したものである。 符号 1:パネル、 2:地盤、 3:地盤の断面、4:掘削
した地盤面、5:パツキン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)掘削地面上でパネルを枠組みして枠組みパネルを作
    り、該枠組みパネルの内側から掘削して所定の深さまで
    該枠組みパネルを沈め、さらに、該枠組みパネルの空間
    内で地下室を設けることを特徴とする地下室の簡易構築
    方法。
JP1148466A 1989-06-13 1989-06-13 地下室の構築方法 Pending JPH0313630A (ja)

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JP1148466A JPH0313630A (ja) 1989-06-13 1989-06-13 地下室の構築方法

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JP1148466A JPH0313630A (ja) 1989-06-13 1989-06-13 地下室の構築方法

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JPH0313630A true JPH0313630A (ja) 1991-01-22

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ID=15453379

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JP1148466A Pending JPH0313630A (ja) 1989-06-13 1989-06-13 地下室の構築方法

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JP (1) JPH0313630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10138616B2 (en) * 2016-08-12 2018-11-27 Wuhan Zhihe Geotechnical Engineering Co., Ltd. Inverse construction method for deep, large and long pit assembling structure of suspension-type envelope enclosure

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10138616B2 (en) * 2016-08-12 2018-11-27 Wuhan Zhihe Geotechnical Engineering Co., Ltd. Inverse construction method for deep, large and long pit assembling structure of suspension-type envelope enclosure

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